JPH10174101A - 画像圧縮符号化および復号化装置、画像圧縮符号化および復号化方法 - Google Patents

画像圧縮符号化および復号化装置、画像圧縮符号化および復号化方法

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JPH10174101A
JPH10174101A JP33399596A JP33399596A JPH10174101A JP H10174101 A JPH10174101 A JP H10174101A JP 33399596 A JP33399596 A JP 33399596A JP 33399596 A JP33399596 A JP 33399596A JP H10174101 A JPH10174101 A JP H10174101A
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Yasumasa Kodama
安正 児玉
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Sony Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮画像データをスイッチングした後にデコ
ードしても画質が劣化することのない画像圧縮符号化お
よび復号化装置、画像圧縮符号化および復号化方法の提
供を目的とする。 【解決手段】 この画像圧縮符号化および復号化装置
は、入力画像データを圧縮処理するエンコーダー2と、
伝送された上記圧縮データを伸張処理するデコーダー8
−1,8−2とを備え、エンコーダー2における圧縮デ
ータの1GOPのデータ量が固定長になるように処理し
て伝送する1GOP固定長処理部3を設け、エンコーダ
ー2において1GOPが固定長の圧縮データを伸張処理
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ビデオサ
ーバーに用いて好適な画像圧縮符号化および復号化装
置、画像圧縮符号化および復号化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオテープレコーダー(VT
R)において、画像データを記録再生するときに、画像
データの容量が大きいため、生のデータをそのまま記録
して再生する際には、大量のビデオテープを必要として
いた。
【0003】また、画像データを蓄積または伝送するビ
デオサーバーにおいては、生のデータをそのまま蓄積ま
たは伝送することが考えられるが、画像データの容量が
大きいため、生のデータをそのまま蓄積または伝送する
と大容量のメモリーを必要とすることになる。しかし、
例えば、最も大きいハードディスクでさえも10分程度
しか記録できないので、生のデータをそのまま蓄積また
は伝送することは現実的でなかった。
【0004】そこで、これらの装置においては、画像デ
ータを圧縮処理するようにしていた。つまり、画像デー
タを圧縮して蓄積または伝送した後に伸張して再生する
ようにしていた。図6に、従来の画像圧縮符号化および
復号化装置のブロック図を示す。まず、この従来の画像
圧縮符号化および復号化装置の構成を説明する。この装
置は、画像データをベースバンドビデオ信号として再生
するVTR1と、VTR1で再生された画像データのベ
ースバンドビデオ信号をMPEG(Moving Pi
cture Experts Group)2を用いて
圧縮処理するエンコーダー2と、エンコーダー2で圧縮
処理された圧縮画像データのMPEGビットストリーム
をハードディスク等に蓄積して要求に応じて複数の系統
に圧縮画像データのMPEGビットストリームを供給す
るサーバー6と、サーバー6から供給された複数系統の
圧縮画像データのMPEGビットストリームを伸張処理
するデコーダー8−1,8−2と、デコーダー8−1,
8−2で伸張処理された複数系統の画像データのベース
バンドビデオ信号を切り替えて出力するラウター60
と、ラウター60により切り替えられた画像データのベ
ースバンドビデオ信号をMPEG2を用いて圧縮処理し
て圧縮画像データのMPEGビットストリームを出力す
るエンコーダー61とを有する。
【0005】ここで、エンコーダー2、61は、DCT
変換回路と、量子化回路と、可変長符号化回路と、バッ
ファとを有する。また、デコーダー8−1,8−2は、
バッファと、可変長復号化回路と、逆量子化回路と、D
CT逆変換回路とを有する。
【0006】このように構成された従来の画像圧縮符号
化および復号化装置の動作を以下に説明する。まず、V
TR1で再生された画像データとしてのベースバンドビ
デオ信号は、エンコーダー2に供給される。エンコーダ
ー2において、DCT変換回路は、画像データの空間面
の信号を周波数面の信号へ変換する。この変換は、演算
精度などにも依存するが、基本的に可逆な変換である。
このように変換された周波数面の信号は、量子化回路に
供給される。
【0007】量子化回路は、この周波数面の信号の振幅
を圧縮する。この量子化は、画像の情報量を減らすため
に行われる不可逆な変換である。この量子化は、上述し
たように、通常、低域を細かく、高域を粗く行われる。
この量子化は、量子化マトリクスで定義される。量子化
された周波数面の信号は、可変長符号化回路に供給され
る。可変長符号化回路は、量子化された周波数面の信号
を可逆な可変長符号に変換して情報の圧縮を行い、バッ
ファを介して圧縮データのMPEGビットストリームと
してサーバー6の各種媒体に転送する。
【0008】サーバー6において圧縮データのMPEG
ビットストリームは例えば複数のハードディスクドライ
ブ装置やVTR等の記録再生装置に記録される。そし
て、要求に応じて複数の記録再生装置に記録された圧縮
画像データのMPEGビットストリームが再生されて複
数の系統のデコーダー8−1,8−2にそれぞれ供給さ
れる。
【0009】次に、デコーダー8−1,8−2の動作を
説明する。圧縮データは、バッファを介して可変長復号
化回路に供給される。可変長復号化回路は、圧縮データ
を可変長復号化し、エンコーダーにおける量子化後の周
波数面の信号と同じ信号に変換する。この信号は逆量子
化回路に供給される。逆量子化回路は、エンコーダーに
おける量子化のときと同じ量子化マトリクスを使って、
逆の演算、つまり乗算を行う。この逆量子化によって、
エンコーダーにおけるDCT変換後の周波数面の信号と
同じ信号に量子化の誤差を加えた信号が得られる。逆量
子化された圧縮データはDCT逆変換回路に供給され
る。DCT逆変換回路は周波数面の信号を画像データの
空間面の信号へ変換する。
【0010】このようにして伸張処理が施された画像デ
ータのベースバンドビデオ信号は、ラウター60に供給
される。ラウター60において、伝送要求されている画
像データのベースバンドビデオ信号が切り替えられて出
力される。ラウター60で切り替えられた画像データの
ベースバンドビデオ信号はエンコーダー61に供給され
る。エンコーダー61において上述したと同様の画像圧
縮処理が施される。このようにして、画像圧縮データの
MPEGビットストリームが出力される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の画像
圧縮符号化および復号化装置では、エンコーダー2にお
いてMPEG2を用いて画像圧縮されたMPEGビット
ストリームは、数秒から数分というマクロ的に見れば固
定レートになっているが、MPEGビットストリームの
基本単位である1GOPで見ると可変長データである。
つまり、図7において示すように1GOP70、71、
72はIピクチャ,Bピクチャ,Pピクチャの15ピク
チャからなるが、画像が複雑である場合と簡単である場
合とでIピクチャ,Bピクチャ,Pピクチャの各ピクチ
ャのデータ量が異なるため、1GOP70、71、72
のデータ長が異なる。
【0012】このため、このようなMPEGビットスト
リームをサーバー6から複数系統出力して、ラウーター
60で切り替えて一本化しても、その後にデコーダー8
−1,8−2で復号する際にデコーダー8−1,8−2
内のバッファ(VBVバッファ:Video Buff
ering Verifier Buffer)がいず
れは図8Bに示すように1GOPの15ピクチャに対し
てバッファ開始点から終了点までに1GOPの残量△B
だけオーバーフローしたり、または図8Aに示すように
1GOPの15ピクチャに対してバッファ開始点から終
了点までに1GOPの残量△Bだけアンダーフローした
りしてバッファの残量が異なり以後のデコード処理が破
綻してしまう。その結果、オーバーフローのときはデコ
ードされた出力画像にノイズが発生したり時間軸がスキ
ップし、アンダーフローのときは画像がフリーズ(静
止)したりして、画質劣化を引き起こすという不都合が
あった。
【0013】そのため、切り替え等を行う場合には、図
6に示したように、このようなMPEGビットストリー
ムをサーバー6から複数系統出力して、各系統毎にデコ
ーダー8−1,8−2で復号した後にラウター60で切
り替えて一本化して、その後に再度エンコーダー61で
符号化する必要があり、そのためコストアップを招くと
いう不都合があった。
【0014】本発明は、かかる点を考慮してなされたも
のであり、圧縮画像データをスイッチングした後にデコ
ードしても画質が劣化することのない画像圧縮符号化お
よび復号化装置、画像圧縮符号化および復号化方法の提
供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の画像圧縮符号
化および復号化装置は、入力画像データをDCT変換
し、上記DCT変換された画像データを量子化し、上記
量子化された画像データを可変長符号化することによ
り、圧縮処理して圧縮データとして伝送する圧縮処理手
段と、伝送された上記圧縮データを可変長復号化し、上
記可変長復号化された圧縮データを逆量子化し、上記逆
量子化された圧縮データをDCT逆変換することによ
り、伸張処理する伸張処理手段とを備えた画像圧縮符号
化および復号化装置において、上記圧縮処理手段におけ
る上記圧縮データの1GOPのデータ量が固定長になる
ように処理して伝送する1GOP固定長処理部を設け、
上記伸張処理手段において1GOPが固定長の圧縮デー
タを伸張処理するようにしたものである。
【0016】また、この発明の画像圧縮符号化および復
号化方法は、入力画像データをDCT変換し、上記DC
T変換された画像データを量子化し、上記量子化された
画像データを可変長符号化することにより、圧縮処理し
て圧縮データとして伝送し、伝送された上記圧縮データ
を可変長復号化し、上記可変長復号化された圧縮データ
を逆量子化し、上記逆量子化された圧縮データをDCT
逆変換することにより、伸張処理する画像圧縮符号化お
よび復号化方法において、上記圧縮処理における上記圧
縮データの1GOPのデータ量が固定長になるように1
GOP固定長処理して伝送し、上記伸張処理において1
GOPが固定長の圧縮データを伸張処理するようにした
ものである。
【0017】この発明の画像圧縮符号化および復号化装
置によれば、以下の作用をする。まず、画像データは、
圧縮処理手段に供給される。圧縮処理手段において、動
き検出回路は画像データの動きベクトルを検出する。D
CT変換回路は、画像データの空間面の信号を周波数面
の信号へ変換する。
【0018】量子化回路は、この周波数面の信号の振幅
を圧縮する。この量子化は、画像の情報量を減らすため
に行われる不可逆な変換である。この量子化は、上述し
たように、通常、低域を細かく、高域を粗く行われる。
この量子化は、量子化マトリクスで定義される。量子化
された周波数面の信号は、可変長符号化回路に供給され
る。可変長符号化回路は、量子化された周波数面の信号
を可逆な可変長符号に変換して情報の圧縮を行い、圧縮
データとして各種媒体に転送する。
【0019】ここで、伸張処理手段における伸張処理が
破綻しないように、かつ、符号化レートの平均を一定レ
ートにするために、量子化定数を変化させることにより
符号量制御を行う。
【0020】また、1GOP固定長処理部において、圧
縮データの1GOPのデータ長が固定長になるように処
理される。GOP検出手段により圧縮データの1GOP
が検出され、1GOPが検出されるとスタッフ手段によ
り1GOPのデータ量が固定長になるようにダミーのス
タッフデータが1GOPの最後に挿入される。
【0021】このように1GOPが固定長処理された圧
縮データは複数の記録媒体に記録される。そして、要求
に応じて複数の記録媒体に記録された圧縮画像データが
再生されて、スイッチングされて要求に応じた圧縮画像
データが各系統の伸張処理手段にそれぞれ供給される。
圧縮画像データは各伸張処理において可変長復号化回路
に供給される。可変長復号化回路は、圧縮データを可変
長復号化し、圧縮処理手段における量子化後の周波数面
の信号と同じ信号に変換する。この信号は逆量子化回路
に供給される。逆量子化回路は、圧縮処理手段における
量子化のときと同じ量子化マトリクスを使って、逆の演
算、つまり乗算を行う。この逆量子化によって、圧縮処
理手段におけるDCT変換後の周波数面の信号と同じ信
号に量子化の誤差を加えた信号が得られる。逆量子化さ
れた圧縮データはDCT逆変換回路に供給される。DC
T逆変換回路は周波数面の信号を画像データの空間面の
信号へ変換する。DCT逆変換された信号は、出力画像
データとして出力される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本実施の形態について説明
する。図1に、本実施の形態の画像圧縮符号化および復
号化装置のブロック図を示す。図1に示す本実施の形態
の画像圧縮符号化および復号化装置は、テレビジョン放
送に用いる番組やCM(コマーシャル)の送出システム
を構成する。
【0023】図1に示す本実施の形態が図6に示した従
来例と対応する部分には同一の符号を付す。本実施の形
態が従来のものと異なる点は、エンコーダー2に圧縮デ
ータの1GOPの長さを固定長に処理する1GOP固定
長処理部3を設け、サーバー6から供給される複数系統
のMPEGビットストリームをラウター7で切り替えて
スイッチングした後にデコーダー8−1,8−2で復号
化するようにした点である。
【0024】まず、この画像圧縮符号化および復号化装
置の構成を説明する。この装置は、番組やCMの画像デ
ータをベースバンドビデオ信号として再生するVTR1
と、VTR1で再生された画像データのベースバンドビ
デオ信号をMPEG2を用いて圧縮処理するエンコーダ
ー2と、エンコーダー2で圧縮処理された圧縮画像デー
タのMPEGビットストリームをハードディスク等に蓄
積して送出スケジュールの要求に応じて複数の系統に圧
縮画像データのMPEGビットストリームを供給するサ
ーバー6と、サーバー6から供給された複数系統の圧縮
画像データのMPEGビットストリームをスイッチング
するビットストリームラウター7と、スイッチングされ
た複数系統の画像データのMPEGビットストリームを
伸張処理してベースバンド信号に変換するデコーダー8
−1,8−2とを有する。また、ビットストリームラウ
ター7を用いないで、サーバー6内で切り替えても良
い。
【0025】ここで、エンコーダー2は、本実施の形態
では、特に、1GOP固定長処理部3を設け、1GOP
固定長処理部3は、圧縮データの1GOPを検出するG
OP検出手段4と、1GOPのデータ量が固定長になる
ようにダミーのスタッフデータを挿入するスタッフ手段
5とを有する。
【0026】また、エンコーダー2は、図2に示すよう
に、動き検出回路20と、DCT変換回路21と、量子
化回路22と、可変長符号化回路23と、バッファ24
と、GOP検出手段4およびスタッフ手段5からなる1
GOP固定長処理部3と、比較回路25と、量子化定数
制御回路26とを有する。ここで、比較回路25には3
Mbpsの固定レートの参照データが供給されている
か、またはバッファ24および比較回路25には後述す
るデコーダー8−1,8−2側のVBVバッファ30の
データ量を参照可能に構成されている。
【0027】バッファ24を設けているのは、可変長符
号化された圧縮データ(DCT係数)などの情報は不規
則なレートで発生するが、これを3Mbpsの一定レー
トで出力するために一旦バッファ24に蓄積するためで
ある。また、このように、バッファ24および比較回路
25において、デコーダー8−1,8−2側のVBVバ
ッファ30のデータ量を参照しているのは、デコーダー
8−1,8−2側のVBVバッファ30がオーバーフロ
ーまたはアンダーフローしないようにして、データ量を
コントロールして量子化を行い、1GOPを固定長にし
て、しかも一定のレートで圧縮データを出力するためで
ある。
【0028】DCT変換回路21は、入力画像の電気信
号をフーリエ変換により信号の周波数成分に分解して、
信号をいろいろな周波数成分の足し合わせによって構成
するように変換する機能を有する回路である。このよう
なDCT変換を行う理由は、以下の通りである。変換前
にランダムに分布していた画素値が変換後には、低周波
の方に大きな値が集中する。人間の視覚特性は、画像の
細かい部分には比較的鈍感であり、また速く動いている
ものの場合、多少ボケていても気づきにくいことが知ら
れている。従って、細かい絵柄のところは、多少情報量
を少なくしても人間の目には感じにくいことになる。そ
こで、これを利用して、絵柄の細かい、高周波の部分を
無くしてしまえば、情報量の圧縮を行うことができる。
これがDCT変換を行う理由である。
【0029】入力画像の動画像は、テレビジョン放送で
の転送レートで1秒間に30枚、映画で24枚の映像を
取り扱わなければならない。動画像の特徴は、時間的な
情報を持ち合わせていることである。言い換えると、1
枚1枚の映像がまったく異なるものではなく、似かよっ
ている部分を多く持っていることが特徴である。つま
り、動画像は、時間的な相関が高いので、画面間の時間
的相関関係を利用した圧縮が可能となる。この動きの情
報を動きベクトルといい、画面間で引き算を行うことに
より得られる。この差信号成分をDCT変換することに
より、扱うデータ量を少なくすることができる。この動
画像の性質をうまく利用した動画像圧縮方法がMPEG
である。
【0030】以下、MPEGの仕組みを説明する。MP
EGでは、符号化の最小単位をピクチャと呼び、3つの
タイプを規定している。Iピクチャは自分自身の情報だ
けで、1枚の映像を構成できるデータである。Pピクチ
ャとBピクチャは前後のIピクチャやPピクチャの情報
を利用することで、元の映像を再現できるデータで、P
ピクチャとBピクチャだけでは、完成した映像を構成で
きない。そこで、適当な間隔でIピクチャを入れること
で、ランダムなアクセスが可能となる。このような、ラ
ンダムアクセス可能な単位をGOPと呼び、およそ15
ピクチャで1GOPを構成する。このGOPを繰り返し
て複数連続することによりDCTの1シーケンスを構成
する。
【0031】ここで、Bピクチャの情報を用いて、符号
化時には、双方向予測といわれる動き補償が行われる。
具体的には、Iピクチャを過去の画面、Pピクチャを未
来の画面とすると、IピクチャからPピクチャへの過去
の画面から未来の画面を予測する順方向予測だけでな
く、PピクチャからIピクチャへの未来の画面から過去
の画面を予測する逆方向予測の両面から、その中間の映
像Bピクチャを予測する方法を用いている。つまり、P
ピクチャからBピクチャへの未来再生画像から中間の映
像の逆方向予測と、IピクチャからBピクチャへの過去
再生画像から中間の映像の順方向予測とを行う。そのた
め、符号化、復号化は、IピクチャからPピクチャ、P
ピクチャからBピクチャの順に行われる。この順序は、
原画像の順序と、途中の処理での順序が異なっているこ
とになる。MPEGは、CD(コンパクト ディスク)
などの蓄積メディアに記録するための符号化規格として
検討されたものであるが、MPEG2では、現行のNT
SC方式のテレビジョン放送からHDTV(ハイビジョ
ン)などの次世代テレビジョン放送までを対象として検
討されている。
【0032】上述したGOPは、さらに階層(レイヤ)
に分割される。GOPは、上述したIピクチャ、Pピク
チャ、Bピクチャから構成される。1枚のピクチャは輝
度信号Yと2つの色差信号Cb,Crに分離して符号可
するコンポーネント符号化が行われる。ただし、色差信
号Cb,Crは輝度信号Yに比べて、水平、垂直とも1
/2にサブサンプリングされている。ピクチャはスライ
スから構成される。スライスは複数のマクロブロックか
ら構成される。マクロブロックは、隣接する4つの輝度
信号Yのブロックとそれに位置的に対応する1つの色差
信号Cbブロック,1つの色差信号Crブロックの計6
個のブロックである。この例では、符号化する最小単位
は8×8画素からなるブロックである。このブロックが
DCT変換を行う単位である。
【0033】量子化回路22は、DCT変換後の、絵柄
の細かい、高周波の部分を落とすための機能を有する回
路である。ここで、量子化とは、DCT変換されたそれ
ぞれの値をある値(除数)で割り算をし、余りを丸めて
しまう操作をする回路である。除数が大きいとほとんど
の値が0になり、圧縮率が高いことになる。言い換える
と、丸める部分が多くなるので、再生映像がボケた感じ
の強い映像になる。量子化マトリクスは、DCT変換後
のブロックの内の各画素に対して割り算を行う除数を配
置したテーブルである。
【0034】可変長符号化回路23は、ランレングス符
号化とハフマン符号化を用いて画像圧縮を行う機能を有
する回路である。ランレングス符号化は、量子化された
各画素の情報を1つ1つのものではなく、連続する同じ
状態をひとまとめにする方法である。例えば、0と1の
2値の状態を取り扱う場合には、最初に送るデータが0
か1かを記しておけば、次のデータはこれとは別の状態
になるので、この状態(ラン)がいくつ続くかを記すこ
とで符号化を行う。従って、ランレングス符号化では、
ランが長いほど圧縮率が高くなる。
【0035】また、ハフマン符号化は、例えば、0、
1、2、3の4種類の状態を取り扱う場合には、出現回
数の多いデータ0を1ビット0で、次に多いデータ1を
2ビット10で、出現回数の少ないデータ2と3をそれ
ぞれ3ビットの110、111で表現すると圧縮率を上
げることができる。このように、出現確率の高い状態に
少ないビット数を割り当てて、出現確率の低い状態に多
くのビット数を与えて符号化する方法を可変長符号化と
いう。
【0036】また他方の、デコーダー8−1,8−2
は、1GOPの各ピクチャの発生量のバラツキを吸収す
るVBVバッファー30と、可変長復号化回路31と、
逆量子化回路32と、DCT逆変換回路33と、動き補
償回路34と、フレームメモリ35、36とを有する。
【0037】VBVバッファー30は、1GOPのIピ
クチャ,Bピクチャ,Pピクチャの各ピクチャの発生量
にバラツキがあるので、ビデオ出力タイミングに同期し
て一定の時間で各ピクチャ毎に異なる読み出し量でMP
EGビットストリームを読み出す機能を有する。可変長
復号化回路31は、可変長符号化回路23において行わ
れた符号化に対して復号化を行う機能を有する回路であ
る。逆量子化回路32は、量子化回路22において行わ
れた量子化と逆の動作を行う機能を有する回路である。
DCT逆変換回路33は、DCT変換回路21において
行われたDCT変換と逆の動作を行う機能を有する回路
である。動き補償回路34は、フレームメモリ35、3
6を用いてフレーム間で生じた動きを補正して動き補償
フレーム間予測を行う機能を有する。
【0038】このように構成された本実施の形態の画像
圧縮符号化および復号化装置の動作を以下に説明する。
まず、VTR1で再生された画像データとしてのベース
バンドビデオ信号は、エンコーダー2に供給される。エ
ンコーダー2において、動き検出回路20は画像データ
の動きベクトルを検出する。DCT変換回路21は、画
像データの空間面の信号を周波数面の信号へ変換する。
この変換は、演算精度などにも依存するが、基本的に可
逆な変換である。このように変換された周波数面の信号
は、量子化回路に供給される。
【0039】量子化回路22は、この周波数面の信号の
振幅を圧縮する。この量子化は、画像の情報量を減らす
ために行われる不可逆な変換である。この量子化は、上
述したように、通常、低域を細かく、高域を粗く行われ
る。この量子化は、量子化マトリクスで定義される。量
子化された周波数面の信号は、可変長符号化回路23に
供給される。可変長符号化回路23は、量子化された周
波数面の信号を可逆な可変長符号に変換して情報の圧縮
を行い、バッファを介して圧縮データのMPEGビット
ストリームとしてサーバー6の各種媒体に転送する。
【0040】ここで、比較回路25の一方の入力端子に
3Mbpsの固定レートの参照データが供給されている
か、またはバッファ24にはデコーダー8−1,8−2
側のVBVバッファー30の残量を示すデータが供給さ
れていて、比較回路25の一方の入力端子にもデコーダ
ー8−1,8−2側のVBVバッファー30の残量を示
すデータが供給されている。比較回路25の他方の入力
端子にはバッファ24の符号量を示すデータが供給され
ている。比較回路25は、3Mbpsの固定レートの参
照データとバッファ24から出力される符号量とを比較
して、バッファ24から3Mbpsの固定レートで符号
化データが出力されるような比較出力を出力する。また
は、比較回路25は、デコーダー8−1,8−2側のV
BVバッファー30の残量とバッファ24の符号量とが
一致するまで比較出力を出力する。
【0041】比較出力は量子化定数制御回路26に供給
される。量子化定数制御回路26は、デコーダー8−
1,8−2側のVBVバッファー30がオーバーフロー
またはアンダーフローしないように、かつ、符号化レー
トの平均を一定レートにするために、バッファ24から
3Mbpsの固定レートで符号化データが出力されるよ
うな比較出力に応じて、または、バッファ24に蓄積さ
れる符号量の残量とデコーダー8−1,8−2側のVB
Vバッファー30の復号化量の残量との差分に応じて量
子化定数を変化させることにより符号量制御を行う。
【0042】また、1GOP固定長処理部3において、
圧縮データの1GOPのデータ長が固定長になるように
処理される。具体的には、図4に示すように、GOP検
出手段4により圧縮データの1GOP40、42、44
のデータ長が検出され、1GOP40、42、44が検
出されるとスタッフ手段5により1GOP40、42、
44のデータ量が固定長になるように各GOP40、4
2、44に対してダミーのスタッフデータ41、43、
45が1GOP40、42、44の最後に挿入される。
【0043】このように1GOPが固定長処理された圧
縮データはサーバー6に供給される。サーバー6におい
て圧縮データのMPEGビットストリームは例えば複数
のハードディスクドライブ装置やVTR等の記録再生装
置に記録される。そして、要求に応じて複数の記録再生
装置に記録された圧縮画像データのMPEGビットスト
リームが再生されてビットストリームラウター7に供給
される。ビットストリームラウター7によりスイッチン
グされて要求に応じた圧縮画像データのMPEGビット
ストリームが各系統のデコーダー8−1,8−2にそれ
ぞれ供給される。各デコーダー8−1,8−2において
画像伸張処理が施されて、ベースバンドビデオ信号がそ
れぞれ出力される。
【0044】まず、エンコーダー2の詳細な動作を説明
する。入力画像のデータは、動き検出回路20に供給さ
れる。動き検出回路20は画像データの動きベクトルを
検出する。動きベクトルが検出された画像データはDC
T変換回路21に供給される。DCT変換回路21は、
入力画像の空間面の信号を周波数面の信号へ変換する。
つまり、入力画像を水平、垂直とも8画素からなる8×
8小ブロックに分割し、各々のブロックに2次元のDC
Tを施すことにより8×8のDCT係数F(u,v)と
する。このDCT係数F(u,v)に対応する基底画像
は8×8の画像ブロックであり、64個の基底ベクトル
の線形結合で表現される。この基底ベクトルは、フーリ
エ変換されたいろいろな周波数の信号に対応する。これ
らのいろいろな周波数の信号を足し合わせた信号が基底
画像に対応する。
【0045】基底画像は左から右へより高周波の水平周
波数成分、上から下へより高周波の垂直周波数成分を含
む。F(0,0)は、直流成分の係数を表し、F(u,
v)はu,vが大きくなるほど高周波成分に相当する基
底画像の変換係数に対応する。このような基底画像は、
いずれの8×8の画素ブロックにおいても、直流成分を
中心とする低周波数領域に集中的に分布する。こうし
て、高周波の部分を無くしてしまうことにより、情報量
の圧縮を行うことができる。このブロックの画素の大き
さは、この例では8画素としたが、変換効率から8〜1
6に設定しても良い。画素が大きくなるほど一度に変換
する効率は向上するが、飽和傾向を示すことと、演算規
模の増大に伴って装置規模が大きくなるという条件があ
る。この変換は、演算精度などにも依存するが、基本的
に可逆な変換である。このように変換された周波数面の
信号は、量子化回路22に供給される。
【0046】量子化回路22は、この周波数面の信号の
振幅を圧縮する。この量子化は、画像の情報量を減らす
ために行われる不可逆な変換である。この量子化は、上
述したように、通常、低域(L)を細かく、高域(H)
を粗く行われる。この量子化は、量子化マトリクスで定
義される。以下、量子化の動作を具体的に説明する。
【0047】上述したように、DCT変換された結果は
DCT係数となる。8×8=64個のDCT係数をその
まま転送・蓄積するのでは高い圧縮率を上げることはで
きない。そこで、DCT係数の量子化を行うのである。
このDCT係数の量子化について説明する。DCT係数
は、その位置に応じた除数を用いて量子化が行われる。
例えば、量子化マトリクスの左上は直流(DC)係数成
分、右下は最も高い周波数(AC)係数成分である。
【0048】ここで、c(u,v)を位置(u,v)の
DCT係数、m(u,v)を位置(u,v)の量子化マ
トリクスの値、qを量子化スケールファクタ、i(u,
v)を量子化されたDCT係数値、//を四捨五入によ
る整数化除算とすると、
【0049】
【数1】i(u,v)=4*c(u,v)//(q*m
(u,v)) となる。
【0050】このような、DCT係数の位置(u,v)
に応じた除数を与える量子化マトリクスは、画像特性、
出力特性などに応じて最適化させて選ぶことができる。
ここで、本実施の形態では、特に、比較回路25におい
て、3Mbpsの固定レートの参照データを参照し、ま
たは、デコーダー8−1,8−2側のVBVバッファ3
0のデータ量を参照し、デコーダー8−1,8−2側の
VBVバッファ30がオーバーフローまたはアンダーフ
ローしないようにして、量子化定数制御回路26におい
て、量子化定数としてのこの量子化スケールファクタq
の値を変化させることにより、量子化符号量の制御を行
うようにする。
【0051】この場合、エンコーダー2から転送される
MPEGビットストリームの転送レートは、3Mbps
の固定レートとデコーダー8−1,8−2側のVBVバ
ッファ30のデータ量を共に参照して、バッファ24の
残量と3Mbpsの転送レートの情報とを用いて比較出
力を出力して、デコーダー8−1,8−2側のVBVバ
ッファ30がオーバーフローまたはアンダーフローしな
いようにして、量子化定数制御回路26において、量子
化定数としてのこの量子化スケールファクタqの値を変
化させることにより、量子化符号量の制御を行うように
してもよい。
【0052】量子化された周波数面の信号は、可変長符
号化回路23に供給される。可変長符号化回路23は、
量子化された周波数面の信号を可逆な可変長符号に変換
して情報の圧縮を行う。
【0053】量子化されたDCT係数を可変長符号化す
るときに、DC係数とAC係数では統計的性質が異なる
ため、それぞれに適した符号化を行う。まず、DC係数
の符号化を説明する。DC係数は単独ではさまざまな値
をとるが、自然画像の場合、隣接するブロックのDC成
分は互いに近い値をとるという性質がある。この性質を
利用して、DC係数については直前のブロックのDC係
数との差分をハフマン符号化することにより、値0や小
さな値の発生する確率を大きくすることができる。従っ
て、差分0に最も近い符号を割り当てることにより、効
率よく符号化を行うことができる。
【0054】次に、AC成分の符号化を説明する。AC
係数は量子化を行うことにより値0の発生確率が高くな
る。従って、0の連続する個数(ラン長)と非0の係数
の組み合わせをハフマン符号化することにより、効率的
な符号化を行うことができる。AC係数は周波数の低い
方から高い方へとジグザグにスキャンを行い符号化す
る。
【0055】このようにして可変長符号化された情報は
バッファ24に一旦蓄積されて、一定レートで転送され
る。ここで、本実施の形態では、特に、1GOP固定長
処理部3において、バッファ24から出力される圧縮デ
ータの1GOPのデータ長が固定長になるように処理さ
れる。具体的には、図4に示すように、GOP検出手段
4により圧縮データの各1GOP40、42、44が検
出される。1GOP40、42、44が検出されると、
スタッフ手段5により各1GOP40、42、44のデ
ータ量が固定長になるようにダミーのスタッフデータ4
1、43、45が1GOP40、42、44の最後に挿
入される。
【0056】つまり、スタッフ前の第1の1GOP40
のIピクチャ,Bピクチャ,Pピクチャ・・・からなる
15ピクチャは比較的長いので比較的短いスタッフデー
タ41を1GOP40の最後に挿入する。スタッフ前の
第2の1GOP42のIピクチャ,Bピクチャ,Pピク
チャ・・・からなる15ピクチャは比較的短いので比較
的長いスタッフデータ43を1GOP42の最後に挿入
する。スタッフ前の第3の1GOP44のIピクチャ,
Bピクチャ,Pピクチャ・・・からなる15ピクチャは
比較的長いので比較的短いスタッフデータ45を1GO
P44の最後に挿入する。このようにして、すべての1
GOPのデータ長を固定長に処理する。このように、1
GOP40、42、44のデータ長を固定長にする処理
は、10秒から1分間で行われる。エンコーダー2から
転送されるMPEGビットストリームの転送レートは、
3Mbpsで一定レートとなる。
【0057】このように1GOPのデータ長が固定長に
処理された圧縮データはサーバー6の各種媒体に転送さ
れる。ここで、転送されるデータは、ヘッダー情報S
h、制御情報Ssおよび符号化された圧縮データScで
ある。
【0058】次に、デコーダー8−1,8−2の詳細な
動作を説明する。圧縮データは、VBVバッファ30に
供給される。図5に示すように1GOPの15ピクチャ
に対してバッファ開始点と終了点とで一致するためオー
バーフローまたはアンダーフローしたりする1GOPの
残量△Bはゼロになる。つまり、1GOPのデータ量が
固定なので、1GOPの15ピクチャに対してバッファ
開始点と終了点は同じになる。これにより、任意のGO
Pの位置でMPEGビットストリームを切り替えてもバ
ッファ30が破綻しなくなる。このため、以後のデコー
ド処理が破綻するようなことはない。
【0059】これにより、ビットストリームラウター7
と、デコーダー8−1,8−2との間に変復調器等の伝
送系を挿入してディジタル放送システムを拡張すること
が可能となる。また、各チャンネル毎にエンコーダーを
用意する必要がなくなるので、構成が簡単になり、コス
ト面でのメリットも向上する。
【0060】ここで、VBVバッファの容量は、MPE
Gで規定するMP(メインプロファイル)とML(メイ
ンレベル)では、1.75Mbitsと規定されてい
る。図5において、太線の傾きは、MPEGビットスト
リームの入力レートを示し、固定レートの場合傾きは一
定である。Iピクチャ,Bピクチャ,Pピクチャの各ピ
クチャをデコードするときに、VBVバッファ30から
データを引き出すので、その残量が減る。また、データ
の読み出しによる引き抜きは理想的には瞬間的に行われ
ることになっている。一般的には、Iピクチャ,Bピク
チャ,Pピクチャの順にデータ量が多い。残量が最大
(VBV Size)に達した時をオーバーフローした
といい、入力データが破棄されるので画像がスキップし
たり、ノイズを発生したりする。反対にがゼロになった
時をアンダーフローといい、1ピクチャ分の有効データ
が入力されるまで前ピクチャが出力され続けるので、画
像がフリーズした状態になる。
【0061】このように一定レートで、しかも1GOP
が固定長の圧縮データはVBVバッファ30を介して可
変長復号化回路31に供給される。可変長復号化回路3
1は、圧縮データを可変長復号化し、エンコーダー2に
おける量子化後の周波数面の信号と同じ信号に変換す
る。この信号は逆量子化回路32に供給される。逆量子
化回路32は、エンコーダー2における量子化のときと
同じ量子化マトリクスを使って、逆の演算、つまり乗算
を行う。この逆量子化によって、エンコーダー2におけ
るDCT変換後の周波数面の信号と同じ信号に量子化の
誤差を加えた信号が得られる。逆量子化された圧縮デー
タはDCT逆変換回路33に供給される。DCT逆変換
回路33は周波数面の信号を画像データの空間面の信号
へ変換する。DCT逆変換された信号は、動き補償回路
34に供給される。動き補償回路34は、フレームメモ
リ35、36を用いてフレーム間で生じた動きを補正し
て動き補償フレーム間予測を行う。このようにして伸張
処理が施された画像データのベースバンドビデオ信号が
出力される。
【0062】この実施の形態の画像圧縮符号化および復
号化装置は、入力画像データをDCT変換し、上記DC
T変換された画像データを量子化し、上記量子化された
画像データを可変長符号化することにより、圧縮処理し
て圧縮データとして伝送する圧縮処理手段としてのエン
コーダー2と、伝送された上記圧縮データを可変長復号
化し、上記可変長復号化された圧縮データを逆量子化
し、上記逆量子化された圧縮データをDCT逆変換する
ことにより、伸張処理する伸張処理手段としてのデコー
ダー8−1,8−2とを備えた画像圧縮符号化および復
号化装置において、上記圧縮処理手段における上記圧縮
データの1GOPのデータ量が固定長になるように処理
して伝送する1GOP固定長処理部を設け、上記伸張処
理手段において1GOPが固定長の圧縮データを伸張処
理するようにしたので、圧縮処理手段から伸張処理手段
へ転送する画像圧縮データの1GOPを固定長にするこ
とができるため、MPEGビットストリームをスイッチ
ングした後にデコードしても画質が劣化することがな
く、画像の品質を向上させることができる。また、画像
圧縮データのMPEGビットストリームを直接スイッチ
ングすることができるので、従来のようにスイッチング
の前にスイッチングのためにのみ用いる複数系統のデコ
ーダーを設ける必要がなく、構成が簡単でコストを低下
させることができる。また、ディジタル放送システムで
は、従来は複数系統でデコードしてスイッチングした後
にスイッチングした信号を1本化するために再度エンコ
ードする必要があったが、このような再エンコードが必
要なくなり、構成が簡単でコストを低下させることがで
きる。
【0063】また、この実施の形態の画像圧縮符号化お
よび復号化装置は、上述において、上記1GOP固定長
処理部3は、上記圧縮データの1GOPを検出するGO
P検出手段4と、上記1GOPのデータ量が固定長にな
るようにダミーのスタッフデータを挿入するスタッフ手
段5とを有するので、圧縮データの1GOP毎にスタッ
フデータを挿入して、圧縮処理手段としてのエンコーダ
ー2から伸張処理手段としてのデコーダー8−1,8−
2へ転送する画像圧縮データの1GOPを固定長にする
ことができるため、伸張処理手段としてのデコーダー8
−1,8−2において伸張処理が破綻することなく、転
送する画像データの画質を向上させることができる。
【0064】また、この実施の形態の画像圧縮符号化お
よび復号化装置は、上述において、上記1GOP固定長
処理部により1GOPのデータ量が固定長になるように
処理されたビットストリームを複数の伝送系に切り替え
る切り替え手段としてのビットストリームルーター7を
設け、上記切り替え手段としてのビットストリームルー
ター7により切り替えられて伝送されたビットストリー
ムを上記伸張処理手段としてのデコーダー8−1,8−
2において伸張処理するようにしたので、画像圧縮デー
タのMPEGビットストリームを直接スイッチングする
ことができるので、従来のようにスイッチングの前にス
イッチングのためにのみ用いる複数系統のデコーダーを
設ける必要がなく、構成が簡単でコストを低下させるこ
とができる。また、スイッチングとデコーダーとの間に
変復調器等の伝送系を挿入することもでき、ディジタル
放送システムを容易に拡張することができる。
【0065】また、この実施の形態の画像圧縮符号化お
よび復号化方法は、入力画像データをDCT変換し、上
記DCT変換された画像データを量子化し、上記量子化
された画像データを可変長符号化することにより、エン
コーダー2により圧縮処理して圧縮データとして伝送
し、伝送された上記圧縮データを可変長復号化し、上記
可変長復号化された圧縮データを逆量子化し、上記逆量
子化された圧縮データをDCT逆変換することにより、
デコーダー8−1,8−2により伸張処理する画像圧縮
符号化および復号化方法において、上記圧縮処理におけ
る上記圧縮データの1GOPのデータ量が固定長になる
ように1GOP固定長処理して伝送し、上記伸張処理に
おいて1GOPが固定長の圧縮データを伸張処理するよ
うにしたので、圧縮処理した後に転送して伸張処理する
際に、画像圧縮データの1GOPを固定長にすることが
できるため、MPEGビットストリームをスイッチング
した後にデコードしても画質が劣化することがなく、画
像の品質を向上させることができる。また、画像圧縮デ
ータのMPEGビットストリームを直接スイッチングす
ることができるので、従来のようにスイッチングの前に
スイッチングのためにのみ用いる複数系統のデコード処
理を行う必要がなく、処理が簡単でコストを低下させる
ことができる。また、ディジタル放送システムでは、従
来は複数系統でデコード処理してスイッチングした後に
スイッチングした信号を1本化するために再度エンコー
ド処理する必要があったが、このような再エンコード処
理が必要なくなり、処理が簡単でコストを低下させるこ
とができる。
【0066】また、この実施の形態の画像圧縮符号化お
よび復号化方法は、上記1GOP固定長処理部3による
1GOP固定長処理は、上記GOP検出手段4により圧
縮データの1GOPを検出し、上記スタッフ手段5によ
り1GOPのデータ量が固定長になるようにダミーのス
タッフデータを挿入するようにしたので、圧縮データの
1GOP毎にスタッフデータを挿入して、圧縮処理をし
た後に転送して伸張処理する際に画像圧縮データの1G
OPを固定長にすることができるため、伸張処理が破綻
することなく、転送する画像データの画質を向上させる
ことができる。
【0067】また、この実施の形態の画像圧縮符号化お
よび復号化方法は、上記1GOP固定長処理により1G
OPのデータ量が固定長になるように処理されたビット
ストリームをビットストリームルーター7により複数の
伝送系に切り替え、切り替えられて伝送されたビットス
トリームを伸張処理するようにしたので、画像圧縮デー
タのMPEGビットストリームを直接スイッチングする
ことができるので、従来のようにスイッチングの前にス
イッチングのために用いる複数系統のデコード処理を行
う必要がなく、処理が簡単でコストを低下させることが
できる。また、スイッチング処理とデコード処理との間
に変復調処理等の伝送系処理を挿入することもでき、デ
ィジタル放送システムを容易に拡張することができる。
【0068】また、上述した本実施の形態では、1GO
Pのデータ長を固定にして、1GOP単位でスイッチン
グする例を示したが、第1のGOPのデータ長が短く
て、これに続く第2のGOPのデータ長が長いときなど
は、第1のGOPおよび第2のGOPの2GOPのデー
タ長を固定長にするようにスタッフを行い、2GOPを
単位として、スイッチングを行うようにしても良い。
【0069】また、上述した本実施の形態では、エンコ
ーダー2において、バッファ24から出力される符号量
を3MbpsまたはVBVバッファ30の残量と比較し
て、リアルタイムでバッファ24から出力される符号量
を3Mbpsの固定レートにすると共に、1GOPのデ
ータ長を固定にして、VBVバッファが破綻しないよう
にした例を示したが、このエンコーダー2を1パスまた
は2パスした符号化データデータの発生量を元に最大の
GOPのデータ長を検出して、このデータ長を基準とし
て、他のGOPにスタッフを行うようにしても良い。
【0070】
【発明の効果】この発明の画像圧縮符号化および復号化
装置は、入力画像データをDCT変換し、上記DCT変
換された画像データを量子化し、上記量子化された画像
データを可変長符号化することにより、圧縮処理して圧
縮データとして伝送する圧縮処理手段と、伝送された上
記圧縮データを可変長復号化し、上記可変長復号化され
た圧縮データを逆量子化し、上記逆量子化された圧縮デ
ータをDCT逆変換することにより、伸張処理する伸張
処理手段とを備えた画像圧縮符号化および復号化装置に
おいて、上記圧縮処理手段における上記圧縮データの1
GOPのデータ量が固定長になるように処理して伝送す
る1GOP固定長処理部を設け、上記伸張処理手段にお
いて1GOPが固定長の圧縮データを伸張処理するよう
にしたので、圧縮処理手段から伸張処理手段へ転送する
画像圧縮データの1GOPを固定長にすることができる
ため、MPEGビットストリームをスイッチングした後
にデコードしても画質が劣化することがなく、画像の品
質を向上させることができる。また、画像圧縮データの
MPEGビットストリームを直接スイッチングすること
ができるので、従来のようにスイッチングの前にスイッ
チングのためにのみ用いる複数系統のデコーダーを設け
る必要がなく、構成が簡単でコストを低下させることが
できる。また、ディジタル放送システムでは、従来は複
数系統でデコードしてスイッチングした後にスイッチン
グした信号を1本化するために再度エンコードする必要
があったが、このような再エンコードが必要なくなり、
構成が簡単でコストを低下させることができるという効
果を奏する。
【0071】また、この発明の画像圧縮符号化および復
号化装置は、上述において、上記1GOP固定長処理部
は、上記圧縮データの1GOPを検出するGOP検出手
段と、上記1GOPのデータ量が固定長になるようにダ
ミーのスタッフデータを挿入するスタッフ手段とを有す
るので、圧縮データの1GOP毎にスタッフデータを挿
入して、圧縮処理手段から伸張処理手段へ転送する画像
圧縮データの1GOPを固定長にすることができるた
め、伸張処理手段において伸張処理が破綻することな
く、転送する画像データの画質を向上させることができ
るという効果を奏する。
【0072】また、この発明の画像圧縮符号化および復
号化装置は、上述において、上記1GOP固定長処理部
により1GOPのデータ量が固定長になるように処理さ
れたビットストリームを複数の伝送系に切り替える切り
替え手段を設け、上記切り替え手段により切り替えられ
て伝送されたビットストリームを上記伸張処理手段にお
いて伸張処理するようにしたので、画像圧縮データのM
PEGビットストリームを直接スイッチングすることが
できるので、従来のようにスイッチングの前にスイッチ
ングのために用いる複数系統のデコーダーを設ける必要
がなく、構成が簡単でコストを低下させることができ
る。また、スイッチングとデコーダーとの間に変復調器
等の伝送系を挿入することもでき、ディジタル放送シス
テムを容易に拡張することができるという効果を奏す
る。
【0073】また、この発明の画像圧縮符号化および復
号化方法は、入力画像データをDCT変換し、上記DC
T変換された画像データを量子化し、上記量子化された
画像データを可変長符号化することにより、圧縮処理し
て圧縮データとして伝送し、伝送された上記圧縮データ
を可変長復号化し、上記可変長復号化された圧縮データ
を逆量子化し、上記逆量子化された圧縮データをDCT
逆変換することにより、伸張処理する画像圧縮符号化お
よび復号化方法において、上記圧縮処理における上記圧
縮データの1GOPのデータ量が固定長になるように1
GOP固定長処理して伝送し、上記伸張処理において1
GOPが固定長の圧縮データを伸張処理するようにした
ので、圧縮処理した後に転送して伸張処理する際に、画
像圧縮データの1GOPを固定長にすることができるた
め、MPEGビットストリームをスイッチングした後に
デコードしても画質が劣化することがなく、画像の品質
を向上させることができる。また、画像圧縮データのM
PEGビットストリームを直接スイッチングすることが
できるので、従来のようにスイッチングの前にスイッチ
ングのためにのみ用いる複数系統のデコード処理を行う
必要がなく、処理が簡単でコストを低下させることがで
きる。また、ディジタル放送システムでは、従来は複数
系統でデコード処理してスイッチングした後にスイッチ
ングした信号を1本化するために再度エンコード処理す
る必要があったが、このような再エンコード処理が必要
なくなり、処理が簡単でコストを低下させることができ
るという効果を奏する。
【0074】また、この発明の画像圧縮符号化および復
号化方法は、上記1GOP固定長処理は、上記圧縮デー
タの1GOPを検出し、上記1GOPのデータ量が固定
長になるようにダミーのスタッフデータを挿入するよう
にしたので、圧縮データの1GOP毎にスタッフデータ
を挿入して、圧縮処理をした後に転送して伸張処理する
際に画像圧縮データの1GOPを固定長にすることがで
きるため、伸張処理が破綻することなく、転送する画像
データの画質を向上させることができるという効果を奏
する。
【0075】また、この発明の画像圧縮符号化および復
号化方法は、上記1GOP固定長処理により1GOPの
データ量が固定長になるように処理されたビットストリ
ームを複数の伝送系に切り替え、切り替えられて伝送さ
れたビットストリームを伸張処理するようにしたので、
画像圧縮データのMPEGビットストリームを直接スイ
ッチングすることができるので、従来のようにスイッチ
ングの前にスイッチングのためにのみ用いる複数系統の
デコード処理を行う必要がなく、処理が簡単でコストを
低下させることができる。また、スイッチング処理とデ
コード処理との間に変復調処理等の伝送系処理を挿入す
ることもでき、ディジタル放送システムを容易に拡張す
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の画像圧縮符号化および復号化装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の画像圧縮符号化および復号化装置の
エンコーダーの構成を示すブロック図である。
【図3】本実施例の画像圧縮符号化および復号化装置の
デコーダーの構成を示すブロック図である。
【図4】本実施例の画像圧縮符号化および復号化装置の
エンコーダーのMPEGビットストリームを示すブロッ
ク図である。
【図5】本実施例の画像圧縮符号化および復号化装置の
デコーダーのVBVバッファの残量を示す図である。
【図6】従来の画像圧縮符号化および復号化装置の構成
を示すブロック図である。
【図7】従来の画像圧縮符号化および復号化装置のエン
コーダーのMPEGビットストリームを示すブロック図
である。
【図8】従来の画像圧縮符号化および復号化装置のデコ
ーダーのVBVバッファの残量を示す図であり、図8A
はアンダーフローを示し、図8Bはオーバーフローを示
す図である。
【符号の説明】
1 VTR、2 エンコーダー、3 1GOP固定長処
理部、4 GOP検出手段、5 スタッフ手段、6 サ
ーバー、7 ビットストリームラウター、8−1,8−
2 デコーダー、20 動き検出回路、21 DCT変
換回路、22量子化回路、23 可変長符号化回路、2
4 バッファ、25 比較回路、26量子化定数制御回
路、30 VBVバッファ、31 可変長復号化回路、
32逆量子化回路、33 逆DCT変換回路、34 動
き補償回路、35、36フレームメモリ、40 第1の
GOP、41 スタッフデータ、42 第2のGO、4
3 スタッフデータ、44 第3のGOP、45 スタ
ッフデータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像データをDCT(ディスクリー
    ト・コサイン・トランスフォーム)変換し、上記DCT
    変換された画像データを量子化し、上記量子化された画
    像データを可変長符号化することにより、圧縮処理して
    圧縮データとして伝送する圧縮処理手段と、 伝送された上記圧縮データを可変長復号化し、上記可変
    長復号化された圧縮データを逆量子化し、上記逆量子化
    された圧縮データをDCT逆変換することにより、伸張
    処理する伸張処理手段とを備えた画像圧縮符号化および
    復号化装置において、 上記圧縮処理手段における上記圧縮データの1GOP
    (グループ・オブ・ピクチャ)のデータ量が固定長にな
    るように処理して伝送する1GOP固定長処理部を設
    け、 上記伸張処理手段において1GOPが固定長の圧縮デー
    タを伸張処理するようにしたことを特徴とする画像圧縮
    符号化および復号化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像圧縮符号化および復
    号化装置において、 上記1GOP固定長処理部は、上記圧縮データの1GO
    Pを検出するGOP検出手段と、 上記1GOPのデータ量が固定長になるようにダミーの
    スタッフデータを挿入するスタッフ手段とを有すること
    を特徴とする画像圧縮符号化および復号化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像圧縮符号化および復
    号化装置において、 上記1GOP固定長処理部により1GOPのデータ量が
    固定長になるように処理されたビットストリームを複数
    の伝送系に切り替える切り替え手段を設け、 上記切り替え手段により切り替えられて伝送されたビッ
    トストリームを上記伸張処理手段において伸張処理する
    ようにしたことを特徴とする画像圧縮符号化および復号
    化装置。
  4. 【請求項4】 入力画像データをDCT変換し、上記D
    CT変換された画像データを量子化し、上記量子化され
    た画像データを可変長符号化することにより、圧縮処理
    して圧縮データとして伝送し、 伝送された上記圧縮データを可変長復号化し、上記可変
    長復号化された圧縮データを逆量子化し、上記逆量子化
    された圧縮データをDCT逆変換することにより、伸張
    処理する画像圧縮符号化および復号化方法において、 上記圧縮処理における上記圧縮データの1GOPのデー
    タ量が固定長になるように1GOP固定長処理して伝送
    し、 上記伸張処理において1GOPが固定長の圧縮データを
    伸張処理するようにしたことを特徴とする画像圧縮符号
    化および復号化方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の画像圧縮符号化および復
    号化方法において、 上記1GOP固定長処理は、上記圧縮データの1GOP
    を検出し、 上記1GOPのデータ量が固定長になるようにダミーの
    スタッフデータを挿入するようにしたことを特徴とする
    画像圧縮符号化および復号化方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の画像圧縮符号化および復
    号化方法において、 上記1GOP固定長処理により1GOPのデータ量が固
    定長になるように処理されたビットストリームを複数の
    伝送系に切り替え、 切り替えられて伝送されたビットストリームを伸張処理
    するようにしたことを特徴とする画像圧縮符号化および
    復号化方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6717535B2 (en) 2001-05-11 2004-04-06 Nec Corporation System and method for preventing input of variable length codes from being interrupted
JP2008124931A (ja) * 2006-11-14 2008-05-29 Sakura Eiki Kk データ変換装置、データ変換プログラムおよびデータ変換方法、ならびに、データ復号装置

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