JP2699901B2 - 宇宙ロボット - Google Patents

宇宙ロボット

Info

Publication number
JP2699901B2
JP2699901B2 JP7002318A JP231895A JP2699901B2 JP 2699901 B2 JP2699901 B2 JP 2699901B2 JP 7002318 A JP7002318 A JP 7002318A JP 231895 A JP231895 A JP 231895A JP 2699901 B2 JP2699901 B2 JP 2699901B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
unit
support unit
antenna
work support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7002318A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08192379A (ja
Inventor
春樹 綾田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP7002318A priority Critical patent/JP2699901B2/ja
Publication of JPH08192379A publication Critical patent/JPH08192379A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2699901B2 publication Critical patent/JP2699901B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は宇宙ロボットに関し、特
に作業性向上を図った宇宙ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、人工衛星等の宇宙航行体の修理・
メンテナンス等を行う役割を持ち、宇宙空間を自由に飛
行する宇宙ロボットは宇宙航行体としての機能とロボッ
トとしての機能とを有していた。
【0003】図2は従来の宇宙ロボットの一例の斜視図
である。従来の宇宙ロボットは、作業用ロボットアーム
50と、視覚センサ51と、宇宙ロボットの航法誘導を
行う航法誘導装置(不図示)と、宇宙ロボットのデータ
を地上局へ伝送し、かつ地上局からの指令を受信する通
信装置(不図示)と、地上局とデータ伝送するためのパ
ラボラアンテナ52と、電源電力を生成する電力生成装
置(不図示)と、電力生成のための太陽エネルギーを収
集する太陽電池パドル53とを有していた。
【0004】そして、通信装置で受信した地上局からの
指令に基づいてロボットアーム50を操作し、他の人工
衛星の修理等を行っていた。
【0005】また、(1)特開平1−185408号公
報に、水力発電所の管内点検作業を行うロボットを前処
理ユニットと、測定ユニットと、電源ユニットとに分け
てそれぞれ台車に搭載することにより、小径管の管内点
検を自動化することを可能とした技術が開示されてい
る。
【0006】(2)実開平4−102004号公報に、
水中用清掃ロボットを複数の傾斜センサを有するロボッ
ト本体と、このロボット本体とは別個に設けられ、この
ロボットの姿勢を制御する外部装置とで構成することに
より、ロボットが清掃時に横転するのを防止した技術が
開示されている。
【0007】(3)特開平4−331084号公報に、
マニュピュレータの外乱を算出し、そのデータを用いて
3軸モーメンタムホイールを制御することにより、マニ
ュピュレータの構造に依存することなく本体の姿勢を保
持させるようにした宇宙ロボットが開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の宇宙ロ
ボットは、宇宙ロボットの視覚センサデータ、ロボット
アーム関節角データ等の多量のデータを地上局に伝送す
るために、指向性のアンテナを装備しなければならなか
った。この指向性のアンテナは、たとえばパラボラ型の
ような大型アンテナであり、かつアンテナを指向させる
ためのポインティング制御装置およびポインティングメ
カニズムを装備するため、宇宙ロボットが作業対象の宇
宙航行体に接近し、あるいは接合し、狭い作業領域また
は指向を遮る作業領域において作業することが困難であ
った。
【0009】また、宇宙ロボットの姿勢は任意の姿勢を
取り、かつ動作が俊敏であることを要求されるため、ア
ンテナを指向させるためのポインティング制御装置およ
びポインティングメカニズムが複雑となり、また、アン
テナ駆動の反力が宇宙ロボットの姿勢に悪い影響を及ぼ
すという問題点があった。
【0010】さらに、宇宙ロボットの電力は太陽電池パ
ドルによって生成されるため、この太陽電池パドルを太
陽方向に指向させなければならず、したがってパラボラ
型アンテナと同様の問題点があった。
【0011】また、先行技術(1)は、前処理ユニッ
ト、測定ユニットおよび電源ユニットと制御装置との間
は光ファイバー動力複合ケーブルで接続され、ユニット
と制御装置間のデータ伝送は有線通信で行われるもので
あり、この通信を無線で行う技術は開示されていない。
【0012】また、先行技術(2)には、ロボット本体
用の電源を外部装置の電源より小容量で済ませる技術は
開示されていない。
【0013】また、先行技術(3)には、宇宙ロボット
を作業ユニットと作業支援ユニットとの2つに分ける技
術は開示されていない。
【0014】そこで本発明の目的は、狭い空間での作業
が容易で、かつ指向性アンテナおよび太陽電池パドルの
駆動による外乱の影響を受けずに作業させることが可能
な宇宙ロボットを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、作業ユニットと、前記作業ユニットとは独
立して設けられた作業支援ユニットとを含み、前記作業
ユニットは、作業用ロボットアームと、作業対象物を視
覚する視覚センサと、前記作業ユニットの航法誘導を行
う航法誘導制御装置と、前記作業支援ユニットとデータ
伝送を行う通信装置と、前記通信装置と前記作業支援ユ
ニット間にてデータ伝送するためのアンテナであり指向
性アンテナに比べ小型の無指向性アンテナと、前記作業
ユニットに電源を供給するバッテリとを有し、前記作業
支援ユニットは、前記作業ユニットと地上局間のデータ
伝送を中継する中継装置と、前記中継装置と前記作業ユ
ニットの通信装置間にてデータ伝送するための無指向性
アンテナと、前記中継装置と前記地上局間にてデータ伝
送するための指向性アンテナと、前記作業支援ユニット
に供給する電力を生成する電力生成装置とを有すること
を特徴とする。
【0016】
【作用】宇宙ロボットを作業ユニットと作業支援ユニッ
トとの2つに独立させ、これらのユニットを協調動作さ
せるようにする。そして実際の作業を行う作業ユニット
にはロボットアーム等作業に必要な最小限の機材を搭載
し、それ以外に必要な地球局との通信装置と電力生成装
置等は作業支援ユニットに搭載する。このように作業ユ
ニットに搭載する機材を減らすことにより、作業ユニッ
トを小形化することができ、かつ作業ユニットから外乱
発生の原因となる指向性アンテナと太陽電池パドルを除
去することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照しながら説明する。図1は本発明に係る宇宙ロボット
の一実施例の模式説明図である。また、同図(A)は作
業ユニットの模式説明図、同図(B)は作業支援ユニッ
トの模式説明図である。なお、従来例と同様な構成部分
には同一番号を付し、その説明を省略する。
【0018】宇宙ロボットは作業ユニット1と作業支援
ユニット11とからなる。
【0019】作業ユニット1は、作業用ロボットアーム
50と、作業対象物を視覚する視覚センサ51と、作業
ユニット1の航法誘導を行う航法誘導制御装置2と、作
業支援ユニット11とデータ伝送を行う通信装置3と、
この通信装置3用の無指向性アンテナ4と、作業ユニッ
ト1に電力を供給するバッテリ5とからなる。
【0020】作業支援ユニット11は、作業ユニット1
と地上局間のデータ伝送を中継する中継装置12と、作
業ユニット1とデータ伝送するための無指向性アンテナ
13と、地上局とデータ伝送するための指向性アンテナ
(本実施例ではパラボラ型アンテナ)52と、作業支援
ユニット11に供給する電力を生成する電力生成装置1
4と、電力生成のための太陽エネルギーを収集する太陽
電池パドル53と、作業支援ユニット11の姿勢軌道を
制御する姿勢軌道制御装置54とからなる。
【0021】この構成により、作業支援ユニット11
は、中継装置12によりパラボラ型アンテナ52を介し
て地上局とデータ伝送を行い、地上局からの指令に基づ
いて無指向性アンテナ13を介して作業ユニット1に作
業指令データを送信する。
【0022】一方、作業ユニット1は、作業支援ユニッ
ト11から送信された作業指令データを無指向性アンテ
ナ4を介して通信装置3で受信し、この作業指令データ
に基づいて視覚センサ51で作業対象物である他の宇宙
航行体の位置を確認しつつ作業用ロボットアーム50に
より作業を行う。また、作業ユニット1から作業支援ユ
ニット11に対して作業指令データに対する応答データ
が送信される。
【0023】このように作業ユニット1と作業支援ユニ
ット11とは協調動作を行い、これらユニット間の距離
は数mから十数mに保持される。さらに、作業支援ユニ
ット11は、作業ユニット1及び地上局との通信回線が
確保できる位置に制御される。このように、作業ユニッ
ト1と作業支援ユニット11間は近距離に保持されるた
め、これらの間で多量のデータ伝送を行う通信装置3と
して、例えば、UHF帯の近距離用無線機を用い、また
アンテナとして無指向性アンテナ4、例えばホイップア
ンテナを用いることができる。
【0024】また、作業支援ユニット11は電力生成装
置14と太陽電池パドル53とを備え、太陽電池パドル
53で収集した太陽エネルギーを電力生成装置14にて
電力に変換し、この電力を中継装置12および姿勢軌道
制御装置54に供給する。
【0025】一方、作業ユニット1はユニット内に備え
たバッテリ5により通信装置3と航法誘導制御装置2と
に電力を供給し、バッテリ5が放電した場合は作業支援
ユニット11と結合(ドッキング)して作業支援ユニッ
ト11から電力の供給を受ける。このように作業支援ユ
ニット11はバッテリ5を充電する機能も有している。
【0026】また、作業支援ユニット11は地上局から
の指令に基づいて姿勢軌道制御装置54により作業支援
ユニット11の姿勢制御を行い、作業ユニット1は地球
局からの指令に基づいて航法誘導制御装置2により作業
ユニット1の航法誘導を行う。
【0027】なお、指向性アンテナとしてはパラボラ型
アンテナの他、角錐または円錐型のホーン型アンテナを
用いてもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、宇宙ロボットを作業ユ
ニットと作業支援ユニットとに分離し、実際の作業を行
う作業ユニットにはパラボラ型アンテナや太陽電池パド
ルという大型部材を設けないよう構成したため、作業ユ
ニットの小形化を図ることができる。従って、狭い空間
で作業することおよび指向を遮断する作業領域で作業す
ることが可能となる。
【0029】さらに、作業ユニットの通信装置のアンテ
ナとして無指向性アンテナを用い、かつ電源としてバッ
テリを用いたので、指向性アンテナおよび太陽電池パド
ルの駆動によって発生する外乱はなく、このため作業ユ
ニットの姿勢制御を容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る宇宙ロボットの一実施例の模式説
明図である。
【図2】従来の宇宙ロボットの一例の斜視図である。
【符号の説明】
1 作業ユニット 2 航法誘導制御装置 3 通信装置 4,13 無指向性アンテナ 5 バッテリ 11 作業支援ユニット 12 中継装置 14 電力生成装置 50 作業用ロボットアーム 51 視覚センサ 52 指向性アンテナ 53 太陽電池パドル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業ユニットと、前記作業ユニットとは
    独立して設けられた作業支援ユニットとを含み、 前記作業ユニットは、作業用ロボットアームと、作業対
    象物を視覚する視覚センサと、前記作業ユニットの航法
    誘導を行う航法誘導制御装置と、前記作業支援ユニット
    とデータ伝送を行う通信装置と、前記通信装置と前記作
    業支援ユニット間にてデータ伝送するためのアンテナで
    あり指向性アンテナに比べ小型の無指向性アンテナと、
    前記作業ユニットに電源を供給するバッテリとを有し、 前記作業支援ユニットは、前記作業ユニットと地上局間
    のデータ伝送を中継する中継装置と、前記中継装置と前
    記作業ユニットの通信装置間にてデータ伝送するための
    無指向性アンテナと、前記中継装置と前記地上局間にて
    データ伝送するための指向性アンテナと、前記作業支援
    ユニットに供給する電力を生成する電力生成装置とを有
    する、 ことを特徴とする宇宙ロボット。
JP7002318A 1995-01-11 1995-01-11 宇宙ロボット Expired - Lifetime JP2699901B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7002318A JP2699901B2 (ja) 1995-01-11 1995-01-11 宇宙ロボット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7002318A JP2699901B2 (ja) 1995-01-11 1995-01-11 宇宙ロボット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08192379A JPH08192379A (ja) 1996-07-30
JP2699901B2 true JP2699901B2 (ja) 1998-01-19

Family

ID=11525986

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7002318A Expired - Lifetime JP2699901B2 (ja) 1995-01-11 1995-01-11 宇宙ロボット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2699901B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6675068B1 (en) 1999-03-10 2004-01-06 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Working robot
CN101733746A (zh) * 2009-12-22 2010-06-16 哈尔滨工业大学 空间机器人非合作目标自主识别与捕获方法
KR101271946B1 (ko) * 2011-11-14 2013-06-07 재단법인 포항산업과학연구원 전기 집진기 점검 로봇 및 이를 포함하는 전기 집진기
KR101300063B1 (ko) * 2011-11-16 2013-08-23 재단법인대구경북과학기술원 철로상태 검사로봇

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63196390A (ja) * 1987-02-06 1988-08-15 株式会社明電舎 移動式ロボツト
JPH01127487A (ja) * 1987-11-10 1989-05-19 Sasebo Sentan Gijutsu Kaihatsu Kyodo Kumiai 母船追従式無人無索水中ロボット
JP2814579B2 (ja) * 1989-06-27 1998-10-22 神鋼電機株式会社 移動ロボットシステムにおけるデータ通信方法
JPH05246400A (ja) * 1992-03-10 1993-09-24 Toshiba Corp 宇宙航行体
JPH05246399A (ja) * 1992-03-10 1993-09-24 Toshiba Corp 宇宙航行体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08192379A (ja) 1996-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060151671A1 (en) Actuator arm for use in a spacecraft
EP0541052B1 (en) Spacecraft system
CN201397468Y (zh) 一种空中探测无人机地面控制站系统
JP5342298B2 (ja) 作業機の遠隔操作装置及び遠隔操作方法
EP0382858B1 (en) Method and apparatus for changing orbit of artificial satellite
US20050244260A1 (en) Industrial robot
CN101733746A (zh) 空间机器人非合作目标自主识别与捕获方法
JP4465440B2 (ja) 近傍飛行型宇宙ロボット及び該宇宙ロボットを使用する宇宙機動作業システム
JP2000190265A (ja) 再構成型宇宙用多肢マニピュレ―タ・システム
JPH11157497A (ja) 宇宙機、及びその宇宙機を用いた軌道上サービスシステム
JP2699901B2 (ja) 宇宙ロボット
Choi et al. Design of omni-directional underwater robotic vehicle
US10882644B1 (en) Spacecraft rendezvous and docking techniques
CN106125591A (zh) 一种无人艇水下设备自主收放系统
JP5061356B2 (ja) 移動ロボット
Ohkami et al. NASDA's activities in space robotics
Langley et al. The canadian Mars exploration science rover prototype
Krotkov et al. Lunar rover technology demonstrations with Dante and Ratler
JP2009103656A (ja) 観測衛星システム
Schilling et al. Teleoperations of rovers. From Mars to education
Akin et al. Neutral buoyancy simulation of space telerobotics operations
JPH05246400A (ja) 宇宙航行体
CN112060068A (zh) 一种基于仿生学飞走蛇形高压输电线路变构态检修机器人
KR20210019174A (ko) 작업용 암을 구비하는 재난구조로봇
JP3355669B2 (ja) 宇宙機システム