JP2699536B2 - 映像表示装置 - Google Patents
映像表示装置Info
- Publication number
- JP2699536B2 JP2699536B2 JP1075355A JP7535589A JP2699536B2 JP 2699536 B2 JP2699536 B2 JP 2699536B2 JP 1075355 A JP1075355 A JP 1075355A JP 7535589 A JP7535589 A JP 7535589A JP 2699536 B2 JP2699536 B2 JP 2699536B2
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- Japan
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- display device
- image display
- video display
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- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は映像表示装置に関するものであり、特に映像
表示部の帯電防止ならびに防曇性に優れた映像表示装置
に関するものである。
表示部の帯電防止ならびに防曇性に優れた映像表示装置
に関するものである。
従来の技術 従来、テレビジョン受像機などの映像表示装置はブラ
ウン管を通して直接映像を写すかまたは、ブラウン管の
前面にガラスまたは透明合成樹脂（ポリアクリレート，
ポリカーボネート樹脂など）のパネルを介して映像を写
している。
ウン管を通して直接映像を写すかまたは、ブラウン管の
前面にガラスまたは透明合成樹脂（ポリアクリレート，
ポリカーボネート樹脂など）のパネルを介して映像を写
している。
発明が解決しようとする課題 これらブラウン管ならびに前面パネルは帯電防止効果
ならびに防曇効果がなく、静電気による障害ならびに環
境の変化等による曇りが生じ、著しく不快感を与えるこ
とや不明瞭な映像になることがある。
ならびに防曇効果がなく、静電気による障害ならびに環
境の変化等による曇りが生じ、著しく不快感を与えるこ
とや不明瞭な映像になることがある。
課題を解決するための手段 本発明は、上記問題点に鑑み、映像表示部の前面に設
けた透明体パネル表面に吸水性樹脂膜を形成し、映像表
示部と透明体パネル間の空間を密閉構造にした映像表示
装置を提供するものである。
けた透明体パネル表面に吸水性樹脂膜を形成し、映像表
示部と透明体パネル間の空間を密閉構造にした映像表示
装置を提供するものである。
作用 本発明の映像表示装置は、透明体パネル表面に形成し
た吸水性樹脂膜がパネル表面に付着した水分を取り込む
ため、パネル表面の曇りを抑えることができる。そして
また、吸水性樹脂は水分を吸収するため、パネル表面の
電気抵抗が下がるため帯電の防止にもなる。さらに、透
明性パネルと映像表示部との間にできた空間は、密封さ
れているため、映像表示部の表面自体も曇ることはな
い。
た吸水性樹脂膜がパネル表面に付着した水分を取り込む
ため、パネル表面の曇りを抑えることができる。そして
また、吸水性樹脂は水分を吸収するため、パネル表面の
電気抵抗が下がるため帯電の防止にもなる。さらに、透
明性パネルと映像表示部との間にできた空間は、密封さ
れているため、映像表示部の表面自体も曇ることはな
い。
実施例 第１図および第２図に本発明の一実施例のテレビジョ
ン受像機の正面図および断面図を示す。以下図面により
本発明の映像表示装置について詳細に説明する。
ン受像機の正面図および断面図を示す。以下図面により
本発明の映像表示装置について詳細に説明する。
１はテレビジョン受像機本体のブラウン管であり、２
はテレビジョン受像機の外装部、３は透明体パネルであ
る。この透明体パネルは硝子またはポリカーボネート樹
脂，アクリル樹脂などの透明板を用いる。４は吸水性樹
脂膜でありアクリル酸アミドの共重合体，アクリル酸を
主成分とする共重合体，セルロース系樹脂，または、親
水基（カルボキシル基，ヒドロキシル基，アミノ基，リ
ン酸基，スルホン酸基など）を含有する樹脂等が使用で
きる。できることなら、水に不溶な樹脂またはエネルギ
ーを照射することにより不溶化できる樹脂が良好であ
る。５は密閉部であり、ゴム，接着剤などを用いて密閉
構造にするか、外装部２と一体構造にすることにより、
密閉空間６を形成可能である。
はテレビジョン受像機の外装部、３は透明体パネルであ
る。この透明体パネルは硝子またはポリカーボネート樹
脂，アクリル樹脂などの透明板を用いる。４は吸水性樹
脂膜でありアクリル酸アミドの共重合体，アクリル酸を
主成分とする共重合体，セルロース系樹脂，または、親
水基（カルボキシル基，ヒドロキシル基，アミノ基，リ
ン酸基，スルホン酸基など）を含有する樹脂等が使用で
きる。できることなら、水に不溶な樹脂またはエネルギ
ーを照射することにより不溶化できる樹脂が良好であ
る。５は密閉部であり、ゴム，接着剤などを用いて密閉
構造にするか、外装部２と一体構造にすることにより、
密閉空間６を形成可能である。
本発明の映像表示装置は従来の映像表示装置（市販の
テレビジョン受像機，モニター用受像機）と比較した結
果を次表に示す。なお、吸湿性樹脂はアクリル酸アミド
の共重合体を用いた。
テレビジョン受像機，モニター用受像機）と比較した結
果を次表に示す。なお、吸湿性樹脂はアクリル酸アミド
の共重合体を用いた。
上記結果において 条件１は10℃ 60％RH雰囲気から25℃ 60％RH雰囲気に
変化させたときの状態をみたものである。×は不具合を
示し、○は良好な状態である。
変化させたときの状態をみたものである。×は不具合を
示し、○は良好な状態である。
条件２は25℃ 60％RH雰囲気から40℃ 80％RH雰囲気に
変化させたときの状態である。
変化させたときの状態である。
条件３は40℃ 80％RHの雰囲気から60℃ 95％RHの雰囲
気に変化させたときの状態である。
気に変化させたときの状態である。
同様にセルロース系樹脂、水酸基含有ポリエステル樹
脂、スルホン基含有ウレタン樹脂についても同様な効果
が得られた。また、ブラウン管を使用しない映像表示装
置についても同様な効果が期待できる。
脂、スルホン基含有ウレタン樹脂についても同様な効果
が得られた。また、ブラウン管を使用しない映像表示装
置についても同様な効果が期待できる。
発明の効果 以上のように本発明は、 （１）透明体パネルの表面に吸水性樹脂膜を形成してい
るため、パネル表面の水分は吸水性樹脂膜の中に取りこ
まれてしまうため、パネル表面の曇りを抑えることがで
きる。そして、吸水性樹脂は水分を吸収するため、表面
の電気抵抗が下がるため帯電の防止にもなる。
るため、パネル表面の水分は吸水性樹脂膜の中に取りこ
まれてしまうため、パネル表面の曇りを抑えることがで
きる。そして、吸水性樹脂は水分を吸収するため、表面
の電気抵抗が下がるため帯電の防止にもなる。
（２）透明体パネルと映像表示部との間にできた空間
は、密閉されているため、パネル表面だけでなく、映像
表示部の表面自体も曇ることはない。
は、密閉されているため、パネル表面だけでなく、映像
表示部の表面自体も曇ることはない。
そして（１），（２）により、映像表示部およびパネ
ルの表面が曇ることがない、新鮮な映像表示が可能とな
り、実用的に優れた映像表示装置となり、例えばお風呂
でも映像を見ることができるといった映像表示装置を実
現できるものであります。
ルの表面が曇ることがない、新鮮な映像表示が可能とな
り、実用的に優れた映像表示装置となり、例えばお風呂
でも映像を見ることができるといった映像表示装置を実
現できるものであります。
第１図は本発明の一実施例の表示装置の要部正面図、第
２図は本発明の一実施例の同装置の要部断面図である。 １……ブラウン管、２……テレビジョン受像機外装部、
３……透明体パネル、４……吸水性樹脂膜、５……密閉
部、６……密閉空間。
２図は本発明の一実施例の同装置の要部断面図である。 １……ブラウン管、２……テレビジョン受像機外装部、
３……透明体パネル、４……吸水性樹脂膜、５……密閉
部、６……密閉空間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０９Ｆ 9/00 ３１３ Ｈ０４Ｎ 5/65 Ｈ０４Ｎ 5/65 Ｇ０２Ｂ 27/00 Ａ (72)発明者 河瀬 茂樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−209620（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−286802（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−10602（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−195686（ＪＰ，Ａ) 実開 昭59−25872（ＪＰ，Ｕ)
Claims (3)
- 【請求項１】映像表示部と、 前記映像表示部の前面に設けた透明体パネルとを備え、 前記透明体パネルの表面には、吸水性樹脂膜が設けら
れ、 前記映像表示部と前記透明体パネルとの間の空間を密封
構造とすることを特徴とする映像表示装置。 - 【請求項２】透明体パネルが、硝子または合成樹脂から
なることを特徴とする請求項１に記載の映像表示装置。 - 【請求項３】映像表示装置が、テレビジョン受像機から
なることを特徴とする請求項１に記載の映像表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1075355A JP2699536B2 (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | 映像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1075355A JP2699536B2 (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | 映像表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02253779A JPH02253779A (ja) | 1990-10-12 |
| JP2699536B2 true JP2699536B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=13573844
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1075355A Expired - Fee Related JP2699536B2 (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | 映像表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2699536B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5925872U (ja) * | 1982-08-11 | 1984-02-17 | 株式会社明光製作所 | ブラウン管画面の防眩用マスク |
| JPS61286802A (ja) * | 1985-06-13 | 1986-12-17 | Tokai Rika Co Ltd | 防曇鏡 |
| JPS6210602A (ja) * | 1985-07-09 | 1987-01-19 | Mitsubishi Metal Corp | 帯電防止された透明フイルタ− |
| JPS63195686A (ja) * | 1987-02-10 | 1988-08-12 | 触媒化成工業株式会社 | 表示装置及びその製造法 |
| JPH0747006B2 (ja) * | 1987-02-26 | 1995-05-24 | 松下電器産業株式会社 | 浴室ユニツト |
-
1989
- 1989-03-27 JP JP1075355A patent/JP2699536B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02253779A (ja) | 1990-10-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |