JP2698439B2 - 光ファイバの被膜方法 - Google Patents

光ファイバの被膜方法

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、光ファイバ素線の製造過程に用いられる光
ファイバの被膜方法に関する。
「従来の技術」 光ファイバの製造装置の該略構成を第2図に示すと、
この装置は、光ファイバの母材(以下プリフォームとい
う)2を加熱して細線化するための加熱炉1と、 該加熱炉1の下流に配置され、細線化された光ファイ
バ裸線4に液状の紫外線硬化型の被膜材3を塗布するダ
イスポット5と、 被膜材3が塗布された光ファイバ裸線4に周囲から紫
外線を照射して被膜材3を架橋させる架橋筒6と、 架橋された光ファイバ素線9を巻き取る巻き取り装置
10とからなっている。
そして、上記ダイスポット5にて被膜材3を塗布する
方法の従来例としては、例えば、第3図に示すように、
紫外線硬化型樹脂の原液Iと硬化剤IIとを混合容器11に
て混合し、該混合容器11からポンプ12によって吸い出し
て1層式の前記ダイスポット5に供給して、該ダイスポ
ット5の軸線上を通過する光ファイバ裸線4に塗布する
ようにしていた。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、プリフォーム2からの光ファイバ裸線4の
線引き速度に応じて被膜材3の供給速度を変えなければ
ならず、上記装置においては、ポンプ12の供給圧力を変
えてダイスポット5への供給速度を変えていた。
しかしながら、混合容器11にて被膜材3の原液Iと硬
化剤IIとが混合されて送り出されるので、長時間の連続
使用を行う場合、線引き速度に合わせて被膜材3の供給
速度を遅くすると、搬送路13にて被膜材3が硬化してし
まうおそれがあり、ポンプ12の供給圧力の変化に応じた
被膜材3の送り出しが行なわれなくなってしまうという
問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、光ファイバの線引き速度に応じた被膜材の供給を正
確に行うことができる光ファイバの被膜方法を提供する
ことにある。
「課題を解決するための手段」 本発明に係る光ファイバの被膜方法は、被膜材の原液
と、硬化剤とを別々の密封容器に入れ、 これら密封容器にそれぞれガス圧をかけることによ
り、それぞれの搬送管を介して2層ダイスポットに圧送
し、 該2層ダイスポットの軸線上を通過する光ファイバ裸
線に被膜材を塗布していくことを特徴とする。
「作用」 本発明に係る光ファイバの被膜方法によれば、原液と
硬化剤とが別々の密封容器から2層ダイスポットまでそ
れぞれ搬送されるので、その搬送路にて硬化することな
く、2層ダイスポットから線引きされる光ファイバ裸線
に確実に塗布される。この場合、密封容器のガス圧を線
引き速度に応じて変化させることにより、線引き速度に
応じた正確な被膜材の塗布容量を得ることができる。
「実施例」 本発明に係る光ファイバの被膜方法の一実施例を第1
図を参照して説明する。
この実施例においては、重合反応性の不飽和ポリエス
テル等のプリポリマと、それを溶解しかつ共重合に関与
するスチレンモノマ等のビニルモノマとからなる原液I
を密封容器20に入れておくとともに、別な密封容器21
に、紫外線を吸収してラジカルの発生を促し、前記原液
Iのプリポリマとビニルモニマとの架橋を介するベンゾ
インエーテルやアリールジアゾニウム塩等の硬化剤IIを
入れておく。
そして、これら原液Iの密封容器20および硬化剤IIの
密封容器21に、それぞれN2(窒素),Ar(アルゴン)等
の不活性ガスを供給するガス圧供給管22、23がそれぞれ
連設してあるとともに、これらガス圧供給管22、23から
の供給圧力によって前記原液I、硬化剤IIをそれぞれ送
り出すための搬送管24、搬送管25がそれぞれ連設されて
いる。これら搬送管24、搬送管25は、2層式のダイスポ
ット26の内周側吐出部、外周側吐出部にそれぞれ連設さ
れており、 ガス圧供給管22、23によって密封容器20、21にそれぞ
れガスを供給することにより、前記搬送管24、25を介し
て別々に前記原液I、硬化剤IIをダイスポット26に圧送
し、該ダイスポット26から前記原液Iおよび硬化剤IIを
それぞれ吐出させることにより、線引きされてダイスポ
ット26の中心軸線上を通過する光ファイバ裸線4に塗布
していく。
このような方法によれば、原液Iと硬化剤Iとが別々
の密封容器20,21から2層ダイスポット26までそれぞれ
搬送されるので、その搬送管24、25にて硬化することな
く、2層ダイスポット26から線引きされる光ファイバ裸
線4に塗布される。したがって、光ファイバ裸線4に塗
布されるまで原液Iおよび硬化剤IIが硬化するおそれが
ないので、密封容器20,21のガス圧を線引き速度に応じ
て変化させることにより、ダイスポット26から吐出され
る被膜材の正確な塗布容量を得ることができる。
なお、2層ダイスポット26にて塗布された原液Iおよ
び硬化剤IIは、その下流の架橋筒に入るまでに拡散して
混合され、架橋筒にて紫外線が照射されて架橋されるよ
うになっている。
「発明の効果」 以上説明したように本発明に係る光ファイバの被膜方
法によれば、原液と硬化剤とが別々の密封容器から2層
ダイスポットまでそれぞれ搬送されるので、その搬送路
にて硬化することなく、2層ダイスポットから線引きさ
れる光ファイバ裸線に確実に塗布される。したがって、
光ファイバ裸線に塗布されるまで硬化するおそれがない
ので、密封容器のガス圧を線引き速度に応じて変化させ
ることにより、正確な被膜材の塗布容量を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る光ファイバの被膜方法の一実施
例を示す該略構成図、第2図は光ファイバの製造装置の
該略構成図、第3図は光ファイバの被膜方法の従来例を
示す該略構成図である。 I……原液、II……硬化剤、 20、21……密封容器、 22、23……ガス圧供給管、 24、25……搬送管、 26……2層ダイスポット。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバ裸線を母材から線引きしつつ、
    その下流にて、原液と硬化剤とからなる被膜材を前記光
    ファイバ裸線に塗布する光ファイバの被膜方法におい
    て、 前記被膜材の原液と、硬化剤との別々の密封容器に入
    れ、 これら密封容器にそれぞれガス圧をかけることにより、
    それぞれの搬送路を介して2層ダイスポットに圧送し、 該2層ダイスポットの軸線上を通過する光ファイバ裸線
    に被膜材を塗布していくことを特徴とする光ファイバの
    被膜方法。
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