JP2696130B2 - 菓子焼成時のシート材の剥離装置 - Google Patents

菓子焼成時のシート材の剥離装置

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JP2696130B2 JP12998988A JP12998988A JP2696130B2 JP 2696130 B2 JP2696130 B2 JP 2696130B2 JP 12998988 A JP12998988 A JP 12998988A JP 12998988 A JP12998988 A JP 12998988A JP 2696130 B2 JP2696130 B2 JP 2696130B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は菓子焼成時のシート材の剥離装置に係り、詳
しくは、合成樹脂、紙等のシート材を介在させて菓子生
地を連続的に焼成する際に、この介在するシート材を焼
成後の菓子から円滑かつ支障なく剥離できるシート材剥
離装置に係る。
従来の技術 従来から、カステラその他スポンジケーキを連続的に
焼成する場合は、連続若しくは間欠的に送られる無終端
焼板上にロール紙を載置し、このロール紙を無終端焼板
とともに運行させ、ロール紙を介在させてスポンジケー
キ(以下、単にケーキという。)を焼成することが行な
われ、この焼成法については特公昭60−2016号、特公昭
61−36883号等に提案されている。これら焼成法におい
ては、ケーキの裏面にロール紙が介在させた状態で焼成
されるため、焼成時にケーキ裏面にロール紙が付着され
たままで残り、このため、焼成終了後、つまり、無終端
焼板が下流側に達したところで、ロール紙が剥離され、
ケーキのみを取出す必要がある。しかしながら、従来例
の連続焼成装置は、その剥離装置が焼成装置と一体に設
けられていることもあって、焼成直後にロール紙の剥離
が行なわれ、なかでも、ケーキが加熱状態にあるため
に、ロール紙が剥離しにくく、剥離装置自体も高温にさ
らされるため、円滑でかつ支障なく剥離する剥離装置を
構成することがきわめてむづかしい。
すなわち、従来例の剥離装置は、無終端焼板の下流側
で巻返される端部に近接して、先端がとがった剥離用エ
ッジ部材を設け、このエッジ部材でロール紙のみを折返
してケーキを剥離するものである。しかし、この剥離装
置は構造的には簡単なものであるが、ロール紙がエッジ
部材で折返すときに切断することが多く、剥離作業がき
わめて煩雑になるほか、焼成過程に支障が生じ、連続化
の特性が失なわれる。
この点から、本発明者は、先に特公昭63−10980号公
報に示される通り、無終端焼板とともに運行されるロー
ル紙を介して無終端焼板上で焼成された菓子をロール紙
付着のままで無終端焼板に隣接する無終端放冷コンベヤ
上に移送し、この無終端放冷コンベヤ上で焼成された菓
子を表面が室温に近くなるまで冷却し、その後、この放
冷コンベヤの先端において付着ロール紙が表面に位置す
るよう反転させ、その後、この表面の付着ロール紙を焼
成菓子から剥離するロール紙の剥離方法若しくは装置を
提案した。
この装置は、焼成後のケーキを、下流側で反転させて
から、ロール紙を剥離するものであって、その反転設備
ならびにその附属機構は、無終端焼板の復路に設けてい
るために、あまり、高温にさらされない利点はあるが、
設備が大型化し好ましくない。
なお、特公昭62−2776号公報に示す如く、ロール紙の
かわりに合成樹脂シート等を用いて焼成する装置が提案
されている。この焼成装置においてロール紙のかわりに
合成樹脂シートを用いてのは、シート材が合成樹脂シー
トであると、再利用できるところにあるが、再利用の上
からシート材としては連続した帯状のものを用いる必要
がある。しかし、合成樹脂シートが連続のものである
と、一部が破損したときに、全体を取替える必要があ
り、破損部分のみを取替えることができるように、短か
いシート材の使用が好ましいが、剥離装置が開発されて
いないため、短かいシート材の使用がほとんど実現され
ていない。
発明が解決しようとする課題 本発明は上記欠点の解決を目的とし、なかでも、ロー
ル紙以外に合成樹脂その他のシート材であっても、支障
なくケーキの裏面から剥離でき、装置自体もコンパクト
に構成でき、しかも、ケーキ等の製品を連続的に焼成す
る際に障害にならず、シート材が帯状でなく短かいもの
であっても円滑に剥離できる剥離装置を提案する。
課題を解決するための手段ならびにその作用 すなわち、本発明に係る剥離装置は、連続若しくは間
欠的に移動する移動帯に、空気等を吸引する貫通孔を設
け、この移動帯の下流側に、前記移動帯の裏面から前記
貫通孔を経て空気等を吸引しかつ前記移動帯の表面に前
記シート材を付着させる吸引装置を設けて成ることを特
徴とする。
そこで、これら手段たる構成ならびにその作用につい
て図面によって具体的に説明すると、次の通りである。
なお、第1図は本発明の一つの実施例に係る剥離装置
を一部を断面で示す側面図であり、第2図は第1図に示
す剥離装置の一部を示す平面図であり、第3図は第1図
に示す剥離装置における剥離過程を側面から示す説明図
である。
まず、第1図において、符号1は無終端状の移動帯を
示し、この移動帯1は帯状物またはキャタピラ片状のも
のをチェン等により連結して構成できるが、後記の如
く、布や網等からも構成できる。
また、移動帯1は無終端状とし、この移動帯1の両端
は一対のローラ2、3を巻回して、一方のローラ2を駆
動して矢印方向に連続的に移動させる。従って、移動帯
1の上流側からは隣接する焼成装置4で焼成された菓子
5が導入される。
なお、焼成装置4は剥離装置の移動帯1と一体に構成
できるが、通常、第1図に示す如く移動帯1とは別個に
構成する。また、焼成装置4は、連続的に走行する無終
端焼板6の一部に焼成ボックス7を設け、無終端焼板6
の上流側で菓子生地を供給し、この菓子生地が焼成ボッ
クス7を通る間に焼成され、焼成後の菓子5は移動帯1
に送られる。
また、焼成装置4においては、無終端焼板6の上に、
合成樹脂、紙等のシート材8を介在させ、これらシート
材8を介在させた状態で焼成するが、シート材8は帯状
の連続体とすることもできるが、短かいシート材として
介在させる。従って、焼成されたケーキ等の菓子5はそ
の裏面にシート材8が付着した状態で、第2図で示す如
く、焼成装置4から移動帯1に移され、移動帯1の上を
順次に下流側に移される。
次に、移動帯1の一部、好ましくは、下流側にエアー
その他を吸引する吸引装置9を移動帯1の裏面に接触さ
せて設け、これに併せて、移動帯1に貫通孔1aを設け
て、この貫通孔1aを吸引口として菓子5裏面のシート材
8を吸引する。すなわち、移動帯1に吸引口としての貫
通孔1aを設けると共に、移動帯1の下流側裏面に吸引装
置9が設けられていると、菓子5がシート材8とともに
移動帯1にのせられて順次にその下流側、つまり、端部
に到達すると、移動帯1の吸引口の貫通孔1aは吸引装置
9に整合し、吸引装置9によってシート材8は吸引され
る。つまり、シート材8は移動帯1に付着された状態で
ローラ3のところに巻付けられた状態で送られるのに対
し、菓子5はそのまま直行するために、菓子5の裏面か
らシート材8が剥離される。
また、剥離された菓子5は送りコンベア10に送られる
が、送りコンベア10と移動帯1との間には、棒状の案内
部材11を設けることができる。すなわち、吸引口の貫通
孔1aからシート材8が吸引されると、ケーキ等の菓子5
は上記の如くシート材8から剥離されるが、この状態で
菓子5が案内部材11の上に載ると、菓子5のみが隣接す
る送りコンベア10に円滑に送り出され、菓子5からのシ
ート材8の剥離は促進される。
なお、吸引装置9は、上記の如く、シート材8の剥離
の点から、少なくとも、移動帯1の下流側に設ける必要
があるが、ローラ3の移動帯1との接触部分の少なくと
も一部に吸引装置を設けるのが好ましい。このように構
成すると、ローラ3に付着された状態でシート材8が巻
返されるため、剥離が更に円滑になる。また、シート材
8は剥離後一枚づつ回収するが、移動帯1に付着させた
状態で元に返すこともできる。この場合には、移動帯1
の復路側にも吸引装置を設けておくのが好ましく、更
に、一対のローラにも吸引装置を設けるのが好ましい。
なお、上記のところで吸引装置9は通常、吸引箱とし
て構成し、これを所定の場所に設ければ良いが、吸引装
置はこれ以外のものでも空気等を吸引して減圧状態に保
ってシート材を吸引できるものであれば、十分に達成す
ることができる。また、移動帯1は通常、上記の如く、
鋼帯、合成樹脂等から構成するが、これ以外に布、更に
網等からも構成できる。この布や網等から構成する場合
は、それ自体がポーラスであるため、わざわざ吸引口と
しての貫通孔を設ける必要がないが、あまりポーラスで
あると、強く吸引され、この吸引度合を調整するのが好
ましい。
<発明の効果> 以上詳しく説明した通り、本発明に係る剥離装置は、
通常、ケーキ等の菓子を連続的に焼成する焼成装置とは
別個に構成され、連続若しくは間欠的に移動しかつ空気
等を吸引する貫通孔が設けられた移動帯と、この移動帯
の少なくとも下流側に設けられて移動帯の裏面から貫通
孔を介して空気等を吸引する吸引装置とを具えて成るも
のである。
従って、本発明に係る剥離装置であると、焼成時に介
在するシート材を円滑かつ支障なく剥離できる。また、
焼成装置ではシート材として必ずしも連続的な長いもの
を使用する必要なく、短かいシート材を一枚づつ使用で
き、この場合であっても、シート材は円滑に剥離でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一つの実施例に係る剥離装置を一部を
断面で示す側面図、第2図は第1図に示す剥離装置の一
部を示す平面図、第3図は第1図に示す剥離装置におけ
る剥離過程を側面から示す説明図である。 符号1……移動帯、1a……貫通孔 2、3……ローラ、4……焼成装置 5……菓子、8……シート材 9……吸引装置、10……送りコンベヤ 11……案内部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続若しくは間欠的に移動する移動帯に、
    空気等を吸引する貫通孔を設け、この移動帯の下流側
    に、前記移動帯の裏面から前記貫通孔を経て空気等を吸
    引しかつ前記移動帯の表面に前記シート材を付着させる
    吸引装置を設けて成ることを特徴とする菓子焼成時のシ
    ート材の剥離装置。
JP12998988A 1988-05-27 1988-05-27 菓子焼成時のシート材の剥離装置 Expired - Lifetime JP2696130B2 (ja)

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