JP2695972B2 - 乗客コンベア - Google Patents
乗客コンベアInfo
- Publication number
- JP2695972B2 JP2695972B2 JP2197944A JP19794490A JP2695972B2 JP 2695972 B2 JP2695972 B2 JP 2695972B2 JP 2197944 A JP2197944 A JP 2197944A JP 19794490 A JP19794490 A JP 19794490A JP 2695972 B2 JP2695972 B2 JP 2695972B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tread
- boundary line
- width direction
- tread plate
- passenger conveyor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水平路や傾斜路に沿って人員輸送を行う乗
客コンベアに係り、特に、踏板表面を幅方向に左右に区
分けする境界線を有する乗客コンベアに関する。
客コンベアに係り、特に、踏板表面を幅方向に左右に区
分けする境界線を有する乗客コンベアに関する。
踏板の表面に、踏板表面の幅方向中央部に、踏板表面
を左半分と右半分とに分ける境界線を踏板奥行方向に沿
って設けた乗客コンベアとして、例えば実開昭55-39993
号公報記載の乗客コンベアがある。そして、境界線を容
易に設けられるように、塗装着色によって境界線を描い
ていた。
を左半分と右半分とに分ける境界線を踏板奥行方向に沿
って設けた乗客コンベアとして、例えば実開昭55-39993
号公報記載の乗客コンベアがある。そして、境界線を容
易に設けられるように、塗装着色によって境界線を描い
ていた。
上記従来技術によれば、踏板表面を左右両側に区分け
する境界線が踏板の奥行方向の全長に亘って設けられて
いるので、特に、水平路を移動する複数の踏板の境界線
が連続しているように見え、隣接踏板のすき間の存在に
気付かずに、すき間に跨って乗り込む問題がある。隣接
踏板のすき間に跨って乗った場合、このすき間に傘の先
や靴先が浸入する危険がある。
する境界線が踏板の奥行方向の全長に亘って設けられて
いるので、特に、水平路を移動する複数の踏板の境界線
が連続しているように見え、隣接踏板のすき間の存在に
気付かずに、すき間に跨って乗り込む問題がある。隣接
踏板のすき間に跨って乗った場合、このすき間に傘の先
や靴先が浸入する危険がある。
本発明の目的は、踏板表面を幅方向を左右に区分けす
る境界線がある踏板において、立ち止まって乗る人と歩
行する人の通路区分機能を維持しつつ、隣接踏板のすき
間の存在を認識させることができる乗客コンベアを提供
することにある。
る境界線がある踏板において、立ち止まって乗る人と歩
行する人の通路区分機能を維持しつつ、隣接踏板のすき
間の存在を認識させることができる乗客コンベアを提供
することにある。
上記目的を達成するために本発明は、無端状に連結さ
れて移動する複数の踏板の表面の幅方向中央部に、この
踏板表面とは異色で踏板表面を幅方向に左右に区分けす
る境界線を踏板奥行方向に沿って設けた乗客コンベアに
おいて、前記境界線を前記踏板の奥行方向の両端に到達
しない長さとしたのである。
れて移動する複数の踏板の表面の幅方向中央部に、この
踏板表面とは異色で踏板表面を幅方向に左右に区分けす
る境界線を踏板奥行方向に沿って設けた乗客コンベアに
おいて、前記境界線を前記踏板の奥行方向の両端に到達
しない長さとしたのである。
上記境界線は、本来の目的である立ち止まって乗る人
と歩行する人の通路区分を明確化する効果を維持する一
方、境界線が隣接踏板間で不連続になるので、隣接踏板
の境界を認識することができ、その境界、云い代えれば
すき間に跨って乗ることを避けることができる。
と歩行する人の通路区分を明確化する効果を維持する一
方、境界線が隣接踏板間で不連続になるので、隣接踏板
の境界を認識することができ、その境界、云い代えれば
すき間に跨って乗ることを避けることができる。
以下、本発明による一実施例を第1図及び第2図に沿
って説明する。ここに示す乗客コンベア1は、踏板相互
間に段差のない電動道路式であり、一方の乗降口2から
他方の乗降口(図示せず)にかけて無端状に連結された
複数の踏板3を備えている。
って説明する。ここに示す乗客コンベア1は、踏板相互
間に段差のない電動道路式であり、一方の乗降口2から
他方の乗降口(図示せず)にかけて無端状に連結された
複数の踏板3を備えている。
この踏板3は、全体の側壁となる欄干4とスカートガ
ード5の間を図か僅かなすき間gを確保すつつ移動す
る。そして、踏板3はステンレス鋼板のプレス成形やア
ルミニュウム合金のダイキャスト成形によって作られた
多数のクリートをその表面に備えている。
ード5の間を図か僅かなすき間gを確保すつつ移動す
る。そして、踏板3はステンレス鋼板のプレス成形やア
ルミニュウム合金のダイキャスト成形によって作られた
多数のクリートをその表面に備えている。
さらに、この踏板3の表面の幅方向に中央部には、踏
板奥行寸法lよりも短い長さlaで、長さlaよりも小さい
幅寸法Wの境界線3Aを備えている。即ち、境界線3Aを前
記踏板の奥行方向の両端に到達しない長さとし、全体的
に不連続の境界線としたのである。この境界線3Aは、黄
色や緑色の色調の塗料を踏板3の表面に塗装すること
で、視覚的に浮き出で見える。このような境界線3Aを塗
装することにより、踏板3の幅方向を左右に区切って立
ち止まって乗る人の区分と歩行する人の区分を形成する
と共に、隣接踏板3間では境界線3Aが不連続になるの
で、その不連続部が隣接踏板3の境界部Kを認識させる
作用を有する。
板奥行寸法lよりも短い長さlaで、長さlaよりも小さい
幅寸法Wの境界線3Aを備えている。即ち、境界線3Aを前
記踏板の奥行方向の両端に到達しない長さとし、全体的
に不連続の境界線としたのである。この境界線3Aは、黄
色や緑色の色調の塗料を踏板3の表面に塗装すること
で、視覚的に浮き出で見える。このような境界線3Aを塗
装することにより、踏板3の幅方向を左右に区切って立
ち止まって乗る人の区分と歩行する人の区分を形成する
と共に、隣接踏板3間では境界線3Aが不連続になるの
で、その不連続部が隣接踏板3の境界部Kを認識させる
作用を有する。
上記実施例は踏板3の踏面全体がプレス成形やダイキ
ャスト成形によるものである。しかし、現在の踏板3
は、その前後端部に踏板全幅に亘って別構成の合成樹脂
製の踏板片3B,3Cを備え、この踏板片3B,3Cを踏板3とは
異色にして乗込み位置を明示している。
ャスト成形によるものである。しかし、現在の踏板3
は、その前後端部に踏板全幅に亘って別構成の合成樹脂
製の踏板片3B,3Cを備え、この踏板片3B,3Cを踏板3とは
異色にして乗込み位置を明示している。
このような構成の踏板3においては、境界線3Aの塗料
が合成樹脂製の踏板片3B,3Cに接触すると、塗料の溶剤
によって踏板片3B,3Cが侵されて溶けるので、このよう
な場合には、境界線3Aの長さlaを踏板片3B,3Cの間隔lb
よりも短く、云い代えれば前記境界線3Aを前記踏板片3
B,3Cに到達しない長さとして境界線3Aの端と踏板片3B,3
Cとの間に積極的に無着色部を設けることで、踏板片3B,
3Cを損傷させることなく上述と同様な効果を奏すること
ができる。
が合成樹脂製の踏板片3B,3Cに接触すると、塗料の溶剤
によって踏板片3B,3Cが侵されて溶けるので、このよう
な場合には、境界線3Aの長さlaを踏板片3B,3Cの間隔lb
よりも短く、云い代えれば前記境界線3Aを前記踏板片3
B,3Cに到達しない長さとして境界線3Aの端と踏板片3B,3
Cとの間に積極的に無着色部を設けることで、踏板片3B,
3Cを損傷させることなく上述と同様な効果を奏すること
ができる。
以上説明したように本発明によれば、踏板表面を幅方
向を左右に区分けする境界線がある踏板において、立ち
止まって乗る人と歩行する人の通路区分機能を維持しつ
つ、隣接踏板のすき間の存在を認識させることできる乗
客コンベアを得ることができる。
向を左右に区分けする境界線がある踏板において、立ち
止まって乗る人と歩行する人の通路区分機能を維持しつ
つ、隣接踏板のすき間の存在を認識させることできる乗
客コンベアを得ることができる。
第1図は本発明の一実施例の要部を示す側面図、第2図
は第1図のII-II線に沿う断面図である。 1……乗客コンベア、3……踏板、3A……境界線、3B,3
C……踏板片。
は第1図のII-II線に沿う断面図である。 1……乗客コンベア、3……踏板、3A……境界線、3B,3
C……踏板片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝沢 和義 東京都千代田区神田駿河台4丁目6番地 株式会社日立製作所内 (56)参考文献 特開 昭58−125585(JP,A) 実開 昭58−41774(JP,U)
Claims (4)
- 【請求項1】無端状に連結されて移動する複数の踏板の
表面の幅方向中央部に、この踏板表面とは異色で踏板表
面を幅方向に左右に区分けする境界線を踏板奥行方向に
沿って設けた乗客コンベアにおいて、前記境界線を前記
踏板の奥行方向の両端に到達しない長さとしたことを特
徴とする乗客コンベア。 - 【請求項2】無端状に連結されて移動する複数の踏板の
表面の前後端部に、踏板全幅に亘る合成樹脂製の踏板片
を備え、前記踏板の表面の幅方向中央部に、この踏板表
面とは異色で踏板表面を幅方向に左右に区分けする境界
線を踏板奥行方向に沿って設けた乗客コンベアにおい
て、前記境界線を前記踏板片に到達しない長さとしたこ
とを特徴とする乗客コンベア。 - 【請求項3】無端状に連結されて移動する複数の踏板の
表面の前後端部に、踏板全幅に亘る合成樹脂製の踏板片
を備え、前記踏板の表面の幅方向中央部に、この踏板表
面とは異色で踏板表面を幅方向に左右に区分けする境界
線を踏板奥行方向に沿って設けた乗客コンベアにおい
て、前記境界線の奥行方向端と前記踏板片との間に無着
色部を設けたことを特徴とする乗客コンベア。 - 【請求項4】無端状に連結されて移動する複数の踏板の
表面の幅方向中央部に、この踏板表面とは異色で踏板表
面を幅方向に左右に区分けする境界線を踏板奥行方向に
沿って設けた乗客コンベアにおいて、前記境界線を不連
続境界線とし、この境界線の不連続部を前記踏板の奥行
方向端に位置させたことを特徴とする乗客コンベア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2197944A JP2695972B2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | 乗客コンベア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2197944A JP2695972B2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | 乗客コンベア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0485290A JPH0485290A (ja) | 1992-03-18 |
JP2695972B2 true JP2695972B2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=16382899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2197944A Expired - Fee Related JP2695972B2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | 乗客コンベア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2695972B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6047902B2 (ja) | 2012-03-27 | 2016-12-21 | 富士通株式会社 | 電子機器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5841774U (ja) * | 1981-09-16 | 1983-03-19 | 株式会社東芝 | 動く歩道 |
JPS58125585A (ja) * | 1982-01-20 | 1983-07-26 | 株式会社東芝 | エスカレ−タの踏段 |
-
1990
- 1990-07-27 JP JP2197944A patent/JP2695972B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0485290A (ja) | 1992-03-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5560468A (en) | Laterally adjustable side inserts for the steps of escalators and moving walkways pallets | |
ATE105750T1 (de) | Kokille zum stranggiessen von metallen, insbesondere von stahl. | |
DE10055356A1 (de) | Fahrstufe für Rolltreppen | |
ES2104027T3 (es) | Escalera mecanica con peldaños que incluyen remates laterales de seguridad. | |
US4362232A (en) | Step for passenger conveyor | |
JP4012248B2 (ja) | 動く歩道のためのパレット体 | |
EP0771756B1 (en) | Pallet for a passenger conveyor | |
JP2695972B2 (ja) | 乗客コンベア | |
GB2069438A (en) | Escalator Safety Device | |
JPH075024B2 (ja) | ウエザストリツプの製造方法 | |
JPH0286591A (ja) | エスカレーター | |
JPH0797168A (ja) | エスカレータの安全性改良方法、安全性改良型エスカレータ並びに安全性改良型エスカレータステップ | |
US4004676A (en) | Escalator with non-jaming step | |
JPH1036048A (ja) | 乗客コンベアの踏段 | |
JPH01113167A (ja) | 軽合金ホイールの製造方法 | |
JP2013220934A (ja) | 乗客コンベアおよび乗客コンベアの踏段 | |
JPS5841774U (ja) | 動く歩道 | |
KR820002523Y1 (ko) | 맨컨베이어의 스텝 | |
JP2779848B2 (ja) | オートバイの前輪泥除け | |
JP2007161441A (ja) | マンコンベアの踏板 | |
JPS5820619Y2 (ja) | エスカレ−タ又は電動道路の踏段 | |
JPH0428691A (ja) | 乗客コンベア用ステップ並びにそれに用いる注意体 | |
JPH04129991A (ja) | 乗客コンベア及びその乗場床用櫛体 | |
JPH0716417Y2 (ja) | 反応射出成形型 | |
JP2002249292A5 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |