JP2695384B2 - カーペット - Google Patents

カーペット

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JP2695384B2
JP2695384B2 JP17731294A JP17731294A JP2695384B2 JP 2695384 B2 JP2695384 B2 JP 2695384B2 JP 17731294 A JP17731294 A JP 17731294A JP 17731294 A JP17731294 A JP 17731294A JP 2695384 B2 JP2695384 B2 JP 2695384B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タフテッドカーペッ
ト、アクスミンスタカーペット、カーペットタイル等の
カーペットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】カーペットの表面層を構成する生機と裏
面層を構成する繊維層をニードリングにより、両層の繊
維を絡めて両層を互いに固着する技術は、既に本出願人
により特願平5−278667号にて提案されている。
この技術によれば、接着剤を使用しなくて両層が固着で
き、又、接着剤を使用する場合にはその使用量は僅かな
量で済む利点がある。しかも、重量が軽く、形態保持性
に優れたカーペットが得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなニードリ
ングにより、生機と、繊維層間の両層の繊維が絡みあっ
て互いに固着されたカーペットにおいて、さらに、形態
保持性、寸法安定性を向上したものが要望されている。
特に、家庭用、オフイス用、店舗用に使用されるカーペ
ットタイルでは上記の形態保持性、寸法安定性の高いも
のが求められている。
【0004】本発明の目的は形態保持性、寸法安定性の
高いカーペットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、カー
ペットの表面側の層を構成する生機と、裏面側の層を構
成する繊維層とを備え、ニードリングにより両層の繊維
を互いに絡ませたカーペットにおいて、前記生機と繊維
層間にガラス織布を積層した状態で前記両層の繊維を絡
ませたことをその要旨としている。
【0006】ガラス織布はメッシュ状に織成されたもの
である。請求項2の発明は、カーペットの表面側の層を
構成する生機と、裏面側の層を構成する繊維層とを備
え、ニードリングにより両層の繊維を互いに絡ませたカ
ーペットにおいて、繊維層はナイロン綿が混織されてい
ることをその要旨としている。
【0007】なお、このナイロン綿は混合率が10%〜
40%が好ましい。10%未満であると、カーペットに
負荷が加わった後の伸びが発生しやすくなり、製品の反
りが出やすくなる。反対に40%を越えると、収縮等の
点で良くない。
【0008】請求項3の発明は、カーペットの表面側の
層を構成する生機と、裏面側の層を構成する繊維層とを
備え、ニードリングにより両層の繊維を互いに絡ませた
カーペットにおいて、繊維層は熱融着繊維が混織され、
同熱融着繊維にて繊維層の繊維同士が熱融着されている
ことをその要旨としている。
【0009】熱融着繊維は混合率が10%〜50%の範
囲が好ましい。10%未満であると、加熱時に熱融着繊
維が他の繊維に対する融着する量が少ないため、加熱硬
化後の製品の寸法安定性に欠け、又、形態安定性にも欠
ける。反対に、熱融着繊維が50%を越えると、熱融着
繊維が多すぎて、裏面の繊維層の厚みが少なくなり、カ
ーペット全体の厚みも少なくなる。熱融着繊維は、温度
110℃〜180℃の範囲で熱融着性を示すものであっ
て、例えば、低溶融ポリエステル繊維、芯鞘複合繊維
(例えば、サフメット(東レ社製)、TBS(バインダ
ー繊維:帝人社製)、ES繊維(チッソ社製))を挙げ
ることができる。
【0010】請求項4の発明は、カーペットの表面側の
層を構成する生機と、裏面側の層を構成する繊維層とを
備え、ニードリングにより両層の繊維を互いに絡ませた
カーペットにおいて、前記繊維層の上部にガラス織布を
形成し、下部に熱収縮性繊維を形成し、同熱収縮性繊維
は熱収縮されていることをその要旨としている。
【0011】熱収縮性繊維は温度110℃〜180℃の
範囲で加熱すると、熱収縮する繊維であって、例えば、
ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン
繊維等を挙げることができる。
【0012】
【作用】請求項1の発明は、カーペットの表面側の層を
構成する生機と、裏面側の層を構成する繊維層とにおい
て、ニードリングにより両層の繊維が互いに絡ませられ
るとともに、ガラス織布がその繊維間に介在しているた
め、伸び及び収縮が抑制され、良好な形態安定性を得
る。
【0013】請求項2の発明は、カーペットの表面側の
層を構成する生機と、裏面側の層を構成する繊維層とに
おいて、ニードリングにより両層の繊維が互いに絡ませ
られる。さらに、繊維層にはナイロン綿が混織されてい
るため、カーペット特有の上からの繰り返し圧縮による
へたりが少なくなり、伸びが抑制される。
【0014】請求項3の発明は、カーペットの表面側の
層を構成する生機と、裏面側の層を構成する繊維層とに
おいて、ニードリングにより両層の繊維が互いに絡ませ
られる。さらに、繊維層には熱融着繊維が混織されてい
るため、繊維層の繊維同士が融着され、製品の寸法安定
性、及び形態安定性が向上する。
【0015】請求項4の発明は、カーペットの表面側の
層を構成する生機と、裏面側の層を構成する繊維層とに
おいて、ニードリングにより両層の繊維が互いに絡ませ
られる。前記繊維層の上部はガラス織布にて形成し、下
部は熱収縮性繊維にて形成し、同熱収縮性繊維は熱収縮
されているため、ガラス織布と、熱収縮性繊維とによ
り、反りが防止され、カーペットの形態安定性が得られ
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明をカーペットタイルに具体化し
た実施例及び比較例を具体的に説明する。
【0017】(実施例1)図1に示すように、カーペッ
トタイル1は表面層として、ナイロンB.C.F(60
0g/m2 )にてループ状のパイル糸3が植設された不
織布(ポリエステル 100%)からなる基布2から生
機が構成されている。基布2の裏面側にはポリエステル
(レギュラーポリエステル、融点が260℃)繊維10
0%からなるフェルト状の繊維層4(厚み4mm)が設け
られている。繊維層4と基布2との間にはガラス織布1
0が配置されている。実施例1−1ではL33タイプ、
すなわち、ガラス繊維が7本/インチのもの、実施例1
−2ではL55タイプ、すなわち、ガラス繊維が10本
/インチのものを使用している。両実施例においては、
基布2とガラス織布10と繊維層4とが積層された状態
で、裏側から繊維層4に対して基布2に達する深さまで
ニードル5にてニードルパンチを行い、繊維層4の繊維
と、生機の基布2との繊維をガラス織布10を間に介在
させた状態で互いに絡ませ、生機に繊維層4を固着し
た。このカーペットタイルの大きさは縦、横それぞれ5
00mm×500 mm である。
【0018】又、比較例1として、基布2及び繊維層4
が同一の大きさ及び材質で、ガラス織布10を省いたも
のを製造し、キャスターテスト(JIS−L−1023
の参考3の方法を利用し、伸びを測定した、以下、伸び
試験という)、及びアーカナーテスト(収縮試験:DI
N54318)を行った。その結果を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】表1の結果から、実施例1−1,1−2と
も比較例1に比較してキャスターテストによる伸びは少
なく、アーカナーテストによる収縮は少ないことが確認
できた。
【0021】(実施例2)この実施例では、図2に示す
ようにカーペットタイル1は表面層として、ナイロン
B.C.F(600g/m2 )にてループ状のパイル糸
3が植設された不織布(ポリエステル100%)からな
る基布2から生機が構成されている。基布2の裏面側に
はポリエステル(レギュラーポリエステル、融点が26
0℃)繊維90%、ナイロン10%で、厚み4mmからな
るフェルト状の繊維層4(繊維層の総量400g/
2 )が設けられている。繊維層4はポリエステル繊維
とナイロン綿とが混合された状態でフェルト化して形成
されたものである。そして、両実施例においては、基布
2と繊維層4とが積層された状態で、裏側から繊維層4
に対して基布2に達する深さまでニードルパンチを行
い、繊維層4の繊維と、生機の基布2との繊維を互いに
絡ませ、生機に繊維層4を固着した。このカーペットタ
イルの大きさは縦、横それぞれ500mm×500 mm で
ある。
【0022】さらに、このカーペットタイルに対して繊
維層4側からニードリングにより空けられた無数の孔よ
り含浸樹脂としてそれぞれSBR合成ゴム、NR合成ゴ
ムを含浸させた上で硬化させ、表2に示すように実施例
2−1,2−2とした。この実施例の製品をキャスター
テスト(伸び試験)及びアーカナーテスト後の反り測定
(以下、反り試験)を行った。
【0023】なお、表2のアーカナーテスト(反り試
験)において、常態とは試験前におけるカーペットタイ
ルの4隅が床(又は基準面)から上方へ反り上がった距
離の平均値を示し、試験後の数値は試験後においてカー
ペットタイルの4隅(或いは側縁)が床から上方へ反り
上がった距離の平均値を示している。従って、+の数値
は小さいほど良好であることを示す。又、−の数値は床
(又は基準面)から下方へ反った場合を示し、カーペッ
トタイルの使用としては、この反りは問題とならなず、
むしろ好ましい反りとなる。
【0024】又、ナイロン10%を混織する代わりポリ
エステル繊維100%にしたものを表2に示すように比
較例2−1,2−2として、キャスターテスト(伸び試
験)及びアーカナーテスト(反り試験)を行った。
【0025】
【表2】
【0026】この結果、実施例2−1と比較例2−1と
を比較すると、伸び及び反りとも良好に抑制されてい
る。又、含浸樹脂を変更した実施例2−2と比較例2−
2とを比較しても、同様に伸び及び反りとも良好に抑制
されている。
【0027】(実施例3)図3に示すようにこの実施例
のカーペットタイル1は、表面層として、ナイロンB.
C.F(600g/m2 )にてループ状のパイル糸3が
植設された不織布(ポリエステル100%)からなる基
布2から生機が構成されている。基布2の裏面側にはポ
リエステル(レギュラーポリエステル、融点が260
℃)繊維100%からなるフェルト状の繊維層4(厚み
4mm)が設けられている。繊維層4と基布2との間には
ガラス織布10が配置されている。この実施例ではL5
5タイプ、すなわち、ガラス繊維が10本/インチのも
のを使用している。又、繊維層4の下面には熱収縮性繊
維からなる熱収縮性繊維層11が積層されている。この
熱収縮性繊維層11は熱収縮性のポリエステル織布から
なり、この実施例では、ラミネット(ユニチカグラスフ
ァィバー社製)から構成されている。このラミネットは
種々の種類があるが、この実施例では、加熱すると、5
%の収縮が行われる性質のものを使用している。
【0028】そして、基布2、ガラス織布10、繊維層
4、熱収縮性繊維層11とが積層された状態で、裏側か
ら繊維層4に対して基布2に達する深さまでニードルパ
ンチを行い、繊維層4の繊維と、生機の基布2との繊維
をガラス織布10を間に介在させた状態で互いに絡ま
せ、生機に繊維層4が固着されている。なお、このカー
ペットタイルの大きさは縦、横それぞれ500mm×50
0 mm である。
【0029】さらに、このカーペットタイルに対して繊
維層4側からニードリングにより空けられた無数の孔よ
り含浸樹脂としてそれぞれSBR合成ゴムを含浸させた
上でこの状態で温度110℃〜180℃の範囲で加熱す
る。この加熱により、含浸されたSBR合成ゴムは乾燥
硬化すると同時に、熱収縮性繊維層11が熱収縮され
る。表3に示すように実施例3とした。この実施例の製
品をキャスターテスト(伸び試験)及びアーカナーテス
ト(反り試験)を行った。
【0030】又、比較例3として、基布2、ガラス織布
10及び繊維層4が同一の大きさ及び材質で、熱収縮性
繊維層11を省いたものを製造し、キャスターテスト
(伸び試験)、及びアーカナーテスト(反り試験)を行
った。その結果を表3に示す。
【0031】
【表3】
【0032】この結果、実施例の方が、比較例よりも反
りが良好に抑制されていることが確認できた。 (実施例4)図4に示すようにこの実施例のカーペット
タイル1は、表面層として、ナイロンB.C.F(60
0g/m2 )にてループ状のパイル糸3が植設された不
織布(ポリエステル100%)からなる基布2から生機
が構成されている。基布2の裏面側にはポリエステル
(レギュラーポリエステル、融点が260℃)繊維70
%、ナイロン20%、熱融着繊維10%からなるフェル
ト状の繊維層4(厚み4mm)が設けられている。この実
施例では、熱融着繊維は、ポリエステル100%4Dで
あるサフメット(東レ社製)を使用している。繊維層4
と基布2との間にはガラス織布10が配置されている。
この実施例ではL55タイプ、すなわち、ガラス繊維が
10本/インチのものを使用している。又、繊維層4の
下面には熱収縮性繊維からなる熱収縮性繊維層11が積
層されている。この熱収縮性繊維層11は熱収縮性のポ
リエステル織布からなり、この実施例では、ラミネット
(ユニチカグラスファィバー社製)から構成されてい
る。このラミネットは種々の種類があるが、この実施例
では、加熱すると、5%の収縮が行われる性質のものを
使用している。
【0033】そして、基布2、ガラス織布10、繊維層
4、熱収縮性繊維層11とが積層された状態で、その後
裏側から繊維層4に対して基布2に達する深さまでニー
ドルパンチを行い、繊維層4の繊維と、生機の基布2と
の繊維を互いに絡ませ、生機に繊維層4が固着されてい
る。なお、このカーペットタイルの大きさは縦、横それ
ぞれ500mm×500 mm である。
【0034】さらに、このカーペットタイルに対して繊
維層4側からニードリングにより空けられた無数の孔よ
り含浸樹脂としてそれぞれSBR合成ゴム、NR合成ゴ
ムをを含浸させた上で、温度110℃〜140℃にて加
熱して、含浸した合成ゴムを乾燥硬化すると同時に、熱
融着繊維を熱融着させ、さらに、熱収縮性繊維層11を
熱収縮させた。これらを表4に示すように実施例4−
1,4−2とした。この実施例の製品をキャスターテス
ト(伸び試験)及びアーカナーテスト(反り試験)を行
った。
【0035】又、比較例4−1,4−2として、繊維層
をポリエステル100%(400g、4mm厚み)に変
え、他を実施例4−1,4−2と同様にしたものを製造
した。この比較例もキャスターテスト(伸び試験)、及
びアーカナーテスト(反り試験)を行った。その結果を
表4に示す。
【0036】
【表4】
【0037】この実施例では、いずれも実施例のものの
方が、伸び、及び反りが抑制され、実施例では特に反り
は著しく中央上面が上方へ反ったものとなった。この状
態が好ましい理由は、カーペットタイルでは周縁が上方
に反り返ると、その反り返った部分に椅子、人間の足等
が引っ掛かり、タイル状に組み合わされたカーペットタ
イルが隣接するカーペットタイルから外れ易くなって好
ましくない。反対に、中央上面が上方へ反った場合に
は、このようなことはないからである。
【0038】(実施例5)図5に示すようにこの実施例
のカーペットタイル1は、表面層として、ナイロンB.
C.F(600g/m2 )にてループ状のパイル糸3が
植設された不織布(ポリエステル100%)からなる基
布2から生機が構成されている。基布2の裏面側にはポ
リエステル(レギュラーポリエステル、融点が260
℃)繊維50%、ナイロン20%、熱融着繊維30%か
らなるフェルト状の繊維層4(厚み4mm)が設けられて
いる。この実施例では、熱融着繊維は、ポリエステル1
00% 4Dであるサフメット(東レ社製)を使用して
いる。繊維層4と基布2との間にはガラス織布10が配
置されている。この実施例ではL55タイプ、すなわ
ち、ガラス繊維が10本/インチのものを使用してい
る。そして、基布2とガラス織布10と繊維層4とが積
層された状態で、その後裏側から繊維層4に対して基布
2に達する深さまでニードルパンチを行い、繊維層4の
繊維と、生機の基布2との繊維を互いに絡ませ、生機に
繊維層4が固着されている。なお、このカーペットタイ
ルの大きさは縦、横それぞれ500mm×500 mm であ
る。
【0039】さらに、このカーペットタイルに対して繊
維層4側からニードリングにより空けられた無数の孔よ
り含浸樹脂としてそれぞれSBR合成ゴムを含浸させた
上で、温度110℃〜140℃にて加熱して、SBR合
成ゴムを乾燥硬化すると同時に、熱融着繊維を熱融着さ
せて硬化させ、表5に示すように実施例5とした。この
実施例の製品をキャスターテスト(伸び試験)及びアー
カナーテスト(反り試験及び収縮試験)を行った。その
結果を表5に示す。
【0040】
【表5】
【0041】なお、表5において、目標値は、最も厳格
に伸縮、反り、収縮の抑制が要求される場合の値であっ
て、この実施例では、この値をもうわまった良好な寸法
安定製、形態安定が得られている。
【0042】なお、この発明は前記各実施例に限定され
るものではなく、他のカーペットに具体化することは勿
論可能である。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、この請求項1の発
明は、カーペットの表面側の層を構成する生機と、裏面
側の層を構成する繊維層とにおいて、ニードリングによ
り両層の繊維が互いに絡ませられるとともに、ガラス織
布がその繊維間に介在しているため、伸び及び収縮が抑
制され、良好な形態安定性を得ることができる。
【0044】請求項2の発明は、カーペットの表面側の
層を構成する生機と、裏面側の層を構成する繊維層とに
おいて、ニードリングにより両層の繊維が互いに絡ませ
られる。さらに、繊維層にはナイロン綿が混織されてい
るため、伸びを抑制することができる。
【0045】請求項3の発明は、繊維層には熱融着繊維
が混織されているため、繊維層の繊維同士が融着され、
製品の寸法安定性、及び形態安定性を向上することがで
きる。
【0046】請求項4の発明は、繊維層の上部はガラス
織布にて形成し、下部は熱収縮性繊維にて形成し、同熱
収縮性繊維は熱収縮されているため、ガラス織布と、熱
収縮性繊維とにより、反りが防止され、カーペットの形
態安定性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化した第一実施例の断面図であ
る。
【図2】 本発明を具体化した第二実施例の断面図であ
る。
【図3】 本発明を具体化した第三実施例の断面図であ
る。
【図4】 本発明を具体化した第四実施例の断面図であ
る。
【図5】 本発明を具体化した第五実施例の断面図であ
る。
【符合の説明】
1…カーペットタイル、2…基布、3…パイル糸、4…
繊維層、5…ニードル、10…ガラス織布、11…熱収
縮性繊維。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーペットの表面側の層を構成する生機
    と、裏面側の層を構成する繊維層とを備え、ニードリン
    グにより両層の繊維を互いに絡ませたカーペットにおい
    て、 前記生機と繊維層間にガラス織布を積層した状態で前記
    両層の繊維を絡ませたことを特徴とするカーペット。
  2. 【請求項2】 カーペットの表面側の層を構成する生機
    と、裏面側の層を構成する繊維層とを備え、ニードリン
    グにより両層の繊維を互いに絡ませたカーペットにおい
    て、 繊維層はナイロン綿が混織されていることを特徴とする
    カーペット。
  3. 【請求項3】 カーペットの表面側の層を構成する生機
    と、裏面側の層を構成する繊維層とを備え、ニードリン
    グにより両層の繊維を互いに絡ませたカーペットにおい
    て、 繊維層は熱融着繊維が混織され、同熱融着繊維にて繊維
    層の繊維同士が熱融着されていることを特徴とするカー
    ペット。
  4. 【請求項4】 カーペットの表面側の層を構成する生機
    と、裏面側の層を構成する繊維層とを備え、ニードリン
    グにより両層の繊維を互いに絡ませたカーペットにおい
    て、 前記繊維層の上部にガラス織布を形成し、下部に熱収縮
    性繊維を形成し、同熱収縮性繊維は熱収縮されているこ
    とを特徴とするカーペット。
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