JP2694728B2 - 燃焼室及び燃焼方法 - Google Patents
燃焼室及び燃焼方法Info
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- F26B—DRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
- F26B11/00—Machines or apparatus for drying solid materials or objects with movement which is non-progressive
- F26B11/02—Machines or apparatus for drying solid materials or objects with movement which is non-progressive in moving drums or other mainly-closed receptacles
- F26B11/028—Arrangements for the supply or exhaust of gaseous drying medium for direct heat transfer, e.g. perforated tubes, annular passages, burner arrangements, dust separation, combined direct and indirect heating
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23C—METHODS OR APPARATUS FOR COMBUSTION USING FLUID FUEL OR SOLID FUEL SUSPENDED IN A CARRIER GAS OR AIR
- F23C3/00—Combustion apparatus characterised by the shape of the combustion chamber
- F23C3/006—Combustion apparatus characterised by the shape of the combustion chamber the chamber being arranged for cyclonic combustion
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
- F23G7/00—Incinerators or other apparatus for consuming industrial waste, e.g. chemicals
- F23G7/06—Incinerators or other apparatus for consuming industrial waste, e.g. chemicals of waste gases or noxious gases, e.g. exhaust gases
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- F23G7/065—Incinerators or other apparatus for consuming industrial waste, e.g. chemicals of waste gases or noxious gases, e.g. exhaust gases with supplementary heating using gaseous or liquid fuel
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- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23M—CASINGS, LININGS, WALLS OR DOORS SPECIALLY ADAPTED FOR COMBUSTION CHAMBERS, e.g. FIREBRIDGES; DEVICES FOR DEFLECTING AIR, FLAMES OR COMBUSTION PRODUCTS IN COMBUSTION CHAMBERS; SAFETY ARRANGEMENTS SPECIALLY ADAPTED FOR COMBUSTION APPARATUS; DETAILS OF COMBUSTION CHAMBERS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- F23M5/04—Supports for linings
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- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
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- F23M5/00—Casings; Linings; Walls
- F23M5/08—Cooling thereof; Tube walls
- F23M5/085—Cooling thereof; Tube walls using air or other gas as the cooling medium
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- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
- F23G2203/00—Furnace arrangements
- F23G2203/30—Cyclonic combustion furnace
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- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23M—CASINGS, LININGS, WALLS OR DOORS SPECIALLY ADAPTED FOR COMBUSTION CHAMBERS, e.g. FIREBRIDGES; DEVICES FOR DEFLECTING AIR, FLAMES OR COMBUSTION PRODUCTS IN COMBUSTION CHAMBERS; SAFETY ARRANGEMENTS SPECIALLY ADAPTED FOR COMBUSTION APPARATUS; DETAILS OF COMBUSTION CHAMBERS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- Thermal Sciences (AREA)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、材料がそこで乾燥
され或いは加熱される装置へ加熱ガスを送る燃焼室及び
その燃焼方法に関する。
され或いは加熱される装置へ加熱ガスを送る燃焼室及び
その燃焼方法に関する。
【0002】
【従来の技術】乾燥システムは、多くの異る材料の製造
及び処理にとって重要である。例えば、乾燥システム
は、パーティクルボードの製造中、ウッドチップを乾燥
するためにしばしば使用される。さらに、それらの乾燥
システムは、エタノールの処理には、特に重要である。
特に、発酵処理中、エタノールを穀物から除去した後、
保管するため、あるいは動物用飼料や他の使用のために
穀物を再販するためにその穀物を乾燥することは望まし
い事である。
及び処理にとって重要である。例えば、乾燥システム
は、パーティクルボードの製造中、ウッドチップを乾燥
するためにしばしば使用される。さらに、それらの乾燥
システムは、エタノールの処理には、特に重要である。
特に、発酵処理中、エタノールを穀物から除去した後、
保管するため、あるいは動物用飼料や他の使用のために
穀物を再販するためにその穀物を乾燥することは望まし
い事である。
【0003】その典型的な乾燥システムは、燃焼室を有
し、その中に、天然ガスと空気が供給され、燃焼され
る。燃焼室内で加熱された燃焼ガスはそれからドラフト
ファンにより回転式円筒形ドライヤへ送られる。乾燥さ
れる予定の材料は、ドライヤ内へ入れられ、加熱ガス流
にさらされる。
し、その中に、天然ガスと空気が供給され、燃焼され
る。燃焼室内で加熱された燃焼ガスはそれからドラフト
ファンにより回転式円筒形ドライヤへ送られる。乾燥さ
れる予定の材料は、ドライヤ内へ入れられ、加熱ガス流
にさらされる。
【0004】乾燥が行われた材料は、それから、サイク
ロンセパレータにおいて、加熱ガス流から分離される。
残りの加熱ガスは典型的には、そこで大気へ放出され
る。先行技術の典型的な乾燥システムの一例が米国特許
No.3,861,055に開示されており、その特許
を参考例としてここに引用する。
ロンセパレータにおいて、加熱ガス流から分離される。
残りの加熱ガスは典型的には、そこで大気へ放出され
る。先行技術の典型的な乾燥システムの一例が米国特許
No.3,861,055に開示されており、その特許
を参考例としてここに引用する。
【0005】乾燥システムは、典型的なものでは、前記
特許に開示されている水平方向に配置した燃焼室を使用
する。これらの燃焼室の温度は、典型的には、約120
0°Fであるが、2000°Fの高温に達することがあ
る。これらの高温に耐えるために、燃焼室は普通、例え
ば、セラミックタイルのような耐火材料で形成される。
この耐火材料で形成した燃焼室、またはその耐火材料で
裏ばりした燃焼室は高価であり、製造が困難であった。
特許に開示されている水平方向に配置した燃焼室を使用
する。これらの燃焼室の温度は、典型的には、約120
0°Fであるが、2000°Fの高温に達することがあ
る。これらの高温に耐えるために、燃焼室は普通、例え
ば、セラミックタイルのような耐火材料で形成される。
この耐火材料で形成した燃焼室、またはその耐火材料で
裏ばりした燃焼室は高価であり、製造が困難であった。
【0006】従来から、水平形燃焼室を構成するため
に、やや高価な効果的材料、例えばステンレス鋼を使用
する試みがなされてきた。しかしながら、ステンレス鋼
による水平型燃焼室は典型的には、その燃焼工程で生じ
る温度に耐えることはできない。特に、ステンレス鋼壁
は、バーナーの火炎によって生じる強力な放射エネルギ
ーを受けるので、ステンレス鋼は次第に酸化を生じる。
に、やや高価な効果的材料、例えばステンレス鋼を使用
する試みがなされてきた。しかしながら、ステンレス鋼
による水平型燃焼室は典型的には、その燃焼工程で生じ
る温度に耐えることはできない。特に、ステンレス鋼壁
は、バーナーの火炎によって生じる強力な放射エネルギ
ーを受けるので、ステンレス鋼は次第に酸化を生じる。
【0007】典型的には、水平型シリンダとして形成さ
れる水平形燃焼室のその構造により、ステンレス鋼壁
は、しばしば自重を支持する必要がある。かくして、壁
がもっと高温にさらされると、それらのステンレス鋼は
その構造上の強度を失い、ひどく変形したり自重で崩壊
することになる。
れる水平形燃焼室のその構造により、ステンレス鋼壁
は、しばしば自重を支持する必要がある。かくして、壁
がもっと高温にさらされると、それらのステンレス鋼は
その構造上の強度を失い、ひどく変形したり自重で崩壊
することになる。
【0008】或る従来の乾燥システムでは、ドライヤか
ら出たガスを燃焼室へ再循環させる試みがなされてき
た。その再循環されるリサイクルガスはしばしば、偶然
的で、コントロールされないやり方で燃焼室へ導入され
るので、それらのガスはバーナーの火炎の操作と効率を
妨害することがある。さらに、リサイクルガスは、リサ
イクルガス中の汚染物質の酸化を不完全にし、或いは不
適切なものとする。
ら出たガスを燃焼室へ再循環させる試みがなされてき
た。その再循環されるリサイクルガスはしばしば、偶然
的で、コントロールされないやり方で燃焼室へ導入され
るので、それらのガスはバーナーの火炎の操作と効率を
妨害することがある。さらに、リサイクルガスは、リサ
イクルガス中の汚染物質の酸化を不完全にし、或いは不
適切なものとする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】かくして、従来の燃焼
室の欠点や欠陥を克服した新規な燃焼室構造が必要とな
った。そこで、本発明の目的は、効率を上げながら、リ
サイクルガスの酸化を可能とし、同時に、リサイクルガ
スにより、バーナーの火炎の干渉の原因を軽減するよう
な燃焼室構造体を提供することである。
室の欠点や欠陥を克服した新規な燃焼室構造が必要とな
った。そこで、本発明の目的は、効率を上げながら、リ
サイクルガスの酸化を可能とし、同時に、リサイクルガ
スにより、バーナーの火炎の干渉の原因を軽減するよう
な燃焼室構造体を提供することである。
【0010】本発明のもうひとつの目的は、バーナーの
火炎によって放出される熱エネルギーを吸収し、それに
よってそのような熱エネルギーからその燃焼室構造体を
保護しかつ熱絶縁するために、リサイクルする燃焼ガス
を利用する燃焼室構造体を提供することである。
火炎によって放出される熱エネルギーを吸収し、それに
よってそのような熱エネルギーからその燃焼室構造体を
保護しかつ熱絶縁するために、リサイクルする燃焼ガス
を利用する燃焼室構造体を提供することである。
【0011】本発明のもうひとつの目的は、温度が変化
する時、伸縮可能な燃焼室構造体を提供することであ
る。
する時、伸縮可能な燃焼室構造体を提供することであ
る。
【0012】本発明のさらにもうひとつの目的は、その
構成材料としてステンレス鋼の使用を可能とするような
乾燥システム用燃焼室構造体を提供することである。
構成材料としてステンレス鋼の使用を可能とするような
乾燥システム用燃焼室構造体を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部燃焼区域
を形成する内面を備えた縦形本体を有する燃焼室に関す
る。前記本体の一端近くにバーナーが配置され、そのバ
ーナーの火炎は、点火時、燃焼室へ伸長する。
を形成する内面を備えた縦形本体を有する燃焼室に関す
る。前記本体の一端近くにバーナーが配置され、そのバ
ーナーの火炎は、点火時、燃焼室へ伸長する。
【0014】燃焼区域には、環状挿入部材が配設され、
それはバーナーの火炎を全体に取り囲む。その環状挿入
部材は、二次ガスがバーナーの火炎によって酸化される
ようにその二次ガスを燃焼区域へ導入するために二次ガ
ス導入ゾーンを構成する。
それはバーナーの火炎を全体に取り囲む。その環状挿入
部材は、二次ガスがバーナーの火炎によって酸化される
ようにその二次ガスを燃焼区域へ導入するために二次ガ
ス導入ゾーンを構成する。
【0015】その挿入部材の内面は、導入ゾーンと燃焼
区域との間を流体連絡するよう少くとも一個の開口を有
する。その開口は、挿入部材の内面に対して正接状に配
置され、二次ガスを回転状に導くことによって、燃焼室
の内面近くにガスのフィルムを形成する。
区域との間を流体連絡するよう少くとも一個の開口を有
する。その開口は、挿入部材の内面に対して正接状に配
置され、二次ガスを回転状に導くことによって、燃焼室
の内面近くにガスのフィルムを形成する。
【0016】燃焼室本体は、外側シェルと内側円筒形ラ
イナーとを有する。外側シェルは、ほぼ水平の内方へ伸
長する支持棚板を有する。内側ライナーは、外方へ伸長
するほぼ水平の張出部をその上端に有する。張出部は棚
板の上に載置され、ライナーを懸架状に支持するので、
そのライナーは、温度が変化する時、伸縮することがで
きる。
イナーとを有する。外側シェルは、ほぼ水平の内方へ伸
長する支持棚板を有する。内側ライナーは、外方へ伸長
するほぼ水平の張出部をその上端に有する。張出部は棚
板の上に載置され、ライナーを懸架状に支持するので、
そのライナーは、温度が変化する時、伸縮することがで
きる。
【0017】本発明のその他の目的、効果、及び新規な
特徴は一部、以下の記載に説明されており、一部は、以
下の記載を読むことにより、この技術に熟達した者にと
って明らかとなり、或いは本発明を実施することにより
知ることができる。本発明のその他の目的及び効果は、
特に、請求項に指摘した装置や組合わせにより実現する
ことができる。
特徴は一部、以下の記載に説明されており、一部は、以
下の記載を読むことにより、この技術に熟達した者にと
って明らかとなり、或いは本発明を実施することにより
知ることができる。本発明のその他の目的及び効果は、
特に、請求項に指摘した装置や組合わせにより実現する
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の原理を実施した燃焼室全
体を符号20で示す。その燃焼室20は図2に示すよう
に、円筒形ベース24と円筒形カバー26と共に、外側
円筒形シェル22を有する。このシェル22は円筒形壁
の下部部分28と、円筒形壁の中間部分30と、円筒形
壁の上部部分32とで成る。
体を符号20で示す。その燃焼室20は図2に示すよう
に、円筒形ベース24と円筒形カバー26と共に、外側
円筒形シェル22を有する。このシェル22は円筒形壁
の下部部分28と、円筒形壁の中間部分30と、円筒形
壁の上部部分32とで成る。
【0019】下部部分28は、好ましくは、ベース24
と一体的に形成され、図8に最もよく示すように、ベー
ス24の周囲から上方へ伸長する。下部部分28は図7
に最もよく示すように、接続装置34によって中間部分
30に接続される。接続装置34は一対の環状L字形接
続フランジ36,38を有する。
と一体的に形成され、図8に最もよく示すように、ベー
ス24の周囲から上方へ伸長する。下部部分28は図7
に最もよく示すように、接続装置34によって中間部分
30に接続される。接続装置34は一対の環状L字形接
続フランジ36,38を有する。
【0020】フランジ36は、好ましくは、下部部分2
8の上端近くで、その外周面に溶接される。フランジ3
8は好ましくは、中間部分30の下端近くで、その中間
部分の外周面に溶接される。フランジ36,38の水平
部分は、好ましくは、複数の一線に並んで互いに間隔を
おいて位置する穴を有し、その穴にボルト40を挿入し
て、2つの部分を一緒に固定する。
8の上端近くで、その外周面に溶接される。フランジ3
8は好ましくは、中間部分30の下端近くで、その中間
部分の外周面に溶接される。フランジ36,38の水平
部分は、好ましくは、複数の一線に並んで互いに間隔を
おいて位置する穴を有し、その穴にボルト40を挿入し
て、2つの部分を一緒に固定する。
【0021】接続装置34はまた、当接リング44を支
持する。そのリング44は後で詳述するように、隣接す
る直線部分を整列状態に保持し、その直線部分の形を維
持する。リング44は好ましくは、平坦な環状金属部材
で形成される。
持する。そのリング44は後で詳述するように、隣接す
る直線部分を整列状態に保持し、その直線部分の形を維
持する。リング44は好ましくは、平坦な環状金属部材
で形成される。
【0022】そのリング44は、そのリング44の外側
部分をフランジ36,38の水平部分間に位置づけるこ
とによって、即ち、“サンドイッチ状に”はさみこむこ
とによってその垂直位置に支持される。リング44は、
フランジ36,38にある穴と一線に並んだ穴を有する
ので、ボルト40が下部部分と中間部分を一緒に固定
し、リングをその垂直位置に固定する。
部分をフランジ36,38の水平部分間に位置づけるこ
とによって、即ち、“サンドイッチ状に”はさみこむこ
とによってその垂直位置に支持される。リング44は、
フランジ36,38にある穴と一線に並んだ穴を有する
ので、ボルト40が下部部分と中間部分を一緒に固定
し、リングをその垂直位置に固定する。
【0023】中間部分30は図6に最もよく示すよう
に、接続装置46によって上部部分32に接続される。
接続装置46は前述のフランジ36,38と同じ環状L
字形接続フランジ48,50を有する。フランジ48は
中間部分30の上端近くでその周囲面に溶接される。フ
ランジ50は上部部分の下端近くでその上部部分32に
溶接される。フランジ48,50は、前述のフランジ3
6,38と同じ方法でボルト40により接続される。
に、接続装置46によって上部部分32に接続される。
接続装置46は前述のフランジ36,38と同じ環状L
字形接続フランジ48,50を有する。フランジ48は
中間部分30の上端近くでその周囲面に溶接される。フ
ランジ50は上部部分の下端近くでその上部部分32に
溶接される。フランジ48,50は、前述のフランジ3
6,38と同じ方法でボルト40により接続される。
【0024】接続装置46はシェル22内で垂直位置に
環状支持棚板52を固定するために使用される。この棚
板52は後でもっと詳しく説明するように、中間ライニ
ング部分を支持するために使用される。棚板52は、好
ましくは、平らな環状金属部材で形成される。
環状支持棚板52を固定するために使用される。この棚
板52は後でもっと詳しく説明するように、中間ライニ
ング部分を支持するために使用される。棚板52は、好
ましくは、平らな環状金属部材で形成される。
【0025】リング状の接続装置46の場合のように、
棚板52は、フランジ48と50の水平部分間に、棚板
52の外側部分を位置づける、即ち“はこみこむ”こと
によって、その垂直位置に固定される。さらに、棚板5
2は、その棚板52に形成された穴をフランジ48,5
0の穴に一致させ、その一致した穴にボルト40を挿入
固定することによって適所に保持される。
棚板52は、フランジ48と50の水平部分間に、棚板
52の外側部分を位置づける、即ち“はこみこむ”こと
によって、その垂直位置に固定される。さらに、棚板5
2は、その棚板52に形成された穴をフランジ48,5
0の穴に一致させ、その一致した穴にボルト40を挿入
固定することによって適所に保持される。
【0026】カバー26は、図3及び図4に最もよく示
すように、接続装置54により上部部分32に固定され
る。接続装置54は環状L字形接続フランジ56を有す
る。この接続フランジ56は、上部部分32の上端近く
で、その周囲面に溶接され、フランジ36,38,4
8,50と同じものである。カバー26は環状接続部分
58を有する。
すように、接続装置54により上部部分32に固定され
る。接続装置54は環状L字形接続フランジ56を有す
る。この接続フランジ56は、上部部分32の上端近く
で、その周囲面に溶接され、フランジ36,38,4
8,50と同じものである。カバー26は環状接続部分
58を有する。
【0027】フランジ56の水平部分と接続部分58
は、その両構造体に形成された複数の間隔をおいて位置
する穴を一致させ、その一致した穴にボルト40を通す
ことによって一緒に接続される。さらに、接続装置46
の場合と同じく、接続装置54はその垂直位置に環状支
持棚板60を固定する。
は、その両構造体に形成された複数の間隔をおいて位置
する穴を一致させ、その一致した穴にボルト40を通す
ことによって一緒に接続される。さらに、接続装置46
の場合と同じく、接続装置54はその垂直位置に環状支
持棚板60を固定する。
【0028】棚板60は、後でもっと詳しく説明するよ
うに、上部ライナー部分を支持するために使用される。
棚板52と同様に、棚板60も、好ましくは、平坦な環
状金属部材で形成される。棚板60の外側部分は、フラ
ンジ56の水平部分と接続部分58との間に位置づけら
れる、即ち“はさみ込まれる”。
うに、上部ライナー部分を支持するために使用される。
棚板52と同様に、棚板60も、好ましくは、平坦な環
状金属部材で形成される。棚板60の外側部分は、フラ
ンジ56の水平部分と接続部分58との間に位置づけら
れる、即ち“はさみ込まれる”。
【0029】棚板52と同じく、棚板60は複数の穴を
有し、それらの穴は、フランジ56と接続部分58に形
成された穴と一致するので、棚板60をその垂直位置に
固定するために、ボルト40を使用することができる。
有し、それらの穴は、フランジ56と接続部分58に形
成された穴と一致するので、棚板60をその垂直位置に
固定するために、ボルト40を使用することができる。
【0030】シェルベース24、シェル22の各部分2
8,30,32、接続フランジ36,38,48,5
0,56、カバー26、リング44、支持棚板52,6
0は全て、炭素鋼で形成するのが好ましい。
8,30,32、接続フランジ36,38,48,5
0,56、カバー26、リング44、支持棚板52,6
0は全て、炭素鋼で形成するのが好ましい。
【0031】中空円筒形下部ライナー部分64、中空円
筒形中間ライナー部分66及び中空円筒形上部ライナー
部分68は、図2に示すように、外側シェル22の内部
に同中心的に受入れられ、その内部に燃焼区域70を形
成する。カバー26の上面にバーナー72が取付けられ
る。
筒形中間ライナー部分66及び中空円筒形上部ライナー
部分68は、図2に示すように、外側シェル22の内部
に同中心的に受入れられ、その内部に燃焼区域70を形
成する。カバー26の上面にバーナー72が取付けられ
る。
【0032】バーナー72は、エアブロワ(図示せず)
と、バーナー燃料流入ダクト(図示せず)とに接続され
る。バーナー72はカバー26の穴74を通って伸長す
るので、バーナーの出口76は、図3に示すように、燃
焼区域70内にその少くとも一部が配置される。
と、バーナー燃料流入ダクト(図示せず)とに接続され
る。バーナー72はカバー26の穴74を通って伸長す
るので、バーナーの出口76は、図3に示すように、燃
焼区域70内にその少くとも一部が配置される。
【0033】下部ライナー部分64は略カップ形に形成
され、その下端に沿って完全にシールされる。下部ライ
ナー部分64は、図2,図8に示すように、ベース24
の支持体80上に位置する円形床78を有する。下部ラ
イナー部分64の円筒形側壁は図7に最もよく示すよう
に、床78から当接リング44の近くの位置まで伸長す
る。
され、その下端に沿って完全にシールされる。下部ライ
ナー部分64は、図2,図8に示すように、ベース24
の支持体80上に位置する円形床78を有する。下部ラ
イナー部分64の円筒形側壁は図7に最もよく示すよう
に、床78から当接リング44の近くの位置まで伸長す
る。
【0034】特に、下部ライナー部分64の外周面は、
その上端近くで当接リング44の内縁84から内方へ間
隔をおいて位置し、ライナーと内縁84との間に環状ス
ペース86が形成される。当接リング44は、ライナー
が燃焼区域70に関連して高温にさらされる時、ライナ
ー部分を線状に保持し、そのライナー部分の外方へのた
わみを軽減する。
その上端近くで当接リング44の内縁84から内方へ間
隔をおいて位置し、ライナーと内縁84との間に環状ス
ペース86が形成される。当接リング44は、ライナー
が燃焼区域70に関連して高温にさらされる時、ライナ
ー部分を線状に保持し、そのライナー部分の外方へのた
わみを軽減する。
【0035】下部ライナー部分64は図2,図9に示す
ように、その側壁の一部に形成されたほぼ矩形の出口8
8を有する。出口88はドライヤ用流入ダクト90と燃
焼区域70との間で流体の連絡を可能とするので、燃焼
区域70内のガスは、後で詳述するように、燃焼区域7
0からダクト90を通してドライヤへ運ばれる。ダクト
90は、出口88と接続するために円筒形壁の下部部分
28の側壁にある開口を通って伸長する。
ように、その側壁の一部に形成されたほぼ矩形の出口8
8を有する。出口88はドライヤ用流入ダクト90と燃
焼区域70との間で流体の連絡を可能とするので、燃焼
区域70内のガスは、後で詳述するように、燃焼区域7
0からダクト90を通してドライヤへ運ばれる。ダクト
90は、出口88と接続するために円筒形壁の下部部分
28の側壁にある開口を通って伸長する。
【0036】下部ライナー部分64はさらに、図2、図
8に示すように、取り外し可能な保護用底板92を有す
る。この底板92は床78から上方へ伸長する支柱94
上に配設される。燃焼区域70のこの下部部分はバーナ
ーの火炎からの強力な放射を受けるので、熱による損傷
を最も受け易い部分である。底板92は床78を全体的
にカバーしており、ライナー部分の中でも、熱による損
傷を最も受け易い部分の取りかえをやり易くするため
に、底板92は取り外し可能である。
8に示すように、取り外し可能な保護用底板92を有す
る。この底板92は床78から上方へ伸長する支柱94
上に配設される。燃焼区域70のこの下部部分はバーナ
ーの火炎からの強力な放射を受けるので、熱による損傷
を最も受け易い部分である。底板92は床78を全体的
にカバーしており、ライナー部分の中でも、熱による損
傷を最も受け易い部分の取りかえをやり易くするため
に、底板92は取り外し可能である。
【0037】中間ライナー部分66は、図6に最もよく
示すように、支持棚板52から支持される、即ち吊るさ
れる。特に、中間ライナー部分66の上端には、外方へ
伸長する環状張出部96が配設される。その環状張出部
96の下面は、棚板52の上面の上に位置し、中間ライ
ナー部分66を懸架状態に支持する。
示すように、支持棚板52から支持される、即ち吊るさ
れる。特に、中間ライナー部分66の上端には、外方へ
伸長する環状張出部96が配設される。その環状張出部
96の下面は、棚板52の上面の上に位置し、中間ライ
ナー部分66を懸架状態に支持する。
【0038】さらに、環状張出部96の近くの中間ライ
ナー部分66の外周面は、棚板52の内縁98から間隔
をおいて位置するので、棚板52とライナーの外周面と
の間に環状間隙100が形成される。この間隙100が
形成され、環状張出部96が棚板52の上に単に位置す
るだけで、その棚板52にしっかりと固定されている訳
ではないので、中間ライナー部分66は、燃焼区域70
の高温にさらされた時、外方へ自由に拡開する。
ナー部分66の外周面は、棚板52の内縁98から間隔
をおいて位置するので、棚板52とライナーの外周面と
の間に環状間隙100が形成される。この間隙100が
形成され、環状張出部96が棚板52の上に単に位置す
るだけで、その棚板52にしっかりと固定されている訳
ではないので、中間ライナー部分66は、燃焼区域70
の高温にさらされた時、外方へ自由に拡開する。
【0039】特に中間ライナー部分66は、燃焼室が長
期間、高温にさらされる時、横方向へ拡開する。このよ
うに拡開する時、環状張出部96は棚板52に沿って外
方へ摺動する。そのライナーは、その外周面が棚板52
の内縁98に接触するまで外方へ拡開する。かくして、
内縁98は中間ライナー部分66を整列状態に保持し、
その外方へのたわみを軽減するので、その形がほぼ円形
に保持される。
期間、高温にさらされる時、横方向へ拡開する。このよ
うに拡開する時、環状張出部96は棚板52に沿って外
方へ摺動する。そのライナーは、その外周面が棚板52
の内縁98に接触するまで外方へ拡開する。かくして、
内縁98は中間ライナー部分66を整列状態に保持し、
その外方へのたわみを軽減するので、その形がほぼ円形
に保持される。
【0040】中間ライナー部分66の下端102は、図
7に示すように、下部ライナー部分64の上端内に同中
心的に位置づけられる。下部ライナー部分64と中間ラ
イナー部分66は、しかしながらどんなやり方ででも互
いに取り付けられることはない。かくして、燃焼区域7
0内が高温となる時、中間ライナー部分66は下方へ自
由に拡開する。さらに、下部ライナー部分64は上方へ
自由に拡開する。
7に示すように、下部ライナー部分64の上端内に同中
心的に位置づけられる。下部ライナー部分64と中間ラ
イナー部分66は、しかしながらどんなやり方ででも互
いに取り付けられることはない。かくして、燃焼区域7
0内が高温となる時、中間ライナー部分66は下方へ自
由に拡開する。さらに、下部ライナー部分64は上方へ
自由に拡開する。
【0041】さらに、下部ライナー部分64と当接リン
グ44の内縁84との間に環状スペース86があるため
に、下部ライナー部分64もまた、それが内縁84と接
触するまで外方へ伸長する。さらに、中間ライナー部分
66の外周面と下部ライナー部分64の内面とは、互い
に間隔をおいて位置するので、燃焼区域70が高温とな
る時、それらの表面は接触することによりシールを形成
し、燃焼区域70からの熱の洩れを軽減する。
グ44の内縁84との間に環状スペース86があるため
に、下部ライナー部分64もまた、それが内縁84と接
触するまで外方へ伸長する。さらに、中間ライナー部分
66の外周面と下部ライナー部分64の内面とは、互い
に間隔をおいて位置するので、燃焼区域70が高温とな
る時、それらの表面は接触することによりシールを形成
し、燃焼区域70からの熱の洩れを軽減する。
【0042】上記ライナー部分68は、図4に最もよく
示すように、棚板60により専ら支持され、そこから吊
るされる。特に、上部ライナー部分68は、その上端か
ら外方へ伸長する環状張出部104を有する。環状張出
部104の下面は棚板60の上面の上に載置され、ライ
ナーを懸架状態に支持する。
示すように、棚板60により専ら支持され、そこから吊
るされる。特に、上部ライナー部分68は、その上端か
ら外方へ伸長する環状張出部104を有する。環状張出
部104の下面は棚板60の上面の上に載置され、ライ
ナーを懸架状態に支持する。
【0043】環状張出部104の近くにおける上部ライ
ナー部分68の外周面と棚板60の内縁108との間
に、環状間隙106が形成される。その間隙106が形
成され、環状張出部104が棚板60に固定されない
で、その上に載置されるだけであるので、上部ライナー
部分68は、燃焼区域70内が高温になる時、外方へ拡
開することができる。
ナー部分68の外周面と棚板60の内縁108との間
に、環状間隙106が形成される。その間隙106が形
成され、環状張出部104が棚板60に固定されない
で、その上に載置されるだけであるので、上部ライナー
部分68は、燃焼区域70内が高温になる時、外方へ拡
開することができる。
【0044】特に、温度が上昇する時、環状張出部10
4は、上部ライナー部分68の外周面が内縁108と接
触するまで、棚板60に沿って外方へ摺動することがで
きる。かくして、内縁108は上部ライナー部分68が
一線に整列する整列状態を保持し、ライナーの外方への
たわみを軽減するので、ライナーはほぼ円形の形に保持
される。
4は、上部ライナー部分68の外周面が内縁108と接
触するまで、棚板60に沿って外方へ摺動することがで
きる。かくして、内縁108は上部ライナー部分68が
一線に整列する整列状態を保持し、ライナーの外方への
たわみを軽減するので、ライナーはほぼ円形の形に保持
される。
【0045】上部ライナー部分68の下端109は、図
6に示すように、中間ライナー部分66の上端内に同中
心的に位置づけられる。中間ライナー部分66と上部ラ
イナー部分68は、いかなる方法ででも互いに取付られ
ることはない。かくして、上部ライナー部分68は、高
温にさらされるとき、下方へ自由に拡開する。
6に示すように、中間ライナー部分66の上端内に同中
心的に位置づけられる。中間ライナー部分66と上部ラ
イナー部分68は、いかなる方法ででも互いに取付られ
ることはない。かくして、上部ライナー部分68は、高
温にさらされるとき、下方へ自由に拡開する。
【0046】さらに、上部ライナー部分68の外周面と
中間ライナー部分66の内面は、互いにわずかに間隔を
おいて位置するので、燃焼区域70が高温になると、そ
れらの表面は互いに接触してシールを形成し、かくし
て、燃焼区域70からの熱の漏れを減少させる。
中間ライナー部分66の内面は、互いにわずかに間隔を
おいて位置するので、燃焼区域70が高温になると、そ
れらの表面は互いに接触してシールを形成し、かくし
て、燃焼区域70からの熱の漏れを減少させる。
【0047】上部ライナー部分68はさらに、図3,図
4に最もよく示すように、ライナーの上端をカバーする
ため、その上縁から内方へ伸長する円形蓋部分110を
有する。その蓋部分110は、バーナー72の下端を受
入れるための穴112を有するので、バーナー72の出
口76は燃焼区域70に配置される。
4に最もよく示すように、ライナーの上端をカバーする
ため、その上縁から内方へ伸長する円形蓋部分110を
有する。その蓋部分110は、バーナー72の下端を受
入れるための穴112を有するので、バーナー72の出
口76は燃焼区域70に配置される。
【0048】上部ライナー部分68は、図2,図3,図
5に最もよく示すように、環状リサイクルガス導入ゾー
ン116を形成するためその内部に配置された環状挿入
部材114を有する。特に、環状挿入部材114は、上
部ライナー部分68から間隔をおいて位置する円筒形内
壁118を有し、その上部ライナー部分68に同中心的
に受入れられる。
5に最もよく示すように、環状リサイクルガス導入ゾー
ン116を形成するためその内部に配置された環状挿入
部材114を有する。特に、環状挿入部材114は、上
部ライナー部分68から間隔をおいて位置する円筒形内
壁118を有し、その上部ライナー部分68に同中心的
に受入れられる。
【0049】内壁118はその上端が、蓋部分110に
取付られ、そこから外方へ伸長する。挿入部材114は
また、環状下部板120を有する。その環状下部板12
0は、その上縁が上部ライナー部分68に取付られ、そ
の内縁が壁118に取付られる。かくして、リサイクル
ガス導入ゾーン116は、上部ライナー部分68、円筒
壁118、環状下部板120及び蓋部分110によって
境界される。ゾーン116は、バーナー72から燃焼区
域70へ下方へ伸長するバーナーの火炎(図2に点線で
示す)を完全に包囲する。
取付られ、そこから外方へ伸長する。挿入部材114は
また、環状下部板120を有する。その環状下部板12
0は、その上縁が上部ライナー部分68に取付られ、そ
の内縁が壁118に取付られる。かくして、リサイクル
ガス導入ゾーン116は、上部ライナー部分68、円筒
壁118、環状下部板120及び蓋部分110によって
境界される。ゾーン116は、バーナー72から燃焼区
域70へ下方へ伸長するバーナーの火炎(図2に点線で
示す)を完全に包囲する。
【0050】リサイクルガス導入ゾーン116は入口1
24を介してリサイクルガスダクト122と流体連絡す
る。ダクト122は、図5に最もよく示すように、入口
124に接続するため外側シェル22の上部部分32に
ある開口を通って伸長する。ダクト122は、後で一層
詳細に示すように、乾燥材料からガスが分離された後、
リサイクルガスを燃焼室へ供給するために使用される。
24を介してリサイクルガスダクト122と流体連絡す
る。ダクト122は、図5に最もよく示すように、入口
124に接続するため外側シェル22の上部部分32に
ある開口を通って伸長する。ダクト122は、後で一層
詳細に示すように、乾燥材料からガスが分離された後、
リサイクルガスを燃焼室へ供給するために使用される。
【0051】挿入部材114の内壁118は、複数の間
隔をおいて位置するほぼ矩形の開口126を有し、それ
らの開口は、図2、図3、図5に示すように、ゾーン1
16と燃焼区域70との間を流体連絡させる。開口12
6は内壁118からゾーン116へ伸長する通口128
によって限定される。各通口128は方向板130を有
し、この方向板130は図5に最もよく示すように、内
壁118からゾーン116へ伸長し、その内壁118に
対してほぼ正接をなす。
隔をおいて位置するほぼ矩形の開口126を有し、それ
らの開口は、図2、図3、図5に示すように、ゾーン1
16と燃焼区域70との間を流体連絡させる。開口12
6は内壁118からゾーン116へ伸長する通口128
によって限定される。各通口128は方向板130を有
し、この方向板130は図5に最もよく示すように、内
壁118からゾーン116へ伸長し、その内壁118に
対してほぼ正接をなす。
【0052】各通口128はまた、方向板130の上縁
から内壁118まで伸長するほぼ三角形の上部板132
と、方向板130の下縁から壁118まで伸長するほぼ
三角形の下部板134とを有する。かくして、各開口1
26は方向板130と上部板132と下部板134とに
より限定されるので、その開口は内壁118に対してほ
ぼ正接する。
から内壁118まで伸長するほぼ三角形の上部板132
と、方向板130の下縁から壁118まで伸長するほぼ
三角形の下部板134とを有する。かくして、各開口1
26は方向板130と上部板132と下部板134とに
より限定されるので、その開口は内壁118に対してほ
ぼ正接する。
【0053】通口128により形成された開口126
は、ゾーン116内のリサイクルガスが燃焼区域70へ
導入されることを可能とする。その際、ガスは内壁11
8に対してほぼ正接状に方向づけられ、その内壁118
に沿って回転フィルムを形成し、それは、図5の矢印で
示すように伸長し、かつ、下方へ流れる。この回転フィ
ルムがバーナー72の火炎を包囲する。
は、ゾーン116内のリサイクルガスが燃焼区域70へ
導入されることを可能とする。その際、ガスは内壁11
8に対してほぼ正接状に方向づけられ、その内壁118
に沿って回転フィルムを形成し、それは、図5の矢印で
示すように伸長し、かつ、下方へ流れる。この回転フィ
ルムがバーナー72の火炎を包囲する。
【0054】挿入部材114の下部板120もまた、複
数の間隔をおいて位置するほぼ矩形の開口136を有す
る。下部板120にある開口136は下部板120から
ゾーン116へ上向きに伸長する通口138によって形
成される。各通口138は下部板120から上方へ伸長
するほぼ矩形板140と、一対の三角側板142とを有
する。
数の間隔をおいて位置するほぼ矩形の開口136を有す
る。下部板120にある開口136は下部板120から
ゾーン116へ上向きに伸長する通口138によって形
成される。各通口138は下部板120から上方へ伸長
するほぼ矩形板140と、一対の三角側板142とを有
する。
【0055】リサイクルガスが開口126を通って区域
70へ流入する他に、そのリサイクルガスはまた、図2
の矢印で示すように開口136を通って燃焼区域70へ
流入する。特に、開口136は環状下部板120のまわ
りに間隔をおいて位置するので、ガスはそれらの開口1
36を通って流出し、燃焼区域70へ流れ、ライナー部
分64,66,68の内面に沿って回転フィルムを形成
する。通口138はガスを下方へ導く。
70へ流入する他に、そのリサイクルガスはまた、図2
の矢印で示すように開口136を通って燃焼区域70へ
流入する。特に、開口136は環状下部板120のまわ
りに間隔をおいて位置するので、ガスはそれらの開口1
36を通って流出し、燃焼区域70へ流れ、ライナー部
分64,66,68の内面に沿って回転フィルムを形成
する。通口138はガスを下方へ導く。
【0056】開口126から流出するリサイクルガスの
回転フィルムは、開口136から出るリサイクルガスに
より形成されるフィルムと一緒になるので、燃焼室の頂
部から出口88の頂縁まで下向きにリサイクルガスの連
続回転フィルムが存在し、バーナー72の火炎を包囲す
る。
回転フィルムは、開口136から出るリサイクルガスに
より形成されるフィルムと一緒になるので、燃焼室の頂
部から出口88の頂縁まで下向きにリサイクルガスの連
続回転フィルムが存在し、バーナー72の火炎を包囲す
る。
【0057】ライナー部分64,66,68と、張出部
96,104と挿入部材114と、通口128,138
は全て、ステンレス鋼で形成するのが好ましい。しかし
ながら、これらの構造体はまた、その他の適切な耐熱金
属で形成することもできる。
96,104と挿入部材114と、通口128,138
は全て、ステンレス鋼で形成するのが好ましい。しかし
ながら、これらの構造体はまた、その他の適切な耐熱金
属で形成することもできる。
【0058】ライナー部分64,66,68は図面には
円筒形として示され、かつ、そのように説明してきたけ
れども、それらも例えば、円錐形又は楕円形のように他
の形にすることもできる。さらに、環状挿入部材114
は円筒形として図面に示しているけれども、例えば円錐
形や楕円形のようにその他の形にすることができる。
円筒形として示され、かつ、そのように説明してきたけ
れども、それらも例えば、円錐形又は楕円形のように他
の形にすることもできる。さらに、環状挿入部材114
は円筒形として図面に示しているけれども、例えば円錐
形や楕円形のようにその他の形にすることができる。
【0059】円筒形壁の各部分28,30,32は、図
3,4,6,7,8に最もよく示すように、その内面か
ら内方へ伸長する環状絶縁層144を有する。各層14
4は環状間隙146によりそれぞれのライナー部分の外
面から離されて位置する。その間隙146は、バーナー
72の火炎からの熱を受ける時、ライナー部分64,6
6,68が外方へ拡開する余裕を与える。
3,4,6,7,8に最もよく示すように、その内面か
ら内方へ伸長する環状絶縁層144を有する。各層14
4は環状間隙146によりそれぞれのライナー部分の外
面から離されて位置する。その間隙146は、バーナー
72の火炎からの熱を受ける時、ライナー部分64,6
6,68が外方へ拡開する余裕を与える。
【0060】カバー26もまた、図3,4に最もよく示
すように、カバーの内面と蓋部分110の上面との間
に、絶縁層148を有する。層148はバーナー72を
全体的に包囲する。図8に示すように、床78の下でベ
ース24の上に、下部絶縁層149が配設される。絶縁
層144,148,149は好ましくは、セラミックウ
ール型絶縁体で形成される。
すように、カバーの内面と蓋部分110の上面との間
に、絶縁層148を有する。層148はバーナー72を
全体的に包囲する。図8に示すように、床78の下でベ
ース24の上に、下部絶縁層149が配設される。絶縁
層144,148,149は好ましくは、セラミックウ
ール型絶縁体で形成される。
【0061】操作時、バーナー72は、図2に示すよう
な燃焼区域70内に火炎を生じさせるために点火され
る。燃焼区域70からのガスは、図1に示すように、流
入ダクト90を通して回転ドライヤ150へ運ばれる。
ドライヤ150内では、燃焼室からの加熱ガス流は、乾
燥される材料へ送られる。
な燃焼区域70内に火炎を生じさせるために点火され
る。燃焼区域70からのガスは、図1に示すように、流
入ダクト90を通して回転ドライヤ150へ運ばれる。
ドライヤ150内では、燃焼室からの加熱ガス流は、乾
燥される材料へ送られる。
【0062】その後、乾燥された材料と燃焼室からの燃
焼ガスは、例えばサイクロンセパレータ(図示せず)に
よって互いに分離される。分離された燃焼ガスの少くと
も一部は、リサイクルガスの流入ダクト122を通って
燃焼室へ戻される。
焼ガスは、例えばサイクロンセパレータ(図示せず)に
よって互いに分離される。分離された燃焼ガスの少くと
も一部は、リサイクルガスの流入ダクト122を通って
燃焼室へ戻される。
【0063】ガスがダクト122を通してゾーン116
へ運ばれる時、ガスは挿入部材114内で渦を巻き、結
局、ゾーン116から出て、開口126,136を通っ
て燃焼区域70へ流入する。これらの開口から出たリサ
イクルガスは、バーナー72の火炎のまわりに渦巻きフ
ィルムを形成し、それは壁118の内面及びライナー部
分64,66,68の内面を被覆したりぬぐう。
へ運ばれる時、ガスは挿入部材114内で渦を巻き、結
局、ゾーン116から出て、開口126,136を通っ
て燃焼区域70へ流入する。これらの開口から出たリサ
イクルガスは、バーナー72の火炎のまわりに渦巻きフ
ィルムを形成し、それは壁118の内面及びライナー部
分64,66,68の内面を被覆したりぬぐう。
【0064】ライナー66,68のユニークな懸架構造
と共にそれに沿ったリサイクルガスの渦巻きフィルム
は、燃焼室の構造材料として、安価で製造し易い材料の
ステンレス鋼の使用を可能にする。特に、ライナー部分
の内面近くにあるリサイクルガスの渦巻フィルムは、バ
ーナーの火炎により放出される多量の放射エネルギーを
吸収する。
と共にそれに沿ったリサイクルガスの渦巻きフィルム
は、燃焼室の構造材料として、安価で製造し易い材料の
ステンレス鋼の使用を可能にする。特に、ライナー部分
の内面近くにあるリサイクルガスの渦巻フィルムは、バ
ーナーの火炎により放出される多量の放射エネルギーを
吸収する。
【0065】リサイクルガスは典型的なものでは、水蒸
気を多く含み、二酸化炭素を多く含むので、非常に不透
明である。それ故に、バーナーの火炎によって放出され
た実質的量の放射エネルギーは、渦巻きフィルムにより
吸収され、ライナー部分の内面へ送られることはない。
気を多く含み、二酸化炭素を多く含むので、非常に不透
明である。それ故に、バーナーの火炎によって放出され
た実質的量の放射エネルギーは、渦巻きフィルムにより
吸収され、ライナー部分の内面へ送られることはない。
【0066】さらに、リサイクルガスがライナーの内面
をぬぐうと、リニア部分とガスフィルムとの間の熱移動
が強化される。かくして、ライナーに見られる熱エネル
ギーの少くとも一部は、リサイクルガスのフィルム流へ
と消散する。
をぬぐうと、リニア部分とガスフィルムとの間の熱移動
が強化される。かくして、ライナーに見られる熱エネル
ギーの少くとも一部は、リサイクルガスのフィルム流へ
と消散する。
【0067】明らかに、リサイクルガス中の汚染物質が
酸化されることを確実にするため、リサイクルガスのフ
ィルムによりできるだけ多くの熱エネルギーを吸収させ
ることは非常に効果的なことである。かくして、そのよ
うな汚染物質が周囲の環境へ放出されるのを減少させ
る。
酸化されることを確実にするため、リサイクルガスのフ
ィルムによりできるだけ多くの熱エネルギーを吸収させ
ることは非常に効果的なことである。かくして、そのよ
うな汚染物質が周囲の環境へ放出されるのを減少させ
る。
【0068】従って、リサイクルガスの渦巻きフィルム
は、2つの働きをする。即ち、通常では、ライナー部分
へ通過してしまうような熱エネルギーを吸収すること
と、このエネルギーを吸収することによって、リサイク
ルガス中の汚染物質が酸化されることである。
は、2つの働きをする。即ち、通常では、ライナー部分
へ通過してしまうような熱エネルギーを吸収すること
と、このエネルギーを吸収することによって、リサイク
ルガス中の汚染物質が酸化されることである。
【0069】リサイクルガスはバーナーの火炎の基部近
くで燃焼区域70へ導入され、そのバーナーの火炎を包
囲するので、バーナーの火炎との干渉の可能性が減少す
る。さらに、ほとんどのバーナー火炎は自然に回転す
る。すなわち火炎は一般に、時計方向、或いは反時計方
向へ回転して燃える。バーナーの火炎の自然回転と同じ
方向へリサイクルガスが回転するように、そのリサイク
ルガスの渦流を燃焼区域へ導入するのが効果的であるこ
とがわかった。
くで燃焼区域70へ導入され、そのバーナーの火炎を包
囲するので、バーナーの火炎との干渉の可能性が減少す
る。さらに、ほとんどのバーナー火炎は自然に回転す
る。すなわち火炎は一般に、時計方向、或いは反時計方
向へ回転して燃える。バーナーの火炎の自然回転と同じ
方向へリサイクルガスが回転するように、そのリサイク
ルガスの渦流を燃焼区域へ導入するのが効果的であるこ
とがわかった。
【0070】ダクト122によって挿入部材114へ導
入されるガスをリサイクルガスとして前述してきたけれ
ども、渦巻きフィルムを形成するためこれらの構造体へ
導入されるガスであれば、どのようなガス源からのどの
ような種類の二次ガスであってもよい。即ち、その二次
ガスは、乾燥システムそれ自体からのリサイクルガス、
或いは他のシステムからの他のガスをも含む。
入されるガスをリサイクルガスとして前述してきたけれ
ども、渦巻きフィルムを形成するためこれらの構造体へ
導入されるガスであれば、どのようなガス源からのどの
ような種類の二次ガスであってもよい。即ち、その二次
ガスは、乾燥システムそれ自体からのリサイクルガス、
或いは他のシステムからの他のガスをも含む。
【0071】ライナー部分64,66,68のこの独特
の構造は、その製造材料としてステンレス鋼の使用を可
能にする。特に、燃焼区域70内部の温度が上昇する
時、ライナー部分66,68は、その懸架構造により、
さらにその下縁が支持されていないために、縦方向へ容
易に拡開する。さらに、環状張出部96,104がそれ
ぞれ支持用棚板52,60に沿って外方へ摺動すること
ができるので、接続装置46,54もまた、ライナーの
横方向への拡開を可能にする。
の構造は、その製造材料としてステンレス鋼の使用を可
能にする。特に、燃焼区域70内部の温度が上昇する
時、ライナー部分66,68は、その懸架構造により、
さらにその下縁が支持されていないために、縦方向へ容
易に拡開する。さらに、環状張出部96,104がそれ
ぞれ支持用棚板52,60に沿って外方へ摺動すること
ができるので、接続装置46,54もまた、ライナーの
横方向への拡開を可能にする。
【0072】ライナー部分66,68は、それらがそれ
ぞれ、棚板52,60の内縁98,108と接触するま
で、横方向へ拡開する。かくして、内縁98,108は
ライナー部分66,68を整列状態に保持し、それが外
方へたわむのを防ぐ。また、ライナー部分66,68の
外面を絶縁層144の内面との間の間隙146も、この
横方向の拡開を可能にする。
ぞれ、棚板52,60の内縁98,108と接触するま
で、横方向へ拡開する。かくして、内縁98,108は
ライナー部分66,68を整列状態に保持し、それが外
方へたわむのを防ぐ。また、ライナー部分66,68の
外面を絶縁層144の内面との間の間隙146も、この
横方向の拡開を可能にする。
【0073】下部ライナー部分64の円筒形外壁は、他
のライナー部分66,68が受けるような強力な熱エネ
ルギーを受けないことがわかった。従って、下部ライナ
ー部分64は懸架状態で支持する必要はない。しかしな
がら、下部ライナー部分64の上縁は制限されていない
ので、上方へ拡開することができる。
のライナー部分66,68が受けるような強力な熱エネ
ルギーを受けないことがわかった。従って、下部ライナ
ー部分64は懸架状態で支持する必要はない。しかしな
がら、下部ライナー部分64の上縁は制限されていない
ので、上方へ拡開することができる。
【0074】さらに、下部ライナー部分64の外壁は外
方へ自由に拡開するが、その外方への拡開は、当接リン
グ44により制限される。この当接リング44は下部ラ
イナー部分64を整列状態に保持し、それが外方へたわ
まないようにする。下部ライナー部分64の中で、大き
な熱エネルギーを受ける部分は、その床78である。か
くしてその床78の上に、取り外しできる拡開可能な保
護用底板92を設置することは好ましいことである。こ
の底板92は、熱により相当に損傷した後に簡単に取り
かえることができる。
方へ自由に拡開するが、その外方への拡開は、当接リン
グ44により制限される。この当接リング44は下部ラ
イナー部分64を整列状態に保持し、それが外方へたわ
まないようにする。下部ライナー部分64の中で、大き
な熱エネルギーを受ける部分は、その床78である。か
くしてその床78の上に、取り外しできる拡開可能な保
護用底板92を設置することは好ましいことである。こ
の底板92は、熱により相当に損傷した後に簡単に取り
かえることができる。
【0075】外側シェル内のライナー部分のこの独特の
支持装置により、高温になる燃焼室にステンレス鋼を使
用することが可能となる。従来、それは不可能であっ
た。特に、前述のような構成をもつ燃焼室は、その燃焼
区域内が2000°Fに近い温度に耐える。従来の水平
型ステンレス鋼製燃焼室は典型的なものでは、そのよう
な高温にさらされると、崩壊するか、あるいは自重でひ
どく変形してしまう。
支持装置により、高温になる燃焼室にステンレス鋼を使
用することが可能となる。従来、それは不可能であっ
た。特に、前述のような構成をもつ燃焼室は、その燃焼
区域内が2000°Fに近い温度に耐える。従来の水平
型ステンレス鋼製燃焼室は典型的なものでは、そのよう
な高温にさらされると、崩壊するか、あるいは自重でひ
どく変形してしまう。
【0076】もうひとつの燃焼室の構造152を図10
〜12に示す。これらの図10〜12で使用している同
一符号は、図1〜9に示すものと同一部品を示す。燃焼
室152は、その通口128の数が少くて挿入部材11
4′が短く形成されているが、リサイクルガス流入口1
54が追加された点で燃焼室20とは異る。燃焼室15
2は乾燥システムで使用されるものであって、そのよう
な乾燥システムには、多数の乾燥室及びドライヤが設置
されている。
〜12に示す。これらの図10〜12で使用している同
一符号は、図1〜9に示すものと同一部品を示す。燃焼
室152は、その通口128の数が少くて挿入部材11
4′が短く形成されているが、リサイクルガス流入口1
54が追加された点で燃焼室20とは異る。燃焼室15
2は乾燥システムで使用されるものであって、そのよう
な乾燥システムには、多数の乾燥室及びドライヤが設置
されている。
【0077】特に、多数のドライヤシステムはしばし
ば、一次ドライヤを有する。ここで材料の湿度レベルが
或る特定のレベルまで低下される。その後、一部乾燥が
行われた材料は二次ドライヤへ送られ、そこで十分に乾
燥される。典型的なものでは、乾燥工程から生じる有害
な汚染物質の大部分は、一次ドライヤで生じる。二次ド
ライヤでは、汚染物質はそんなに多量には生じない。そ
れ故に、一次乾燥工程で材料から分離されたガスの全て
を、完全に酸化させることは、多くの場合、効果的であ
る。
ば、一次ドライヤを有する。ここで材料の湿度レベルが
或る特定のレベルまで低下される。その後、一部乾燥が
行われた材料は二次ドライヤへ送られ、そこで十分に乾
燥される。典型的なものでは、乾燥工程から生じる有害
な汚染物質の大部分は、一次ドライヤで生じる。二次ド
ライヤでは、汚染物質はそんなに多量には生じない。そ
れ故に、一次乾燥工程で材料から分離されたガスの全て
を、完全に酸化させることは、多くの場合、効果的であ
る。
【0078】燃焼室152は、典型的には、二次ドライ
ヤと関連して使用される。特に、一次ドライヤから送ら
れるガスの一部は、燃焼室152へ運ばれ、そこで酸化
されることになる。一次ドライヤから送られてきたリサ
イクルガスは、流入ダクト122を通り、挿入部材11
4′を通って燃焼室152へ導入される。
ヤと関連して使用される。特に、一次ドライヤから送ら
れるガスの一部は、燃焼室152へ運ばれ、そこで酸化
されることになる。一次ドライヤから送られてきたリサ
イクルガスは、流入ダクト122を通り、挿入部材11
4′を通って燃焼室152へ導入される。
【0079】二次ドライヤで乾燥された材料から分離さ
れたリサイクルガスを完全に酸化させることはさほど困
難なことではないので、これらの流入ガスは、典型的に
は、流入ダクト156を通り、口154を通って燃焼室
152へ導入される。
れたリサイクルガスを完全に酸化させることはさほど困
難なことではないので、これらの流入ガスは、典型的に
は、流入ダクト156を通り、口154を通って燃焼室
152へ導入される。
【0080】燃焼室152は、それが図1と同じ独特の
ライナー64,66,68用支持構造を有し、さらに熱
エネルギーを吸収するため挿入部材114′によって生
じるリサイクルガスの渦巻きフィルムを利用する点で、
燃焼室20と同じやり方で作動する。
ライナー64,66,68用支持構造を有し、さらに熱
エネルギーを吸収するため挿入部材114′によって生
じるリサイクルガスの渦巻きフィルムを利用する点で、
燃焼室20と同じやり方で作動する。
【0081】環状挿入部材114のもうひとつの構造
が、図13,図14に示されている。特に、その挿入部
材114の内壁118は、そこから内向きに伸長する複
数の方向バッフル160を有する。各バッフルは、図1
4に最もよく示すように、開口126の各々に関連して
位置する。図14の矢印で示すように、バッフル160
は、挿入部材114から流出するガスが挿入部材114
の内面に沿って、その内面をぬぐうように流れるように
作用する。
が、図13,図14に示されている。特に、その挿入部
材114の内壁118は、そこから内向きに伸長する複
数の方向バッフル160を有する。各バッフルは、図1
4に最もよく示すように、開口126の各々に関連して
位置する。図14の矢印で示すように、バッフル160
は、挿入部材114から流出するガスが挿入部材114
の内面に沿って、その内面をぬぐうように流れるように
作用する。
【0082】環状の下部板120もまた、そこから外方
へ伸長する複数の方向バッフル162を有する。各バッ
フル162は図13に示すように、開口136の各々に
関連して位置する。バッフル162は、開口136を出
たガスが横方向へ導かれることを確実にすることによっ
てガスフィルムの回転運動を助ける。
へ伸長する複数の方向バッフル162を有する。各バッ
フル162は図13に示すように、開口136の各々に
関連して位置する。バッフル162は、開口136を出
たガスが横方向へ導かれることを確実にすることによっ
てガスフィルムの回転運動を助ける。
【0083】図15〜17に関連して、温度分配板16
4について説明する。この温度分配板164は、図15
に最もよく示すように、それが出口88を実質的にカバ
ーするように、下部ライナー部分64に位置する。特
に、温度分配板164は、出口88の一側の近くである
が、その外側に位置する下部ライナー部分64位置か
ら、出口88の他側の近くであるが、その外側に位置す
る下部ライナー部分64位置まで分割するように伸長す
る。かくして、図16に最もよく示すように、温度分配
板164はその出口を横方向へほぼ横断する。
4について説明する。この温度分配板164は、図15
に最もよく示すように、それが出口88を実質的にカバ
ーするように、下部ライナー部分64に位置する。特
に、温度分配板164は、出口88の一側の近くである
が、その外側に位置する下部ライナー部分64位置か
ら、出口88の他側の近くであるが、その外側に位置す
る下部ライナー部分64位置まで分割するように伸長す
る。かくして、図16に最もよく示すように、温度分配
板164はその出口を横方向へほぼ横断する。
【0084】温度分配板164は、下部部分166を有
し、これは下部ライナー部分64の円形床78に取付ら
れ、そこから上方へ伸長する。下部部分166は横方向
の長さ全体にわたって横方向へ間隔をおいて位置する複
数の穴168を有する。下部部分166の上縁は折り曲
げられ、U字形伸長接続トラフ170を形成する。
し、これは下部ライナー部分64の円形床78に取付ら
れ、そこから上方へ伸長する。下部部分166は横方向
の長さ全体にわたって横方向へ間隔をおいて位置する複
数の穴168を有する。下部部分166の上縁は折り曲
げられ、U字形伸長接続トラフ170を形成する。
【0085】上部板部分172はトラフ170に取り外
し自在に受入れられるので、出口88から燃焼室の内部
へ入る必要がある場合には、その上部板部分を取り外す
ことができる。即ち、上部板部分172はその下縁がト
ラフ170から外れるようにその上部板部分を単に持ち
上げることによって出口を横切って伸長するその状態か
ら容易に取り外すことができる。
し自在に受入れられるので、出口88から燃焼室の内部
へ入る必要がある場合には、その上部板部分を取り外す
ことができる。即ち、上部板部分172はその下縁がト
ラフ170から外れるようにその上部板部分を単に持ち
上げることによって出口を横切って伸長するその状態か
ら容易に取り外すことができる。
【0086】上部板部分172は複数の上方へ伸長する
略台形の歯174を有する。各歯174は隣接歯174
から間隔をおいて位置するので、それらの歯間に、略台
形の空間が形成される。上部板部分172はまた、その
横方向の長さ全体にわたって形成された複数の穴180
を有する。各穴180は歯174の中心線に沿って位置
し、その穴180の中心が歯の基部と一線に並ぶように
縦方向に位置する。さらに、それらの穴180は下部部
分166の穴168と縦方向に整列する。
略台形の歯174を有する。各歯174は隣接歯174
から間隔をおいて位置するので、それらの歯間に、略台
形の空間が形成される。上部板部分172はまた、その
横方向の長さ全体にわたって形成された複数の穴180
を有する。各穴180は歯174の中心線に沿って位置
し、その穴180の中心が歯の基部と一線に並ぶように
縦方向に位置する。さらに、それらの穴180は下部部
分166の穴168と縦方向に整列する。
【0087】温度分配板164は、燃焼室を出て出口へ
入るガスをうまく混合するので、そのガスの温度勾配が
一層均一化したものとなることがわかっている。特に、
温度分配板164がないとすれば、出口88を横切って
流出するガスの温度プロフィルは±200°Fも変化す
る。
入るガスをうまく混合するので、そのガスの温度勾配が
一層均一化したものとなることがわかっている。特に、
温度分配板164がないとすれば、出口88を横切って
流出するガスの温度プロフィルは±200°Fも変化す
る。
【0088】出口88に温度分配板164が適所に配設
されると、温度プロフィルの変化は±50°Fまで小さ
くなる。かくして、温度分配板164を配設することに
より、ドライヤへ流入するガス流の温度を一段と均一化
したものにすることができる。
されると、温度プロフィルの変化は±50°Fまで小さ
くなる。かくして、温度分配板164を配設することに
より、ドライヤへ流入するガス流の温度を一段と均一化
したものにすることができる。
【0089】以上、乾燥システムに関連して本発明の燃
焼室について説明してきたけれども、その燃焼室は、材
料に加熱ガス流を作用させる必要のあるシステムであれ
ば、いかなるシステムにも使用することができる。例え
ば、ここに記載の燃焼室は、アスファルト混合物を加熱
するために加熱ガス流を必要とするような、アスファル
トの製造に容易に使用できるものである。
焼室について説明してきたけれども、その燃焼室は、材
料に加熱ガス流を作用させる必要のあるシステムであれ
ば、いかなるシステムにも使用することができる。例え
ば、ここに記載の燃焼室は、アスファルト混合物を加熱
するために加熱ガス流を必要とするような、アスファル
トの製造に容易に使用できるものである。
【図1】本発明の原理を実施した燃焼室を使った乾燥シ
ステムの概略図である。
ステムの概略図である。
【図2】図1の2−2線に沿った詳細な横断面図であっ
て、構造の詳細を示すため部品は横断面図でしかも一部
切除して示されている。
て、構造の詳細を示すため部品は横断面図でしかも一部
切除して示されている。
【図3】図1に類似した部分拡大図であって、燃焼室の
上端を示す。
上端を示す。
【図4】図2の符号4で示す部分の部分拡大図であっ
て、上部ライナー部分の懸架装置を示す。
て、上部ライナー部分の懸架装置を示す。
【図5】図2の5−5線に沿った詳細横断面図であっ
て、環状リサイクルガス導入用挿入部材とリサイクルガ
ス導入通口とを示す。
て、環状リサイクルガス導入用挿入部材とリサイクルガ
ス導入通口とを示す。
【図6】図2の符号6で示す部分の部分拡大図であっ
て、中間ライナー部分の懸架装置を示す。
て、中間ライナー部分の懸架装置を示す。
【図7】図2の符号7で示す部分の部分拡大図であっ
て、中間ライナー部分と下部ライナー部分の相対位置を
示す。
て、中間ライナー部分と下部ライナー部分の相対位置を
示す。
【図8】図2の符号8で示す部分の部分拡大図である。
【図9】図2の9−9線に沿った拡大詳細横断面図であ
って、燃焼室の出口を示す。
って、燃焼室の出口を示す。
【図10】本発明の原理を実施したもうひとつの燃焼室
構造の詳細横断面図であって、その構造を示すため一部
切除して、横断面図で示す。
構造の詳細横断面図であって、その構造を示すため一部
切除して、横断面図で示す。
【図11】図10の11−11線に沿った拡大詳細横断
面図であって、もうひとつ追加したリサイクルガス流入
口を示す。
面図であって、もうひとつ追加したリサイクルガス流入
口を示す。
【図12】図10の12−12線に沿った拡大詳細横断
面図であって、燃焼室の出口を示す。
面図であって、燃焼室の出口を示す。
【図13】図1の類似部分図であるが、選択的に取付ら
れる方向バッフルを備えた環状リサイクルガス導入用挿
入部材を示す。
れる方向バッフルを備えた環状リサイクルガス導入用挿
入部材を示す。
【図14】図13の14−14線に沿った詳細横断面図
であって、リサイクルガス導入用挿入部材に対する方向
バッフルの位置づけを示す。
であって、リサイクルガス導入用挿入部材に対する方向
バッフルの位置づけを示す。
【図15】図12の類似図であるが、出口に配設された
選択的に取付られる任意の温度分配板を示す。
選択的に取付られる任意の温度分配板を示す。
【図16】図15の16−16線に沿った部分拡大詳細
横断面図である。
横断面図である。
【図17】図16の17−17線に沿った部分拡大詳細
横断面図であって、温度分配板の下部部分の上部部分と
の間の接続装置を示す。
横断面図であって、温度分配板の下部部分の上部部分と
の間の接続装置を示す。
20,152 燃焼室 36,38,48,50 一対の環状L字形フランジ 44 当接リング 34,46,54 接続装置 52 環状支持棚板 58 環状接続部分 60 環状支持棚板 64 中空円筒形下部ライナー部分 66 中空円筒形中間ライナー部分 68 中空円筒形上部ライナー部分 70 燃焼区域 72 バーナー 74 穴 76 バーナーの出口 78 円形床 88 出口 90 ドライヤー用流入ダクト 92 保護用底板 96,104 環状張出部 100,106 環状間隙 114 環状挿入部材 128,138 通口 144,148 環状絶縁層 146 環状間隙 160,162 方向バッフル 164 温度分配板 170 U字形伸長接続トラフ 172 上部板部分 174 歯 180 穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F23M 9/00 F23J 15/00 Z (56)参考文献 特開 平2−75819(JP,A) 特開 平6−58527(JP,A) 特開 昭59−210216(JP,A) 実開 昭51−141823(JP,U) 実開 昭61−91795(JP,U) 特公 昭50−32545(JP,B2) 実公 昭57−266(JP,Y2)
Claims (25)
- 【請求項1】 内部燃焼区域を区切る内面を有し垂直に
立てた本体と、 前記本体の一端近くに配置されたバーナーであって、そ
のバーナーの火炎は、点火時、前記燃焼区域へ伸長する
バーナーと、 前記燃焼区域に配置され、点火時、前記バーナーの火炎
を全体的に取巻く環状挿入部材であって、その環状挿入
部材は、二次ガスがバーナーの火炎によって酸化される
ように二次ガスを前記燃焼区域へ導するため二次ガス導
入ゾーンを形成すると共に、前記挿入部材は、前記導入
ゾーンと前記燃焼区域との間を流体連絡するため少くと
も1個の開口をもつ内面を有し、前記開口は、前記挿入
部材の内面に対してほぼ正接状に配置され、前記二次ガ
スを回転状運動しながら導き、前記燃焼室の前記内面近
くにガスのフィルムを形成する環状挿入部材とで成るこ
とを特徴とする二次ガスを受入れる燃焼室。 - 【請求項2】 前記挿入部材の前記内面は、前記内面の
まわりに間隔をおいて位置する複数の開口を有する請求
項1に記載の燃焼室。 - 【請求項3】 前記挿入部材はほぼ水平の下面を有し、
前記下面は、前記燃焼室の前記内面近くにガスフィルム
を形成するため二次ガスを回転運動しながら導くように
少くとも1個の開口を有する請求項1に記載の燃焼室。 - 【請求項4】 前記本体は外側シェルと内側ライナーを
有し、前記外側シェルはほぼ水平の内方へ伸長する支持
棚板を有し、前記内側ライナーはその上端近くに、外方
へ伸長するほぼ水平の張出部を有し、前記張出部は、前
記棚板上に載置されて、前記ライナーを懸架状に支持
し、前記ライナーは、温度が変化する時、伸縮すること
ができるようにした、請求項1に記載の燃焼室。 - 【請求項5】 前記棚板と前記張出部はどちらも形が環
状であって、前記棚板は、前記ライナーの外周面から間
隔をおいて位置する内縁を有し、前記ライナーは温度が
変化する時、横方向へ伸縮できるようにした、請求項4
に記載の燃焼室。 - 【請求項6】 前記本体は前記第1ライナーの下に配置
された第2内側ライナーを有し、前記外側シェルは、前
記第1棚板の下に配置された第2のほぼ水平の内方へ伸
長する支持棚板を有し、前記第2ライナーは、外方へ伸
長するほぼ水平の張出部をその上端近くに有し、前記第
2張出部は前記第2棚板上に載置され、前記第2ライナ
ーを懸架状に支持するので、前記第2ライナーは、温度
が変化する時、伸縮することができ、前記第1ライナー
は、前記第2ライナーと同中心をなす下縁を有する、請
求項4に記載の燃焼室。 - 【請求項7】 前記本体は底部内側ライナーを有し、前
記底部内側ライナーが、前記外側シェルのベース部分の
上に位置する床と上縁とを有し、前記上縁は前記第2ラ
イナーの下縁近くに配置され、前記第2ライナーの下縁
は前記底部ライナーと共軸をなすように構成した、請求
項6に記載の燃焼室。 - 【請求項8】 前記第1ライナーと、前記第2ライナー
と、前記底部内側ライナーが、全て、ステンレス鋼で形
成された、請求項7に記載の燃焼室。 - 【請求項9】 前記環状挿入部材が円筒形をなしてい
る、請求項1に記載の燃焼室。 - 【請求項10】 前記第1、第2ライナー及び底部内側
ライナーが円筒形である、請求項7に記載の燃焼室。 - 【請求項11】 前記ガスフィルムが、バーナーの火炎
と同じ方向へ回転するように構成した、請求項1に記載
の燃焼室。 - 【請求項12】 前記二次ガスがリサイクルガスであ
る、請求項1に記載の燃焼室。 - 【請求項13】 ほぼ水平の内方へ伸長する支持棚板を
有する縦向き外側シェルと、 前記外側シェルの内側に配置され、内側燃焼区域を形成
する内面を有する内側ライナーであって、前記内側ライ
ナーは外方へ伸長するほぼ水平の張出部をその上端近く
に有し、前記張出部は前記棚板上に載置され、前記ライ
ナーを懸架状に支持するので、前記ライナーは温度が変
化する時、伸縮できるようにした内側ライナーと、 前記外側シェルの一端近くに配置されたバーナーであっ
て、そのバーナーの火炎は、点火時、前記燃焼区域へ伸
長するようにしたバーナーとで成ることを特徴とする燃
焼室。 - 【請求項14】 前記棚板と前記張出部はどちらも、ほ
ぼ環状形であって、前記棚板は、温度が変化する時、前
記ライナーが横方向へ伸縮するように前記ライナーの外
周から間隔をおいて位置する内縁を有する、請求項13
に記載の燃焼室。 - 【請求項15】 前記燃焼室は前記第1ライナーの下に
配置された第2内側ライナーを更に有し、前記外側シェ
ルは、前記第1棚板の下に位置づけられた第2のほぼ水
平の内方へ伸長する支持棚板を有し、前記第2ライナー
は外方へ伸長するほぼ水平の張出部をその上端近くに有
し、前記第2張出部は、前記第2棚板に載置され、前記
第2ライナーを懸架状に支持するので、前記第2ライナ
ーは、温度が変化する時、伸縮する事ができ、前記第1
ライナーは、前記第2ライナーと同中心をなす下縁を有
するように構成した請求項13に記載の燃焼室。 - 【請求項16】 前記燃焼室はさらに、底部内側ライナ
ーを有し、前記底部内側ライナーは上縁と、前記外側シ
ェルの基部部分に載置された床とを有し、前記上縁は、
前記第2ライナーの下縁が前記底部内側ライナーと同中
心をなすように、前記第2ライナーの下縁近くに配置さ
れている請求項15に記載の燃焼室。 - 【請求項17】 前記第1ライナーと、前記第2ライナ
ーと、前記底部内側ライナーとは全部、ステンレス鋼で
形成した請求項16に記載の燃焼室。 - 【請求項18】 前記第1、第2ライナーと底部内側ラ
イナーは、円筒形である請求項16に記載の燃焼室。 - 【請求項19】 内側燃焼区域を形成する内面を有する
縦向きの本体と、 点火時、火炎が前記燃焼区域へ伸長するように前記本体
の一端近くに配設されたバーナーと、 前記燃焼区域に配置され、点火時、バーナーの火炎を包
囲する方向づけ手段であって、その方向づけ手段は、前
記燃焼室の前記内面の近くにガスフィルムを形成するよ
う二次ガスを回転状に方向づける方向づけ手段とで成る
ことを特徴とする二次ガスを受入れる燃焼室。 - 【請求項20】 前記ガスフィルムがバーナーの火炎と
同じ方向へ回転するように構成した請求項19に記載の
燃焼室。 - 【請求項21】 前記二次ガスがリサイクルガスである
請求項19に記載の燃焼室。 - 【請求項22】 燃焼区域を形成する内側面を有し、さ
らに、点火時に火炎が、燃焼区域へ伸長するように燃焼
室の一端近くに配置されたバーナーを有するような縦向
きの燃焼室を操作する燃焼方法であって、 前記燃焼区域へ二次ガスを導入する工程と、前記燃焼室
本体の内面近くにガスフィルムを形成し、そのガスフィ
ルムは前記火炎を包囲し、そこから放出する放射エネル
ギーを吸収するよう二次ガスを回転状に方向づける工程
と、で成ることを特徴とする燃焼方法。 - 【請求項23】 内側燃焼区域を形成する内面を有し、
さらに、前記燃焼区域から加熱ガスを運ぶための出口と
を有する縦向きの本体と、 前記本体の一端近くに配置されたバーナーであって、そ
のバーナーの火炎は、点火時、前記燃焼区域へ伸長する
バーナーと、 前記出口を横切って配置された混合板であって、その混
合板は、その上縁から上方へ伸長する複数の間隔をおい
て位置する歯を有し、また、前記混合板は複数の間隔を
おいて位置する穴を有する混合板とで成ることを特徴と
する燃焼室。 - 【請求項24】 前記各穴は前記歯の各々と垂直方向に
一線に並ぶように構成した請求項23に記載の燃焼室。 - 【請求項25】 前記各歯はほぼ台形の形を有するよう
に構成した請求項23に記載の燃焼室。
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