JP2693713B2 - エア吐出装置 - Google Patents

エア吐出装置

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JP2693713B2
JP2693713B2 JP33453993A JP33453993A JP2693713B2 JP 2693713 B2 JP2693713 B2 JP 2693713B2 JP 33453993 A JP33453993 A JP 33453993A JP 33453993 A JP33453993 A JP 33453993A JP 2693713 B2 JP2693713 B2 JP 2693713B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエアを断続的に吐出させ
るエア吐出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、切削加工物の切粉や塗装表面の
塵埃等をエアの吹きつけにより除去する場合、連続して
エアを吹きつけるよりも、断続的にエアを吹きつけた方
が切粉や塵埃を効率良く除去できることが知られてい
る。
【0003】従来、図5,図6に示すように、エアを断
続的に吹きつけるためのエア吐出装置71には、エア供
給源Sからのエアを取り入れるためのエア取入口72が
設けられている。エア取入口72は取入通路73を介し
て電磁切換弁74に接続されるとともに、電磁切換弁7
4には吐出通路75を介してエアを吐出するためのエア
吐出口76に接続されている。
【0004】電磁切換弁74には一対の電磁ソレノイド
77,78が設けられ、一方の電磁ソレノイド77を励
磁すると電磁切換弁74がa位置に切り換えられ、他方
の電磁ソレノイド78を励磁するとb位置に切り換えら
れるようになっている。電磁切換弁74は、a位置では
取入通路73と吐出通路75とを遮断させ、b位置では
取入通路73と吐出通路75とを連通させるようになっ
ている。
【0005】又、電磁切換弁74には、所定時間間隔を
おいて各電磁ソレノイド77,78を交互に励磁させる
ためのパルスタイマ79が取付け固定されている。この
パルスタイマ79は外部からの電源に接続され、駆動信
号を各電磁ソレノイド77,78に交互に出力するよう
になっている。
【0006】そして、このパルスタイマ79により、電
磁切換弁74は所定時間間隔を隔ててa位置とb位置と
に交互に切り換えられ、エア吐出口76からエアが断続
的に吐出されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
エア吐出装置71では、電磁切換弁74を切り換えるた
めにパルスタイマ79に電源を要し不経済であった。
【0008】又、電磁切換弁74にパルスタイマ79を
取付け固定しなければならないため、エア吐出装置71
が大型化するとともに、その取付け作業が面倒であると
いう問題点があった。
【0009】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、第1の目的は、電力を使用せずに断
続的にエアを吐出することができるエア吐出装置を提供
することにある。
【0010】又、本発明のその他の目的は、小型化する
ことができるとともに取付け作業を容易に行うことがで
き、更にエアを吐出する時間間隔を適宜調節することが
できるエア吐出装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、装置本体にエアを供給
するための供給側通路と、エアを排出するための排出側
通路とを形成し、供給側通路から供給されるエアを排出
側通路を介して断続的に排出するようにしたエア吐出装
置において、前記供給側通路から分岐する供給側分岐通
路と、排出側通路から分岐する排出側分岐通路とを設
け、供給側分岐通路から供給されるエアにより供給側通
路と排出側通路とを連通する連通位置に切換えられると
ともに、排出側分岐通路から供給されるエアにより供給
側通路と排出側通路とを遮断する遮断位置に切換えられ
る切換部材を供給側通路と排出側通路との間に設け、供
給側分岐通路内と排出側分岐通路内の各エア圧が同圧の
時には前記切換部材が遮断位置に切換えられるように設
定し、さらに、排出側分岐通路には同通路内を流通する
エアの流量を絞る流量絞り部を設けている。
【0012】又、請求項2に記載の発明では、請求項1
に記載のエア吐出装置において、前記供給側分岐通路及
び排出側分岐通路を装置本体内に形成している。又、請
求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載
のエア吐出装置において、前記流量絞り部を、装置本体
に対し螺入された絞り弁から構成し、絞り弁の基端を装
置本体の外部に露出させ、絞り弁の螺入量を外部から調
節することにより絞り弁の排出側分岐通路に対する出没
量を調節可能にしている。
【0013】更に、請求項4に記載の発明では、請求項
1,請求項2又は請求項3に記載のエア吐出装置におい
て、前記排出側分岐通路に流量絞り部を迂回する迂回通
路を形成し、この迂回通路には、排出側通路からのエア
の流れを許容し排出側通路へのエアの流れを禁止する逆
止弁を設けている。
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明では、供給側通路からエ
アを供給すると、このエアの一部が供給側分岐通路へ供
給される。すると、切換部材は供給側通路と排出側通路
とを連通する連通位置に切換えられ、供給側通路と排出
側通路とが連通される。その結果、供給側通路から供給
されたエアは排出側通路を介して外部に吐出される。こ
の時、排出側通路を流通するエアの一部は排出側分岐通
路へ供給され、供給側分岐通路と排出側分岐通路とには
同圧のエアが供給され、切換部材は供給側通路と排出側
通路とを遮断する遮断位置に切換えられる。その後、排
出側分岐通路のエアは、流量絞り部のエアの流量絞り作
用により徐々に排出側通路を介して排出され、所定時間
後に再度切換部材が切換えられ、上記の動作を繰り返
す。その結果、エアは所定時間を隔てて断続的に吐出さ
れる。
【0015】請求項2に記載の発明では、前記供給側分
岐通路及び排出側分岐通路が装置本体内に形成されてい
るため、配管作業等の余分な作業が簡略化される。請求
項3に記載の発明では、流量絞り部を、装置本体に対し
螺入された絞り弁から構成しているので、その絞り弁に
よる絞り量を絞り弁の螺入量を外部操作することにより
適宜調節することが可能となる。
【0016】請求項4に記載の発明では、排出側分岐通
路に流量絞り部を迂回する迂回通路を形成し、この迂回
通路に排出側通路からのエアの流れを許容し排出側通路
へのエアの流れを禁止する逆止弁を設けている。その結
果、排出側通路からのエアにより切換部材を即座に供給
側通路と排出側通路とを遮断する遮断位置に切換えるこ
とができる。
【0017】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明を具体化した第1実施例を
図1〜図3に従って説明する。
【0018】図1,図2に示すように、エア吐出装置1
の装置本体2にはエア取入口3が形成され、エア取入口
3は装置本体2に形成された供給側通路4に連通されて
いる。装置本体2におけるエア取入口3の反対側にはエ
ア吐出口5が形成され、エア吐出口5は装置本体2に形
成された排出側通路6に連通されている。供給側通路4
と排出側通路6とは第1隔壁7により仕切られており、
第1隔壁7に形成された連通孔8により供給側通路4と
排出側通路6とが連通されている。
【0019】前記排出側通路6の底面における連通孔8
に対応した位置には凹部9が形成され、この凹部9には
コイルスプリング10が挿入されている。このコイルス
プリング10により、連通孔8の排出側通路6側の開口
部に配設された主弁11が常に連通孔8側に押圧され、
主弁11により連通孔8を遮断するようになっている。
前記供給側通路4の上側における連通孔8に対応した位
置には、第2隔壁12により供給側通路4とは別に区画
された第1圧力室13が形成されている。この圧力室1
3内には大ピストン14が配設され、大ピストン14は
第2隔壁12及び連通孔8を貫通する連結軸15を介し
て前記主弁11に連結されている。
【0020】そして、前記コイルスプリング10,主弁
11,第1圧力室13,大ピストン14,連結軸15と
から連通遮断機構Rが構成されている。前記供給側通路
4からは供給側分岐通路16が分岐され、この供給側分
岐通路16は副弁室17に連通されている。副弁室17
は連通通路18を介して第1圧力室13に連通されてい
る。一方、前記排出側通路6からは排出側分岐通路19
が分岐され、排出側分岐通路19は、流量絞り部として
の絞り弁20を介して第2圧力室21に連通されてい
る。絞り弁20の基端は装置本体2の外部に露出され、
外部からその絞り量を調節可能となっている。又、排出
側分岐通路19には、絞り弁20を迂回する迂回通路2
2が接続され、この迂回通路22には逆止弁23が設け
られている。前記逆止弁23は排出側通路6側から第2
圧力室21側へのエアの流れを許容し、第2圧力室21
側から排出側通路6側へのエアの流れを禁止するように
なっている。
【0021】前記第2圧力室21と副弁室17との間に
は第3隔壁24が形成されている。この第3隔壁24に
は、副弁室17内のエアを装置本体2の外部に排気する
ための排気通路25が形成されている。又、副弁室17
には副弁26が配設され、この副弁26は第3隔壁24
を貫通する連結ロッド27を介して第2圧力室21内の
小ピストン28に連結されている。この小ピストン28
は副弁26より大径に形成されている。前記副弁26
は、小ピストン28の往復動作に基づき、供給側分岐通
路16と副弁室17とを遮断するとともに排気通路25
と副弁室17とを連通する位置と、排気通路25と副弁
室17とを遮断するとともに供給側分岐通路16と副弁
室17とを連通する位置との間を往復動するようになっ
ている。
【0022】そして、前記副弁室17,第2圧力室2
1,副弁26,連結ロッド27,小ピストン28とから
エア給排機構Aが構成されている。上記のように構成さ
れたエア吐出装置1の回路図を図2に示す。エア取入口
3と連通する供給側通路4は連通遮断機構Rに接続さ
れ、連通遮断機構Rには排出側通路6が接続されてい
る。連通遮断機構Rはa位置とb位置の2つの切換位置
が設定され、ホームポジションであるa位置では供給側
通路4と排出側通路6とを連通し、b位置では供給側通
路4と排出側通路6とを遮断するようになっている。
【0023】前記供給側通路4から延びる供給側分岐通
路16は、エア給排機構Aを介して連通遮断機構Rに接
続されている。エア給排機構Aは副弁26にかかる力と
小ピストン28にかかる力とのバランスにより切り換え
られる。エア給排機構Aはa位置とb位置との2つの切
換位置が設定され、a位置では連通遮断機構Rの第1圧
力室13にエアを供給し、b位置では連通遮断機構Rの
第1圧力室13からエアを排出するようになっている。
【0024】次に、上記のエア吐出装置1の作用につい
て説明する。エア取入口3を介して供給側通路4内にエ
アが供給されると、そのエアの一部が供給側分岐通路1
6に分岐して、同副通路16と副弁室17とを閉塞して
いる副弁26にエア圧がかかる。このエア圧により副弁
26が排気通路25を閉塞する方向へ移動する。副弁2
6の移動とともに小ピストン28も排出側分岐通路19
を閉塞する方向へ移動する。この小ピストン28の移動
により第2圧力室21内のエアが排出側分岐通路19側
へ押し出され、そのエアが絞り弁20を介して排出側通
路6に送り出される。即ち、排出側分岐通路19内を流
通するエアが絞り弁20を通るため、副弁26の移動は
ゆっくりと行われる。
【0025】そして、副弁26が排気通路25を遮断す
ると、供給側通路4内のエアは供給側分岐通路16,副
弁室17,連通通路18を介して第1圧力室13に供給
される。その結果、第1圧力室13内に供給されたエア
の圧力により大ピストン14がコイルスプリング10の
付勢力に抗して移動し、大ピストン10に連結軸15を
介して連結された主弁11が連通孔8の遮断状態を開放
する。
【0026】すると、供給側通路4内のエアは連通孔8
を介して排出側通路6に供給され、そのエアはエア吐出
口5から装置本体2の外部に吐出される。又、排出側通
路6に供給されたエアの一部は排出側分岐通路19内に
流入し、そのエアは逆止弁23を通って第2圧力室21
に供給される。その結果、第2圧力室21内と副弁室1
7内とのエア圧が同一となり、小ピストン28と副弁2
6との受圧面積の差により小ピストン28及び副弁26
が供給側分岐通路16側に移動する。その結果、副弁2
6により供給側分岐通路16が遮断されるとともに第1
圧力室13と排気通路25が連通され、第1圧力室13
内のエアは連通通路18,副弁室17,排気通路25を
介して装置本体2の外部に排出される。この時、第1圧
力室13内が大気圧となるため主弁11はコイルスプリ
ング10の押圧力により連通孔8を閉塞し、供給側通路
4と排出側通路6とを遮断する。
【0027】その後、供給側分岐通路16からのエアに
より副弁26が供給側分岐通路16と第1圧力室13と
を連通させる方向へ移動し、以下同様の動作が繰り返さ
れる。そして、この動作を繰り返しているときには、排
出側分岐通路19内のエアが第2圧力室21側から排出
側通路6側に流れる際、そのエアは絞り弁20を通過す
るため、主弁11は所定時間間隔を隔てて供給側通路4
と排出側通路6とを連通及び遮断することになる。その
結果、エア吐出口5からは所定時間間隔をおいて断続的
にエアが吐出される。又、エアの吐出間隔は絞り弁20
の絞り量を調節することにより適宜変更することができ
る。
【0028】以上詳述したように本実施例では、エア吐
出装置1に従来必要であったパルスタイマを設ける必要
がないため、従来装置に比べて小型となるとともに、パ
ルスタイマの組付け作業も不要となる。又、電力を使用
することなくエアを断続的に吐出することができるた
め、省エネルギー効果が高い。
【0029】(第2実施例)次に、本発明を具体化した
第2実施例を図3,図4に従って説明する。図3,図4
に示すように、エア吐出装置31の装置本体32には、
エア供給源Sに接続されたエア供給管33と連通する供
給側通路34が形成されている。この供給側通路34
は、装置本体32の中央部にて供給側通路34に対して
垂直方向に延びるように形成された移動空間35に連通
されている。又、移動空間35の供給側通路34と反対
側からは、同通路34と段違いに且つ平行に延びるよう
に排出側通路36が形成され、この排出側通路36は装
置本体32の外部に取り付けられたエア排出管37に連
通されている。
【0030】移動空間35の一方には第1圧力室39が
形成されるとともに、他方には第1圧力室よりも大径の
第2圧力室41が形成されている。第1圧力室39には
小ピストン45が配設され、この小ピストン45には移
動空間35に沿って摺動する摺動体42が一体的に取付
け固定されている。この摺動体42には連結軸44の一
端が連結され、連結軸44の他端には移動空間35に沿
って摺動する弁体43が連結されている。第2圧力室4
1には前記小ピストン45より大径に形成された大ピス
トン46が配設され、この大ピストン46が前記弁体4
3に取付け固定されている。
【0031】そして、前記摺動体42,弁体43,連結
軸44,小ピストン45,大ピストン46は移動空間3
5の延びる方向(図3の上下方向)に一体的に上下動さ
れるようになっている。又、各圧力室39,41におけ
る各ピストン45,46より移動空間35側の圧力室3
9,41内は、装置本体2に形成された排気通路39
a,41aを介して装置本体2の外部に連通している。
即ち、各ピストン45,46が移動空間35側に移動し
た時、ピストン45,46より移動空間35側の圧力室
39,41内のエアは各排気通路39a,41aを通っ
て装置本体2の外部に排出されるようになっている。
【0032】又、前記移動空間35,第1圧力室39,
第2圧力室41,摺動体42,弁体43,連結軸44,
小ピストン45,大ピストン46とから連通遮断機構4
7が構成されている。
【0033】そして、弁体43が第2圧力室41側へ移
動することにより、供給側通路34と排出側通路36と
を移動空間35介して連通するようになっている。逆
に、弁体43が第1圧力室39側へ移動することによ
り、供給側通路34と排出側通路36とを弁体43によ
り遮断するようになっている。
【0034】前記エア供給管33からは供給側分岐管路
38が分岐され、この供給側分岐管路38は第1圧力室
39に連通されている。又、エア排出管37からは排出
側分岐管路40が分岐され、この排出側分岐管路40は
第2圧力室41に連通されている。
【0035】排出側分岐管路40には絞り弁40aが接
続され、この絞り弁40aはその絞り量を調節可能とな
っている。又、排出側分岐管路40には絞り弁40aを
迂回する迂回管路40bが形成され、その迂回管路40
bには逆止弁40cが設けられている。この逆止弁40
cはエア排出管37から第2圧力室41へのエアの流れ
を許容し、第2圧力室41からエア排出管37へのエア
の流れを禁止するようになっている。
【0036】上記のように構成したエア吐出装置31の
回路図を図4に示す。エア供給管33は連通遮断機構4
7に接続され、連通遮断機構47にはエア排出管37が
接続されている。そして、連通遮断機構47は小ピスト
ン45にかかる力と大ピストン46にかかる力とのバラ
ンスによって、エア供給管33とエア排出管37とを連
通及び遮断するようになっている。すなわち、a位置で
はエア供給管33とエア排出管37とが遮断され、b位
置ではエア供給管33とエア排出管37とが連通され
る。
【0037】次に、上記のように構成したエア吐出装置
31の作用を説明する。エア供給管33を介してエア供
給源Sから供給側通路34にエアが供給されると、その
エアの一部は供給側分岐管路38を介して第1圧力室3
9に供給される。第1圧力室39内に供給されたエアの
エア圧により小ピストン45が供給側通路34を連通す
る方向に移動され、弁体43も小ピストン45と一体に
移動される。
【0038】一方、弁体43に取り付けられた大ピスト
ン46も弁体43と同方向に移動されるため、第2圧力
室41内に対流していたエアが排出側分岐管路40に流
入される。このエアは絞り弁40aを通ってエア排出管
37に排出されるため、第2圧力室41内からのエアの
排出が規制される。その為、弁体43はゆっくりと移動
される。この弁体43の移動により供給側通路34と排
出側通路36とが移動空間35を介して連通され、エア
が排出側通路36に供給される。
【0039】排出側通路36を介してエア排出管37に
供給されたエアの一部は、排出側分岐管路40,迂回管
路40b,逆止弁40cを介して第2圧力室41に供給
される。すると、第1圧力室39内と第2圧力室41内
とが同じエア圧となり、小ピストン45と大ピストン4
6との受圧面積の差により弁体43が第1圧力室39側
に移動する。そして、この弁体43の移動により供給側
通路34と排出側通路36とが遮断される。
【0040】その後、供給側分岐管路40からのエアに
より弁体43が供給側通路34と排出側通路36とを連
通させる方向へ移動し、以下同様の動作が繰り返され
る。そして、この動作を繰り返されているときには、排
出側分岐管路40内のエアが第2圧力室41側からエア
排出管37側に流れる際、そのエアは絞り弁40aを通
過するするため、弁体43は所定時間間隔を隔てて供給
側通路34と排出側通路36とを連通及び遮断すること
になる。その結果、エア吐出装置31からは所定時間間
隔をおいて断続的にエアが吐出される。又、エアの吐出
間隔は絞り弁40aの絞り量を調節することにより適宜
変更することができる。
【0041】以上詳述したように本実施例では、排出側
分岐管路40内のエアが第2圧力室41側からエア排出
管37側に流れる時、そのエアは絞り弁40aを通過す
るため弁体43は所定時間間隔おいて供給側通路34と
排出側通路36とを連通及び遮断する。その結果、エア
吐出装置31からは所定時間間隔をおいて断続的にエア
が吐出される。従って、エア吐出装置31に電磁切換弁
を設ける必要がないため、従来装置に比べて小型となる
とともに電磁切換弁の組付け作業が不要となる。又、電
力を使用することなくエアを断続的に吐出することがで
きるため、省エネルギー効果が高い。
【0042】又、本実施例では部品点数が少ないため、
更に容易に組付け作業ができるとともにエア吐出装置3
1の製造コストを低減させることができる。尚、本発明
は上記各実施例に限定されるものではなく、例えば以下
のように変更して具体化してもよい。
【0043】(1)第1実施例において、エア吐出装置
1を図1に示すように構成したが、エア吐出装置1の回
路が図2に示すような回路とるならばエア吐出装置1を
適宜変更してもよい。例えば、供給側通路4,排出側通
路6,副弁室17等の位置を適宜変更してもよい。
【0044】(2)第2実施例において、エア吐出装置
31を図3に示すように構成したが、エア吐出装置31
の回路が図4に示すような回路とるならばエア吐出装置
31を適宜変更してもよい。例えば、供給側通路34,
移動空間35,排出側通路36等の位置を適宜変更して
もよい。
【0045】(3)第2実施例では、供給側分岐管路3
8及び排出側分岐管路40を装置本体32の外部に設け
たが、両管路38,40を装置本体32内に設けてもよ
い。又、装置本体32の外部に設けられた絞り弁40a
及び逆止弁40cを装置本体32に取り付けてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1記載の発明
では、切換部材が供給側通路と排出側通路を連通する連
通位置に切り換えられるとき、排出側分岐通路のエアは
流量絞り部により徐々に排出側通路を介して排出され
る。その為、電力を使用することなくエアを断続的に吐
出することができる優れた効果がある。
【0047】請求項2記載の発明では、供給側分岐通路
及び排出側分岐通路が装置本体内に形成されているた
め、配管作業等の余分な作業を行う必要がなく容易にエ
ア吐出装置を設置することができる優れた効果がある。
【0048】請求項3記載の発明では、流量絞り部を装
置本体に対し螺入された絞り弁から構成したため、エア
の断続的な吐出の時間間隔を適宜調節することができる
優れた効果がある。
【0049】請求項4記載の発明では、排出側分岐通路
に流量絞り部を迂回する迂回通路を形成し、この迂回通
路に排出側通路からのエアの流れを許容し排出側通路へ
のエアの流れを禁止する逆止弁を設けた。その為、排出
側通路からのエアにより切換部材を即座に供給側通路と
排出側通路とを遮断する遮断位置に切換えることができ
る優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のエア吐出装置を示す構成図であ
る。
【図2】第1実施例のエア吐出装置を示す回路図であ
る。
【図3】第2実施例のエア吐出装置を示す構成図であ
る。
【図4】第2実施例のエア吐出装置を示す回路図であ
る。
【図5】従来のエア吐出装置を示す正面図である。
【図6】従来のエア吐出装置を示す回路図である。
【符号の説明】
2,32…装置本体、4,34…供給側通路、33…供
給側通路としてのエア供給管、6,36…排出側通路、
37…排出側通路としてのエア排出管、11…切換部材
としての主弁、16,38…供給側分岐通路、19,4
0…排出側通路、20,40a…流量絞り部としての絞
り弁、23,40c…逆止弁、43…切換部材としての
弁体。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体(2,32)にエアを供給する
    ための供給側通路(4,33,34)と、エアを排出す
    るための排出側通路(6,36,37)とを形成し、供
    給側通路(4,33,34)から供給されるエアを排出
    側通路(6,36,37)を介して断続的に排出するよ
    うにしたエア吐出装置において、前記供給側通路(4,
    33,34)から分岐する供給側分岐通路(16,3
    8)と、排出側通路(6,36,37)から分岐する排
    出側分岐通路(19,40)とを設け、供給側分岐通路
    (16,38)から供給されるエアにより供給側通路
    (4,33,34)と排出側通路(6,36,37)と
    を連通する連通位置に切換えられるとともに、排出側分
    岐通路(19,40)から供給されるエアにより供給側
    通路(4,33,34)と排出側通路(6,36,3
    7)とを遮断する遮断位置に切換えられる切換部材(1
    1,43等)を供給側通路(4,33,34)と排出側
    通路(6,36,37)との間に設け、供給側分岐通路
    (16,38)内と排出側分岐通路(19,40)内の
    各エア圧が同圧の時には前記切換部材(11,43等)
    が遮断位置に切換えられるように設定し、さらに、排出
    側分岐通路(6,36,37)には同通路内を流通する
    エアの流量を絞る流量絞り部(20,40a)を設けた
    ことを特徴とするエア吐出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のエア吐出装置におい
    て、前記供給側分岐通路(16,38)及び排出側分岐
    通路(19,40)を装置本体(2,32)内に形成し
    たことを特徴とするエア吐出回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のエア吐出
    装置において、前記流量絞り部(20,40a)を、装
    置本体(2,32)に対し螺入された絞り弁(20,4
    0a)から構成し、絞り弁(20,40a)の基端を装
    置本体(2,32)の外部に露出させ、絞り弁(20,
    40a)の螺入量を外部から調節することにより絞り弁
    (20,40a)の排出側分岐通路(19,40)に対
    する出没量を調節可能にしたことを特徴とするエア吐出
    回路。
  4. 【請求項4】 請求項1,請求項2又は請求項3に記載
    のエア吐出装置において、前記排出側分岐通路(19,
    40)に流量絞り部(20,40a)を迂回する迂回通
    路(22,40b)を形成し、この迂回通路(22,4
    0b)には、排出側通路(6,36,37)からのエア
    の流れを許容し排出側通路(6,36,37)へのエア
    の流れを禁止する逆止弁(23,40c)を設けたこと
    を特徴とするエア吐出装置。
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