JP2693363B2 - ルーペ - Google Patents

ルーペ

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JP2693363B2
JP2693363B2 JP26828693A JP26828693A JP2693363B2 JP 2693363 B2 JP2693363 B2 JP 2693363B2 JP 26828693 A JP26828693 A JP 26828693A JP 26828693 A JP26828693 A JP 26828693A JP 2693363 B2 JP2693363 B2 JP 2693363B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズと発光素子とを
含むルーペに関し、レンズ外周部に、光入射面と、入射
光を対物側に出射するように角度付けされた光反射面と
を設け、発光素子からの光を光入射面からレンズ内に光
を入射させることにより、物体に対して均一光を照射し
て観察をし易くすると共に、発光素子から出射される光
のロスが少なく、しかも薄型で携帯性に優れたルーペを
提供できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】拡大レンズと発光素子とを組合せて、物
体に光を照射しながら、拡大観察ができるようにしたル
ーペは公知である。図4及び図5は従来のこの種のルー
ペの部分断面図である。図において、1は拡大用のレン
ズ、2は電球等の発光素子、3はレンズ1を支持するケ
ース、4は把手である。発光素子2はケース3の内部に
設けられている。把手4の内部には、通常、発光素子2
を駆動する電池が内蔵される。
【0003】図4の従来例は、主として、書類上の文字
を拡大して見るために使用されるものであって、ケース
3の高さH1 がレンズ1の焦点距離にほぼ等しくなって
いる。ケース3はフードを兼ねており、その一端側にレ
ンズ1を取付け、レンズ1のある端面とは反対側の位置
で、物体(図示しない)を拡大観察するようになってい
る。ケース3はフードを兼ねており、内部が暗くなる。
それを補う手段として、発光素子2を設けてある。発光
素子2の光はケース3の内壁面で反射させて、書類等の
表面に集光する。
【0004】図5の従来例は、主に、物品の拡大観察に
使用されるものであって、発光素子2は、物品にスポッ
ト光が照射されるように、方向付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4の従来例では、書
類上の文字を拡大して見る場合には、レンズ1のある端
面とは反対側の対物側の開放端面が書類で閉塞され、外
部に光が漏れることがなく、視野が広く、均一な光が得
られる。しかし、物品を見る場合のように、対物側の開
放端面が閉塞されない状態では、光のロスが多くなり、
暗くなってしまう。また、ケース3を、焦点距離確保及
び光反射面として利用しているため、ケース3の形状が
大きくなり、携帯性に劣る。
【0006】図5の従来例の場合は、方向性のあるスポ
ット光となるため、物品の形状によっては、影ができて
しまい、見にくくなる。
【0007】そこで、本発明の課題は、上述する従来の
問題点を解決し、物体に対して均一光を照射して観察を
し易くすると共に、発光素子から出射される光のロスが
少なく、しかも薄型で携帯性に優れたルーペを提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述する課題解決のた
め、本発明は、レンズと発光素子とを含むルーペであっ
て、前記レンズは、光入射面と、光反射面と、光出射面
とを有しており、前記光入射面は、光軸に対して外周部
となる側端面に設けられ、外部から入射された光をレン
ズ内に導くと共に、前記光軸に対して交叉する方向に導
くように配置されており、前記光反射面は、前記光軸に
対して外周部となる側端面であって、前記光入射面から
前記レンズ内に導かれた光の進行方向に配置され、前記
光入射面から前記レンズ内を通ってきた前記光を、前記
光出射面の方向に内部反射するように角度付けされてお
り、前記光出射面は、前記光軸上の対物側に設けられ、
境界条件が前記光反射面によって反射されて入射する光
をレンズ外部に出射するように定められており、前記発
光素子は、前記光入射面に光を入射するように配置され
ている。
【0009】
【作用】光入射面は、光軸に対して外周部となる側端面
に設けられ、外部から入射された光をレンズ内に導くと
共に、光軸に対して交叉する方向に導くように配置され
ており、光反射面は光軸に対して外周部となる側端面で
あって光入射面からレンズ内に導かれた光の進行方向に
配置され、光入射面から前記レンズ内を通ってきた光を
光出射面の方向に内部反射するように角度付けされてお
り、光出射面は光軸上の対物側に設けられ、境界条件が
光反射面によって反射されて入射する光をレンズ外部に
出射するように定められており、発光素子は光入射面に
光を入射するように配置されているから、発光素子から
レンズ内に入った光は、レンズ内で反射、散乱を繰返し
た上で、光出射面から対物側に出射される。このため、
物体に対して、方向性のない均一光が照射され、観察を
し易くなると共に、発光素子から出射される光のロスが
少なくる。
【0010】しかも、発光素子からの光を、レンズの光
入射面からレンズ内に入射させ、レンズに設けた光反射
を利用して反射させる構成であるため、薄型で携帯性に
優れたルーペが得られる。
【0011】
【実施例】図1は本発明に係るルーペの平面部分断面
図、図2は図1A1 ーA1 線上における部分断面図であ
る。図において、5はレンズ、6は発光素子、7はケー
ス、8は反射器、9は電池、10は配線導体、11はス
イッチである。O1 はレンズ5の光軸である。
【0012】レンズ5は、ガラスまたはプラスチック等
のレンズ材料を用いた凸レンズであって、4角形状とな
っている。レンズ5の外周部の1側端面には、光入射面
51が設けられており、また、他の3側端面には、光入
射面51から入射された光が対物側に位置する光出射面
55から外部に出るように角度付けされた光反射面52
〜54が設けられている。
【0013】光反射面52〜54は、レンズ5の3側端
面を傾斜とし、この傾斜面に塗装、メッキもしくは蒸着
等による反射薄膜を被着させ、または反射板を配置し、
或いは、傾斜面の表面を粗面化することによって形成で
きる。光反射面52〜54のある3側端面は、ケース7
に設けられた枠部71によって支持してある。レンズ5
の形状に関して、4角形状はその1例であり、他の多角
形状または円形状等であってもよい。
【0014】発光素子6は、タングステン.ランプやク
リプトン.ランプ等、公知のものによって構成できる。
この発光素子6は、レンズ5の光入射面51からレンズ
5の内部に光を入射するように配置する。実施例では、
レンズ5の光入射面51に凹部511を設け、この凹部
511内に発光素子6の頭部を挿入してある。レンズ5
の光入射面51を凹部511のない平面状とし、発光素
子6を光入射面51の外部に対向配置する構造であって
もよい。発光素子6は、後部をケース7に設けた支持部
72によって支持してある。
【0015】反射器8は、発光素子6の光を、レンズ5
の光入射面51に対して効率良く入射させるために設け
られたもので、ケース7の支持部72によって支持され
ている。この反射器8は省略できる。
【0016】電池9は、発光素子6を駆動するためのも
ので、ケース7に設けた収納室73内に備えられてい
る。配線導体10及びスイッチ11は、電池9と共に、
発光素子6に対する電気回路を構成している。
【0017】次に、発光素子6からレンズ5内に入射し
た光が、光出射面55からレンズ外部に出るための境界
条件を、図3を参照して説明する。図3中の符号は、次
の通り定義する。 I1 ・・・光入射面51に入る入射光 I2 ・・・光出射面55から出る出射光 P・・・光反射面52における法線 Q・・・光出射面55における法線 a・・・光出射面55に対する光反射面52の傾斜角 b・・・入射光I1 と光反射面52とのなす角 c・・・光反射面52における入射光I1 の入射角及び
反射角 d・・・光反射面52と反射光とのなす角 i・・・光出射面55に対する入射角 r・・・光出射面55での屈折角 e・・・(90ーi)で表される角度 上記の角度a〜e、i及びrに関しては、次の式が成立
する。単位(度)は省略する。 b=180ーa c=90ーa d=a e=180ー2a i=2aー90 r=sin-1(1/n・ sin i) ここで、n=1/N (Nはレンズ材の屈折率) 光出射面55から出射光I2 が出射されるための境界条
件は、 r=sin-1(1/n・ sin i)<90度・・・(1) i<sin-1 n ・・・(2)となる。
【0018】一方、角度a〜e及びiの関係式より、 i=2aー90 が得られる。これを式(2)に代入すると、 a<(sin-1n+90)/2 となる。この式を満足するように、光反射面52の傾斜
角度aを定めると、発光素子6からレンズ5内に入射し
た光が、光出射面55からレンズ5の外部に出射され
る。具体的には、N=1.49とすると、 i<42°15´ a<66°07´ となる。光反射面52は長さを持っているので、出射光
I2 も幅を持ち、物体を均一に照らす。
【0019】光反射面52〜54は、光入射面51を除
くほぼ全周に形成されているので、上述の出射光I2 は
レンズ5のほぼ全周において得られる。従って、出射光
I2の方向性がなくなり、物体をほぼ全周方向から均一
に照らすことができる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果が得られる。 (a)物体に対して方向性のない均一光を照射でき、観
察がし易くなると共に、発光素子から出射される光のロ
スの少ないルーペを提供できる。 (b)発光素子からの光を、レンズの光入射面からレン
ズ内に入射させ、レンズに設けた光反射面を利用して反
射させる構成であるため、薄型で携帯性に優れたルーペ
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るルーペの平面部分断面図である。
【図2】図1のA1 ーA1 線上における部分断面図であ
る。
【図3】本発明に係るルーペの作用を説明する図であ
る。
【図4】従来のルーペの部分断面図である。
【図5】従来のルーペの部分断面図である。
【符号の説明】
5・・・レンズ 6・・・発光素子 51・・・光入射面 52〜54・・・光反射面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズと発光素子とを含むルーペであっ
    て、 前記レンズは、光入射面と、光反射面と、光出射面とを
    有しており、 前記光入射面は、光軸に対して外周部となる側端面に設
    けられ、外部から入射された光をレンズ内に導くと共
    に、前記光軸に対して交叉する方向に導くように配置さ
    れており、 前記光反射面は、前記光軸に対して外周部となる側端面
    であって、前記光入射面から前記レンズ内に導かれた光
    の進行方向に配置され、前記光入射面から前記レンズ内
    を通ってきた前記光を、前記光出射面の方向に内部反射
    するように角度付けされており、 前記光出射面は、前記光軸上の対物側に設けられ、境界
    条件が前記光反射面によって反射されて入射する光をレ
    ンズ外部に出射するように定められており、 前記発光素子は、前記光入射面に光を入射するように配
    置されているルーペ。
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