JP2693346B2 - 固体撮像装置とその駆動方法 - Google Patents

固体撮像装置とその駆動方法

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JP2693346B2
JP2693346B2 JP4255206A JP25520692A JP2693346B2 JP 2693346 B2 JP2693346 B2 JP 2693346B2 JP 4255206 A JP4255206 A JP 4255206A JP 25520692 A JP25520692 A JP 25520692A JP 2693346 B2 JP2693346 B2 JP 2693346B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は撮像装置に関し、特に半
導体ホトダイオード等の光電変換素子と電荷結合デバイ
ス(CCD)を用いた固体撮像装置とその駆動方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像装置として、CCD転送方式の
ものが知られており、電子カメラ、複写機、その他の映
像機器に利用されている。これら固体撮像装置において
は、多数のホトダイオードを垂直、水平方向に配列し、
画素行列を形成する。さらに、各ホトダイオード列に隣
接して垂直電荷転送路(VCCD)を形成し、各VCC
Dの終端に隣接して水平電荷転送路(HCCD)を形成
する。
【0003】このような固体撮像装置を用いた電子スチ
ルカメラ等において、全ホトダイオード(PD)を同時
に露光し、独立に信号を読み出したいという要求があ
る。従来のインターライン(IT)型、フレームトラン
スファ(FT)型、フレームインターライントランスフ
ァ(FIT)型等の撮像装置においては、露光のために
メカニカルシャッターを用いている。メカニカルシャッ
ターを用いた場合、露光時間(シャッタスピード)の精
度や露光時刻の精度と制御はメカニカルシャッターの精
度に依存する。また、フォーカルプレーンシャッターを
用いた場合は、画面内の場所による時刻ずれが生じる。
【0004】ホトダイオードに蓄積した電荷を同時に読
み出し、転送するためには、通常1画素または1行につ
き3相以上の転送パルスが必要である。1画素当たり3
相以上の転送パルスを実現するには、1画素当たり3電
極以上が必要であり、微細化の面から不利な条件とな
る。
【0005】1電極の下にウェル部とバリア部とを形成
し、2相駆動を行なうことも考えられるが、ウェル部と
バリア部とを形成するプロセス工程においてセルフアラ
インが使用できない等の問題も生じる。
【0006】これらの欠点を持たない転送方式として、
アコーディオン転送方式が提案されている(PHILIPS TE
CHNICAL REVIEW VOL.43, No.1/2, 1986, A.J.P.Theuwis
senおよび C.H.L.Weijtens )。
【0007】アコーディオン転送方式においては、1画
素ないしは1行当たり2電極というITCCD、FTC
CD、FIT等と同じ電極数で、かつ全画素同時読み出
しが可能であり、基板抜き等の電子シャッターを用いて
同時刻露光の電子シャッターが可能である。
【0008】図8に、アコーディオン転送方式を示す。
図8(A)は、時間の経過と共に転送路の電極下のポテ
ンシャルがどのように変化するかを示すポテンシャルダ
イヤグラムである。図8(B)は、アコーディオン転送
方式により、電荷がどのように移動するかを示す概念的
平面図である。
【0009】図8(A)において、転送路の電極は、奇
数番めの電極Odと偶数番めの電極Evに分類される。
これら各電極の下に電荷転送路のウェルまたはバリアが
形成される。電荷転送路内の電子エネルギを実線の折線
で模式的に示す。高さが電子エネルギを示す。
【0010】まず、奇数番めの電極の下の電子エネルギ
が下げられ、電位井戸が形成され、電荷qa、qb、q
cが蓄積される。この状態のままで、電位井戸と電位井
戸との間に配置される電位障壁を低くすると、電荷混合
が生じてしまう。
【0011】そこで、まず最も右側の偶数番めの電極の
下の電子エネルギを下げ、電位井戸を2電極分に引き延
ばす。すると、電荷qaは右側に1電極分広がって分布
する。次に電荷qaを蓄積した電位井戸の左側部分の電
子エネルギを上げ、同時に右側の電位障壁部分の電子エ
ネルギを下げると電荷qaは2電極分に分布したまま右
側に1電極分移動する。
【0012】すると、電荷qaとqbの間に2電極分の
電位障壁が形成される。その後順次電荷qaの左側部分
の電子エネルギを上げ、右側部分の電子エネルギを下げ
ることによって順次電荷qaは右側に転送される。
【0013】また、電荷qaとqbの間に2電極分の電
位障壁が生じたとき、次に電荷qbの右側の電位障壁の
電子エネルギを下げると、電荷qbは2電極分に広がっ
て分布するようになる。この時、電荷qaとqbの間に
は少なくとも1電極分、通常2電極分の電位障壁が存在
するため、電荷混合は生じない。このようにして、1電
極おきに蓄積された電荷を2倍のピッチに引き延ばして
分布させることにより、電荷転送が可能となる。
【0014】図8(B)は、このようにして転送される
電荷分布を概略的に示す。図中、横軸は時間変化を示
し、縦軸は転送路の電極を示す。最も左側の状態におい
ては、転送路の上半分に1電極おきに電荷qa、qb、
qc、qdが蓄積されている。これらの電荷のうち、下
側に配置された電荷から順次2電極長の電位井戸と2電
極長の電位障壁を形成しながら電荷を下方に転送する。
【0015】すなわち、転送されているときの電荷は2
電極分に分布し、転送中の電荷と電荷の間には2電極分
の電位障壁が形成されている。このようにして、電荷混
合を防止しつつ、1電極おきに蓄積された電荷を転送す
ることができる。転送が完了した最も右側の状態におい
ては、電荷qa、qb、qc、qdは再び1電極おきに
分布している。
【0016】転送時の電位井戸と電位障壁の発生の様子
が、楽器のアコーディオンの蛇腹部を次第に広げてから
再び閉じていく時の様子に類似しているので、この電荷
転送方式はアコーディオン転送方式と呼ばれる。この方
式では、ホトダイオード1行につき1つの信号を転送で
きる。
【0017】本出願人は、ホトダイオード行列と垂直電
荷転送路と水平電荷転送路を含む固体撮像装置におい
て、同様の電荷転送を行なうドミノ型転送方式を提案し
た。図9にドミノ型CCDの転送方式を概略的に示す。
ドミノ型CCD撮像装置は、図中左側に示すように、行
列状に配置された多数のホトダイオード(PD)の各列
がトランスファゲート(TG)を介して垂直電荷転送路
VCCDに結合されている。
【0018】図においては、各列にホトダイオードが1
000個配置された場合を示す。各ホトダイオードに対
応してVCCDには2つの電極が配置されている。これ
らの電極をG11〜G5004で示す。
【0019】また、垂直電荷転送路VCCDの下端に
は、水平電荷転送路HCCDが結合され、垂直電荷転送
路VCCDを転送された電荷を受け、パラレル/シリア
ル変換を行なって転送を行なう。
【0020】図9右側の主要部には、一列の垂直電荷転
送路VCCDにおける電荷転送の模様を時間の関数とし
て示す。左端がホトダイオード(PD)から垂直電荷転
送路VCCDに電荷読み出しが成されたフィールドシフ
ト時の様子を示し、以後右側に進むにしたがって時間が
経過した同一の垂直電荷転送路VCCD内の電荷分布を
示す。垂直電荷転送路VCCDに読み出された電荷は、
1〜1000の番号が付されている。
【0021】フィールドシフト(FS)の状態において
は、一個置きの電極の下に電荷が蓄積されており、この
まま全電荷の転送を行なおうとすると、電荷混合が生じ
てしまう。
【0022】そこで、まず1−1〜1−8の8タイミン
グにおいては、最も下に配置された電荷1を水平電荷転
送路HCCDに転送し、下から2番目に配置された電荷
2を元電荷1があった位置まで転送する。この状態にお
いては、電荷3〜1000はその位置を変化していな
い。なお、タイミング1−8の後、水平電荷転送路HC
CDに転送された信号電荷1は、水平電荷転送路HCC
D内を水平方向に転送される。
【0023】次のタイミング2−1〜2−8において
は、信号電荷2が水平電荷転送路HCCDに転送され、
信号電荷3が元信号電荷1が読み出されたゲートG12
の位置まで転送され、信号電荷4がゲートG22の位置
まで転送される。その後、水平電荷転送路HCCDに転
送された信号電荷2は、水平電荷転送路HCCD内を水
平方向に転送される。
【0024】このように、1個置きの電極下に読み出さ
れた信号電荷は、下側から順次読み出され、転送領域は
下側から上側に向かって拡がっていく。電荷転送領域
は、8タイミングの転送周期毎に2信号電荷ずつ拡がっ
ていく。したがって、最上段に読み出された信号電荷1
000が動きだすのは500回目となる。
【0025】図中、右側に示した500回目の転送タイ
ミングにおいては、信号電荷1000が転送を始めてい
る。この時、水平電荷転送路HCCDには、信号電荷5
00が転送され、水平方向に転送される。
【0026】すなわち、1つの電荷を水平電荷転送路に
転送するのに8タイミングが必要とされ、1000個の
信号電荷を水平電荷転送路HCCDに読み出すまでには
1000回の転送サイクルが必要である。
【0027】行列状ホトダイオード(PD)の水平方向
の個数をXとし、水平駆動周波数をfxとし、水平ブラ
ンキング期間をBとすると、全画素を読み出す時間t
は、 t=1000×{B+(X/fx)} となる。1水平読み出し時間をNTSCレートとした場
合、全画素を読み出す時間tは63.5msec、すな
わち約1/15秒となる。
【0028】固体撮像装置においては、静止画像を撮像
する場合、その前に自動露光(AE)、自動測距(A
F)等の撮像条件を調整する予備工程を行なう。このよ
うな予備工程は、なるべく迅速に行なえることが望まし
い。
【0029】また、図9の信号電荷1は、電荷転送が始
まった後、すぐ動きだし、水平電荷転送路HCCDに読
み出されるのに対し、最上段に読み出された信号電荷1
000は転送を始めるまでに500サイクルを必要と
し、さらに500サイクルを要して水平電荷転送路HC
CDに転送される。
【0030】半導体中においては、電子・正孔対の発生
により、光が入射しなくても電荷が発生し、暗電流を形
成する。信号電荷1と信号電荷1000のように、垂直
電荷転送路に滞在する時間が大きく異なると、これらの
信号電荷に伴う暗電流の量も大きく変化してしまう。
【0031】また、外界の光量が不足する時や、外界の
光量自身は十分であるが、逆光等によって主要被写体の
光量が不足する時、必要な光量を補うためストロボを用
いる。ストロボは極めて短期間に発光するため、その光
強度は高い。
【0032】ストロボを使用した時に光がガラス窓に反
射したりすると、かなり強い光がホトダイオードに隣接
するCCDにも入り、いわゆるスミアが発生してしま
う。なお、ストロボを使用しない時も、強い光が入射
し、CCDに電荷が発生すればスミアが発生する。
【0033】CCDカメラにおいては、CCDは通常、
常時駆動されている。ホトダイオードに蓄積された電荷
は、所定のタイミングでホトダイオードからトランスフ
ァゲートを介してVCCDにフィールドシフトされる。
ストロボ露光の時は、ストロボが発光してから蓄積電荷
がVCCDに転送されるまでにほぼシャッタ速度に匹敵
する所定の時間が経過する。
【0034】VCCDに誘起されたスミア画像は、この
時間内にVCCD内を移動する。ホトダイオードに蓄積
された真の画像電荷がVCCDにフィールドシフトされ
る時には、VCCD内に誘起されたスミア画像はVCC
D中の異なる位置に移動している。このため、真の画像
とスミア画像とがその位置をずらして画面内に現れ、見
苦しい画面が生じてしまう。
【0035】図10は、従来提案されたスミア画像の防
止方法を説明するための図である。垂直駆動信号VD
は、垂直走査期間毎に立ち上がるパルス信号である。垂
直駆動信号VDに続いて、ホトダイオードPDから垂直
電荷転送路VCCDに電荷を読み出すためのフィールド
シフト信号FSが発生する。
【0036】光学シャッタ駆動信号は、垂直走査期間の
所定時点(フィールドシフト信号FSから露光時間前)
に光学シャッタを開き、露光を開始させる。なお、この
光学シャッタは、露光開始のタイミングを制御するが、
露光終了のタイミングはフィールドシフト信号FSによ
って行なうものとする。
【0037】このような構成によれば、精度の低い光学
シャッタを用いることができ、CCDカメラのコストを
低減することができる。すなわち、光学シャッタが開い
てからフィールドシフトが行なわれるまでの時間が露光
時間となる。
【0038】ストロボを発光させる時は、ストロボ発光
タイミング信号は、光学シャッタが開いた直後に立ち上
がり、ストロボを発光させる。ストロボの閃光時間はた
とえば1msecと短く、露光時間の一部分のみを占め
る。さらに、ストロボ閃光時間のうち初期の光強度が強
い。
【0039】たとえば露光時間(シャッタ速度)が1/
250秒の場合、露光時間は約4msecなので、スト
ロボ閃光時間は露光時間の約1/4となる。この限られ
た時間内に必要な光量が全て発生するので、光強度は高
くなり、スミアが発生しやすい。以下、スミア防止のた
めのA方式とB方式を説明する。
【0040】A方式においては、フィールドシフト信号
FSが立ち上がる直前にVCCDの掃き出し駆動を高速
で行ない、フィールドシフト後、読み出された画像信号
を高速転送する。このような読み出し方式によれば、画
像信号をVCCDに読み出す前にVCCDの電荷が掃き
出されるため、VCCD内に蓄積されていたスミア画像
は消滅する。
【0041】B方式においては、撮像後、次の垂直走査
期間をVCCDの掃き出し駆動期間とし、その次の垂直
走査期間に信号電荷を読み出す。この場合、VCCDを
高速駆動する必要はない。VCCDの掃き出し駆動期間
に光学シャッタが開いていると、ホトダイオードに続い
て電荷が蓄積されてしまうため、露光時間は光学シャッ
タのみによって規定する必要がある。たとえば、フォー
カルプレーンシャッタ等の露光開始と露光終了を共に制
御できる光学シャッタを用いる。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】画素数の多い固体撮像
装置においては、全画素の信号電荷を読み出すのには比
較的長い時間が必要である。自動露光(AE)、自動測
距(AF)等の調整工程においては、1画面の情報を速
やかに処理することが望まれる。
【0043】また、ドミノ型電荷転送においては、転送
路の電荷信号が引き延ばされて転送されるため、転送路
の奥に読み出された電荷は、転送路出力端近くに読み出
された電荷と比較して、長い期間電荷転送路中の一定個
所に保持される。
【0044】このため、電荷転送路のどこにある信号電
荷であるかにより、その信号電荷に伴う暗電流の量が異
なってしまう。画面内で暗電流に分布が生じると、本来
一色であるべき画面背景に色が着色される等の問題が生
じる。
【0045】さらに、CCDカメラに強い光が入射する
と、スミアがVCCDに発生してしまう。このスミアを
そのまま画像信号として出力すると、画像は見苦しいも
のとなる。
【0046】スミアを防止するために、前述のA方式を
採用すると、露光開始後、フィールドシフトを行なうま
でにVCCDの高速掃き出し転送を行なう必要がある。
したがって、最高シャッタスピードはVCCDの掃き出
し駆動に必要な時間によって制限されてしまう。
【0047】前述のB方式によれば、露光時間を光学シ
ャッタのみによって制御する必要が生じ、精度の高い高
価な光学シャッタが必要になる。本発明の目的は、多数
の画素を有し、かつ高速にAE/AF等の調整工程を行
なうことのできる固体撮像装置の駆動方法を提供するこ
とである。
【0048】本発明の他の目的は、AE/AF等の調整
工程を迅速に行ない、かつ暗電流の発生を抑制すること
のできる多数の画素を有する固体撮像装置の駆動方法を
提供することである。
【0049】
【課題を解決するための手段】本発明の固体撮像装置の
駆動方法は、行列状に配置された多数個のホトダイオー
ドとホトダイオードの各列に結合した複数列の垂直電荷
転送路とを有する固体撮像装置の駆動方法であって、行
列状のホトダイオードのうち選択された一部のホトダイ
オードの電荷のみを垂直電荷転送路に読み出し、高速転
送を行ない、静止画撮像前の調整を行なう予備工程と、
垂直電荷転送路のポテンシャルをピニング状態に保って
静止画撮像用の電荷蓄積を全ホトダイオードで行なう本
撮像工程と、本撮像工程後、全ホトダイオードの電荷を
垂直電荷転送路に読み出し、前記高速転送より遅い標準
速度で電荷転送する工程とを含む。
【0050】
【作用】多数個のホトダイオードを有する固体撮像装置
において、静止画撮像前の調整工程においては、行列状
のホトダイオードのうち、選択された一部のホトダイオ
ードの電荷のみが垂直電荷転送路に読み出され、高速転
送されるため、調整工程を迅速に行なうことができる。
【0051】静止画撮像用の本撮像工程においては、垂
直電荷転送路のポテンシャルがピニング状態に保持され
るため、暗電流の発生が抑制される。
【0052】
【実施例】図1は、本発明の実施例によるCCDカメラ
の構成を示す。カメラの光軸上にレンズ1、アイリス2
が配置され、それぞれモータM1、M2によって駆動さ
れ、焦点距離、露光量を調節する。
【0053】なお、アイリス2は光遮蔽部も有し、光学
的シャッタの機能も併せて有する。レンズ1によって焦
合された被写体の像は、CCD撮像チップ3の像面上に
結像する。CCD撮像チップ3は、ホトダイオード行
列、トランスファゲート、垂直電荷転送路、水平電荷転
送路等を有し、ドライバ回路4によって駆動され、読み
出された画像信号は信号処理回路5に供給される。
【0054】ドライバ回路4は、標準駆動速度で垂直電
荷転送路を駆動する標準ドライバ回路4aと、標準駆動
速度より速い高速駆動速度で垂直電荷転送路を駆動する
高速ドライバ回路4bと、垂直電荷転送路のポテンシャ
ルをピニング状態に保持するピニングドライバ回路4c
等を垂直電荷転送路駆動用として含む。
【0055】ドライバ回路4は、さらに水平電荷転送路
駆動回路やフィールドシフト回路も含む。信号処理回路
5は、読み出した電荷信号をアナログ的に処理し、磁気
テープ等に磁気記録を行なう場合には、そのまま磁気記
録媒体13に画像信号を記録する。
【0056】信号処理回路5は、さらにアナログ/デジ
タル変換器6を含み、アナログ信号をデジタル信号に変
換して出力する。このデジタル信号は、画像信号処理回
路7に供給され、数値演算プロセッサ8等によってデー
タ圧縮等の処理を受け、デジタル画像信号を発生する。
このデジタル画像信号は、たとえばメモリカード9等に
記録される。
【0057】システムコントロールユニット14は、C
CDカメラ全体の制御を行なう回路であり、種々の制御
信号を発生する。スイッチ回路19は、レリーズスイッ
チの第1接点S1、第2接点S2、電源スイッチS3等
のスイッチを含む回路である。
【0058】ストロボユニット15は、ストロボモジュ
ール16、キセノンランプ17、受光ダイオード18等
を含み、システムコントロールユニット14からのスト
ロボタイミング、ストロボ発光量等の制御信号に応じて
キセノンランプ17を発光させる。
【0059】タイミング回路11は、種々のタイミング
信号を発生し、ドライバ回路4、信号処理回路5等に供
給する。判別回路12は、シャッタ駆動信号またはスト
ロボタイミング信号、フィールドシフト信号等に基づ
き、少なくとも光学シャッタが開いてからフィールドシ
フトが行なわれるまでの期間、ドライバ回路4を制御し
て垂直電荷転送路のポテンシャルをピニング状態に保
つ。すなわち、ピニングドライバ回路4cの出力をドラ
イバ回路4の出力とする。フィールドシフト後は、標準
ドライバ回路4aの出力をドライバ回路4の出力とす
る。
【0060】ピニングドライバ回路4cは、垂直電荷転
送路の電荷転送を停止させてもよい。主露光の間、垂直
電荷転送路の電荷転送が行なわれなければ、スミヤが発
生してもスミヤ画像が実画像から離れることがなく、読
み出された画像信号に見苦しい、いわゆるスミヤは発生
しない。
【0061】ただし、垂直電荷転送路に白傷等が存在す
ると、垂直電荷転送路を停止させると白傷が目立つこと
になる。このような場合には、ピニングドライバ回路4
cは垂直電荷転送路を標準速度よりも低い速度で僅かに
駆動することが望まれる。垂直電荷転送路が駆動される
ため、白傷の影響が弱められ、かつ低速駆動することに
より、スミヤ画像が実画像からあまり離れないので、ス
ミヤ画像の影響も低減できる。
【0062】図2は、CCD撮像チップ3の構成を概略
的に示す平面図である。光が入射する撮像領域には、多
数のホトダイオード(PD)が行列状に配置されてい
る。ホトダイオード(PD)の各列に近接して、垂直電
荷転送路VCCDが形成されており、ホトダイオード
(PD)との間をトランスファゲートTGによって結合
されている。
【0063】複数個の垂直電荷転送路VCCDの一端に
は、水平電荷転送路HCCDが接続され、2相信号
φH1、φH2によって駆動されている。垂直電荷転送路V
CCDの電極は、それぞれ横方向(行方向)に接続され
ており、図中右側においては、トランジスタTを介して
シフトレジスタSRによって制御された駆動信号φ1、
φ2、φ3、φ4によって駆動される。
【0064】なお、シフトレジスタSRは、初めS1の
みをオンとし、次にS1とS2をオンとするように次第
にその駆動範囲を拡げていく。この組み合わせにより、
垂直電荷転送路VCCDのドミノ駆動が行なわれる。
【0065】ドミノ駆動においては、上側に配置された
VCCD電極には初め駆動信号が印加されない。この間
も電位を安定に保つために、図中左側に示す駆動回路が
設けられている。すなわち、所定の電圧がトランジスタ
Qを介してVCCDの電極に印加されている。
【0066】ホトダイオードPDに蓄積された電荷を垂
直電荷転送路VCCDに読み出す際には、各行電極に高
い電圧を印加する。この画像電荷読み出し信号がφ
Fs1、φ Fs2で与えられる。
【0067】ここで図から明らかなように、フィールド
シフト信号φFs2は4個目毎のホトダイオードに対応し
て接続されている。他のホトダイオードに対応する電極
にはφFs1が接続されている。φFs1とφFs2を同時に
印加すれば、全ホトダイオードPDの画像電荷が読み出
されるが、φFs2のみを印加すれば、4個に1個のホト
ダイオードのみが読み出される。なお、φFs2を何個置
きに接続するかは適宜選択することができる。
【0068】図3は、CCD撮像チップの断面構造を概
略的に示す。n型Si基板21の表面に、p型ウェル2
3、25、27、29が形成されている。p型ウェル2
3内にはn型領域31、33が形成され、その中間領域
の上にはゲート電極32が形成されて、MOSトランジ
スタTを構成している。
【0069】このMOSトランジスタのゲート電極32
には、シフトレジスタSRから供給される信号S1〜S
nが印加され、トランジスタTのオン/オフを制御し、
駆動信号φ1〜φ4の通過を制御する。
【0070】p型ウェル25には、p型領域35が形成
され、p型ウェルのバイアス電圧PWが印加される。p
型ウェル25には、n型領域PD、VCCDが形成さ
れ、それぞれホトダイオードPD、垂直電荷転送路VC
CDを構成する。
【0071】垂直電荷転送路VCCDの上には、ゲート
電極Gが形成されている。このゲート電極Gは、ホトダ
イオードPDと垂直電荷転送路VCCDの間の領域が構
成するMOSトランジスタのゲート電極の役割も果た
す。なお、VCCDに隣接したp型領域37は、チャン
ネルストップを構成する。
【0072】p型ウェル27内には、p型領域41、n
型領域43が形成され、ダイオードDを構成する。p型
領域41には、フィールドシフト信号φFsが印加され
る。このフィールドシフト信号は、ダイオードDを通っ
てゲート電極Gに印加され、ホトダイオードPDから垂
直電荷転送路VCCDに蓄積電荷を読み出す。
【0073】また、p型ウェル29には、p型領域4
5、n型領域47、49が形成される。n型領域47と
49の間の領域上には、ゲート電極48が形成され、ゲ
ート電圧φG が印加される。
【0074】なお、n型Si基板21には、正極性の電
圧源Vsが接続されている。なお、ホトダイオードP
D、p型ウェル25、n型Si基板21は縦型バイポー
ラトランジスタ構造を形成している。p型領域35は、
外部ベース領域として機能する。端子PWに順バイアス
電圧を印加すると、ホトダイオードPDに蓄積された電
荷を基板21に引き抜くことができる。このようにし
て、基板抜きシャッタ構造が形成されている。
【0075】図4は、図1〜図3に示す固体撮像装置の
制御フローチャートを示す。固体撮像装置の電源がステ
ップA1でオンにされると、ステップA2に進み、シス
テムのスタンバイが行なわれる。
【0076】続いて、ステップA3に進み、レリーズス
イッチの第1接点S1がオンされているか否かが判定さ
れる。スイッチS1がオンしていないときは、NOの矢
印にしたがってステップA2に戻る。スイッチS1がオ
ンしていれば、YESの矢印にしたがってステップA4
に進み、自動露光(AE)/自動測距(AF)の動作を
開始する。
【0077】AE/AF動作においては、図2に示す2
種類のフィールドシフト信号φFs1、φFs2のうち、φ
Fs2のみがオンとなり、φFs1はオフのままに保たれ
る。このため、全ホトダイオードPDのうち、4個に1
個のホトダイオードPDのみが読み出される。
【0078】また、AE/AF動作においては、図5に
示すようなタイミング信号により高速ドライブが行なわ
れる。図5(A)に示すように、フィールドシフト信号
φFs2に引続き、シフト信号S1、S2が立ち上がり、
駆動信号φ11〜φ24がゲート電極に印加される。こ
の駆動信号φ11〜φ24の波形を、図5(B)に拡大
して示す。
【0079】これらの信号は、1水平走査期間に4回繰
り返し駆動を行ない、4行分の駆動を行なう。したがっ
て、4行に1個読み出された画像電荷は1水平走査期間
毎に4行分駆動される。このようにして、標準駆動速度
に比べ、4倍の速度で画像情報の読み出しが行なわれ
る。
【0080】カラーフィルタの配列によっては、AE動
作とAF動作について異なる駆動を採用してもよい。画
像電荷を読み出す行を変更することにより、AE動作に
必要な情報とAF動作に必要な情報をそれぞれ的確に得
ることができる。
【0081】図4に戻って、ステップA4に続いてステ
ップA5が行なわれる。すなわち、AE/AF動作が完
了したか否かが判定される。AE/AF動作が完了して
いなければ、NOの矢印にしたがってステップA4に戻
る。AE/AF動作が完了していれば、シャッタ速度、
露光強度等が定まるため、YESの矢印にしたがってス
テップA6に進む。
【0082】ステップA6では、レリーズスイッチの第
2接点S2がオンしているか否かを判定する。スイッチ
S2がオンしていないときは、NOの矢印にしたがって
ステップA4に戻る。スイッチS2がオンしていれば、
YESの矢印に従ってステップA7に進み、垂直電荷手
転送路VCCDのピニング動作を開始する。
【0083】VCCDのピニング動作とは、VCCDの
ポテンシャルをピニング状態に保つ動作であり、前述の
ように電荷転送は行なわなくても行なってもよい。電荷
転送を行なわない時は、スミヤ画像の影響が解消され、
低速の電荷転送を行なう時は、白傷およびスミアの影響
が低減される。
【0084】ここで、図6を参照してピニングの説明を
行なう。図6は、固体撮像装置の電荷転送路を説明する
ための図である。図6(A)は、電荷転送路の構成とそ
のチャネルポテンシャルVmを概略的に示す。電子エネ
ルギは逆向きとなる。
【0085】電荷転送路であるVCCDは、図中右側に
示すように、たとえばp型の半導体領域54の表面に、
n型の電荷転送路を形成して構成されている。たとえ
ば、この電荷転送路は、n+ 型のウェル部55と、n-
型のバリア部56とを交互に含む。
【0086】電荷転送路の上方には、絶縁膜を介して多
結晶シリコン等で形成されたゲート電極57、58が配
置されている。図の構成においては、ウェル部55の上
方に第1ポリシリコンで形成されたゲート電極57が配
置され、バリア部56の上方に第2ポリシリコンで形成
されたゲート電極58が配置されている。
【0087】ゲート電極57、58に印加するゲート電
圧Vgを変化させると、電荷転送路内のチャネルポテン
シャルVmは図中左側のグラフに示すように変化する。
なお、図6(A)のグラフの縦軸上向きは電子に対する
電子エネルギを示し、横軸はゲート電圧を示している。
電子エネルギは下側が安定な低い電子エネルギである。
電子に対するものなので、正のゲート電圧を印加すると
電子エネルギは下がる。
【0088】n+ 型領域のウェル部55のチャネルポテ
ンシャルVm(55)は、n- 型領域のバリア部56の
チャネルポテンシャルVm(56)よりも電子に対する
電子エネルギが低い状態にある。電荷転送路が空乏状態
にある時は、ゲート電圧Vgを変化させると、チャネル
ポテンシャルも変化する。
【0089】しかしながら、ゲート電圧Vgを逆バイア
ス方向に増加させると、ある値よりも深い逆バイアスで
は電荷転送路に反転状態が生じ、チャネルポテンシャル
Vmは一定値を取るようになる。このチャネルポテンシ
ャルが変化しなくなるゲート電圧をピニング電圧Vgp
と呼ぶ。
【0090】ウェル部55とバリア部56とでは不純物
濃度が異なるため、ピニング電圧およびそれに伴うピニ
ングポテンシャルも異なる。ゲート電圧Vgがローレベ
ルの電圧VL の時、ウェル部55の電子エネルギも、バ
リア部56の電子エネルギもピニング状態にあるように
選ぶと、ウェル部55の電子エネルギは、ピニング電圧
の差による電位障壁により囲まれて電位井戸を形成す
る。
【0091】電荷を保持するウェル部55に隣接するバ
リア部56の一方に、ミドルレベルVM のゲート電圧を
印加すると、バリア部56の電子エネルギは、ローレベ
ルV L のウェル部55の電子エネルギよりも低くなり、
電荷を転送できる。
【0092】なお、ピニング状態で電荷を保持するため
には、ウェル部55とバリア部56においてピニング電
圧が十分異なる必要があり、上述の構成においては、電
荷転送路の不純物濃度を変化させることにより、これを
実現した。不純物濃度の他に、pn接合の深さ等を変化
させること等によってもピニング電圧を変化させること
ができる。
【0093】図6(B)は、ゲート電圧の変化による暗
電流の変化を概略的に示す。図中、横軸はゲート電圧V
gを示し、縦軸は暗電流ID を示す。ゲート電圧を逆バ
イアスから順バイアスに変化させていくと、埋込電荷転
送路は反転状態、空乏状態、アキュミュレーション状態
をとる。
【0094】このうち、反転状態とアキュミュレーショ
ン状態においては、半導体表面の電荷発生中心が自由電
荷担体によって占有されるため、暗電流ID が著しく減
少する。このため、暗電流ID は図に示すようにゲート
電圧によって変化する。ゲート電圧Vgをピニング電圧
Vgp以下(深い逆バイアス)に保つことにより、半導
体表面に反転状態を発生させれば、暗電流ID を減少さ
せることができる。
【0095】図6(C)は、半導体基板の深さ方向の電
子エネルギ分布を示す。p型領域内では、伝導帯cbの
電子エネルギおよび価電子帯vbの電子エネルギは一定
値を有し、価電子帯vbに正孔が存在する。電荷転送路
を形成するn型領域においては、pn接合の作り付け電
位によって電子エネルギが下がり、ゲート電圧によって
半導体表面における電子エネルギが吊り上げられてお
り、その内部に電位井戸を形成している。この電位井戸
内に電子が蓄積される。
【0096】また、ゲート電圧が十分深く逆バイアスさ
れているため、半導体表面では反転状態が生じ、表面部
分には正孔が発生している。この正孔は、半導体表面に
おける電荷発生中心を占有し、その影響を著しく減少さ
せる。このため、半導体表面において電子・正孔対が発
生することが防止され、暗電流による蓄積電荷の変化を
防止する。
【0097】電荷転送路において、蓄積電荷が異なる時
間保持されても、暗電流が著しく低減されるため、蓄積
電荷の変化が低減される。図4に戻って、VCCDをピ
ニング動作した後、ステップA8に進み、本撮像を行な
う。本撮像においては、所定時間ホトダイオードPDに
画像電荷を蓄積する。
【0098】続いて、ステップA9に進み、露光が完了
したか否かを判定する。露光が完了していないときは、
NOの矢印にしたがってステップA9を繰り返す。露光
が完了した時は、YESの矢印にしたがってステップA
10に進み、垂直電荷転送路VCCDの標準駆動を開始
すると共に全ホトダイオードPDから蓄積電荷を垂直電
荷転送路VCCDに読み出す。
【0099】なお、VCCDの標準駆動とは、図1に示
す標準ドライバ回路4aを用いた電荷転送である。垂直
電荷転送路VCCDに読み出された画像信号は、ドミノ
駆動されて水平電荷転送路HCCDに転送され、図1に
示す信号処理回路5、画像信号処理回路7等を介して処
理される。
【0100】図7に、垂直電荷転送路VCCDの標準駆
動の場合の駆動信号のタイミングチャートを示す。標準
駆動においては、1水平走査期間に1行分ずつ電荷信号
が転送される。シフトレジスタSRからのシフト信号S
1〜Snが1垂直走査期間毎に1つずつ増加することに
より、転送領域は下方から上方に向かって次第に拡張す
る。このようにして、ドミノ駆動が行なわれる。
【0101】次にステップA11において、このように
して得られた画像信号の記録を行なう。画像信号の記録
は磁気的に行なってもよく、デジタル信号の電気的記憶
で行なってもよい。
【0102】以上説明したように、AE/AF動作にお
いては、行列状のホトダイオードの所定行の画像信号の
みを取出し、高速電荷転送を行なうことによって速やか
に調整工程を行なうことができる。
【0103】また、本撮像においては、垂直電荷転送路
VCCDをピニング状態に保持することにより、暗電流
の影響を低減することができる。また、本撮像におい
て、垂直電荷転送路の転送速度を停止させるか低速とす
ることにより、スミヤ画像の影響も低減することができ
る。
【0104】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。たとえば、
種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者
に自明であろう。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ドミノ駆動を採用することにより、多数の画素を集積化
した固体撮像装置を実現し、かつ本撮像前の調整工程を
迅速に実施することができる。また、ドミノ駆動を行な
っても、暗電流の影響を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による固体撮像装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】図1の固体撮像装置のCCD撮像チップの構成
を示す概略平面図である。
【図3】図1のCCD撮像チップの断面構造を概略的に
示す断面図である。
【図4】図1の固体撮像装置の制御フローチャートであ
る。
【図5】図1の固体撮像装置の高速ドライブを説明する
ためのタイミングチャートである。
【図6】垂直電荷転送路のピニングを説明するためのダ
イヤグラムである。
【図7】図1の固体撮像装置の標準ドライブを説明する
ためのタイミングチャートである。
【図8】従来の技術によるアコーディオン転送方式を説
明するためのダイヤグラムである。
【図9】従来の技術によるドミノ型CCDの電荷転送を
説明するためのダイヤグラムである。
【図10】従来の技術によるスミヤの防止技術を説明す
るためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 レンズ 2 アイリス 3 CCD撮像チップ 4 ドライバ回路 4a 標準ドライバ回路 4b 高速ドライバ回路 4c ピニングドライバ回路 5 信号処理回路 6 A/D変換器 7 画像信号処理回路 8 数値演算プロセッサ 11 タイミング回路 12 判別回路 14 システムコントロールユニット 15 ストロボユニット 16 ストロボモジュール回路 17 キセノンランプ PD ホトダイオード VCCD 垂直電荷転送路 PG トランスファゲート

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行列状に配置された多数個のホトダイオ
    ード(PD)とホトダイオードの各列に結合した複数列
    の垂直電荷転送路(VCCD)とを有する固体撮像装置
    の駆動方法であって、 行列状のホトダイオードのうち選択された一部のホトダ
    イオードの電荷のみを垂直電荷転送路に読み出し、高速
    転送を行ない、静止画撮像前の調整を行なう予備工程
    と、 垂直電荷転送路のポテンシャルをピニング状態に保って
    静止画撮像用の電荷蓄積を全ホトダイオードで行なう本
    撮像工程と、 本撮像工程後、全ホトダイオードの電荷を垂直電荷転送
    路に読み出し、前記高速転送より遅い標準速度で電荷転
    送する工程とを含む固体撮像装置の駆動方法。
  2. 【請求項2】 前記静止画撮像用の電荷蓄積を行なって
    いる間は垂直電荷転送路の転送速度を標準速度以下の転
    送速度ないし停止させる請求項1記載の固体撮像装置の
    駆動方法。
  3. 【請求項3】 行列状に配置された多数個のホトダイオ
    ード(PD)と、 前記ホトダイオード(PD)の各列に結合した複数列の
    垂直電荷転送路(VCCD)と、 前記垂直電荷転送路を標準速度および標準速度より高い
    高速度のいずれでも転送駆動できる駆動回路(4a、4
    b)と、 前記垂直電荷転送路をピニング電位に保つことのできる
    ピニングドライバ回路(4c)と 予備工程開始信号を受信すると、前記ホトダイオードの
    うち選択された一部のホトダイオードの電荷のみを前記
    垂直電荷転送路に読み出し、前記駆動回路を制御して前
    記垂直電荷転送路を高速度で駆動し、本撮像信号を受信
    すると、前記ピニングドライバ回路を制御して前記垂直
    電荷転送路をピニング電位に保つとともに、前記ホトダ
    イオードに光電荷蓄積を行わせ、その後全ホトダイオー
    ドの光電荷を前記垂直電荷転送路に読み出し、前記駆動
    回路を制御して前記垂直電荷転送路を標準速度で駆動す
    る制御手段と を有する固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 行列状に配置された多数個のホトダイオ
    ード(PD)と、 前記ホトダイオード(PD)の各列に結合した複数列の
    垂直電荷転送路(VCCD)と、 前記垂直電荷転送路を標準速度および標準速度より高い
    高速度のいずれでも転送駆動できる駆動回路(4a、4
    b)と、 前記垂直電荷転送路をピニング電位に保ち、かつ前記垂
    直電荷転送路を前記標準速度よりも遅い速度で駆動する
    ピニングドライバ回路(4c)とを有する固体撮像装
    置。
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