JP2693053B2 - 水処理設備 - Google Patents
水処理設備Info
- Publication number
- JP2693053B2 JP2693053B2 JP7343091A JP7343091A JP2693053B2 JP 2693053 B2 JP2693053 B2 JP 2693053B2 JP 7343091 A JP7343091 A JP 7343091A JP 7343091 A JP7343091 A JP 7343091A JP 2693053 B2 JP2693053 B2 JP 2693053B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- facility
- external pressure
- treatment
- pressure type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Filtering Materials (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、河川などの原水を取水
して衛生的な水に浄化する水処理設備に関する。
して衛生的な水に浄化する水処理設備に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の水処理設備は、たとえば図４に示
すようなものであった。図４において、取水口１から汲
み上げられる原水は除塵機２を通して着水井３に供給さ
れ、着水井３において消毒用の次亜塩素酸ソーダが次亜
塩素酸ソーダ貯留槽４から供給される。また、着水井３
から混和池５に送られた原水に対してカセイソーダ貯留
槽６ならびに凝集剤貯留槽７から供給されるカセイソー
ダなどの凝集剤・ 凝集助剤およびアルカリ剤が混和され
る。
すようなものであった。図４において、取水口１から汲
み上げられる原水は除塵機２を通して着水井３に供給さ
れ、着水井３において消毒用の次亜塩素酸ソーダが次亜
塩素酸ソーダ貯留槽４から供給される。また、着水井３
から混和池５に送られた原水に対してカセイソーダ貯留
槽６ならびに凝集剤貯留槽７から供給されるカセイソー
ダなどの凝集剤・ 凝集助剤およびアルカリ剤が混和され
る。
【０００３】そして、混和池５にて凝集剤・ 凝集助剤お
よびアルカリ剤を混和された原水はフロック形成池８に
送られ、原水中の重力沈降しがたい浮遊物質の粒子が凝
集されてフロックに形成される。さらに、フロックを含
む原水は薬品沈殿池９に送られてフロックが沈殿除去さ
れ、上澄水が急速濾過池11に送られる。また、場合によ
っては混和池５よりマイクロフロック混和池10を通して
急速濾過池11へ送られる。
よびアルカリ剤を混和された原水はフロック形成池８に
送られ、原水中の重力沈降しがたい浮遊物質の粒子が凝
集されてフロックに形成される。さらに、フロックを含
む原水は薬品沈殿池９に送られてフロックが沈殿除去さ
れ、上澄水が急速濾過池11に送られる。また、場合によ
っては混和池５よりマイクロフロック混和池10を通して
急速濾過池11へ送られる。
【０００４】そして、急速濾過池11に送られた上澄水は
濾材の濾過作用によって濁質が捕捉され、濾材を透過し
た処理水は次亜塩素酸ソーダ貯留槽４から供給される次
亜塩素酸ソーダが添加された後に浄水池12に送られる。
また、処理水は必要に応じて、オゾン接触槽13および活
性炭濾過池14よりなる高度処理設備に送られ、微量有機
物・ 有機塩素化合物・ アンモニア性窒素・ 臭気成分など
を除去される。
濾材の濾過作用によって濁質が捕捉され、濾材を透過し
た処理水は次亜塩素酸ソーダ貯留槽４から供給される次
亜塩素酸ソーダが添加された後に浄水池12に送られる。
また、処理水は必要に応じて、オゾン接触槽13および活
性炭濾過池14よりなる高度処理設備に送られ、微量有機
物・ 有機塩素化合物・ アンモニア性窒素・ 臭気成分など
を除去される。
【０００５】そして、急速濾過池11で除去された濁質は
逆洗水によって洗い出され、濁質を含む逆洗水は排水池
15を経て着水井３に戻される。また、薬品沈殿池９で沈
降した汚泥は排泥池16を経て濃縮槽17に送られ、濃縮槽
17における上澄水は排水池15に送られる。
逆洗水によって洗い出され、濁質を含む逆洗水は排水池
15を経て着水井３に戻される。また、薬品沈殿池９で沈
降した汚泥は排泥池16を経て濃縮槽17に送られ、濃縮槽
17における上澄水は排水池15に送られる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成においては、急速濾過池11の逆洗水が排水池15を
経て着水井３に戻されるために、急速濾過池11で捕捉さ
れた濁質が再度フロック形成池８や薬品沈殿池９におけ
る負荷として作用する問題があった。
の構成においては、急速濾過池11の逆洗水が排水池15を
経て着水井３に戻されるために、急速濾過池11で捕捉さ
れた濁質が再度フロック形成池８や薬品沈殿池９におけ
る負荷として作用する問題があった。
【０００７】本発明は、上記課題を解決するもので、急
速濾過池における逆洗水を、濁質を除去した状態で着水
井に戻すことができる水処理設備を提供することを目的
とする。
速濾過池における逆洗水を、濁質を除去した状態で着水
井に戻すことができる水処理設備を提供することを目的
とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、水源から原水を取水し、混和・ 凝集設備、
沈殿池、濾過設備の各処理工程を通して原水を浄化し、
浄化された処理水を浄水池に貯留する水処理設備におい
て、濾過設備から排出されて取水設備に戻される逆洗水
の還流経路に精密濾過装置を介装し、この精密濾過装置
が、濾過設備から排出される逆洗水を貯留する処理槽
と、逆洗水に浸漬して処理槽内に配置された外圧型セラ
ミックフィルターと、処理槽外に設けられて吸入側が外
圧型セラミックフィルターに連通するとともに、吐出側
が逆洗水の還流経路に連通する吸引ポンプとを備えた構
成としたものである。
に本発明は、水源から原水を取水し、混和・ 凝集設備、
沈殿池、濾過設備の各処理工程を通して原水を浄化し、
浄化された処理水を浄水池に貯留する水処理設備におい
て、濾過設備から排出されて取水設備に戻される逆洗水
の還流経路に精密濾過装置を介装し、この精密濾過装置
が、濾過設備から排出される逆洗水を貯留する処理槽
と、逆洗水に浸漬して処理槽内に配置された外圧型セラ
ミックフィルターと、処理槽外に設けられて吸入側が外
圧型セラミックフィルターに連通するとともに、吐出側
が逆洗水の還流経路に連通する吸引ポンプとを備えた構
成としたものである。
【０００９】
【作用】上記した構成により、処理槽内の逆洗水を吸引
ポンプで外圧型セラミックフィルターを通して吸引する
ことによって、外圧型セラミックフィルターによる精密
濾過により逆洗水中に含まれる固体分の濁質が捕捉され
て処理槽内に残留し、外圧型セラミックフィルターを透
過した液体分が清澄な処理水となって処理槽の外部に抽
出され、逆洗水の還流経路を通って取水設備に戻され
る。したがって、逆洗水に含まれる濁質が取水設備に還
流せず、混和・ 凝集設備、沈殿池、濾過設備において再
度負荷として作用することが防止される。
ポンプで外圧型セラミックフィルターを通して吸引する
ことによって、外圧型セラミックフィルターによる精密
濾過により逆洗水中に含まれる固体分の濁質が捕捉され
て処理槽内に残留し、外圧型セラミックフィルターを透
過した液体分が清澄な処理水となって処理槽の外部に抽
出され、逆洗水の還流経路を通って取水設備に戻され
る。したがって、逆洗水に含まれる濁質が取水設備に還
流せず、混和・ 凝集設備、沈殿池、濾過設備において再
度負荷として作用することが防止される。
【００１０】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。なお、図４に示した構成と同様の作用を行う部材
については同一番号を付して説明を省略する。図１〜図
３において、精密濾過装置21は急速濾過池11から排出さ
れる逆洗水の還流経路、すなわち急速濾過池11と排水池
15の間に介装されている。そして、精密濾過装置21は急
速濾過池11に連通する処理槽22と、処理槽22の内部に貯
留される逆洗水23に浸漬して配置された外圧型セラミッ
クフィルター24とを有しており、外圧型セラミックフィ
ルター24は円筒状に形成された複数のセラミックチュー
ブ25からなり、セラミックチューブ25の内部は処理槽22
の外部に設けた吸引ポンプ26の吸入側に連通している。
また、吸引ポンプ26の吐出側は排水池15に連通してい
る。
する。なお、図４に示した構成と同様の作用を行う部材
については同一番号を付して説明を省略する。図１〜図
３において、精密濾過装置21は急速濾過池11から排出さ
れる逆洗水の還流経路、すなわち急速濾過池11と排水池
15の間に介装されている。そして、精密濾過装置21は急
速濾過池11に連通する処理槽22と、処理槽22の内部に貯
留される逆洗水23に浸漬して配置された外圧型セラミッ
クフィルター24とを有しており、外圧型セラミックフィ
ルター24は円筒状に形成された複数のセラミックチュー
ブ25からなり、セラミックチューブ25の内部は処理槽22
の外部に設けた吸引ポンプ26の吸入側に連通している。
また、吸引ポンプ26の吐出側は排水池15に連通してい
る。
【００１１】そして、外圧型セラミックフィルター24の
下方に位置して散気部27が設けられており、散気部27は
処理槽22の外部に設けたブロワー装置28の吐出側に連通
している。また、処理槽22の底部は汚泥引抜ポンプ29の
吸入側に連通している。
下方に位置して散気部27が設けられており、散気部27は
処理槽22の外部に設けたブロワー装置28の吐出側に連通
している。また、処理槽22の底部は汚泥引抜ポンプ29の
吸入側に連通している。
【００１２】以下、上記構成における作用について説明
する。急速濾過池11から処理槽22に供給された逆洗水23
は外圧型セラミックフィルター24を通して吸引ポンプ26
で吸引され、外圧型セラミックフィルター24による精密
濾過によって逆洗水23に含まれる固体分からなる濁質が
捕捉される。また、散気部27から散気された空気30のエ
アリフト作用によって上昇攪拌流Ａが生じ、上昇攪拌流
Ａの剪断力によって外圧型セラミックフィルター24の各
セラミックチューブ25の表面に付着するゲル層が除去さ
れる。そして、外圧型セラミックフィルター24を透過し
た液体分は清澄な処理水31となって抽出され、排水池15
を経て着水井３に還流される。また、捕捉された濁質は
汚泥吸引ポンプ29によって処理槽22の外部に排出され
る。したがって、逆洗水23に含まれる濁質が着水井３に
還流せず、混和池５、フロック形成池８、薬品沈殿池
９、マイクロフロック混和池10、急速濾過池11において
再度負荷として作用することが防止される。
する。急速濾過池11から処理槽22に供給された逆洗水23
は外圧型セラミックフィルター24を通して吸引ポンプ26
で吸引され、外圧型セラミックフィルター24による精密
濾過によって逆洗水23に含まれる固体分からなる濁質が
捕捉される。また、散気部27から散気された空気30のエ
アリフト作用によって上昇攪拌流Ａが生じ、上昇攪拌流
Ａの剪断力によって外圧型セラミックフィルター24の各
セラミックチューブ25の表面に付着するゲル層が除去さ
れる。そして、外圧型セラミックフィルター24を透過し
た液体分は清澄な処理水31となって抽出され、排水池15
を経て着水井３に還流される。また、捕捉された濁質は
汚泥吸引ポンプ29によって処理槽22の外部に排出され
る。したがって、逆洗水23に含まれる濁質が着水井３に
還流せず、混和池５、フロック形成池８、薬品沈殿池
９、マイクロフロック混和池10、急速濾過池11において
再度負荷として作用することが防止される。
【００１３】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、精密
濾過装置の外圧型セラミックフィルターにより逆洗水中
に含まれる固体分の濁質を捕捉することにより、外圧型
セラミックフィルターを透過した清澄な処理水を逆洗水
の還流経路を通って着水井に戻すことができ、逆洗水に
含まれる濁質が混和・ 凝集設備、沈殿池、濾過設備にお
いて再度負荷として作用することを防止できる。
濾過装置の外圧型セラミックフィルターにより逆洗水中
に含まれる固体分の濁質を捕捉することにより、外圧型
セラミックフィルターを透過した清澄な処理水を逆洗水
の還流経路を通って着水井に戻すことができ、逆洗水に
含まれる濁質が混和・ 凝集設備、沈殿池、濾過設備にお
いて再度負荷として作用することを防止できる。
【図１】本発明の一実施例を示す全体構成図である。
【図２】同実施例における精密濾過装置の全体構成図で
ある。
ある。
【図３】同実施例における外圧型セラミックフィルター
の濾過作用を示す模式図である。
の濾過作用を示す模式図である。
【図４】従来の水処理装置の全体構成図である。
21 精密濾過装置 22 処理槽 23 逆洗水 24 外圧型セラミックフィルター 25 セラミックチューブ 26 吸引ポンプ 27 散気部 28 ブロワー装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳴上 善久 大阪府大阪市浪速区敷津東１丁目２番47 号 株式会社クボタ内
Claims (1)
- 【請求項１】 水源から原水を取水し、混和・ 凝集設
備、沈殿池、濾過設備の各処理工程を通して原水を浄化
し、浄化された処理水を浄水池に貯留する水処理設備に
おいて、濾過設備から排出されて取水設備に戻される逆
洗水の還流経路に精密濾過装置を介装し、この精密濾過
装置が、濾過設備から排出される逆洗水を貯留する処理
槽と、逆洗水に浸漬して処理槽内に配置された外圧型セ
ラミックフィルターと、処理槽外に設けられて吸入側が
外圧型セラミックフィルターに連通するとともに、吐出
側が逆洗水の還流経路に連通する吸引ポンプとを備えた
ことを特徴とする水処理設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7343091A JP2693053B2 (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 水処理設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7343091A JP2693053B2 (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 水処理設備 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04310204A JPH04310204A (ja) | 1992-11-02 |
| JP2693053B2 true JP2693053B2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=13518025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7343091A Expired - Lifetime JP2693053B2 (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 水処理設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2693053B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3951373B2 (ja) * | 1997-08-26 | 2007-08-01 | Ｊｆｅエンジニアリング株式会社 | 排水処理装置およびその方法、浄水処理設備 |
| JP2005152694A (ja) * | 2003-11-20 | 2005-06-16 | Kurita Water Ind Ltd | 浄水処理設備 |
| CN103432819A (zh) * | 2013-09-04 | 2013-12-11 | 大连力达环境工程有限公司 | 一种与常用水处理装置连体的上流向过滤槽 |
-
1991
- 1991-04-08 JP JP7343091A patent/JP2693053B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04310204A (ja) | 1992-11-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090905 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100905 Year of fee payment: 13 |
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