JP2692780B2 - コンクリート充填検出システム - Google Patents

コンクリート充填検出システム

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JP2692780B2 JP6106294A JP6106294A JP2692780B2 JP 2692780 B2 JP2692780 B2 JP 2692780B2 JP 6106294 A JP6106294 A JP 6106294A JP 6106294 A JP6106294 A JP 6106294A JP 2692780 B2 JP2692780 B2 JP 2692780B2
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保彦 阿部
忠 竹内
三郎 金子
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート充填検出
システムに関し、とくに型枠内のコンクリート充填を交
流電源により検出するコンクリート充填検出システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】型枠内におけるコンクリート表面部のコ
ンクリート充填の確実な検出を図るため、本出願人は特
願平5−175682号に電極利用のコンクリート充填
検出方法を提案した。本発明の理解に必要な限度におい
てこの検出方法を図5により簡単に説明する。
【0003】コンクリート型枠1の板部材2の測定位置
近傍部位に、リード線17付の接点5、6が取付けられた
薄い絶縁シート7からなる電極35を配設する。コンクリ
ート打設時にコンクリート20による接点5、6間の導通
を、電源22と接点5、6との間に接続した電流計13によ
って検知し、前記近傍部位におけるコンクリート20の充
填を検出する。他方、電極35の部位のコンクリート表面
に空気溜まり8が残った場合には、接点5、6間に導通
が生じないので、電流計13における電流不検知によりコ
ンクリート未充填を検出できる。空気溜まり8を防止す
るには、空気抜き9を設け矢印Aのように空気を逃がす
ことが試みられている。上記従来例では、電流計13は実
質上所定値以上の電流の存否により導通の有無のみを検
出しており、この電流計13を発光ダイオードに置換える
ことも提案されている。
【0004】図5の従来のコンクリート充填の検出で
は、打設コンクリートの頂面部に表面水21(図1(A)参
照)がある場合に、表面水の電気抵抗が空気のそれに比
してかなり小さいので、この様な表面水をコンクリート
と誤判定するおそれがある。本発明者等は、このおそれ
を除くため、特願平6−020318号に型枠内コンク
リートの表面水検出方法を提案した。図1(A)を参照す
るに、型枠1の内面のうちコンクリート充填を確認した
い部位に計測電極4を設け、その下方の確実なコンクリ
ート充填が期待できる部位に校正電極3を設ける。型枠
1の空間10へのコンクリート打設時に、まず校正電極3
に達する被打設コンクリート20の抵抗値を校正電極3で
検出して記憶する。次いでコンクリート20が計測電極4
にまで打設された時に被打設コンクリート20の抵抗値を
計測電極4で測定し、記憶された校正電極3の検出値と
計測電極4の測定値とを比較し、両者の一致を以て計測
電極4の位置でのコンクリート充填を検出し、他方計測
電極4の位置に表面水21がある場合には表面水21の有限
の抵抗値がコンクリート20の抵抗値とは異なるので、コ
ンクリート20の抵抗値とは異なる有限の抵抗値の検知を
以て計測電極4の位置における表面水21の存在を検出す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図1(A)の方
法では、電極3、4の形状やこれらの電極に印加する電
圧によっては測定された抵抗値が安定しない問題点があ
った。即ち、直流電圧を使用する場合には、電極に電食
が生じ、校正電極3における電食と計測電極4における
電食とが異なる時には、測定誤差の原因となる。また、
測定される抵抗値は接点5、6の形状及び両接点5、6
間の間隔にも影響され、これらの形状や間隔が適正でな
い場合には測定値にばらつきが生じ誤差の原因となる。
【0006】本発明は、この問題点を解決するため、交
流電源による高信頼度のコンクリート充填検出システム
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、電食につ
いて実験研究を重ねることにより、電食の原因が直流の
使用にあり一定の直流電圧を持続的に印加した場合に10
分間で測定値が50%も動揺する場合が認められたが、1,5
00Hz以下の交流電圧を校正電極3及び計測電極4の一対
の電極間に加えることにより電食に起因する測定値の動
揺を防止できることを見出した。交流電圧の周波数が1,
500Hzを超えると、各電極の接点5、6間又は5A、6A間
の静電容量が誤差の原因となる。
【0008】また、校正電極3及び計測電極4の構造に
関し、各電極3、4を単一接点のものとしその単一接点
と型枠1との間におけるコンクリート抵抗値を測定する
場合と、各電極3、4にそれぞれ一対の接点5、6を設
け両接点間のコンクリート抵抗値を測定する場合とにつ
いて、抵抗測定値の安定性を実験により比較した。その
結果、単一電極では安定した抵抗値測定を行うのが困難
であり、図1(B)に示すように校正電極3に一対の電極
5、6を設け、計測電極4にも一対の電極5A、6Aを設け
ることにより抵抗値の測定が安定することを見出した。
本発明はこれらの知見により完成したものである。
【0009】図1の実施例を参照するに本発明のコンク
リート充填検出システムは、型枠1内のコンクリート20
の充填を検出すべき各測定位置の型枠内面に2接点付き
計測電極4を取付け、各測定位置4の下方近傍の型枠内
面の広い平滑な位置に当該計測電極4と対をなす2接点
付き校正電極3を取付け、1,500Hz以下の交流電圧の電
源22を前記計測電極4の2接点間及び校正電極3の2接
点間に接続し、コンクリート20の投入時に前記交流電圧
と前記計測電極4の接点間及びその対となる校正電極3
の接点間に流れる電流の測定値とから計測電極抵抗値M
及びその対となる校正電極抵抗値Cを求め、コンクリー
ト20の投入に応ずる各測定位置での前記計測電極抵抗値
Mの変化及びその対となる校正電極抵抗値Cの変化を測
定し、各測定位置における前記計測電極抵抗値Mの変化
態様とその対となる校正電極抵抗値Cの変化態様との一
致又は不一致により当該測定位置のコンクリート20の充
填又は非充填を検出するものである。
【0010】ここにコンクリート型枠1内のコンクリー
ト充填を検出すべき測定位置とは、例えば図1(A)のリ
ブ部2Aの下面隅部のように被打設コンクリート20の回り
込みが困難な部分であり、「型枠内面の広い平滑な位
置」とは型枠1内へのコンクリート投入時にコンクリー
ト20が必ず充填されるような広い平滑な型枠内面の位置
を意味する。 好ましくは、校正電極3及び/又は計測
電極4を、非導通性繊維が水溶性接着剤で成形された絶
縁シート7、7A上に間隔を隔てて取付けた一対の燐青銅
製接点5、6及び/又は5A、6Aと各接点に接続された絶
縁リード線17とによって構成し、コンクリート20打設後
にこれらの絶縁シート7、7Aをコンクリート20内に溶け
込ませる。燐青銅は薄い電極接点を作る場合の加工性に
優れた特徴があり、本発明で用いる接点5、6、5A、6A
に適当な材料である。各接点5、6、5A、6Aを、好まし
くは厚さ1.0mm以下、更に好ましくは厚さ0.2mm以下で最
大辺25mm以下の燐青銅片とし、対をなす接点5、6間及
び/又は5A、6A間の間隔を2〜10mmとする。接点は薄い
程コンクリート20の表面のコンクリート充填検出に適
し、厚さが1.0mmを超えるとコンクリート20の表面形状
に影響を及ぼすので好ましくない。各接点はある程度の
大きさである方が安定した抵抗値測定を可能にするが、
最大辺が25mmを超えると接点間の静電容量が増えさらに
回り込み電流の影響が生ずるので好ましくない。接点間
の間隔は、2mm以下では測定値にばらつきが生じ、10mm
以上では校正電極3及び計測電極4が大形化する。
【0011】計測電極4からの影響を避けるため、好ま
しくは校正電極3を計測電極4から10〜100mm下方に取
付ける。この間隔が10mm以下では所期の影響回避の効果
が得られず、100mm以上では被測定コンクリート20の均
質性を確保し難くなる。校正電極3の接点5、6間の交
流電圧を検出抵抗23(図3参照)における電圧降下とし
て求め、計測電極4の接点5A、6A間の交流電圧を別の検
出抵抗23(同図参照)における電圧降下として求めるこ
とができる。電圧信号とするのが、発光ダイオード15へ
の適用及びディジタル信号への変換に便利である。
【0012】多数の位置の抵抗値を測定する場合には、
計測電極抵抗値M及び校正電極抵抗値Cをディジタル信
号に変換してディジタル・データ処理装置31(図3参
照)に加え、前記データ処理装置31より前記計測電極抵
抗値Mの変化態様とその対となる校正電極抵抗値Cの変
化態様との一致又は不一致を検出してもよい。さらに前
記データ処理装置31に表示装置32及び記憶装置33を設
け、測定値の保存、検索及び表示に供することもでき
る。
【0013】
【作用】図4(A)〜(C)に、電源として900Hz、実効値
7.07ボルトの交流電圧を用い、校正電極3に一対の矩形
接点5、6を用い、計測電極4に一対の矩形電極5A、6A
を用いた場合(図1(B)参照))の測定結果を示す。同
図から明らかなように、正常なコンクリート充填(図4
(A)参照)と一旦充填後のペースト分離(図4(B)参
照)やブリージング(図4(C)参照)による品質低下発
生等の現象を高信頼度で検出することができた。
【0014】こうして、本発明の目的である「交流電源
による高信頼度のコンクリート充填検出システム」の提
供が達成される。
【0015】
【実施例】図2に、コンクリート未充填の残りがちな構
造の一例として、コンクリート・ライニング26を有する
金属槽25における金属槽25と金属管27との結合部分を示
す。図2(A)はコンクリート・ライニング26の一部を切
欠して、金属管27の金属槽25側端末部における補強ウェ
ブ28の配置を示し、図2(B)は図2(A)の矢印B方向か
ら見た要部拡大図であり、図2(C)はコンクリート未充
填検出のための型枠1内における校正電極3及び計測電
極4の配置例を図式的に示す。同図では計測電極4を校
正電極3と同一の金属槽25の表面上に示すが、現実には
計測電極4は図1(B)に示すように校正電極3近傍の金
属管27の表面に取り付けられる。
【0016】図2(B)の空隙29は、単にコンクリート仕
上り面の凹部となるだけでなく、機能上の支障となる場
合がある。例えば、コンクリート・ライニング26が金属
槽25に対し、放射線等の遮蔽対象を減衰させ遮蔽機能を
果す場合には、たとえその深さHが浅くてもライニング
26の厚さ方向の長さLが長ければ、遮蔽機能にとって重
要なライニング厚さDを実質的に低下させ、所要の機能
に重大な支障を招くおそれがある。このような場合に
は、空隙29の原因となるコンクリート未充填を高信頼度
で検出し、バイブレータ等の適用によりコンクリート充
填を確実化する必要がある。
【0017】図2(C)の板部材2は、図2(A)の金属槽
25の垂直表面の一部分に相当する。金属管27の下部表面
は図1(A)におけるリブ2Aに相当するので、金属槽25の
垂直表面と金属管27の下部表面との交差部分には鉄筋11
の存在等によりコンクリート10が回り込み難く、表面水
の残存即ちコンクリート未充填が発生し易い。この部分
においてコンクリート未充填を確実に検出しバイブレー
タ等による対策をとるため、金属槽25の垂直表面上であ
って金属管27との結合部の近傍に校正電極3を取付け、
金属管27の下部表面上の金属槽25との結合部近傍に計測
電極4を取付ける。この場合、複数の金属管27a、27b、
‥‥‥が金属槽25に接続されており、コンクリート未充
填が発生し易い部分が複数個所(A、B、……、N)あ
るので、それぞれの個所に校正電極と計測電極とのペア
3A、4A;3B、4B;‥‥‥を設ける。図中の記号Nー1、Nは
電極のペア3N-1、4N-1;3N、4Nをそれぞれ示す。
【0018】図3は、16個所のコンクリート充填状況を
観察する例を示す。電源22で付勢される校正電極3A
N(N=16)及び計測電極4A〜4N(N=16)のコンクリ
ート抵抗値を測定抵抗23における電圧降下として検出
し、その電圧降下を同軸ケーブル18で増幅回路19に加え
る。この実施例では、前記各測定位置の計測電極抵抗値
Mの信号及びその対となる校正電極抵抗値Cの信号を、
測定位置に対応して発光ダイオード15を設けたダイオー
ド表示盤16に加える。特定の測定位置で計測電極抵抗値
Mの信号や校正電極抵抗値Cの信号がコンクリート充填
に応じた値に上昇した時に、対応する発光ダイオード15
が点灯し、その測定位置までコンクリートが充填された
ことを表示する。また特定の測定位置で校正電極3に対
応する発光ダイオード15のみが点灯し、相当時間を経過
しても計測電極4に対応する発光ダイオード15が点灯し
ない場合にはコンクリートの充填に異常があることの表
示となる。
【0019】ダイオード表示盤16を通過後の計測電極抵
抗値Mの信号及び校正電極抵抗値Cの信号を32チャンネ
ルのA/D変換スイッチ回路30によりディジタル信号に変
換の上、ディジタルのデータ処理装置31に加える。デー
タ処理装置31の一例はコンピュータである。各測定位置
の測定値を必要に応じ、磁気ディスク等の記憶手段33に
記憶し、さらに表示器32上に図4の様に複数のカーブM
及びCとして示すことができる。
【0020】図4(A)〜(C)は異なる位置での計測電極
抵抗値M及び校正電極抵抗値Cの変化を示すカーブであ
り、図4(D)は図4(A)〜(C)において横軸が分の単位
の時間であり縦軸がkΩの単位の抵抗値であることを示
す。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明のコン
クリート充填検出システムは、校正電極の接点対及び計
測電極の接点対に交流電圧を加えて測定した抵抗値の経
時的変化により型枠内のコンクリート充填を検出するの
で、次の顕著な効果を奏する。
【0022】(イ)型枠内のコンクリートが回り難い部
位におけるコンクリート充填の有無を高信頼度で検出す
ることができる。 (ロ)電食を防止し測定精度の経時的劣化を防止するこ
とができる。 (ハ)校正及び計測電極の適正な接点形状と接点間の間
隔により高い測定精度を確保できる。 (ニ)複数の測定位置におけるコンクリート充填の集中
的監視を可能にする。 (ホ)複数の測定位置におけるコンクリート充填の進捗
状況を発光ダイオードのパネルにより可視的にリアルタ
イムで監視することができる。 (ヘ)打設時のコンクリート抵抗の高精度の計測値を容
易に記録保存することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の一実施例の説明図である。
【図2】は、コンクリート・ライニング付き金属槽への
金属管接続部の説明図である。
【図3】は、本発明の一実施例の電気回路図である。
【図4】は、複数位置におけるコンクリート充填状況を
示すカーブである。
【図5】は、従来のコンクリート充填検査方法の説明図
である。
【符号の説明】
1 コンクリート型枠 2 板部材 3
校正電極 4 計測電極 5、5A、6、6A 接点
7、7A 絶縁シート 8 空気溜まり 9 空気抜き孔 10
空間 11 鉄筋 13 電流計 15
発光ダイオード 16 ダイオード表示盤 17 リード線 18
同軸ケーブル 19 増幅回路 20 コンクリート 21
表面水 22 電源 23 検出抵抗 25
金属槽 26 コンクリート・ライニング 27
金属管 28 ウェブ 29 空隙 30 A/D変換スイッチ回路 31 データ処
理装置 32 表示器 33 記憶手段 35
電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 三郎 東京都港区元赤坂1丁目3番8号 鹿島 建設株式会社 東京支店内 (72)発明者 市村 達明 東京都港区元赤坂1丁目3番8号 鹿島 建設株式会社 東京支店内 (72)発明者 西岡 聖雅 東京都港区元赤坂1丁目3番8号 鹿島 建設株式会社 東京支店内 (56)参考文献 特開 平7−229297(JP,A) 特開 平7−26717(JP,A) 特開 平6−229959(JP,A) 特公 平7−11188(JP,B2) 実公 平6−9327(JP,Y2)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型枠内のコンクリート充填を検出すべき各
    測定位置の型枠内面に2接点付き計測電極を取付け、前
    記各測定位置の下方近傍の型枠内面の広い平滑な位置に
    その対となる2接点付き校正電極を取付け、1,500Hz以
    下の交流電圧を前記計測電極の2接点間及び校正電極の
    2接点間に接続し、コンクリート投入時に前記交流電圧
    と前記計測電極及びその対となる校正電極の接点間に流
    れる電流の測定値とから計測電極抵抗値及びその対とな
    る校正電極抵抗値を求め、コンクリート投入に応ずる各
    測定位置での前記計測電極抵抗値の変化及びその対とな
    る校正電極抵抗値の変化を測定し、各測定位置における
    前記計測電極抵抗値の変化態様とその対となる校正電極
    抵抗値の変化態様との一致又は不一致により当該測定位
    置のコンクリート充填又は非充填を検出してなるコンク
    リート充填検出システム。
  2. 【請求項2】請求項1の検出システムにおいて、前記計
    測電極及び校正電極にそれぞれ水溶性接着剤により非導
    通性繊維を成形した絶縁シートを設け、各絶縁シート上
    に間隔を隔てて取付けた一対の燐青銅製接点と各電気接
    点に接続された絶縁リード線とを設けてなるコンクリー
    ト充填検出システム。
  3. 【請求項3】請求項2の検出システムにおいて、前記計
    測電極及び校正電極の各接点を厚さ1.0mm以下で最大辺2
    5mm以下の燐青銅片としてなるコンクリート充填検出シ
    ステム。
  4. 【請求項4】請求項2の検出システムにおいて、前記計
    測電極及び校正電極の一対の接点間の間隔を2〜10mmと
    してなるコンクリート充填検出システム。
  5. 【請求項5】請求項1の検出システムにおいて、前記校
    正電極を前記計測電極から10〜100mm下方に取付けてな
    るコンクリート充填検出システム。
  6. 【請求項6】請求項1の検出システムにおいて、前記交
    流電圧を第1検出抵抗を介して前記計測電極の2接点間
    に接続し前記計測電極抵抗値信号を前記第1検出抵抗に
    おける電圧降下として求め、前記交流電圧を第2検出抵
    抗を介して前記校正電極の2接点間に接続し前記校正電
    極抵抗値信号を前記第2検出抵抗における電圧降下とし
    て求めてなるコンクリート充填検出システム。
  7. 【請求項7】請求項6の検出システムにおいて、前記計
    測電極抵抗値及び校正電極抵抗値をディジタル値に変換
    してディジタル・データ処理装置に加え、前記データ処
    理装置より前記計測電極抵抗値の変化態様とその対とな
    る校正電極抵抗値の変化態様との一致又は不一致を検出
    してなるコンクリート充填検出システム。
  8. 【請求項8】請求項7の検出システムにおいて、前記デ
    ータ処理装置に記憶装置及び表示装置を設け、前記計測
    電極抵抗値の変化態様とその対となる校正電極抵抗値の
    変化態様との一致又は不一致を前記表示装置に表示可能
    な態様で前記記憶装置に記憶してなるコンクリート充填
    検出システム。
  9. 【請求項9】請求項6の検出システムにおいて、前記各
    測定位置の計測電極抵抗値及びその対となる校正電極抵
    抗値に接続した発光ダイオードを設け、コンクリート投
    入時における各測定位置のコンクリート充填を当該位置
    の計測電極抵抗値及びその対となる校正電極抵抗値の変
    化に応ずる前記発光ダイオードの発光により表示してな
    るコンクリート充填検出システム。
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US6931929B2 (en) 2002-04-10 2005-08-23 Akebono Brake Industry Co., Ltd. Filler detection method and filler detection device
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