JP2691399B2 - プラズマ処理方法 - Google Patents

プラズマ処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、被膜形成用物体に
振動や回転を与えることによって、ダイアモンド型結晶
構造を含有する炭素膜を被膜形成物の表面に形成せしめ
る際のプラズマ処理方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、薄膜の形成手段としてECR(以下、
本明細書において、電子サイクロトロン共鳴を単に「EC
R 」と記載する) 条件、すなわち1×10-3〜1×10-5to
rrの条件下で、少なくとも電子が1周するのに十分な低
い圧力で活性種を作り、その発散磁場を利用して、この
共鳴空間より「離れた位置」に基板を配設して、そこで
被膜、特にアモルファス構造を有する被膜を形成するEC
R を用いる方法が知られている。 【0003】このECR CVD 法は、活性種を磁場によりピ
ンチングし、高エネルギー化することにより、電子エネ
ルギーを大きくし、効率よく気体をプラズマ化させてい
る。そのため、高エネルギー条件下において、プラズマ
をイオンシャワ−化(ー方向のみガス流を有する)した
反応性気体は、被膜形成物の表面に到達した際に、付着
して膜が形成される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】たとえば、シャワ−化
した炭素化物の反応性気体を用いた炭素被膜形成方法で
は、凹凸表面を有する凹部または凸部の側面への被膜形
成が全く不可能であった。また、ダイアモンドを一部に
含む炭素被膜を形成する応用例である、たとえばプラス
チック、金属、またはガラス等でできた時計用枠、ある
いは窓は、凹凸部分が多く、これらの影に当たる部分の
被膜形成が全く不可能であった。さらに、被膜形成面が
きれいでない場合、形成された被膜は、下地基板との密
着性が悪く工業的に幅広く応用できなかった。また、従
来、ECR の存在領域でないいわゆる0.01〜300torr 、特
に3torr 以上の高い圧力での被膜形成は、プラズマが発
生せず、高密度プラズマを利用することが不可能とされ
ていた。特に、高い圧力で、ダイアモンド結晶性を有す
る被膜の形成は、これまで不可能と考えられていた。 【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、ダイアモンド型結晶構造を含有する炭素膜
を被膜形成物の表面に形成せしめる際のプラズマ処理方
法を提供することを目的とする。また、本発明は、高い
圧力の下で、被膜形成用物体の凹凸部の側面に、炭素被
膜を形成する際のプラズマ処理方法を提供することを目
的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明における膜を物体表面上に形成する際のプラ
ズマ処理方法は、減圧状態に保持されたプラズマ発生空
間と、被膜形成用気体を活性化させる手段とによってダ
イアモンド型結晶構造を含む炭素被膜を形成するため
に、被膜形成用物体が設置されたプラズマ発生空間を排
気する工程と、上記プラズマ発生空間にクリーニング気
体を導入してプラズマを発生する工程と、前記高いエネ
ルギーを得たプラズマによって被膜形成用物体の表面を
清浄にする工程と、被膜形成用物体に振動を与えながら
被膜形成用物体の全体に薄膜を形成する工程とを備えて
いることを特徴とする。 【0007】本発明のプラズマ処理方法は、被膜形成用
物体に振動および回転を与えながら被膜形成用物体の全
体に薄膜を形成することを特徴とする。本発明のプラズ
マ処理方法における振動は、100kHzないし10k
Hzであることを特徴とする。本発明のプラズマ処理方
法における回転は、0.1回/分ないし10回/分であ
ることを特徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】本出願人は、被膜形成用物体に振
動または回転を与えながらプラズマ処理を行うと、被膜
形成用物体の全体に被膜が良く付くことを見い出した。
また、本出願人は、0.01〜300 torrという高い圧力の下
で高密度プラズマを作ると共に、当該プラズマがECR で
はなく、サイクロトロン共鳴現象とプラズマとが混合し
た新しいモ−ドであることを見い出した。以下、本明細
書において、上記圧力下におけるサイクロトロン共鳴現
象と高密度プラズマとが混合した新しいモードを「混成
共鳴」と定義する。本出願人は、上記「混成共鳴」を利
用して、薄膜、特に被膜形成面に炭素被膜を形成する際
に優れていることを発見した。 【0009】本発明は、「混成共鳴」を用いた高密度プ
ラズマを利用して炭素被膜形成を行う際に、形成された
炭素被膜と下地材料との密着性を向上させるため、下地
材料表面の清浄化を行う。すなわち、本発明は、前述の
混成共鳴条件を満たす高密度プラズマを発生させる前
に、非生成物気体を用いて、磁場と電場の相互作用によ
るプラズマを発生させて、下地材料表面の清浄化を行
い、その後に混成共鳴条件を満たす高密度プラズマを発
生せしめ、被膜形成面に薄膜形成を行う。炭素被膜を形
成するためには、「混成共鳴」となる高密度プラズマを
0.01〜300torr の高い圧力で発生させ、かつこれを持続
させるため、カラムを有する空間に、まず1×10-3〜1
×10-5torrの低真空下でECR を生ぜしめる必要がある。
この時に非生成物気体によってプラズマを発生せしめ、
基板の表面を清浄化する。 【0010】さらに、反応室は、生成物気体が導入さ
れ、0.1×10-1〜3×102torr 好ましくは3〜30torrと
高い圧力でプラズマ状態を持続しつつ変化せしめ、生成
物気体の単位空間当たりの濃度をこれまでのECR CVD 法
に比べ102 〜105 倍程度の高濃度にする。この時、前記
「混成共鳴」が起こった反応室では、初めて分解または
反応により、炭素被膜の形成が可能となる。すなわち、
ダイアモンド、i−カ−ボン(ダイアモンドまたは微結
晶粒を有する炭素被膜)被膜が形成される。 【0011】このダイアモンドを含む炭素膜の成膜機構
は、被膜形成過程において、炭化水素化物気体と水素と
の混合気体を導入して、その時形成されつつある被膜の
密の部分( たとえば、結晶部分) を残し、その表面に炭
化物気体を加えてダイアモンドの結晶を成長させる。こ
れと同時に、粗の部分( たとえば、アモルファス部分)
において、水素により炭化物を気体化し、表面から除去
する。すなわち、本発明の成膜機構は、不要な部分をエ
ッチングさせながら、ダイアモンドの結晶部を成長さ
せ、最後に被膜の全てが結晶性ダイアモンドを有する被
膜とするものである。 【0012】すなわち、本発明は、従来より知られたマ
イクロ波を用いたプラズマCVD 法に磁場を印加し、マイ
クロ波の電場と磁場との相互作用を用いている。しか
し、従来のECR において、磁場を印加する際の反応室の
圧力が1×10-3〜1×10-5torrであるのに対して、本発
明のプラズマ処理方法は、ECR に有効な条件を用いてい
ない。従来より知られたECR とは、2.45GHz のマイクロ
波に対して875 ガウスの磁場を作用させて、マイクロ波
の共鳴吸収を生じさせるものであり、イオン化率の高い
プラズマが生成可能であった。 【0013】しかし、従来のECR を起すには、電子の平
均自由行程の長い状態、すなわち10-4torr程度の高真空
が必要とされる。薄膜作製等の応用を考えた場合に必要
とされる反応圧力では、電子の平均自由行程が小さいた
め、電子が十分に加速される前に衝突し、ECR が生成さ
れ難い。本発明のプラズマ処理方法は、ECR が生成され
ないとされている圧力範囲(0.01〜300torr)におい
て、ECR 条件を満たす磁速密度を中心とする磁場領域内
に、マイクロ波より電場の最大領域を設定することによ
り、マイクロ波の共鳴吸収とマイクロ波による放電プラ
ズマとが混在した状態で行う。すなわち、本発明のプラ
ズマ処理方法は、マイクロ波の周波数を、たとえば2.45
GHz とすると、前述の875 ガウス875ガウス±185 ガウ
ス(±21.1%)の領域、図2に図示された符号100 で示
す領域内にマイクロ波による電場の最大位置を合わせる
と、混成共鳴状態の高密度プラズマが得られる。 【0014】 【実 施 例】以下、図1を参照しつつ本発明の一実施
例を説明する。図1は本発明における一実施例である磁
場印加可能なマイクロ波プラズマCVD 装置を示す。図1
において、磁場印加可能なマイクロ波プラズマCVD 装置
は、減圧状態に保持可能なプラズマ発生空間(1) と、物
体に被膜形成する空間(3) と、補助空間(2) と、磁場を
発生する電磁石(5) 、(5')と、当該電磁石(5) 、(5')に
電流を供給する電源(25)と、マイクロ波発振器(4) と、
排気系を構成するタ−ボ分子ポンプ(8) と、ロ−タリ−
ポンプ(14) と、圧力調整バルブ(11)と、被膜を形成す
る物体を挿入する筒状カラム(10') と、当該筒状カラム
(10') 内に挿入された被膜を形成する、たとえば時計用
枠(10)と、マイクロ波導入窓(15)と、生成物気体を導入
するガス系(6) 、(7) と、前記電磁石(5) 、(5')を冷却
する水冷系(18)、(18')とから構成されている。 【0015】本実施例は、被膜形成用物体として時計用
枠 (10) を用いた。まず、時計用枠(10)は、たとえばア
ルミニュ−ム合金、プラスチックス、あるいはプラスチ
ックスおよびガラスからなり、筒状カラム(10')内に挿
入される。そして、筒状カラム(10') は、ゲ−ト弁(20)
からプラズマ発生空間(1) 内に配設される。この筒状カ
ラム(10') は、マイクロ波および磁場を乱させないた
め、ステンレスまたは石英製の容器を用いた。この筒状
カラム(10') は、歯車を回転手段(16)により回転(17)す
る。筒状カラム(10') の回転は、1分間に0.1 〜10回の
スピ−ドとした。さらに、筒状カラム(10') は、図示さ
れていない振動装置によって、同時に100 〜10KHz の微
振動を与え、それぞれの物体を分散し易くさせた。 【0016】まず、プラズマ発生空間(1) 、補助空間
(2) 、および被膜形成空間(3) は、タ−ボ分子ポンプ
(8) と、ロ−タリ−ポンプ(14)とによって1×10-6torr
以下に真空排気される。次に、非生成物気体( 分解・反
応後、固体を構成しない気体、以下、本明細書におい
て、前記気体を非生成物気体と記載する。)、たとえば
アルゴン、ヘリュ−ム、または水素は、30SCCMの流量で
ガス系(7) を通してプラズマ発生空間(1)に導入され
る。この時、プラズマ発生空間(1) 、補助空間(2) 、お
よび被膜形成空間(3) の圧力は、1×10-4torrである。
また、プラズマ発生空間(1) 、補助空間(2) 、および被
膜形成空間(3) には、外部から2.45GHz の周波数のマイ
クロ波が500 Wの強さで印加された。さらに、プラズマ
発生空間(1) 、補助空間(2) 、および被膜形成空間(3)
には、磁場約2Kガウスが電磁石(5) 、(5')によって印加
され、ECR 条件を満たした高密度プラズマがプラズマ発
生空間(1) に発生する。 【0017】高エネルギーを持つ非生成物気体または電
子は、前記高密度プラズマ領域から、筒状カラム(10')
内を透過(22)し、筒状カラム(10') 内の時計用枠(10)の
表面上に到り、表面を清浄にする。次に、前記非生成物
気体が導入された状態で、ガス系(7) から生成物気体(
分解・反応後、固体を構成する気体、以下、本明細書に
おいて、前記気体を生成物気体と記載する。)たとえ
ば、炭化物気体( アセチレン(C2H2)、エチレン(C2H4)、
またはメタン(CH4) 等) は、200SCCM の流量で導入され
る。 【0018】プラズマ発生空間(1) 、補助空間(2) 、お
よび被膜形成空間(3) は、すでに発生しているプラズマ
状態を保持しつつ0.1 ×10-1〜3×102torr 好ましくは
0.3〜30torr、たとえば10torrの圧力に変更される。こ
れらの空間の圧力を高くすることにより、単位空間あた
りの生成物気体の濃度を大きくできるので、被膜成長速
度は、大きくなる。また、同時に生成物気体は、被膜形
成用物体の凹凸部分に対する廻り込みが大きくなる。か
くの如く、一度低い圧力でプラズマを発生させ、そのプ
ラズマ状態を保持しつつ、生成物気体の活性濃度を大き
くする。そして、高エネルギーによって励起された生成
物気体中の炭素原子が生成され、筒状カラム(10') 内の
多数の時計用枠(10)上に、この炭素原子が堆積し、ダイ
アモンド又はi−カ−ボン膜となる。 【0019】図1において、磁場は2つのリング状の電
磁石(5) 、(5')を用いたヘルムホルツコイル方式を採用
した。図2(A) 、(B) は図1において、符号(30)によっ
て4分割した空間に対し、電場・磁場の強度を調べた結
果を示す。図2(A) において、横軸(X軸) は、空間(30)
の横方向( 反応性気体の流出方向) であり、縦軸(R軸)
は、磁石の直径方向を示す。図2(A) における曲線は、
磁場の等磁位面を示す。そして、等磁位面を示す線上の
数字は、電磁石(5) が約2000ガウスの時に得られる磁場
の強さを示す。電磁石(5) の強度を調整すると、電極・
磁場の相互作用を有する空間(875 ガウス±185 ガウス
以内) で、特に図2(A) に示す線(26)が875 ガウスとな
る混成共鳴条件を生ずる等磁位面である。 【0020】上記混成共鳴条件の生ずる空間(100) は、
図2(B) に示す如く、電場が最大となる領域となるよう
にしている。図2(B) の横軸は、図2(A)と同じく反応
性気体の流れる方向を示し、縦軸は、電場( 電界強度)
の強さを示す。図3は図2における基板の位置での円形
空間の磁場(A) および電場(B) の等磁場、等電場の図面
である。図3(B) より明らかなごとく電場は最大25KV/m
にまで達せしめ得ることがわかる。また、比較のために
同条件下で磁場を印加せずに、薄膜形成を行った。その
時、基板上に形成された薄膜は、グラファイト膜であっ
た。したがって、「混成共鳴」条件が膜形成に大きくか
かわっていることが判った。 【0021】本実施例によって形成された薄膜の電子線
回析像をとったところ、アモルファス特有のハロ−パタ
−ンと共に、ダイアモンド( 単結晶粒) のスポットがみ
られ、i−カ−ボン膜となっていた。さらに、マイクロ
波電力を上げて形成していくに従い、ハロ−パタ−ンが
少しずつ消えていき700Wまたはそれ以上でダイアモンド
構造がより多く混入した被膜となった。 【0022】また、図1において、気体は、右側より左
側方向へ流れるようにしてあるが、左側より右側方向で
あっても、上側より下側方向であっても、また下側より
上側方向であってもよい。筒状カラムは、円筒形として
も、角状(六角または八角)としてもよい。角状にする
と、回転に伴い物体を裏返すことができ、物体の全表面
にコ−ティングがしやすい。 【0023】 【発明の効果】本発明によれば、被膜形成用物体に振動
あるいは回転を与えると、それぞれの被膜形成用物体が
分散し易くなるため、均一の厚さの被膜が形成される。
本発明によれば、ECR の存在領域でない0.01〜300torr
という高い圧力の下で、「混成共鳴」を起こしたので、
凹凸のある物体の表面に膜が形成できると共に、下地表
面との密着性も良好であった。また、本発明によれば、
高いエネルギーを得たプラズマによって、被膜形成面を
清掃した後に被膜を形成するため、工業的に幅広い応用
が考えられる炭素被膜を下地材料と密着性よく形成する
ことができた。さらに、本発明によれば、炭素被膜の応
用可能性が広がったので、高付加価値商品を容易に作る
ことが可能となった。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明における一実施例である磁場印加可能な
マイクロ波プラズマCVD 装置を示す。 【図2】(A) 、(B) は図1において、符号(30)によって
4分割した空間に対し、電場・磁場の強度を調べた結果
を示す。 【図3】図2における基板の位置での円形空間の磁場
(A) および電場(B) の等磁場、等電場の図面である。 【符号の説明】 1・・・・プラズマ発生空間 2・・・・補助空間 3・・・・被膜形成空間 4・・・・マイクロ波発振器 5 、5'・・・電磁石 6・・・・ガス系 7・・・・ガス系 8・・・・ターボ分子ポンプ 10・・・・時計用枠 10' ・・・筒状カラム 11・・・・圧力調整バルブ 14・・・・ロータリーポンプ 15・・・・マイクロ波導入窓 16・・・・回転手段 18、18′・・・・水冷系 20・・・・ゲート弁 25・・・・電源 100・・・混成共鳴条件の生ずる空間

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.減圧状態に保持されたプラズマ発生空間と、被膜形
    成用気体を活性化させる手段とによってダイアモンド型
    結晶構造を含む炭素被膜を形成するプラズマ処理方法で
    あって、 被膜形成用物体が設置されたプラズマ発生空間を排気す
    る工程と、 上記プラズマ発生空間にクリーニング気体を導入してプ
    ラズマを発生する工程と、 前記高いエネルギーを得たプラズマによって被膜形成用
    物体の表面を清浄にする工程と、 被膜形成用物体に振動を与えながら被膜形成用物体の全
    体に薄膜を形成する工程と、 を備えていることを特徴とするプラズマ処理方法。 2.前記被膜形成用物体に振動および回転を与えながら
    被膜形成用物体の全体に薄膜を形成することを特徴とす
    る請求項1記載のプラズマ処理方法。 3.上記振動は、100kHzないし10kHzである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のプラズ
    マ処理方法。 4.前記回転は、0.1回/分ないし10回/分である
    ことを特徴とする請求項2記載のプラズマ処理方法。
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