JP2690752B2 - プラズマディスプレイパネルの輝度調整装置 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの輝度調整装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明はプラズマディスプレイパネル(以下、PDPと
いう。)の輝度調整装置に係り、特にX−Yマトリクス
形のAC形PDPの輝度調整装置に関し、 PDPにおいて中間調表示を行う場合にフリッカや輝度
ムラを発生させることなく輝度調整を行いうるPDPの輝
度調整装置を提供することを目的とし、 マトリクス状に配置された複数のX電極とY電極との
交点に形成される複数の放電セルを有し、水平同期信号
に同期して駆動されるとともに所定の交番周期の維持パ
ルスが印加されるプラズマディスプレイパネルの輝度調
整装置において、前記維持パルスの印加を前記水平同期
信号に同期させて間欠的に禁止する輝度調整回路を備え
て構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明はPDPの輝度調整装置に係り、特にX−Yマト
リクス形のAC形PDPの輝度調整装置に関する。
従来では、CRT(Cathod Ray Tube)が表示装置の中心
であったが、最近では情報化社会の進展に伴なう表示装
置の多様化により平面形表示装置の開発が進められてい
る。現在のところ、平面形表示装置としては、エレクト
ロルミネセンス(EL)、発光ダイオード(LED)、PDP等
の能動素子を用いたものや、液晶(LCD)、エレクトロ
クロミック(ECD)等の受動素子を用いたものが知られ
ている。
PDPは放電セルに印加する駆動電圧の形式によってAC
形PDP(間接放電形)とDC形PDP(直接放電形)とに分類
される。また、構造形式によってX−Yマトリクス形と
セグメント形に分類される。本発明は、このうちのX−
Yマトリクス電極構造をもつAC形PDPに関するものであ
る。かかるAC形PDPは、ワードプロセッサ、パーソナル
コンピュータ等の文学、図形表示装置として普及しつつ
ある。
〔従来の技術〕
第10図にAC形PDPを用いた表示装置の概要を示す。こ
の装置は、大別して表示駆動ユニット1と、この表示駆
動ユニット1を制御する表示駆動ユニット2とからな
る。
表示制御ユニット2のインタフェイス回路3にアドレ
スデータ制御信号が入力されると、表示アドレスバッフ
ァ4を介して表示駆動ユニット1のY駆動回路5に与え
られる。Y駆動回路5はアドレスデータによりYマトリ
クス回路6を介して指定されるPDP7の複数(例えば、40
0本)のY電極8を駆動する。一方、インタフェイス回
路3に入力されたアドレスデータ制御信号により表示性
制御ユニット2の表示制御回路9は表示駆動パルス発生
器10をして表示駆動ユニット1のX駆動回路11に表示駆
動パルスを与える、X駆動回路11はXマトリクス回路12
を介して指定されるPDP7の複数(例えば、600本)のX
電極13を駆動する。このようにしてY電極8とX電極13
とを選択的に駆動することにより、対応するY電極8と
X電極13との交点にある放電セル14が放電してプラズマ
発光が行われ、選択された各放電セル14での発光によ
り、各種文字、図形等の画像が形成されることとなる。
PDP7上の全放電セルの数は、上記例の場合400(Y)×6
00(X)ドットとなる。なお、Y駆動回路5、Yマトリ
クス回路6、X駆動回路11、Xマトリクス回路12がそれ
ぞれ2分割されているのは、X−Yの各電極数がm本×
n本と多数である場合に電極間隔が狭くなるので端子の
取出しを容易にするためである。
第11図に示すように、PDP7を駆動するための電圧とし
ては、PDP7の各放電セル14に表示データを書き込むため
のパルス(以下、書き込みパルスという。)PWと、書き
込んだ表示データを維持(つまり、放電の維持)するた
めのパルス(以下、維持パルスという。)PSと、一旦書
き込んだ表示データを消去(つまり、放電停止)を行う
ためのパルス(以下、消去パルスという。)PEが用いら
れている。
表示データの書き込み、維持、消去の方法には種々あ
るが、大別して、各放電セル14を個々に選択して放電さ
せる方式と、各Y電極8ごとに一旦当該Y電極8上の放
電セルを全部放電させたのち、消去パルスPEにより選択
的に放電セル14を消去する方式とがある。ここでの説明
は後者の線順次駆動方式に関して述べている。線順次駆
動方式によれば、選択されたY電極上の全ての放電セル
14は一旦発光したのち、不用な放電セル14が選択的に消
去され、残った放電セル14によって所望の画像が形成さ
れることとなる。このことを第11図を用いてさらに詳述
する。
第11図は従来の線順次駆動方式による駆動パルスと発
光との対応を示す図である。まず、あるX電極13を選択
しない場合(消去動作)TAにおいては、PDP7の1水平期
間(1H)において、対応するY電極に書き込みパルスPW
が印加され、次のタイミングで同じY電極に消去パルス
PEが印加され、次いで全Y電極に維持パルスPSが印加さ
れる。その結果、対応するX電極13は書き込みパルスPW
と消去パルスPEとによりLAのようにそれぞれ発光する
が、それ以降は次の書き込みパルスPWが印加されるまで
発光しない。
一方、X電極13が選択される場合(書き込み動作)TB
においては、PDP7の1H期間において、同様にあるY電極
に書き込みパルスPWが印加されるが、次のタイミングに
消去パルスPEは印加されず、全Y電極に維持パルスPS
印加される。その結果、対応するX電極13はそれ以降次
の書き込みパルスPWと消去パルスPEが印加されるまでLB
のように発光を維持する。すなわち、メモリ機能を発揮
する。
以上の動作が各Y電極ごとに1H同期信号VHに同期して
行われ、1垂直同期(1V)信号のタイミングで1枚の画
面が形成される。
このように、従来の駆動法によれば、一旦1本のY電
極に書き込みパルスPWを印加して当該Y電極上の全放電
セルを発光させたのち、必要ならば同じY電極に消去パ
ルスPEを印加して消去するか、あるいは、維持パルスPS
を印加して選択放電セルのみ発光を維持するように駆動
するため、選択放電セルの発光輝度は維持パルスPSの印
加周期に依存し、したがって、維持パルスPSの周波数を
制御することにより輝度調整をすることができる。
ここで、第12図に従来の輝度調整回路の例を示す。輝
度調整回路は、第1維持パルス制御信号PSCと輝度調整
信号PBを入力として両者の論理積をとり、第2維持パル
ス制御信号PSC′を出するAND回路15で構成される。第1
維持パルス制御信号PSCは維持パルスPSの周波数を制御
する信号であり、その周波数は、通常20〜50KHZが用い
られる。輝度調整信号PBは、第14図に示すように垂直同
期信号PVに基づいて別に設けられた発振回路(図示せ
ず。)により生成され、その周波数は第1維持パルス制
御信号PSCの周波数より低く設定されている(第13図参
照)。この輝度調整信号PBの位相は任意であり、水平同
期信号PHに同期してはいない。
上記構成において、第13図に示すように、第1維持パ
ルス制御信号PSCと輝度調整信号PBの論理積がとられる
と、両入力信号である第1維持パルス制御信号PSCと輝
度調整信号PBとが共に“H"レベルのときのみAND回路15
の出力が“H"レベルで生じる。したがって、輝度調整信
号PBは“L"レベルの期間では禁止信号として作用し、AN
D回路15からの出力は生じない。その結果、第2維持パ
ルス制御信号PSC′は間欠的(第12図では3つの第1維
持パルス制御信号PSCのうち1パルスのみ発生)な信号
となる。この第2維持パルス制御信号PSC′によりY電
極8とX電極13に維持パルスPSが印加される。このよう
に、第2維持パルス制御信号PSC′が間欠的に禁止され
ることは、実質的に維持パルスPSの周波数が低くなった
のと等価であり、維持パルスPSの周波数の低下は輝度の
低下を意味する。このことから輝度調整信号PBの周波数
を任意に調整することによりPDP7の輝度を任意に調整で
きる。
一方、PDP7上の画像をより正確にかつ細かなニュアン
スまで表示するためには、中間調(または段調)表示が
必要となる。中間調表示を行う方法には、第一の壁電圧
の相対差を利用する方法(W.D.Petty,H.G.Slottow,“Mu
ltiple states and variable intensity in the plasma
display plasma",IEEE Trans.ED−18,654−658(197
1))、第二の壁電圧の相対差で発光回数を制御する方
法(H.De Jule et al.,Digest of Symps of SID(197
1))、第三のフィールド毎時間分割法(倉橋浩一郎、
他:“プラズマディスプレイにおける中間調表示",第8
回TV学会画像表示システム研究会資料(1972))等が知
られている。このうち、第三の方法は各フィールド周期
ごとの発光時間を維持パルスPSの印加のON,OFFにより制
御して1フレーム内の複数のフィールドの発光時間の総
和で定めることにより段調表示しようとするものであ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の中間調表示方法のうち、第三の方法は、1
フレーム周期中のフィールドを発光、非発光とで組み合
わせるこにより適当な輝度レベルを得ることができ、書
き込みパルスPWを意図的にNO,OFFさせるので比較的簡単
に中間調表示を行うことが可能であるという点で優れた
ものである。
しかし、この第三の方法において輝度調整を行う場合
PDP7の画面中にフリッカや輝度ムラが生じるという問題
点がある。輝度調整によって、輝度レベルが下げた場合
に各フレームでの発光時間が一定にならず、第15図に示
すように、人間の目の残像効果の臨界周波数である60HZ
成分と輝度調整信号PBの周波数とのうねりが生じ、この
60HZより低い周波数をもつうねりによってフリッカが発
生することになる。このうねりが生ずる原因は、輝度調
整信号PBをランダムな位相で発振させていることにあ
る。
そこで、本発明はPDP7において中間調表示を行う場合
にフリッカや輝度ムラを発生させることなく輝度調整を
行いうるプラズマディスプレイパネルの輝度調整装置を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を達成するために、本発明は第1図に示すよ
うに、マトリクス状に配置された複数のX電極13とY電
極8との交点に形成される複数の放電セル14を有し、水
平同期信号PHに同期して駆動されるとともに所定の交番
周期の維持パルスPSが印加されるプラズマディスプレイ
パネル7の輝度調整装置において、前記維持パルスPS
印加を前記水平同期信号PHに同期させて間欠的に禁止す
る輝度調整回路23を備えて構成する。
〔作用〕
本発明によれば、輝度調整回路23は水平同期信号PH
基づいて維持パルスPSの印加を間欠的に行うよう調整す
る。そのため、維持パルスPSが印加されない時間が水平
同期信号PHに同期した周期的なものとなり、PDP7の各フ
レームにおいて常に一定の数の維持パルスPSが与えられ
るためうなりが生じることを防止できる。その結果、60
HZ以下の信号成分がPDP7上の発光に現われることがなく
なり、フリッカおよび輝度ムラを防止できる。
〔実施例〕
次に、本発明に係る実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1実施例 第2図、第3図に本発明の第1実施例を示す。なお、
第2図において第12図と同一もしくは重複する部分には
同一の符号を附して以下説明する。
本実施例における輝度調整回路23は、水平同期信号PH
を1/N(但し、Nは整数)の周期に分周してトリガ信号P
Tを出力するn進カウンタ(n=1/N)からなるトリガ信
号発生回路16と、トリガ信号PTに基づいて輝度調整信号
PBを生成するシングルショット回路からなる輝度調整装
信号生成回路17と、AND回路15とから構成される。
トリガ信号発生回路16は少なくとも水平同期信号PH
周波数より低い周波数で交互に正負反転するトリガ信号
PTを発生する。
輝度調整信号生成回路17はトリガ信号PTの“L"レベル
期間TTL内においてトリガ信号PTの立下り時点から外付
けの可変抵抗Rおよびコンデンサで決まる時定数τ(=
CR)分のパルス幅を有する“L"レベルのシングルショッ
トパルスPBLを発生する。
次に、動作を説明する(第3図参照)。
トリガ信号発生回路16に水平同期信号PH(第3図
(a))が入力されると、トリガ信号発生回路16は水平
同期信号PHを順次カウントし、プリセット値N(図で
は、5つ)に達するとトリガ信号PTを出力し、リセット
して次のカウント動作を再開する。以後、この動作を繰
返す。したがって、トリガ信号PTは第3図(b)のよう
に、N値(周期TTL分のパルス幅)ごとに交互に正負反
転する信号となる。このトリガ信号PTは輝度調整信号生
成回路17に出力される。
輝度調整信号生成回路17はこのトリガ信号PTに基づい
てシングルショットパルスPBLを生成し、結局合成信号
として第3図(c)の輝度調整信号PBを出力する。この
輝度調整信号PBはAND回路15の一端に与えられ、またAND
回路15の他端には第1維持パルス制御信号PSC(第3図
(d))が入力されるため、シングルショットパルスP
BLのパルス幅τに相当する期間だけ第1維持パルス制御
信号PSCがマスクされる。つまり、シングルショットパ
ルスPBLによって第1維持パルス制御信号PSCの出力が禁
止され、輝度調整信号PBの“H"レベル期間に対応する第
1維持パルス制御信号PSCが出力され、第3図(e)に
示す波形の第2維持パルス制御信号PSC′が生成される
ことになる。この第2維持パルス制御信号PSC′は維持
パルスPSを制御し、したがってPDP7には第2維持パルス
制御信号PSC′に対応する波形の維持パルスPSの印加さ
れる。第2維持パルス制御信号PSC′は維持パルスPS
パルス幅τ分だけ維持パルスPSが間引かれた波形とな
り、その分だけ維持パルスPSの印加回数が減るから、維
持パルスPSに依存するBHを任意に調整できる。
このように、輝度調整信号PBは水平同期信号PHに同期
して第1維持パルス制御信号PSCを所定のパルス幅τだ
け第1維持パルス制御信号PSCを禁止するため、シング
ルショットパルスPBLのパルス幅τは各フレームにおい
て変化することがなく、よって、うなりの発生を防止で
きる。
また、シングルショットパルスPBLのパルス幅τは可
変抵抗Rの大きさにより任意に変化させることができる
ため、うなりを発生させることなく第2維持パルス制御
信号PSC′のパルス数を変えることができ、任意に輝度
レベルを調整できる。
第2実施例 第5図、第6図に本発明の第2実施例を示す。なお、
第5図、第6図において第12図と同一もしくは重複する
部分には同一の符号を附して以下説明する。
本実施例は第4図に示すように、輝度調整のために維
持パルスPSの印加禁止期間(以下、OFF期間という。)T
OFFをあまり多く設定した場合に、各放電セル14に維持
パルスPSが印加されず、本来もつべきはずのメモリ機能
を消失するおそれがあるため、極端な維持パルスPSの間
引きを防止するよう構成したものである。このようなこ
とは従来(第12図)の場合のみならず、第1実施(第2
図)の場合にも起こりうることである。
上記問題点を解決するため、本実施例は、OFF期間T
OFFにおいてメモリ機能を消失しない限度において維持
パルスPSを印加するようにしたものである。
第5図に示すように、本実施例の輝度調整回路は、水
平同期信号PHを1/M(但し、Mは整数)の周期に分周し
てマスク信号PMを出力するm進カウンタ(m=1/M)か
らなるマスク信号発生回路18と、輝度調整信号PBとマス
ク信号PMの論理和をとってマスクされた輝度調整信号
PB′を出力するOR回路19と、マスクされた輝度調整信号
PB′と第1維持パルス制御信号PSCとの論理積をとって
第2維持パルス制御信号PSC′を出力するAND回路20とを
備えて構成される。
輝度調整信号PBは従来通りに任意の周波数の発振源か
らの信号を用いる場合と、第1実施例(第2図)で生成
された輝度調整信号PBを用いる場合との2通りが考えら
れる。従来の輝度調整信号PBを用いた場合には本実施例
の目的であるPDP7のメモリ機能の消失の防止を達成で
き、第1実施例と組み合せた場合にあってはPDP7のメモ
リ機能の消失の防止に加え、より安定してフリッカの発
生のない輝度調整回路の実現が可能となる。この第1実
施例との組み合せの構成を第7図に示し、その詳細な説
明は省略する。なお、以下の説明では輝度調整信号PB
上記のいずれでもよいものとする。
次に動作を説明する(第6図参照)。
マスク信号発生回路18に水平同期信号PHが入力される
と、マスク信号発生回路18は水平同期信号PHを順次カウ
ントし、プリセット値M(図では、2つ)に達するごと
にマスク信号PMを出力し、リセットして次のカウント動
作を再開する。以後この動作を繰返す。したがってマス
ク信号PMは第6図(b)のように、M値(周期TMのパル
ス幅)ごとに交互に正負反転する信号となる。このマス
ク信号PMはOR回路19に出力される。
OR回路19は入力されたマスク信号PMに基づいて第6図
(d)に示すマスクされた輝度調整信号PB′を生成す
る。つまり、OR回路19はOR論理をとるから、マスク信号
PMの“H"レベル期間だけ輝度調整信号PBのOFF期間TOFF
を“H"レベルにして出力する。このマスクされた輝度調
整信号PB′はAND回路20の一方の入力に与えられる。
AND回路20は他方の入力に第1維持パルス制御信号PSC
が与えられており、この第1維持パルス制御信号PSC
マスクされた輝度調整信号PB′とAND論理をとって、第
6図(e)に示す第2維持パルス制御信号PSC′を生成
する。つまり、輝度調整信号PBのOFF期間TOFF中のマス
ク信号PMの“H"レベルに対応する期間第1維持パルス制
御信号PSCを通過させるので、OFF期間TOFFが長期に連続
することを防止する。
以後の動作により、第6図(g)に示すように、例え
ば第6図(c)の輝度調整信号PBのOFF期間TOFFだと印
加されない維持パルスPSの数は6パルスになり、nライ
ン目のY電極8の次に発光するラインはn+7ライン目
のY電極8からなるが、本実施例によれば、マスク信号
PMの“H"レベル期間が中間にあるため、n+3ライン目
およびn+4ライン目で一旦発光したのち再び発光とい
うことになる。
したがって、長期に亘って連続的に維持パルスPSの印
加の欠落が生じることないのでPDP7のメモリ機能を損う
ことなく、安定した輝度調整動作が可能となる。
第3実施例 第8図、第9図に本発明の第3実施例を示す。なお、
第8図、第9図において第12図と同一もしくは重複する
部分には同一の符号を附して以下説明する。
本実施例は、第2実施例と同様に維持パルスPSのOFF
期間TOFFが長い場合に発生するメモリ機能の消失を防止
することを目的とするものである。
本実施例において、第1実施例と異なるのは、第2実
施例がマスク信号PMを用いてマスクされた輝度調整信号
PB′を生成するようにしたものであるのに対し、第1維
持パルス制御信号PSCを一定周期で規則的に間引くこと
により長期連続的な維持パルスPSの印加禁止の防止とと
もに円滑な輝度調整を行いうるようにしたものである。
第8図に示すように、本実施例の輝度調整回路は、第
1維持パルス制御信号PSCを1/L(但し、Lは整数)の周
期に分周してゲート信号PGを出力するl進カウンタ(l
=1/L)からなるゲート信号発生回路21と、ゲート信号P
Gと第1維持パルス制御信号PSCとの論理積をとって分周
された第2維持パルス制御信号PSC′を出力するAND回路
22とを備えて構成される。
次に動作を説明する(第9図参照)。
ゲート信号発生回路21に第1維持パルス制御信号PSC
が入力されると、ゲート信号発生回路21は第1維持パル
ス制御信号PSCを順次カウントし、プリセット値L(第
9図(b)の場合L=2)に達するごとにゲート信号P
G1を出力し、リセットして次のカウント動作を開始する
動作を繰返す。このゲート信号PG1はAND回路22の一方の
入力に与えられる。
AND回路22は第1維持パルス制御信号PSCとゲート信号
PG1とのAND論理をとる。したがって、AND回路22から出
力される第2維持パルス制御信号PSC′はゲート信号PG1
と同相の同周期の信号となる。つまり、ゲート信号PG1
は第1維持パルス制御信号PSCを1/2に分周した信号であ
るから、第1維持パルス制御信号PSCは2回に1回の割
合で間引かれたことになる。この間欠割合を変えるには
ゲート信号発生回路21のプリセット値Lを変更すればよ
く、L=3とすることにより第9図(c)に示すゲート
信号PG2を得ることができ、その場合の第2維持パルス
制御信号PSC′も同様な波形となる。一般的にはPDP7の
メモリ機能を消失しない限度でLをn(整数)にプリセ
ットして行う。
以上の本実施例によれば、水平同期信号PHに同期して
いるものではないが、第1維持パルス制御信号PSC自体
正確な周期で生成された信号であり、この第1維持パル
ス制御信号PSCに同期した状態で当該第1維持パルス制
御信号PSCを分周するので従来(第12図)のように別途
用意された任意の周波数を有する輝度調整信号PBを用い
るのとは異なり、第15図に示すようなうなりが生ずるこ
となく、輝度調整を行うことができる。
第8図は分周値をLとして固定的に示したが、任意に
可変調整可能とするには、例えば、第2図に示す輝度調
整信号生成回路17を用いて可変抵抗Rにより操作するよ
うに構成することによって任意の輝度レベルに調整でき
る。図示は省略する。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、維持パルスの印
加の禁止を水平同期信号に同期させて行うことにより、
各フレームでの維持パルスの禁止が周期的で一律とな
り、うなりを発生することがなく、中間表示を行う場合
の輝度調整を安定して行うことが可能となり、フリッカ
や輝度ムラの発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図、 第2図は第1実施例のブロック図、 第3図は第1実施例の動作タイミングチャート、 第4図は維持パルスのOFF期間の長い例を示すタイミン
グチャート、 第5図は第2実施例のブロック図、 第6図は第2実施例の動作タイミングチャート、 第7図は第2実施例の応用ブロック図、 第8図は第3実施例のブロック図、 第9図は第3実施例の動作タイミングチャート、 第10図はAC形PDPを用いた表示装置の概要図、 第11図は従来の駆動方法を示す波形図、 第12図は従来の輝度調整回路のブロック図、 第13図は第12図の動作タイミングチャート、 第14図は輝度調整信号の説明図、 第15図は従来の問題点の説明図である。 1……表示駆動ユニット 2……表示制御ユニット 5……Y駆動回路 6……Yマトリクス回路 7……PDP 8……Y電極 11……X駆動回路 12……Xマトリクス回路 13……X電極 14……放電セル 15……AND回路 16……トリガ信号発生回路 17……輝度調整信号生成回路 18……マスク信号発生回路 19……OR回路 20……AND回路 21……ゲート信号発生回路 22……AND回路 23……輝度調整回路 PH……水平同期信号 PT……トリガ信号 PB,PB′……輝度調整信号 PSC……第1維持パルス制御信号 PSC′……第2維持パルス制御信号 PM……マスク信号 PG1,PG2……ゲート信号 PW……書き込みパルス PS……維持パルス PE……消去パルス

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マトリクス状に配置された複数のX電極
    (13)とY電極(8)との交点に形成される複数の放電
    セル(14)を有し、水平同期信号(PH)に同期して駆動
    されるとともに所定の交番周期の維持パルス(PS)が印
    加されるプラズマディスプレイパネル(7)の輝度調整
    装置において、 前記維持パルス(PS)の印加を前記水平同期信号(PH
    に同期させて間欠的に禁止する輝度調整回路(23)を備
    えたことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの輝
    度調整装置。
JP63216704A 1988-08-30 1988-08-30 プラズマディスプレイパネルの輝度調整装置 Expired - Lifetime JP2690752B2 (ja)

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