JP2690517B2 - 自動配水制御弁システム - Google Patents

自動配水制御弁システム

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JP2690517B2
JP2690517B2 JP63214491A JP21449188A JP2690517B2 JP 2690517 B2 JP2690517 B2 JP 2690517B2 JP 63214491 A JP63214491 A JP 63214491A JP 21449188 A JP21449188 A JP 21449188A JP 2690517 B2 JP2690517 B2 JP 2690517B2
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晴士 山本
直樹 大塚
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積水プラントシステム株式会社
甲南電機株式会社
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G25/00Watering gardens, fields, sports grounds or the like
    • A01G25/16Control of watering

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、干拓、灌漑、浚渫等多量の水を長期に亘っ
てくみ上げ、他所に移動配水させる場合に使用する配水
制御装置や、ゴルフ場、果実菜園等比較的広大な面積を
しめる場所において給水のために使用する自動撤水装置
等に組込んで利用することの可能な自動配水制御弁シス
テムに関する。
(従来の技術) 従来、例えばゴルフ場や果実菜園等比較的広大な面積
を占める場所に於いて、水又は水に必要に応じて肥料、
殺虫剤、除草剤等を溶かした水溶液を供給するために自
動撤水制御装置が用いられている。この自動撤水制御装
置は、例えば第7図に示すように、所定の場所にスプリ
ンクラーaを多数設置し、配水源からこれらスプリンク
ラーa迄の間に配水管bを地中或いは地上に配管すると
共に、各スプリンクラーaの近辺に於ける配水管bに、
電磁弁付きダイヤフラム弁cを組み込み、このダイヤフ
ラム弁cと、管理室等に設置された制御盤dとの間に制
御電線eを地中に埋設配線して、該制御盤dからダイヤ
フラム弁cの開閉操作を行うというシステムが採用され
ていた。また、その他の干拓や潅漑、浚渫等の配水制御
装置に於ても、制御盤で行う配水具からの止水、出水操
作は、全て制御電線を用いて行われていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来技術に於いては、必ず制御電
線が用いられ、自動撤水制御装置の場合はこれが地中に
埋設されているので、例えば配水管が地中において該制
御電線と併設されている場合、配水管のメンテナンスの
際制御電線を損傷することが多く、またゴルフ場の場合
は通常その制御電線が数kmに達するのでその為の電圧降
下や絶縁不良等の故障も多く、更に、電気系統各装置へ
の落雷或いは誘雷があったときは、損傷を受けた制御電
線の個所を確認する為の作業が、該配線が地中にある為
に至難の業となり、点検、補修に要する時間、労力が莫
大なものに達するという問題点があった。また、地中に
埋設されない場合は点検、補修は容易であっても交通の
支障になったり、感電事故等人体に対する安全性にも配
慮を必要とする等の問題点があった。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本発明の自動配水制御弁シ
ステムは、 所定場所に設置される配水具と、 該配水具に接続される配水管と、 前記配水具近辺の配水管に取りつけられる水圧作動弁
と、 該水圧作動弁に一端が接続されたパイロット配管と、 該パイロット配管の他端に一方の口が接続され、他方
の口が開放口となっている二方口パイロット電磁弁と、 該二方口パイロット電磁弁の近辺に取りつけられ、該
二方口パイロット電磁弁を開閉制御する制御器とからな
り、 該制御器からの開制御信号に基づき、前記二方口パイ
ロット電磁弁を開制御して、前記水圧作動弁の上流側の
配水管内の水を前記パイロット配管及び前記二方口パイ
ロット電磁弁の他方の口を通じて外部に排水することに
より、前記水圧作動弁を開いて前記配水具から撒水を開
始させ、 前記制御器から閉制御信号に基づき、前記二方口パイ
ロット電磁弁を閉制御して、前記水圧作動弁の上流側の
配水管内の水を前記パイロット配管内に充満させて該パ
イロット配管内の水圧を高くすることにより、前記水圧
作動弁を閉じて前記配水具からの撒水を停止させるもの
である。
また、本発明の自動排水制御弁システムは、 所定場所に設置される配水具と、 該配水具に接続される配水管と、 前記配水具近辺の配水管に取りつけられるとともに、
パイロット配管用流路が形成された作動室と流入路及び
流出路とを有し、これら作動室と流入路及び流出路とを
仕切るダイヤフラムがスプリングによって前記流入路と
流出路とを閉じるように付勢されており、かつ前記作動
室と前記流入路とが小孔部によって連通されてなる水圧
作動弁と、 該水圧作動弁のパイロット配管用流路に一端が接続さ
れたパイロット配管と、 該パイロット配管の他端に一方の口が接続され、他方
の口が開放口となっている二方口パイロット電磁弁と、 該二方口パイロット電磁弁の近辺に取りつけられ、該
二方口パイロット電磁弁を開閉制御する制御器とからな
り、 該制御器からの開制御信号に基づき、前記二方口パイ
ロット電磁弁を開制御にて、前記作動室から前記パイロ
ット配管を経て、前記二方口パイロット電磁弁の他方の
口より外部に排水することにより、前記ダイヤフラムの
上下に加わる差圧により前記ダイヤフラムを前記スプリ
ングの付勢力に抗して押し上げて前記水圧作動弁を開
き、 前記制御器からの閉制御信号に基づき、前記二方口パ
イロット電磁弁を閉制御にて、前記水圧作動弁の上流側
の配水管内の水が、該水圧作動弁の流入路、小孔部より
作動室へ流入することにより、前記ダイヤフラムの上下
に加わる差圧により、前記ダイヤフラムを前記スプリン
グの付勢力と相まって押し下げて前記水圧作動弁を閉じ
るものである。
(作用) 本発明の自動配水制御弁システムの作用について述べ
る。
配水管から配水具への水の供給及び供給停止を制御す
る弁として水圧作動弁を用い、この水圧作動弁と二方口
パイロット電磁弁の一方の口とがパイロット配管によっ
て連結されている。また、二方口パイロット電磁弁の他
方の口は、開放口となっている。パイロット配管内の水
圧は、二方口パイロット電磁弁の開閉によって高圧又は
低圧に変動し、この水圧変動によって水圧作動弁の開閉
が制御される。この場合、二方口パイロット電磁弁を開
制御すると、パイロット配管内の水は二方口パイロット
電磁弁の他方の口から外部に排水されるので、パイロッ
ト配管内の圧力は確実に高圧から低圧に換わる。つま
り、二方口パイロット電磁弁を閉じたときのパイロット
配管内の水圧は高圧となり、二方口パイロット電磁弁を
開いたときのパイロット配管内の水圧は低圧となり、高
圧と低圧との圧力差が十分に得られる構造となっている
ので、水圧作動弁を確実に開閉制御することができる。
また、水圧作動弁の上流側の配水管内の水をパイロット
配管内に供給する構造となっているので、パイロット配
管内の水圧(もしくは空気圧)を高低制御するための別
の水圧源(もしくは空気圧源)を設ける必要がなく、構
造的に簡単化されたものとなっている。また、制御器
は、無線受信器により受信した信号に基づいて二方口パ
イロット電磁弁の開閉制御を行うようになっている。ま
た、制御器と二方口パイロット電磁弁とは近接して設け
られていることから、短い配線(リード線)による接続
となっている。つまり、制御器と二方口パイロット電磁
弁との間のリード線以外、配線は一切不要な構成であ
り、かつその配線も必要最小限の長さに抑えることがで
きる。そのため、電気的なメンテナンスは、制御器、そ
の近辺に設置された二方口パイロット電磁弁、及びこれ
らを接続する短い配線(リード線)のみでよいため、メ
ンテナンス作業が容易となる。また、配線(リード線)
が短くてすむので、誘雷の心配がほんど無い。さらに、
電気系統各装置への落雷等によって配線(リード線)等
が損傷を受けた場合でも、その損傷箇所の確認、補修作
業が容易となる。
(実施例) 以下、本発明の自動配水制御弁システムの実施例につ
いて、第1図(a),(b)を参照して説明する。
第1図(a),(b)において、貯留タンク等の配水
源16〔同図(a)は省略している〕から導出され、地中
に埋設された配水管10は、水圧作動弁7を介して撒水具
(配水具)9に接続されている。また、水圧作動弁7の
パイロット配管用流路22(第2図参照)には、パイロッ
ト配管8の一端が接続されており、パイロット配管8の
他端は、二方口パイロット電磁弁6の一方の口に接続さ
れている。また、二方口パイロット電磁弁6の他方の口
は開放口61となっており、水圧作動弁7のパイロット配
管用流路22及びパイロット配管8を流れてきた水は、最
終的には二方口パイロット電磁弁6の開放口61から外部
に排水される構造となっている。
水圧作動弁7は、水圧の変動を利用して弁の開閉操作
ができるものであればどのような構造のものでも利用で
きるが、本実施例では、二方口パイロット電磁弁6との
連動により両者間を連結するパイロット配管8内の水圧
で制御可能な構造としている。また、パイロット配管8
に供給される水は、水圧作動弁7の上流側の配管10内の
水を利用する構造となっているので、パイロット配管8
内の水圧(もしくは空気圧)を高低制御するための別の
水圧源(もしくは空気圧源)を設ける必要がなく、構造
的に簡単化されたものとなっている。
第2図及び第3図は、本実施例に使用される水圧作動
弁7の断面及び分解斜視図を示すものであって、ボンネ
ット15、スプリング16、ダイヤフラム17、Oリング18及
びボディ19によって構成されており、ダイヤフラム17に
は水圧作動弁7の上流側(第2図では左側)に当る位置
に、小口径の水路(特許請求の範囲第2項に記載の小孔
部に相当)20が穿設され、流入路21とパイロット配管用
流路22とはこの小口径の水路20を介して常時連通してい
る。また、ダイヤフラム17によってボディ19と仕切られ
ているボンネット15の内部空間が作動室24となってい
る。
すなわち、二方口パイロット電磁弁6が開の状態にあ
るとき、配水管10の水は水圧作動弁7の流入路21から入
り、小口径の水路20を経てパイロット配管8内に入り、
さらに二方口パイロット電磁弁6の開放口61から排水さ
れる。そのため、この場合にはパイロット配管8内及び
水圧作動弁7のボンネット15側の水圧が殆ど無くなり、
弁体であるダイヤフラム17が水圧によりスプリング16の
弾圧に抗して上方に押圧される結果、配水管19の水が流
出路23側に流出する。これとは逆に、二方口パイロット
電磁弁6が閉の状態にあるとき、該二方口パイロット電
磁弁6の開放口61から排水は行われない。そのため、二
方口パイロット電磁弁6の流入口からパイロット配管8
内を経て水圧作動弁7のボンネット15に至るまでの間は
水圧が高くなり、水圧作動弁7のダイヤフラム17がスプ
リング16の弾圧の助けを借りて下方に押圧される結果、
排水管10の水は水圧作動弁7の流入側でストップする。
このように、二方口パイロット電磁弁6を開制御する
と、パイロット配管8内の水は二方口パイロット電磁弁
6の開放口61から外部に排水されるので、パイロット配
管8内の水圧は確実に高圧から低圧(殆どゼロ)に切り
換わる。つまり、二方口パイロット電磁弁6を閉じたと
きのパイロット配管8内の水圧は高圧となり、二方口パ
イロット電磁弁6を開いたときのパイロット配管8内の
水圧は低圧となり、高圧と低圧との圧力差が十分に得ら
れる構造となっているので、水圧作動弁7を確実に開閉
制御することができる。
以下、同じようにして上記の開閉動作が繰り返される
が、何れの状態にあっても、パイロット配管8内は水で
常に満たされていることになる。
配水管10は、ゴルフ場等の場所では、第1図(a),
(b)に示す如く地中に埋設されるが、果実菜園等の場
合には地上に配設されることが多い。また、二方口パイ
ロット電磁弁6は、本実施例では地上に設置されること
から、パイロット配管8の一部が地上に露出した形状と
なっている。そして、この二方口パイロット電磁弁6
に、制御器1からの制御信号が与えられるようになって
いる。ただし、二方口パイロット電磁弁6は必ずしも地
上に設置される必要はなく、例えば開閉可能な蓋体が取
り付けられた地表近くの地下空間に設置されていてもよ
い。
また、撒水具(配水具)9は、例えば自動撒水制御装
置の場合は単に配水管10に連通するノズルからなるもの
の他、スプリンクラー等にも好適に用いられる。これら
撒水具9は、例えばゴルフ場の場合には、第6図に示す
ように、1コース当たり数十個から数百個程度配設され
る。
また、二方口パイロット電磁弁6の開閉制御を行う制
御器1は、撒水具9の近辺の任意の場所に設置され、バ
ッテリ4及び太陽電池5からなる独立した電力源と、後
述する主制御装置12からの信号を受信するアンテナ3を
備えた無線受信器2と具備して構成されている。制御器
1は、無線受信器2により受信した信号に基づいて二方
口パイロット電磁弁6の開閉制御を行うようになってお
り、制御器1と二方口パイロット電磁弁6とはリード線
lによって連結されている。二方口パイロット電磁弁6
は、公知のあらゆる構造のものが採用可能であって、制
御器1からの制御信号により電磁機構が働いて可動鉄心
を作動させ、弁の開閉を行うものである。
なお、電力源としては、バッテリ4単独であってもよ
い。また、二方口パイロット電磁弁6の開閉そのものに
要する動力は、上記電力源によらずとも、別途設備され
た動力源を利用するようにしてもよい。また、制御器1
は、撤水具9の1個又は複数個を制御する。
主制御装置12は、図示しない管理室内等に設けられ、
システム全体の動作制御を行うコンピュータ13と、コン
ピュータ13のデータを制御器1側に発信するための無線
発信器14とを具備している。
コンピュータ13は、図示は省略しているがプログラム
の制御等を行う演算装置と、キーボード、マウス、タッ
チパネル、ディスプレイ、プリンタ、通信ボード等から
なる入出力装置と、本システム全体の動作プログラムを
格納した主記憶装置と、二方口パイロット電磁弁6の開
閉操作等に関する個々の動作プログラムを格納した外部
記憶装置(例えばフロッピーディスク、固定ディスク、
光磁気ディスク、RAM、S−RAM、CD−ROM等)とで構成
されている。また、これら記憶装置に格納されたデータ
は、必要なときに、入出力装置を通じて出力されるよう
になっている。さらに、ソフトウェアについては、シス
テム全体をシーケンスコントロールするオンラインプロ
グラムと、データを新たに作成したり、修正を行うため
のオンラインプログラムとで構成されているので、必要
に応じて操作条件を修正することが可能である。
また、無線発信器14と無線受信器2との間を中継する
無線中継器11は、必要な場合にのみ設置される。例え
ば、ゴルフ場の場合には、山の頂上付近に設置され、山
の陰になる制御器1に対して、主制御装置12からのデー
タを中継する。すなわち、無線中継器11は自局のグルー
プコードを受信した場合に、そのグループ内の制御器1
に対して同様のデータを出力することにより、中継を行
うようになっている。
しかして、主制御装置12の無線発信器14から、二方口
パイロット電磁弁6の開閉を制御する制御信号が発信さ
れると、この発信信号は無線中継器11を経由して、対応
する制御器1の無線受信器2により受信される。制御器
1は、この受信された制御信号に従って二方口パイロッ
ト電磁弁6を開閉制御し、パイロット配管8の水圧を高
圧又は低圧に変動させる。そして、この水圧変動によっ
て水圧作動弁7を開閉制御し、配水管10からスプリンク
ラー等の撒水具9への水の供給又は供給停止の制御が行
われるものである。
次に、上記構成の自動配水制御弁システムの動作につ
いて説明する。
貯留タンク等の配水源16に接続されている配水管10と
パイロット配管8とは小口径の水路20によって連通状態
となっている。そこで、二方口パイロット電磁弁6が閉
じた状態となっている場合には、配水管10内の圧力は小
口径の水路20を経て水圧作動弁7のボンネット15及びパ
イロット配管8内に及ぶことになり、水圧作動弁7のダ
イヤフラム17はスプリング16の弾圧の助けを借りて下方
に押圧され、水圧作動弁7は閉じた状態に保たれる。
この状態において、主制御装置12の無線発信器14か
ら、二方口パイロット電磁弁6の開を指示する制御信号
が発信されると、この発信信号は向線中継器11を経由し
て、対応する制御器1の無線受信器2により受信され
る。制御器1は、この受信された制御信号に従って二方
口パイロット電磁弁6を開制御し、二方口パイロット電
磁弁6を開く。すなわち、水圧作動弁7の上流側の排水
管10内の水を該水圧作動弁7のボンネット15、パイロッ
ト配管8及び二方口パイロット電磁弁6の開放口61を通
じて外部に排水する。これによりパイロット配管8内の
水圧が低圧となるので、水圧作動弁7のボンネット15側
の水圧も低圧となり、ダイヤフラム17はスプリング16の
弾圧に抗して上方に押圧され、流出路23側に水が流出す
る。つまり、水圧作動弁7が開となり、配水管10内の水
は水圧作動弁7を通過してスプリンクラー9に達し撤水
される。
一方、制御装置12の無線発信器14から、二方口パイロ
ット電磁弁6の閉を指示する制御信号が発信されると、
この発信信号は無線中継器11を経由して、対応する制御
器1の無線受信器2により受信される。制御器1は、こ
の受信された制御信号に従って二方口パイロット電磁弁
6を閉制御し、二方口パイロット電磁弁6を閉じる。す
なわち、水圧作動弁7の上流側の配水管10内の水圧とパ
イロット配管8内の水圧と同じ水圧に保つ。これにより
ダイヤフラム17のボンネット15側及びパイロット配管8
内に流入路21側と同じ水圧がかかることになるので、ダ
イヤフラム17はスプリング16の弾圧の助けを借りて下方
に押圧され、水圧作動弁7が閉(第2図に示すような状
態)となって、配水管10内の水は水圧作動弁7でストッ
プされ、スプリンクラー9の撤水もストップするという
仕組みになっている。
本発明における水圧作動弁7が、二方口パイロット電
磁弁6及びパイロット配管8によって制御される機構
を、第5図によってさらに説明する。
すなわち、二方口パイロット電磁弁6が開であれば、
開放口61からのは排水によりパイロット配管8内の水圧
は殆ど無くなり、水圧作動弁7が開となる。逆に、二方
口パイロット電磁弁6が閉であれば、開放口61からの排
水は無く、パイロット配管8内の水圧が高くなり、水圧
作動弁7が閉となる。
なお、上記実施例では、水圧作動弁7において、流入
路21とパイロット配管用流路22とを小口径の水路20を介
して連通するように構成しているが、この小口径の水路
20の代りに、例えばボンネット部とボディ部とを第4図
に示すような小口径の導管20′で連結してもよい。要す
るに、流入路21とパイロット配管8とが何らかの形で連
通されていればよい。
(発明の効果) 本発明は、上記の通りの構成としたので、以下に示す
各効果を奏する。
(1)制御器と二方口パイロット電磁弁との間のリード
線以外は制御電線用の配線がないので、地中に埋設され
ている配水管のメンテナンスの際に、配水管と並べて埋
設されている配線を損傷するという事故が無く、また水
圧作動弁が電圧降下や絶縁不良等で動作しないといった
トラブルも一切無い。
(2)電気系統に落雷、誘雷等があって、損傷を受けた
としても、その箇所を点検するのが容易であり、補修作
業も土を掘り起こす必要が無いので簡単である。
(3)電気配線が地中に無く、地上にも殆ど無いので、
システムの施工に要する工期が短縮される。また、施工
後に於いて、配水場所等の天候、湿度等の不順により配
水量の調整、確認等の頻度が増大し、そのための補足工
事があったとしても、同じく工期が短くてすみ、土を掘
り起こす必要が無いので、例えばゴルフ場等の芝地を損
傷することも無くなる。
(4)二方口パイロット電磁弁及びパイロット配管内に
空気が入り難く、また空気が入っても水圧により容易に
排出できる構造であるから、残存空気によって水圧作動
弁の応答がにぶくなったり、ウォーターハンマーの様な
現象が起こることもなく、システム全体の信頼と機能が
高まる。
(5)二方口パイロット電磁弁として、電気信号による
二位置動作型を用いた場合は、瞬間的な通電のみで電磁
弁としての機能を発揮するので、撤水中も電磁弁に作動
エネルギーを与える必要が無く、電源容量を小型化出
来、独立した電力源を必要とする本発明に用いた場合に
著しい効果を発揮する。
(6)二方口パイロット電磁弁を開制御すると、パイロ
ット配管内の水が二方口パイロット電磁弁の他方の口か
ら外部に配水される構造としたので、パイロット配管内
の圧力を確実に高圧から低圧に切り換えることができ
る。つまり、二方口パイロット電磁弁を閉じたときのパ
イロット配管内の水圧は高圧となり、二方口パイロット
電磁弁を開いたときのパイロット配管内の水圧は低圧と
なり、高圧と低圧との圧力差が十分に得られる構造とな
っているので、水圧作動弁を確実に開閉制御することが
できる。
(7)水圧作動弁の上流側の配水管内の水をパイロット
配管内に供給する構造としたので、パイロット配管内の
水圧(もしくは空気圧)を高低制御するための別の水圧
源(もしくは空気源)を設ける必要がない。
(8)配線による接続は、制御器と二方口パイロット電
磁弁との間のみであり、制御器は二方口パイロット電磁
弁の近辺に配置されるので、制御器と二方口パイロット
電磁弁とを接続する配線(リード線)を必要最小限の長
さに抑えることができる。そのため、電気的なメンテナ
ンスは、制御器、その近辺に設置された二方口パイロッ
ト電磁弁、及びこれらを接続する短い配線(リード線)
のみでよいため、メンテナンス作業が容易なものとな
る。また、配線(リード線)が短くてすむので、誘雷の
心配がほとんど無い。さらに、電気系統各装置への落雷
等によって配線(リード線)等が損傷を受けた場合で
も、その損傷箇所の確認、補修作業が容易なものとな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は、本発明の一実施例を示す概略
説明図、第2図は、本発明に用いる水圧作動弁の一例を
示す断面図、第3図は、第2図に示す水圧作動弁の分解
斜視図、第4図は、水圧作動弁の他の一例を示す断面
図、第5図は、本発明における水圧作動弁が二方口パイ
ロット電磁弁及びパイロット配管によって制御される機
構を示す概略説明図、第6図は、本発明の自動配水制御
弁システムをゴルフ場に適用した場合の全体構成図、第
7図は、従来技術の例を示す概略図である。 1……制御器 2……無線受信器 6……二方口パイロット電磁弁 7……水圧作動弁 8……パイロット配管 9……スプリンクラー 10……配水管
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−118638(JP,A) 特開 昭53−56842(JP,A) 特開 昭63−310658(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定場所に設置される配水具と、 該配水具に接続される配水管と、 前記配水具近辺の配水管に取りつけられる水圧作動弁
    と、 該水圧作動弁に一端が接続されたパイロット配管と、 該パイロット配管の他端に一方の口が接続され、他方の
    口が開放口となっている二方口パイロット電磁弁と、 該二方口パイロット電磁弁の近辺に取りつけられ、該二
    方口パイロット電磁弁を開閉制御する制御器とからな
    り、 該制御器からの開制御信号に基づき、前記二方口パイロ
    ット電磁弁を開制御して、前記水圧作動弁の上流側の配
    水管内の水を前記パイロット配管及び前記二方口パイロ
    ット電磁弁の他方の口を通じて外部に排水することによ
    り、前記水圧作動弁を開いて前記配水具から撒水を開始
    させ、 前記制御器からの閉制御信号に基づき、前記二方口パイ
    ロット電磁弁を閉制御して、前記水圧作動弁の上流側の
    配水管内の水を前記パイロット配管内に充満させて該パ
    イロット配管内の水圧を高くすることにより、前記水圧
    作動弁を閉じて前記配水具からの撒水を停止させること
    を特徴とする自動配水制御弁システム。
  2. 【請求項2】所定場所に設置される配水具と、 該配水具に接続される配水管と、 前記配水具近辺の配水管に取りつけられるとともに、パ
    イロット配管用流路が形成された作動室と流入路及び流
    出路とを有し、これら作動室と流入路及び流出路とを仕
    切るダイヤフラムがスプリングによって前記流入路と流
    出路とを閉じるように付勢されており、かつ前記作動室
    と前記流入路とが小孔部によって連通されてなる水圧作
    動弁と、 該水圧作動弁のパイロット配管用流路に一端が接続され
    たパイロット配管と、 該パイロット配管の他端に一方の口が接続され、他方の
    口が開放口となっている二方口パイロット電磁弁と、 該二方口パイロット電磁弁の近辺に取りつけられ、該二
    方口パイロット電磁弁を開閉制御する制御器とからな
    り、 該制御器からの開制御信号に基づき、前記二方口パイロ
    ット電磁弁を開制御にて、前記作動室から前記パイロッ
    ト配管を経て、前記二方口パイロット電磁弁の他方の口
    より外部に排水することにより、前記ダイヤフラムの上
    下に加わる差圧により前記ダイヤフラムを前記スプリン
    グの付勢力に抗して押し上げて前記水圧作動弁を開き、 前記制御器からの閉制御信号に基づき、前記二方口パイ
    ロット電磁弁を閉制御にて、前記水圧作動弁の上流側の
    配水管内の水が、該水圧作動弁の流入路、小孔部より作
    動室へ流入することにより、前記ダイヤフラムの上下に
    加わる差圧により、前記ダイヤフラムを前記スプリング
    の付勢力と相まって押し下げて前記水圧作動弁を閉じる
    ことを特徴とする自動配水制御弁システム。
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