JP2690321B2 - 不揮発性メモリの書換え方法及びその装置 - Google Patents

不揮発性メモリの書換え方法及びその装置

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JP2690321B2 JP10825688A JP10825688A JP2690321B2 JP 2690321 B2 JP2690321 B2 JP 2690321B2 JP 10825688 A JP10825688 A JP 10825688A JP 10825688 A JP10825688 A JP 10825688A JP 2690321 B2 JP2690321 B2 JP 2690321B2
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正文 永見
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株式会社カンセイ
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、マイクロコンピューターに対し、外付き
不揮発性メモリ内容の書換えを、外部よりのデータ操作
により行うことに関するものである。
【従来の技術】
従来の技術の例として、例えばマイクロコンピュータ
ーを備えた回路装置等をレンタル、或いはリースなどを
する場合、貸出時に使用時間やその他データの記憶内容
をリセットする必要があり、此のため現在はメモリを取
り替えるか、或いは内部データをROMライタを用いて所
定のものに書き換えるなどの方法を取っている。
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のマイクロコンピューターを備えた
レンタル用又はリース用の回路装置の場合は、使用毎に
外付き不揮発性メモリ自体を交換するか、もしくはこれ
に外部よりROMライターの様な装置によりデータを書き
換える構造となっているため、書換え操作が非常に煩雑
で、費用が掛かるばかりでなく、特定の技術者しか操作
をすることが出来ないと言う問題点があった。 この発明は、このような従来の問題点に着目してなさ
れたもので、外付き不揮発性メモリを制御するCPUの所
定のポートに、所定のアドレス、データ等を入力し、こ
れを不揮発性メモリに転送することによって、上記問題
点を解決することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
この発明は制御用CPUのA,B入出力ポート端子へコネク
タ(おす)を接続し、通常はA,B入出力ポート端子を所
定の論理に固定しておき、外付き不揮発性メモリへの書
換えの必要が生じた場合には、所定の組合せで接続ピン
が接続されてコード化されているコネクタ(めす)を手
持ち操作によりコネクタ(おす)に差し込んで、制御用
CPUのA,B入出力ポート端子の論理を変更し、しかる後、
制御用CPUにより、不揮発性メモリにデータを転送し、
その内容を書き換える作業を実行させるものである。
【作 用】
第1図及び第2図において不揮発性メモリ2が接続さ
れて制御用のCPU1のA,B入出力端子7は、受け側コネク
タ(おす)5により、通常A,Bポートはブルダウン抵抗
8、又はブルアップ抵抗9でそれぞれの端子が所定の論
理に固定されている。 ここで、接続ピンが所定の組合せで接続されてコード
化されているコネクタ(めす)3を受け側コネクタ(お
す)5に差し込むと、接続ピン(めす)4は、接続ピン
(おす)6に挿入され、A,B入出力ポート端子7は、接
続ピンを通して、コネクタ(めす)3にセットされてい
るコードに論理が固定され、そのコードに基づいて所定
のアドレス、データ、命令コード等の全て、又は何れか
の所定の情報をCPU1に入力し、CPU1によって所定のコー
ドと判定されたとき、上記外付き不揮発性メモリ2の記
憶内容を書き換える。
【第一実施例】
以下、この発明の一実施例を添付図面を参照して説明
する。 第1図及び第2図において、制御用CPU1のポートCの
7番端子C7は、通常ブルアップ抵抗8aによって、Hレベ
ルにバイアスされているが、コネクタ(めす)3が接続
されると、Lレベルに変わり、制御用CPU1のプログラム
のフローは、ポートA,ポートBの内容を読み取りその内
容に応じて、外付き不揮発性メモリ2の記憶内容を書き
換える。 例えば、ポートAをアドレス、ポートBをデータとす
ると、外付き不揮発性メモリ2のポートAアドレス(例
えば1A)に、ポートBデータ(例えばFA)を書き込む。
従って、外付き不揮発性メモリ2の内容は書き変わるこ
とになる。なお、これらのアドレスやデータの数値は、
制御用CPU1の内部処理で、必要に応じて加工することが
可能であって、上記の場合ではアドレス1Aに上位アドレ
スを追加して(1F1A)にするとか、又データ書き込みエ
リアを、(1F1A)から(1F2A)までと範囲を指定して、
データ(FA)を書き込むことが出来る。 この経過をフローチャート第5図に依って説明する。 ポートデータの読み取りステップ……ポートA,B,C及
び図示されない割込みポートの論理、すなわちL又はH
の状況を読み取る(ST1)。 コネクタ接続の有無ステップ……コネクタ(めす)3
がコネクタ(おす)5に接続されているか否かをポート
C7の論理の状況でチェックし、論理がLであれば接続さ
れていると判断する(ST2)。 コード処理ステップ……ポートBに入力されたデータ
を読取り、そのデータが所定のコードか否かをチェック
する(ST3)。このステップでコネクタ(めす)3が、
正規のものであるか否かをチェックする。 時間積算ステップ……例えば図示されない計時手段か
らのクロックパルスを計数することによって作業時間を
積算する(ST4)。 E2PROM(不揮発性メモリ2)のデータ更新ステップ…
…コネクタ(めす)3によってポートAに指定された不
揮発性メモリ2のアドレスに、ポートBに入力されたデ
ータを更新させる(ST5)。 表示ステップ……積算された時間を図示されない表示
器に表示する(ST6)。 次に上記構成の作用を説明する。 第1図において、電源が投入されると、プログラムは
所期設定ステップに進み、CPU1内のRAM等を初期設定
し、ポートデータの読取り、ステップ(ST1)で外部割
込みポートから時間情報を入力し、コネクタ接続の有無
ステップ(ST2)でコネクタ(めす)3がコネクタ(お
す)5に嵌合されていないことが判断され、この後時間
積算ステップ(ST4)で電源が投入されてからの時間を
積算し、表示ステップ(ST6)で表示し、ポートデータ
の読取りステップ(ST1)に戻る。ここで、コネクタ
(めす)3がコネクタ(おす)5に嵌合されている場
合、コネクタ(めす)3から供給されたコード情報が所
定コードか否かがコード対照ステップ(ST3)で判断さ
れ、正しいと判断されると、E2PROMのデータ更新ステッ
プ(ST5)で不揮発性メモリ2の記憶内容を例えばリセ
ットし、前述のステップ(ST4)及び(ST6)を介してポ
ートデータの読取りステップ(ST1)に戻る。また、コ
ード情報が正規のものでない場合には、コネクタ(お
す)5にコネクタ(めす)3が嵌合されていても不揮発
性メモリの記憶内容の書き換えは行なわず、前述のステ
ップ(ST4)及び(ST6)を介してポートデータの読取り
ステップ(ST1)に戻る。
【第二実施例】
この実施例は、第一実施例で説明した第1図におい
て、イグニッションスイッチ10を追加し、その出力を制
御CPU1に供給したもので、それによって第6図に示す如
く第5図に次のIGN.SW(イグニッションスイッチ)切換
回数の判定ステップ(ST7)を追加したものである。 IGN.SW切換回数の判定ステップ(ST7)……イグニッ
ションスイッチ10の操作回数を第2図の例えばポートC6
から読取り、イグニッションスイッチ10が所定時間内に
所定回数だけON,OFF操作されたか否かを判断し、正規の
操作がなされたと判断するとE2PROMのデータ更新ステッ
プ(ST5)に進み、また正規の操作でないと判断された
場合には、時間精算ステップ(ST4)に進む。 なお、上記実施例では、ポートC7の論理をコネクタ接
続の有無ステップ(ST2)でチェックし、コネクタ(お
す)5にコネクタ(めす)3が嵌合されたか否かを判断
していたが、このステップ(ST2)を用いずにINT(イン
タラプト)端子の論理をチェックし、例えば“H"から
“L"に論理が換った場合にコード対照ステップ(ST3)
に進むようにしてもよい。この場合、メインフローチャ
ートの中で不揮発性メモリ2の書き換え処理を行なわな
いので、処理速度に影響を与えず、不揮発性メモリ2の
誤操作の確率を低減できる。 また、上記2つの実施例の場合は、アドレスおよびデ
ータの2つのコード指定を行うものであるが、コネクタ
(めす)3の接続ピン4によって形成されるコードを不
揮発性メモリ2のオールクリア、オールセットなどの命
令に対応させてもよく、この場合、1つのコード指定で
すむので、ポート数を少なくて上記の如き記憶内容の書
き換えを実行することが出来る。命令セットを使用する
場合、コネクタ(めす)3を接続する前のポート設定
は、データ読み出しに設定して置くことで、制御用CPU1
の誤動作時のトラブルも防止できる。
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、CPUの複数の入出
力端子に受け側コネクタ接続して上記入出力端子を所定
の論理に固定しておき、上記CPUに接続された不揮発性
メモリの書き換えを行う場合に、所定の組合わせで接続
ピンが接続されてコード化されているコネクタを上記受
け側コネクタに差し込むことによって上記入出力端子の
論理を変更し、上記CPUから上記不揮発性メモリへデー
タを転送して該不揮発性メモリの記憶内容を書き換える
ように構成したので、CPUの入出力端子に接続された受
け側コネクタにコネクタを差し込むだけで、容易に不揮
発性メモリの書き換え操作を行うことができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例における構成図である。第
2図は一実施例におけるCPUの入出力ポートおよびコネ
クタの組合せ接続図である。第3図はインタラプトルー
チンの場合のシーケンス流れ図である。第4図は実施例
に示すデータ書換えルーチンのシーケンス流れ図であ
る。第5図は実施例の場合のフローチャートである。第
6図は変形例の場合のフローチャートである。 図において、1は制御用CPU、2は不揮発性メモリ、3
はコネクタ(めす)、4は接続ピン(めす)、5は受け
側コネクタ(おす)、6は接続ピン(おす)、7は入出
力ポート端子、8はポートA端子のレベルを固定するブ
ルダウン抵抗、8aはポートC端子用ブルダウン抵抗、9
はポートB端子のレベル固定用ブルアップ抵抗、10はイ
グニッションスイッチである。 なお、図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CPU(1)の複数の入出力端子(7)に受
    け側コネクタ(5)を接続して上記入出力端子(7)を
    所定の論理に固定しておき、上記CPU(1)に接続され
    た不揮発性メモリ(2)の書き換えを行う場合に、この
    書き換えに必要なアドレス、データ、命令コード等の上
    記CPUへの指示情報を所定の組合わせで接続ピン(4)
    が接続コード化されているコネクタ(3)を上記受け側
    コネクタ(5)に差し込むことによって上記入出力端子
    (7)の論理を変更し、上記CPU(1)から上記不揮発
    性メモリ(2)へデータを転送して該不揮発性メモリ
    (2)の記憶内容を書き換えることを特徴とする不揮発
    性メモリの書き換え方法。
  2. 【請求項2】複数の入出力端子(7)を有する、不揮発
    性メモリ(2)と接続されるCPU(1)と、上記入出力
    端子(7)に嵌合される受け側コネクタ(5)と、接続
    ピン(4)を介して上記受け側コネクタ(5)に差し込
    み可能に構成されたコネクタ(3)とを備え、上記受け
    側コネクタ(5)が上記入出力端子(7)と嵌合接続さ
    れることにより、該入出力端子(7)を所定の論理に固
    定され、上記コネクタ(3)が上記受け側コネクタ
    (5)に差し込まれることによって、所定の接続関係が
    組合わされコード化された接続ピン(4)が上記入出力
    端子(7)の論理を変更し、上記CPU(1)により上記
    不揮発性メモリ(2)へデータを転送させ、該不揮発性
    メモリ(2)の記憶内容を書き換えさせることを特徴と
    する不揮発性メモリの書き換え装置。
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JPS6129962A (ja) * 1984-07-20 1986-02-12 Ricoh Co Ltd 情報処理装置
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