JP2689026B2 - 車間距離警報装置 - Google Patents
車間距離警報装置Info
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- JP2689026B2 JP2689026B2 JP2413453A JP41345390A JP2689026B2 JP 2689026 B2 JP2689026 B2 JP 2689026B2 JP 2413453 A JP2413453 A JP 2413453A JP 41345390 A JP41345390 A JP 41345390A JP 2689026 B2 JP2689026 B2 JP 2689026B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車に搭載され、路
上で先行する車両との距離を無線信号により自動的に観
測して運転者に警報を表示する装置として利用する。こ
の明細書で「無線信号」には赤外線信号および電波信号
を含む。
上で先行する車両との距離を無線信号により自動的に観
測して運転者に警報を表示する装置として利用する。こ
の明細書で「無線信号」には赤外線信号および電波信号
を含む。
【０００２】
【従来の技術】車両前部に先行車両との間の距離を無線
信号により観測する前部センサを備え、この前部センサ
の出力および車速情報を入力し、先行車両との間の距離
が当該車速における許容値より短くなったときに警報出
力を送出するプログラム演算回路と、この警報出力を運
転席に表示する表示手段とを備えた車間距離警報装置
は、大型自動車で採用されている。
信号により観測する前部センサを備え、この前部センサ
の出力および車速情報を入力し、先行車両との間の距離
が当該車速における許容値より短くなったときに警報出
力を送出するプログラム演算回路と、この警報出力を運
転席に表示する表示手段とを備えた車間距離警報装置
は、大型自動車で採用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この従来装置は、先行
車両との間の距離が当該車速において十分であるか否か
の警報を発する装置であり、警報が送出されたときに運
転者がブレーキにより減速するか、車線を変更するかは
当然に運転者の判断にゆだねられているとしても、その
判断の助けとなるための情報を提供していない。この装
置を利用する顧客から、この警報と、車両の左右の状態
および後方の状態を併せて表示することの要望があっ
た。
車両との間の距離が当該車速において十分であるか否か
の警報を発する装置であり、警報が送出されたときに運
転者がブレーキにより減速するか、車線を変更するかは
当然に運転者の判断にゆだねられているとしても、その
判断の助けとなるための情報を提供していない。この装
置を利用する顧客から、この警報と、車両の左右の状態
および後方の状態を併せて表示することの要望があっ
た。
【０００４】本発明はこのような要望に答えるもので、
車間距離が接近したときに、車線変更が可能であるか否
かの情報を併せて表示することができる車間距離警報装
置を提供することを目的とする。なお、この装置が提供
する車線変更が可能であるか否かの情報は、あくまで機
械による一つの観測情報であって、運転者の判断の助け
とするものであり、この情報が運転者の判断の基礎とな
る唯一の情報として扱うようには構成されていない。
車間距離が接近したときに、車線変更が可能であるか否
かの情報を併せて表示することができる車間距離警報装
置を提供することを目的とする。なお、この装置が提供
する車線変更が可能であるか否かの情報は、あくまで機
械による一つの観測情報であって、運転者の判断の助け
とするものであり、この情報が運転者の判断の基礎とな
る唯一の情報として扱うようには構成されていない。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両前部に先
行車両との間の距離を無線信号により観測する前部セン
サを備え、この前部センサの出力および車速情報を入力
し、先行車両との間の距離が当該車速における許容値よ
り短くなったときに警報出力を送出するプログラム演算
回路と、この警報出力を運転席に表示する表示手段とを
備えた車間距離警報装置において、車両左側部、右側部
および後部にそれぞれ無線信号により障害物の有無を検
出する左側部センサ、右側部センサおよび後部センサを
備え、前記プログラム演算回路は、前記先行車両との間
の距離が当該車速における許容値より短くなったことを
検出したときに回避動作が必要であるか否かを判定する
手段と、前記左側部センサ、右側部センサおよび後部セ
ンサの出力を入力する手段と、先行車両に対する回避動
作が必要と判定したときに前記各センサの出力から車線
変更の可否を演算する手段と、前記警報出力の送出に併
せて演算された車線変更の可否情報を送出する手段とを
備え、前記表示手段には、この車線変更の可否情報を表
示し車線変更否の場合には減速すべき旨運転者に対して
音声で通知する手段を含むことを特徴とする。
行車両との間の距離を無線信号により観測する前部セン
サを備え、この前部センサの出力および車速情報を入力
し、先行車両との間の距離が当該車速における許容値よ
り短くなったときに警報出力を送出するプログラム演算
回路と、この警報出力を運転席に表示する表示手段とを
備えた車間距離警報装置において、車両左側部、右側部
および後部にそれぞれ無線信号により障害物の有無を検
出する左側部センサ、右側部センサおよび後部センサを
備え、前記プログラム演算回路は、前記先行車両との間
の距離が当該車速における許容値より短くなったことを
検出したときに回避動作が必要であるか否かを判定する
手段と、前記左側部センサ、右側部センサおよび後部セ
ンサの出力を入力する手段と、先行車両に対する回避動
作が必要と判定したときに前記各センサの出力から車線
変更の可否を演算する手段と、前記警報出力の送出に併
せて演算された車線変更の可否情報を送出する手段とを
備え、前記表示手段には、この車線変更の可否情報を表
示し車線変更否の場合には減速すべき旨運転者に対して
音声で通知する手段を含むことを特徴とする。
【０００６】前記車線変更の可否情報は、左および右が
それぞれ各別に演算され、表示される。
それぞれ各別に演算され、表示される。
【０００７】
【作用】前部センサ、左側部センサ、右側部センサ、お
よび後部センサそれぞれが検出した出力を受け、これら
の検出出力に基づき車線変更の可否を演算する。この演
算により先行車両、左右走行車両、および後続車両との
間のいずれかの距離が当該車速における許容値より短く
なったことが確認されたときに、運転席の表示手段に警
報を出力表示するとともに、車線変更の可否情報を表示
する。
よび後部センサそれぞれが検出した出力を受け、これら
の検出出力に基づき車線変更の可否を演算する。この演
算により先行車両、左右走行車両、および後続車両との
間のいずれかの距離が当該車速における許容値より短く
なったことが確認されたときに、運転席の表示手段に警
報を出力表示するとともに、車線変更の可否情報を表示
する。
【０００８】これにより、前後左右を走行している車両
との車間距離の状態を常時運転者に通知することがで
き、その情報に対応した運転操作を行わせ安全走行を維
持させることができる。
との車間距離の状態を常時運転者に通知することがで
き、その情報に対応した運転操作を行わせ安全走行を維
持させることができる。
【０００９】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。図１は本発明実施例の構成を示すブロック図、図２
は本発明実施例におけるセンサの障害物検出の状況を示
す平面図である。
る。図１は本発明実施例の構成を示すブロック図、図２
は本発明実施例におけるセンサの障害物検出の状況を示
す平面図である。
【００１０】本発明実施例は、車両前部に先行車両との
間の距離を無線信号により観測する前部センサ１を備
え、この前部センサ１の出力および車速センサ５からの
車速情報を入力し、先行車両との間の距離が当該車速に
おける許容値より短くなったときに警報出力を送出する
プログラム演算回路６と、この警報出力を運転席に表示
する表示手段７とを備え、さらに、本発明の特徴とし
て、車両左側部、右側部および後部にそれぞれ無線信号
により障害物の有無を検出する左側部センサ２、右側部
センサ３、および後部センサ４を備え、プログラム演算
回路６は、左側部センサ２、右側部センサ３、および後
部センサ４の出力を入力する入力手段61と、これら各セ
ンサの出力から車線変更の可否を演算する演算手段62
と、警報出力の送出に併せて演算された車線変更の可否
情報を送出する送出手段63とを備え、表示手段７には、
この車線変更の可否情報を併せて表示する手段を含み、
車線変更の可否情報は、左および右がそれぞれ各別に演
算されて、表示され、表示手段７には、音声表示手段71
および光学的表示手段72を含み、さらに、音声表示手段
71には音声デコーダ71a 、アンプ71b 、およびスピーカ
71c を含み、光学的表示手段72には車両の左側および右
側への車線変更情報を各別に表示する手段を含む。
間の距離を無線信号により観測する前部センサ１を備
え、この前部センサ１の出力および車速センサ５からの
車速情報を入力し、先行車両との間の距離が当該車速に
おける許容値より短くなったときに警報出力を送出する
プログラム演算回路６と、この警報出力を運転席に表示
する表示手段７とを備え、さらに、本発明の特徴とし
て、車両左側部、右側部および後部にそれぞれ無線信号
により障害物の有無を検出する左側部センサ２、右側部
センサ３、および後部センサ４を備え、プログラム演算
回路６は、左側部センサ２、右側部センサ３、および後
部センサ４の出力を入力する入力手段61と、これら各セ
ンサの出力から車線変更の可否を演算する演算手段62
と、警報出力の送出に併せて演算された車線変更の可否
情報を送出する送出手段63とを備え、表示手段７には、
この車線変更の可否情報を併せて表示する手段を含み、
車線変更の可否情報は、左および右がそれぞれ各別に演
算されて、表示され、表示手段７には、音声表示手段71
および光学的表示手段72を含み、さらに、音声表示手段
71には音声デコーダ71a 、アンプ71b 、およびスピーカ
71c を含み、光学的表示手段72には車両の左側および右
側への車線変更情報を各別に表示する手段を含む。
【００１１】次に、このように構成された本発明実施例
の動作について説明する。図３は本発明実施例における
プログラム演算回路の動作の流れを示す流れ図である。
の動作について説明する。図３は本発明実施例における
プログラム演算回路の動作の流れを示す流れ図である。
【００１２】プログラム演算回路６の入力手段61は、前
部センサ１、左側部センサ２、右側部センサ３、および
後部センサ４から送出された検出出力と、車速センサ５
から送出された車速情報とを入力し演算手段（ＣＰＵ）
62に送出する。演算手段 (ＣＰＵ) 62は、入力信号に基
づき、まず、先行車両との間の当該車速における相対距
離を演算し、先行車両との距離があらかじめ定められた
許容値以下であるか否かを判断する。
部センサ１、左側部センサ２、右側部センサ３、および
後部センサ４から送出された検出出力と、車速センサ５
から送出された車速情報とを入力し演算手段（ＣＰＵ）
62に送出する。演算手段 (ＣＰＵ) 62は、入力信号に基
づき、まず、先行車両との間の当該車速における相対距
離を演算し、先行車両との距離があらかじめ定められた
許容値以下であるか否かを判断する。
【００１３】許容値以下でなければ車間距離が保たれて
いるので処理動作を終了する。許容値以下であればその
時点での状況により回避動作が必要であるか否かを判断
する。これは、運転者があらかじめ押ボタンにより設定
するもので、補助警報を必要とする場合には、押ボタン
が押されている。
いるので処理動作を終了する。許容値以下であればその
時点での状況により回避動作が必要であるか否かを判断
する。これは、運転者があらかじめ押ボタンにより設定
するもので、補助警報を必要とする場合には、押ボタン
が押されている。
【００１４】先行車両の車速などの関係で回避動作が必
要でないときには処理動作を終了し、回避動作が必要で
あるときには、左側、右側、および後続の車両との間の
当該車速における相対距離を演算し、車線を変更するこ
とが可能であるか否かを判断する。
要でないときには処理動作を終了し、回避動作が必要で
あるときには、左側、右側、および後続の車両との間の
当該車速における相対距離を演算し、車線を変更するこ
とが可能であるか否かを判断する。
【００１５】車線変更が可能であると判断されたときに
は、「変更可能」を表示手段７の光学的表示手段72に表
示するとともに、音声表示手段71を介してその旨を運転
者に通知する。光学的表示手段72に表示される車線変更
可能情報は左側および右側を各別にして表示する。
は、「変更可能」を表示手段７の光学的表示手段72に表
示するとともに、音声表示手段71を介してその旨を運転
者に通知する。光学的表示手段72に表示される車線変更
可能情報は左側および右側を各別にして表示する。
【００１６】車線変更が不可能であると判断されたとき
には、表示手段７の音声表示手段71を介してブレーキで
減速するよう制動操作を促す。
には、表示手段７の音声表示手段71を介してブレーキで
減速するよう制動操作を促す。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、左
右両側部および後方についても車両その他の障害物を検
出するセンサを設け、先行車両との距離の接近を示す警
報を表示するとともに、先行車両との距離が許容値以下
に接近し先行車両に対する回避動作が必要であると判断
したときは、左右および後方の状況を判断して車線変更
の可否を運転席に表示するので、運転者に適切な回避を
実行させ、安全走行を維持させることができる効果があ
る。特に高速走行時の車線変更は緊急時でなくても危険
が多いため、本発明は先行車両との距離が詰まったとき
に衝突回避のための車線変更の判断の助けとなり、安全
性の向上に有効である。
右両側部および後方についても車両その他の障害物を検
出するセンサを設け、先行車両との距離の接近を示す警
報を表示するとともに、先行車両との距離が許容値以下
に接近し先行車両に対する回避動作が必要であると判断
したときは、左右および後方の状況を判断して車線変更
の可否を運転席に表示するので、運転者に適切な回避を
実行させ、安全走行を維持させることができる効果があ
る。特に高速走行時の車線変更は緊急時でなくても危険
が多いため、本発明は先行車両との距離が詰まったとき
に衝突回避のための車線変更の判断の助けとなり、安全
性の向上に有効である。
【図１】 本発明実施例の構成を示すブロック図。
【図２】 本発明実施例におけるセンサの障害物検出の
状況を示す平面図。
状況を示す平面図。
【図３】 本発明実施例におけるプログラム演算回路の
動作の流れを示す流れ図。
動作の流れを示す流れ図。
１ 前部センサ ２ 左側部センサ ３ 右側部センサ ４ 後部センサ ５ 車速センサ ６ プログラム演算回路 ７ 表示手段 61 入力手段 62 演算手段 63 送出手段 71 音声表示手段 71a 音声デコーダ 71b アンプ 71c スピーカ 72 光学的表示手段
Claims (2)
- 【請求項１】 車両前部に先行車両との間の距離を無線
信号により観測する前部センサを備え、 この前部センサの出力および車速情報を入力し、先行車
両との間の距離が当該車速における許容値より短くなっ
たときに警報出力を送出するプログラム演算回路と、 この警報出力を運転席に表示する表示手段とを備えた車
間距離警報装置において、 車両左側部、右側部および後部にそれぞれ無線信号によ
り障害物の有無を検出する左側部センサ、右側部センサ
および後部センサを備え、 前記プログラム演算回路は、前記先行車両との間の距離
が当該車速における許容値より短くなったことを検出し
たときに回避動作が必要であるか否かを判定する手段
と、前記左側部センサ、右側部センサおよび後部センサ
の出力を入力する手段と、先行車両に対する回避動作が
必要と判定したときに前記各センサの出力から車線変更
の可否を演算する手段と、前記警報出力の送出に併せて
演算された車線変更の可否情報を送出する手段とを備
え、 前記表示手段には、この車線変更の可否情報を表示し車
線変更否の場合には減速すべき旨運転者に対して音声で
通知する手段を含むことを特徴とする車間距離警報装
置。 - 【請求項２】 前記車線変更の可否情報は、左および右
がそれぞれ各別に演算され、表示される請求項１記載の
車間距離警報装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2413453A JP2689026B2 (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | 車間距離警報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2413453A JP2689026B2 (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | 車間距離警報装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04221245A JPH04221245A (ja) | 1992-08-11 |
| JP2689026B2 true JP2689026B2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=18522088
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2413453A Expired - Fee Related JP2689026B2 (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | 車間距離警報装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2689026B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10282233A (ja) * | 1997-04-07 | 1998-10-23 | Honda Motor Co Ltd | 車両の障害物検出装置 |
| KR100446125B1 (ko) * | 2001-08-22 | 2004-08-30 | 주식회사 현대오토넷 | 차량의 전, 후방 감지장치 |
| CN113614807B (zh) * | 2019-03-15 | 2023-09-19 | 本田技研工业株式会社 | 车辆通信装置和存储有程序的计算机可读非暂时性存储介质 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58199237A (ja) * | 1982-05-14 | 1983-11-19 | Nippon Denso Co Ltd | 車間距離表示装置 |
| JPS6338056A (ja) * | 1986-08-01 | 1988-02-18 | Hitachi Ltd | 自動車用事故防止装置 |
| JPH02197448A (ja) * | 1989-01-27 | 1990-08-06 | Yoshimitsu Takase | 車間距離制御装置 |
-
1990
- 1990-12-21 JP JP2413453A patent/JP2689026B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04221245A (ja) | 1992-08-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |