JP2687990B2 - スクラップ処理設備 - Google Patents
スクラップ処理設備Info
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- JP2687990B2 JP2687990B2 JP5262423A JP26242393A JP2687990B2 JP 2687990 B2 JP2687990 B2 JP 2687990B2 JP 5262423 A JP5262423 A JP 5262423A JP 26242393 A JP26242393 A JP 26242393A JP 2687990 B2 JP2687990 B2 JP 2687990B2
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- Loading Or Unloading Of Vehicles (AREA)
- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
- Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はスクラップを地上のコン
テナ又はトラックへ自動的に搬送するスクラップ処理設
備に関する。
テナ又はトラックへ自動的に搬送するスクラップ処理設
備に関する。
【０００２】
【従来の技術】酸洗ライン、スリッタライン、シャーラ
イン等で鋼板の縁を切断して形状を調整する（このこと
を「トリミング」という）。このトリミングでトリム屑
と称するスクラップが発生しするので、スクラップ処理
設備で速かにスクラップをライン外へ排出する必要があ
る。処理される鋼板が薄板の場合は、スクラップは紐状
となるので、運搬等を考慮してスクラップボーラと称す
るスクラップ巻取り装置にて、適当な大きさのスクラッ
プ巻玉（以下「スクラップ玉」と記す。）とする。
イン等で鋼板の縁を切断して形状を調整する（このこと
を「トリミング」という）。このトリミングでトリム屑
と称するスクラップが発生しするので、スクラップ処理
設備で速かにスクラップをライン外へ排出する必要があ
る。処理される鋼板が薄板の場合は、スクラップは紐状
となるので、運搬等を考慮してスクラップボーラと称す
るスクラップ巻取り装置にて、適当な大きさのスクラッ
プ巻玉（以下「スクラップ玉」と記す。）とする。
【０００３】例えば実開昭６２−１２４９３３号公報の
スクラップ搬送装置は、サイドトリマ２にてストリップ
１からスクラップ５を切除し、このスクラップ５を地下
のトンネルを介して、地下のスクラップボーラ６に送
り、そこでスクラップ玉１０にし、このスクラップ玉１
０をトラックで搬出するものである（第１図）。又は、
上記公報第２図に示される通り、ピットクレーン１２で
地下のスクラップ玉１０を地上へ吊り上げるものであ
る。
スクラップ搬送装置は、サイドトリマ２にてストリップ
１からスクラップ５を切除し、このスクラップ５を地下
のトンネルを介して、地下のスクラップボーラ６に送
り、そこでスクラップ玉１０にし、このスクラップ玉１
０をトラックで搬出するものである（第１図）。又は、
上記公報第２図に示される通り、ピットクレーン１２で
地下のスクラップ玉１０を地上へ吊り上げるものであ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記技術で、トラック
を使用するものでは、トラックを地下のスクラックボー
ラ６まで導くための傾斜トンネルが必要であり、その傾
斜をあまり急にすることはできないので、傾斜トンネル
は長くなり、傾斜トンネルの建造費が嵩む。又、ピット
クレーンを使用するものでは、玉掛け要員を地下及び地
上に配置する必要があり、クレーンのオペレータ（運転
者）も必要であるから、多数の人員を要し、しかもその
作業は危険性を伴う。そこで、本発明の目的はトラック
用の傾斜トンネルを廃止でき、しかも玉掛け作業をも要
しないスクラップ処理設備を提供することにある。
を使用するものでは、トラックを地下のスクラックボー
ラ６まで導くための傾斜トンネルが必要であり、その傾
斜をあまり急にすることはできないので、傾斜トンネル
は長くなり、傾斜トンネルの建造費が嵩む。又、ピット
クレーンを使用するものでは、玉掛け要員を地下及び地
上に配置する必要があり、クレーンのオペレータ（運転
者）も必要であるから、多数の人員を要し、しかもその
作業は危険性を伴う。そこで、本発明の目的はトラック
用の傾斜トンネルを廃止でき、しかも玉掛け作業をも要
しないスクラップ処理設備を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本発明は、トリミング処理で鋼板から切り取られたスク
ラップを屋内の地下で巻玉に成形するスクラップ巻取り
装置と、スクラップ巻取り装置で成形されたスクラップ
玉を転がしながら屋外の地下へ案内する第１スクラップ
玉案内装置と、案内されたスクラップ玉を屋外の地上の
所望のレベルへ持上げるスクラップ玉リフト装置と、上
位位置のスクラップ玉を転がしながら建屋から遠ざかる
方向へ案内する第２スクラップ玉案内装置と、案内され
たスクラップ玉の外周面を掴み、建屋に平行に移動する
トング式移動装置と、トング式移動装置から受けたスク
ラップ玉を建屋から遠ざかる方向へ案内してスクラップ
玉コンテナまたはトラック荷台に臨ませる第３スクラッ
プ玉案内装置とからスクラップ処理設備を構成する。
本発明は、トリミング処理で鋼板から切り取られたスク
ラップを屋内の地下で巻玉に成形するスクラップ巻取り
装置と、スクラップ巻取り装置で成形されたスクラップ
玉を転がしながら屋外の地下へ案内する第１スクラップ
玉案内装置と、案内されたスクラップ玉を屋外の地上の
所望のレベルへ持上げるスクラップ玉リフト装置と、上
位位置のスクラップ玉を転がしながら建屋から遠ざかる
方向へ案内する第２スクラップ玉案内装置と、案内され
たスクラップ玉の外周面を掴み、建屋に平行に移動する
トング式移動装置と、トング式移動装置から受けたスク
ラップ玉を建屋から遠ざかる方向へ案内してスクラップ
玉コンテナまたはトラック荷台に臨ませる第３スクラッ
プ玉案内装置とからスクラップ処理設備を構成する。
【０００６】
【作用】スクラップ巻取り装置と第１スクラップ玉案内
装置を地下に、第２スクラップ玉案内装置とトング式移
動装置と第３スクラップ案内装置を地上に配置したの
で、スクラップ玉をスクラップ玉リフト装置で地下から
地上に持上げ、その後、トング式移動装置と第３スクラ
ップ案内装置にてスクラップ玉をコンテナまたはトラッ
ク荷台へ移動せしめる。一連の工程の無人化が可能であ
る。また、第２スクラップ玉案内装置のスクラップ玉を
トングで掴んで建屋に平行に移動した後、第３スクラッ
プ玉案内装置に載せるようにしたので、第２スクラップ
玉案内装置に対して、第３スクラップ玉案内装置を自由
に位置決めすることができる。すなわち、トラックなど
での搬出に便利な位置に第３スクラップ玉案内装置を置
くことができるから、設備のレイアウトの自由度は極め
て大きくなる。
装置を地下に、第２スクラップ玉案内装置とトング式移
動装置と第３スクラップ案内装置を地上に配置したの
で、スクラップ玉をスクラップ玉リフト装置で地下から
地上に持上げ、その後、トング式移動装置と第３スクラ
ップ案内装置にてスクラップ玉をコンテナまたはトラッ
ク荷台へ移動せしめる。一連の工程の無人化が可能であ
る。また、第２スクラップ玉案内装置のスクラップ玉を
トングで掴んで建屋に平行に移動した後、第３スクラッ
プ玉案内装置に載せるようにしたので、第２スクラップ
玉案内装置に対して、第３スクラップ玉案内装置を自由
に位置決めすることができる。すなわち、トラックなど
での搬出に便利な位置に第３スクラップ玉案内装置を置
くことができるから、設備のレイアウトの自由度は極め
て大きくなる。
【０００７】
【実施例】本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に
説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図１は本発明に係るスクラップ処理設備の全体構成図で
あり、スクラップ処理設備１はトリミング装置２，２で
鋼板から切り取られたスクラップ３を巻玉に成形するス
クラップ巻取り装置１０と、スクラップ巻取り装置１０
で成形されたスクラップ玉ＳＢを次の装置へ案内する第
１スクラップ玉案内装置１５と、案内されたスクラップ
玉ＳＢを地上の所望のレベルへ持上げるスクラップ玉リ
フト装置２０と、地上のスクラップ玉ＳＢを次の装置へ
案内する第２スクラップ玉案内装置３５と、案内された
スクラップ玉ＳＢを掴み、次の装置まで移動するトング
式移動装置５０と、トング式移動装置５０から受けたス
クラップ玉ＳＢをスクラップ玉コンテナ８０またはトラ
ック荷台まで移送する第３スクラップ玉案内装置６５と
からなる。図中、４は建屋、５は地上面、６は地下ピッ
トである。
説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図１は本発明に係るスクラップ処理設備の全体構成図で
あり、スクラップ処理設備１はトリミング装置２，２で
鋼板から切り取られたスクラップ３を巻玉に成形するス
クラップ巻取り装置１０と、スクラップ巻取り装置１０
で成形されたスクラップ玉ＳＢを次の装置へ案内する第
１スクラップ玉案内装置１５と、案内されたスクラップ
玉ＳＢを地上の所望のレベルへ持上げるスクラップ玉リ
フト装置２０と、地上のスクラップ玉ＳＢを次の装置へ
案内する第２スクラップ玉案内装置３５と、案内された
スクラップ玉ＳＢを掴み、次の装置まで移動するトング
式移動装置５０と、トング式移動装置５０から受けたス
クラップ玉ＳＢをスクラップ玉コンテナ８０またはトラ
ック荷台まで移送する第３スクラップ玉案内装置６５と
からなる。図中、４は建屋、５は地上面、６は地下ピッ
トである。
【０００８】前記スクラップ巻取り装置１０は、スタン
ド１１に回転軸１２とプレスロール１３と油圧シリンダ
１４とを備え、回転軸１２にスクラップ３をプレスロー
ル１３で押圧しつつ巻取る装置である。前記第１スクラ
ップ玉案内装置１５は傾斜テーブルであり、スクラップ
玉ＳＢを案内するものである。スクラップ玉リフト装置
２０以降の装置については別図にて構成を詳しく説明す
る。
ド１１に回転軸１２とプレスロール１３と油圧シリンダ
１４とを備え、回転軸１２にスクラップ３をプレスロー
ル１３で押圧しつつ巻取る装置である。前記第１スクラ
ップ玉案内装置１５は傾斜テーブルであり、スクラップ
玉ＳＢを案内するものである。スクラップ玉リフト装置
２０以降の装置については別図にて構成を詳しく説明す
る。
【０００９】図２は本発明に係るスクラップ玉リフト装
置図であり、スクラップ玉リフト装置２０は地上に起設
された鋼製タワー２１、このタワー２１から地下まで垂
下されたレール２２…（図面左右および表裏方向に合計
４本。…は複数を示す。）、これらレール２２…でフリ
ーロール２３…を介して案内されるバケット２４、この
バケット２４を昇降するためのチェーン２５，スプロケ
ット２６，減速機付きモータ２７，カウンタウエイト２
８、地下に常設された受けブラケット２９、地上に設け
られた開閉扉３１及びリミットスイッチ，近接スイッチ
又は光電スイッチ等のスイッチ手段（図示せず）とから
なる。
置図であり、スクラップ玉リフト装置２０は地上に起設
された鋼製タワー２１、このタワー２１から地下まで垂
下されたレール２２…（図面左右および表裏方向に合計
４本。…は複数を示す。）、これらレール２２…でフリ
ーロール２３…を介して案内されるバケット２４、この
バケット２４を昇降するためのチェーン２５，スプロケ
ット２６，減速機付きモータ２７，カウンタウエイト２
８、地下に常設された受けブラケット２９、地上に設け
られた開閉扉３１及びリミットスイッチ，近接スイッチ
又は光電スイッチ等のスイッチ手段（図示せず）とから
なる。
【００１０】３２は開閉扉３１を開閉するためのシリン
ダである。バケット２４は最下位置で第１スクラップ玉
案内装置１５の出口に臨み、最上位置で第２スクラップ
玉案内装置３５の出口に臨む。
ダである。バケット２４は最下位置で第１スクラップ玉
案内装置１５の出口に臨み、最上位置で第２スクラップ
玉案内装置３５の出口に臨む。
【００１１】図３は本発明の第２スクラップ玉案内装置
及びトング式移動装置を示す図であり、第２スクラップ
玉案内装置３５は鋼製フレーム３６上に傾斜テーブル３
７をピン３８で係止し、揺動シリンダ３９で上下するよ
うに構成したものである。４１はストッパブロックであ
る。また、トング式移動装置５０はガーダ５１，５１の
レール５２，５２上を水平に図面表裏方向に移動する移
動台車５３と、車輪５４…を回転する走行モータ５５
と、前記移動台車５３に開閉自在に係止されたトング爪
５６，５６と、これらトング爪５６，５６をリンク５７
を介して開閉するトング開閉電動シリンダ５８とからな
る。なお、「トング」は語源的には火ばしを指し、鋼塊
（インゴット）等を吊り上げる爪（いわゆる蟹爪）を表
わす。
及びトング式移動装置を示す図であり、第２スクラップ
玉案内装置３５は鋼製フレーム３６上に傾斜テーブル３
７をピン３８で係止し、揺動シリンダ３９で上下するよ
うに構成したものである。４１はストッパブロックであ
る。また、トング式移動装置５０はガーダ５１，５１の
レール５２，５２上を水平に図面表裏方向に移動する移
動台車５３と、車輪５４…を回転する走行モータ５５
と、前記移動台車５３に開閉自在に係止されたトング爪
５６，５６と、これらトング爪５６，５６をリンク５７
を介して開閉するトング開閉電動シリンダ５８とからな
る。なお、「トング」は語源的には火ばしを指し、鋼塊
（インゴット）等を吊り上げる爪（いわゆる蟹爪）を表
わす。
【００１２】図示する通り前記傾斜テーブル３７の先端
部に凹部３７ａが形成され、この凹部３７ａにスクラッ
プ玉ＳＢが載るようになっている。この状態で揺動シリ
ンダ３９の作用で傾斜テーブル３７を上げ、スクラップ
玉ＳＢを想像線の位置まで上げればトング爪５６，５６
でスクラップ玉ＳＢを把持することができる。なお、そ
の前にスクラップ玉ＳＢは傾斜テーブル３７上を転がり
落ちる。この際にはトング爪５６，５６は図面表裏方向
に退避しているのでスクラップ玉ＳＢがトング爪５６，
５６に衝突する心配はない。
部に凹部３７ａが形成され、この凹部３７ａにスクラッ
プ玉ＳＢが載るようになっている。この状態で揺動シリ
ンダ３９の作用で傾斜テーブル３７を上げ、スクラップ
玉ＳＢを想像線の位置まで上げればトング爪５６，５６
でスクラップ玉ＳＢを把持することができる。なお、そ
の前にスクラップ玉ＳＢは傾斜テーブル３７上を転がり
落ちる。この際にはトング爪５６，５６は図面表裏方向
に退避しているのでスクラップ玉ＳＢがトング爪５６，
５６に衝突する心配はない。
【００１３】図４は本発明に係る第３スクラップ玉案内
装置図であり、第３スクラップ玉案内装置６５は鋼製フ
レーム６６上に、溝型レール６７，６７を取付け、これ
ら溝型レール６７，６７に計４個のフリーロール６８…
を係合した状態でスライダ６９を水平移動自在に取付
け、このスライダ６９の先端にＶ字受け７１を傾動可能
に取付け、このＶ字受け７１を傾動する傾動シリンダ７
２をスライダ６９に取付け、更にスライダ６９の側面に
ラック７３を取付け、このラック７３に噛合するピニオ
ン７４をモータ７５とともに鋼製フレーム６６に取付け
てなる。
装置図であり、第３スクラップ玉案内装置６５は鋼製フ
レーム６６上に、溝型レール６７，６７を取付け、これ
ら溝型レール６７，６７に計４個のフリーロール６８…
を係合した状態でスライダ６９を水平移動自在に取付
け、このスライダ６９の先端にＶ字受け７１を傾動可能
に取付け、このＶ字受け７１を傾動する傾動シリンダ７
２をスライダ６９に取付け、更にスライダ６９の側面に
ラック７３を取付け、このラック７３に噛合するピニオ
ン７４をモータ７５とともに鋼製フレーム６６に取付け
てなる。
【００１４】第３スクラップ玉案内装置６５は、ピニオ
ン・ラック７４，７３の作用によりスライダ７１が大き
く水平移動すること、及び随時Ｖ字受け７１が水平状態
（図の実線）から傾動状態（図の想像線）へ傾動可能で
あることを特徴とする。
ン・ラック７４，７３の作用によりスライダ７１が大き
く水平移動すること、及び随時Ｖ字受け７１が水平状態
（図の実線）から傾動状態（図の想像線）へ傾動可能で
あることを特徴とする。
【００１５】図５は本発明に係るトング式移動装置、第
３スクラップ玉案内装置およびスクラップ玉コンテナの
配置を示す側面図、図６は同平面図である。図５に示す
通り、後退位置でのＶ字受け７１にトング式移動装置５
０のセンタが合致し、また前進位置でのＶ字受け７１の
下方にスクラップ玉コンテナ８０が配置される。図６に
示す通り、トング式移動装置５０のガーダ５１，５１の
長手方向に第３スクラップ玉案内装置６５、第１スクラ
ップ玉コンテナ８１、第２スクラップ玉コンテナ８２が
順に配置され、これらを移動台車５３が往復矢印のとお
りに移動する。
３スクラップ玉案内装置およびスクラップ玉コンテナの
配置を示す側面図、図６は同平面図である。図５に示す
通り、後退位置でのＶ字受け７１にトング式移動装置５
０のセンタが合致し、また前進位置でのＶ字受け７１の
下方にスクラップ玉コンテナ８０が配置される。図６に
示す通り、トング式移動装置５０のガーダ５１，５１の
長手方向に第３スクラップ玉案内装置６５、第１スクラ
ップ玉コンテナ８１、第２スクラップ玉コンテナ８２が
順に配置され、これらを移動台車５３が往復矢印のとお
りに移動する。
【００１６】以上の構成からなるスクラップ処理設備の
作用を次に述べる。図７は本発明のスクラップ処理設備
の作用説明図（前半部分）であり、側面図にスクラップ
玉ＳＢの流れを記入したものである。トリミング装置２
で切出された紐状のスクラップ３はスクラップ巻取り装
置１０でスクラップの巻玉即ちスクラップ玉ＳＢ１とさ
れ、第１スクラップ玉案内装置１５を転がり落ちて待機
中のバケット２４に入る（ＳＢ２）。スクラップ玉ＳＢ
２はバケット２４とともに地上の所定レベルまで上げら
れる（ＳＢ３）。なお、上昇中、スクラップ玉ＳＢ２は
図示せぬストッパにてバケット２４外に出ぬよう保持さ
れる。最上位置で、図示せぬストッパを外し、開閉扉３
１を開けるとスクラップ玉ＳＢ３は傾斜により第２スク
ラップ玉案内装置３５上に抽出される（ＳＢ４）。
作用を次に述べる。図７は本発明のスクラップ処理設備
の作用説明図（前半部分）であり、側面図にスクラップ
玉ＳＢの流れを記入したものである。トリミング装置２
で切出された紐状のスクラップ３はスクラップ巻取り装
置１０でスクラップの巻玉即ちスクラップ玉ＳＢ１とさ
れ、第１スクラップ玉案内装置１５を転がり落ちて待機
中のバケット２４に入る（ＳＢ２）。スクラップ玉ＳＢ
２はバケット２４とともに地上の所定レベルまで上げら
れる（ＳＢ３）。なお、上昇中、スクラップ玉ＳＢ２は
図示せぬストッパにてバケット２４外に出ぬよう保持さ
れる。最上位置で、図示せぬストッパを外し、開閉扉３
１を開けるとスクラップ玉ＳＢ３は傾斜により第２スク
ラップ玉案内装置３５上に抽出される（ＳＢ４）。
【００１７】図８は本発明のスクラップ処理設備の作用
説明図（後半部分）であり、平面図にスクラップ玉ＳＢ
の流れを記入したものである。図７の最後に第２スクラ
ップ玉案内装置６５出口に至ったスクラップ玉ＳＢ４
は、トング式移動装置５０にて第１スクラップ玉コンテ
ナ８１又は第２スクラップ玉コンテナ８２へ選択的に送
られる。そして、第１スクラップ玉コンテナ８１が選択
された場合には、図５に示す通り待機中のＶ字受け７１
にスクラップ玉ＳＢが載せられ、空のトング爪５６，５
６が移動台車５３とともに退避位置へ移動した後、スラ
イダ６９が前進し、スクラップ玉ＳＢをコンテナ８１の
上方へ移動し、適当な所でＶ字受け７１を傾動すること
でスクラップ玉（図８のＳＢ６）を第１スクラップ玉コ
ンテナ８１に投入する。図５に示すスライダ６９を、ピ
ニオン・ラック７４，７３の作用で任意の位置に止める
ことができるのでスクラップ玉を平均的にコンテナ８１
に収納することができる。
説明図（後半部分）であり、平面図にスクラップ玉ＳＢ
の流れを記入したものである。図７の最後に第２スクラ
ップ玉案内装置６５出口に至ったスクラップ玉ＳＢ４
は、トング式移動装置５０にて第１スクラップ玉コンテ
ナ８１又は第２スクラップ玉コンテナ８２へ選択的に送
られる。そして、第１スクラップ玉コンテナ８１が選択
された場合には、図５に示す通り待機中のＶ字受け７１
にスクラップ玉ＳＢが載せられ、空のトング爪５６，５
６が移動台車５３とともに退避位置へ移動した後、スラ
イダ６９が前進し、スクラップ玉ＳＢをコンテナ８１の
上方へ移動し、適当な所でＶ字受け７１を傾動すること
でスクラップ玉（図８のＳＢ６）を第１スクラップ玉コ
ンテナ８１に投入する。図５に示すスライダ６９を、ピ
ニオン・ラック７４，７３の作用で任意の位置に止める
ことができるのでスクラップ玉を平均的にコンテナ８１
に収納することができる。
【００１８】即ち、図８にてＳＢ４→ＳＢ５→ＳＢ６ま
たはＳＢ４→ＳＢ７→ＳＢ８の経路でスクラップ玉ＳＢ
を選択的にスクラップ玉コンテナ８１，８２に投入する
ことができる。スクラップ玉コンテナ８１，８２をトラ
ック荷台、トレーラ荷台に変更してもよい。
たはＳＢ４→ＳＢ７→ＳＢ８の経路でスクラップ玉ＳＢ
を選択的にスクラップ玉コンテナ８１，８２に投入する
ことができる。スクラップ玉コンテナ８１，８２をトラ
ック荷台、トレーラ荷台に変更してもよい。
【００１９】
【００２０】
【発明の効果】以上に述べた通り本発明は、スクラップ
玉をスクラップ玉リフト装置で例えば地下から地上に持
上げ、その後、トング式移動装置と第３スクラップ案内
装置にてスクラップ玉をコンテ又はトラック荷台へ移動
せしめるものであり、スクラップ玉リフト装置の採用に
よりトラック用の傾斜トンネルを廃止でき、長大なトン
ネルの建造が不要となったのでスクラップ処理設備の建
造費を圧縮できる。また、玉掛け作業をも要しないので
作業員の労働環境を改善できる。更に、第２スクラップ
玉案内装置のスクラップ玉をトングで掴んで建屋に平行
に移動した後、第３スクラップ玉案内装置に載せるよう
にしたので、第２スクラップ玉案内装置に対して、第３
スクラップ玉案内装置を自由に位置決めすることができ
る。すなわち、トラックなどでの搬出に便利な位置に第
３スクラップ玉案内装置を置くことができるから、設備
のレイアウトの自由度は極めて大きくなる。
玉をスクラップ玉リフト装置で例えば地下から地上に持
上げ、その後、トング式移動装置と第３スクラップ案内
装置にてスクラップ玉をコンテ又はトラック荷台へ移動
せしめるものであり、スクラップ玉リフト装置の採用に
よりトラック用の傾斜トンネルを廃止でき、長大なトン
ネルの建造が不要となったのでスクラップ処理設備の建
造費を圧縮できる。また、玉掛け作業をも要しないので
作業員の労働環境を改善できる。更に、第２スクラップ
玉案内装置のスクラップ玉をトングで掴んで建屋に平行
に移動した後、第３スクラップ玉案内装置に載せるよう
にしたので、第２スクラップ玉案内装置に対して、第３
スクラップ玉案内装置を自由に位置決めすることができ
る。すなわち、トラックなどでの搬出に便利な位置に第
３スクラップ玉案内装置を置くことができるから、設備
のレイアウトの自由度は極めて大きくなる。
【図１】本発明に係るスクラップ処理設備の全体構成図
【図２】本発明に係るスクラップ玉リフト装置図
【図３】本発明の第２スクラップ玉案内装置及びトング
式移動装置を示す図
式移動装置を示す図
【図４】本発明に係る第３スクラップ玉案内装置図
【図５】本発明に係るトング式移動装置、第３スクラッ
プ玉案内装置およびスクラップ玉コンテナの配置を示す
側面図
プ玉案内装置およびスクラップ玉コンテナの配置を示す
側面図
【図６】本発明に係るトング式移動装置、第３スクラッ
プ玉案内装置およびスクラップ玉コンテナの配置を示す
平面図
プ玉案内装置およびスクラップ玉コンテナの配置を示す
平面図
【図７】本発明のスクラップ処理設備の作用説明図（前
半部分）
半部分）
【図８】本発明のスクラップ処理設備の作用説明図（後
半部分）
半部分）
１…スクラップ処理設備、２…トリミング装置、３…ス
クラップ、４…建屋、１０…スクラップ巻取り装置、１
５…第１スクラップ玉案内装置、２０…スクラップ玉リ
フト装置、３５…第２スクラップ玉案内装置、５０…ト
ング式移動装置、６５…第３スクラップ玉案内装置、８
０，８１，８２…スクラップ玉コンテナ、ＳＢ，ＳＢ１
〜ＳＢ８…スクラップ玉。
クラップ、４…建屋、１０…スクラップ巻取り装置、１
５…第１スクラップ玉案内装置、２０…スクラップ玉リ
フト装置、３５…第２スクラップ玉案内装置、５０…ト
ング式移動装置、６５…第３スクラップ玉案内装置、８
０，８１，８２…スクラップ玉コンテナ、ＳＢ，ＳＢ１
〜ＳＢ８…スクラップ玉。
Claims (1)
- 【請求項１】 トリミング処理で鋼板から切り取られた
スクラップを屋内の地下で巻玉に成形するスクラップ巻
取り装置と、スクラップ巻取り装置で成形されたスクラ
ップ玉を転がしながら屋外の地下へ案内する第１スクラ
ップ玉案内装置と、案内されたスクラップ玉を屋外の地
上の所望のレベルへ持上げるスクラップ玉リフト装置
と、上位位置のスクラップ玉を転がしながら建屋から遠
ざかる方向へ案内する第２スクラップ玉案内装置と、案
内されたスクラップ玉の外周面を掴み、建屋に平行に移
動するトング式移動装置と、トング式移動装置から受け
たスクラップ玉を建屋から遠ざかる方向へ案内してスク
ラップ玉コンテナまたはトラック荷台に臨ませる第３ス
クラップ玉案内装置とからなるスクラップ処理設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5262423A JP2687990B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | スクラップ処理設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5262423A JP2687990B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | スクラップ処理設備 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07112830A JPH07112830A (ja) | 1995-05-02 |
| JP2687990B2 true JP2687990B2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=17375583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5262423A Expired - Fee Related JP2687990B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | スクラップ処理設備 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP2687990B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| KR100782683B1 (ko) * | 2001-10-26 | 2007-12-07 | 주식회사 포스코 | 사이드트리머의 리본형 스크랩 인출장치 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPS51303A (ja) * | 1974-06-19 | 1976-01-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Taanteeburusochi |
-
1993
- 1993-10-20 JP JP5262423A patent/JP2687990B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07112830A (ja) | 1995-05-02 |
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