JP2686212B2 - アルミニウム化チタン鋳造品の製造法 - Google Patents

アルミニウム化チタン鋳造品の製造法

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JP2686212B2 JP4338235A JP33823592A JP2686212B2 JP 2686212 B2 JP2686212 B2 JP 2686212B2 JP 4338235 A JP4338235 A JP 4338235A JP 33823592 A JP33823592 A JP 33823592A JP 2686212 B2 JP2686212 B2 JP 2686212B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に、改良された強度
と延性に加えて改良された鋳造性を有するガンマ−アル
ミニウム化チタン(TiAl)合金に係り、特に、低濃
度のクロムと高濃度のニオブによってドープされたTi
Alの鋳造品に係る。
【0002】
【発明の背景】鋳造品を作成する際、一般に、鋳造しよ
うとする溶融金属は高い流動特性をもっていることが望
ましい。溶融金属がそのような流動性をもっていると、
金型内での自由流動が容易になり、金型の薄い断面部分
を満たすことができ、しかも金型の複雑な構造部分にも
早期の凝固を起こすことなく入ることが可能である。こ
の点、液体金属の粘度が低くて、金型の鋭く角張ってい
る隅の部分に入ることができ、そのため、得られた鋳造
製品が使用した金型の形状に極めて近い形状をもつこと
は一般に望ましいことである。
【0003】また、鋳造品は、良好な強度特性と延性を
組合せてもつのが好ましい。アルミニウム化チタン自身
に関しては、アルミニウムをチタン金属に添加する際ア
ルミニウムの割合を次第に多くしていくと、得られるチ
タン・アルミニウム組成物の結晶形が変化することが知
られている。アルミニウムの割合が小さいとアルミニウ
ムがチタンに固溶した固溶体となり、結晶形はαチタン
の結晶形のままである。アルミニウムの濃度が高くなる
と(たとえば、約25〜30原子%)、金属間化合物T
3 Alが形成される。このTi3 Alはα−2といわ
れる規則的な六方晶の結晶形をもっている。さらにアル
ミニウム濃度が高くなると(たとえば、アルミニウムが
50〜60原子%の範囲)、γといわれる規則的な正方
晶の結晶形を有する別の金属間化合物TiAlが形成さ
れる。このγアルミニウム化チタンが本発明の主題であ
る。
【0004】γ結晶形と約1という化学量論比を有する
チタン・アルミニウム合金は、高いモジュラス(弾性
率)、低い密度、高い熱伝導率、有利な耐酸化性および
良好な耐クリープ性を有する金属間化合物である。Ti
Al化合物および他のチタン合金ならびにニッケル基超
合金のモジュラスと温度の関係を図2に示す。図から明
らかなように、γTiAlはチタン合金の中で最高のモ
ジュラスをもっている。γTiAlはそのモジュラスが
高温で他のチタン合金より高いばかりでなく、温度の上
昇によるモジュラスの低下率はγTiAlの方が他のチ
タン合金より小さい。さらに、γTiAlは、他のチタ
ン合金が有用でなくなるような温度より高い温度でも有
用なモジュラスを保持している。TiAl金属間化合物
を基材とする合金は、高温で高いモジュラスが必要とさ
れ、かつ環境に対する良好な保護も要求される用途に対
して魅力のある軽量材料である。
【0005】鋳造後の製品を鍛造したりまたは他の方法
で機械的に加工するとそのミクロ組織が変わり、改良さ
れることもあるということが認められている。同様に鋳
造製品に求められており、極めて望ましいものは最低で
0.5%以上の延性である。製品が適度な一体性を示す
にはこの程度の延性が必要である。また、組成物が広く
有用であるための最低の室温強度は約50ksiすなわ
ち約350MPaである。しかし、この程度の強度を有
する材料ではある種の用途に対しては充分とはいえず、
用途によってはより高い強度が好ましいことが多い。
【0006】γTiAl化合物の化学量論比は結晶構造
を変えることなくある範囲に渡って変化させることがで
きる。すなわち、アルミニウム含量は約50原子%から
約60原子%まで変えることができる。しかし、チタン
成分とアルミニウム成分の化学量論比が比較的少しだけ
(1%またはそれ以上)変化してもγTiAl組成物の
性質は非常に大きく変化し易い。また、これらの性質
は、同様に比較的少量の第三元素や第四元素を添加元素
すなわちドーピング剤として添加しても同じように大き
な影響を受ける。
【0007】アルミニウム化チタンに対して求められて
いる特性のひとつは、このアルミニウム化物が望ましい
形状・形態に鋳造でき、鋳造状況の状態で望ましい組合
せの性質をもつことができる可能性、または鋳放し材料
の最小限の加工で望ましい組合せの性質を獲得できる可
能性である。
【0008】
【従来の技術】TiAl3 金属間化合物、γTiAl金
属間化合物およびTi3 Al金属間化合物を始めとする
チタン・アルミニウム組成物に関する文献は豊富であ
る。「TiAl型チタン合金(Titanium Alloys of the
TiAl Type)」と題する米国特許第4,294,615号
では、γTiAl金属間化合物を始めとするアルミニウ
ム化チタン型合金が集中的に論じられている。この特許
の第1欄の第50行以降では、Ti3 Alと比較してγ
TiAlの利点と欠点を論じる際に、次のように指摘さ
れている。「TiAlγ合金系はアルミニウムを多く含
有しているのであるから、より軽い可能性があることは
明らかである。1950年代の実験研究により、アルミ
ニウム化チタン合金は約1000℃までの高温で使用で
きる可能性があることが示された。しかし、これらの合
金を用いてその後得られた工学上の経験・知識による
と、これらの合金は充分な高温強度をもってはいたが、
室温および中程度の温度、すなわち20〜550℃で延
性がほとんどまたはまったくなかった。脆性に過ぎる材
料は容易に製造することができないし、めったにないこ
とだが避けることのできない使用中のちょっとした損傷
をうけた際に、亀裂を起こしてその後機能を停止してし
まうことなく耐えることもできない。このような材料は
他のベース合金の代替となる有用な工学材料ではな
い。」基本的にγ合金系TiAlもTi3 Alも規則的
なチタン・アルミニウム金属間化合物ではあるが、Ti
Alが(Tiの固溶体合金とはもちろん)Ti3 Alと
実質的に異なっているということは公知である。前記の
米国特許第4,294,615号の第1欄の最下部では
次のように指摘されている。「充分な知識をもっている
当業者には、これら2種の規則相の間には実質的な違い
があることが分かっている。Ti3 Alとチタンの六方
晶の結晶構造は極めてよく似ているので、それらの合金
化および変態の様子は似ている。しかし、化合物TiA
lは原子が正方晶の配列をとっており、したがって合金
化特性もかなり違っている。このような違いは先行文献
では認識されてないことが多い。」チタン・アルミニウ
ム化合物およびこれらの化合物の特性に関する技術文献
をいくつか以下に挙げる。 1. バンプス(E.S. Bumps)、ケスラー(H.D. Kessler)
およびハンセン(M. Hansen) 著、「チタン−アルミニウ
ム系(Titanium-Alminum System) 」、金属雑誌(Journal
of Metals) 、1952年6月、第609〜614頁、
米国機械学会誌(TRANSACTIONS AIME) 、第194巻。 2. オグデン(H.R. Ogden)、メイカス(D.J. Maykut
h)、フィンレイ(W.L. Finlay) およびジャフィー(R.I.
Jaffee) 著、「高純度Ti−Al合金の機械的性質(Mec
hanical Properties of High Purity Ti-Al Alloys)
」、金属雑誌(Journalof Metals) 、1953年2月、
第267〜272頁、米国機械学会誌(TRANSACTIONS AI
ME) 、第197巻。 3. マカンドリュー(Joseph B. McAndrew)およびケス
ラー(H.D. Kessler)著、「高温合金基材としてのTi−
36%Al(Ti-36 Pct Al as a Base for High Tempera
ture Alloys)」、金属雑誌(Journal of Metals) 、19
56年10月、第1345〜1353頁、米国機械学会
誌(TRANSACTIONS AIME) 、第206巻。 4. バリニョフ(S.M. Barinov)、ナルトバ(T.T. Nart
ova)、クラシュリン(YuL. Krasulin)およびモグトバ(T.
V. Mogutova) 著、「チタン・アルミニウムの強度と破
壊靱性の温度依存性(Temperature Dependence of the S
trength and Fracture Toughness of Titanium Aluminu
m)」、ソビエト連邦科学アカデミー会報(Izv. Akad. Na
uk SSSR)、金属(Met.)、第5巻、1983年、第170
頁。
【0009】この文献4の表Iには、チタン−36アル
ミニウム−0.01ホウ素の組成物が報告されており、
この組成物は改良された延性をもっているとされてい
る。この組成物は原子%ではTi50Al49.97 0.03
相当する。 5. サストリー(S.M.L. Sastry) およびリスピット
(H.A. Lispitt)著、「TiAlとTi3 Alの塑性変形
(Plastic Deformation of TiAl and Ti 3 Al) 」、チタ
ン(Titanium)80、米国金属学会(American Society of
Metals)刊、ウォーレンデール(Warrendale)、ペンシル
ベニア州、第2巻(1980年)第1231頁。 6. マーチン(Patrick L. Martin) 、メンディラッタ
(Madan G. Mendiratta)およびリスピット(Harry A. Lis
pitt)著、「TiAl合金およびTiAl+W合金のク
リープ変形(Creep Deformation of TiAl and TiAl + W
Alloys) 」、金属学会誌A(Metallurgical Transaction
s A)、第14A巻(1983年10月)第2171〜2
174頁。 7. ツジモト(Tokuzo Tsujimoto)著、「TiAl金属
間化合物合金の研究、開発および展望(Research, Devel
opment, and Prospects of TiAl IntermetallicCompoun
d Alloys)」、チタンとジルコニウム(Titanium and Zir
conium)、第33巻、第3,159号(1985年7
月)第1〜13頁。 8. リスピット(H.A. Lispitt)著、「アルミニウム化
チタン−概観(TitaniumAluminides - An Overview)
」、材料研究学会シンポジウム記録(Mat. Res. Soc. S
ymposium Proc.)、材料研究学会(Materials Research S
ociety)、第39巻(1985年)第351〜364
頁。 9. ワング(S.H. Whang)他著、「Llo TiAl化合
物合金における急速凝固の効果(Effect of Rapid Solid
ification in Ll o TiAl Compound Alloys) 」、急速凝
固による構造用金属の性質向上に関する米国金属学会シ
ンポジウム記録(ASM Symposium Proceedings on Enhanc
ed Properties in Struc. Metals Via Rapid Solidific
ation)、マテリアルズ・ウィーク(Materials Week)、
(1986年10月)第1〜7頁。 10.ソビエト連邦科学アカデミー会報(Izvestiya Aka
demii Nauk SSSR)、金属(Metally.)、第3号(1984
年)第164〜168頁。 11.マーチン(P.L. Martin) 、リスピット(H.A. Lisp
itt)、ヌーファ(N.T. Nuhfer) およびウィリアムズ(J.
C. Williams) 著、「Ti3 AlとTiAlのミクロ組
織と性質に対する合金化の効果(The Effects of Alloyi
ng on the Microstructure and Properties of Ti 3 Al
and TiAl)」、チタン(Titanium)80、米国金属学会(A
merican Society of Metals)刊、ウォーレンデール(War
rendale)、ペンシルベニア州、第2巻(1980年)第
1245〜1254頁。 12.ラーセン(D.E. Larsen) 、アダムズ(M.L. Adam
s)、カンペ(S.L. Kampe)、クリストドゥルー(L. Christ
odoulou)およびブライアント(J.D. Bryant) 著、「不連
続に強化されたXDTMアルミニウム化チタン複合材にお
ける破壊靱性に対するマトリックス相形態学の影響(Inf
luence of Matrix Phase Morphology on Fracture Toug
hness in a Discontinuously Reinforced XDTM Titaniu
m AluminideComposite)」、スクリプタ・メタリュール
ジカ・エ・マテリアリア(Scripta Metallurgica et Mat
erialia)、第24巻(1990年)第851〜856
頁。 13.ブライアント(J.D. Bryant) 、クリストドン(L.
Christodon) およびメイサノ(J.R. Maisano)著、「近γ
アルミニウム化チタンのコロニーサイズに対するTiB
2 添加の効果(Effect of TiB2 Additions on the Colo
ny Size of NearGamma Titanium Aluminides)」、スク
リプタ・メタリュールジカ・エ・マテリアリア(Scripta
Metallurgica et Materialia)、第24巻(1990
年)第33〜38頁。
【0010】その他の特許もたくさんがTiAl組成物
に関連している。たとえば、ジャフィー(Jaffee)の米国
特許第3,203,794号はさまざまなTiAl組成
物を開示している。同様に、ジャフィー(Jaffee)のカナ
ダ特許第621884号もTiAlのいろいろな組成物
を開示している。ハシモト(Hashimoto) の米国特許第
4,661,316号は各種添加元素を含有するアルミ
ニウム化チタン組成物を教示している。本出願の譲受人
に譲渡されている米国特許第4,842,820号はホ
ウ素を配合して三元TiAl組成物を形成すると共に延
性と強度を改良することを教示している。サストリー(S
astry)の米国特許第4,639,281号は、TiAl
を始めとするチタン基合金に、ホウ素、炭素、窒素およ
びこれらの混合物またはこれらとケイ素との混合物から
なる繊維状分散質を含ませることを教示している。ニシ
ヤマ(Nishiyama) の欧州特許出願第0275391号は
0.3重量%までのホウ素を含有しており、ニッケルと
ケイ素が存在するときは0.3重量%のホウ素を含有す
るTiAl組成物を教示している。
【0011】ナグル(Nagle) の米国特許第4,774,
052号は、アルミニウム化チタンを始めとするマトリ
ックス材料に第二相物質を分与するためにホウ素化物を
始めとするセラミックスを発熱反応によってマトリック
ス中に配合する方法に係る。本出願人の所有するたくさ
んの特許がアルミニウム化チタンおよびそのようなアル
ミニウム化物の性質を改良するための方法と組成物に関
わっている。これらの特許の中には、米国特許第4,8
36,983号、第4,842,819号、第4,84
2,820号、第4,857,268号、第4,87
9,092号、第4,897,127号、第4,90
2,474号、第4,923,534号、第4,84
2,817号、第4,916,028号、第4,92
3,534号、第5,032,357号、および第5,
045,406号がある。本出願人所有のこれら特許を
援用する。
【0012】本出願人所有の米国特許第5,028,4
91号では、クロムとタンタルの添加によってアルミニ
ウム化チタンを改良することが教示されている。米国特
許第4,842,819号にはクロムを含有するTiA
lが教示されている。米国特許第4,879,092号
にはCrとNbを含有するTiAlが教示されている。
【0013】
【発明の概要】本発明の広い局面のひとつにおいて、本
発明の目的は、46〜48原子%のアルミニウム、1〜
3原子%という低濃度のクロム、および6〜14原子%
という高濃度のニオブを含有するγTiAlの溶融物を
調製し、この溶融物を鋳造することによって達成するこ
とができる。
【0014】
【詳細な説明】以下に述べる発明の詳細な説明は、添付
の図面を参照すると、より明瞭に理解できる。上で詳細
に議論したように、金属間化合物のγTiAlは、その
脆性を除けば、軽量、高温での高強度および比較的低い
コストのために、産業上多くの用途をもつであろうとい
うことは周知である。この組成物は、もし長年の間この
材料を産業上利用するのを妨げていた基本的な性質の欠
陥がなかったならば、今日多くの産業に利用されていた
であろう。
【0015】さらに、鋳造したγTiAlが多くの欠点
(そのうちのいくつかは同様に上で議論した)をもって
いることが認められている。これらの欠点としては、生
成した鋳造品の脆性、生成した鋳造品のかなり低い強
度、ならびに鋳造製品の細部や鋭い角および隅の鋳造が
できるように十分な溶融状態での低い流動性がある。本
発明者は、このたび、鋳造法を修正することによって、
γTiAlの鋳造性が大きく改善され得ると共に鋳造製
品が大幅に改良され得ることを見出だした。
【0016】γTiAlの性質の改良がより充分に理解
できるように、いくつかの合金例を提示・議論して関連
の背景技術を示す。その後で本発明の新規な加工法に関
する合金例を挙げる。合金例1〜3 TiAlの化学量論比に近いさまざまな二元化学量論比
でチタンとアルミニウムを含有する3つの溶融物をそれ
ぞれ調製した。これら3種の組成物のミクロ組織を観察
するためにそれぞれ別々に鋳造した。サンプルからバー
を切り出し、そのバーをそれぞれ1050℃で3時間4
5ksiの圧力の下でHIP(熱間静水圧プレス)し
た。次に、それぞれのバーを1200〜1375℃の範
囲のいろいろな温度で熱処理した。この熱処理したサン
プルから通常の試験棒を製造し、降伏強さ、破壊強度お
よび塑性伸びを測定した。凝固組織に関する観察結果、
熱処理温度および試験で得られた値を表Iに示す。
【0017】
【表1】 表 I 降伏 破壊 塑 性 合金例 合 金 組 成 熱処理温度 強さ 強度 伸 び 番 号 (原子%) 凝固組織 ksi ksi 1 Ti−46Al 大きい等軸 1200 49 58 0.9 1225 * 55 0.1 1250 * 56 0.1 1275 58 73 1.8 2 Ti−48Al 柱状 HIPのまま 57 69 0.9 1250 54 72 2.0 1275 51 66 1.5 1300 56 68 1.3 1325 53 72 2.1 3 Ti−50Al 柱状−等軸 HIPのまま 40 53 1.3 1250 33 42 1.1 1325 34 45 1.3 1350 33 39 0.7 1375 34 42 0.9 *−試験片は弾性破断した。 表Iから明らかなように、3種の組成物は3つの異なる
濃度、すなわち46原子%、48原子%、50原子%の
アルミニウムを含有している。これら3種の溶融物の凝
固組織も表Iに示してあり、表から明らかなように溶融
物の凝固に際して3つの異なる組織が生成した。このよ
うな鋳造品における結晶形の違いは、γTiAl組成物
の化学量論のちょっとした違いにより結晶形と性質が急
激に変化することを部分的に立証している。これら3つ
の鋳造品でTi−46Alが最も良好な結晶形をもって
いることが判明した。
【0018】溶融物の調製と凝固に関して、それぞれの
インゴットはアルゴン雰囲気中で電気アーク融解させ
た。溶融物と容器の望ましくない反応を避けるために、
溶融物の容器として水冷炉床を使用した。チタンは酸素
に対する親和性が強いので熱い金属が酸素にさらされる
のを防ぐように注意した。それぞれの鋳造構造物からバ
ーを切り出した。これらのバーを1050℃で3時間4
5ksiの圧力でHIPし、それぞれ表Iに示した温度
で熱処理した。
【0019】熱処理は、表Iに示した温度で2時間実施
した。表Iに挙げた試験データから明らかなように、4
6原子%のアルミニウムを含む合金と48原子%のアル
ミニウムを含む合金は、50原子%のアルミニウムを配
合して製造した合金組成物と比較して、概して優れた強
度と概して優れた塑性伸びを示した。全体として最も良
好な延性をもつ合金は48原子%のアルミニウムを含む
ものであった。合金例4〜6 本発明者は、少量のクロムを添加することによってγT
iAl化合物を実質的に延性にすることができることを
発見した。この発見は米国特許第4,842,819号
の主題である。
【0020】各種濃度のアルミニウムと共に低濃度のク
ロムを含有する一連の合金組成物を溶融物として製造し
た。これらの実験で鋳造した合金組成物を下記表IIに
示す。製造法は上記合金例1〜3に関連して記載したの
とほぼ同じである。
【0021】
【表2】 表 II 熱処理 降伏 破壊 塑 性 合金例 合 金 組 成 温度 強さ 強度 伸 び 番 号 (原子%) 凝固組織 ksi ksi 4 Ti−46Al-2Cr 大きい等軸 1225 56 64 0.5 1250 44 53 1.0 1275 50 59 0.7 5 Ti−48Al-2Cr 柱状 1250 45 60 2.2 1275 47 63 2.1 1300 47 62 2.0 1325 53 68 1.9 6 Ti−50Al-2Cr 柱状−等軸 1275 50 60 1.1 1325 50 63 1.4 1350 51 64 1.3 1375 50 58 0.7 凝固した構造物の結晶形を観察した。表IIから明らか
なように、クロムを添加しても表Iに挙げた鋳造材料の
組織の凝固モードは改善されなかった。特に、46原子
%のアルミニウムと2原子%のクロムを含有する組成物
は大きな等軸の結晶粒子構造をもっていた。合金例1の
組成物と比較して見ると、合金例1の組成物も46原子
%のアルミニウムを含んでおり、同様に大きな等軸結晶
構造をもっていた。同様に、合金例5と6で、表Iの
例2と3に挙げた二元組成物に2原子%のクロムを添
加しても、クロム含有組成物の凝固組織は二元合金より
良くはならなかった。
【0022】それぞれの鋳造構造物から切り出したバー
をHIP処理し、それぞれ表IIに示した温度で熱処理
した。こうして別々に熱処理したサンプルから試験棒を
作成し、降伏強さ、破壊強度および塑性伸びを測定し
た。一般に、46原子%のアルミニウムを含有する材料
はアルミニウムを48原子%または50原子%含有する
材料より多少低い延性をもっていることが判明したが、
その他の点ではこれら3つの材料は引張り強さがほぼ同
等であった。合金例7〜17 各種濃度のアルミニウムと共にさまざまな濃度のニオブ
を添加した一連の合金組成物を溶融物として製造した。
このような組成物を全部で11種製造した。これらが下
記表の合金例7〜17を構成する。製造法は合金例1〜
6に関連して前記したのとほぼ同じである。組成ならび
に凝固した組成物の凝固組織と共に強度特性および延性
特性を下記表IIIに示す。
【0023】
【表3】 表III 合 熱処理 降伏 破壊 金 凝固 温度 強さ 強度 塑性伸び 原 子 組 成 組織 ksi ksi 7 Ti−48Al− 6Nb 柱状 1275 58 69 1.2 1300 54 68 1.6 1325 53 70 1.9 8 Ti−50Al− 6Nb 柱状 1325 34 44 1.4 1350 40 48 0.9 1375 43 52 1.1 9 Ti−44Al−10Nb 微細な 1250 109 109 0.2 等軸 1300 − 100 0.1 1350 − 102 0 10 Ti−46Al−10Nb 等軸 1250 98 99 0.3 1300 90 90 0.2 1350 − 76 0.1 11 Ti−48Al−10Nb 柱状 1275 62 69 0.7 1300 60 71 1.2 1325 59 71 1.2 12 Ti−43Al−12Nb 微細な 1250 − 102 0.1 等軸 1300 − 111 0.1 1350 − 111 0.1 13 Ti−44Al−12Nb 微細な 1250 − 96 0 等軸 1300 − 105 0.1 1350 − 117 0 14 Ti−46Al−12Nb 等軸 1250 − 96 0.1 1300 − 95 0.1 1350 − 100 0.1 15 Ti−50Al−12Nb 柱状 1325 45 50 0.6 1350 45 53 1.0 1375 47 57 1.2 16 Ti−44Al−16Nb 微細な 1275 − 98 0 等軸 1300 − 92 0 1350 104 104 92 17 Ti−48Al−16Nb 等軸 1275 − 61 0 1300 − 59 0 1325 64 68 0.3合金 例7〜17の合金は各々鋳造とHIP処理によって
製造したものであり、この意味で、やはり鋳造とHIP
処理によって製造した前記合金例1〜6の合金と似てい
る。
【0024】別の問題であるが、TiAl合金に比較的
高濃度のニオブを添加した一組の例が1991年5月2
日付けで出願された同時係属中の米国特許出願第07/
695,043号に記載されている。この同時係属中の
出願の合金は、本出願の鋳造・HIP加工とは違って鍛
造加工によって製造したものである。そこで、本出願に
戻って、本出願の上記表IIIの合金例10と14は、
46原子%のアルミニウムを含有しているという点で、
すでに挙げた本出願の合金例1と4に相当する。これら
合金例ではいずれも凝固組織が等軸であったので、ニ
オブの添加は凝固組織に影響しないということが分か
る。さらに、これらの合金例10と14では、合金例1
と4で得られた結果と比べて強度が大きく増大している
が、同時に延性はひどく低下してほとんど受け入れられ
ない程度になる。
【0025】上記表IIIの合金例7、11および17
は、それぞれの合金例でアルミニウム濃度が48原子%
である点で、前記合金例2と5に相当している。表に示
した結果から、合金例7と11の凝固組織は柱状であ
り、したがって前記合金例2と5で見られた組織と同じ
であるので、ニオブを添加しても凝固組織にはあまり影
響がないことが分かる。しかし、合金例17で16原子
%のニオブを添加すると、凝固組織が柱状から等軸に変
化する。
【0026】これらの合金例7、11および17では、
ニオブを添加しても強度の増大は充分とはいえず、しか
もこの強度の増大はそれに伴って合金の密度が増大する
ために是認できるものではない。また、これらのニオブ
の添加によって延性も低下した。しかし、(合金例7と
11の場合)6原子%と10原子%のニオブの添加では
1より高い延性のレベルを維持することができる。対照
的に、合金例17で16原子%のニオブを添加すると延
性は大きく損なわれ、許容できない程度に低くなる。
【0027】次に、合金例8と15は、それぞれのアル
ミニウム濃度が50原子%であるという点で、前記合金
例3と6に相当する。合金例8と15に関して表III
に示した結果から分かるように、合金例8と15に示し
た程度のニオブを添加しても強度も延性も意味のあるほ
どには増大しない。まとめると、ニオブは、強度を増大
させ、約16原子%という非常に高濃度の時を除いて延
性を少しだけ低下させた。これらの特性は、46原子%
以下の濃度でアルミニウム濃度に対する感受性が極めて
高い。
【0028】たとえば、上記データから、添加元素とし
てニオブのみを含有し46原子%以下のアルミニウムを
含む組成物は非常に高強度であるが脆性となる傾向があ
ることが注目される。また、アルミニウム濃度が50原
子%以上では合金が弱くなることが分かる。したがっ
て、添加元素としてニオブが存在するだけである場合、
約48原子%のアルミニウムを有する合金が最適の組成
物であることが認められる。
【0029】さらに、アルミニウム濃度に対する特性の
感受性は、ニオブを添加した組成物の場合の方が、合金
例1〜3の二元組成物の場合または合金例4〜6のクロ
ムを含有する例の場合よりずっと強いことが分かる。さ
らに、上記データから明らかなように、ニオブを含有す
る組成物の特性は熱処理の温度による影響をあまり受け
ない。合金例18〜24 さらに、各種濃度のアルミニウムと共にクロムとニオブ
の添加元素を両方ともいろいろな濃度で含有する一連の
合金組成物を溶融物として製造した。そのような組成物
を全部で7種製造した。これらは下記表IVの合金例1
8〜24を構成する。製造法は前記合金例1〜17に関
連して上記したのとほとんど同じである。組成、および
凝固した組成物の凝固組織、ならびに強度特性と延性特
性を下記表IVに示す。
【0030】
【表4】 表 IV 合 熱処理 降伏 破壊 塑 性 金 合 金 組 成 凝固 温度 強さ 強度 伸 び (原子%) 組織 ksi ksi 18 Ti−48Al-2Cr-6Nb 大きい HIP 57 69 1.9 等軸 のまま 1250 52 62 1.3 1300 57 67 1.1 1325 63 77 1.8 1350 63 76 1.5 19 Ti−44Al-2Cr-8Nb 微細な 1200 81 96 0.5 等軸 1225 85 88 0.3 1275 82 87 0.3 20 Ti−46Al-2Cr-8Nb 等軸 1225 71 80 0.6 1250 70 80 0.7 1275 69 79 0.6 1300 70 82 0.8 21 Ti−47Al-2Cr-8Nb 柱状 1250 59 69 0.8 1275 57 68 0.8 1300 58 71 1.1 1325 61 75 1.2 1350 67 78 1.1 22 Ti−46Al-2Cr-12 Nb 等軸 1225 − 73 0.1 1250 70 77 0.7 1275 65 74 0.6 1300 64 72 0.6 1325 64 76 0.7 23 Ti−48Al-2Cr−12Nb 柱状 HIP 64 77 1.2 のまま 1250 60 74 1.3 1300 78 91 1.2 1325 85 95 1 1350 74 89 1.5 24 Ti−46Al-2Cr−16Nb 微細な 1225 − 70 0 等軸 1250 − 67 0.1 1275 − 59 0 1300 − 60 0 1325 − 58 0 すでに示したように、合金例18〜24の合金は合金
1〜17と同様に鋳造・HIP加工によって製造され
る。
【0031】前記の合金例から分かるように、サンプル
4〜6は二元合金にクロムを添加しただけの組成物であ
り、合金例7〜17は二元合金にニオブを添加しただけ
の組成物に関する。表IVの合金例はクロムとニオブを
両方添加した組成物に関する。しかし、合金例18〜2
4の組成物は、添加元素の種類が同定されているだけで
なく、クロムとニオブを組み合わせて添加した組成物で
ある。すなわち、クロムは低濃度で、ニオブは高濃度で
ある。表IVに挙げた組成から明らかなように、各合金
例のクロムは2原子%のレベルに保たれているが、ニオ
ブ濃度は6〜16原子%にわたって変化している。
【0032】ここで、個々の合金例で得られたデータを
考察すると、合金例18と23は48原子%のアルミニ
ウムを含有している。この2つの合金例でニオブが6原
子%から12原子%に増大すると、組成物の強度は増大
するが、同時にこれらの組成物の延性は低下する。さ
て、合金例20、22および24で得られたデータに関
して見ると、これら3つの合金例は共通して46原子%
のアルミニウムを含んでいる。これらの合金例で、ニオ
ブ濃度を増大すると強度は多少増大するが、同時に延性
が低下し、この低下はニオブ濃度が16原子%になると
特に激しくなることが観察される。
【0033】合金例19、20および21を考え合わせ
て見ると明らかなように、クロムとニオブの濃度は増大
していないがアルミニウム濃度が44原子%から47原
子%まで増大している。このようにアルミニウム濃度が
増大すると柱状組織の生成が促進される傾向があり、4
7原子%のアルミニウムレベルの組成物は柱状組織であ
る。
【0034】さらに、合金例19、20、21の組成物
で、アルミニウム濃度が増大すると、強度が低下し、同
時に延性が増大する。次に、合金例22と23の結果を
比較して見ると、この場合クロム濃度とニオブの濃度は
一定に保たれているが、アルミニウム濃度が46原子%
から48原子%まで増大している。アルミニウム濃度の
増大に関する合金例19、20、21に対して上記した
観察は、合金例22と23に対する結果の比較にも当て
はまる。すなわち、アルミニウム濃度が増大すると、柱
状組織が生成し易くなると共に延性が増大する。しか
し、合金例22と23で、特に高めの熱処理温度では、
強度は低下することなく、むしろ増大することが観察さ
れる。このことは、アルミニウム48原子%が最適レベ
ルであるという知見を立証している。
【0035】さらに、合金例18、21、23で得られ
た結果の比較から明らかなように、アルミニウム48原
子%で(合金例21は47原子%)最高レベルの延性が
達成される。また、高めのレベルの延性に伴ってかなり
の強度が得られることが明らかである。一般に、望まし
いアルミニウム濃度レベルは46〜48原子%であり、
この範囲の上限が最適である。
【0036】合金例23が立証しているように、特性は
熱処理によって影響を受け、1300〜1350℃の範
囲の熱処理で強度と延性の両方を改良することができ
る。合金例2と合金例23で得られた結果から性質を比
較したのが図1である。合金例24に記載した結果から
明らかなように、16原子%のニオブでは高過ぎ、した
がって望ましいレベルの性質は約6〜14原子%の範囲
のニオブ添加で達成される。これらの合金例全部でクロ
ム濃度は低いレベルに保った。これらの実験に基づいて
クロム濃度の値は1〜3原子%と決定された。すなわ
ち、本発明の実施例は、上記合金例のうち番号18、2
0、21、22、23のものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施により達成される性質の改良を示
すグラフである。
【図2】一群の合金に対してモジュラスと温度の関係を
示すグラフである。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子%で、次の組成 Ti−Al46−48Cr1−3Nb6−14 を有する合金溶融物を鋳造し、そして該鋳造品を熱間静
    水圧プレス処理することからなるアルミニウム化チタン
    鋳造品の製造法。
  2. 【請求項2】 原子%で、次の組成 Ti−Al48Cr1−3Nb6−14 を有する合金溶融物を鋳造し、そして該鋳造物を熱間静
    水圧プレス処理することからなるアルミニウム化チタン
    鋳造品の製造法。
  3. 【請求項3】 原子%で、次の組成 Ti−Al46−48CrNb6−14 を有する合金溶融物を鋳造し、そして該鋳造物を熱間静
    水圧プレス処理することからなるアルミニウム化チタン
    鋳造品の製造法。
  4. 【請求項4】 原子%で、次の組成 Ti−A146−48CrNb8−12 を有する合金溶融物を鋳造し、そして該鋳造物を熱間静
    水圧プレス処理することからなるアルミニウム化チタン
    鋳造品の製造法。
  5. 【請求項5】 原子%で、次の組成 Ti−Al48Cr1−3Nb8−12 を有する合金溶融物を鋳造し、そして該鋳造物を熱間静
    水圧プレス処理することからなるアルミニウム化チタン
    鋳造品の製造法。
  6. 【請求項6】 原子%で、次の組成 Ti−Al48CrNb8−12 を有する合金溶融物を鋳造し、そして該鋳造物を熱間静
    水圧プレス処理することからなるアルミニウム化チタン
    鋳造品の製造法。
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