JP2685734B2 - ブラジャー等のパッド - Google Patents

ブラジャー等のパッド

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JP2685734B2
JP2685734B2 JP7141771A JP14177195A JP2685734B2 JP 2685734 B2 JP2685734 B2 JP 2685734B2 JP 7141771 A JP7141771 A JP 7141771A JP 14177195 A JP14177195 A JP 14177195A JP 2685734 B2 JP2685734 B2 JP 2685734B2
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urethane foam
pad
brassiere
yellowing
curved
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章 高津
磋利 神崎
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株式会社ダッチェス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブラジャー、水着等の胸
部位置に装着するブラジャー等のパッドに関し、外面か
らのパッドの黄変が目立たないようにするブラジャー等
のパッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のブラジャー、水着等の胸部位置に
装着するパッドに、通常のウレタンフォームを用いたも
のは、カット性や成形性に優れ、かつ材料費も低廉のた
め、製造コストが安い反面、紫外線による黄変度が高
く、そのためファッション性に欠ける欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで黄変が外部から
目立たないようにするためには、厚手の生地で覆うか、
或いはブラジャー等の素材に透明度の低いものしか使用
できず、ファッション性の高い商品とすることは出来な
かった。本発明は通常の黄変度が高く、コストの安いウ
レタンフォームよりなるパッド本体の外面に、薄手の無
黄変ウレタンフォームを重ねて一体化することにより、
前記従来の課題を解決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、ブラ
ジャー等の胸部位置に装着するブラジャー等のパッドに
おいて、適当な厚さと形状を有する通常の通気性ウレタ
ンフォーム又はファイバーよりなるパッド本体の表面
に、湾曲形成された薄手の無黄変ウレタンフォームを重
ねて一体化するとともに、前記パッド本体と無黄変ウレ
タンフォームの間に、サポート力を高めるための通気性
の芯体を介在させて一体化してなるものであり、また外
面に重ねる無黄変ウレタンフォームの全面に通気性をも
たせるために多数の小孔を穿設してなるもので、これを
課題解決のための手段とするものである。また本発明
は、表面の湾曲した無黄変ウレタンフォームと通常の通
気性ウレタンフォーム又はファイバーよりなるパッド本
体を、接着材による接着又は熱セットにより一体化して
なるものであり、また無黄変ウレタンフォームをモール
ド成形により湾曲成形してなるものであり、さらに無黄
変ウレタンフォームを上下2枚の分割片とし、その対接
縁を互いに反対方向に湾曲させ、該対接縁を縫着して湾
曲させてなるものであり、さらにまた下側の分割片に通
常のウレタンフォーム又はファイバーよりなるパッド本
体を貼合わせた後、上側の分割片と縫着して湾曲させて
なるものであり、これらを課題解決のための手段とする
ものである。
【0005】
【作用】通常のウレタンフォームにより、任意の形状に
カットしてパッド本体を形成し、必要に応じて熱プレス
により成形する。次いで薄手のウレタンフォームに通気
性をもたせる多数の小孔を穿設し、これを前記パッド本
体の外面に重ね合わせるか、芯体を介在させて重ね合わ
せ、これを熱プレス又は接着剤を用いて一体化する。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
ると、図1、図2は本発明のパッドの実施例を示す。図
において1は通常のウレタンフォーム又はファイバーよ
りなるパッド本体で、下方に必要な厚みをもたせ、上方
は薄手になるように形成されている。この際熱プレス前
のウレタンフォームをカットにより成形してもよい。2
はパッド本体1の外面に配設された無黄変ウレタンフォ
ームで、湾曲された下縁3から両側縁4、4にわたりパ
ッド本体1と同形状であり、上端5はパッド本体1より
上方に伸びている。この無黄変ウレタンフォーム2は、
独立気泡で通気性がないため、多数の小孔6を設ける。
また無黄変ウレタンフォームは高価なため、コスト面か
ら必要最小限の厚さとする。7はサポート力を高めるた
めに、パッド本体1と無黄変ウレタンフォーム2の間に
介在させた通気性を有する芯体であり、三者を重合し熱
プレスして一体化するか、接着剤を用いて一体化する。
【0007】図3〜図6は、外面の無黄変ウレタンフォ
ーム2の湾曲成形と、通常のウレタンフォーム又はファ
イバーおりなるパッド本体1の成形及び両者の一体化等
を説明する夫々異なる実施例を示すものである。先ず図
3において、2a,2bは外面の無黄変ウレタンフォー
ム2を構成する上下2枚の分割片で、その対接縁8を互
いに反対方向に湾曲させてあり、該対接縁8,8を縫着
9させることにより湾曲させるものである。通常のウレ
タンフォーム又はファイバーは、ブロック体よりカット
体1′を形成し、これを熱成形によりパッド本体1の形
状に形成するものである。また下ワイヤの分割片2b
に、成形された通常のウレタンフォーム又はファイバー
よりなるパッド本体1を貼合せた後、上側の分割片2a
と縫着して湾曲成形してなるものである。これに対し図
4の場合は、無黄変ウレタンフォーム2を湾曲成形した
後、通常のウレタンフォーム又はファイバーよりなるパ
ッド本体1を一体化してなる場合で、樹脂等の接着剤に
より接着するか、接着剤を施して熱セットすることによ
り、一体化してなるものである。図5は無黄変ウレタン
フォーム2をモールド成形により湾曲形成した場合であ
る。図6は無黄変ウレタンフォームのシート2′と、通
常のウレタンフォーム又はファイバーのカット体1′を
貼合せ、モールド成形と同時に接着した場合である。通
常のウレタンフォーム又はファイバーには裏地を接着し
てもよい。
【0008】また無黄変ウレタンフォーム2は、軽量
性、緩衝性、耐熱性、耐薬品性、加工性が容易であると
云う種々の特性を有し、中でも紫外線により黄変しない
点が最大の特徴である。図3乃至図7は無黄変ウレタン
フォームの特性線図である。図3において通常のウレタ
ンフォームの場合は、フェードメーターによって約5時
間で黄変が確認されたが、無黄変ウレタンフォームでは
殆ど黄変はなかった。図4におけるY1値(イエローン
デックス)とは、色素計を用いて黄変度を示すもので、
初期の値を基準に黄変度合を測定したものである。図5
は耐熱性を示すもので、初期の引張り強度を100とし
てその保持率の変化を図形化したものであり、図6は耐
湿性を示す。図7は耐光性を示すものである。また表
1、表2は一般物性を示すものである。
【0009】
【表1】
【表2】
【0010】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明は、通常
のウレタンフォーム又はファイバーよりなるパッド本体
の表面に無黄変ウレタンフォームを重ねて配置したの
で、紫外線による黄変の問題は全くなく、表面から見て
商品価値が低下するようなことはなく、透明度の高い素
材を使用でき、ファッション性を高めることができる。
しかも薄手であるので、無黄変ウレタンフォームが高価
であっても、商品コストが上昇するような虞れは殆どな
い。また無黄変ウレタンフォームは通気性がないが、多
数の小孔を穿設してあるため、通常のウレタンフォーム
のみ使用したパッドと何ら変わりなく使用可能である。
また通常のウレタンフォームよりなるパッド本体と無黄
変ウレタンフォームの間に通気性の芯体を介在させて一
体化してあり、また接着剤を介在させて接着してあるの
で、サポート力を高めることができる。また無黄変ウレ
タンフォームはモールド成形の他、2枚の分割片を縫着
して湾曲状に形成できるなどの種々な方法がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すパッドの1部切截正面図
である。
【図2】同パッドの側断面図である。
【図3】無黄変ウレタンフォームの湾曲成形とパッド本
体との接合状態を示す説明図である。
【図4】無黄変ウレタンフォームの湾曲成形とパッド本
体との接合状態を示す説明図である。
【図5】無黄変ウレタンフォームの湾曲成形とパッド本
体との接合状態を示す説明図である。
【図6】無黄変ウレタンフォームの湾曲成形とパッド本
体との接合状態を示す説明図である。
【図7】本発明に用いる無黄変ウレタンフォームの特性
線図である。
【図8】本発明に用いる無黄変ウレタンフォームの特性
線図である。
【図9】本発明に用いる無黄変ウレタンフォームの特性
線図である。
【図10】本発明に用いる無黄変ウレタンフォームの特
性線図である。
【図11】本発明に用いる無黄変ウレタンフォームの特
性線図である。
【符号の説明】
1 パッド本体 2 無黄変ウレタンフォーム 2a,2b 分割片 3 下縁 4 両側縁 5 上端 6 小孔 7 芯体 8 接合縁 9 縫着
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−6921(JP,A) 実開 平5−30115(JP,U) 実開 平3−59315(JP,U) 実開 昭51−67129(JP,U) 実開 昭63−98315(JP,U) 実開 昭58−155309(JP,U) 実開 昭52−334(JP,U) 実公 昭48−33537(JP,Y1) 実公 昭12−3485(JP,Y1) 実公 昭62−36801(JP,Y2)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラジャー等の胸部位置に装着するブラ
    ジャー等のパッドにおいて、適当な厚さと形状を有する
    通常の通気性ウレタンフォーム又はファイバーよりなる
    パッド本体の表面に、湾曲形成された薄手の無黄変ウレ
    タンフォームを重ねて一体化するとともに、前記パッド
    本体と無黄変ウレタンフォームの間に、サポート力を高
    めるための通気性の芯体を介在させて一体化してなるこ
    とを特徴とするブラジャー等のパッド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のブラジャー等のパッドに
    おいて、外面に重ねる無黄変ウレタンフォームの全面に
    通気性をもたせるために多数の小孔を穿設したことを特
    徴とするブラジャー等のパッド。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のブラジャー等のパッドに
    おいて、表面の湾曲した無黄変ウレタンフォームと通常
    の通気性ウレタンフォーム又はファイバーよりなるパッ
    ド本体を、接着材による接着又は熱セットにより一体化
    したことを特徴とするブラジャー等のパッド。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のブラジャー等のパッドに
    おいて、外面の無黄変ウレタンフォームをモールド成形
    により湾曲成形したことを特徴とするブラジャー等のパ
    ッド。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のブラジャー等のパッドに
    おいて、無黄変ウレタンフォームを上下2枚の分割片と
    し、その対接縁を互いに反対方向に湾曲させ、該対接縁
    を縫着して湾曲させたことを特徴とするブラジャー等の
    パッド。
  6. 【請求項6】 請求項記載のブラジャー等のパッドに
    おいて、下側の分割片に通常のウレタンフォーム又はフ
    ァイバーよりなるパッド本体を貼合わせた後、上側の分
    割片と縫着して湾曲させたことを特徴とするブラジャー
    等のパッド。
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