JP2685016B2 - 送信出力制御回路 - Google Patents

送信出力制御回路

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JP2685016B2
JP2685016B2 JP7509395A JP7509395A JP2685016B2 JP 2685016 B2 JP2685016 B2 JP 2685016B2 JP 7509395 A JP7509395 A JP 7509395A JP 7509395 A JP7509395 A JP 7509395A JP 2685016 B2 JP2685016 B2 JP 2685016B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は送信出力制御回路に関
し、特に無線通信等に使用される送信機の出力電力を制
御する送信出力制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、送信機の出力レベルを制御する回
路として、例えば、特開昭57−211835号公報に
示されているように、送信機の電力増幅器の一部を結合
回路によって取り出し、検波器によりエンベロープ検波
を行い、送信電力のレベルを検出し、別途供給される基
準電圧と、前述の検波器の出力とを比較し、その差が零
となるように、電力増幅器に入力される送信信号のレベ
ルを制御する送信機の自動電力制御回路が知られてい
る。
【0003】図7は、この送信機の自動電力制御回路の
構成図である。
【0004】図において、前段からの送信信号の入力
は、利得が後述する差動増幅器57の出力により制御さ
れる利得制御器52と、利得制御器52の出力を受け取
り増幅し、所望の送信出力レベルを出力する電力増幅器
51とを備えている。
【0005】また、図7に示す送信機の自動電力制御回
路は、電力増幅器51の出力の一部を一定の結合量で取
り出す結合回路53と、出力設定部58の出力により減
衰量が制御される可変減衰器54と、所定の利得一定で
可変減衰器54の出力を増幅する増幅器55とを備えて
いる。
【0006】さらに、この送信機の自動電力制御回路
は、増幅器55の出力の包絡線検波を行う検波器56
と、検波器56の出力レベルと別途供給される基準電圧
とを入力とし、これら入力レベルの差を出力し利得制御
器52の制御信号として出力する差動増幅器57とを備
えている。
【0007】図示されていない前段からの送信信号が利
得制御器52に入力されると、差動増幅器57の出力信
号が零となるまで利得制御器52が、入力信号に対して
増幅を行い、電力増幅器51に出力する。
【0008】電力増幅器51で増幅された送信電力の一
部が、結合回路53により取り出され、可変減衰器54
に供給される。
【0009】結合回路部53で取り出された送信電力の
一部は、出力設定部58で設定された減衰量だけ可変減
衰器54で減衰されて増幅器55に加えられる。
【0010】可変減衰器54から出力される信号は、増
幅器55で一定量だけ増幅されてから検波器56で検波
され差動増幅器57に加えられる。
【0011】差動増幅器57には、基準電圧が別途入力
され、これら二つの入力レベルの差が、差動増幅器57
より制御信号として利得制御器52に加えられる。
【0012】差動増幅器57の出力が零となるように、
利得制御器52の利得を、差動増幅器52の出力で制御
することにより、電力増幅器51の出力を一定に保って
いる。
【0013】電力増幅器51の出力を大とする場合に
は、可変減衰器54の減衰量を大とすることにより、ま
た、電力増幅器51の出力を小とする場合には、可変減
衰器54の減衰量を小とすることにより行う。
【0014】可変減衰器54の減衰量の設定は、出力設
定部58の出力により制御される。
【0015】一般に微小入力レベルおよび入力レベルが
極めて大である範囲を除くと、ダイオードなどで構成さ
れる検波器の出力は、入力に対して指数関数的に変化
し、上述の微小入力レベルでは入力レベルの変化量に対
して出力レベルの変化は小となり、前述のように、検波
器の入力レベルがある値より大となると、入力レベルの
変化量に対して出力レベルの変化量は小となる(飽和す
る)ことが知られている。
【0016】図8は、図7に示したX2 点入力レベルを
横軸とし、検波器56の出力レベル(Z2 点の出力レベ
ル)を縦軸とした入出力特性の説明図である。
【0017】ここで検波器56自身の検波特性は、入力
レベルをXとし、出力レベルをZとしたとき、下記
(1)式の関係にあると仮定している。
【0018】 Z=(1/10)×101.5X………………………………………………(1) 図7で、可変減衰器54による減衰率が1/2倍で、増
幅器55の増幅率が2倍であると仮定すると、検波器5
6の入力レベル(Y2 点のレベル)とX2 点のレベルと
は等しくなる。
【0019】このような状態のときのX2 点のレベルと
2 点のレベルとの関係は図9中の曲線Dで表わされ
る。
【0020】この曲線D上のR点とS点との間が上述の
(1)式に従う領域である。曲線Eは、可変減衰器54
の減衰量が零(減衰率1)で、増幅器55の増幅率が2
倍の場合の入出力特性を表す曲線である。
【0021】曲線Fは、可変減衰器54の減衰率が(1
/4)で、増幅器55の増幅率が2倍である場合の入出
力関係を表わす曲線である。
【0022】たとえば、増幅器55の増幅率を2倍で一
定としておき、可変減衰器54の減衰率を出力設定部5
8により加える設定レベルを減少または増加させると、
検波器56に加えられる出力が増加または減少する。
【0023】図7に示す差動増幅器57に加える基準電
圧のレベルを図9の検波器出力レベルの値の0.2に設
定しておけば、可変減衰器54の減衰量を増加させれ
ば、X2 点の入力レベルが減少し、差動増幅器57の出
力が利得制御器52を制御して利得を増加させるように
動作し、電力増幅器51の出力を増加させ、検波器56
の出力のレベルを常に0.2になるように、制御する。
【0024】すなわち、可変減衰器54の減衰量を増加
させることにより、電力増幅器51の出力電力を増加さ
せる。
【0025】同様に、可変減衰器54の減衰量をある値
から減少させることにより、それまでの電力増幅器51
の出力を減少させる。
【0026】図7に示す送信機の自動電力制御回路は、
増幅器55により可変減衰器54の出力を一旦増幅して
いるので、電力増幅器51の出力が比較的に小なる場合
にも、検波器56に入力される信号のレベルを大とする
ことができる。
【0027】また、電力増幅器51の出力を大にすると
きには、可変減衰器54による減衰量が大であるため、
このような可変減衰器を持たない検波器ではその入出力
特性が飽和してしまう領域でも飽和することを避けるこ
とができる。
【0028】ダイオードなどで構成される検波器55の
ダイナミックレンジは、通常15dB程度であるが、可
変減衰器54と増幅器55を用いることにより、これら
可変減衰器と増幅器を含む検波器のダイナミックレンジ
を検波器器自身が持つダイナミックレンジより大とする
ことができる。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示す送信機の自動電力制御回路において、たとえば、曲
線Dの状態に増幅器の増幅度と、可変減衰器の減衰量と
を設定した上で、差動増幅器57に加える基準電圧のレ
ベルを図8に示す検波器出力レベルである0.2と等し
く設定している状態で、利得制御器52か利得制御器5
2の入力のレベル、または、電力増幅器51の出力レベ
ルの内の少なくとも何れか一つが減少して、たとえば、
図7に示すX2 点の入力レベルが、0.1もしくはその
近傍のレベルになったとすると、差動増幅器57が動作
して、電力増幅器の出力レベルを変動前のレベルに戻す
ように動作するが、このような場合には、検波器55の
出力は図8の曲線Dに沿って変化する。したがって、検
波器55の入力レベルの変化に対して出力レベルの変化
が小となるので、電力増幅器の出力レベルを所定のレベ
ルに回復させるのに多くの時間を要し、かつ、その動作
が不安定になるという欠点を有している。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明の送信出力制御回
路は、送信電力を出力し制御信号により出力が制御され
る可変増幅器と、前記可変増幅器の出力の一部を取り出
すカップラと、前記カップラにより取り出した出力を二
つの出力に分配する分配器と、前記分配器の一方の出力
を入力とする第1の検波器と、前記分配器の他方の出力
を入力とする増幅器と、前記増幅器の出力を検波する第
2の検波器と、前記第1の検波器の出力の一部と予め設
定された切替レベルを入力とし、前記第1の検波器の出
力レベルが前記切替レベル以下となった場合に切替信号
を出力するコンパレータと、前記第2の検波器の出力と
予め定められた基準レベルとを入力とし前記第2の検波
器の出力レベルと前記基準レベルの差のレベルを出力す
る第1の差動増幅器と、前記第1の検波器の出力と前記
第1の差動増幅器の出力とを入力とし、前記切替信号に
より制御され、前記切替信号が加えられると前記第1の
差動増幅器の出力を入力として選択し出力するセレクタ
と、前記セレクタの出力と電力設定信号とを入力としこ
れら入力のレベルの差を前記制御信号として出力する第
2の差動増幅器とを備えて構成されている。
【0031】また、第2の発明の送信出力制御回路は、
送信電力を出力し制御信号により出力が制御される可変
増幅器と、前記可変増幅器の出力の一部を取り出すカッ
プラと、前記カップラにより取り出した出力を二つの出
力に分配する分配器と、前記分配器の一方の出力を入力
とする第1の検波器と、前記分配器の他方の出力を入力
とする増幅器と、前記増幅器の出力を検波する第2の検
波器と、前記第2の検波器の出力の一部と予め設定され
た切替レベルを入力とし、前記第2の検波器の出力レベ
ルが前記切替レベル以下となった場合に切替信号を出力
するコンパレータと、前記第2の検波器の出力と予め定
められた基準レベルとを入力とし前記第2の検波器の出
力レベルと前記基準レベルの差のレベルを出力する第1
の差動増幅器と、前記第1の検波器の出力と前記第1の
差動増幅器の出力とを入力とし、前記切替信号により制
御され、前記切替信号が加えられると前記第1の差動増
幅器の出力を入力として選択し出力するセレクタと、前
記セレクタの出力と電力設定信号とを入力としこれら入
力のレベルの差を前記制御信号として出力する第2の差
動増幅器とで構成されている。
【0032】さらに第3の発明の送信出力制御回路は、
送信電力を出力し制御信号により出力が制御される可変
増幅器と、前記可変増幅器の出力の一部を取り出すカッ
プラと、前記カップラにより取り出した出力を三つの出
力に分配する分配器と、前記分配器の出力の内の一つを
入力とする第1の検波器と、前記分配器の出力の内の他
の一つを入力とする増幅器と、前記増幅器の出力に入力
側が接続された第2の検波器と、前記第2の検波器の出
力と予め定められた基準レベルとを入力としこれらの入
力の差のレベルを出力する第1の差動増幅器と、前記分
配器の出力の内の残りの一つを入力とする減衰器と、前
記減衰器の出力を入力とする第3の検波器と、前記第3
の検波器の出力のレベルに予め定められた一定レベルだ
け加算して出力する加算器と、前記第1の検波器の出力
レベルと予め定められた第1の切替レベルを比較し前記
第1の検波器の出力レベルが前記第1の切替レベル以下
になったとき、第1の切替信号を出力する第1のコンパ
レータと、前記第1の検波器の出力レベルと予め定めら
れた第2の切替レベルとを比較し前記第1の検波器の出
力レベルが前記第2の切替レベル以上となったとき、第
2の切替信号を出力する第2のコンパレータと、前記第
1の検波器の出力と前記第1の差動増幅器の出力と前記
加算器の出力とを入力とし、前記第1の切替信号を受け
取ると入力側を前記第1の差動増幅器の出力に接続し前
記第2の切替信号を受け取ると入力側を前記加算器の出
力に接続し前記第1および第2の切替信号が無い場合に
は入力側を前記第1の検波器の出力側に接続するセレク
タと、前記セレクタの出力と、別途供給される電力制御
信号のレベルの差を前記制御信号として出力する第2の
差動増幅器とで構成されている。
【0033】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0034】図1(A)は本発明の送信出力制御回路の
一実施例を示すブロック図である。
【0035】本実施例の送信出力制御回路1は、制御信
号によりその利得を制御され別途入力されるRF入力信
号を増幅し出力する可変増幅器2と、可変増幅器2の出
力の内で予め定められた割合の出力を取り出し送信出力
とは別に出力するカップラ3と、カップラ3で取り出さ
れた送信出力の一部を二つに分配する分配器4とを備え
ている。
【0036】また、送信出力制御回路1は、分配器4の
一方の出力側に接続された第1の検波器5と、前述の分
配器4の他の出力側に接続された増幅器7と、増幅器7
の出力側に接続された第2の検波器6と、第2の検波器
6の出力と、予め設定された基準レベルとの差を出力す
る第1の差動増幅器8とを備えている。
【0037】さらにこの送信出力制御回路1は、第1の
検波器の出力と別途加えられる切替レベルとを比較し第
1の検波器の出力レベルがこの切替レベル以下になると
切替信号を出力するコンパレータ11と、切替信号が出
力されないときは、第1の検波器5の出力を選択し、切
替信号が出力されると第1の差動増幅器8の出力を選択
し、選択した信号を出力するセレクタ9と、セレクタ9
の出力レベルと別途加えられる電力設定信号のレベルと
の差を取り制御信号として可変増幅器2に加える第2の
差動増幅器10とを備えている。
【0038】図6は、図1(A)、図1(B)、図3
(A)、図3(B)、図4(A)および図4(B)で使
用される検波器の入出力の動作についての説明図であ
る。
【0039】図6において、曲線Aは、第1の検波器5
の入力レベルと出力レベルの関係を示すものである。
【0040】ただし、曲線A上の点Pから点Qまでの領
域において、第1の検波器5の入出力特性は、すでに説
明した(1)式に従うものと仮定している。
【0041】この曲線Aはまた、第2の検波器6で増幅
器7の増幅度が1倍(すなわち利得0dB)のときの図
1(A)中のX1 点の入力レベルと図1中のY1 点の出
力レベルとが等しいと仮定している。
【0042】後述する図1(B)中の第3の検波器13
の入出力特性も図6の曲線Aに従うものと仮定してい
る。
【0043】図6中の曲線Bは、増幅度が2倍の増幅器
7の出力で増幅された信号が、曲線Aで示す入出力特性
を持つ第1の検波器5と同一の入出力特性を持つ第2の
検波器6に加えられ、しかも、この増幅器7に入力する
信号のレベルと、第1の検波器5の入力レベルとが同一
の場合の入出力特性、すなわち、X1 点の入力レベルに
対するZ1 点の出力レベルを示したものである。
【0044】図1中の可変増幅器2は、たとえば、その
バイアス電圧として第2の差動増幅器10が出力する制
御信号を加える構成のものであってもよい。
【0045】まず、図1(A)に示した送信出力制御回
路1の動作を説明する。
【0046】外部から加えられるRF(高周波)入力信
号は、可変増幅器2で増幅され送信出力としてカップラ
3を介して出力される。
【0047】カップラ3により可変増幅器2の出力の内
の予め定められた量が分配器4に加えられる。
【0048】分配器4は、たとえば、入力信号成分を2
等分して出力する3dBハイブリッドなどで構成すれば
よい。
【0049】この分配器4で2等分された内の一つが第
1の検波器5に、他の一つが増幅器7に加えられる。
【0050】X1 点の入力レベルが0.15のとき第1
の検波器の出力レベルはE1 となり、第2の検波器6の
出力レベルは、増幅器7で増幅された後に第2の検波器
7に入力されるために、その出力レベルは図6中に示さ
れたV1 となる。
【0051】第1の差動増幅器に加える基準レベルをV
1 −E1 と等しく設定しておき、第1の差動増幅器で第
2の検波器出力より基準レベルを差し引いたレベルを出
力させるようにすると、第1の差動増幅器8から出力さ
れる出力レベルは、図6中の曲線B1 となる。この曲線
1 は、曲線Bの縦軸方向から一定量を差引いたもので
ある。
【0052】ここで、コンパレータ11に加える切替レ
ベルの値を前述した基準レベルE1に等しく設定してお
き、第1の検波器5の出力レベルが基準レベルE1 以下
になるとコンパレータ11により切替信号を出力するよ
うに設定しておく。
【0053】ここで、たとえば、電力設定信号を適切な
値に設定し、第1の検波器5の出力のレベルを図6に示
したE1 より大としておき、このような状態から、電力
設定信号のレベルを変化させて、可変増幅器2の出力を
減少させ、第1の検波器5の出力レベルを前述のE1
り低下させると、コンパレータ11から切替信号が出力
される。
【0054】セレクタ9は、切替信号を受け取ると、第
1の差動増幅器8の出力を選択し、第2の差動増幅器1
0に出力する。
【0055】従って、第1の検波器5の出力レベルがE
1 以下の場合には、第2の差動増幅器10へ、セレクタ
9により供給される出力レベルは、曲線B1 に従った出
力レベルとなる。
【0056】従って、第1の検波器5の入力レベルが低
下し、入力レベルの変化量に対して第1の検波器の出力
レベルの変化量が小となる領域では、第2の差動増幅器
10にセレクタ9から供給される出力は、第1の差動増
幅器8の出力となるため、検波器の入力レベルの変化量
に対して、その出力レベルの変化量を、大とすることが
できるため、第1の検波器5の出力のみを第2の差動増
幅器に出力させる場合にくらべて、電力設定信号を変化
させて可変増幅器2の出力を安定的に変化させる領域、
(すなわち、可変増幅器2の出力についてのダイナミッ
クレンジ)を広くすることができる。
【0057】また、セレクタ9を介して第2の差動増幅
器10に供給する出力レベルが、図6に示すE1 より僅
かに大なる状態で可変増幅器2を動作させている状態
で、RF入力信号のレベル、あるいは、可変増幅器2自
身の出力レベルが、なんらかの原因で小となり、第1の
検波器5の出力レベルが、E1 以下となった場合でも、
それまで、セレクタ9を介して供給される出力は第1の
検波器5の出力であったものが、コンパレータ11が動
作することにより、第1の差動増幅器8の出力側に切替
えられるため、第1の検波器5の出力が第2の差動増幅
器10に供給される場合にくらべて、短時間で、所定の
レベルに回復させることができる。
【0058】図1(B)は、本発明の別の実施例である
送信出力制御回路1Aの構成を示すブロック図である。
【0059】図において、可変増幅器2、カップラ3、
第1の検波器5、増幅器7、第2の検波器6、第1の差
動増幅器8および第2の差動増幅器10は、すでに図1
(A)で説明したと同一のものであるので説明を省略す
る。
【0060】図1(B)において、カップラ3から取り
出された可変増幅器2の出力の一部は、分配器4Aに加
えられる。
【0061】分配器4Aは、入力された信号を、3つに
分配し、それぞれ、第1の検波器5と、増幅器7および
減衰器12に出力する。
【0062】減衰器12の出力側は第3の検波器13の
入力側に接続され、第3の検波器13の出力は予め定め
られたレベルだけ入力レベルに加算して出力する加算器
14に接続されている。
【0063】加算器14の出力は、3つの入力の内の1
つの選択し、選択した入力を第2の差動増幅器10に出
力するセレクタ9Aの1つの入力側に接続される。
【0064】第1の検波器5の出力側は、セレクタ9A
の別の1つの入力側に接続されている。
【0065】第1の差動増幅器8の出力は、セレクタ9
Aの残りの1つの入力側に接続される。
【0066】第1のコンパレータ15および第2のコン
パレータ16のそれぞれの2つの入力側の1つは、第1
の検波器5の出力側に接続されている。
【0067】第1のコンパレータ15の残りの入力側に
は、予め定められた第1の切替レベルが加えられ、同様
に、第2のコンパレータ16の残りの入力側には、予め
定められた第2の切替レベルが加えられる。
【0068】第1のコンパレータ15の動作は、すでに
図1(A)で説明したコンパレータ11の動作と同一で
ある。ただし、コンパレータ11に入力される切替レベ
ルと同一レベルを持つ第1の切替レベルが残りの1つの
入力側に加えられる。
【0069】第1のコンパレータ15は、第1の検波器
5の出力レベルが第1の切替レベル以下になると第1の
切替信号をセレクタ9Aに出力する。
【0070】同様に第2のコンパレータ16は、第1の
検波器5の出力レベルが第2の切替レベル以上になる
と、第2の切替信号をセレクタ9Aに出力する。
【0071】前述したセレクタ9Aは、第1のコンパレ
ータ15の出力する第1の切替信号を受信すると、入力
側を第1の差動増幅器8の出力側に接続し、第2のコン
パレータ16から第2の切替信号が出力されると、加算
器14の出力を入力として選択する。
【0072】ここで、第3の検波器13の入出力特性
は、第1の検波器5および第2の検波器6の入出力特性
と同一であると仮定する。
【0073】図6に示されている曲線Cは、減衰器12
の減衰率を1/4(すなわち入力に対して出力は1/4
となる)と仮定し、入力レベルは、図1(B)に示され
ている減衰器12の入力側とし、第3の検波器13の出
力側を出力レベルとした場合の入出力の関係を表わす曲
線である。
【0074】今、分配器4Aにより、その入力が3等分
されて出力されるとすると、第1の検波器5の入出力特
性を示す曲線A上で、第1の検波器5の入力レベルがほ
ぼ0.67であるとき、第1の検波器5の出力レベルは
Q点の縦軸方向の値で示される。
【0075】Q点での第1の検波器5の出力レベルをE
2 とする。
【0076】このとき、第3の検波器13の出力レベル
は、点Qより、V2 だけ少ない値となる。
【0077】第2の切替レベルの値をE2 としておき、
電力設定信号を変化させて、第1の検波器5の出力レベ
ルが図6中のE2 より小なる値からE2 になると、第2
のコンパレータ16が動作して第2の切替信号をセレク
タ9Aに出力するので、セレクタ9Aの入力側は、加算
器14の出力側に接続される。
【0078】ここで、加算器14のレベルの加算量を図
6中のV2 であるように、予め設定しておけば、第1の
検波器5の入力レベルが、前述の0.67以上となった
とき、加算器14の出力は図6中に示した曲線C1 に従
って変化する。
【0079】上述したように、第2の切替信号が第2の
コンパレータ16から出力されている場合には、セレク
タ9Aを介して第2の差動増幅器10に加えられる信号
レベルは、曲線C1 に従って変化することになる。
【0080】従って、第1の検波器5の入力レベルが増
加してその出力レベルが飽和する領域においては、加算
器14の出力が第2の加算器10に電力設定信号と共に
加えられることになり、電力設定信号を増加させて、第
1の検波器5の入力レベルの変化量に対して、出力レベ
ルの変化量が小となる(飽和領域)においても、セレク
タ9Aを介して出力される信号のレベルの変化量を大と
することができるので、可変増幅器2の出力のダイナミ
ックレンジを広くすることが可能となる。
【0081】なお、第1の検波器5の出力レベルがE1
以下の場合には、図1(A)で説明したと同様に、第1
のコンパレータ15が動作して第1の切替信号を出力す
るので、第1の差動増幅器8の出力がセレクタ9Aによ
り選択されて、第2の差動増幅器10に加えられる。
【0082】従って、図1(B)に示した送信出力制御
回路1Aは、図1(B)に示した送信出力制御回路1よ
りも広いダイナミックレンジで可変増幅器の出力を変化
させることができる。
【0083】図2(A)および図2(B)は、それぞ
れ、図1(A)および図1(B)に示してある可変増幅
器の構成の一例を示すブロック図である。
【0084】図2(A)においては、可変増幅器2は、
可変減衰器2Aと電力増幅器2Bとが直列に接続された
構成であり、電力増幅器2Bの入力側に可変減衰器2A
が接続された構成の可変増幅器2を示している。
【0085】図2(B)に示した可変増幅器2は、入力
側に電力増幅器2Bを、また、電力増幅器2Bの出力側
に可変減衰器2Aを接続した構成となっている。
【0086】図2(A)および図2(B)に示されてい
る可変減衰器2Aを図1(A)や図1(B)に示した第
2の差動増幅器10の出力である制御信号で制御して、
その減衰率を変化させることにより、それぞれ、送信す
べき信号の出力レベルを制御することができる。
【0087】可変減衰器2Aとして、たとえば、PIN
ダイオードを複数直列に接続したものを使用すればよ
い。
【0088】図3(A)は図1(A)の可変増幅器2を
図2(A)の構成の可変減衰器2Aと電力増幅器2Bで
置き換えた場合の本発明の実施例の一つである送信出力
制御回路1Bの構成を示すブロック図である。
【0089】図3(A)に示す送信出力制御回路1Bの
動作は、すでに説明した図1(A)に示した送信出力制
御回路1と同じであることは明らかである。
【0090】図3(B)に示す送信出力制御回路1C
は、本発明の他の実施例の一つの構成を示すブロック図
であり、図1(B)に示す送信出力制御回路1Aにおい
て、可変増幅器2を図2(A)に示した構成の可変減衰
器2Aと電力増幅器2Bとに置き換えたものであり、そ
の動作は、すでに説明した図1(B)に示す、送信出力
制御回路1Aの動作と同じである。
【0091】図4(A)は、本発明の別の実施例の一つ
である送信出力制御回路1Dの構成を示すブロック図で
ある。
【0092】図4(A)の構成においては、コンパレー
タ11の一方の入力が図3(A)に示した第1の検波器
5の出力ではなく、第2の検波器6の出力に側に接続し
ている点だけが図3(A)に示した送信出力制御回路1
Bとは異っている。
【0093】この場合も、基準レベルの値を適切に設定
することにより、図3(A)に示した送信出力制御回路
1Bと同様な動作を行うことは明らかである。
【0094】図4(B)は、本発明の別の実施例の一つ
である送信出力制御回路1Eの構成を示すブロック図で
ある。
【0095】図4(B)に示す送信出力制御回路1Eで
は、第1のコンパレータ15と第2のコンパレータ16
の入力側の一つをそれぞれ第2の検波器の出力側に接続
した点が図3(B)に示す送信出力制御回路1Cと異な
っているだけで、それ以外は図3(B)に示す送信出力
制御回路1Cと同一である。ここで、第1と第2の切替
レベルや、基準レベルの値を適切な値に設定しておけ
ば、図3(B)に示した送信出力制御回路1Cの動作と
同様にすることができる。
【0096】図5は、たとえば、図1(B)において、
第1のコンパレータ15と第2のコンパレータ16の入
力側の一つをそれぞれ、第3の検波器13の出力側に接
続した部分の接続例を示すブロック図である。
【0097】このように、図3(B)において、第1の
コンパレータ15と第2のコンパレータ16の入力の一
つをそれぞれ、第3の検波器13の出力側あるいは、加
算器14の出力側に接続し図5のようにしてもよいこと
は明らかである。
【0098】なお、以上の説明においては、第1の検波
器5と第2の検波器6および第3の検波器13の入出力
特性は同一と仮定したが、これら検波器の入出力特性
は、同一でなくともよい。
【0099】このような場合には、基準レベル、切替レ
ベル、第1の切替レベルおよび第2の切替レベル等を適
切に設定することにより、すでに説明したと同様な動作
を行わせることが可能である。
【0100】同様に分配器4および分配器4Aによる配
分の割合も互いに等しい状態に設定することは必ずしも
必要ではなく。その配分の割合に応じて、基準レベル、
第1および第2の切替レベルなどを適切な値に設定すれ
ばよい。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の送信出力
制御回路は、第2の検波器を設けその入力を増幅器によ
り増幅させ、カップラ3を介して第1の検波器5に供給
される信号が、ある値以下のときには、コンパレータを
使用して切替信号を出力し、この切替信号により、第2
の検波器6の出力をセレクタ9または9Aを介して第2
の差動増幅器10に加えることにより、第2の差動増幅
器10の出力により、広い範囲に亘り可変増幅器あるい
は電力増幅器の出力レベルを安定的に変化させることが
可能となるという効果を有する。
【0102】また、可変増幅器の出力レベルまたはその
入力レベルが何らかの原因で急激に低下した場合にも、
第2の検波器の出力がセレクタを介して第2の差動増幅
器に加えられるため、可変増幅器あるいは、電力増幅器
の出力が電力設定信号で予め設定してある所定の値に短
時間で復帰させることができるという効果を有してい
る。
【0103】さらに、図1(B)や図3(B)のよう
に、減衰器を介して第3の検波器を接続し、その出力を
加算器を介して出力させ、第1から第3の検波器に入力
される信号のレベルの大きさに応じて、第1の検波器の
出力か、第1の差動増幅器の出力か、加算器の出力の
内、何れか一つを選択して第2の差動増幅器に加えるこ
とにより、図1(A)に示す送信出力制御回路1よりも
さらに検波器に入力されるレベルの大なる領域に亘り広
い範囲で可変増幅器を安定的に制御させることができる
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明の送信出力制御回路の一実施
例を示すブロック図である。(B)は、本発明の送信出
力制御回路の別の実施例を示すブロック図である。
【図2】(A)は図1(A)および図1(B)に示す可
変増幅器の構成の一例を示すブロック図である。(B)
は図1に示す可変増幅器の他の構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【図3】(A)は図1(A)の可変増幅器を図2(A)
に示す構成としたときの本発明の構成の一例を示すブロ
ック図である。(B)は図1(B)の可変増幅器を図2
(A)に示す構成としたときの本発明の構成の一例を示
すブロック図である。
【図4】(A)は、本発明の別の実施例の構成を示すブ
ロック図である。(B)は、本発明の別の実施例の構成
を示すブロック図である。
【図5】図3(B)の第1と第2のコンパレータの入力
側の接続を変更した場合の例を示す変更部分のブロック
図である。
【図6】図1で示した本発明の送信出力制御回路の動作
の説明図である。
【図7】従来のこの種の回路の実施例を示すブロック図
である。
【図8】図7に示した従来例の回路の動作を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 送信出力制御回路 2 可変増幅器 3 カップラ 4 分配器 5 第1の検波器 6 第2の検波器 7 増幅器 8 第1の差動増幅器 9 セレクタ 10 第2の差動増幅器 11 コンパレータ 12 減衰器 13 第3の検波器 14 加算器 15 第1のコンパレータ 16 第2のコンパレータ 1A 送信出力制御回路 1B 送信出力制御回路 1C 送信出力制御回路 1D 送信出力制御回路 1E 送信出力制御回路 2A 可変減衰器 2B 電力増幅器 4A 分配器 9A セレクタ

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信電力を出力し制御信号により出力が
    制御される可変増幅器と、前記可変増幅器の出力の一部
    を取り出すカップラと、前記カップラにより取り出した
    出力を二つの出力に分配する分配器と、前記分配器の一
    方の出力を入力とする第1の検波器と、前記分配器の他
    方の出力を入力とする増幅器と、前記増幅器の出力を検
    波する第2の検波器と、前記第1の検波器の出力の一部
    と予め設定された切替レベルを入力とし、前記第1の検
    波器の出力レベルが前記切替レベル以下となった場合に
    切替信号を出力するコンパレータと、前記第2の検波器
    の出力と予め定められた基準レベルとを入力とし前記第
    2の検波器の出力レベルと前記基準レベルの差のレベル
    を出力する第1の差動増幅器と、前記第1の検波器の出
    力と前記第1の差動増幅器の出力とを入力とし、前記切
    替信号により制御され、前記切替信号が加えられると前
    記第1の差動増幅器の出力を入力として選択し出力する
    セレクタと、前記セレクタの出力と電力設定信号とを入
    力としこれら入力のレベルの差を前記制御信号として出
    力する第2の差動増幅器とを備えることを特徴とする送
    信出力制御回路。
  2. 【請求項2】 送信電力を出力し制御信号により出力が
    制御される可変増幅器と、前記可変増幅器の出力の一部
    を取り出すカップラと、前記カップラにより取り出した
    出力を二つの出力に分配する分配器と、前記分配器の一
    方の出力を入力とする第1の検波器と、前記分配器の他
    方の出力を入力とする増幅器と、前記増幅器の出力を検
    波する第2の検波器と、前記第2の検波器の出力の一部
    と予め設定された切替レベルを入力とし、前記第2の検
    波器の出力レベルが前記切替レベル以下となった場合に
    切替信号を出力するコンパレータと、前記第2の検波器
    の出力と予め定められた基準レベルとを入力とし前記第
    2の検波器の出力レベルと前記基準レベルの差のレベル
    を出力する第1の差動増幅器と、前記第1の検波器の出
    力と前記第1の差動増幅器の出力とを入力とし、前記切
    替信号により制御され、前記切替信号が加えられると前
    記第1の差動増幅器の出力を入力として選択し出力する
    セレクタと、前記セレクタの出力と電力設定信号とを入
    力としこれら入力のレベルの差を前記制御信号として出
    力する第2の差動増幅器とを備えることを特徴とする送
    信出力制御回路。
  3. 【請求項3】 送信電力を出力し制御信号により出力が
    制御される可変増幅器と、前記可変増幅器の出力の一部
    を取り出すカップラと、前記カップラにより取り出した
    出力を三つの出力に分配する分配器と、前記分配器の出
    力の内の一つを入力とする第1の検波器と、前記分配器
    の出力の内の他の一つを入力とする増幅器と、前記増幅
    器の出力に入力側が接続された第2の検波器と、前記第
    2の検波器の出力と予め定められた基準レベルとを入力
    としこれらの入力の差のレベルを出力する第1の差動増
    幅器と、前記分配器の出力の内の残りの一つを入力とす
    る減衰器と、前記減衰器の出力を入力とする第3の検波
    器と、前記第3の検波器の出力のレベルに予め定められ
    た一定レベルだけ加算して出力する加算器と、前記第1
    の検波器の出力レベルと予め定められた第1の切替レベ
    ルを比較し前記第1の検波器の出力レベルが前記第1の
    切替レベル以下になったとき、第1の切替信号を出力す
    る第1のコンパレータと、前記第1の検波器の出力レベ
    ルと予め定められた第2の切替レベルとを比較し前記第
    1の検波器の出力レベルが前記第2の切替レベル以上と
    なったとき、第2の切替信号を出力する第2のコンパレ
    ータと、前記第1の検波器の出力と前記第1の差動増幅
    器の出力と前記加算器の出力とを入力とし、前記第1の
    切替信号を受け取ると入力側を前記第1の差動増幅器の
    出力に接続し前記第2の切替信号を受け取ると入力側を
    前記加算器の出力に接続し前記第1および第2の切替信
    号が無い場合には入力側を前記第1の検波器の出力側に
    接続するセレクタと、前記セレクタの出力と、別途供給
    される電力制御信号のレベルの差を前記制御信号として
    出力する第2の差動増幅器とを備えることを特徴とする
    送信出力制御回路。
  4. 【請求項4】 送信電力を出力し制御信号により出力が
    制御される可変増幅器と、前記可変増幅器の出力の一部
    を取り出すカップラと、前記カップラにより取り出した
    出力を三つの出力に分配する分配器と、前記分配器の出
    力の内の一つを入力とする第1の検波器と、前記分配器
    の出力の内の他の一つを入力とする増幅器と、前記増幅
    器の出力に入力側が接続された第2の検波器と、前記第
    2の検波器の出力と予め定められた基準レベルとを入力
    としこれらの入力の差のレベルを出力する第1の差動増
    幅器と、前記分配器の出力の内の残りの一つを入力とす
    る減衰器と、前記減衰器の出力を入力とする第3の検波
    器と、前記第3の検波器の出力のレベルに予め定められ
    た一定レベルだけ加算して出力する加算器と、前記第2
    の検波器の出力レベルと予め定められた第1の切替レベ
    ルを比較し前記第2の検波器の出力レベルが前記第1の
    切替レベル以下になったとき、第1の切替信号を出力す
    る第1のコンパレータと、前記第2の検波器の出力レベ
    ルと予め定められた第2の切替レベルとを比較し前記第
    2の検波器の出力レベルが前記第2の切替レベル以上と
    なったとき、第2の切替信号を出力する第2のコンパレ
    ータと、前記第1の検波器の出力と前記第1の差動増幅
    器の出力と前記加算器の出力とを入力とし、前記第1の
    切替信号を受け取ると入力側を前記第1の差動増幅器の
    出力に接続し前記第2の切替信号を受け取ると入力側を
    前記加算器の出力に接続し前記第1および第2の切替信
    号が無い場合には入力側を前記第1の検波器の出力側に
    接続するセレクタと、前記セレクタの出力と、別途供給
    される電力制御信号のレベルの差を前記制御信号として
    出力する第2の差動増幅器とを備えることを特徴とする
    送信出力制御回路。
  5. 【請求項5】 送信電力を出力し制御信号により出力が
    制御される可変増幅器と、前記可変増幅器の出力の一部
    を取り出すカップラと、前記カップラにより取り出した
    出力を三つの出力に分配する分配器と、前記分配器の出
    力の内の一つを入力とする第1の検波器と、前記分配器
    の出力の内の他の一つを入力とする増幅器と、前記増幅
    器の出力に入力側が接続された第2の検波器と、前記第
    2の検波器の出力と予め定められた基準レベルとを入力
    としこれらの入力の差のレベルを出力する第1の差動増
    幅器と、前記分配器の出力の内の残りの一つを入力とす
    る減衰器と、前記減衰器の出力を入力とする第3の検波
    器と、前記第3の検波器の出力のレベルに予め定められ
    た一定レベルだけ加算して出力する加算器と、前記第2
    の検波器の出力レベルと予め定められた第1の切替レベ
    ルを比較し前記第2の検波器の出力レベルが前記第1の
    切替レベル以下になったとき、第1の切替信号を出力す
    る第1のコンパレータと、前記第3の検波器の出力レベ
    ルと予め定められた第2の切替レベルとを比較し前記第
    3の検波器の出力レベルが前記第2の切替レベル以上と
    なったとき、第2の切替信号を出力する第2のコンパレ
    ータと、前記第1の検波器の出力と前記第1の差動増幅
    器の出力と前記加算器の出力とを入力とし、前記第1の
    切替信号を受け取ると入力側を前記第1の差動増幅器の
    出力に接続し前記第2の切替信号を受け取ると入力側を
    前記加算器の出力に接続し前記第1および第2の切替信
    号が無い場合には入力側を前記第1の検波器の出力側に
    接続するセレクタと、前記セレクタの出力と、別途供給
    される電力制御信号のレベルの差を前記制御信号として
    出力する第2の差動増幅器とを備えることを特徴とする
    送信出力制御回路。
  6. 【請求項6】 可変増幅器は、制御信号によりその減衰
    量が制御される可変減衰器と、前記可変減衰器の出力側
    または入力側に接続された電力増幅器とで構成されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の送信出力制御回路。
  7. 【請求項7】 可変増幅器は、制御信号によりその減衰
    量が制御される可変減衰器と、前記可変減衰器の出力側
    または入力側に接続された電力増幅器とで構成されるこ
    とを特徴とするた請求項2記載の送信出力制御回路。
  8. 【請求項8】 可変増幅器は、制御信号によりその減衰
    量が制御される可変減衰器と、前記可変減衰器の出力側
    または入力側に接続された電力増幅器とで構成されるこ
    とを特徴とする請求項3記載の送信出力制御回路。
  9. 【請求項9】 可変増幅器は、制御信号によりその減衰
    量が制御される可変減衰器と、前記可変減衰器の出力側
    または入力側に接続された電力増幅器とで構成されるこ
    とを特徴とする請求項4記載の送信出力制御回路。
  10. 【請求項10】 可変増幅器は、制御信号によりその減
    衰量が制御される可変減衰器と、前記可変減衰器の出力
    側または入力側に接続された電力増幅器とで構成される
    ことを特徴とする請求項5記載の送信出力制御回路。
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