JP2684905B2 - フィン付き熱交換器 - Google Patents

フィン付き熱交換器

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JP2684905B2
JP2684905B2 JP3328912A JP32891291A JP2684905B2 JP 2684905 B2 JP2684905 B2 JP 2684905B2 JP 3328912 A JP3328912 A JP 3328912A JP 32891291 A JP32891291 A JP 32891291A JP 2684905 B2 JP2684905 B2 JP 2684905B2
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heat exchanger
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毅 蛭子
政宣 川添
克宏 川端
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、フィン付き熱交換器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にフィン付き熱交換器においては、
伝熱管に跨って配置した多数のフィン間に、該各フィン
の面方向に沿って空気流を通過させることで該空気流と
上記伝熱管内の流体との間において熱交換を行わせるよ
うになっている関係上、該フィン面上における空気流の
流れ状態によって熱交換性能が大きく左右される。この
ため、より高い熱交換性能を得るためには、フィン面の
全長に亘って空気流がスムーズに流れるようにする必要
がある(尚、このようなフィン付き熱交換器の従来例と
しては例えば、実開昭62ー34678号公報に開示さ
れる如きものがある)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
フィン付き熱交換器においては、図3及び図4に示すよ
うに、空気流が各伝熱管1,1,・・間に跨って所定間隔
でその板厚方向に配置されたフィン2,2,・・間を通過
する場合に、特に該フィン2の空気流の流出部(即ち、
送風方向の下流側端縁部分)あるいは各伝熱管1,1,・
・の間の部分において空気流がフィン面より剥離して渦
が生じるため、これにより通風抵抗が増大し、さらに各
フィン2,2,・・間の狭い通路での乱れの発生によって
熱交換器特有の気流通過音が生じる原因ともなってい
た。
【0004】そこで本願発明は、フィン面における空気
流の剥離を可及的に抑制することにより、通風抵抗の低
減による熱交換性能の向上、及び気流通過音の減少によ
る静粛運転を実現するようにしたフィン付き熱交換器を
提供せんとしてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段としてつぎのような構成を
採用している。
【0006】請求項1記載の発明では、所定間隔で平行
に配置された複数の伝熱管1,1,・・に、所定間隔で板
厚方向に配置された複数枚のフィン2,2,・・を、上記
複数の伝熱管1,1,・・をその板厚方向に貫通せしめた
状態で固定し、上記各フィン2,2,・・の平面方向に沿
って送風するようにしたフィン付き熱交換器において、
上記フィン2が、その基板部21から切り起こされたル
ーバー22,22,・・を備えるとともに、該各ルーバー
22,22,・・の送風方向下流側の端縁近傍に、所定大
きさのディンプル31で構成される凹部3,3,・・を集
中的に形成したことを特徴としている。
【0007】請求項2に記載の発明では、所定間隔で平
行に配置された複数の伝熱管1,1,・・に、所定間隔で
板厚方向に配置された複数枚のフィン2,2,・・を、上
記複数の伝熱管1,1,・・をその板厚方向に貫通せしめ
た状態で固定し、上記各フィン2,2,・・の平面方向に
沿って送風するようにしたフィン付き熱交換器におい
て、上記フィン2が、その基板部21から切り起こされ
たルーバー22,22,・・を備えるとともに、該各ルー
バー22,22,・・の送風方向下流側の端縁近傍に、送
風方向に略直交する方向に延びる凹条で構成される凹部
3,3,・・を集中的に形成したことを特徴としている。
【0008】
【作用】本願各発明ではかかる構成とすることによって
次のような作用が得られる。
【0009】即ち、上記各フィン2,2,・・にルーバー
22,22,・・が形成されていることから、該各ルーバ
ー22,22,・・においては空気流の流出部、即ち該各
ルーバー22,22,・・の送風方向下流側の端縁近傍に
最も空気流の剥離を生じ易いが、この場合、最も剥離の
生じ易いこの部位に、ディンプル31,31,・・あるい
は凹条で構成される凹部3,3,・・が形成されているた
め、該フィン2,2,・・の表面を流れる空気流がこれ
から剥離しようとした場合には、該凹部3,3,・・の内
部の空気量が減少する状態となって該凹部3,3,・・の
内部が負圧化し、一旦剥離しかけた空気流をフィン表面
側に引き戻す如く作用し、該フィン2,2,・・の表面
からの空気流の剥離が効果的に抑制され、該空気流はフ
ィン表面をスムーズに流れ、該フィン2,2,・・間での
気流の乱れが可及的に抑制されることになる。
【0010】
【発明の効果】従って、本願各発明のフィン付き熱交換
器によれば、フィン2の形態上、最も空気流の剥離が生
じ易い部分に集中的に凹部3,3,・・を形成して該凹部
3,3,・・による剥離抑制作用を効果的に得るようにし
ていることから、より少ない数の凹部3によって高い剥
離抑制効果を得ることができ、剥離抑制による通風抵抗
の低減と気流通過音の減少とをより安価に達成できると
いう効果が得られる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいて本願
発明のフィン付き熱交換器を具体的に説明する。
【0012】図1及び図2には本願発明の実施例にかか
るフィン付き熱交換器が示されており、同各図において
符号1は所定間隔で平行配置された複数の伝熱管であ
る。この各伝熱管1,1,・・には、該伝熱管1,1,・・
をその板厚方向に貫通せしめた状態で多数のフィン2,
2,・・がその板厚方向に所定間隔で取り付けられてい
る。この各フィン2,2,・・は、上記各伝熱管1,1,・
・間の部分を板厚方向に交互に折曲してなる比較的板厚
の厚いワッフルプレートで構成されるとともに、該フィ
ン2の上記各ルーバー22,22,・・の送風方向下流側
の端縁の近傍にそれぞれ多数のディンプル31,31,・
・(特許請求の範囲中の「凹部3」に該当する)を集中
的に形成している。
【0013】このようにルーバー22,22,・・を備え
たフィン2においては、空気流の流出部、即ち該各ルー
バー22,22,・・の送風方向下流側の端縁近傍に最も
空気流の剥離を生じ易いことは既述の通りである。
【0014】この場合、この実施例の如く、上記各ルー
バー22,22,・・において最も剥離の生じ易い送風方
向下流側の端縁の近傍に上記ディンプル31,31,・・
を集中的に形成すると、該フィン2,2,・・の表面を
流れる空気流がこれから剥離しようとした場合、該ディ
ンプル31,31,・・の内部の空気量が減少する状態
となって該ディンプル31,31,・・の内部が負圧化
し、一旦剥離しかけた空気流をフィン2の表面側に引き
戻す如く作用し、該フィン2,2,・・の表面からの空
気流の剥離が効果的に抑制され、該空気流はフィン表面
をスムーズに流れ、該フィン2,2,・・間での気流の乱
れが可及的に抑制されることになる。
【0015】この結果、特に通風抵抗の増大が問題とな
っていたルーバー付きフィンにおいて該通風抵抗を可及
的に低減させることができ、ルーバー付きフィンを備え
た熱交換器において顕著な実用的効果が得られるもので
ある。
【0016】尚、上記実施例においては、上記ディンプ
ル31で特許請求の範囲中の「凹部3」を構成したもの
を例として説明しているが、本願発明の他の実施例にお
いては上記「凹部3」を送風方向に略直交する方向に延
びる凹条で構成することもでき、かかる凹条で構成され
る「凹部3」を備えたものにおいても上記ディンプル3
1で「凹部3」を構成した場合と同様の作用効果が得ら
れることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例にかかるフィン付き熱交換器
の要部縦断面図である。
【図2】図1のII-II要部拡大縦断面図である。
【図3】従来のフィン付き熱交換器の要部縦断面図であ
る。
【図4】図3のIV-IV縦断面図である。
【符号の説明】
1は伝熱管、2はフィン、3は凹部、31はディンプル
である。
フロントページの続き (72)発明者 大館 秀幸 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工 業株式会社堺製作所 金岡工場内 (56)参考文献 実開 昭64−22185(JP,U) 実開 平5−17366(JP,U) 特公 昭49−38661(JP,B1)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔で平行に配置された複数の伝熱
    管(1),(1),・・に、所定間隔で板厚方向に配置された
    複数枚のフィン(2),(2),・・を、上記複数の伝熱管
    (1),(1),・・をその板厚方向に貫通せしめた状態で固
    定し、上記各フィン(2),(2),・・の平面方向に沿って
    送風するようにしたフィン付き熱交換器であって、 上記フィン(2)が、その基板部(21)から切り起こされ
    たルーバー(22),(22),・・を備えるとともに、該各
    ルーバー(22),(22),・・の送風方向下流側の端縁近
    傍に、所定大きさのディンプル(31)で構成される凹部
    (3),(3),・・が集中的に形成されていることを特徴と
    するフィン付き熱交換器。
  2. 【請求項2】 所定間隔で平行に配置された複数の伝熱
    管(1),(1),・・に、所定間隔で板厚方向に配置された
    複数枚のフィン(2),(2),・・を、上記複数の伝熱管
    (1),(1),・・をその板厚方向に貫通せしめた状態で固
    定し、上記各フィン(2),(2),・・の平面方向に沿って
    送風するようにしたフィン付き熱交換器であって、 上記フィン(2)が、その基板部(21)から切り起こされ
    たルーバー(22),(22),・・を備えるとともに、該各
    ルーバー(22),(22),・・の送風方向下流側の端縁近
    傍に、送風方向に略直交する方向に延びる凹条で構成さ
    れる凹部(3),(3),・・が集中的に形成されていること
    を特徴とするフィン付き熱交換器。
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JPS4938661A (ja) * 1972-08-10 1974-04-10
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