JP2683672B2 - 自動焦点調節装置 - Google Patents

自動焦点調節装置

Info

Publication number
JP2683672B2
JP2683672B2 JP16652088A JP16652088A JP2683672B2 JP 2683672 B2 JP2683672 B2 JP 2683672B2 JP 16652088 A JP16652088 A JP 16652088A JP 16652088 A JP16652088 A JP 16652088A JP 2683672 B2 JP2683672 B2 JP 2683672B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lighting
period
light
light receiving
drive motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16652088A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0215216A (ja
Inventor
隆 砂場
貴市 丸山
和夫 山口
知雄 藤森
Original Assignee
チノン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by チノン株式会社 filed Critical チノン株式会社
Priority to JP16652088A priority Critical patent/JP2683672B2/ja
Publication of JPH0215216A publication Critical patent/JPH0215216A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2683672B2 publication Critical patent/JP2683672B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Focusing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、投光部と受光部とを有するいわゆるアクテ
ィブタイプの自動焦点調節装置に関する。
(従来の技術) アクティブタイプの自動焦点調節装置は、周知のよう
に、被写体に対して投光部から測距用光線を投光し、こ
の被写体からの反射光を受光部で受け、この受光部に対
する反射光の入射位置によって測距を行ない、その結果
により撮影レンズを合焦方向に動作させている。このよ
うな自動焦点調節装置において、前記受光部として、例
えばA・Bの区域に2分割された受光素子を有するもの
が用いられている。この2分割された受光素子は、前ピ
ンと後ピンとでは出力信号の大小関係が逆転するように
構成されている。例えば、前ピンの場合はA>Bとな
り、後ピンの場合はA<Bとなるように構成されてい
る。
このような2分割受光素子を用いた自動焦点調節装置
としては、特開昭59−220708号公報および実開昭61−27
107号公報に示されたもの等が知られている。
この前者は、A側とB側の受光出力信号を投光タイミ
ングに同期してそれぞれ検波した後積分し、この積分値
の差や和を求め、これら差や和が設定値に達するまでの
時間に応じて合焦か非合焦かを判別している。
後者は、A側とB側との差成分を投光部の発光タイミ
ングに同期してサンプルホールドし、その値を前ピン判
定用および後ピン判定用の2種類の閾値と比較し、その
判定結果に応じてアップダウンカウンタをアップカウン
トさせたりダウンカウントさせたりして、合焦点までの
ずれ量をアップダウンカウンタのカウント値として検出
している。
(発明が解決しようとする課題) 上述した従来装置では、2分割受光素子の受光信号か
ら合焦位置とのずれ方向信号を得るため、積分回路やサ
ンプルホールド回路を用いている。しかし、このような
回路ではコンデンサが必要になり、経時変化や温度特性
等に影響され、充分満足な性能が得られなかった。
また、前者では、無限遠かどうかを検出するため、A
+B信号回路を用いる等、多くの回路を用いており、オ
ペアンプ等を用いて複雑な回路を構成していた。
本発明の目的は、コンデンサの経時変化や温度特性に
影響されず、しかも、簡単な回路で構成できる自動焦点
調節装置を提供することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明の請求項1の自動焦点調節装置は、被写体に向
って測距用光線を投光する投光部と、撮影レンズの動作
に連動して変位し、その前ピン状態と後ピン状態とで受
光出力信号が互いに異なる受光部とを備えている。ま
た、この受光部の受光出力信号が予め定めた信号状態の
ときのみ出力信号を生じる方向判別回路を設けると共
に、前記投光部を一定の点灯期間の間、所定回数繰返し
点灯させる点灯制御手段を設けている。さらに、前記点
灯期間の間、前記方向判別回路の出力信号をカウントす
ると共に、この点灯期間と等しい長さの消灯期間の間、
前記点灯回数と等しいタイミングで前記方向判別回路の
出力信号をカウントするカウント手段を設け、かつ、前
記点灯期間でのカウント数と消灯期間でのカウント数と
を比較し、この比較結果に応じて前記撮影レンズの動作
方向を決定する動作方向決定手段を設けている。そし
て、この動作方向決定手段によって決定された方向に運
転制御されるレンズ駆動モータを備えている。
本発明の請求項2の自動焦点調節装置は、レンズ駆動
モータの反転時に伝達系を介して撮影レンズが動作を開
始するまでの時間作動し、レンズ駆動モータを予め設定
した第1の速度で動作させる第1の速度設定手段と、前
記時間の経過後に作動し、前記第1の速度より低く設定
された第2の速度でレンズ駆動モータを動作させる第2
の速度設定手段とを備えたものである。
(作用) 本発明では、消灯期間でのカウント数によりシステム
のオフセットを調べ、このオフセットと点灯期間でのカ
ウント数とを比較することにより前ピンか後ピンか無限
遠かを判定し、撮影レンズを合焦方向に向って動作させ
ている。したがって、従来のように積分回路やサンプル
ホールド回路を用いる必要はなく、回路構成が簡素にな
ると共に、コンデンサの経時変化や温度特性による影響
を受けることなく、正確な焦点調節を行なうことができ
る。
また、請求項2の発明では、レンズ駆動モータの反転
時に、伝達系を介して撮影レンズが実質的に反転し変位
を開始するまでの時間第1の速度で作動し、この時間の
経過後に第2の速度で作動することにより、伝達系に存
在する遊びによりレンズ駆動モータの始動にもかかわら
ず撮影レンズが停止したままの状態、つまり合焦動作に
寄与しない時間を減少させることができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図において、11は投光部で、赤外線LED等による
発光素子12およびその点灯駆動回路13を有し、投光レン
ズ14を介して被写体15に向って測距用光線16aを投光す
る。
18は受光部で、AおよびBから成る2分割受光素子19
を有し、受光レンズ20を介して被写体15からの反射光16
bを受光する。この2分割受光素子19は、図示しない撮
影レンズの動作に連動して前記発光素子12との離間方向
(図示上下方向)に沿って変位するように構成されてい
る。そして、被写体15に対して、撮影レンズの合焦地点
Xが前方(図示右方)に位置するいわゆる前ピン状態で
は、被写体15からの反射光16bは2分割受光素子19のA
部分に入射し、また、合焦地点Xが被写体15より後方
(図示左方)に位置するいわゆる後ピン状態では、被写
体15からの反射光16bは2分割受光素子19のB部分に入
射するように構成されている。
上記2分割受光素子19の共通カソードには基準電圧Vr
efが印加されている。また、それぞれのアノードはI−
V変換器22,23を構成する演算増幅器(以下、オペアン
プと略称する)OP1,OP2の入力端子に接続されている。
このI−V変換器22,23は、2分割受光素子19の各出力
を電流−電圧変換し、出力−B+Vrefおよび−A+Vref
を得る。
24は差動増幅器で、オペアンプOP3、帰還抵抗R1等か
らなる。そして、上記オペアンプOP3の−入力端子に
は、前記一方のI−V変換器22の出力−B+Vrefが抵抗
R2を介して入力される。また、オペアンプOP3の+入力
端子には、他方のI−V変換器23の出力−A+Vrefが抵
抗R3を介して入力される。なお、この+入力端子は抵抗
R4を介して基準電圧Vrefが印加された電路とも接続して
いる。したがって、このように構成された差動増幅器24
の出力端子からは前記入力の差成分−(A−B)に基準
電圧Vrefが付加されて出力される。この出力−(A−
B)+Vrefが受光部18としての最終的な出力となる。
25はオペアンプOP4からなるコンパレータで、その−
入力端子は、前記差動増幅器24の出力端子とコンデンサ
Cを介して接続する。また、+入力端子には、基準電圧
Vrefが抵抗R5を介して入力される。なお、前記−入力端
子は、この基準電圧Vrefが印加された電路とも抵抗R6
介して接続している。したがって、この−入力端子には
−(A−B)+Vrefが入力され、その結果、出力端子に
は−(A−B)<0の条件が成立したときのみ、すなわ
ちA>Bのときのみ出力信号が生じる。言い換えると、
このコンパレータ25は、受光部18の出力−(A−B)の
極性(すなわち方向)を判別しており、したがって、こ
のコンパレータ25を以下方向判別回路と呼ぶ。
27は全体制御用のCPUで、図示のように点灯制御手段2
8、カウント手段29、動作方向決定手段30を持つ。以下
これら各機能達成手段につき説明する。
点灯制御手段28は、赤外線LED等の発光素子12を点灯
駆動回路13を介して予定の長さの点灯期間の間、所定回
数繰返し点灯させる。
ここで、被写体15までの距離を測定するに当り、本実
施例では、第5図で示す3つの測距モード、すなわち連
続モード、インターバルモード、高速連続モードを使い
分けしている。これら各測距モードの詳細は後述する
が、連続モードでは、予定長さの点灯期間、例えば約40
msの間、発光素子12を255回繰返し点灯させ、その後同
じ長さの消灯期間(この場合、約40ms)を保った後、再
び点灯期間となるというように、点灯期間と消灯期間を
連続的に繰返している。また、インターバルモードは、
上記と同じ点灯期間および消灯期間を持つが、これらを
例えば約700msのインターバルを保って繰返させてい
る。さらに、高速連続モードでは、点灯期間と消灯期間
とをそれぞれ前述した時間の約10%の約4msとし、ま
た、点灯期間における点灯回数も24回としている。
前記点灯制御手段28は、上述した各測距モードにおけ
る点灯期間、消灯期間および点灯回数を定められた値に
保つべく、発光素子12に対する点灯制御を行なう。な
お、発光素子12は、第6図で示すように、約158μs毎
に約52μs点灯するよう制御される。
前記カウント手段29は、図示のように点灯時カウント
機能29aと消灯時カウント機能29bとを有する。点灯時カ
ウント機能29aは、前記点灯期間(約40ms)の間、方向
判別回路25から生じるパルス状の出力信号をカウントす
る。消灯時カウント機能29bは、前記消灯期間(約40m
s)の間、前記繰返し点灯回数(255回)と同じタイミン
グで方向判別回路25の出力をカウントする。
動作方向決定手段30は、上記点灯期間でのカウント数
と消灯期間でのカウント数を比較し、この比較結果に応
じて図示しない撮影レンズの動作方向を決定し、Far又
はNear方向の動作指令を出力する。
上記Far又はNear方向の動作指令はモータ駆動回路32
に与えられ、レンズ駆動モータ33をFar又はNear方向に
駆動する。
次に、本発明における基本的な測距動作を説明する。
測距モードが連続モードの場合、前述のように一定の
点灯期間(約40ms)の間、発光素子12は255回繰返し点
灯制御される。この点灯により測距用光線16aは被写体1
5に向って投光され、この被写体15からの反射光16bは2
分割受光素子19に入射される。
このとき、撮影レンズが第1図で示すような「前ピ
ン」状態であれば、反射光16bは2分割受光素子19のA
側に入射される。この受光素子19のA側出力およびB側
出力は、I−V変換器22,23によって電流−電圧変換さ
れた後、差動増幅器24でこれらの差成分−(A−B)が
抽出されるとともに基準電圧Vrefが付加される。これが
受光部18の出力信号となる。方向判別回路25は、上記受
光部18の出力信号が−(A−B)<0の場合のみ、すな
わちA>Bの場合のみ出力を生じる。
以下、この出力信号のカウントと、そのカウント値に
対応する焦点状態との関係を第2図を参照して説明す
る。
ここで、完全な「前ピン」の場合、前述のように約40
msの間に発光素子12による255発の発光があれば、これ
に対応して方向判別回路25の出力は255回「H」とな
る。すなわち、255発のパルス信号が出力され、CPU27の
カウント手段29によりカウントされる。
これに対し、「少し前ピン」の場合は、外乱ノイズや
回路ノイズ成分の影響で、個々のパルスについて見ると
A<Bの場合が生じることもある。このA<Bの場合、
方向判別回路25の出力は「H」ではなく「L」となるた
め、カウント手段29によるカウントは行なわれない。つ
まり、この場合は255発の内、190発とか200発とかの数
が点灯期間におけるカウント数(以下これを〔A>B〕
と表現する)となる。
次に、上記点灯期間の後、同じ長さ(約40ms)の消灯
期間の間、CPU27はカウント手段29により方向判別回路2
5の出力を前記点灯回数(255回)と同じタイミングでカ
ウントする。
ここで、発光素子12が消灯していても、外光や電気ノ
イズ等による外乱ノイズ、また測距系の特性(例えば、
0Vの時間の方が出現頻度が高い等)により、瞬時に観察
すれば受光素子19のA側とB側とは不平衡の場合がほと
んどである。前記カウント手段29は、この不平衡状態の
うち、A>Bとなる場合が何パルス分存在するかをカウ
ントする。通常、一定時間(255パルス分)の間A>B
となるのは、A側とB側の入力が全くランダムならばカ
ウント値は128付近となる。実際のカウント値も128付近
でばらついている。すなわち、このカウント値はシステ
ムのオフセットを表わしている。このため、この消灯期
間のカウント値を以下〔オフセット〕として表現する。
したがって、前記カウント値〔A>B〕が〔オフセッ
ト〕より大きく、かつその差が予め設定した設定値、す
なわちシステムの不感帯としてのデッドバンド(以下
〔DB〕と表現する)のパルス数(例えば全カウント値の
約1割の30パルス)より大であれば、つまり〔A>B〕
−〔オフセット〕>〔DB〕であれば「前ピン」と判断さ
れる。
被写体15が無限遠∽の場合は、発光素子12を発光させ
ても被写体15からの反射光を検出できない。このため、
点灯期間であるにもかかわらず消灯期間と同じ状態にな
り、カウント値〔A>B〕は128程度となる。これに対
し、消灯期間のカウント値〔オフセット〕も128程度で
あり、〔A>B〕との差はほぼ零となる。したがって、
これらの差の絶対値がデッドバンド〔DB〕内であれば∽
と判定できる。なお、合焦時も同様となり、これだけで
は∽と合焦とは判断できない。
「後ピン」の場合、被写体15からの反射光16bは受光
素子19のB側に入射されるため、完全な「後ピン」の場
合、方向判別回路25の出力は常に「L」であり、点灯期
間におけるCPU27のカウント値〔A>B〕は、255回の発
光に対し零となる。したがって、消灯期間のカウント値
〔オフセット〕である128より少なくなる。つまり、
〔オフセット〕−〔A>B〕>〔DB〕であれば〔後ピ
ン〕と判定できる。
上記基本的な測距動作はインターバルモードでも同じ
である。
高速連続モードでは、前記連続モードおよびインター
バルモードにおける点灯期間および消灯期間の約10%の
長さである4msの点灯期間の間、発光素子12を24回繰返
し点灯させ、かつ次の4msの消灯期間の間、発光素子12
を無発光状態とする。そして、これら各期間の間、方向
判別回路25の出力信号をカウントし、これらのカウント
値データを比較することにより、前述と同様の手法でお
よその方向を判別する。ただし、この場合はデッドバン
ド〔DB〕は用いない。
次に、動作説明を、第3図および第4図のフローチャ
ートに従って行なう。
スタート後、測距(ステップ)を行なう。測距は破
線で囲んだ詳細フローで示すように行なう。まず、測距
モードがインターバルモードかを判定する(ステップ 。YESであれば第5図で示した700msのインターバルタイ
マーを動作させる(ステップ 。通常はインターバルモードではなく、連続モードであ
るためNOの判定となり、直ちに発光素子12を40msの間25
5回発光させ、点灯期間におけるA>Bの出力をカウン
トする(ステップ 。このカウント数を〔A>B〕とする。次に、発光素子
12を255回発生させたと同じタイミングで、消灯期間に
おけるA>Bの出力をカウントする(ステップ 。このカウント値を〔オフセット〕とする。
次に、上記両カウント値〔A>B〕と〔オフセット〕
との差の絶対値がシステムのデッドバンド〔DB〕内かを
判定する(ステップ)。その結果、YESであれば第2
図で示したように∽と一応判定し、合焦状態か否かをチ
ェックするべく、∽チェック(ステップ)を行なう。
∽チェックについては第4図により後述する。
これに対し、〔DB〕内でないと判断された場合は、
「前ピン」か「後ピン」かのいずれかなので、その判定
を行なう(ステップ)。その結果、〔A>B〕−〔オ
フセット〕>〔DB〕であれば、第2図で示したように
「前ピン」状態なので、撮影レンズの動作方向をFarに
セットする(ステップ)。また、〔A>B〕−〔オフ
セット〕>〔DB〕でなければ「後ピン」状態なので、撮
影レンズの動作方向をNearにセットする(ステップ
)。次に、これらセットされた方向に撮影レンズを動
作させるべく第1図で示したレンズ駆動モータ33をセッ
トされた方向に小送りする(ステップ)。この小送り
とは、上記モータ33を第7図の左側で示すように、約24
msオンにした後、約80msオフとする動作を所定回数繰返
す動作を言う。
上記小送り後、再び測距(ステップ)を行なう。こ
の測距はステップの測距と同じであり、ステップ 実行する。その結果〔A>B〕と〔オフセット〕との差
の絶対値が〔DB〕内に入ったかを判定(ステップ)す
ると共に、〔DB〕外の場合は方向逆転が生じたかを判定
する(ステップ)。これらの判定の結果、〔DB〕内に
入った場合又は方向逆転が生じた場合は、前記小送りに
よって最適合焦状態か、又は合焦位置にかなり近い状態
になったことを意味する。この場合、画面上では合焦と
認識されるので、本来ならば撮影レンズをこのまま停止
してもよい。しかし、ビデオカメラ等のように連続した
映像を得るには合焦動作を継続しなければならず、エン
ドレスループの制御が必要となる。そこで、これらの点
を考慮して、〔DB〕内に入った(ステップのYES)場
合、又は方向逆転が生じた(ステップのYES)場合
は、測距モードをインターバルモードに切換える(ステ
ップ)。このように、インターバルモードにセットす
ることにより、合焦又は合焦に極めて近い状態での測距
動作にインターバルを持たせたので、画面が安定すると
共に省電力効果が生じ、耐久性も向上する。
インターバルモードにセットした(ステップ)後
は、AFモード(ステップ)を経て、ステップの測距
にリターンし、その後はインターバルモードによって測
距を行なう。
これに対し、前述した小送り後の測距(ステップ)
によって〔DB〕内でなく、方向逆転もなければ、小送り
回数を判定し(ステップ)、3回以内であれば再び小
送り(ステップ)以降の動作を繰返す。
このようにして、小送りと測距を繰返し、その回数が
3回を越えると、微小送りを行なうべくその回数を判定
する(ステップ)。すなわち、微小送り回数が8回以
内であれば微小送りを実行する(ステップ)。この微
小送りとは、第1図で示したレンズ駆動モータ33を、第
7図の右側で示すように、約12msオンにした後、約80ms
オフとする動作を所定回数繰返すことを言う。
上記微小送り後は再び測距(ステップ)を行ない、
この微小送りにより合焦又は合焦に近い状態になったか
の判定を行なう(ステップ)。この判定の結果、YE
Sであれば、この合焦又は合焦に近い状態を維持すべく
インターバルモードにセット(ステップ)した後、AF
モード(ステップ)を介してステップの測距ステッ
プに戻る。これに対し、上記測距(ステップ)後の判
定(ステップ)がいずれもNOであれば、再び微小送
り回数を判定し(ステップ)、8回以内であれば微小
送り(ステップ)後、測距(ステップ)以降の動作
を繰返す。
微小送り回数が8回を越えると、これ以後はレンズ駆
動モータ33を連続送り(ステップ)しながら、高速連
続モードによる測距(ステップ)を行なう。この連続
送りは予め設定した連続運転時間行なわれる。そこで、
この連続運転時間に達しているかを判定し(ステップ
)、達していなければ、方向逆転がないかを判定する
(ステップ)。方向逆転がなければ高速連続モードで
の測距(ステップ)を継続する。方向逆転が生じた場
合は、レンズ駆動モータ33を緊急ストップさせる(ステ
ップ)。その後、測距モードを連続モードに切換え、
AFモード(ステップ)を介してステップの測距にリ
ターンする。
一方、レンズ駆動モータ33による連続送りによっても
方向逆転が生じず、前記連続運転時間に達すると、ステ
ップの判定により連続送りから再び小送り(ステップ
)に切換える。このようにして、方向逆転が生じれ
ば、前述と同様にAFモード(ステップ)を介してステ
ップの測距にリターンする。
次に、ステップによる測距後の判定(ステップ)
で、〔DB〕内と判定された場合の∽チェック(ステップ
)を第4図により説明する。すなわち、上述した〔D
B〕内との判定は第2図で示すように、∽であることを
表わすが、合焦の場合も同じになるので、∽なのかのチ
ェックを以下のように行なう。
まず、撮影レンズの動作方向をFarにセットする(ス
テップ)。そして、セットされた方向に微小送り(ス
テップ)を行ない、その後測距(ステップ)を行な
う。この測距もステップの測距と同じで、ステップ 実行する。この場合、もし合焦状態であれば、上記微小
送りを何回か繰返すと〔DB〕外の状態、すなわち前ピン
か後ピンかの状態になる。そこで、測距(ステップ)
後において、〔DB〕外かを判定すると共に〔DB〕外の状
態が3回連続して検出されたかを検出する(ステップ
)。3回連続して検出されない場合は、微小送り回数
が予定の回数(図の例では19回)に達したかを判定し
(ステップ)、19回未満であれば、ステップに戻
り、微小送り以降の動作を繰返す。
微小送り後の測距(ステップ)により、〔DB〕外が
3回連続検出された場合は、合焦状態から僅かに非合焦
状態に外れたことを意味し、∽ではないと判定する。そ
の結果、非合焦(ステップ)として扱い、第3図で示
したステップに戻る。そして、前ピンか後ピンかを判
定し、対応する方向に小送りすることにより直ちに合焦
状態となる(ステップ又は又は)。
これに対し、微小送りを19回行なっても、〔DB〕外が
3回連続しなければレンズ駆動モータ33をFar方向に連
続動作させる(ステップ)と共に、測距(ステップ
)を行なう。この測距もステップと同じで、ステッ
実行する。また、上記モータ33がFar方向に回り続ける
のを防ぐため、上記連続動作は予め設定した時間内に制
限する。このため、上記設定時間内かを判定し(ステッ
プ)、時間内であれば前記測距の結果を判定し、〔D
B〕外が3回連続したかを検出する(ステップ)。〔D
B〕外が3回連続しない場合は、前記測距(ステップ
)以降の動作を繰返す。
この測距(ステップ)の繰返してにより〔DB〕外が
3回連続したことが検出されると、レンズ駆動モータ33
をストップさせ(ステップ)、測距モードを連続モー
ドにセット(ステップ)した後、AFモード(ステップ
)を経て、第3図のステップに戻り、再度測距を行
なう。
これに対し、モータ33が前記設定時間運転され、タイ
ムアップしたと判定されると(ステップ)、モータ33
を停止させる(ステップ)。すなわち、レンズが無限
遠状態となり、無限遠位置にある被写体15との合焦状態
となるので、インターバルモードにセットする(ステッ
プ)。この後はインターバルモードで測距(ステップ
)を行ない、〔DB〕外を連続3回検出したら(ステッ
プ)連続モードにセットし(ステップ)、AFモード
(ステップ)を経てステップに戻り測距を再び行な
う。
このようなエンドレスループによる測距およびそれに
基づく撮影レンズの駆動制御を行なうことにより、ビデ
オカメラのように連続した画像を得る場合でも常に最適
の合焦状態を得ることができる。
このように、投光部11の投光に伴う被写体15からの反
射光16bを受光する受光部18として、2分割受光素子19
を有し、前ピンと後ピンとでは受光出力信号の極性が反
転するように構成したものを用い、かつこの受光出力信
号から予め設定した方向の信号を抽出する方向判別回路
25を設け、CPU27により前記投光部18を一定の点灯期間
の間所定回数繰返し点灯させ、この点灯期間に、前記方
向判別回路25から出力されるパルス出力をカウントする
と共に、上記点灯期間に連続する同じ長さの消灯期間に
おいても、前記繰返し点灯回数と等しいタイミングで方
向判別回路25の出力をカウントしておき、前記点灯期間
でのカウント値〔A>B〕と、消灯期間でのカウント値
〔オフセット〕とを比較し、その比較結果に従って撮影
レンズを合焦方向に向って動作させているので、従来の
ように積分回路やサンプルホールド回路を用いる必要は
なく、回路構成が簡単になると共に、コンデンサの経時
変化や温度特性による影響を受けることなく正確な焦点
調節を行なうことができる。
また、撮影レンズは、第1図で示したレンズ駆動モー
タ33により図示しない歯車等の伝達系を介して駆動され
るが、この伝達系には遊びがあるので、レンズ駆動モー
タ33の回転方向が反転した場合、上記遊びによりモータ
33が始動しているにもかかわらず、所定の方向にレンズ
が動き出すまでに時間がかかってしまう。そこで、レン
ズ駆動モータ33を制御するに当り、前回の回転方向を記
憶しておき、今回の回転方向が前回と異なる場合は、モ
ータ33の始動時にレンズが実質的に反転方向に変化する
までの時間、モータ33の回転速度が速くなるように構成
する。すなわち、通常の撮影レンズの変位速度より速い
速度が設定された第1の速度設定手段と、上述した通常
のレンズ変位速度に対応する速度が設定された第2の速
度設定手段を設け、前記方向反転時には、モータ33の始
動時点から実質的にレンズが変位を開始する時点までの
時間(予め求めた設定値)、前記第1の速度設定手段を
動作させ、高速でモータ33を動作させ、その後は、第2
の速度設定手段を動作させ、低速の通常のレンズ変位速
度でモータ33を動作させればよい。
このようにすれば、伝達系に存在する遊びによる合焦
動作に寄与しない時間を減少させることができる。
なお、上記実施例は、三角測量方式で説明したが、受
光レンズが撮影レンズを兼用するいわゆるTTL方式の装
置にも適用できる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、測距のための回路構成
が簡単になると共に、従来のように測距特性がコンデン
サの経時変化や温度特性の影響を受けることがなく、正
確な焦点調節を行なうことができる。
また、請求項2の発明によれば、伝達系に存在する遊
びによりレンズ駆動モータの始動にもかかわらず撮影レ
ンズが停止したままの状態、つまり合焦動作に寄与しな
い時間を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自動焦点調節装置の一実施例を示
す回路図、第2図は第1図で示した装置の測距動作を説
明するための説明図、第3図および第4図は第1図で示
した装置の動作説明のためのフローチャート、第5図は
第1図の装置における測距モードの説明図、第6図は第
1図で示した発光素子の点灯動作を説明するタイムチャ
ート、第7図は第1図で示したレンズ駆動モータの小送
り状態および微小送り状態を説明するタイムチャーとで
ある。 11……投光部、15……被写体、16a……測距用光線、16b
……反射光、18……受光部、25……方向判別回路、28…
…点灯制御手段、29……カウント手段、30……動作方向
決定手段、33……レンズ駆動モータ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体に向って測距用光線を投光する投光
    部と、 撮影レンズの動作に連動して変位し、その前ピン状態と
    後ピン状態とで受光出力信号が互いに異なる受光部と、 この受光部の受光出力信号が予め定めた信号状態のとき
    のみ出力信号を生じる方向判別回路と、 前記投光部を一定の点灯期間の間、所定回数繰返し点灯
    させる点灯制御手段と、 前記点灯期間の間、前記方向判別回路の出力信号をカウ
    ントすると共に、この点灯期間と等しい長さの消灯期間
    の間、前記点灯回数と等しいタイミングで前記方向判別
    回路の出力信号をカウントするカウント手段と、 前記点灯期間でのカウント数と消灯期間でのカウント数
    とを比較し、この比較結果に応じて前記撮影レンズの動
    作方向を決定する動作方向決定手段と、 この動作方向決定手段によって決定された方向に運転制
    御されるレンズ駆動モータと、 を備えたことを特徴とする自動焦点調節装置。
  2. 【請求項2】レンズ駆動モータの反転時に伝達系を介し
    て撮影レンズが動作を開始するまでの時間作動し、レン
    ズ駆動モータを予め設定した第1の速度で動作させる第
    1の速度設定手段と、 前記時間の経過後に作動し、前記第1の速度より低く設
    定された第2の速度でレンズ駆動モータを動作させる第
    2の速度設定手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の自動焦点調節
    装置。
JP16652088A 1988-07-04 1988-07-04 自動焦点調節装置 Expired - Lifetime JP2683672B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16652088A JP2683672B2 (ja) 1988-07-04 1988-07-04 自動焦点調節装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16652088A JP2683672B2 (ja) 1988-07-04 1988-07-04 自動焦点調節装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0215216A JPH0215216A (ja) 1990-01-18
JP2683672B2 true JP2683672B2 (ja) 1997-12-03

Family

ID=15832843

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16652088A Expired - Lifetime JP2683672B2 (ja) 1988-07-04 1988-07-04 自動焦点調節装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2683672B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7079187B1 (en) * 1998-11-19 2006-07-18 Canon Kabushiki Kaisha Focus adjusting apparatus and focus adjusting method

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0215216A (ja) 1990-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4623237A (en) Automatic focusing device
US4508443A (en) Lens barrel
US4855585A (en) Distance measuring apparatus
JPH0376722B2 (ja)
JP2683672B2 (ja) 自動焦点調節装置
US4723073A (en) Light emission quantity control device for focus detection
US5408291A (en) AF camera having a display for displaying a plurality of modes
JP3337868B2 (ja) カメラ用測距装置
JP2001174884A (ja) ストロボ撮影装置
US6192199B1 (en) Rangefinder apparatus
JP2836025B2 (ja) 焦点調節用信号処理装置
US6188843B1 (en) Rangefinder apparatus adjusting method
US6292257B1 (en) Distance measurement system
US6195510B1 (en) Rangefinder apparatus
JPH0233125B2 (ja) Jidoshotenkenshutsusochi
US6188844B1 (en) Rangerfinder apparatus
KR920011062B1 (ko) 카메라에서의 자동초점 근거리 제어장치
KR100290096B1 (ko) 카메라의자동초점조절장치및그의구동방법
US4692012A (en) Automatic focus adjustment apparatus
JP3174941B2 (ja) カメラ用測距装置
JP3074504B2 (ja) 測距装置及びそれを利用したカメラ
JP3214991B2 (ja) 測距装置
JPH0534584A (ja) カメラ用距離検出装置
JPH087315B2 (ja) レンズ装置のための制御装置
JP3137544B2 (ja) 測距装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term