JP2683405B2 - 通信ネットワークのアクセス制御方式 - Google Patents

通信ネットワークのアクセス制御方式

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JP2683405B2
JP2683405B2 JP1046941A JP4694189A JP2683405B2 JP 2683405 B2 JP2683405 B2 JP 2683405B2 JP 1046941 A JP1046941 A JP 1046941A JP 4694189 A JP4694189 A JP 4694189A JP 2683405 B2 JP2683405 B2 JP 2683405B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 LAN,ISDN等のような主局と複数の従局が接続された通
信ネットワークにおける伝送路へのアクセス制御方式に
関し, 従局数の増加に対してもリクエスト領域が増大するこ
とのないようにして,転送できる情報容量を増やし,効
率のよい通信を行うことを目的とし 主局には,特定の従局に対しリクエスト信号の送信を
許可するリクエスト送信許可信号の送出順序を管理する
リクエスト送信許可テーブルと,特定の従局に対しデー
タの送信を許可するデータ送信許可信号の早出順序を管
理するデータ送信許可テーブルとが備えられ,主局は該
リクエスト送信許可テーブルに基づき特定の従局に対し
てリクエスト送信許可信号を送出し,リクエスト送信許
可信号を送信した特定の従局はデータ送信要求がある時
には主局にリクエスト信号を返送し,主局は受信したリ
クエスト信号の従局情報をデータ送信許可テーブルに保
持しこのデータ送信局許可テーブルに基づいて送信要求
がある特定の従局に対してデータ送信許可信号を送出す
るように構成される。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、LAN(Local Area Network),ISDN(Integr
ated Service Digital Natwork)等のような主局と複数
の従局が接続された通信ネットワークにおける伝送路へ
アクセス制御方式(多重アクセス方式)に関する。
現在,次世代の通信ネットワークとしては画像通信,
高速データ通信等の広帯域サービスを提供する広帯域IS
DN,広帯域LAN等が期待されている。広帯域サービスをサ
ポートする通信ネットワークを構築するために,その需
要が不透明なことから,音声,映像,データなどの多種
多様なサービスを統一的に効率よく転送,交換できるよ
うに,ATM(Asynchronous Transfer Mode)のような固定
長パセット(セル)で高速転送を行う技術が登場してい
る。この方式では,セルは情報の転送要求が発生した時
のみにバースト的に転送されるものであり,速度に依存
しない通信が可能となる。
このような複数の従局が接続される通信ネットワーク
において,ATMのようにセル単位でデータを多重化する場
合,複数の従局が共通の伝送路にアクセスするものであ
るため,伝送路でのアクセスの競合が問題となる。した
がって,かかる通信ネットワークでは,効率よく,かつ
簡単にアクセス制御を行えるアクセス制御方式が必要と
される。
〔従来の技術〕
かかる通信ネットワークにおける従来のアクセス制御
方式としては,例えばLAN等で作用されているCSMA(Car
rier Sense Multiple Accese)方式,ポーリング方式,
リクエストアサイン方式等が挙げられる。
CSMA方式では,各局が伝送路の使用状態をモニタして
おり,送信要求のある局は,伝送路が未使用であればデ
ータを送信するものである。したがってアクセス制御上
は主局が必要なく,主局は従局の一つ,あるいは線路終
端と置き換えられる。
この方式では,従局が同時に信号を送出すると,伝送
路上で信号が衝突し,信号再生を行う必要があり,この
ため効率が良くない。また,光のように方向性がある信
号では,近端の従局の信号は遠端の従局に届かず,した
がって遠端の従局では近端の従局の信号をモニタできな
い。このため最遠端の従局には伝送路が常に空き状態に
見え,無条件にデータを出力できることになるなど,従
局の設置位置等により従局間により従局間に有利,不利
が生じることになる。
ポーリング方式では,主局が従局に周期的に順次にデ
ータ送信権を与え,送信権を得た従局のみがデータを送
信するようにしている。しかしこの方式では,従局の数
が多くなると送信権を与えるための周期が長くなり,ま
た従局はデータ送信要求の有無にかかわらず送信権を与
えられているため,伝送路の利用効率が非常に悪くな
る。
リクエスト・アサイン方式では,リクエスト用のビッ
トを上り回線に付加しており,送信要求を持つ従局はこ
のビットを用いて送信要求を行っている。主局は全従局
のリクエストを検出し,リクエストのあった従局に対し
て例えば優先従局順等のある規則に従ってチャンネルを
割り当て,その割り当て内容を下り線の送信許可用のビ
ットを用いて従局に知らせる。チャネル割当てされた従
局はこの内容に従ってデータを送信する。この方式で
は,送信要求のあった従局に対してのみ送信許可が与え
られるため,ポーリング方式,あるいはCSMA方式に比較
して効率はよく,従局の配置によって従局間に有利,不
利が生じることもない。
このリクエスト・アサイン方式による通信ネットワー
クの構成例が第10図〜第13図に示される。ここで,第13
図は通信ネットワークの全体構成,第10図は通信ネット
ワーク内の主局の構成例,第11図は従局の構成例,第12
付は上り線および下り線を送受されるフレームのデータ
フォーマットをそれぞれ示す。
通信ネットワークの全体構成は第13図に示されるよう
に,主局1に上り線3と下り線3と下り線4を介して複
数の従局21〜2nが接続された形態となっている。
主局1は第10図に示されるようにテーブル11′,多重
部14′,分離部13等を備えている。分離部13は上り線4
を介して受信した従局2からの伝送フレームから受信デ
ータTEとリクエストREQを分離する。テーブル11′は従
局からのリクエストREQに応じた従局番号を蓄え,これ
をデータ送信許可AVAとして出力する。多重部14′は主
局の送信データNTとデータ送信許可AVAを多重化して下
り線3を介して従局21〜2nに送出する。
各従局21〜2nは第11図に示されるように,分離部2
1′,多重部22,バッファ24等を備える。分離部21′は下
り線3から受信されたフレームを受信データNTとデータ
送信許可AVAに分離する。データバッファ24は従局にデ
ータ送信要求が発生した時に送信データTEを蓄え,それ
によりデータ送信要求ありを示す“1"のリクエストREQ
を多重部22に出力すると共に,分離部からデータ送信許
可AVAを受けると,この送信データTEを多重部22に送出
する。多重部22はこれらの信号を上り線4に多重化して
主局1に送出する。
下り線3上の伝送フレームは,データフォーマットの
先頭を示すデリミッタDLに,データ送信許可AVAとデー
タNTとが続く構成となっている。また上り線4上の伝送
フレームは,デリミッタDLにリクエスト(データ送信要
求)REQとデータTEが続く構成となっている。リクエス
トREQ領域は複数の1ビットのタイムスロットR1〜Rnに
分割されていて,各タイムスロットR1〜Rnは各従局21
2nにそれぞれ割り当てられている。例えば従局2iはタイ
ムスロットRiを使用する。
この従来方式の動作を以下に説明する。いま従局2i
おいて送信データTEが発生し,これがデータバッファ24
に入力されると,データバッファ24はリクエストREQを
送信要求ありを表す“1"とする。多重部22はこのリクエ
ストREQを上り線4の伝送フレーム中のリクエスト領域
の自局に割り当てられたタイムスロットRiに多重化して
主局1に送る。他の従局についても同様の処理が行われ
る。
主局1では全従局21〜2nのリクエストREQを分離部13
で分離し,それらに基づきリクエストRQEが“1"である
従局番号(アドレス)をテーブル11′に蓄える。次に主
局1はある規則,例えばテーブルに書き込まれた順序で
テーブル11′から書き込まれた従局番号を取り出し,こ
の従局番号をデータ送信許可AVAとして出力する。この
データ送信許可AVAは多重部14′に下り線3に多重化さ
れ,従局21〜2nに送出される。
従局2iでは,主局iからのフレームを分離部21′で分
離してデータ送信許可AVAを取り出し,これが自局の番
号と一致していたならば,自局に対してデータ送信権が
与えられたものとして,次フレームでデータバッファ24
をオープンして送信データTEを多重部22により多重化し
て上り線4を介して送出する。
以上の操作を繰り返し行ってデータ通信を行う。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のリクエストアサイン方式では,各従局が主局に
対して送信要求を行うためには,上り線の伝送フレーム
に各従局対応にリクエスト領域を持たせる必要がある。
このため従局の数が増大すると,その数だけリクエスト
領域も大きくなり,アクセス制御のための付加ビットが
非常に大きくなり,この分,転送できる情報容量が少な
くなってしまい,データ転送の効率が低下する。
したがって本発明の目的は,従局数の増加に対しても
リクエスト領域が増大することのないようにして,転送
できる情報容量を増やし,効率のよい通信に行えるアク
セス制御方式を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明に係る原理説明図である。本発明に係
る通信ネットワークのアクセス制御方式は,主局51と複
数の従局521〜52nが接続される通信ネットワークにおい
て,主局51には,従局がリクエスト信号REQを送信する
ことを許可するリクエスト送信許可信号RTEを,複数の
従局521〜52nに対して順次に送出するための送出順序を
管理するリクエスト送信許可管理手段53と,複数の従局
521〜52nのうちの特定の従局に対しデータの送信を許可
するデータ送信許可信号DTEの送出順序を管理するデー
タ送信許可蓄積手段54とが備えられ,主局51は,リクエ
スト送信許可管理手段53の送信順序に従って決まる従局
に対するリクエスト送信許可信号RTEと,データ送信許
可積層手段54の送信順序に従って決まる特定の従局に対
するデータ送信許可信号DTEとを下り伝送単位に付加し
て送出し,自局宛のリクエスト送信許可信号RTEを受信
した従局はデータ送信要求がある時にはリクエスト信号
REQを上り伝送単位に付加して主局51に送信し,主局51
は受信したリクエスト信号REQに応じた従局情報を送信
要求のある従局情報としてデータ送信許可蓄積手段54に
保持するように構成される。
上述のアクセス制御方式は,リクエスト信号REQの送
信を許可された従局52iは主局51へのリクエスト信号REQ
の送出にあたり送信データのデータ量情報を付加して送
り,主局51はこのデータ量に相応したデータ送信許可を
該従局52iに与えるように構成してもよい。
また上述のアクセス制御方式は,主局51はリクエスト
送信許可管理手段53にリクエスト情報がない自には,複
数の従局521〜52nのうちから所定の送出順序で順次に選
ばれる従局に対してリクエスト送信許可信号RTEとデー
タ送信許可信号DTEお同時に送信し,該選ばれた従局は
要信要求があればこの同時送信に応じてリクエスト信号
REQを返送することなく直ちに送信データを主局51に送
るように構成してもよい。
また上述のアクセス制御方式は,リクエスト信号の送
信を許可された従局はリクエスト信号REQの送出にあた
りデータの優先順位情報を付加して送り,主局51はこの
優先順位情報に基づく優先順位でデータ送信許可蓄積手
段が54から特定の従局を選び,この特定の従局に対して
データ送信許可信号DTEを送信するように構成してもよ
い。
〔作用〕
主局51はリクエスト送信許可管理手段53に従った順序
で従局521〜52nに順次にリクエスト送信許可信号RTEを
送り,このリクエスト送信許可信号RTEを受信した従局5
2はデータ送信要求があればリクエスト信号REQを主局51
に返送する。主局51はこのリクエスト信号REQをデータ
送信許可蓄積手段54に蓄え,これを所定の規則に従った
順序で読み出して,データ送信を許可する従局52に対し
てデータ送信許可信号DTEとして送る。これに応答し
て,その従局52は主局52にデータを送信する。
従局52のリクエスト信号REQの送出にあたっては,送
出したいデータ量情報を付加することができ,その場
合,主局51はその従局52に対して,そのデータ量を全て
送信できるだけの回数,データ送信許可信号DTEを送
る。
リクエスト送信許可管理手段53にリクエスト情報がな
い場合には,主局51は特定の従局52に対してリクエスト
送信許可信号RTEとデータ送信許可信号DTEを同時に送
る。この場合,その特定の従局52は,あるべきデータが
発生していた時にはリクエスト信号REQを発することな
く直ちにそのデータを主局51に送出する。これにより効
率のよい転送が可能になる。
リクエスト信号REQには優先順位を付加することがで
き,この場合,主局51は優先順位の高いものから順にデ
ータ送信許可を行う。
〔実施例〕
以下,図面を参照て本発明の実施例を説明する。
第2図,第3図および第4図には本発明の一実施例と
してのアクセス制御方式による主局の構成,従局の構
成,および,送受されるデータフォーマットがそれぞれ
示される。
主局1は,第2図に示されるように,データ送信許可
テーブル11,リクエスト送信許可テーブル12,分離部13,
多重部14等を備えている。リクエスト送信許可テーブル
12は従局21〜2nに送るリクエスト送信許可信号RTEの送
出順序を管理するためのテーブルであり,メモリからな
り,所定の順序で従局番号を蓄えていて,これを順次に
読み出してリクエスト送信許可信号RTEとして多重部14
とデータ送信許可テーブル11に送る。このリクエスト送
信許可信号RTEは従局21〜2nに対して,従局のデータ送
信要求であるリクエストREQを主局1に送ることを許可
する信号である。
データ送信許可テーブル11は従局21〜2nに送るデータ
送信許可信号DTEの送出順序を管理するためのテーブル
であり、FIFOメモリからなり,従局21〜2nから送られて
きたリクエストREQに基づいてそのリクエストREQを発し
た従局番号を蓄え,これを読み出してデータ送信許可信
号DTEとして多重部14に送る。このデータ送信許可信号D
TEは従局21〜2nが主局1に対してデータを送信すること
を許可する信号である。
多重部14はこれらリクエスト送信許可信号RTE,データ
送信許可信号DTE,送信データNTを多重化して伝送路に送
出する。また分離部13は従局21〜2nから受信したフレー
ムをリクエストREQ,受信データTE等に分離し,リクエス
トREQをデータ送信許可テーブル11に送る。
従局21〜2nは,第3図に示されるように,分離部21,
多重部22,リクエスト制御部23,データバッファ24,等を
備える。分離部21は主局1から受信したフレームを受信
データNTとリクエスト送信許可信号RTE等に分離し,リ
クエスト送信許可信号RTEをリクエスト制御部23に送
る。
データバッファ23は,従局にデータ送信要求が発生す
ると,その送信データ量に応じて一つ以上の伝送単位の
送信データTEが書き込まれるメモリであり,この書込み
があると,リクエスト制御部制御部23へのデータ入力信
号INを“1"にしてこの送信要求の発生を通知する。
リクエスト制御部23はリクエスト送信許可信号RTEと
データ入力信号INが入力されており,リクエスト送信許
可信号RTEが自局当て(すなわちリクエスト送信許可信
号RTEの従局番号が自局番号と一致)であり,かつデー
タ入力信号INが“1"である場合に,送信要求ありを示す
“1"のリクエストREQを多重部22に送出する回路であ
る。また,多重部22はリクエストREQと送信データTEを
上り線4に多重化する回路である。
下り線3および上り線4を伝送されるフレームのフォ
ーマットは第4図に示される如くである。すなわち、下
り線3上のフレーム(主局から従局へのフレーム)は,
デリミッタDLに続いて,リクエスト送信許可信号RTE,デ
ータ送信許可信号DTEの各領域があり,更にこれらに続
いてデータNTの領域がある。リクエスト送信許可信号RT
E領域にリクエスト送信を許可する従局番号が,またデ
ータ送信許可信号DTE領域にはデータ送信を許可する従
局番号がそれぞれ書き込まれえる。
また上り線4上のフレーム(従局から主局へのフレー
ム)は,デリミッタDLに続いてリクエストREQ領域があ
り,これに続いて送信データTE領域がある。このリクエ
ストREQ領域には,従局の送信要求の有無を示す1ビッ
トの信号が書き込まれる。
上述の実施例装置の動作が以下に説明される。まず,
主局1はリクエスト送信許可テーブル12に基づき,リク
エスト送出を許可する特定の従局2iを選ぶ。これはリク
エスト送信許可テーブル12に並べられた従局番号順であ
る。この従局番号はリクエスト送信許可信号RTEとして
多重部14とデータ送信許可テーブル11に送られる。多重
部14はこの従局番号を下り線3のフレームのリクエスト
送信許可信号RTE領域に多重化して送信データNTと供に
下り線3に送出する。
従局21〜2nはこの下り線3からフレームを受信し,こ
れを分離部21でリクエスト送信許可信号RTE,データ送信
許可信号DTE,受信データNT等に分離し,リクエスト送信
許可信号RTEをリクエスト制御部23に,またデータ送信
許可信号DTEをデータバッファ24にそれぞれ送る。
リクエスト制御部23は受信したリクエスト送信許可信
号RTEの従局番号を自局番号と照合し,これが一致して
いれば自局にリクエスト送信権が与えられたものと判断
する。そして,自局にデータ送信要求が発生しているか
否かをデータバッファ24からのデータ入力信号INにより
判断する。データ入力信号INが“1"であれば,データ送
信要求があるので,リクエストREQを送信要求ありの
“1"にして多重部22に送り,このリクエストREQを多重
部22で上り線4に多重化して主局に1に送る。
主局1では,上り線4からのフレームを分離部13で分
離し,そのリクエストREQに基づき,先に下り線3に送
出したリクエスト送信許可信号RTEで特定した従局2i
送信要求を持っているか否かを判定し,送信要求あり
(すなわちリクエストREQ=“1")であれば,リクエス
ト送信許可テーブル12から受信した従局番号をデータ送
信許可テーブル11に書き込む。
そして,主局1はこのデータ送信許可テーブル11に書
き込まれた内容をある規制,例えば書き込まれた順に読
み出して,その従局番号を,従局2iに対して一つの伝送
単位分のデータ送信を許可するデータ送信許可信号DTE
とする。すなわち,このデータ送信許可信号DTEにより
従局2iに対してデータフォーマットで1回の送信許可を
割り当てる。これを多重部14で下り線3に多重化して各
従局21〜2nに通知する。
各従局21〜2nはこのデータ送信許可信号DTEを監視し
ており、これが自局番号と一致した時には自局に対して
データ送信許可が下与えられたものと判断し,次フレー
ムのタイミングでデータバッファ24をオープンにして送
信データTEを多重部22で上り線4上のフレームのデータ
TE領域に多重化して送出する。
第5図は本発明の他の実施例を示す図であり,主局と
従去間で送受されるデータフォーマットが示される。こ
の実施例では,主局1と従局21〜2nの構成は基本的には
第2図および第3図に示されるものと同じである。相違
点として,前述の実施例では,従局21〜2nから送出する
リクエストREQは1ビットの送信要求の有無を示す信号
としていたが,第5図の実施例では,従局にデータ送信
要求がある場合,その恐るべき送信データ量,あるいは
その送信データ量を送るに必要な伝送単位数等の送信デ
ータ量情報をリクエストREQ−DQとして送信する。
主局1では,データ送信許可テーブル11内に,送信要
求のある従局の従局番号RTEだけでなく,その従局が要
求している送信データ量情報も書き込む。そしてデータ
送信許可信号DTEを発行するときには,この送信データ
量情報を見て,従局が要求している送信データ量の送信
に必要な伝送単位数分だけ,その従局に対してデータ送
信許可信号DTEを連続して発行する。
このようにすると,従局の送信データ量が多い場合で
も,従局はその送信データ量に相応する伝送単位数分の
回数のリクエストREQの送信を行う必要がなくなり,デ
ータ転送を効率よう行えるようになる。
第6図には本発明のさらに他の実施例としての主局の
構成が示される。この主局が上述の第2図のものとなる
点としては,セレクタ17が備えられ,リクエスト送受許
可テーブルとしてカウンタ120が用いられ,またデータ
送信許可テーブル110はデータ送信許可信号DTEをセレク
タ17を介して多重部14に送出するようになっていて,格
納するリクエスト情報(すなわち従局番号)がなくなっ
た場合には,選択信号信号SELをセレクタ17に出力する
ようになっており,またカウンタ120から出力されるリ
クエスト送信許可信号RTEがデータ送信許可テーブル110
とセレクタ17にもそれぞれ入力されることである。
この第6図の実施例では,リクエスト送信許可信号RT
Eはカウンタ120により各従局21〜2nに従局番号順に順次
発行される。下り線3のデータフォーマットのリクエス
ト送信許可信号RTE領域にはカウンタ値が従局番号とし
て書き込まれる。
各従局21〜2nの動作は前述の実施例と同様であり,デ
ータバッファ24上に一つ以上のデータが書き込まれる
と,それをデータ入力信号INによりリクエスト制御部23
に伝え,リクエスト制御部23ではリクエスト送信許可信
号RTEが自局の番号と一致し,かつデータ入力信号INが
“1"の時,リクエストREQを“1"として,これを主局に
送出する。
主局1では,このリクエストREQに基づいて送信要求
のある従局を検知し,カウンタ120からのカウント値
(すなわちリクエスト送信許可信号RTE)をその従局番
号とし,これをリクエスト情報としてデータ送信許可テ
ーブル110に蓄える。
次に,このデータ送信許可テーブル110に書き込まれ
ているリクエスト情報(従局番号)を,書き込まれた順
序で読み出して,これをデータ送信許可信号DTEとし,
一つのデータフォーマット毎に一つの従局番号を割り当
てて従局21〜2nに通知する。
各従局21〜2nはデータ送信許可信号DTEが自局番号と
一致した場合,データ送信許可が得られたとし,データ
バッファ24をオープンにしてデータを送信する。
いま従局21〜2nからのリクエストREQがなく,従って
データ送信許可テーブル110が空の場合,データ送信許
可テーブル110は選択信号SELを“1"にしてセレクタ17に
入力して,このセレクタ17への入力をカウンタ120側に
切り替える。
この結果,データ送信許可信号DTEはリクエスト送信
許可信号RTEと同じ番号になり,これらの同じ従局番号
が主局から送信される。すなわち,従局のリクエストが
発生していない場合には,データ送信権が各従局21〜2n
に従局番号順に順次発行されることになる。これによ
り,従局に送信データが発生した場合でも,従局はリク
エストREQを送信することなく直ちに一つの伝送単位の
データTEを主局に向けて送信することができ,データ伝
送効率が向上する。
第7図〜第9図は本発明のアクセス制御方式による更
にまた他の実施例を示す図であり,第7図は主局の構
成,第8図は従局の構成,そして第9図は主局と従局間
で送受されるデータフレームのフォーマットをそれぞれ
示す。
この実施例は送信データにプライオリティを持たせた
ものである。すなわち従局は,第8図に示されるよう
に,送信データTEが発生した時に,この送信データTEの
重要度を示すプライオリティPRIを発生し,これを多重
部220に入力するように構成される。
主局では,データ送受許可テーブルが二つのテーブル
111,112い分割されていて,テーブル111に高い優先順
位,テーブル112に低い優先順位がそれぞれ付されてい
る。また分離部130で分離されたクエストREQとリクエス
トREQが入力される書込み制御部18が備えられ,この書
込み制御部18はプライオリティPRIの状態によりリクエ
ストREQをテーブル111に送るか,テーブル112に送るか
を切換え制御するようになっている。なお,この実施例
では優先順位を2階層としているので,データ送信許可
テーブルの数は二つとなっており,プライオリティPRI
は1ビットの信号となっているが,プライオリティPRI
のビット数を増やすことによって優先順位の階層も増や
すことができる。
テーブル111と112の各読出し内容はセレクタ170に出
力され,またこのセレクタ170にはカウンタ120からのリ
クエスト送信許可信号RTEも入力される。セレクタ170か
らの出力信号はデータ送信許可信号DTEとして多重部14
に出力される。セレクタ170は,テーブル111,112の内容
が空の時にそれぞれ出力される選択信号SEL1,SEL2によ
って選択入力が切り換えられる。
この実施例の動作が以下に説明される。
従局では,リクエストREQを送る際に,そのデータの
重要度をプライオリティPRIとして主局に送る。
主局では,このリクエストREQを受け取ると,プライ
オリティPRIの内容に従って、書込み制御部18により,
高い優先順位の場合はテーブル111に,低い優先順位の
場合にはテーブル112に,リクエスト情報を書き込む。
データ送信許可信号DTEを発行する場合には,まず高い
優先順位であるテーブル111内のリクエスト情報に従っ
て従局番号をデータ送信許可信号DTEとして発行し,テ
ーブル111が空の場合にはテーブル112のリクエスト情報
に従って従局番号を発行する。テーブル111と112が共に
空きの場合には,カウンタ120の発行する従局番号を送
り,第6図の実施例の場合と同様の動作をさせる。以上
のようにすると,データ転送に優先順位を付けたプライ
オリティ制御が可能となる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、従局数の増加に対してもリクエスト
領域が増大することがなく,よって転送できる情報容量
を増やし,効率のよい通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る原理説明図, 第2図は本発明の一実施例としてのアクセス制御方式に
よる主局の構成例を示すブロック図, 第3図は同じく従局の構成例を示すブロック図, 第4図は同じくデータフォーマットを示す図, 第5図は他の実施例におけるデータフォーマットを示
す, 第6図はまた他の実施例における主居の構成例を示すブ
ロック図, 第7図はさらにまた他の実施例における主局の構成例を
示すブロック図, 第8図は同じく従局の構成例を示すブロック図, 第9図は同じくデータフォーマットを示す図, 第10図は従来方式による主局の構成例を示す図, 第11図は同じく従局の構成例を示すブロック図,, 第12図は同じくデータフォーマットを示す図,および 第13図は本発明が適用できる通信ネットワークの例を示
すブロック図である。 図において, 1……主局 21〜2n……従局 11,110,111,112……データ送信許可テーブル 12……リクエスト送信許可テーブル 13,21,130……分離部 14,22,220……多重部 17……セレクタ 18……書込み制御部 23……リクエスト制御部 24……データバッファ 120……カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹尾 浩 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 副島 哲男 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 井口 一雄 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−301641(JP,A) 特開 昭62−128242(JP,A) 特開 昭61−111041(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主局(51)と複数の従局(521〜52n)が接
    続される通信ネットワークにおける伝送路へのアクセス
    制御方式であって, 該主局には,従局がリクエスト信号(REQ)を送信する
    ことを許可するリクエスト送信許可信号(RTE)を,該
    複数の従局に対して順次に送出するための送出順序を管
    理するリクエスト送信許可管理手段(53)と,該複数の
    従局のうちの特定の従局に対しデータの送信を許可する
    データ送信許可信号(DTE)の送出順序を管理するデー
    タ送信許可蓄積手段(54)とが備えられ, 該主局は,該リクエスト送信許可管理手段の送信順序に
    従って決まる従局に対するリクエスト送信許可信号と,
    該データ送信許可積層手段の送信順序に従って決まる特
    定の従局に対するデータ送信許可信号とを下り伝送単位
    に付加して送出し, 自局宛の該リクエスト送信許可信号を受信した該従局は
    データ送信要求がある時にはリクエスト信号を上り伝送
    単位に付加して該主局に送信し, 該主局は受信したリクエスト信号に応じた従局情報を送
    信要求のある従局情報としてデータ送信許可蓄積手段に
    保持するように構成された通信ネットワークのアクセス
    制御方式。
  2. 【請求項2】リクエスト信号の送信を許可された従局は
    主局へのリクエスト信号の送出にあたり送信データのデ
    ータ量情報を付加して送り,主局はこのデータ量に相応
    したデータ送信許可を該従局に与えるように構成された
    請求項1記載の通信ネットワークのアクセス制御方式。
  3. 【請求項3】主局はリクエスト送信許可管理手段にリク
    エスト情報がない時には,該複数の従局のうちから所定
    の送出順序で順次に選ばれる従局に対してリクエスト送
    信許可信号とデータ送信許可信号を同時に送信し,該選
    ばれた従局は送信要求があればこの同時送信に応じてリ
    クエスト信号を返送することなく直ちに送信データを主
    局に送るように構成された請求項1または2記載の通信
    ネットワークのアクセス制御方式。
  4. 【請求項4】リクエスト信号の送信を許可された従局は
    リクエスト信号(REQ)の送出にあたりデータの優先順
    位情報を付加して送り,主局はこの優先順位情報に基づ
    く優先順位でデータ送信許可蓄積手段から特定の従局を
    選び,この特定の従局に対してデータ送信許可信号を送
    信するように構成された請求項1,2または3に記載の通
    信ネットワークのアクセス制御方式。
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