JP2683135B2 - マルチ型空気調和装置 - Google Patents

マルチ型空気調和装置

Info

Publication number
JP2683135B2
JP2683135B2 JP3178990A JP3178990A JP2683135B2 JP 2683135 B2 JP2683135 B2 JP 2683135B2 JP 3178990 A JP3178990 A JP 3178990A JP 3178990 A JP3178990 A JP 3178990A JP 2683135 B2 JP2683135 B2 JP 2683135B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outdoor
compressor
indoor
refrigerant
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3178990A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03236556A (ja
Inventor
肇 北内
睦典 中村
文雄 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3178990A priority Critical patent/JP2683135B2/ja
Publication of JPH03236556A publication Critical patent/JPH03236556A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2683135B2 publication Critical patent/JP2683135B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、室外ユニットに複数の室内ユニットを接
続するマルチ型空気調和装置に関するものである。
[従来の技術] 第6図は例えば特開昭63−294462号公報に示された従
来のマルチ型空気調和装置の冷媒系統図であり、マルチ
型空気調和装置(1)は圧縮機および熱交換器を内蔵す
る室外ユニット(2)を有しており、室外ユニット
(2)には容量の異なる室外ユニット(3a),(3b)が
冷媒配管(4)により接続されている。
また、室外ユニット(2)および室内ユニット(3
a),(3b)にはそれぞれ制御部が配設されており、稼
働する室内ユニット(3a),(3b)の制御部はその容量
を室外ユニット(2)の制御部に連絡し、室外ユニット
(2)の制御部は室内ユニットの合計容量と室外ユニッ
トの容量との比率に応じて圧縮機の容量制御をインバー
タにより出力周波数を変化させることにより行うように
なっている。
更に、冷房から暖房への切り替えは四方弁により冷媒
の流れる方向を変えることにより行っている。
例えば、インバータの最高出力周波数を90Hzとし、室
外ユニット(2)の容量(圧縮機最高回転時にインバー
タ最高周波数運転する)を5HPとし、一方の室内ユニッ
ト(3a)の容量を2HPとし、他方の室内ユニット(3b)
の容量を3HPとすると、両方の室内ユニット(3a),(3
b)を運転する場合は、両方の室内ユニット(3a),(3
b)の制御部から室外ユニット(2)の制御部へ室内ユ
ニットの容量が伝達され、室外ユニット(2)は、 90Hz×(2HP+3HP)/5HP=90Hz と演算し、インバータの最高出力周波数を90Hzすなわち
圧縮機を最高回転で運転する。
また、室内ユニット(3a)を運転する場合は、両方の
室内ユニット(3a)の制御部から室外ユニット(2)の
制御部へ室内ユニットの容量が伝達され、室外ユニット
(2)は、 90Hz×2HP/5HP=36Hz と演算し、インバータの出力周波数が36Hzとなる回転数
で圧縮機を運転する。
同様に、室内ユニット(3b)を運転する場合は、両方
の室内ユニット(3b)の制御部から室外ユニット(2)
の制御部へ室内ユニットの容量が伝達され、室外ユニッ
ト(2)は、 90Hz×3HP/5HP=54Hz と演算し、インバータの出力周波数が54Hzとなる回転数
で圧縮機を運転する。
[発明が解決しようとする課題] 従来のマルチ型空気調和装置は、以上のように構成さ
れているので、室内ユニットを運転する毎に室内ユニッ
トの容量を室外ユニットに通信し、室外ユニットは室内
ユニットの合計容量からインバータの出力周波数を算出
しなければならず、室内ユニットおよび室外ユニットに
制御部を必要とすると共に通信回線でこれらを接続しな
ければならず装置が複雑化するという課題があった。ま
た、冷房から暖房への切り替えは冷媒の流れる方向を切
り換える四方弁を用いているため、四方弁の切り換えが
できない等の故障があった場合は全ての室内ユニットが
冷媒または暖房をすることができないという課題があっ
た。
この発明は、上記のような課題を解消するためになさ
れたもので、各ユニットに制御部を必要とせずかつ四方
弁を用いないマルチ型空気調和装置を得ることを目的と
する。
[課題を解決するための手段] この発明に係わるマルチ型空気調和装置は、冷媒を圧
縮する圧縮機および凝縮器または蒸発器に切り替え可能
な室外熱交換器を内蔵する室外ユニットと、凝縮器また
は蒸発器として使用する室内熱交換器を内蔵する複数の
室内ユニットとを備えるマルチ型空気調和装置におい
て、圧縮機から吐出される冷媒を室外熱交換器へ送る室
外冷媒吐出配管と、圧縮機から吐出される冷媒を室内熱
交換器へ送る室内冷媒吐出配管と、室外熱交換器から圧
縮機へ冷媒を吸入する室外冷媒吸入配管と、室内熱交換
器から圧縮機へ冷媒を吸入する室内冷媒吸入配管と、室
外熱交換器から室内熱交換器または室内熱交換器から室
外熱交換器に冷媒を送る冷媒配管と、室外冷媒吐出配管
に設けられた室外吐出側電磁弁と、室内冷媒吐出配管に
設けられた室内吐出側電磁弁と、室外冷媒吸入配管に設
けられた室外吸入側電磁弁と、室内冷媒吸入配管に設け
られた室内吸入側電磁弁と、圧縮機の吐出圧力を検出す
る吐出圧力検出器と、圧縮機の吸入圧力を検出する吸入
圧力検出器と、吐出圧力検出器からの圧縮機の吐出圧力
および吸入圧力検出器からの圧縮機の吸入圧力を入力す
る制御装置とを備え、前記制御装置は、吐出圧力検出器
からの圧縮機の吐出圧力および吸入圧力検出器からの吸
入圧力に基づき冷房が選択されていると判断した場合、
室外吐出側電磁弁および室内吸入側電磁弁を開始すると
共に室外吸入側電磁弁および室内吐出側電磁弁を閉じ、
室外熱交換器を凝縮器モードにセットして能力を制御
し、吐出圧力検出器からの圧縮機の吐出圧力および吸入
圧力検出器からの圧縮機の吸入圧力が所定範囲に入るよ
うに圧縮機の容量制御をし、吐出圧力検出器からの圧縮
機の吐出圧力および吸入圧力検出器からの圧縮機の吐出
圧力により暖房が選択されたと判断した場合、室外吐出
側電磁弁および室内吸入側電磁弁を閉じると共に室外吸
入側電磁弁および室内吐出側電磁弁を開放し、室外熱交
換器を蒸発器モードにセットして能力制御し、吐出圧力
検出器からの圧縮機の吐出圧力および吸入圧力検出器か
らの吸入圧力が所定範囲に入るように圧縮機の容量制御
をすることを特徴とする。
[作用] この発明におけるマルチ型空気調和装置は、圧縮機に
より冷媒を圧縮し、吐出圧力検出器からの圧縮機の吐出
圧力および吸入圧力検出器からの圧縮機の吸入圧力に基
づき冷房が選択されていると判断した場合、室外吐出側
電磁弁および室内吸入側電磁弁を開放すると共に室外吸
入側電磁弁および室内吐出側電磁弁を閉じ、室外熱交換
器を凝縮器モードにセットして能力制御し、吐出圧力検
出器からの圧縮機の吐出圧力および吸入圧力検出器から
の吸入圧力が所定範囲に入るように圧縮機の容量制御を
し、室内ユニットにより室内を冷房する。そして、吐出
圧力検出器からの圧縮機の吐出圧力および吸入圧力検出
器からの圧縮機の吸入圧力に基づき暖房が選択されたと
判断した場合、室外吐出側電磁弁および室内吸入側電磁
弁を閉じると共に室外吸入側電磁弁および室内吐出側電
磁弁を開放し、室外熱交換器を蒸発器モードにセットし
て能力制御し、吐出圧力検出器からの圧縮機の吐出圧力
および吸入圧力検出器からの圧縮機の吸入圧力が所定範
囲に入るように圧縮機の容量制御をし、室内ユニットに
より室内を暖房する。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図について説明する。
マルチ型空気調和装置(1)は、第1図に示すよう
に、室外ユニット(2)と複数の室内ユニット(3a),
(3b)とを有しており、室内ユニット(3a),(3b)は
それぞれ冷房能力が異なっている。
そして、室外ユニット(2)は、冷媒を圧縮する圧縮
機(5)を有しており、圧縮機(5)の吐出側には室外
冷媒吐出配管(6)を介して凝縮器または蒸発器に切り
替え可能な室外熱交換器(7)が接続されており、室外
冷媒吐出配管(6)には室外吐出側電磁弁(8)と一方
向弁(9)が設けられている。
また、室外熱交換器(7)には、室外ファン(10)が
臨設されており、かつ外気温度を検知する外気温度セン
サ(11)が設けられている。
更に、室外熱交換器(7)の冷房時出口側には暖房時
に冷媒を絞り膨張する開度調整可能な膨張弁(12)が接
続されており、膨張弁(12)には冷媒液配管(13)が接
続されており、冷媒液配管(13)の一部は室外ユニット
(2)内に設けられたアキュムレータ(14)内で熱交換
をするように構成されている。
そして、冷媒液配管(13)は分岐され、その一方の先
端かつ室内ユニット(3a)内には冷房時に冷媒を絞り膨
張する開度調整可能な膨張弁(15a)が接続されてお
り、他方の先端かつ室内ユニット(3b)内には冷房時に
冷媒を絞り膨張する開度調整可能な膨張弁(15b)が接
続されている。
更に、膨張弁(15a)には室内熱交換器(16a)が接続
されており、室内熱交換器(16a)には冷房時に冷媒を
アキュムレータ(14)内へ放出する室内冷媒吸入配管
(17a)および暖房時に圧縮機(5)から吐出される冷
媒を室内熱交換器(16a)へ送る室内冷媒吐出配管(18
a)が接続されている。
そして、室内冷媒吸入配管(17a)には室内吸入側電
磁弁(19a)および一方向弁(20a)が設けられており、
室内冷媒吐出配管(18a)には室内吐出側電磁弁(21a)
および一方向弁(22a)が設けられている。
同様に、膨張弁(15b)には室内熱交換器(16b)が接
続されており、室内熱交換器(16b)には冷房時に冷媒
をアキュムレータ(14)内へ放出する室内冷媒吸入配管
(17a)に接続された室内冷媒吸入配管(17b)および暖
房時に圧縮機(5)から吐出される冷媒を室内熱交換器
(16b)へ送る室内冷媒吐出配管(18b)が接続されてい
る。
そして、室内冷媒吸入配管(17b)には室内吸入側電
磁弁(19b)および一方向弁(20b)が設けられており、
室内冷媒吐出配管(18b)には室内吐出側電磁弁(21b)
および一方向弁(22b)が設けられている。
また、アキュムレータ(14)の頂部と圧縮機(5)の
吸入側とは吸入配管(23)により接続されており、吸入
配管(23)には圧縮機(5)の吸入圧力(Ps)を検出す
る吸入圧力検出器(24)が配設されており、圧縮機
(5)の吐出側には吐出圧力(Pd)を検出する吐出圧力
検出器(25)が配設されている。
更に、室外熱交換器(7)とアキュムレータ(14)と
は、暖房時に室外熱交換器(7)により蒸発された冷媒
をアキュムレータ(14)へ送る室外冷媒吸入配管(26)
により接続されており、室外冷媒吸入配管(26)には室
外吸入側電磁弁(27)および一方向弁(28)が設けられ
ている。
また、室外ユニット(2)は、第2図に示すように、
室外コントローラ(29)を有しており、室外コントロー
ラ(29)は各部をコントロールするCPU(30)を備えて
いる。
そして、CPU(30)には、制御プログラムを格納するR
OM(31)およびデータ等の一時的情報を記憶するRAM(3
2)が内部バス(BL)により接続されており、かつ室外
ファン(10)の回転数をコントロールするファン速コン
トロール部(33)が接続されており、ファン速コントロ
ール部(33)には室外ファン(10)を駆動するファン用
インバータ(34)が接続されている。
また、CPU(30)には、圧縮機(5)の容量をコント
ロールする圧縮機容量コントロール部(35)が接続され
ており、圧縮機容量コントロール部(35)には圧縮機
(5)を駆動する圧縮機用インバータ(36)が接続され
ている。
更に、CPU(30)には、アナログ信号を入力するアナ
ログ入力部(37)、デジタル信号を入力するデジタル入
力部(38)およびデジタル信号を出力するデジタル出力
部(39)が接続されている。
そして、アナログ入力部(37)には外気温度センサ
(11)、吸入圧力検出器(24)および吐出圧力検出器
(25)が接続されており、デジタル入力部(38)には室
内ユニット(3a),(3b)の運転信号が入力されるよう
になっている。
また、デジタル出力部(39)には、圧縮機(5)のメ
インスイッチ、電磁弁(8),(19a),(19b),(21
a),(21b),(27)および膨張弁(12),(15a),
(15b)が接続されている。
次いで、本実施例の作用を第3図のフローチャートに
沿って説明する。
マルチ型空気調和装置(1)は停止状態において、電
磁弁(19a),(19b),(21a),(21b)および膨張弁
(15a),(15b)が閉状態となっており、マルチ型空気
調和装置(1)の電源が投入されると、室外コントロー
ラ(29)のCPU(30)は、室内ユニット(3a),(3b)
の発停があったか否か判断する(Step1)。
そして、CPU(30)は、室内ユニット(3a),(3b)
の発停があったと判断した場合、全ての室内ユニットが
停止したか否か判断し(Step2)、全ての室内ユニット
が停止したと判断した場合、圧縮機(5)の容量コント
ロール量(Qcomp)を0%かつ室外ファン(10)のファ
ン速度を0%とすると共に圧縮機(5)を停止する(St
ep3)。
また、前述Step2において、全ての室内ユニットは停
止していないと判断した場合、CPU(30)は、起動され
た室内ユニットが室内ユニットの中で最初の起動である
か否か判断し(Step4)、起動された室内ユニットが最
初の起動であると判断した場合、圧縮機(5)の容量コ
ントロール量(Qcomp)を所定のm%かつ室外ファン(1
0)のファン速度を所定のn%とすると共に圧縮機
(5)を起動する(Step5)。
なお、mおよびnは圧縮機(5)の吐出圧力および吸
入圧力が異常とならないようになるべく小さな値に設定
する。
それから、CPU(30)は、圧縮機(5)の吐出圧力お
よび吸入圧力に変化が現われるまでの予め設定された時
間(t1)を計測するt1タイマーをスタートさせ(Step
6)、前述Step1へ戻る。
また、前述Step4において起動された室内ユニットが
最初の軌道でないと判断した場合、Step6を行う。
更に、前述Step1において室内ユニットの発停が無い
と判断した場合、CPU(30)は、t1タイマーが設定時間
(t1)を経過したか否か判断し(Step7),t1タイマーが
設定時間(t1)を経過したと判断した場合、吸入圧力検
出器(24)および吐出圧力検出器(25)により吸入圧力
(Ps)および吐出圧力(Pd)を検出する(Step8)。
そして、CPU(30)は、検出した吐出圧力(Pd)が所
定範囲内(Pdl<Pd<Pdh)に入っているか否か判断し
(Step9)、吐出圧力(Pd)が所定範囲内(Pdl<Pd<Pd
h)に入っていると判断した場合、吸入圧力(Ps)が所
定範囲内(Psl<Ps<Psh)に入っているか否か判断する
(Step10)。
それから、吸入圧力(Ps)が所定範囲内(Psl<Ps<P
sh)に入っていると判断した場合、前述Step6以降の動
作を行う。
なお、R−22を冷媒として使用する空気調和機におい
て、 Pdh=22kg/cm2G,Pdl=17kg/cm2G Psh=6kg/cm2G,Psl=2〜3kg/cm2G に設定される。
また、前述Step9において吐出圧力(Pd)が所定範囲
内(Pdl<Pd<Pdh)に入っていないと判断した場合また
はStep10において吸入圧力(Ps)が所定範囲内(Psl<P
s<Psh)に入っていないと判断した場合、CPU(30)
は、ΔPd,ΔPsを第100式および第101式により算出する
(Step11)。
ΔPd=(Pdh+Pdl)/2−Pd ……100 ΔPs=(Psh+Psl)/2−Ps ……101 そして、CPU(30)は、ΔPd,ΔPsを0すなわちPd,Ps
をそれぞれ最適な値(所定範囲の平均値)にするための
圧縮機(5)の容量制御の変化ΔQcompおよび室外ファ
ン(10)の制御変化ΔAKeを第102式から第104式までに
より算出する(Step12)。
なお、圧縮機(5)の容量制御(Qcomp)は0〜100%
の制御範囲であり、0%は停止、100%は最高出力時を
表わす。また室外ファン(10)の制御(AKe)は−100〜
100%の制御範囲であり、−100〜0%は室外熱交換器
(7)が放熱状態すなわち凝縮器として作用し、0〜10
0%は吸熱状態すなわち蒸発器として作用する。0%は
室外ファン(10)のファン速が0、100%はファン速最
高時を表わす。
ΔPd=a・ΔQcomp+c・ΔAKe ……102 ΔPs=−b・ΔQcomp+d・ΔAKe ……103 c=k(CT−T0)/AKe ……104 また、a,b,c,dは正数であり、kは定数、a,bは概ねAK
eの変化に依存して第4図および第5図のように変化
し、cはAKe<0のときは吐出圧力Pdの飽和温度CT、外
気温度T0及びAKeの変化に依存し、104式の特性がある。
AKe≧0の場合は概ねc=1であり、dは全ての場合に
おいて概ねd=0である。
このようにして求められたΔQcomp,ΔAKeを現在の出
力Qcomp,AKeに加算し、CPU(30)は新たな出力Qcomp,AK
eを算出する(Step13)。
そして、CPU(30)は、算出した新たなQcompを圧縮機
容量コントロール部(35)を介して圧縮機用インバータ
(36)から出力し、新たなAKeをファン速コントロール
部(33)を介してファン速コントロール部(33)から出
力する。
それから、前述Step6以降の動作を行う。
更に、CPU(30)は、以上のようにして求められたAKe
の制御範囲に基づき、室外熱交換器(7)が放熱か吸熱
かすなわち室内ユニット(3a),(3b)において冷房が
選択されているか暖房が選択されているかを判断し、冷
房が選択されていると判断した場合、デジタル出力部
(39)からの信号により室外熱交換器(7)を凝縮器モ
ードにセットし、かつ電磁弁(8),(19a),(19b)
を開放すると共に膨張弁(12)を全開し、更に膨張弁
(15a),(15b)を所定の開度に保持する。
この際、電磁弁(21a),(21b),(27)は閉状態で
ある。
それから、圧縮機(5)によりアキュムレータ(14)
から冷媒ガスを吸引して圧縮し、室外冷媒吐出配管
(6)へ圧縮して高温・高圧となった冷媒ガスを吐出す
る。
更に、室外冷媒吐出配管(6)へ吐出された高温・高
圧の冷媒ガスは、室外吐出側電磁弁(8)と一方向弁
(9)とを通って凝縮器モードにセットされた室外熱交
換器(7)へ送られ、室外熱交換器(7)において室外
ファン(10)により強制循環される外気により冷却され
て液化する。
そして、液化した高圧の冷媒は、全開状態の膨張弁
(12)および冷媒液配管(13)を通って室内ユニット
(3a),(3b)の膨張弁(15a),(15b)へ送られ、膨
張弁(15a),(15b)により絞り膨張される。
それから、膨張弁(15a),(15b)により絞り膨張さ
れた冷媒は、室内熱交換器(16a),(16b)内で蒸発し
て室内熱交換器(16a),(16b)を冷却し、温度の低下
した室内熱交換器(16a),(16b)により室内は冷房さ
れる。
更に、室内熱交換器(16a),(16b)内で蒸発してガ
ス化した冷媒は、室内吸入側電極弁(19a),(19b)お
よび一方向弁(20a),(20b)を通って室内冷媒吸入配
管(17a),(17b)からアキュムレータ(14)内へ放出
されて気液分離される。
また、室外コントローラ(29)は、暖房が選択されて
いると判断した場合、デジタル出力部(39)からの信号
により室外熱交換器(7)を蒸発器モードにセットし、
かつ電磁弁(21a),(21b),(27)を開放すると共に
膨張弁(15a),(15b)を全開し、更に膨張弁(12)を
所定の開度に保持し、更に電磁弁(8),(19a),(1
9b)は閉じられる。
それから、圧縮機(5)によりアキュムレータ(14)
から冷媒ガスを吸引して圧縮し、室内冷媒吐出配管(18
a),(18b)へ圧縮して高温・高圧となった冷媒ガスを
吐出する。
更に、室外冷媒吐出配管(18a),(18b)へ吐出され
た高温・高圧の冷媒ガスは、室内吐出側電磁弁(21
a),(21b)と一方向弁(22a),(22b)とを通って室
内熱交換器(16a),(16b)へ送られ、室内熱交換器
(16a),(16b)において室内の空気により冷却されて
液化する。すなわち、室内の空気は高温・高圧の冷媒ガ
スの熱により暖房される。
そして、液化した高圧の冷媒は、全開状態の膨張弁
(15a),(15b)および冷媒液配管(13)を通って室外
ユニット(2)の膨張弁(12)へ送られ、膨張弁(12)
により絞り膨張される。
それから、膨張弁(12)により絞り膨張された冷媒
は、室外熱交換器(7)内で蒸発して室外熱交換器
(7)を外気温度以下に冷却する。
これにより、外気温度以下に温度が下がった冷媒ガス
は外気により暖められる。
更に、室外熱交換器(7)内で蒸発してガス化した冷
媒は、室外吸入側電磁弁(27)および一方向弁(28)を
通って室外冷媒吸入配管(26)からアキュムレータ(1
4)内へ放出される。
なお、上述実施例においては、圧縮機(5)の容量制
御手段としてインバータを用いて説明したが、これに限
らず、アンロード機構のような段階的な容量制御でも良
い。
また、上述実施例においては、室外熱交換器(7)の
能力制御手段として室外ファン(10)の速度制御を用い
て説明したが、これに限らず、電熱面積を変える制御を
行っても同様の効果を奏する。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、吐出圧力検
出器からの圧縮機の吐出圧力および吸入圧力検出器から
の吸入圧力により冷房または暖房が選択されていること
を判断するように構成したので、室内ユニットに制御部
を必要とせず、かつ通信回線を必要とせず、装置を簡素
化することができる。また、冷媒の流れる方向を各電磁
弁により切り換えるように構成したので、四方弁を必要
とせず、一つの電磁弁が故障しても全ての室内ユニット
が運転できなくなることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるマルチ型空気調和装
置の冷媒系統を示す図、第2図はこの発明の一実施例に
よる室外ユニットコントローラの構成を示すブロック
図、第3図はこの発明の作用を示すフローチャート図、
第4図は圧縮機の容量制御による吐出圧力のゲインを示
す図、第5図は圧縮機の容量制御による吸入圧力のゲイ
ンを示す図、第6図は従来のマルチ型空気調和装置の冷
媒系統を示す図である。 図中、(1)はマルチ型空気調和装置、(2)は室外ユ
ニット、(3a),(3b)は室内ユニット、(5)は圧縮
機、(6)は室外冷媒吐出配管、(7)は室外熱交換
器、(17a),(17b)は室内冷媒吸入配管、(18a),
(18b)は室内冷媒吐出配管、(19a),(19b)は室外
吸入側電磁弁、(21a),(21b)は室内吐出側電磁弁、
(24)は吸入圧力検出器、(25)は吐出圧力検出器、
(26)は室外冷媒吸入配管、(29)は室外コントローラ
である。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒を圧縮する圧縮機および凝縮器または
    蒸発器に切り替え可能な室外熱交換器を内蔵する室外ユ
    ニットと、凝縮器または蒸発器として使用する室内熱交
    換器を内蔵する複数の室内ユニットとを備えるマルチ型
    空気調和装置において、 圧縮機から吐出される冷媒を室外熱交換器へ送る室外冷
    媒吐出配管と、圧縮機から吐出される冷媒を室内熱交換
    器へ送る室内冷媒吐出配管と、室外熱交換器から圧縮機
    へ冷媒を吸入する室外冷媒吸入配管と、室内熱交換器か
    ら圧縮機へ冷媒を吸入する室内冷媒吸入配管と、室外熱
    交換器から室内熱交換器または室内熱交換器から室外熱
    交換器に冷媒を送る冷媒配管と、室外冷媒吐出配管に設
    けられた室外吐出側電磁弁と、室内冷媒吐出配管に設け
    られた室内吐出側電磁弁と、室外冷媒吸入配管に設けら
    れた室外吸入側電磁弁と、室内冷媒吸入配管に設けられ
    た室内吸入側電磁弁と、圧縮機の吐出圧力を検出する吐
    出圧力検出器と、圧縮機の吸入圧力を検出する吸入圧力
    検出器と、吐出圧力検出器からの圧縮機の吐出圧力およ
    び吸入圧力検出器からの圧縮機の吸入圧力を入力する制
    御装置とを備え、 前記制御装置は、吐出圧力検出器からの圧縮機の吐出圧
    力および吸入圧力検出器からの吸入圧力に基づき冷房が
    選択されていると判断した場合、室外吐出側電磁弁およ
    び室内吸入側電磁弁を開放すると共に室外吸入側電磁弁
    および室内吐出側電磁弁を閉じ、室外熱交換器を凝縮器
    モードにセットして能力を制御し、吐出圧力検出器から
    の圧縮機の吐出圧力および吸入圧力検出器からの圧縮機
    の吸入圧力が所定範囲に入るように圧縮機の容量制御を
    し、 吐出圧力検出器からの圧縮機の吐出圧力および吸入圧力
    検出器からの圧縮機の吐出圧力により暖房が選択された
    と判断した場合、室外吐出側電磁弁および室内吸入側電
    磁弁を閉じると共に室外吸入側電磁弁および室内吐出側
    電磁弁を開放し、室外熱交換器を蒸発器モードにセット
    して能力制御し、吐出圧力検出器からの圧縮機の吐出圧
    力および吸入圧力検出器からの吸入圧力が所定範囲に入
    るように圧縮機の容量制御をすることを特徴とするマル
    チ型空気調和装置。
JP3178990A 1990-02-13 1990-02-13 マルチ型空気調和装置 Expired - Fee Related JP2683135B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3178990A JP2683135B2 (ja) 1990-02-13 1990-02-13 マルチ型空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3178990A JP2683135B2 (ja) 1990-02-13 1990-02-13 マルチ型空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03236556A JPH03236556A (ja) 1991-10-22
JP2683135B2 true JP2683135B2 (ja) 1997-11-26

Family

ID=12340832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3178990A Expired - Fee Related JP2683135B2 (ja) 1990-02-13 1990-02-13 マルチ型空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2683135B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03236556A (ja) 1991-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2551614B1 (en) Air Conditioner and Control Method Thereof
CN111780362B (zh) 一种空调器及其控制方法
CA2530895C (en) Air-conditioning system with multiple indoor and outdoor units and control system therefore
WO2008015930A1 (fr) Conditionneur d'air
JP3230845B2 (ja) マルチ式空気調和機
WO2008032559A1 (fr) climatiseur
EP1677058A2 (en) Method of controlling over-load cooling operation of air conditioner
JPH06337174A (ja) 空気調和装置の運転制御装置
US20040011064A1 (en) Heat pump air conditioning system comprising additional heater and method for operating the same
JP2003106615A (ja) 空気調和装置
JP2683135B2 (ja) マルチ型空気調和装置
JP4105413B2 (ja) マルチ式空気調和機
JP3223918B2 (ja) 多室形空気調和システム
KR101153421B1 (ko) 에어컨의 응축용량 제어 방법
JP2002147819A (ja) 冷凍装置
JP2005016884A (ja) 空気調和機
JPH0814435B2 (ja) 冷凍装置の保護装置
GB2548526A (en) Indoor unit and air conditioning device using same
CN113574326A (zh) 装置评价系统和装置评价方法
WO2005077688A1 (ja) 空調装置
JP2508528Y2 (ja) 空気調和装置
JPH0217358A (ja) 冷凍装置の過熱度制御装置
JPH0814698A (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JPH09273819A (ja) 冷凍サイクル
JP4404420B2 (ja) 空気調和機の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees