JP2682600B2 - ▲iii▼−v族化合物半導体単結晶の製造方法 - Google Patents

▲iii▼−v族化合物半導体単結晶の製造方法

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JP2682600B2 JP7284588A JP7284588A JP2682600B2 JP 2682600 B2 JP2682600 B2 JP 2682600B2 JP 7284588 A JP7284588 A JP 7284588A JP 7284588 A JP7284588 A JP 7284588A JP 2682600 B2 JP2682600 B2 JP 2682600B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (ア) 技術分野 この発明は、III-V族化合物半導体単結晶を液体カプ
セル法(Liquid Encapsulated Czochralski)で引上げ
る方法の改良に関する。
III-V族化合物半導体というのは、GaAs、Gap、InSb、
InP、‐‐などのIII族とV族元素とよりなる半導体であ
る。
バルク単結晶の製造方法として、チヨクラルスキー法
を改良した液体封止チヨクラルスキー法(又は単に液体
カプセル法)が用いられる。
これは、るつぼの中に入れた原料融液を、B2O3で覆い
高圧を加えてV族元素の揮散を防ぐものである。
V族元素は、化合物の融点での解離圧が高いので、B2
O3により、圧力を掛けて、V族の解離を抑制する。
引上げ法であるので、円柱形の結晶を得やすいという
利点がある。
ところが、液体カプセル法(LEC法と略記)は、上下
方向に温度勾配が大きいので、熱歪みが生じやすい。こ
のため、引上げた単結晶には、多大の転位が発生する。
転位を減少させるために、ふたつの工夫がなされる。
ひとつは、不純物を加えて、不純物硬化(impurity h
ardening)を起こさせる事である。等電子不純物(isoe
lectronic impurity)である不純物を加える。例えば、
GaAsに対してはIn、B、Alなどの不純物を添加する。等
電子不純物であるのは、これによつて、結晶の電気的特
性が変わつてはならないからである。不純物を加える
と、結晶が硬くなり、転位の発生が抑えられる。
もうひとつは、固液界面より上の温度勾配を低くする
という事である。こうすると、結晶化した部分が急激に
冷却されないから、熱歪みも小さくなる。温度勾配を低
くするためには、2以上のヒータを用いたり、結晶を囲
む熱遮蔽筒を設けたりする。
(イ) 従来技術 不純物を加えて低転位の単結晶を引上げる事ができ
る。この場合、1018cm-3〜1019cm-3程度の高い濃度の不
純物を加えなければ効果が薄い。
また、低温度勾配下で引上げを行う。
このように改良されたLEC法は、新たな困難をひき起
こす。
それは、セル成長と呼ばれる異常成長が成長途中で発
生するという事である。これ以後、多結晶化するので使
いものにならない。
セル成長は、組成的過冷却又はスーパークーリング
(supercooling)によつて起こる。
引上げ法に於て、セル成長(スーパークーリング)が
発生する条件は、次式で示される。
ここで、Gは固液界面近傍の融液中の温度勾配、Rは
引上げ速度である。k0は融液中に於ける不純物の偏析係
数である。cは原料融液中での不純物濃度である。Dは
融液中での不純物の拡散定数である。
mは液相線の温度勾配である。つまり、不純物を入れ
ることにより凝固点(融点)が降下するが、凝固点降下
の割合いである。すなわち、凝固点降下をΔTで示し、
不純物濃度をcで示すと、 ΔT=mc (2) の関係がある。これは、溶液に溶けた溶質がある場合、
濃度が低い場合には必ず成り立つ関係である。
(1)式の条件が何を意味するかを簡単に説明する。融
液中での不純物の拡散が遅いのでこのような問題が生ず
るのである。流体なのであるから、不純物濃度にゆらぎ
があつても、これがすぐに平均化されないのである。
偏析係数というのは、固液界面に於て接している固体
と液体とに含まれる不純物濃度の比である。固体に含ま
れる不純物濃度の方が低い場合、つまり偏析係数が1よ
り小さい場合が問題である。
第8図によつて説明する。原料融液に於ける不純物濃
度をcとする。結晶と融液の界面をABとする。ある時刻
において、ABであつたものがdt後にCDの線まで上つたと
する。この部分の体積はSRdtである。
ここでSは結晶の断面積で、Rは引上げ速度である。
融液である時に体積がSRdtであるものには、不純物が dQl=cSRdt (3) だけ含まれる。ところが、結晶の中では、同じ体積に対
して、 dQs=ckSRdt (4) しか不純物が含まれない。これらの差 dQl−dQs=c(1−k)SRdt (5) が、固液界面に於て、余剰となる。
つまり、固液界面に不純物のわき出しがあるという事
である。
不純物の流れは、濃度勾配に比例するので、融液中の
下向きにz軸をとつて、不純物流Jは である。なぜ不純物流ができるかというと、界面ABで、
(5)式で示される不純物のわき出しがあるからであ
る。単位時間当りの不純物のわき出しは、(4)式をdt
で割れば得られる。これと不純物流Jとがつりあつてい
るはずであるので、定常状態では という式が成立する。
(7)式から を得る。これをzについて積分すれば、zについての不
純物濃度を求める事ができるのである。深さ方向につい
て、不純物はリニアに減少してゆく。
さて、cにmを乗じたものが融点(凝固点)降下ΔT
である。融点降下ΔTも、深さ方向にリニアに減少す
る。融点降下ΔTの勾配は によつて与えられる。
融点が降下するという事、これが問題である。さらに
問題なのは、融点降下が深さzの函数として変動するこ
とである。
融液中に面EFを想定しよう。
界面ABと融液面EFとを比較する。もちろんEFの方が高
温である。しかし、EFの方が融点が高い。面ABと面EFと
の融点の差が、ABとEFの温度の差に等しいとする。する
と、ABとEFは同時に凝固する事ができる。同時に凝固す
るのがセル成長の原因である。
つまり、AB〜EF間の温度勾配Gが、融点降下の勾配よ
りも小さければ、セル成長が起こるという事になる。こ
れは温度勾配をGとして である。(10)と(1)は同じ式である。こうして
(1)が証明できたことになる。
引上げ法に於ては、原料融液の全部に近い量を固化す
るので、不純物濃度が変動する。kが1より小さい不純
物であれば、不純物濃度が徐々に増加する。
このため、G、Rを一定にすると、cの高まりととも
に、(10)式が成立ち、セル成長が発生するようにな
る。
引上げとともに、cがどのように変わるかという式
を、第9図を使つて導く。簡単のため、不純物濃度は体
積あたりのものとする。また結晶と融液とで密度が変化
しないものとする。結晶の体積をSとし、融液の体積を
Lとする。これらの和は一定である。
S+L=L0 (11) L0は引上げ前の原料融液量である。
融液中の不純物の量をmとする。
dSの部分が結晶化したとする。これにはckdSの不純物
が含まれる。このため融液から、これだけの不純物が除
去される。
dm=−ckdS (12) である。不純物濃度cに融液量Lを乗じると、不純物量
であるから、 m=cL (13) である。(11)を微分し、(13)を微分して、 dS=−dL (14) dm=cdL+Ldc (15) となり、これらから Ldc=−c(1−k)dL (16) これは簡単に積分できて となる。C0は初期不純物濃度である。
L/L0のかわりに固化率gという独立変数を用いる。こ
れは、最初の原料融液L0のうち、固化した部分Sの割合
いを表わす。
すると、gを使つて、(17)は c=c0(1-g)k-1 (19) となる。これは融液の不純物濃度である。これと接する
固体中の不純物濃度CSはこれにkを乗じて cs=c0k(1-g)k-1 (20) となる。
固化率gは、引上げて固化した部分である。引上げと
ともに、(19)から、融液中の不純物濃度が変動するこ
とが分る。k<1であると、g→1の極限で発散する。
実際には、g→1まで引上げる事はない。しかし、1
に近づけるのが理想である。
(19)を(10)に代入すると、セル成長が起る条件を
gの函数として得る。
セル成長が起こらない条件は、不等号を逆にして、 という事になる。
(ウ) 特開昭61-31382 本出願人は、(21)のような問題を解決するために、
引上げ速度Rを、徐々に下げてゆく、という方法を開発
した。特開昭61-31382号(S61.2.13公開)に開示してあ
る。
引上げとともにgが増加するから、(21)の右辺は増
加する。(21)の不等号を成りたたせるために引上げ速
度Rを減少させてゆくというものである。
融液中での温度勾配Gは一定に保つ。
引上げ速度Rは、引上げ軸の引上げ速度にほぼ等しい
ので、簡単に制御することができる。
(エ) 特開昭62-191495,62-260794 反対に、融液中での温度勾配Gを上げてゆき、不等式
(21)を維持しようという発明もなされている。
特開昭62-191495号(S62.8.21公開) 特開昭62-260794号(S62.11.13公開) これらは、いずれも温度勾配Gを上げてゆくものであ
る。
前者は、組成的過冷却(セル成長)が起つた時から、
Gを(1-g)k-1に比例して上がるようにする。
後者は、g=0の値に対して、G0(1-g)k-1のようには
じめから、Gを上げてゆくのである。
(ウ) 発明が解決しようとする問題点 G/Rの下限が、成長の進とともに上つてゆくという問
題に対して、Rを下げてゆく、或はGを上げてゆく、と
いう方法が提案された。
これらを簡単に、R制御法、及びG制御法という。
R制御法は、制御法が単純という利点があるが、時間
がかかりすぎるという欠点もある。
G制御法は、るつぼとヒータの関係を変えることによ
つて融液中の温度勾配を変えるので、予めこれらの関係
を調べる多大な実験を行わなくてはならない。しかし、
引上げ時間は、比較的短かくて済む。
しかし、より根本的な難点のある事を、本発明者が見
出した。
R制御法によつても、G制御法によつても、成長させ
た結晶は、固化率gの大きい部分(結晶の尾部)で、転
位が大きくなるのである。
第1図は、固化率の函数としての転位密度(EPD)を
測定した結果である。
横軸が固化率である。縦軸がエツチピツト密度を示し
ている。白丸がG制御によるものを示し、三角がR制御
によるものを示す。
R制御によるものを比較例III、G制御によるものを
比較例IIIとする。詳しい条件については後に述べる。
いずれも、固化率gが低い間は、転位が少ないが、固
化率gが大きくなると、転位が増える。
もしも、EPDが500個/cm2以下でなければならないと
すると、固化率が0.5以下でなければならない。つま
り、結晶の上半分しか使えないという事である。
固化率というのは、融液中の固化した部分の割合いを
示すものであるが、引上げた結晶の、上方からの距離に
ほぼ対応する。結晶の上方の部分はgが小さく、下方の
部分はgが大きい。つまり、gとともにEPDが増えると
いう事は、結晶の下へゆくに従い、EPDが増えるという
事である。
これは、R制御についていえば、引上げ速度が遅すぎ
るために転位が発生しやすくなつているという事であ
る。転位のことを考えると、Rには、それより下げては
いけない下限がある、という事を意味しているのであ
る。
同じように、G制御についていえば、融液中の温度勾
配Gが大きすぎると、転位が発生しやすくなるという事
である。転位のことを考えれば、Gにはそれ以上に上げ
てはいけない上限があるという事を意味している。
g=0.5まで低転位であるというだけでは不十分で、
もつと高いgの値まで低転位である事が望まれる。
本発明は、セル成長が発生することなく、高いgの値
まで低転位であるようなLEC法による単結晶引上げ方法
の改良を与える。
(カ) 本発明の方法 まず、液体カプセル法を第6図によつて簡単に説明す
る。
るつぼ1はサセプタ2によつて支持される。例えば、
るつぼ1はPBN、サセプタ2はカーボンとする。
下軸3がサセプタ2を支持している。下軸3は回転昇
降自在である。
るつぼ1の中には、化合物半導体の原料となるべき原
料融液4と、これを覆う液体カプセル剤5が収容されて
いる。
高圧の不活性気体6が収容されており、液体カプセル
剤5に圧力を加えている。これにより、V族元素の揮散
を防ぐ。
上軸7は回転昇降自在に設けられる。下端に種結晶8
が取付けられている。種結晶8を原料融液に漬けて種付
けする。上軸7及び下軸3を回転させながら上軸7を引
上げてゆく。単結晶9が種結晶8に続いて成長してゆ
く。
耐圧容器10はこれらの装置を囲んでおり、不活性気体
に数atm〜数十atmの圧力を加える事ができるようになつ
ている。
ヒータ11、12は抵抗加熱ヒータである。これは原料融
液を加熱する。特に下ヒータ11が融液を加熱し、上ヒー
タ12が結晶を加熱する。このようにヒータを多段にした
り、熱遮蔽板を設けて、結晶が引上げられた空間の温度
勾配を低くしている。
空間中の温度勾配を低くし、しかも、かなりの高濃度
の不純物を加えるので、セル成長の問題が生じた。
これを解決するため、融液中の温度勾配Gを上げてゆ
く方法と、引上げ速度を下げてゆく方法が提案された。
いずれも、セル成長を阻止するという点では評価でき
る。しかし、低転位の部分が少なすぎるという問題があ
つた。
そこで、本発明は、GとRの両方を変化させることに
する。
すなわち、結晶引上げとともに、引上げ速度を下げて
ゆき、しかも融液中の温度勾配を上げてゆく。こうして
セル成長の発生を防ぐ。
GとRの両方を変動させるのは、いずれか一方を変動
させるより難しい。
しかし、GとRを変動させると、Gの変動量とRの変
動量が少なくて済む。このため、転位の発生が少なくな
るのである。
たとえば、R制御とGR制御とを比較する。固化率gの
増大とともに、G/Rを増さなくてはならない。
もしもGを固定し、Rを減少させるとすると、Rの減
少分はかなり大きい。
ところが、Gを増し、Rを減少させるとすれば、Rの
減少分は少ない。
つまり、転位の発生を抑制するという点で、GR制御法
は、Rの減少分を少なくできるので、R制御法よりも、
低転位化できるということである。
同じことは、G制御法とGR制御法とを比較してもいえ
る。Rを固定してGを増す場合、Gの増加分がかなり大
きい。ところがRを減じ、Gを増すと、Gの増加分が少
なくて済む。Gの増加が少ないので、結晶中の転位の発
生は少ない。
本発明の方法は、結局、GとRを変動させる事によ
り、常に不等式(21)が成立つようにするという事であ
る。すなわち、固化率gの函数として、G(g)、R
(g)をプログラムし、 とするのが、本発明の方法である。
R制御法は、 G制御法は、 ということである。
本発明の方法は、結局(22)式によつて過不足なく示
されている。
より直観的に図面によつて説明する。
第2図は横軸に引上げ速度R、縦軸に融液中の温度勾
配Gをとつた(R、G)座標系である。
ここに、原点0を通り、gをパラメータとして であるような直線群を引く。g=0という直線は(25)
でg=0とした式の表わす直線である。
k<1であれば、gとともに(1-g)k-1が増加するの
で、gが大きいほど大きい傾きの直線となる。
あるgの値に対して、座標(R、G)は、そのgに対
する直線よりも左上になければならない、という事を式
(21)〜(24)は意味している。
たとえば、引上げの始めのG、RをG0、R0として座標
Q(R0、G0)を考える。
Q点を通り、G軸に平行な直線を上向きにとり、QSと
する。これは、R=R0としつつ、Qをgとともに増すも
のである。これがG制御である。ただし、gの値に対す
る座標(R0、G(g))は、(25)の直線のgに対する
ものより左上にあることが要求される。
Q点を通り、R軸に平行な直線を左向きに引きこれを
QTとする。これは、G=G0を維持しつつ、gとともにR
を減ずるものである。ただし、gの値に対する座標(R
(g)、G0)は、(25)のgに対する直線よりも左上に
なければならない。
本発明の方法は、QU1、QU2、QU3、QU4などによつて例
えば示すことができる。これらはQ点から左上へ向う曲
線又は直線である。
つまり、∠TQSに含まれる任意の曲線によつて表わさ
れる(R、G)の制御を行うという事である。
ただし、gに対する座標(R(g)、G(g))は、
(25)のgに対する直線より左上になければならない。
このような図からも、GR制御法は、Gだけ、又はRだ
けを制御するものよりも、G、Rの変動が少なくて済む
という事が分る。
さて、転位密度の点から、Gには上限が存在するとす
る。これをGmaxとし破線で示す。融液中の温度勾配が大
きいと、融液の上での温度勾配も大きいのであるから、
結晶中に熱歪みが生じやすい。転位が増えるのはもつと
もである。
転位密度の点から、Rには下限が存在するとする。こ
れをRminとし、破線で示す。
転位密度を低くするという事のためには、座標(R、
G)が、これら破線の右下になければならない。
ところが、固化率gが大きくなると、条件(21)〜
(24)はいずれも(R、G)を左上へ押上げ、低転位密
度の条件が満足されにくくなる。
固化率gを上げてゆくとき、最も速く、GがGmaxを越
えるのは、制御線QSに沿う制御である。つまり、G制御
である。この例では、g0.5〜0.6の間でGがGmaxを越え
る。これが第1図の曲線IIIに対応する。
固化率gを上げてゆくとき、最も速く、RがRminを越
えるのは、制御線QTに沿う制御である。つまりR制御で
ある。
この例では、gが0.5〜0.6の間でRがRminを越えてい
る。これが第1図の曲線IIIに対応する。
本発明の制御線QU1〜QU4はいずれも、g=0.6では、G
maxにも、Rminにも到達しない。特に、中間的な制御線Q
U2、QU3などは、かなり高いgに対しても、低転位密度
でありうる。
一般式(22)と、第2図によつて本発明の方法を説明
した。
次にいくつかの例を与える。
(キ) G、R函数の例 (例1) G(g)=a+bg、R(g)=c−dg a、b、c、dは正の定数である。ただし、gが0〜
gmの間で でなければならない。g→1の極限で(26)の右辺が無
限大に発散するので、gm(<1)で等号が成立する。gm
が1に近いほどセル成長の発生を遅らせる事ができる。
しかし、gmを1に近づけると、Gが大きく、Rが小さ
くなるので、引上げに要する時間が長くなつたり、転位
が増加したりする可能性がある。
(例2) G(g)=a+bg、R(g)=(c+dg)-1 a、b、c、dは正の定数である。ただし、gが0〜
gmの間で (a+bg)(c+dg)≧H(1-g)k-1 (28) が成立つものとする。
ここでgmというのは0〜1の値という事である。
前例のgmとは異なる。以下でも同じである。
(例3) G=a+bg、R=(a+bg)c(1-g)1-h a、b、cは正の定数、hは0<h<1の定数であ
る。ただし、g=0〜gmの範囲で がなりたつものとする。
(例4) G=a+bg、R=(a+bg)c(1-g)1-k これは例3で、h=kと置いたものである。課される
条件は cH≦1 (30) である。
(例5) G=(a-bg)c(1-g)h-1、R=a−bg a、b、cは正の定数、hは0〜1の定数である。条
件はg=0〜gmの範囲で c(1-g)h-1≧H(1-g)k-1 (31) (例6) G=(a-bg)c(1-g)k-1、R=a−bg 条件は c≧H (32) (例7) G=(a+bg)(c−dg)、R=c−bg a、b、c、dは正の定数。g=0〜gmの範囲で a+bg≧H(1-g)k-1 (33) (例8) G=a+bg、R=(a+bg)(d−cg) a、b、c、dは正の定数。g=0〜gmで a、bは正の定数。条件は、 これらの他にも、多様な組合せが可能である。
G(g)は、gとともに増大させるが、単調増加函数
でなければならないという事はない。一時的に減少して
もよい。
R(g)は、gとともに減少させるが、単調減少函数
でなければならないという事はない。一時的に増加して
もよいのである。
(ク) 温度勾配Gの与え方 引上げ速度Rは、直接に制御できる独立変数である。
しかし、温度勾配Gは、そうではない。融液中の温度
勾配Gは実際には測定することができない。
熱電対を融液に漬けなければ、融液温度を測ることが
できない。しかし、熱電対を漬けた状態で、良好な結晶
引上げをする事はもちろんできない。
るつぼが空の状態であれば、るつぼの内部の温度分布
を、ヒータとの相対位置の函数として求めることができ
る。
るつぼに原料融液を満たした状態で(結晶引上げを行
わず)、融液中の温度分布を測定することができる。ヒ
ータとの相対位置を変化させて、温度分布を求める事も
できる。
これらの結果から、ヒータとるつぼの相対位置を変ず
ることによつて、融液中の温度勾配Gが変えられること
が分つた。
そして、第3図のようなグラフが得られる。
横軸は、るつぼのヒータに対する相対的な高さであ
る。ヒータのパワーは一定とする。るつぼを高くしてゆ
くと、るつぼの底部近くだけが加熱されるようになるの
で、温度勾配Gが高くなる。
この例では、L=0mmで、G=30℃/cm、L=70mmで、
G=96℃/cmとなつている。
LとGとの関係は、るつぼ、ヒータサイズ、ヒータパ
ワーによつて変わる。従つて、装置が変われば、L−G
曲線は変わる。しかし、L−G曲線を求めることができ
る。
LとGの関係が分るから、Gを制御するには、Lを変
動させればよいということになる。
(ケ) Hの求め方 本発明を実行する際に難点となるのは、前節で述べた
ような温度勾配Gの制御法である。正確にG−L曲線を
求めるために、数多くの試験を行わなければならない。
もうひとつの難点は、不等式(21)〜(24)に現われ
る。
の値が分らないという事である。m、k、Dは不純物に
ついて決まつた値であるはずであるし、c0は設計値から
決まる。ところが実際には、mやD、特にDは信頼でき
るデータがないといつていい。Dは温度によつて変わる
し、装置により、るつぼ寸法により変わることもある。
このような場合、Hの値をどうして求めるのかという
事である。Hが分らなければ、GとRの制御プログラム
ができない。
これは、しかし、実験的に求める事ができる。
同じ装置で、同じ組成の単結晶を、不純物濃度、引上
げ速度R、温度勾配Gを変えて引上げる。そして、セル
成長の生じた時の固化率gmaxを調べる。
このような実験を繰返し、(25)式を使って(36)の
Hを求める事ができる。これから、m/Dが算出できる。
m、Dはその装置と、化合物に対しては一定値である
から、以後、その値を使う事ができる。
たとえば、GaAs融液中にInが不純物として加えられて
いるとき、拡散係数Dは D10-4cm2/sec (37) という評価がされている。正確な値は、装置やるつぼに
ついて測定によつて求めるべきである。
たとえば、GaAs融液中に、Nグラム当量のInが入つて
いるとき、融点降下ΔTが ΔT=360N (38) で与えられるとする評価がある。GaAsの分子量M=72.
3、密度ρ=5.3g/cm3、アボガドロ数L0=6.02×1023
ら、不純物濃度cとNとは の関係がある。
つまり ΔT=8.16×10-21c (41) となる。融点降下は、不純物の種類によらず、これらの
定数は、どのような不純物についても等しい。これは化
学上の法則である。稀薄であれば、この関係がなりた
つ。つまり、融液がGaAsであればmは m=8.16×10-21℃cm3 (42) ということになる。
しかし、(37)、(42)のD、mは一応の目やすであ
り、実際には、これらを装置ごとに、化合物半導体の種
類ごとに測定して求める方がよいわけである。
ところが、D、mを個別に知らなくても、これらを含
むパラメータHが分れば本発明を実施する事ができる。
Hを求めるには、濃度cを変えて、実際にセル成長の起
こる固化率gmを測定すればよいのである。
(コ) 実施例と比較例 実施例と、比較例とをI〜Vの例によつて説明する。
第4図は、引上げ時の、G/Rの、固化率gによる変化
を示すグラフである。横軸が固化率gである。引上げは
g=0からg→1に向かつてなされる。縦軸がG/Rであ
る。
曲線hiはセル成長が発生する限界を与えるものであ
る。これは(21)式で等号がなりたつとしたものであ
る。実際には、 という曲線を描いている。k=0.1としたものである。
I〜VはG/R-gカーブで示すと、第4図のようになる
例である。
曲線jmopというのは、セル成長発生領域より僅かに上
の部分をG/Rが変化してゆく。ギリギリの例である。こ
の曲線についてGR制御した(I)もの、R制御した(II
I)もの、G制御した(III)ものの3つを説明する。
また、曲線jlqropに沿つてGR制御したもの(II)も説
明する。
さらに、セル成長発生領域の中にあるjmspに沿つてGR
制御したもの(V)も説明する。
さて、実施例、比較例の共通の部分を説明する。
GaAs多結晶にInをドープして、GaAs単結晶を成長させ
る。
水平ブリツジマン法(HB法)で作つた、GaAs多結晶6k
gと、不純物としてのInを、PBN製6インチるつぼに収容
した。さらに、液体封止剤としてB2O3をるつぼに入れ
た。
Inは、結晶のフロント部(上部)で不純物濃度が1×
1020cm-3となるように設計している。
これを、第6図のような装置でヒータによつて加熱
し、融液にしてから、種結晶を用いて引上げを行つた。
下軸回転数は20rpm、上軸回転数は5rpmである。回転方
向は反対である。
成長速度Rは最初、0.9cm/hとした。
融液中の温度勾配Gは約40℃/cmとした。
R0=0.9cm/h、G0=40℃/cmというのは、全ての例I〜
Vについて共通であるが、これより以後の変化が異な
る。
そして、自動形状制御装置を用いて直径3インチのGa
As単結晶を作成した。
もしも、G、Rを一定にして単結晶引上げを行うと
(通常のLEC法)どうなるかを調べるため、G=40℃/c
m、R=0.9cm/hで一定にして引上げを行つた。これはg
=0.21程度から、セル成長がみられた。この単結晶を薄
く切つてウエハとし、KOHでエツチングし、EPDを測定し
た。
g=0.1近傍でEPDは200cm-2、 g=0.2近傍でEPDは100cm-2 程度で低転位であつた。しかし、0.21から多結晶化して
しまい、良品を得られない。
以下に述べる5例は、いずれも、G、Rのいずれか、
又は両方を変化させるものである。
(サ) 実施例I jlmnopの曲線にそつてG/Rを変動させる。つまり G/R=44 0≦g≦0.2 (44) G/R=36.3(1-g)-0.9 0.2<g≦0.68 (45) G/R=100 0.68<g<1 (46) である。さらに、ここではG、Rともに変化させてい
る。変化は第5図にgの函数として図示している。実験
がIに当たる。
Gについては G=40 0≦g≦0.2 (47) G=40g+32 0.2<g≦0.68 (48) G=60 0.68<g<1 (49) Rについては R=0.9 0≦g≦0.2 (50) R=0.0275(40g+32)(1-g)0.9 0.2<g≦0.68 (51) R=0.6 0.68<g<1 (52) というような制御を行う。これによると、g=0.68まで
セル成長が起らなかつた。0.68以上ではセル成長が起こ
り、多結晶化していた。しかし、ここまでは単結晶であ
つた。
インゴツトをウエハにスライスして、エツチピツト密
度EPDを測定した。固化率gと、ウエハとは関係づける
事ができる。
ウエハの面内に於ける平均EPDを、固化率の函数とし
て示したのが第1図の黒丸で示した曲線Iである。
EPDは100〜200個cm-2である。極めて低転位である事
がわかる。これであれば、gが0〜0.68である範囲全て
を利用できる。
(シ) 比較例III(R制御) GR制御と、R制御とを比較するための例である。
第4図の曲線jmnopに沿つてG/Rを変動させる。ところ
が、Gは一定にして、Rのみを変動させるのである。
第5図の一点鎖線でG、Rの変化を示している。
Gは40℃/cmである。Rは、 R=0.9 0≦g≦0.2 (53) R=1.1×(1-g)0.9 0.2≦g<0.68 (54) R=0.4 0.68≦g<1 (55) である。
第5図の下図からわかるように、R制御の場合、Rを
0.4cm/hまで下げなければならない。GR制御であると、
Rは0.6cm/hまで下げればよいだけである。
転位密度が問題である。第1図に於て、三角で示した
ものが、転位密度の測定結果である。g=0.68までセル
成長が起こらないが、g=0.5以上で、転位密度が急に
増えてしまう。
(ス) 比較例III(G制御) GR制御とG制御とを比較するための例である。
第4図の曲線jmnopに沿つて、G/Rを変動させる。Rを
一定にして、Gのみを変動させている。第5図の破線
で、G、Rの値を示している。Rは0.9cm/hである。
G=40 0≦g<0.2 (56) G=32.7×(1-g)-0.9 0.2≦g<0.68 (57) G=90 0.68≦g<1 (58) Gの値が90℃/cmまで上がつてしまう。GR制御なら60
℃/cmまででよいことになる。
転位密度は、第1図の白丸で示す曲線のようになる。
これも、g=0.5をこえると、転位が著しく増えてしま
う。セル成長はg=0.68まで起らないが、このように転
位が多いとウエハを電子デバイスの基板として使うこと
ができない。
(セ) 実施例II 折線jlqrop(第4図)にそつてG/Rを変化させる。こ
れは、G/Rに関して、 G/R=44.4 0≦g<0.1 (59) G/R=100 0.6<g (61) とするものである。GとRの両方を変化させた。変化の
様子は第7図に実線で示している。
Gについては、 G=40 0≦g<0.1 (62) G=60 0.6≦g<1 (64) Rについては、 R=0.9 0≦g<0.1 (65) R=0.96-0.6g 0.1≦g<0.6 (66) R=0.6 0.6≦g<1 (67) である。これはg=0.68までセル成長が起こらなかつ
た。
転位密度の測定結果は第1図の×印で示される。これ
によればg=0〜0.68の間で、転位が少ないということ
が分かる。
(ソ) 比較例V 第4図に於て曲線jlspに沿つてG/Rを変化させる。こ
れはセル成長発生領域の中である。
G/R=44.4 0≦g<0.1 (68) G/R=100 0.82≦g<1 (70) さらに、GとRの両方を変動させた。これは第7図の
破線で示してある。
Gについては、 G=40 0≦g<0.1 (71) G=60 0.82≦g<1 (73) Rについては、 R=0.9 0≦g<0.1 (74) R=0.6 0.82≦g<1 (76) である。GR制御である。しかし、g=0.32でセル成長が
発生した。
(タ) 効果 不純物をドープした化合物半導体単結晶を低温度勾配
の空間へ引上げる事により低転位単結晶を製造する方法
に於て、セル成長を回避するため引上げ速度Rと、融液
中の温度勾配Gの両方を変化させる。
偏析係数が1より小さい不純物を高濃度にドープした
時、引上げとともにセル成長が発生しやすくなる。
ところが、セル成長を避けるために、Rのみ、又はG
のみを変動させる方法は、Rが下りすぎたり、Gが上り
すぎたりするので、転位がかえつて増加する傾向にあ
る。
本発明は、GとRの両方を相補的に変動させるので、
R、Gの変化が緩やかである。このため、セル成長を阻
止しつつ、転位を低く抑制することができる。
(チ) 偏析係数 GaAsにIn(k=0.1)をドープする例について説明し
た。しかし、III-V族化合物半導体に対して、In、B、S
b、Si、Ge、Ga、As、Pなどが不純物硬化作用を持つて
いる。
たとえば、InP単結晶の場合は、Ga、As、Sbなどのド
ーピングが有効である。AsドープInPのの場合、k=0.4
であるので、同じ問題が生じる。
偏析係数kは条件によつて違うが、以下に、大体の値
を示す。実際には、装置条件によつて、測定すべきであ
る。
(1) GaAs中 Si(0.016) Ge(0.02) In(0.1) P(3) Si(0.14) (2) GaSb中 Ge(0.2) Si(1) Te(0.4) (3) InAs中 Ge(0.07) Se(0.93) Si(0.4) (4) InSb中 Ge(0.012) P(0.16) Se(0.17) (5) AlSb中 B(0.01) Pb(0.01) Se(0.4) Si(0.1) (6) InP中 As(0.4) Ga(5)
【図面の簡単な説明】
第1図はInをドープしてGaAs単結晶を液体カプセル法で
引上げた場合のI〜IIIIの4つの方法について、転位密
度を固化率gの函数として測定した結果を示すグラフ。 第2図は、セル成長を回避するために温度勾配G、引上
げ速度Rをどのように変化させるべきかを説明するため
の図。 第3図はヒータとるつぼの相対位置Lと融液中の温度勾
配との実施例を示すグラフ。 第4図はGaAsにInを高濃度にドープした場合の固化率と
G/Rの関係を示すグラフ。I〜Vの5つの例を示してあ
る。 第5図は第4図でjmopに沿うG/R変化について、GR制
御、R制御、G制御を行う時、固化率gの函数として、
G、Rを示したもの。 第6図は液体カプセル法による単結晶引上装置の概略断
面図。 第7図は第4図でjlqrpに沿うG/Rの制御と、jlspに沿う
G/Rの制御について、G、Rの変化を示すグラフ。 第8図はセル成長発生条件を示す式を導出するための固
液界面近くの説明図。 第9図は不純物濃度の変動を説明するための図。 1……るつぼ 2……サセプタ 3……下軸 4……原料融液 5……液体封止剤 6……不活性気体雰囲気 7……上軸 8……種結晶 9……単結晶 10……耐圧容器 11,12……ヒータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏析係数kが1以下である高濃度の不純物
    を含むIII-V族化合物半導体の原料融液を液体カプセル
    剤で覆い、不活性気体によつて液体カプセル剤に高い圧
    力を加え、種結晶を使つて、原料融液から単結晶を引上
    げる液体カプセル引上法において、融液中の温度勾配を
    G、引上げ速度をR、液相線の温度勾配をm、不純物の
    初期濃度をc0、不純物の原料融液中での偏析係数をk、
    最初の原料融液量に対する固化した部分の量の比である
    固化率をgとするとき、固化率gの函数として温度勾配
    G(g)と引上げ速度R(g)の両方を不等式 が満足されるように、g=0から、0<gm<1であるgm
    まで制御することを特徴とするIII-V族化合物半導体単
    結晶の製造方法。
  2. 【請求項2】原料融液がGaAsで、不純物がInであり、結
    晶頭部におけるIn濃度が5×1019〜1×1021cm-3である
    事を特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載のIII-V
    族化合物半導体単結晶の製造方法。
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