JP2682360B2 - マイクロマニピュレータ - Google Patents

マイクロマニピュレータ

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JP2682360B2
JP2682360B2 JP4348810A JP34881092A JP2682360B2 JP 2682360 B2 JP2682360 B2 JP 2682360B2 JP 4348810 A JP4348810 A JP 4348810A JP 34881092 A JP34881092 A JP 34881092A JP 2682360 B2 JP2682360 B2 JP 2682360B2
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microscope
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position sensor
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邦通 大橋
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Shimadzu Corp
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  • Microscoopes, Condenser (AREA)
  • Micromachines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、細胞操作等のバイオ関
連分野及び電子部品、マイクロマシン等の微細加工に利
用されるマイクロマニピュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】細胞に微小注射を行ったり細胞内の電位
を測定しようとする場合等には、マイクロマニピュレー
タが用いられている。一般的なマイクロマニピュレータ
では、顕微鏡視野下で、ニードルやピペット等の微小器
具を操作して、シャーレ等の容器内に入れられた細胞に
所定の処理を施すようになっている。
【0003】例えば、従来のマイクロマニピュレータの
構成を図2に示す。
【0004】このマイクロマニピュレータは、ベース1
上に載置された顕微鏡2と、顕微鏡2の側方に配置され
た1対の駆動装置3、4と、顕微鏡2及び駆動装置3、
4を制御するための制御装置5とを有している。
【0005】顕微鏡2は、その中央部に試料台6を有し
ており、試料台6には細胞が入れられたシャーレ等の容
器7が載置されるようになっている。試料台6の下方に
は対物レンズ8が配置されており、対物レンズ8の下端
部にテレビカメラ9が接続されている。試料台6は、図
示しない駆動機構によって水平方向及び上下方向に駆動
され得る。
【0006】駆動装置3、4は、それぞれベース1上に
載置されており、台10と、台10上に取り付けられた
粗動部11と、粗動部11の上部に取り付けられた微動
部12とを主として有している。微動部12の顕微鏡2
側端部には、微小器具としてのホールド用ピペット13
aとインジェクション用ニードル13bとが取り付けら
れている。
【0007】制御装置5は、CRT20と、操作パネル
21と、制御ユニット22とを主として有している。操
作パネル21は、ジョイスティックや各種のキーを有す
るパネルである。制御ユニット22内には、制御回路が
設けられており、テレビカメラ9の出力をCRT20に
取り込ませたり、ジョイスティックの動きを駆動機構に
伝えたりする。この結果、顕微鏡2の試料台6に配置さ
れた細胞の状況が、CRT20上に映像として表示され
るとともに、ジョイスティックによりホールド用ピペッ
ト13a、インジェクション用ニードル13bを駆動で
きる。
【0008】以上の構成において、細胞に微小注射を行
うときは、CRT20を見ながら、ジョイスティックを
操作して、細胞をホールド用ピペット13aで保持し、
インジェクション用ニードル13bより試薬等を細胞内
に注入する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マイクロマニピュレータにあっては、テレビカメラ9は
単眼であったため、奥行き方向の視覚情報が得られず、
スムーズに細胞の微細操作を行うことができなかった。
【0010】また、顕微鏡視野を移動させるために、操
作者はシャーレ等の容器7が載置された試料台6を動か
す必要があるが、両手を用いてマニピュレーションを行
っている(ジョイスティックを動かしている)状況下で
は、試料台6の移動は不可能であった。
【0011】そこで、本発明は、奥行き方向の視覚情報
を得るとともに、マニピュレーション操作中でも容易に
試料台の移動が可能な装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、細胞等の微細操作を行う試料台と、該試料
台での細胞等の操作を観察する立体顕微鏡と、該立体顕
微鏡からの左右両眼視野の画像を操作者の眼前に表示す
る頭部装着型ディスプレイとからなるマイクロマニピュ
レータを提供する。
【0013】ここで、立体顕微鏡からの左右両眼視野の
画像は、例えば別個にテレビカメラによって取得し、そ
れを頭部装着型ディスプレイに送られる。
【0014】頭部装着型ディスプレイは、ヘルメットに
画像表示装置が装着されているもので、この画像表示装
置に前記のテレビカメラなどからの信号が送られる。画
像表示装置の画像は、ヘルメットの眼前に配設されたコ
ンバイナに写し出される。従って、操作者は、コンバイ
ナに写し出された虚像を見ることになる。
【0015】ここで、ヘルメットは、頭部の全体を覆う
ようなものばかりではなく、頭部に装着して固定するこ
とができるもの一般を指し、例えば、頭部に巻き付ける
バンド状のものや、フレーム状のものも含む。
【0016】画像表示装置は、CRT、液晶パネルなど
が挙げられるが、これらには限定されない。ヘルメット
への画像表示装置の取り付けは、ヘルメットの中に埋設
する方式でも、ヘルメットに付属させてテープなどで固
着させる方式のものでも何でも良い。
【0017】また、本発明では、更に頭部装着型ディス
プレイに位置センサを設けると共に、該位置センサの信
号に基づき試料台を移動させる移動機構を設けている。
【0018】位置センサは、頭部の移動量を検出するこ
とができるものならば何でも良く、例えば、公知の光学
式センサが利用できる。位置センサは、ヘルメットの上
部に埋設される。
【0019】移動機構は、例えば、ステッピングモータ
による直接駆動、ラックピニオン機構による駆動などが
考えられるが、これらに限定されず、試料台を移動させ
得るものならば、何でも良い。移動機構による移動量
は、位置センサの信号量に基づく。
【0020】
【作用】本発明では、マイクロマニピュレータに立体顕
微鏡を組み合わせ、左右両眼それぞれに視差を有するテ
レビ画面を表示していると共に、操作者の着用する頭部
装着型ディスプレイの位置センサの出力から、試料台の
位置信号を得ることにしている。
【0021】
【実施例】本発明の構成を図面に基づいて説明する。図
1に本発明の基本構成図を示す。図中Mがマイクロマニ
ピュレータで、これは、ベースB上にステージ駆動機構
33、ピペット駆動機構38、ニードル駆動機構38´
を有している。このステージ駆動機構33にはX−Yス
テージ(試料台)31が設置されており、このステージ
31の上には、細胞が入れられるシャーレ32が載置さ
れている。X−Yステージ31は、ステージ駆動機構3
3により駆動され、この駆動機構33の制御はX−Yス
テージコントローラ34により制御される。
【0022】また、ピペット駆動機構38、ニードル駆
動機構38´には、それぞれ微小器具としてのホールド
用ピペット39、インジェクション用ニードル39´が
取り付けられている。ピペット駆動機構38、ニードル
駆動機構38´の駆動制御はマイクロマニピュレータコ
ントローラ40により行われ、このコントローラへはジ
ョイスティック41からの信号が入る。
【0023】また、X−Yステージ31の上方には顕微
鏡35が配設されており、顕微鏡35の左右両眼視野の
画像は顕微鏡35にカメラアダプタ36を介して装着さ
れたCCDカメラ37によって取得される。
【0024】CCDカメラ37の画像は、ディスプレイ
ドライバユニット42を介して頭部装着型ディスプレイ
(HMD)の画像表示装置43に送られる。画像表示装
置43は、右眼用、左眼用の2台がHMDのヘルメット
44に装着されており、顕微鏡35の左右両眼視野の画
像が、そのまま画像表示装置43に送られることにな
る。画像表示装置43は、例えば小型のCRTおよびそ
の光を集光・出射するレンズ系から構成され、ヘルメッ
ト44の眼前に配置されたコンバイナ(左右両眼用)4
5に像が写される。
【0025】HMDのヘルメット44の頭部には位置セ
ンサ46が取り付けられており、この信号はX−Yステ
ージコントローラ34に送られる。したがって、X−Y
ステージコントローラ34は位置センサ46の信号に基
づき、ステージ駆動機構33を駆動制御することにな
る。
【0026】以上の構成において、マニピュレーション
は次のように行われる。まず、操作者はHMDを頭部に
装着して細胞を入れたシャーレ32をX−Yステージ3
1に載置し、その状態をHMDのコンバイナ45に写さ
れた像により観察する。
【0027】そして、両手でジョイスティック41を操
作して、ホールド用ピペット39、インジェクション用
ニードル39´を細胞操作ができる位置に持っていき、
コンバイナ45に写された像を観察しながら細胞操作を
行う。
【0028】この時、X−Yステージ31を移動させる
必要が生じたときは、操作者は頭を動かすことにより、
適当な位置まで(頭の移動量に応じて)X−Yステージ
31を移動させることができる。
【0029】なお、以上の構成は、主に実験室内で行わ
れるが、操作者とマニピュレータの間は全て電気信号で
接続されているので、両者を遠隔地においてのシステム
構成も可能であり、例えば、クリーンルーム内部、原子
炉内部、宇宙軌道上、あるいは人体内部などにマニピュ
レータを置くことも可能となる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、立体画像による奥行き
方向の情報が瞬時に得られるため、従来のように顕微鏡
の焦点を常に調節することによって奥行き方向位置を確
認する必要がなくなる。
【0031】また、HMDの位置センサによる試料台の
移動により、両手をマイクロマニピュレータのみに使う
ことができ、作業効率が改善される。
【0032】更に、クリーンルーム内部、原子炉内部、
宇宙軌道上、あるいは人体内部などでの操作も可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成図
【図2】従来の装置概略図
【符号の説明】
31:X−Yステージ 35:顕微鏡 43:画像表示装置 46:位置センサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細胞等の微細操作を行う試料台と、該試
    料台での細胞等の操作を観察する立体顕微鏡と、該立体
    顕微鏡からの左右両眼視野の画像を操作者の眼前に表示
    する頭部装着型ディスプレイとからなるマイクロマニピ
    ュレータであって、前記頭部装着型ディスプレイに位置
    センサを設けると共に、該位置センサの信号に基づき試
    料台を移動させる移動機構を設けたマイクロマニピュレ
    ータ。
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