JP2681962B2 - 画像重畳方式 - Google Patents
画像重畳方式Info
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- JP2681962B2 JP2681962B2 JP63020594A JP2059488A JP2681962B2 JP 2681962 B2 JP2681962 B2 JP 2681962B2 JP 63020594 A JP63020594 A JP 63020594A JP 2059488 A JP2059488 A JP 2059488A JP 2681962 B2 JP2681962 B2 JP 2681962B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、画像同士を組み合わせ、合成画像を作成す
る画像処理技術に関するものである。
る画像処理技術に関するものである。
(従来の技術) 従来、画像の重畳には0/1のマスクデータを作り、0
なら背景画像、1なら切り出した部分画像を選択して描
画するという方法が一般的であった。また滑らかさを保
った画像の重畳を行なう方式として、部分画像のRGBデ
ータに、背景画像との混色比率を示すaデータを加える
手法が知られている[コンピュータ グラフィックス誌
1984年3月号ポーター・ティー,ダフ・ティー(Porte
r.T.and Duff.T.)著:「コンポジィティング ディジ
タル イメージズ(Compositing Digital Images)]。
なら背景画像、1なら切り出した部分画像を選択して描
画するという方法が一般的であった。また滑らかさを保
った画像の重畳を行なう方式として、部分画像のRGBデ
ータに、背景画像との混色比率を示すaデータを加える
手法が知られている[コンピュータ グラフィックス誌
1984年3月号ポーター・ティー,ダフ・ティー(Porte
r.T.and Duff.T.)著:「コンポジィティング ディジ
タル イメージズ(Compositing Digital Images)]。
(発明が解決しようとする問題点) しかしマスクデータによる方法では境界部分にエイリ
アシングが発生することはさけられない。第2図は、こ
の方法により画像Aの部分画像を画像Bに重畳した例で
ある。またaデータを用いる方法では、貼りこむ側の画
像は背景のないものである必要があり、それ自体別の背
景を持った画像から任意の部分画像を切り出し、重畳に
用いるような場合には、新たに部分画像データを作り出
す必要があり、切り出した部分画像を数多く蓄えておく
場合には不経済であった。
アシングが発生することはさけられない。第2図は、こ
の方法により画像Aの部分画像を画像Bに重畳した例で
ある。またaデータを用いる方法では、貼りこむ側の画
像は背景のないものである必要があり、それ自体別の背
景を持った画像から任意の部分画像を切り出し、重畳に
用いるような場合には、新たに部分画像データを作り出
す必要があり、切り出した部分画像を数多く蓄えておく
場合には不経済であった。
(問題点を解決するための手段) そこで本方式では重畳画像の境界部分画素に関するa
データの他に混色に参照すべき画素の存在する方向を示
す方向データを境界部分の画素毎に記憶し、この2つの
データを基にして重畳画像の境界部分を滑らかにすると
いう方法を採っている。こうすることにより、部分画像
として、切り出しを行なう前の元画像へのポインタとa
データと方向データを持つだけですみ経済的である。ま
た方向データの代わりに背景を黒とした場合の部分画像
のRGB値を記憶する方法でもよい。この方法では方向デ
ータを用いる方式に対して記憶するべきデータ量は若干
増えるが、重畳時の処理量は減ることになる。
データの他に混色に参照すべき画素の存在する方向を示
す方向データを境界部分の画素毎に記憶し、この2つの
データを基にして重畳画像の境界部分を滑らかにすると
いう方法を採っている。こうすることにより、部分画像
として、切り出しを行なう前の元画像へのポインタとa
データと方向データを持つだけですみ経済的である。ま
た方向データの代わりに背景を黒とした場合の部分画像
のRGB値を記憶する方法でもよい。この方法では方向デ
ータを用いる方式に対して記憶するべきデータ量は若干
増えるが、重畳時の処理量は減ることになる。
(作用) 本発明では、aデータを基にしたアンタイエイリアシ
ング処理が必要となる画素は、本来切り出すべき物体と
その外側の背景の双方の色の混色になっていると仮定す
る。そして、前記画素のその両隣の画素を参照して混色
の比率を推定した値と、前記画素からみて、混色時に参
照すべき画素がどの方向に存在するかを示す方向データ
の両者を記憶する。重畳を行なう際にはこのデータを基
にして、その境界部分を滑らかにする処理ができる。第
3図は、この方法により画像Aの部分画像を背景画像B
に重畳した例である。同図のマスクデータにおいて、0
は部分画像の境界の外側、1は部分画像の境界の内側で
あることを示しており、0、1以外の値はaデータ、矢
印は方向データを示している。
ング処理が必要となる画素は、本来切り出すべき物体と
その外側の背景の双方の色の混色になっていると仮定す
る。そして、前記画素のその両隣の画素を参照して混色
の比率を推定した値と、前記画素からみて、混色時に参
照すべき画素がどの方向に存在するかを示す方向データ
の両者を記憶する。重畳を行なう際にはこのデータを基
にして、その境界部分を滑らかにする処理ができる。第
3図は、この方法により画像Aの部分画像を背景画像B
に重畳した例である。同図のマスクデータにおいて、0
は部分画像の境界の外側、1は部分画像の境界の内側で
あることを示しており、0、1以外の値はaデータ、矢
印は方向データを示している。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例を説明するためのフローチ
ャートであり、部分画像Aと背景画像Bを重畳し、合成
画像Cを作成する過程を示している。以下の説明におい
て、合成画像Cの大きさは横がX、縦がYとしている。
なお、ここでは画素の色をa、b、c等で表わしている
が、それぞれは3元ベクトルであり、RGBの情報を持っ
ている。ブロック1ではチェーンコード等のデータ圧縮
手法を用いて格納された境界線上の点列情報をビットマ
ップあるいは2次元配列に展開する。ブロック2ではス
キャンライン法あるいは閉領域の塗りつぶしの手法等を
用いて、境界線の内部の全画素について内部であること
を示す値の書込みを行なう。ブロック3では変数x及び
yの初期化を行なう。ブロック4では各画素についての
処理が終了したかどうかを判定を行なう。ブロック5で
はあるY座標の画像について全てのX座標に関する処理
が終了したかどうかの判定を行なう。あるY座標につい
て処理が終了した場合にxを初期化し、yをインクリメ
ントする。ブロック7では画素が部分画像の境界の外側
にあるか否かを判定する。ブロック8では部分画像の境
界の外側と判定された部分について、背景画像Bの内容
を画像Cに複写する。ブロック9では画像が部分画像の
境界の内側に位置しているか境界上にあるかの判定を行
なう。ブロック10では内側にあると判定された部分につ
いて画像Aの内容を画像Cに複写する。ブロック11では
xをインクリメントする。ブロック12-15では境界の画
素が、画像Aのどの方向の画素の色を参照すべきかの判
定を行なう。ここでは縦横の4方向のみを考えている
が、斜めを加えた8方向あるいはそれ以上に参照方向を
増やすことも可能であり、その場合にはこの条件分岐が
増えることになる。ブロック16-19では画像Aの参照方
向に応じてシフトさせた位置の画素の色を求め、その値
をaに代入する。ブロック20ではaと、背景画像Bの画
素の色bとを混色係数aに従って混ぜ合わせた結果cを
画像Cに描画する。
ャートであり、部分画像Aと背景画像Bを重畳し、合成
画像Cを作成する過程を示している。以下の説明におい
て、合成画像Cの大きさは横がX、縦がYとしている。
なお、ここでは画素の色をa、b、c等で表わしている
が、それぞれは3元ベクトルであり、RGBの情報を持っ
ている。ブロック1ではチェーンコード等のデータ圧縮
手法を用いて格納された境界線上の点列情報をビットマ
ップあるいは2次元配列に展開する。ブロック2ではス
キャンライン法あるいは閉領域の塗りつぶしの手法等を
用いて、境界線の内部の全画素について内部であること
を示す値の書込みを行なう。ブロック3では変数x及び
yの初期化を行なう。ブロック4では各画素についての
処理が終了したかどうかを判定を行なう。ブロック5で
はあるY座標の画像について全てのX座標に関する処理
が終了したかどうかの判定を行なう。あるY座標につい
て処理が終了した場合にxを初期化し、yをインクリメ
ントする。ブロック7では画素が部分画像の境界の外側
にあるか否かを判定する。ブロック8では部分画像の境
界の外側と判定された部分について、背景画像Bの内容
を画像Cに複写する。ブロック9では画像が部分画像の
境界の内側に位置しているか境界上にあるかの判定を行
なう。ブロック10では内側にあると判定された部分につ
いて画像Aの内容を画像Cに複写する。ブロック11では
xをインクリメントする。ブロック12-15では境界の画
素が、画像Aのどの方向の画素の色を参照すべきかの判
定を行なう。ここでは縦横の4方向のみを考えている
が、斜めを加えた8方向あるいはそれ以上に参照方向を
増やすことも可能であり、その場合にはこの条件分岐が
増えることになる。ブロック16-19では画像Aの参照方
向に応じてシフトさせた位置の画素の色を求め、その値
をaに代入する。ブロック20ではaと、背景画像Bの画
素の色bとを混色係数aに従って混ぜ合わせた結果cを
画像Cに描画する。
(発明の効果) 以上述べたように本発明によれば、切り出した部分画
像を他の画像に重畳する際に、元画像の持っていた境界
部分の滑らかさを重畳画像に再現することを経済的に実
現できるので、各種デザイン業務をコンピュータシステ
ム上に構築した場合にこの手法を応用すれば、高品質の
合成画像の作成を簡単に行なうことが可能となる。
像を他の画像に重畳する際に、元画像の持っていた境界
部分の滑らかさを重畳画像に再現することを経済的に実
現できるので、各種デザイン業務をコンピュータシステ
ム上に構築した場合にこの手法を応用すれば、高品質の
合成画像の作成を簡単に行なうことが可能となる。
第1図は本発明の一実施例を説明するためのフロー図で
ある。第2図は従来のマスクデータを用いる手法により
画像Aの部分画像を画像Bに重畳した例を示す図であ
る。第3図は第1の実施例により画像Aの部分画像を背
景画像Bに重畳した例を示す図である。
ある。第2図は従来のマスクデータを用いる手法により
画像Aの部分画像を画像Bに重畳した例を示す図であ
る。第3図は第1の実施例により画像Aの部分画像を背
景画像Bに重畳した例を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】元画像中から任意の形状により切り出した
部分画像を他の背景画像に重畳する際に、重畳の境界部
分の画素について、背景画像と部分画像との混色比率
と、混色に参照すべき画素の存在する方向を示す方向デ
ータを境界部分の画素毎に記憶し、この2つのデータを
基にして、混色を実行し、元画像の有していた境界部分
の滑らかさを保存した重畳を行うことを特徴とする画像
重畳方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63020594A JP2681962B2 (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 | 画像重畳方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63020594A JP2681962B2 (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 | 画像重畳方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01195583A JPH01195583A (ja) | 1989-08-07 |
JP2681962B2 true JP2681962B2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=12031584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63020594A Expired - Lifetime JP2681962B2 (ja) | 1988-01-29 | 1988-01-29 | 画像重畳方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2681962B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69216207T2 (de) * | 1991-10-30 | 1997-04-17 | Fujitsu Ltd | Farbeinstellung zur Glättung der Grenzen zwischen Farbbildern |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61285489A (ja) * | 1985-06-13 | 1986-12-16 | 横河電機株式会社 | 図形表示装置 |
-
1988
- 1988-01-29 JP JP63020594A patent/JP2681962B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01195583A (ja) | 1989-08-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070808 Year of fee payment: 10 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808 Year of fee payment: 11 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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