JP2681878B2 - 直火式温水装置における再加熱方法およびその装置 - Google Patents

直火式温水装置における再加熱方法およびその装置

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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃焼室から吸熱室に向
け焔上するバーナの燃焼熱気と、散水器から吸熱室を経
て燃焼室に向け流下する水とを直接熱交換して得られた
温水を給湯口より給送路を経て給送する直火式温水装置
において、燃焼室内の燃焼熱気を温水とともに給送路に
吸引して給送中に温水と燃焼熱気を混合させることによ
り、温水を再加熱する方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本体の上段に散水器および吸熱材
を備え、その下段を燃焼室とするとともに、燃焼室の下
部を貯湯槽とした直火式温水器は、例えば、実公昭43
−31828号公報に記載されているものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種の直火式
温水器は、本体内で散水した水を燃焼室の燃焼熱気と熱
交換することにより温水とし、その温水を貯湯槽の排湯
口を経て給湯するものであるが、燃焼室における熱交換
効率を向上させたり、また給湯する温水の温度を高くす
る場合などにおいて、本体内で加熱された温水をさらに
加熱するには、貯湯槽の温水を燃焼室との間で再循環さ
せる方法が考えられる。しかし、この種の直火式温水器
において、貯湯槽と燃焼室との間で再循環させるには、
その構成が複雑になるばかりでなく、再循環経路での熱
損失がともなって、所期の目的を十分に達成できないの
が実状であった。
【0004】そこで、本発明は、燃焼室から吸熱室に向
け焔上するバーナの燃焼熱気と、散水器から吸熱室を経
て燃焼室に向け流下する水とを直接熱交換して得られた
温水を給湯口より給送路を経て給送する直火式温水装置
において、装置の構成を複雑にすることなく、しかも給
送される温水を熱損失ともなわずに再加熱でき、高温の
温水を効率よく得ることができる方法およびその装置を
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る直火式温水装置における再加熱方法
は、燃焼室から吸熱室に向け焔上するバーナの燃焼熱気
と、散水器から吸熱室を経て燃焼室に向け流下する水と
を直接熱交換して得られた温水を燃焼室の給湯口より給
送路を経て給送する直火式温水装置において、上記給湯
口より燃焼室内の燃焼熱気を温水とともに給送路に吸引
して給送中に温水と燃焼熱気を混合させることにより、
温水を再加熱するものである。
【0006】また、本発明に係る直火式温水装置におけ
る再加熱装置は、本体上段に散水器および吸熱材を備え
た吸熱室を、下段にバーナ口を設けた燃焼室をそれぞれ
形成し、燃焼室の下部に給湯口を開口するとともに、給
湯口に気液吸引ポンプを介して給送管を接続したもので
ある。
【0007】また、本発明に係る直火式温水装置におけ
る再加熱装置は、上記構成において、本体上面に排気口
と、開閉自在の蓋体を備えた減圧口を設けたものであ
る。
【0008】
【作用】本発明に係る直火式温水装置における再加熱方
法によれば、燃焼室の給湯口より燃焼室内の高温の燃焼
熱気を温水とともに吸引するので、給送中に温水と燃焼
室内の高温の燃焼熱気が混合される。このため、給送中
の温水は燃焼室内の燃焼熱気により再加熱される。
【0009】本発明に係る直火式温水装置における再加
熱装置によれば、本体上段に散水器および吸熱材を備え
た吸熱室が、下段にバーナ口を設けた燃焼室がそれぞれ
形成されており、燃焼室の下部に開口した給湯口に接続
した給送管から気液吸引ポンプを介して温水を燃焼熱気
とともに吸引するので、給送中の温水は燃焼室内の燃焼
熱気により再加熱される。
【0010】本発明に係る直火式温水装置における再加
熱装置において、本体上面に排気口と、開閉自在の蓋体
を備えた減圧口を設けることにより、本体内に爆発ガス
が発生した際には減圧口の蓋体が開いて、爆発ガスを外
部に逃がすので、本体の破損事故を未然に防止できる。
【0011】
【実施例】本発明に係る直火式温水装置における再加熱
方法およびその装置の実施例を、図1に示した装置の一
例に基づいて説明する。図1は直火式温水装置の縦断面
を示している。
【0012】1は直火式温水装置の本体であり、その断
面形状は円形、正方形あるいは多角形などの立体状をな
している。この本体1の上段部は吸熱室2となってお
り、吸熱室2は、耐熱性材料からなる多孔状の吸熱体3
を適当間隔おいて略水平に敷設して形成する。吸熱体3
は取出し自在である。吸熱体3は、セラミック製多孔体
で構成されているが、耐熱、耐腐蝕性の素材であれば、
その材質や形状、さらにはその敷設方法も問わない。
【0013】吸熱体3の上部には、給水管5と接続した
散水器4を設置して、水を吸熱体3の上面に略平均に散
布する。前記吸熱室2の下段には、燃焼室6を形成し、
燃焼室6に内周面には環状を呈する貯水槽7を配設する
とともに、貯水槽7の上端側は開放状となし、散水器4
から散水された水の一部が貯水槽7内に貯水するように
してある。
【0014】燃焼室6の一側には、バーナ口8を設ける
とともに、バーナ口8内には、バーナ9が収蔵されてお
り、そのバーナ9の噴焔口は燃焼室6内にのぞませて、
バーナ9の燃焼熱気10の一部10Aが燃焼室6より吸
熱体3を経て吸熱室2に向けて焔上するようにしてい
る。なお、バーナ9の燃料は液体燃料または気体燃料の
いずれであってもよい。
【0015】燃焼室6の下部は漏斗状に形成されてい
て、吸熱室2において熱交換されて得られた温水の湯溜
り11をなしている。湯溜り11の底部には給湯口12
が形成されている。13は熱気吸引体であって、その上
端側はやや拡径状に、また下端側はやや小径状に形成さ
れるとともに、その外周部は給湯口12との間に環状の
温水吸引路14を形成し、下端側に合流部15を形成し
ている。この合流部15には、温水の給送路を形成する
給送管16が接続されており、合流部15に接続した給
送管16には気液吸引ポンプ17が介在されている。気
液吸引ポンプ17は、燃焼室6内の高温の燃焼熱気10
Bを温水とともに吸引して、合流部15で温水中に高温
の燃焼熱気10Bを気泡化して混合させるものである。
【0016】本体1の上段部は吸熱室2と、そのさらに
上部に形成された排気室22との間は仕切板18によっ
て仕切られており、仕切板18には、排気口19が開口
されている。排気口19には、例えばセラミック多孔体
からなる吸湿多孔体20が装着されている。21は排気
室22の天板である。排気室22の一側には排気窓23
が設けられている。なお、排気口19に排気筒(図示せ
ず)を直接接続することもできる。
【0017】24は減圧口であって吸熱室2と排気室2
2とを仕切る仕切板18の一部に設けられている。そし
て、減圧口24には、蓋体27が蝶番25により開閉自
在に設けられており、蓋体27は天板21との間に介装
されたスプリング26によって常時減圧口24を閉じる
ように付勢されている。なお、蓋体27の取付手段は、
常時閉じるよう構成されていれば、その他任意である。
【0018】上記のように構成された直火式温水装置に
おいて、燃焼室6から吸熱室2に向け焔上するバーナ9
の高温(約1,300℃)の燃焼熱気10Aと、散水器
4から燃焼室6に向け散布する水は、吸熱体3を流下す
る間に熱交換されて温水となり、その温水は燃焼室6の
下部の湯溜り11に溜まる。そして、湯溜り11に溜ま
った温水は、気液吸引ポンプ17の吸引作用より温水吸
引路14から強制的に吸引される。
【0019】一方、気液吸引ポンプ17の吸引作用によ
り、熱気吸引体13を経て燃焼室6内の高温の燃焼熱気
10Bが温水ととともに同時に吸引されるので、その燃
焼熱気10Bは合流部15で温水と合流し気泡化して、
給送管16を流通する間に温水と熱交換して温水が速や
かに再加熱される。また、燃焼熱気10Bは気液吸引ポ
ンプ17内において強制的に撹拌吸引されることにより
微細に気泡化し、それが温水と一層よく混合するので、
給送管16を給送中の温水はより一層再加熱されて所定
の給送場所に送られる。
【0020】このようにして、気液吸引ポンプ17によ
り吸引されない残りの燃焼熱気は、燃焼室6内を上昇
し、吸熱室2内において散水器4により散布される水と
の間で熱交換されるので、低温の排気となって吸熱室2
の上面の仕切板18に開口された排気口19から排気室
22に排出される。排気口19には、例えばセラミック
多孔体からなる吸湿多孔体20が装着されているので、
吸熱室2内の水分を多く含んだ排気は、この吸湿多孔体
20を通過することにより除湿される。排気室22内の
排気は、排気室22の一側に設けられてた排気窓23よ
り外部に排出される。
【0021】上記排気口19は燃焼室6の容積に対して
開口度が十分小さく設計されていて、燃焼室6から排気
口19に至る燃焼熱気の流通抵抗を高くしてあるので、
気液吸引ポンプ17により燃焼室6内の燃焼熱気が効率
よく吸引される。
【0022】なお、本実施例では、給湯口12との間に
環状の温水吸引路14を形成する熱気吸引体13を設け
ているが、この熱気吸引体13は温水量が少ない場合に
は必ずしも設けなくてもよく、気液吸引ポンプ17が所
定の吸引能力を有していれば省くことができる。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る直火式温水装置における再
加熱方法およびその装置によれば、吸熱室において熱交
換され、燃焼室を流下する温水を燃焼室内の高温の燃焼
熱気とともに給湯口から吸引して給送することにより、
給送路中を流通する間に高温の燃焼熱気を温水と混合し
て温水を熱損失をともなわず再加熱することができ、装
置の構成を何ら複雑にすることなく、高温の温水を効率
よく得ることができる効果を奏する。
【0024】また、本発明に係る直火式温水装置におけ
る再加熱装置において、本体上面に排気口と、開閉自在
の蓋体を備えた減圧口を設けることにより、バーナの故
障などによって本体内に爆発ガスが発生しても、本体の
破損を未然に防止できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置の一実施例を示す直火式温水
装置の縦断面である。
【符号の説明】
1 本体 2 吸熱室 3 吸熱体 4 散水器 5 給水管 6 燃焼室 7 貯水槽 8 バーナ口 9 バーナ 10,10A,10B 燃焼熱気 11 湯溜り 12 給湯口 13 熱気吸引体 14 温水吸引路 15 合流部 16 給送管 17 気液吸引ポンプ 18 仕切板 19 排気口 20 吸湿多孔体 21 天板 22 排気室 23 排気窓 25 蝶番 26 スプリング 27 蓋体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室から吸熱室に向け焔上するバーナ
    の燃焼熱気と、散水器から吸熱室を経て燃焼室に向け流
    下する水とを直接熱交換して得られた温水を燃焼室の給
    湯口より給送路を経て給送する直火式温水装置におい
    て、上記給湯口より燃焼室内の燃焼熱気を温水とともに
    給送路に吸引して給送中に温水と燃焼熱気を混合させる
    ことにより、温水を再加熱することを特徴とする直火式
    温水装置における再加熱方法。
  2. 【請求項2】 本体上段に散水器および吸熱材を備えた
    吸熱室を、下段にバーナ口を設けた燃焼室をそれぞれ形
    成し、燃焼室の下部に給湯口を開口するとともに、給湯
    口に気液吸引ポンプを介して給送管を接続したことを特
    徴とする直火式温水装置における再加熱装置。
  3. 【請求項3】 本体上面に排気口と、開閉自在の蓋体を
    備えた減圧口を設けたことを特徴とする請求項2記載の
    直火式温水装置における再加熱装置。
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CN107781983A (zh) * 2016-08-30 2018-03-09 葛士群 一种水加热装置
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