JP2681440B2 - 合成樹脂製裏シート付きループマットの製造方法 - Google Patents

合成樹脂製裏シート付きループマットの製造方法

Info

Publication number
JP2681440B2
JP2681440B2 JP5128431A JP12843193A JP2681440B2 JP 2681440 B2 JP2681440 B2 JP 2681440B2 JP 5128431 A JP5128431 A JP 5128431A JP 12843193 A JP12843193 A JP 12843193A JP 2681440 B2 JP2681440 B2 JP 2681440B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
backing sheet
loop
conveyor belt
mat
synthetic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5128431A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06311961A (ja
Inventor
晃 仲田
Original Assignee
有限会社トーワ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社トーワ filed Critical 有限会社トーワ
Priority to JP5128431A priority Critical patent/JP2681440B2/ja
Publication of JPH06311961A publication Critical patent/JPH06311961A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2681440B2 publication Critical patent/JP2681440B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、泥落しマットとして使
用するのに適した、表面のループ層と裏シートとが一体
結合形成される、合成樹脂製裏シート付きループマッ
トの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の裏シート付きループマットの製造
方法には、例えば特開平1−213454号公報に記載
のように、2種類のフィラメントループ集合体を溶着す
るものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来技術では、フィラメントループ集合体Aはすべて冷却
水中で形成してフィラメントループ集合体Bに重ね合わ
せ、水中を沈降させるようにしており、殆んどの操作が
水中で行なわれるために水温の調節や沈降速度の設定と
いった熟練を要する煩雑な管理が必要であり、さらにフ
ィラメントループ 集合体Aがフィラメントループ集合体
B上に起立状に形成されるために使用に際して踏圧によ
って倒伏し易いといった、強度の面での問題があった。
それ故に本発明の目的は、これらの従来の課題をすべて
解決することができる、裏シート付きループマットの
造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の合成樹脂製裏シ
ート付きループマットの製造方法は、ノズル群を位置を
ずらして複数列配設したダイスを備えた押出機の下方に
コンベヤベルトを水平に回動するように設け、第1列の
ノズル群から紡出されたフィラメント群を加熱しながら
垂下させて加熱したコンベヤベルト上に受止めて圧延ロ
ール対で圧延することにより裏シートを形成し、コンベ
ヤベルト上を移送される裏シート上に第2列以降のノズ
ル群から紡出されるフィラメント群をノズル群の列単位
に順次垂下させてそれぞれループを形成させつつ受止め
させてループ層を積層形成して、これらのループ層に接
着剤を付与しさらに加圧してループ層と裏シートとを一
体に溶着結合させる。
【0005】
【作用】ダイスに複数列配設したノズル群のうちの第1
列のノズル群から紡出したフィラメント群を水平に回動
するコンベヤベルト上に受止めつつ圧延ロール対で圧延
することで裏シート形成、この裏シート上に残余の
ノズル群から紡出されるフイラメント群が順次ループ状
積層されて所要厚さのループ層が形成され、加圧によ
ってループ層と裏シートを溶着して一体に結合される。
【0006】
【実施例】(実施例1) 以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。図1にお
いて1は軟質塩化ビニル樹脂等の合成樹脂を溶融して押
出す押出機であり、その先端にダイス2が接続され、こ
のダイス2の下部にノズル(図示せず)が列状に、しか
も相互に位置をずらして複数列(図では4列)配設さ
れ、これらのノズル群から紡出しフイラメント群A0
〜A3は真直に垂下される。
【0007】 3は押出機1の下方に設置されるコンベヤ
ベルトであり、左右一対のベルト車4,4で支持させて
矢示方向へ水平に回動するようにしている。該コンベヤ
ベルト3はベルトヒータ5で加熱しつつ回動させるよう
にしている。また、ダイス2の下端とコンベヤベルト3
の上端の間には、ダイス2の右端垂下するフィラメン
ト群A0を加熱するための遠赤外線又は熱風等を熱源に
した加熱装置6を設け、ダイス2の左端にはフード7を
垂設して、ダイス2の下方が高温度に保たれるようにし
ている。そして、垂下するフイラメント群のうち、A0
とA1との間に所要の間隔を設けて、この空間部にコン
ベヤベルト3を挟んで圧延ロール対8,8を対設する。
【0008】 さらに、押出機1の左方に位置して接着剤
付与装置9を設置し、この接着剤付与装置9の設置位置
より左寄りでコンベヤベルト3を挟んで押圧ロール10
と受ロール11を対設する。これらのロール10,11
何れも図2に示すようなフラットロールが使用され
る。
【0009】 前記ダイス2のノズル群の第1列のノズル
群から紡出されるフイラメント群A0は加熱装置6で加
熱されながら垂下して、加熱されたコンベヤベルト3上
に受止められ、可塑化した状態でコンベヤベルト3の回
動で移送されつつ該コンベヤベルト3に回転速度を同調
させた圧延ロール対8,8に挟圧されて裏シートBを形
成する。そして、コンベヤベルト3上を移送される裏シ
ートB上にダイス2のノズル群の第2列以降のノズル群
から紡出されるフイラメント群A1〜A3を順次垂下さ
せるが、各フイラメント群A1〜A3がそれぞれにルー
プを形成するようにコンベヤベルト3の回動速度を設定
して、ループ層Lを積層形成させる。
【0010】 ダイス2の下方から外側へ移送されたルー
プ層Lに接着剤付与装置9からPVCペースト等の接着
剤が付与され、ついで押圧ロール10と受ロール11と
に挟圧されて裏シートBとループ層Lとが溶着結合して
一体化されたマットMが連続的に製造される。このよう
にして製造されるマットMは図3乃至図5に示すように
裏シートBとループ層Lとが溶着して強固に結合し、ル
ープ層Lの表面はフラットである。また、ループ層Lは
ダイス2に配設したノズル群の第2列以降のノズル群の
数によって厚さを自由に設定することができるものであ
り、実施例では3列のフイラメント群A1〜A3を積層
させたものを示したが、フイラメント群はこれより減じ
ても或いは増してもよい。
【0011】 (実施例2) 図6に示した装置構成では、図1の装置構成で使用した
フラットロールよりなる押圧ロール10に代えてエンボ
スロール12を使用し、その他の装置は図1と同様にし
ている。エンボスロール12は図7に示すように、ロー
ル周表面に突畝13を盤目状に突設して形成される。
そして、前記実施例1の工程に準じてマツトM’を製造
する。このようにして製造されたマットM’のループ層
Lには、エンボスロール12の突畝13によって、図8
に示すように凹溝Dが盤目状に形成されており、実施
で製造された表面がフラットなマツトMと著しく異
なったデザインを呈する。
【0012】
【発明の効果】以上に述べたように本発明の合成樹脂製
裏シート付きループマットの製造方法は、裏シートとル
ープ層とが一体に溶着積層されて強度の高いマット
連の製造工程で連続的に生産性よく製造することができ
る。しかも、マットの表面形状は、最終工程でループ層
を押圧させるロールを交換するのみで、同じ製造装置を
使い同じ製造条件で、フラットなもの或いは凹溝等の装
飾模様を持つものを容易に製造することができるので、
人目をひき易すい玄関等に使用するのに好適である。ま
た本発明のマットは、フィラメント群によって形成され
るマットの裏面に裏シートが一体に形成されるためマッ
ト表面より落 下する泥が裏シートによって、捕捉され玄
関先を汚すようなことがない
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を実施するための製造装置の構造概略
図。
【図2】実施例1で使用する押圧ロールの斜視図。
【図3】実施例1で製造したマットの斜視図。
【図4】図3の縦断面図。
【図5】図3の裏面斜視図。
【図6】実施例2を実施するための製造装置の構造概
略。
【図7】実施例2で使用するエンボスロールの斜視図。
【図8】実施例2で製造したマットの斜視図。
【符号の説明】
1 押出機 2 ダイス 3 コンベヤベルト 8,8 圧延ロール対 9 接着剤付与装置 10 押圧ロール A0〜A3 フィラメント群 B 裏シート D 凹溝 L ループ層 M,M’ マット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル群を位置をずらして複数列配設し
    たダイスを備えた押出機の下方にコンベヤベルトを水平
    に回動するように設け、第1列のノズル群から紡出され
    たフィラメント群を加熱しながら垂下させて加熱したコ
    ンベヤベルト上に受止めて圧延ロール対で圧延すること
    により裏シートを形成し、コンベヤベルト上を移送され
    る裏シート上に第2列以降のノズル群から紡出されるフ
    ィラメント群をノズル群の列単位に順次垂下させてそれ
    ぞれループを形成させつつ受止めさせてループ層を積層
    形成して、これらのループ層に接着剤を付与しさらに加
    圧してループ層と裏シートとを一体に溶着結合させるこ
    とを特徴とする合成樹脂製裏シート付きループマットの
    製造方法。
JP5128431A 1993-04-30 1993-04-30 合成樹脂製裏シート付きループマットの製造方法 Expired - Fee Related JP2681440B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5128431A JP2681440B2 (ja) 1993-04-30 1993-04-30 合成樹脂製裏シート付きループマットの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5128431A JP2681440B2 (ja) 1993-04-30 1993-04-30 合成樹脂製裏シート付きループマットの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06311961A JPH06311961A (ja) 1994-11-08
JP2681440B2 true JP2681440B2 (ja) 1997-11-26

Family

ID=14984581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5128431A Expired - Fee Related JP2681440B2 (ja) 1993-04-30 1993-04-30 合成樹脂製裏シート付きループマットの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2681440B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5199824A (ja) * 1975-03-01 1976-09-03 Nippon Orimono Kako Kk Ritsutaimoyotsukikaapetsuto oyobi buranketsuto
JPS5545838A (en) * 1978-09-22 1980-03-31 Matsushita Electric Works Ltd Carpet producing method
JPS6292660A (ja) * 1985-10-18 1987-04-28 Fuji Photo Film Co Ltd 放射線画像撮影補助装置
JPH01213454A (ja) * 1988-02-16 1989-08-28 Risuron:Kk フィラメントループ集合体からなるマットの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06311961A (ja) 1994-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3137746A (en) Method of producing non-woven fabrics from thermoplastic film
JP2507079B2 (ja) 不織布及びその製法
JP4077050B2 (ja) 板ガラスの積層方法及び装置
EP0580073B1 (en) Method and apparatus for manufacturing a material-backed engaging member for surface fastener
DE2158141C3 (de) Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen einer verstreckten Folienbahn aus thermoplastischem Kunststoff
US4189336A (en) Method of forming pile products by tack-spinning and heat treatment therefore
JP3004425B2 (ja) 多層フィルム複合材料を製造するための装置及び方法
EP0325780B1 (en) Apparatus and method for fabricating structural panels having corrugated core structures and panel formed therewith
KR0185183B1 (ko) 고방향성 폴리에스터 시트 제조 방법 및 장치
US3142604A (en) Apparatus for making non-woven pile fabrics
JP2681440B2 (ja) 合成樹脂製裏シート付きループマットの製造方法
KR20000070504A (ko) 연신된 파스너
RU2619609C2 (ru) Машины для декорирования, в частности для декорирования керамических изделий, и способ выполнения ремня для декорирования указанных керамических изделий
US4188253A (en) Machine for the fabrication of plasticboard
USRE25200E (en) Method of making a composite sheet
JP3637762B2 (ja) シートカバーの製造方法
JP3637761B2 (ja) シートカバーの製造方法
JP2640903B2 (ja) 着色模様を施こした泥落しマットの製造方法
US10913253B2 (en) Manufacturing process for elastomeric laminate
WO2012169394A1 (ja) 網状体及びその製造方法
JP3418062B2 (ja) 合成樹脂製裏シート付き泥落としマットの製造方法
US3765982A (en) Process for manufacturing large sheets of thermoplastic material from extruded strips joined together along their edges
US11738592B2 (en) Method for producing a strip of three-dimensional decorative piece made of thermoplastic synthetic resin and apparatus for producing the same
EP0733477A2 (en) Methods of forming materials for upholstery use
JPS60157838A (ja) 熱成形性材シ−トの成形体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees