JP2680853B2 - 温熱治療用アプリケータ - Google Patents

温熱治療用アプリケータ

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は生体腔内に挿入して生体の一部を部分的に加
熱して治療する温熱治療用アプリケータに関する。
[従来の技術] 従来、体腔内の腫瘍を高周波を利用して温熱治療する
温熱治療用プローブは、たとえば、特公昭62−48505号
公報に示されるものがある。これは挿入用プローブの先
端部分に誘電加熱電極構造体を組み込んでなり、その誘
電加熱電極構造体は、第4図(A)に示すように挿入用
の可撓性長尺支持体1と、この長尺支持体1の先端部に
位置してこの支持体1に支持された柔軟な電極2と、こ
の電極2を囲撓してこの両端を長尺支持体1に固着して
なる袋状体3によって構成され、さらに、その袋状体3
と電極2との間の空間に冷却液を循環する手段を備えた
ものである。そして、第4図(B)で示すようにこの腔
内用誘電加熱電極構造体の部分を体腔内に挿入すること
により、生体の外表面にあるもう1つの電極(体外電
極)との間に高周波を印加することによりこの両電極間
にある生体の一部を加温し治療するとともに袋状体3内
に冷却液を循環させることによって体腔内の電極2の近
傍にある正常組織の加熱、熱損傷を防ぐようにしてある
ものであった。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、この従来の体腔内側の電極2では、そ
の電極2を体腔内の屈曲した部位等に設置して湾曲する
場合、第4図(B)で示すように湾曲外側の部分4で電
極2が生体腔壁に接近、あるいは、袋状体3越しに接触
してしまうため、この部分では十分な冷却ができず、生
体腔壁を熱損傷させるおそれがあった。
本発明はこのような従来の問題点に着目してなされた
もので、生体腔内に挿入して、生体内の一部を部分的に
加温し治療する体腔内挿入型の温熱治療用アプリケータ
において、体腔内に挿入された電極が屈曲した状態で
も、電極が体腔壁と十分な間隔を確保でき、電極近傍の
正常組織が不必要に加温あるいは熱損傷させることがな
いようにした安全な温熱治療用アプリケータを提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段およびその作用] 上記課題を達成するために本発明は体腔内に挿入され
得る細長い可撓性チューブの先端部に取り付けられた柔
軟な電極を囲撓して絶縁被膜を設け、この電極と絶縁被
膜との間の空間に、液体を吸収、放出できるゲル状誘電
部材を充填し、このゲル状誘電部材を充填した上記空間
に冷却液を給排する手段を設けることによって、電極が
湾曲した状態でも体腔内壁と電極との距離をゲル状誘電
部材で保持し、かつゲル状誘電部材内に冷却液を循環さ
せることによって、電極近傍の正常組織を冷却できるよ
うにした。
[実施例] 第1図ないし第2図は本発明の第1の実施例を示すも
のである。第1図は温熱治療用アプリケータを示し、第
2図はこれと周辺システムとを示す。第2図において示
す治療システムRF(高周)波源5と、このRF波源5に接
続され温度測定器6からの信号を受けてRF波出力を制御
する制御部7と、この制御部7に接続し体腔内に挿入可
能な体腔内用電極アプリケータ(以下、体内アプリケー
タと略す。)8と、同じく制御部7に接続し、体内アプ
リケータ8に対向して、生体の体外表面に装着される体
外電極9と、体内アプリケータ8の電極部8a、および体
外電極9の体表接触面9aに冷却液を給排する手段を構成
する冷却液給排器10とで構成されている。
また、上記体内アプリケータ8は可撓性の多孔チュー
ブ15の先端部分に円筒状に形成された電極11を設けてな
り、この電極11は柔軟性のある電気的絶縁被膜12によっ
て覆われている。この絶縁被膜12は電極11のある多孔チ
ューブ15の先端部全体を包囲する袋状に形成され、その
開口端縁が多孔チューブ15の外周に対して気密に取着固
定されている。絶縁被膜12の内側表面には複数の測温素
子13a,13b,13cが固定されている。この測温素子13a,13
b,13cの信号線は多孔チューブ15の外周に形成した開口
部14から可撓性の多孔チューブ15内に導かれ、このチュ
ーブ15内に通じてこの末端から外部へ導出されるととも
に、その各末端にはそれぞれコネクタ16a,16b,16cが取
り付けられている。これら各コネクタ16a,16b,16cはそ
れぞれ温度測定器6の入力端子17a,17b,17cに接続され
る。
また、上記電極11にはRF伝送線18が接続され、これは
多孔チューブ15の末端より引き出されるとともにコネク
タ19を介して制御部7のRF出力端子20に接続される。さ
らに、絶縁被膜12で覆われる部分にある多孔チューブ15
の先端および末端にはそれぞれ冷却液を給排するための
供給用孔21と排出用孔22が設けられている。この供給用
孔21と排出用孔22はそれぞれ多孔チューブ15内の別々の
孔を通じており、多孔チューブ15の末端において、冷却
液供給用チューブ23および排出用チューブ24が接続さ
れ、これを通じて冷却液給排器10に接続される。
上記電極11と絶縁被膜12との間には空間が形成されて
おり、この空間内にはたとえば温度変化によって液体を
吸収、放出するメカノケミカル物質、たとえばポリイソ
プロピルアクリルアミドに代表されるポリN−置換アク
リルアミド誘導体などのゲル状誘電部材25が充填されて
いる。
一方、体外電極9には伝送線26が接続され、伝送線26
の他端は制御部7に接続され、また、この体外電極9の
体表接触面9aには冷却用ボーラス27が設けられ、これに
は給排用チューブ28,29によって上記冷却液給排器10が
連通されている。
次に、上記構成によるこの実施例の作用を説明する。
まず、体内アプリケータ8をその電極部8aが体腔内の所
望する位置に設置されるように挿入し、電極部8aと被加
温部をはさんで対向する生体の体外表面に体外電極9を
設置する。その後、RF波源5より制御部7を通して電極
11にRF波エネルギーを供給することにより、電極9、11
間の被加温部にRF波エネルギーを印加し誘電加温する。
電極部8の近傍温度が加温によって上昇してくると、ゲ
ル状誘電部材25は脱水作用が起るとともに、供給用孔21
からゲル状誘電部材25内に放出される冷却液をゲル状誘
電部材25と絶縁被膜12との間に放出する。この放出され
た冷却液は排出用孔22から排出され、ゲル状誘電部材25
内を冷却水が循環する。また、冷却用ボーラス27にも給
排用チューブ28,29によって冷却液を給排する。これに
より各電極9、11が接触している生体内外の組織を冷却
するとともに測温素子13a,13b,13cによって得られた温
度情報を温度測定器6を通して制御部7にフィードバッ
クし、被加温部が一定温度に保持されるようにRF波エネ
ルギーの出力を制御する。
以上のような作用によれば、従来の温熱治療効果に加
え、体内アプリケータ8が体腔内の屈曲した位置に設置
されても、ゲル状誘電部材25によって電極11と体腔内表
面との距離が一定に保たれるのて、均一で十分な冷却が
なされ、その電極11の近傍の組織を熱損傷させるおそれ
もなくなる。
第3図は本発明の第2の実施例を示すものである。こ
の体内アプリケータ30は、その先端に設けられた電極部
31と可撓性の多孔チューブ32からなる。電極部31は板状
の柔軟な電極33と、これを覆って設けられた絶縁被膜34
と、上記電極33と絶縁被膜34との間の空間に充填された
柔軟な上述した同様なゲル状誘電部材35によって構成さ
れている。また、絶縁被膜34の内側表面には複数の測温
素子36a,36bが接着固定され、これら各測温素子36a,36b
からの信号を伝送する信号線37a,37bは多孔チューブ32
の開口部38より多孔チューブ32内に引き込まれ、その多
孔チューブ32の末端から引き出されるとともにその末端
にはコネクタ38a,38bが取り付けられている。また、電
極33にはRF伝送線40が接続され、同様に開口部38より多
孔チューブ32内に引き込まれる。また、この多孔チュー
ブ32の末端より引き出されてたRF伝送線40はコネクタ41
が取り付けられている。さらに、冷却水を給排するため
の供応チューブ42と排出チューブ43の各先端部分が多孔
チューブ32の開口部38より上記空間内へ突き出し、ゲル
状誘電部材35内に刺し込まれていて、冷却液の給排手段
を構成している。さらに、この供給チューブ42と排出チ
ューブ43は多孔チューブ32内を経て末端から引き出され
ている。
このように構成された第2の実施例の体内アプリケー
タ30を、第1の実施例における体内アプリケータ8に換
えて、第1図に示すシステムに適用し、第1の実施例と
同様の操作を行なうことによって、第1の実施例で得ら
れる効果に加えて、電極33が板状であるため比較的広範
な部分の加温も可能となる効果を奏する。
なお、本発明は上記各実施例のものに限定されるもの
ではなく、要旨を越脱しない範囲で種々の変更が可能で
ある。
[発明の効果] 以上のように本発明の温熱治療用アプリケータによれ
ば、体腔内側の電極部分が湾曲してもその電極と体腔壁
との距離を一定に保持でき、かつ冷却できるようになる
から、その電極近傍の正常組織を不必要以上加温、ある
いは燃損傷させることがなく、安全性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を適用したシステム構成
図、第2図は同じく本発明の第1の実施例のアプリケー
タの断面図、第3図は本発明の第2の実施例のアプリケ
ータの断面図、第4図(A)(B)は従来のアプリケー
タの断面図である。 8……体内アプリケータ、8a……電極部、11……電極、
15……多孔チューブ、25……ゲル状誘電部材、30……体
内アプリケータ、31……電極部、32……多孔チューブ、
33……電極。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】体腔内に挿入可能な細長い可撓性チューブ
    の先端部に設けられた柔軟な電極と、この電極を囲撓し
    て電極との間に空間を形成する絶縁被膜と、この絶縁被
    膜と前記電極との間の空間に充填された液体を吸収、放
    出可能なゲル状誘電部材と、このゲル状誘電部材を充填
    した上記空間に冷却液を給排する手段とを設けたことを
    特徴とする温熱治療用アプリケータ。
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