JP2680745B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JP2680745B2
JP2680745B2 JP3129288A JP12928891A JP2680745B2 JP 2680745 B2 JP2680745 B2 JP 2680745B2 JP 3129288 A JP3129288 A JP 3129288A JP 12928891 A JP12928891 A JP 12928891A JP 2680745 B2 JP2680745 B2 JP 2680745B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2層スタックゲート構
造のスタックゲート部とその側方部にオフセットゲート
部を有して高集積化に適した構造を備えた不揮発性半導
体記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】斯かる従来の不揮発性半導体記憶装置
は、「図2」に示すような工程を経て製造される。即
ち、同図(a)に示すように、シリコン基板1の一方の
全面にゲート絶縁膜2を形成した後に、フローティング
ゲート用ポリシリコンをデポジションしてN型不純物拡
散を行ない、フローティングゲート3を形成する。この
フローティングゲート3上に、同図(b)に示すよう
に、3層のONO(Oxide・Nitride・Ox
ide)膜からなる層間絶縁膜4を設けた後に、その全
面にコントロールゲート用ポリシリコンをデポジション
してN型不純物拡散を行ない、同図(c)に示すように
コントロールゲート5を形成する。続いて、同図(d)
に示すように、スタックゲート用フォトレジストパター
ン7を形成した後に連続的にエッチングを行うことによ
り、コントロールゲート5、層間絶縁膜4およびフロー
ティングゲート3を順次除去し、フローティングゲート
3、層間絶縁膜4およびコントロールゲート5からなる
ポリシリコンによる2層のスタックゲート構造のスタッ
クゲート部6を構成する。更に、スタックゲート部6の
一方側に同図(e)に示すようにレジストパターン8を
形成した後に、砒素イオンを照射してソース9およびド
レイン10を形成する。次に、同図(f)に示すよう
に、全面を熱酸化してスタックゲート部6側面の層間絶
縁膜11およびオフセットゲート絶縁膜12とを同時に
形成した後に、同図(g)に示すように、全面にポリシ
リコンをデポジションし、これをエッチングしてゲート
ポリシンコン14を形成する。前述の層間絶縁膜11
は、フローティングゲート3とゲートポリシンコン14
との間およびコントロールゲート5とゲートポリシンコ
ン14との間をそれぞれ絶縁し、オフセットゲート絶縁
膜12は、スタックゲート部6側方におけるスタックゲ
ート部6とソース9とのジャンクション部分のオフセッ
トゲート部13を絶縁するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前述のよう
な構造となった不揮発性半導体記憶装置は、フローティ
ングゲート3とゲートポリシンコン14との間およびコ
ントロールゲート5とゲートポリシンコン14との間を
それぞれ絶縁する層間絶縁膜11と、オフセットゲート
絶縁膜12とを、熱酸化により同時に形成するため、層
間絶縁膜11は、後工程によりトランジスタを形成する
ために薄膜化が必要なオフセットゲート絶縁膜12の膜
厚により自体の膜厚も決定されてしまうために、十分な
膜厚を得ることが難しく、耐圧不良の問題を招来してい
る。
【0004】これを解消するために、層間絶縁膜11の
膜質を向上させることが考えられるが、そのためには、
1000℃以上の高温による酸化が必要となってソース
9およびドレイン10のジャンクション深さが伸びる等
の不都合が生じて高集積化に適さないことになる。そこ
で本発明は、フローティングゲート3とゲートポリシン
コン14との間およびコントロールゲート5とゲートポ
リシンコン14との間をそれぞれ絶縁する層間絶縁膜
を、高集積化を阻害することなく十分な耐圧を得られる
所要の膜厚に形成できる構成を備えた不揮発性半導体記
憶装置を提供することを技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した課題
を達成するための技術的手段として、不揮発性半導体記
憶装置を次のような構成とした。即ち、ポリシリコンに
よる2層スタックゲート構造のスタックゲート部と、こ
のスタックゲート部の側方部に形成された3層目ポリシ
リコンによるオフセットゲート部とを備えた不揮発性半
導体記憶装置において、前記スタックゲート部と前記3
層目ポリシリコンとの間の絶縁膜として、該スタックゲ
ート部の上部および周側部のみを被覆するSiNサイド
ウォール膜が形成されてなることを特徴として構成され
ている。
【0006】
【作用】スタックゲート部の上部および周側部のみを被
覆するSiNサイドウォール膜により、スタックゲート
部と3層目ポリシリコンとの間の層間絶縁を行うので、
SiNサイドウォール膜は、オフセットゲート絶縁膜と
は別工程で形成されるので、該オフセットゲート絶縁膜
の膜厚に拘わらず所期の層間絶縁膜耐圧を得るのに十分
な膜厚に形成できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例について図面
を参照しながら詳述する。「図1」は、本発明の一実施
例を製造工程順に示した断面図で、「図2」と同一若し
くは同等のものには同一の符号を付してその説明を省略
する。先ずは従来工程と同様に、同図(a)に示すよう
に、シリコン基板1の一方の全面にゲート絶縁膜2を形
成した後に、フローテーィングゲート用ポリシリコンを
デポジションしてN型不純物拡散を行ない、フローティ
ングゲート3を形成する。このフローティングゲート3
上に、同図(b)に示すように、3層のONO膜からな
る層間絶縁膜4を設けた後に、その全面にコントロール
ゲート用ポリシリコンをデポジションしてN型不純物拡
散を行ない、同図(c)に示すようにコントロールゲー
ト5を形成する。そして、コントロールゲート5上を熱
酸化してこの上に300Å程度の厚みのシリコン酸化膜
15を形成し、更に、SiNを400Å程度デポジショ
ンしてSiN膜16を全面に形成する。
【0008】続いて、同図(d)に示すように、スタッ
クゲート用フォトレジストパターン7を形成した後に連
続的にエッチングを行うことにより、SiN膜16、シ
リコン酸化膜15、コントロールゲート5、層間絶縁膜
4およびフローティングゲート3を順次除去し、フロー
ティングゲート3、層間絶縁膜4およびコントロールゲ
ート5からなる2層のスタックゲート構造のスタックゲ
ート部6を構成する。更に、スタックゲート部6の一方
側に同図(e)に示すようにレジストパターン8を形成
した後に、砒素イオンを照射してソース9およびドレイ
ン10を形成する。次に、同図(f)に示すように、ス
タックゲート部6の側部のみを熱酸化して300Å程度
の厚みのシリコン酸化膜17を形成し、続いて、SiN
膜18を全面に400Å程度デポジションする。このS
iN膜18を同図(g)に示すようにエッチバックする
ことにより、スタックゲート部6の上部および周側面の
みを被覆するSiNサイドウォール膜19を形成する。
次に、同図(h)に示すように、前述のエッチバックし
た部分に熱酸化により従来と同様のオフセットゲート絶
縁膜12を形成した後に、同図(i)に示すように、全
面にポリシリコンをデポジションし、これをエッチング
してゲートポリシリコン14を形成する。
【0009】前述のSiNサイドウォール膜19は、フ
ローティングゲート3とゲートポリシリコン14との間
およびコントロールゲート5とゲートポリシンコン14
との各層間をそれぞれ絶縁するもので、スタックゲート
部6とソース9とのジャンクション部分のオフセットゲ
ート部13を絶縁するオフセットゲート絶縁膜12とは
異なる材質であって別工程で形成するので、このオフセ
ットゲート絶縁膜12の膜厚とは無関係に所要の膜厚に
形成できる。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明の不揮発性半導体記
憶装置によると、スタックゲート部の上部および周側部
のみを被覆するSiNサイドウォール膜により、スタッ
クゲート部と3層目ポリシリコンとの間の層間絶縁を行
うので、SiNサイドウォール膜は、必然的にオフセッ
トゲート絶縁膜とは別工程で形成されることになるの
で、該オフセットゲート絶縁膜の膜厚に拘わらず所期の
層間絶縁膜耐圧を得るのに十分な膜厚に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不揮発性半導体記憶装置の一実施例を
これの製造工程を順に示した断面図である。
【図2】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を順
に示した断面図である。
【符号の説明】
6 スタックゲート部 13 オフセットゲート部 14 3層目ゲートポリシリコン 19 SiNサイドウォール膜

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリシリコンによる2層スタックゲート
    構造のスタックゲート部と、このスタックゲート部の側
    方部に形成された3層目ポリシリコンによるオフセット
    ゲート部とを備えた不揮発性半導体記憶装置において、
    前記スタックゲート部と前記3層目ポリシリコンとの間
    の絶縁膜として、該スタックゲート部の上部および周側
    部のみを被覆するSiNサイドウォール膜が形成されて
    なることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
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TW472398B (en) 1997-06-27 2002-01-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd Semiconductor device and its manufacturing method
KR100481860B1 (ko) * 2002-09-10 2005-04-11 삼성전자주식회사 비휘발성 메모리 장치의 게이트 구조체 및 그 형성 방법

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