JP2680433B2 - 削孔機の打撃削孔部構造 - Google Patents
削孔機の打撃削孔部構造Info
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Description
打撃力を付与して、地盤を削孔する削孔機の打撃削孔部
構造に関する。
に形成された外側ビットを回転し、ケーシング内管に形
成された内側ビットに回転力および打撃力を付与して削
孔することが行なわれている。
特公昭51−25401号公報に開示されるようなものが知ら
れている。
を示すもので、図において、符号11は、削孔する地盤を
示している。
ケーシング外管13内にはケーシング15が挿入されてい
る。ケーシング外管13およびケーシング内管15の下端に
は、外側ビット17,内側ビット19がそれぞれ形成され、
ケーシング外管13の上端には、これを回転する回転装置
20が配置され、ケーシング内管15の上端には、打撃用ハ
ンマ21と回転装置22が配置されている。
回転装置20,22により回転駆動されている。
管13に打撃を与えることなく回転駆動しているだけであ
るため、ケーシング外管13の外側ビット17による削孔能
力が低いという問題があった。
孔部構造を示すもので、この例では、ケーシング外管23
およびケーシング内管25の下端には、外側ビット27,内
側ビット29がそれぞれ形成されている。
には打撃用ハンマ31と回転装置33がそれぞれ配置されて
いる。
は、ケーシング外管23の外側ビット27にも打撃力を与え
ることができるため、地盤11を長尺削孔することができ
る。
構造では、地盤11とケーシング外管23の外周が面接触し
ているため、ケーシング外管23の地盤11内への進入に対
して大きな摩擦抵抗が発生し、打撃用ハンマ31の打撃力
がケーシング外管23の外側ビット27に有効に伝達され
ず、削孔機の削孔能力が低下するという問題があった。
たもので、外側ビットに付与される打撃力を従来よりも
大幅に向上させることができる削孔機の打撃削孔部構造
を提供することを目的とする。
ケーシング管の下端部に外側ビットを形成するととも
に、先端部が外側ビットの下方に突出され回転駆動され
る内側ビットを前記ケーシング管内に収容し、打撃用ハ
ンマにより前記内側ビットに打撃力が付与される削孔機
の打撃削孔部構造において、前記外側ビットを前記ケー
シング管から分離して、前記ケーシング管の軸長方向に
移動自在に形成し、前記外側ビットと前記内側ビットを
前記ケーシング管により回転駆動するとともに、前記内
側ビットの打撃時に前記外側ビットの内径段部に当接し
て前記外側ビットに打撃力を付与する段部を前記内側ビ
ットに形成してなるものである。
により内側ビットに打撃力が付与されると、内側ビット
に形成された段部が外側ビットの内径段部に当接し、外
側ビットのみに打撃力が付与される。
明する。
例を示すもので、符号41は、複数本のパイプを螺着して
形成された円筒形のケーシング管を示している。
れ、削孔機の回転機構によって回転する。
うに、縮径部47が形成されており、この縮径部47の外面
には、ケーシング管41の軸長方向に4条の第1キー溝49
が形成されている。
管41と分離された外側ビット51が外嵌されている。
軸長方向に4条の第2キー溝53が形成されており、縮径
部47の第1キー溝49と外側ビット51の第2キー溝53によ
り形成される通路には、第2図に示すように、キー55が
挿入されている。これにより、外側ビット51は、ケーシ
ング管41の軸長方向に移動自在とされ、ケーシング管41
の回転力が外側ビット51に伝達可能とされている。
側ビット51の第2キー溝53により形成される通路には、
第1図に示したように、例えば、ボルトからなるストッ
パ57が外側ビット51の外面を挿通して螺着され、外側ビ
ット51が所定距離ケーシング管41から突出すると、スト
ッパ57にキー55が当接し、外側ビット51の抜脱が防止さ
れる。
ており、この挿入孔59には、ケーシング管41に収容され
た内側ビット61の先端が挿通され、外側ビット51から下
方に向けて突出されている。
を付与する打撃用ハンマ63が配置され、この打撃用ハン
マ63の上部には、内側ビット61にケーシング管41の回転
力を伝達する回転伝達部材65が配置されている。
シング管41の軸長方向に4条の伝達凹部67が形成されて
おり、これらの伝達凹部67にケーシング管41内面に形成
された4条の伝達凸部69が係合されている。
用ハンマ63により上下移動しうる範囲よりも長く形成さ
れている。
グ管41の伝達凸部69の約2倍の幅とされ、伝達凸部69は
伝達凹部67の右側に係合されている。即ち、ケーシング
管41は地上に配置された回転装置により右回転されてお
り、内側ビット61は、ケーシング管41により回転伝達材
65を介して右回転されている。
転伝達部材65には、第4図に示すように、伝達凸部69よ
りも少々幅広の引き抜き用凹部71が、回転伝達部材65の
伝達凹部67の左側と連続するようにケーシング管41の軸
長方向に4条形成されている。
内側ビット61の上端に打撃力を付与するように形成され
ている。圧縮空気は、第1図に示したように、回転伝達
部材65に連結された接続管73内の圧縮空気供給管により
地上から打撃用ハンマ63に供給されている。
側ビット61に打撃力が付与された時に、外側ビット51の
内径段部74内面に当接し、外側ビット51に打撃力を付与
する段部75が形成されている。
は、打撃用ハンマ63により内側ビット61に打撃力が付与
されると、内側ビット61に形成された段部75が外側ビッ
ト51の内径段部74に当接し、外側ビット51のみに打撃力
が付与される。
部構造では、外側ビット51をケーシング管41から分離し
て、この外側ビット51をケーシング管41の軸長方向に移
動自在に形成し、外側ビット51をケーシング管41により
回転駆動するとともに、内側ビット61の打撃時に外側ビ
ット51の内径段部74に当接して打撃力を付与する段部75
を内側ビット61に形成したので、打撃用ハンマ63により
内側ビット61に打撃力が付与されると、内側ビット61に
形成された段部75が外側ビット51の内径段部74に当接
し、外側ビット51のみを打撃することができる。従っ
て、従来のようにケーシング管41を介することなく打撃
力を直接外側ビット51のみに付与することができ、外側
ビット51に付与される打撃力を従来よりも大幅に向上さ
せることができる。
く、外側ビット51にのみ打撃力を付与することができる
ので、外側ビット51に付与される打撃力を従来よりも大
幅に向上させることができ、削孔機45の長尺削孔能力を
従来よりも大幅に向上させることができる。
管41内に収容したので、打撃用ハンマ63と内側ビット61
との距離を従来よりも大幅に短くすることができ、これ
により、長尺削孔する場合において、打撃用ハンマ63と
内側ビット61とを金属管により連結し、地上から打撃を
与えていた従来の場合よりも、打撃用ハンマ63による打
撃力の減衰を大幅に低減することができ、打撃用ハンマ
63の打撃力を内側ビット61および外側ビット51に有効に
伝達することができ、従来よりも大幅に削孔機45の削孔
能力を向上することができる。
凸部69よりも下方の回転伝達部材65に、回転伝達部材65
の伝達凹部67の左側と連続するようにケーシング管41の
軸長方向に形成したので、削孔が終了した場合等には、
ケーシング管41の回転を停止し、地上から接続管73を右
回転させ、ケーシング管41内面に形成された伝達凸部69
に回転伝達部材65の引き抜き用凹部71を合わせ、接続管
73を地上から引くことにより、内側ビット61,打撃用ハ
ンマ63および回転伝達部材65をケーシング管41から引き
抜くことができる。
ット61と外側ビット51に打撃力を付与し、ケーシング管
41により内側ビット61に回転力を付与することができる
ので、地上においてはケーシング管41を回転させるだけ
で長尺削孔することができ、これにより、一般のロータ
リーボーリング機械で長尺削孔を可能とすることができ
る。
管41内に収容し、この打撃用ハンマ63により内側ビット
61に打撃力を付与した例について説明したが、本発明は
上記実施例に限定されるものではなく、地上に配置され
た打撃用ハンマと内側ビットとを、金属管等により連結
し、地上から打撃用ハンマにより内側ビットに打撃力を
付与しても、上記実施例とほぼ同様の効果を得ることが
できる。
シング管41の回転力を内側ビット61に伝達した例につい
て説明したが、本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、地上に配置された回転装置により、内側ビット
を回転駆動しても、上記実施例とほぼ同様の効果を得る
ことができる。
ケーシング管から分離して、ケーシング管の軸長方向に
移動自在に形成し、外側ビットと内側ビットをケーシン
グ管により回転駆動するとともに、内側ビットの打撃時
に外側ビットの内径段部に当接して外側ビットに打撃力
を付与する段部を内側ビットに形成したので、打撃用ハ
ンマにより内側ビットに打撃力が付与されると、内側ビ
ットに形成された段部が外側ビットに当接し、この外側
のみを打撃することができ、外側ビットに付与される打
撃力を従来よりも大幅に向上させることができる。
示す縦断面図である。 第2図は第1図のII−II線に沿う横断面図である。 第3図は第1図のIII−III線に沿う横断面図である。 第4図は第1図のIV−IV線に沿う横断面図である。 第5図は従来の削孔機の打撃削孔部構造を示す説明図で
ある。 第6図は従来の削孔機の打撃削孔部構造の他の例を示す
説明図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 41……ケーシング管 51……外側ビット 61……内側ビット 63……打撃用ハンマ 74……内径段部 75……段部。
Claims (1)
- 【請求項1】回転駆動されるケーシング管の下端部に外
側ビットを形成するとともに、先端部が外側ビットの下
方に突出され回転駆動される内側ビットを前記ケーシン
グ管内に収容し、打撃用ハンマにより前記内側ビットに
打撃力が付与される削孔機の打撃削孔部構造において、
前記外側ビットを前記ケーシング管から分離して、前記
ケーシング管の軸長方向に移動自在に形成し、前記外側
ビットと前記内側ビットを前記ケーシング管により回転
駆動するとともに、前記内側ビットの打撃時に前記外側
ビットの内径段部に当接して前記外側ビットに打撃力を
付与する段部を前記内側ビットに形成してなることを特
徴とする削孔機の打撃削孔部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18863689A JP2680433B2 (ja) | 1989-07-20 | 1989-07-20 | 削孔機の打撃削孔部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18863689A JP2680433B2 (ja) | 1989-07-20 | 1989-07-20 | 削孔機の打撃削孔部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0355386A JPH0355386A (ja) | 1991-03-11 |
JP2680433B2 true JP2680433B2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=16227175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18863689A Expired - Lifetime JP2680433B2 (ja) | 1989-07-20 | 1989-07-20 | 削孔機の打撃削孔部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2680433B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006291660A (ja) * | 2005-04-14 | 2006-10-26 | Okabe Co Ltd | 二重管削孔装置及び小口径二重管削孔装置を用いたアンカー材設置方法 |
JP2006291659A (ja) * | 2005-04-14 | 2006-10-26 | Okabe Co Ltd | 小口径二重管削孔装置及びその小口径二重管削孔装置を用いたアンカー材設置方法 |
JP2008248488A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Kfc Ltd | 斜面安定化工法及び斜面施工装置 |
WO2012155305A1 (zh) * | 2011-05-16 | 2012-11-22 | Tang Zhongsheng | 一种回转冲击式凿岩钻机及双层钻杆机构 |
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---|---|---|---|---|
JP3239785B2 (ja) * | 1997-01-20 | 2001-12-17 | 三菱マテリアル株式会社 | 二重管式掘削工具 |
-
1989
- 1989-07-20 JP JP18863689A patent/JP2680433B2/ja not_active Expired - Lifetime
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US9670728B2 (en) | 2011-05-16 | 2017-06-06 | Zhongsheng Tang | Rotary impact drill and double-layer drilling rod mechanism |
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---|---|
JPH0355386A (ja) | 1991-03-11 |
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