JP2679998B2

JP2679998B2 - 可変色照明器具

Info

Publication number: JP2679998B2
Application number: JP62260053A
Authority: JP
Inventors: 優長根
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 1987-10-15
Filing date: 1987-10-15
Publication date: 1997-11-19
Anticipated expiration: 2012-11-19
Also published as: JPH01102801A

Description

【発明の詳細な説明】［技術分野］本発明は、照明効果を得るために放射光を変えること
ができるようにした可変色照明器具に関するものであ
る。［背景技術］一般にこの種の可変色照明器具としては、第５図およ
び第６図に示す構成のものがある。第５図に示すもの
は、それぞれ一色の光を放射する光源10を複数色分設け
て取付板13に取り付け、この取付板13を駆動源であるモ
ータ33により回転駆動し、所望の方向に放射される光の
色を切り替えるようにしたものである。この照明器具に
おいては、光源10が回転部分に設けられているから、固
定部分から回転部分に対して給電を行なう必要があり、
その結果、刷子や整流子が必要となっている。すなわ
ち、給電部は常に摩擦されることになるから、摩耗が激
しく寿命が短くなるという問題が生じる。また、この種
の照明器具では取付板13は回転、停止を繰り返すもので
あるから、光源10に設けたランプに繰り返して衝撃が加
わるのであり、ランプが短寿命になりやすいという問題
もある。さらに、複数の光源10を設けた取付板13を回転
させるのであるから、回転させる対象の重量が大きくな
りモータ33の出力トルクを大きくとる必要が生じて消費
電力が大きくなる問題もある。一方、第６図に示すもの
は、光源10を一つにして光源10の前方に複数色のフィル
タ14を配設し、このフィルタ14を交換することによって
放射される色を可変しようとするものである。フィルタ
14は回転円板15に取付られており、この回転円板15を手
動で回転させることにより、フィルタ14を切り替えるよ
うにしているのである。しかしながら、全体として嵩が
大きくなる傾向があり、また、色を切り替えるのに時間
がかかるという問題がある。［発明の目的］本発明は上述の点に鑑みて為されたものであって、そ
の目的とするところは、複数色の光源を固定して配設し
ておき、どの光源の光を投光するかを投光ミラーの向き
で選択することにより、色の切換において駆動源の負担
を軽減し、かつ色の切り替えをすばやく行なうことがで
きるようにした可変色照明器具を提供することにある。［発明の開示］（構成）本発明に係る可変色照明器具は、それぞれランプを備
え投光方向に向かう光軸がほぼ一点で交差するように配
置されていてそれぞれ一色の光を放射する複数色の光源
と、光源の光軸の交差点付近で回転自在に配設されその
向きに応じて適宜光源から放射された光を所定の方向に
反射する投光ミラーと、投光ミラーを回転駆動する駆動
源と、投光ミラーにより反射された光を外部に取り出す
開口部を備え光源と駆動源と投光ミラーとが納装された
器具本体とを具備し、上記ランプは低電圧ランプであっ
て互いに直列接続され、ランプの直列回路に商用電源が
印加されて成るものであり、色の異なる光源を固定的に
配置し、これに対して回転駆動される投光ミラーを用い
ることにより、所望の色の光を所望の方向に反射できる
ようにしたものである。また、ランプを直列接続しその
直列回路を商用電源に接続することにより、トランスレ
ス構成とし回路の簡素化と全体の軽量化を図ったもので
ある。（実施例１）第１図および第２図に示すように、光源10は低電圧の
ランプ11と、放物面鏡である反射鏡12とを有しており、
必要に応じてランプ11の前方にフィルタが配設される。
光源10は複数設けられていて、各光源10はそれぞれ一色
の光を放射するようになっている。各光源10の色は、ラ
ンプ11、反射鏡12、フィルタの少なくとも１つの要素に
よって設定されている。各光源10は、互いに異なる色に
設定するのが一般的であるが、一部を同色に設定しても
よい。光源10は、器具本体20内に配設されているのであ
って、器具本体20は、底面が略正方形となった直方体状
に形成され一方の底面に開口部21が形成されていて、こ
の器具本体20の各隅部にそれぞれ光源10が配設される。
各光源10は、それぞれ赤、黄、緑、青などと設定されて
おり、各光軸が器具本体20の中心付近で交差するように
配設されている。各ランプ11は低電圧ランプであって、
このように４灯構成である場合には、たとえば定格が24
V250Wの仕様のランプを用い、これを直列接続しこの直
列回路を商用電源100Vに接続するようにしているのであ
る。８灯構成の場合には、定格が12V150Wの仕様のラン
プを直列接続すればよい。上述のようにして器具本体20
内に配設された光源10の光軸が交差する付近には平板状
の投光ミラー30が配設される。投光ミラー30は器具本体
20の開口面21に略直交する回転軸31の先端部にヒンジ32
を介して取着されており、この回転軸31は駆動源である
モータ33により回転駆動されるようになっている。ヒン
ジ32は、投光ミラー30の背面の中央部において回転軸31
と投光ミラー30とを連結しているのであり、器具本体20
の開口面21に対して投光ミラー30を所望の角度に傾斜さ
せることができるようになっている。投光ミラー30は１
つの光源10から放射される光を反射できる大きさを有し
ている。光源１の反射鏡12は放物面鏡であり、光軸が器
具本体20の開口面21に略平行になるように配設されてい
るから、透孔ミラー30を開口面21に対して略45゜傾斜さ
せることにより、光束を器具本体20の開口面に21略直交
する方向に放射できるようになっているのである。した
がって、モータ33を回転させて投光ミラー30の向きを変
えると、投光ミラー30を順次各光源10に対面させること
ができるのであり、開口面21を通して放射される光の色
を順次変えることができるのである。しかるに、モータ
33の回転を適宜制御することにより、１色のみを投光し
たり、各色を順次投光したりすることができるのであ
る。このような照明はディスコ等に用いる演出照明とし
て最適なものとなる。また、投光ミラー30の回転軸31に
対する傾斜角度を適宜調節すれば、放射される色に応じ
て投光される向きを変えることができるのであり、独特
の照明効果を得ることができるのである。また、上述したように、低電圧のランプ11を直列接続
し、その直列回路を商用電源に接続するようにしている
から、トランスレス構成にすることができるのであり、
しかも、ランプ11が小形になるから、全体の小型化につ
ながるのである。またランプ11が小型になれば投光ミラ
ー30も小型になるから、投光ミラー30の回転をすばやく
行なうことができ、モータ33も小型にできるのである。（実施例２）上記実施例では、投光ミラー30が平板状であったが、
本実施例では第３図に示すように、投光ミラー30を略Ｖ
形に形成して互いに対向する２つの光源10からの光を同
時に反射するように構成している。この構成では、同時
に２色を反射することができるのであり、従来構成では
なしえなかった独特の照明効果が得られるものである。
また、投光ミラー30が回転するのみであるから、１個の
モータ33のトルクで十分に駆動可能であり、構成が簡単
なものとなる利点がある。（実施例３）本実施例では、別途モータを追加し、第４図に示すよ
うに、そのモータにより回転駆動される歯車34を上記モ
ータ33を取り付けている基台35に設けた歯車36と噛合さ
せて、基台35の角度を調節するようにしている。この構
成により、所望の色のみを間欠的に反射させたり、照射
方向に変化を付けることができ、演出効果が一層高まる
ものである。［発明の効果］本発明は上述のように、それぞれランプを備え投光方
向に向かう光軸がほぼ一点で交差するように配置されて
いてそれぞれ一色の光を放射する複数色の光源と、光源
の光軸の交差点付近で回転自在に配設されその向きに応
じて適宜光源から放射された光を所定の方向に反射する
投光ミラーと、投光ミラーを回転駆動する駆動源と、投
光ミラーにより反射された光を外部に取り出す開口部を
備え光源と駆動源と投光ミラーが納装された器具本体と
を具備し、上記ランプは低電圧ランプであって互いに直
列接続され、ランプの直列回路に商用電源が印加されて
成るものであり、色の異なる光源を固定的に配置し、こ
れに対して回転駆動される投光ミラーを用いているの
で、所望の色の光を所望の方向に反射できるのであり、
比較的軽量な投光ミラーを回転させれば色を変えること
ができ、出力トルクの小さい駆動源を用いればよいこと
になって消費電力の節約になる利点がある。また、駆動
源の負荷となる投光ミラーは従来のように複数の光源を
設けた取付板を回転させるのに比較すれば、慣性モーメ
ントが非常に小さく、制御が容易となるとともに、応答
性もよくなる利点がある。さらに、ランプを直列接続し
その直列回路を商用電源に接続するので、ランプの定格
を適宜選択すれば、トランスレス構成とすることがで
き、全体の軽量化がなされるという利点を有するもので
ある。加えて、低電圧のランプを直列接続し、その直列
回路を商用電源に接続するようにしているので、ランプ
が小形になり、全体の小型化につながるのである。ま
た、ランプが小型になれば投光ミラーも小型になるか
ら、投光ミラーの回転をすばやく行なうことができ、モ
ータも小型にできるという利点を有する。

【図面の簡単な説明】第１図は本発明の実施例１を示す水平断面図、第２図は
同上の縦断面図、第３図は本発明の実施例２を示す縦断
面図、第４図は本発明の実施例３を示す要部正面図、第
５図は従来例を示す正面図、第６図は他の従来例を示す
斜視図である。 10は光源、11はランプ、12は反射鏡、20は器具本体、21
は開口部、30は投光ミラー、31は回転軸、33はモータで
ある。

Claims

(57)【特許請求の範囲】１．それぞれランプを備え投光方向に向かう光軸がほぼ
一点で交差するように配置されていてそれぞれ一色の光
を放射する複数色の光源と、光源の光軸の交差点付近で
回転自在に配設されその向きに応じて適宜光源から放射
された光を所定の方向に反射する投光ミラーと、投光ミ
ラーを回転駆動する駆動源と、投光ミラーにより反射さ
れた光を外部に取り出す開口部を備え光源と駆動源と投
光ミラーとが納装された器具本体とを具備し、上記ラン
プは低電圧ランプであって互いに直列接続され、ランプ
の直列回路に商用電源が印加されて成ることを特徴とす
る可変色照明器具。