JP2679643B2 - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP2679643B2
JP2679643B2 JP6236553A JP23655394A JP2679643B2 JP 2679643 B2 JP2679643 B2 JP 2679643B2 JP 6236553 A JP6236553 A JP 6236553A JP 23655394 A JP23655394 A JP 23655394A JP 2679643 B2 JP2679643 B2 JP 2679643B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【従来の技術】従来のアンテナ装置の構造を図11に示
す。
【0002】本図において、1は、小型の送受信アンテ
ナであり、高周波信号を送受信する送受機を内蔵する直
方体形状の筐体6の前面の金属面3に直接取り付けられ
ている 本アンテナ1は、パラボラ形のアンテナでありUバンド
帯(準ミリ波,ミリ波帯)信号を送受信するため、筐体
6の大きさに比較して反射鏡の形状が小さくなり、前面
の金属面3(高さ107(mm),幅141(mm))
の中央部に対して、反射鏡直径は、21(mm)と非常
に小さい。
【0003】また、筐体6は、シールド効果をもたらす
より全体が金属導体のケースに収容されている。このよ
うなアンテナ装置の前面にある距離(本実施例では10
0mm)をもって窓ガラス2が置かれた場合の受信電波
の方向を示したのが図12である。この窓ガラス2は厚
さ8.3(mm)で、比誘電率は7.0とする。
【0004】本図において、ある角度で到来した電波5
aは、窓ガラス2を透過して電波5a′としてアンテナ
1に直接入力する。一方、電波5bは、窓ガラス2を透
過して電波5b′となった後、筐体3の前面の金属面3
で反射されて電波5Cとなり、さらに窓ガラス2で反射
されて電波5Cとなり、さらに窓ガラス2で反射されて
電波5Cとなり、さらに窓ガラス2で反射されて電波5
dがアンテナ1に入力されることとなる。
【0005】この結果、電波5a′と電波5dとが同時
にアンテナ1に入射されることとなり、多重反射による
干渉が発生することとなる。
【0006】以上説明したように、アンテナ1の前方に
障害物として窓ガラス2のように誘電率の高いものが存
在する場合、アンテナが取り付けられている筐体6の前
面の金属面3とアンテナ前方に存在する窓ガラス等との
間で生じる多重反射波が、直接入射波と干渉し、入射角
によっては受信電界強度に大きな落ち込みが発生する場
合がある。
【0007】図13は、以上の条件に基づき窓ガラス2
がある場合とない場合の放射パターンの差を示す図であ
る。本図において、窓ガラスがない場合にはアジマス角
が0°の場合に最大受信電界を有しアジマス角の増大と
共に、受信電界が徐々に減衰していく。
【0008】一方、窓ガラス2がある場合は、多重反射
が金属面3により発生したために一定周期で大きな受信
電界強度のディップが発生する。特に、アジマス角が0
°の場合に最大のディップが発生している。
【0009】尚、本実施例では、周波数が50.9GH
zについての反射パターンを示してあるが、Uバンド帯
の信号であれば同等の結果が得られる。
【0010】このような多重反射の影響を改善するた
め、従来より種々の方法がとられてきている。
【0011】例えば、アンテナの前面に誘電率の高いレ
ドームが存在する場合にレドームと筐体との間に発生す
る多重反射を抑えるために、レドーム側に電波吸収体を
貼り付ける方法が行われていた。この方法は、例えば、
実開平2−60308号公報に記載されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、多重
反射を防止するためレドームの一部に電波吸収体を貼り
付けていたが、電波の方向がある一定の方向の場合には
効果があるが、通信方向が変わると電波吸収体の位置も
変える必要があり、また、多重反射の影響を受けないで
通信できる方向が限られてしまう問題を有していた。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によるアンテナ装
置は、高周波信号を送受信する送受信装置を収容した金
属性のきょう体と、前記きょう体の前面に取り付けら
れ、前記きょう体の前面の金属面寸法に比較して十分小
さい反射鏡を有するパラボラ型アンテナとを具備するア
ンテナ装置において、前記アンテナ装置の前方に障害物
となる平板形状の高誘電体物を有する場合に、前記きょ
う体前面の金属面に電波吸収体を取り付け、前記金属面
中心より水平面に対して前記アンテナ装置に入射する
入射角の1/2以上の角度だけ傾斜して突出することを
特徴とする。
【0014】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0015】図1は、本発明のアンテナ装置の第1の実
施例を示す外観図である。本図において、きょう体6,
アンテナ1は、共に図11に示したものと同一形状をし
ている。ここで、図11と異なるのは、きょう体前面の
金属面3に厚さ約10mmの電波吸収体4を貼り付けた
ことにある。
【0016】図2は、この電波吸収体4を貼り付けた場
合の受信電波の方向を表わす図である。
【0017】本図において、電波5aは窓ガラス2を通
った後に、電波5a′となって直接アンテナ1に入射す
る。
【0018】また、電波5bは、窓ガラス2を通った後
に電波5b′となり、電波吸収体4に入射する。電波5
b′は、電波吸収体4によって吸収されるため従来生じ
ていた反射波5c,5d等が無い。この結果、完全に多
重反射を抑えることができる。
【0019】図3は、図2で示した構成において、電波
吸収体4が筐体前面の金属面3に貼られた場合と貼られ
ない場合について放射パターンを示した図である。
【0020】本図によると、窓ガラス2がある場合に、
電波吸収体をきょう体前面3に貼り付けることにより、
入射角度によるレベル変化がかなり低減されることが示
されている。
【0021】図4は本発明の第二の実施例を示す図であ
る 本図において、きょう体7の前方部の形状が中央部で適
当な角度αで傾斜して突出する構造をしている。アンテ
ナ1は、この折れ曲がり部の前方中央部に取り付けられ
ている。図5は、本構造をしたアンテナ装置の前方に窓
ガラス2が存在し、入射波が角度θで入射されている場
合を示している。
【0022】ここで前述の傾斜角αは、入射角θとの関
係において、θ/2以上であればきょう体7の前面の金
属面3と窓ガラス2との間で多重反射は発生しない。
【0023】図6は、図5で示した特殊形状をしたきょ
う体を用いたときの放射パターンと、図3で示した前面
が平面形状の金属板としたとき、電波吸収体を取り付け
たときの放射パターンとを示した図である。
【0024】本図において前者と後者との受信電界の差
異はほとんどなく、傾斜をもたすことで多重反射を防止
することができることが示されている。尚、本実施例で
は前面の金属面を中心より2つに折れ曲げる方法とした
が、複数に折れ曲がりをもうけて複数面により入射波を
分岐させて多重反射を防ぐこともできる。
【0025】図7及び図8は、本発明の第三の実施例を
示した図である。
【0026】きょう体8の前面について、前面の金属面
3を曲面で構成することにより多重反射を防ぐ構造をし
ている。
【0027】すなわち、図8に示すように、ある角度で
入射されてきた入射波が前面の曲面形状の金属面3によ
って反射されることにより、図4に示した構造と同等の
効果をもたらすことができる。
【0028】さらに、図9及び図10は、本発明の第四
の実施例を示す図であり、図4に示した構造に対して、
金属面3に電波吸収体4を取り付けることにより多重反
射をほとんど無視しうる程度に削減できる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるアン
テナ装置は、アンテナが取り付けられているきょう体前
面に電波吸収体を貼り付けたことにより、きょう体と窓
ガラス間で生じる多重反射を抑圧し、直接アンテナに入
射する電波に干渉しないようにすることができる。ま
た、きょう体前面の金属面を中心より折れ曲がった面や
曲面で構成することにより,きょう体と窓ガラス間で生
じる多重反射を抑圧し、直接アンテナに入射する電波に
干渉しないようにすることもできる。この結果、窓ガラ
スとアンテナ間の距離にかかわらず、電波の入射角によ
って大きな受信電界の落ち込みが生ずることを防止で
き、窓ガラスが無い場合の放射パターンと比較して、窓
ガラスによる減衰を除いて、ほぼ同等の放射パターンが
得られる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナ装置の第一の実施例を示す図
である。
【図2】図1の電波の入射状態を示す図である。
【図3】図1のアンテナ装置前面に窓ガラスがある場合
の放射パターンを示す図である。
【図4】本発明のアンテナ装置の第二の実施例を示す図
である。
【図5】図4の電波の入射状態を示す図である。
【図6】図4のアンテナ装置前面に窓ガラスがある場合
の放射パターンを示す図である。
【図7】本発明のアンテナ装置の第三の実施例を示す図
である。
【図8】図7の電波の入射状態を示す図である。
【図9】本発明のアンテナ装置の第四の実施例を示す図
である。
【図10】図9の電波の入射状態を示す図である。
【図11】従来のアンテナ装置の構造を示す図である。
【図12】図11の電波の入射状態を示す図である。
【図13】図11のアンテナ装置前面に窓ガラスがある
場合の放射パターンを示す図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 窓ガラス 3 きょう体前面の金属面 4 電波吸収体 5 入射波 6 きょう体 7 きょう体 8 きょう体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波信号を送受信する送受信装置を収
    容した金属性のきょう体と、前記きょう体の前面に取り
    付けられ、前記きょう体の前面の金属面寸法に比較して
    十分小さい反射鏡を有するパラボラ型アンテナとを具備
    するアンテナ装置において、前記アンテナ装置の前方に
    障害物となる平板形状の高誘電体物を有する場合に、
    記きょう体前面の金属面に電波吸収体を取り付け、前記
    金属面が中心より水平面に対して前記アンテナ装置に入
    射する入射角の1/2以上の角度だけ傾斜して突出する
    ことを特徴とするアンテナ装置。
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