JP2678907B2 - フイルタエレメント - Google Patents

フイルタエレメント

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JP2678907B2 JP62329474A JP32947487A JP2678907B2 JP 2678907 B2 JP2678907 B2 JP 2678907B2 JP 62329474 A JP62329474 A JP 62329474A JP 32947487 A JP32947487 A JP 32947487A JP 2678907 B2 JP2678907 B2 JP 2678907B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はフイルタエレメント主として合成樹脂製の
フイルタエレメントに関する。 (従来の技術) 種々の医薬品や電子部品の生産に用いられる薬液ある
いは食品工業に用いられる超純水などを浄化するための
フイルタエレメントは、耐熱性と耐薬品性を備え、かつ
サブミクロンオーダの過精度を持つことが望まれ、第
4図に示すようなフイルタエレメントeが用いられてい
る。 すなわち、すべての部材がポリエステルやポリプロピ
レンまたは四弗化エチレンなどの耐薬品性と耐熱性を有
する合成樹脂で作られており、多孔質の薄膜の両面また
は片面に網布を添設してひだ付け加工した材1が、多
孔の内筒2および外筒3(外筒はない場合もある)の間
に菊花形筒状に配設され、その上端に盲状の端板4が被
せられると共に下端には処理液流出用の中心通孔6を有
し、中央筒部5aと円板部5bからなる筒状端板5が施さ
れ、それらの突き合せ部は溶着されて一体化されてい
る。 そして、中央筒部5aの外周には複数条の環状みぞ7が
設けられ、それらの環状みぞ7にはシール用のOリング
8が嵌合される一方、中心通孔6の内側には、不誘鋼製
の補強金具リング9が取付けられ、筒状端板5の中央筒
部5aを図示のように処理液出入アダプタAのセツト孔に
装着した際のOリング8の圧縮変形ならびに蒸気滅菌、
熱水滅菌を行う場合または処理液の粘度を下げるべく液
温を高くした際の温度などの影響による筒部5aのゆがみ
に基づくOリング部からの液洩れを防ぐようになされて
いる。 (発明が解決しようとする問題点) ところで、フイルタエレメントの上記従来の筒状端板
では、補強用の金属リングが中心通孔の内側に全く露出
した状態に取付けられているため、中心通孔を通過する
処理液と接することになり、過ずみの処理液中に金属
が溶出したり、錆を生じたりし、特に前記のように液温
を高めて処理する場合に促進され、処理液が汚染されて
使用できなくなつてしまう。 この発明は下端の筒状端板が所定の強度を維持し、長
期に使用しても処理液を汚染することのないフイルタエ
レメントを提供することを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 上記目的のもとにこの発明は、耐薬品性を有する合成
樹脂からなり、菊花形筒状の材の上端に端板を被着す
ると共に下端には円板部と中央筒部からなる筒状端板を
装着するフイルタエレメントとして、筒状端板の中央筒
部内に補強用の金属リングを上記合成樹脂で全面を包囲
して埋め込み一体成形したことを特徴としている。 (実施例) 第1図はこの発明に係るフイルタエレメントの一例を
示すが、前記のものと同じ部材には同一の符号を用いて
説明する。 すべての部材はポリエステル、ポリプロピレンまたは
四弗化エチレンなどの耐薬品性と耐熱性を備えた合成樹
脂からなるもので、多孔質の薄膜の両面または片面に網
布を添設してひだ付け加工して菊花形筒状に形成した
材1の内側および外側に多孔の内筒2と外筒3が嵌挿さ
れ(しかし、外筒はないこともある)、その上端に盲状
の端板4が被嵌されると共に下端には処理液流出用の中
心通孔6を有し、中央筒部5aと円板部5bからなる筒状端
板5が施され、それらの突き合せ部は溶着されて一体化
されており、中央筒部5aの外周に設けられた複数条の環
状みぞ7にはOリング8が嵌合されている。 そして、筒状端板5の中央筒部5aの肉厚内部にはステ
ンレス鋼やアルミニウムなどの補強用の金属リング9が
その内,外面及び端面の全面を合成樹脂で包囲されて同
心的に埋め込まれている。 しかして、上記筒状端板5は次のようにして作られ
る。 すなわち、第2図イのように、円板部5b形成用の凹所
11と中央部に環突条12を有する下型D1の環突条12上に金
属リング9をおき、その下型D1の上に、中央通孔6形成
用のコア21とその周りに中央筒部形成用の凹所22を備え
た上型D2を突き合せてセツトし、上下の型D1,D2で形成
される空所に上記合成樹脂の溶融樹脂を注入充填し、こ
れを冷却することにより、同図ロのように中央筒部5a内
に補強用リング9を埋め込み一体成形し、かつ上端部
(第2図ロにおいて下側)に環状空所10を備えた中間端
板5′を得る。 次いで、この中間端板5′を反転させ、同図ハのよう
に中心コア23と段付き凹所24を設けた台型D3に嵌合し、
その上に蓋型D4を施して、補強用リング9上の環状空所
10内に上記と同じ溶融樹脂を注入充填することにより、
同図ニのように金属リング9の全面を合成樹脂で包囲し
た筒状端板5が得られる。 なお、金属リング9のインサート成形に当たり、金属
リング9の上端部に円周方向に間隔をおいて、第3図イ
左側のように、切欠凹所9a、または同図イ右側のよう
に、通孔9bを設けたものを用いれば、同図ロのように中
央筒部5aの中に金属リング9を貫通した合成樹脂による
つなぎの部分ができ、中央筒部5aと金属リング9との結
合がより強固になる。そして、温度変化に伴う樹脂本体
と金属リングとの膨張差による不具合を解消することが
できる。 (発明の効果) 以上のようにこの発明では、合成樹脂のフイルタエレ
メントとして下端の筒状端板の中央筒部内に補強用の金
属リングを埋め込み、かつその全面を合成樹脂で包囲し
て一体成形したので、中央筒部と金属リングとの結合を
強固にすることができ、しかも、これまでのように処理
液が金属リングに接触する恐れなく、金属が溶出した
り、錆を生じたりして処理液を汚染することのないフイ
ルタエレメントを安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明に係るフイルタエレメントの断面図。 第2図イは筒状端板の一次成形時の状態説明図。 同図ロは一次成形された筒状端板の断面図。 同図ハは二次成形時の状態説明図。 同図ニは二次成形された筒状端板の断面図。 第3図イは金属リングの変更例を示す斜視図。 同図ロはその金属リングを用いて成形された中央筒部の
一部の切断斜視図。 第4図は従来の筒状端板を用いたフイルタエレメントの
断面図。 図中 1……材、2,3……多孔の内,外筒 4……端板、5……筒状端板 5a……中央筒部、5b……円板部 6……中心通孔、7……環状みぞ 8……Oリング、9……金属リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 義男 千葉県船橋市前原町西4丁目23番10号 (56)参考文献 特開 昭61−149219(JP,A) 特開 昭61−149218(JP,A) 特開 昭61−149220(JP,A) 特開 昭60−159037(JP,A) 特開 昭60−164093(JP,A) 実公 昭57−29850(JP,Y2)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.耐薬品性を有する合成樹脂からなり、菊花形筒状の
    材(1)の上端に端板(4)を被着すると共に下端に
    は円板部(5b)と中央筒部(5a)とからなる筒状端板
    (5)を装着してなるフイルタエレメントにおいて、上
    記筒状端板(5)の中央筒部(5a)内に補強用の金属リ
    ング(9)を上記合成樹脂でその全面を包囲して埋め込
    み一体成形したことを特徴とするフイルタエレメント。
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