JP2677865B2 - 自動車の塗装方法とそれに使用する塗装設備および塗装装置 - Google Patents

自動車の塗装方法とそれに使用する塗装設備および塗装装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、所定の速度で搬送される自動車ボディの側
面を塗装する自動車の塗装方法と、それに使用する塗装
設備および塗装装置に関する。
〔従来の技術〕
自動車の塗装ラインでは、自動車ボディの搬送路を挟
んで左右両側に、自動車ボディの側面を塗装する塗装機
が設置され、その搬送路の上方に自動車ボディの上面を
塗装する塗装機が設置される(特開昭62−45371号,実
開昭61−143668号,同61−143669号,同61−204672号公
報参照)。
そして、自動車ボディの側面を塗装する方法として
は、サイドレシプロ装置で昇降せられる単一の塗装機に
よって、側面の上部,中央部および下部を一挙に形状な
らい塗装する方法もあるが(実開昭61−204672号)、こ
のように塗装機を自動車ボディの側面全体にわたって昇
降させながら塗装すると、高品質の塗膜を得ることが難
しい。
このため、一般的には、側面の上部および中央部だけ
をサイドレシプロ装置で昇降せられる塗装機によって形
状ならい塗装し、側面の下部を固定式の塗装機によって
塗装したり(特開昭61−197063号,同62−54371号,実
開昭61−143667号)、側面の上半分と下半分とを夫々個
別に設けられた固定式の塗装機によって塗装するように
している(実開昭61−143668号,同61−143669号)。
そして、側面の塗装が終わると、固定式の塗装機でピ
ラーの塗装を行った後、トップレシプロ装置に設けた塗
装機で自動車ボディの上面を塗装することとしている
(実開昭61−143668号,同61−143669号)。
ところで、自動車の塗装状態を観察する際は、そのボ
ディの側面上部に沿って現れる塗膜が最も人目を引くか
ら、この部位をハイライトゾーンと称している。
したがって、このハイライトゾーンは、他の部位より
も高精度の塗装仕上げをして、塗り肌不良や光沢不良を
完全に防止することが望ましい。
このような観点から、上記の塗装機に加えて、側面上
部のハイライトゾーンだけを形状ならい塗装する専用の
塗装機を用いる方法も提案されている(特開昭61−2683
80号)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、自動車ボディの搬送路に沿ってその側
面やピラーを塗装する塗装機を多数配置すると、当該各
塗装機で塗られた塗膜の乾燥状態に差が生じ、先に塗ら
れて乾きかけた塗膜の上からウェットな塗膜が塗られ
て、その塗り重ね部における塗膜の馴染みが悪くなり、
肌荒れなどを生ずるおそれがあった。
すなわち、各塗装機は、ベル型静電塗装機を用いるの
が一般的であるから、塗料の噴霧パターン同士が互いに
干渉することを防止するために、隣接する塗装機間の間
隔を2m程度は空けなければならない。
したがって、自動車ボディの側面中央,側面上部,側
面下部およびピラーを個別に塗装する計4基の塗装機を
夫々2m間隔で設置すると、通常約4〜6m/minの速度で搬
送される自動車ボディの側面とピラーの塗装を終了する
までに、60〜90秒もの時間を要する。
そして、塗膜同士が程よく馴染む時間は、せいぜい30
〜60秒以内が限度であるから、先に塗られた塗膜と後に
塗られた塗膜とが塗り重ねられる部分で塗膜の馴染みが
悪くなることがあった。
このため、従来においては、第6図および第7図に示
すように、自動車ボディMの側面中央ゾーンcを塗装す
る第一の塗装機T1と、ピラーゾーンaを塗装する第二の
塗装機T2と、側面下部ゾーンdを塗装する第三の塗装機
T3と、ハイライトゾーンと称する側面上部ゾーンbを塗
装する第四の塗装機T4とを、その順序で配列して設置す
ると共に、塗装機T2(ハイ・ベル)とT3(ロー・ベル)
が噴霧パターンの干渉を相じない距離だけ上下に離間し
ていることに鑑み、当該両塗装機間の間隔を他の塗装機
間よりも狭めて、ピラーゾーンaと側面ゾーンb〜d全
体の塗装時間をできるだけ短縮するようにしている。
このようにすると、第二の塗装機T2が第四の塗装機T4
に近づくから、ピラーゾーンaに塗装された塗膜にハイ
ライトゾーンbの塗膜が塗り重ねられるまでの時間差を
30秒程度に抑えることができる。
しかしながら、第二の塗装機T2でピラーゾーンaを塗
装してから第四の塗装機T4の次段に設けられたトップ塗
装機T5で自動車ボディMの上面eを塗装し終わるまでに
は、60秒以上の時間差が生ずる。
このため、ピラーゾーンaと上面eの塗り重ね部にお
ける塗膜の馴染みが悪くなることは避けられなかった。
ここで、ハイライトゾーンbを塗装する塗装機T4とト
ップ塗装機T5との間に、ピラゾーンaを塗装する塗装機
T2を配置すれば、ピラゾーンaと上面eが塗装されるま
での時間差を60秒以内に短縮できるが、このようにする
と、今度は、塗装機T4で塗られたハイライトゾーンbの
塗膜と、トップ塗装機T5で塗られる塗膜との塗り重ね部
(ハイライトゾーンbと、自動車ボディMのボンネット
やトランクリッドとの境界部分)における塗膜の馴染み
が悪くなってしまう。
そこで本発明は、自動車ボディMの上面eを塗装する
直前に、ピラーゾーンaとハイライトゾーンbを同時に
塗装して、塗膜の塗り重ね部における馴染みを良くする
と共に、ハイライトゾーンbの塗膜品質を良好に維持す
ることを技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
この課題を解決するために、本発明は、所定の速度で
搬送される自動車ボディの側面を塗装する自動車の塗装
方法において、自動車ボディの側面上部に現れるハイラ
イトゾーンに沿って形状ならい塗装を行う塗装機がピラ
ーの位置に到来した時に、その位置でハイライトゾーン
の形状ならい塗装を一旦中断してピラーの形状ならい塗
装を行い、その塗装が終わると、塗装機を塗装中断箇所
に戻してハイライトゾーンの形状ならい塗装を再開する
ことを特徴とする。
〔作用〕
本発明によれば、自動車ボディのピラーとハイライト
ゾーンを一つの塗装機で同時に塗装するから、双方の塗
膜は互いの塗り重ね部における馴染みが非常に良く、ハ
イライトゾーンの塗膜品質も良好である。
また、その直後にトップ塗装機で自動車ボディの上面
を塗装すれば、ピラーを塗装してから上面を塗装するま
での時間差が非常に短いので、ピラーと上面の塗膜の馴
染みも非常に良くなり、自動車ボディ全体の塗膜品質が
著しく向上する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明
する。
第1図は本発明方法の一例を示す説明図、第2図乃至
第4図はその方法に用いる塗装装置の正面図,側面図お
よび平面図、第5図は塗装設備のレイアウト図である。
第5図に示す本発明の塗装設備は、第6図に示す塗装
設備から第二の塗装機T2(ハイ・ベル)を無くし、同図
の塗装機T4に相当する塗装機を第2図〜第4図に示す塗
装装置SLに設けた構成となっている。
この塗装装置SLは、トップ塗装機T5を設けた自動塗装
装置TLの前段に隣設され、コンベアにより所定の速度で
前向きに搬送される自動車ボディMの側方に立設された
本体フレーム1の前面に、自動車ボディMの塗装箇所に
追従して塗装機2を上下動させる昇降架台3が突設され
ている。
昇降架台3には、自動車ボディMの搬送路と直交する
方向に沿って前後に移動する方形枠状のスライドベース
4が搭載されると共に、当該スライドベース4の上に、
自動車ボディMの搬送路と並行して左右に移動するスラ
イドベース5が設けられ、当該スライドベース5には、
塗装機2を取り付けるブラケット6がスライドベース4
の枠内を通って下方に垂設されている。
すなわち、本体フレーム1は、その上部に昇降駆動装
置7が載設され、当該昇降駆動装置7によって正逆回転
せられるスプロケット8に掛け回されたチェーン9の片
端に、本体フレーム1内に設けたガイドレール10で上下
走行可能に支持される昇降走行体11が吊られ、当該昇降
走行体11に昇降架台3が取り付けられている。
そして、チェーン9の他端には、昇降架台3を取り付
けた昇降走行体11の荷重と釣り合うカウンタウェイト12
が吊られて、昇降駆動装置7の動力低減が図られてい
る。
なお、13は、スプロケット8の回転を検出して、昇降
架台3の位置検知信号を出力する昇降パルス発生器であ
る。
これにより、昇降駆動装置7が、昇降パルス発生器13
から出力される位置検知信号に基づいてスプロケット8
を正逆回転させ、当該スプロケット8にチェーン9で吊
られた昇降走行体11を所定のタイミングで所定の距離だ
け昇降させて、昇降架台3に搭載された塗装機2を塗装
箇所となる自動車ボディMのハイライトゾーンbやフロ
ントピラーFP,リアピラーRPに追従して上下動させるよ
うになっている。
次に、昇降架台3には、スライドベース4を載せるレ
ール14が敷設されると共に、当該レール14に載せられた
スライドベース4を自動車ボディMの搬送路と直交する
方向に沿って前後に移動させる巾寄せ駆動装置15が搭載
されている。
この巾寄せ駆動装置15は、昇降架台3の前後方向に沿
って架設されたネジシャフト16を正逆回転させて、当該
ネジシャフト16と螺合するナット17が設けられたスライ
ドベース4を、自動車ボディMの側面に向かって進退さ
せるようになっている。
なお、18は、ネジシャフト16の回転を検出して、スラ
イドベース4の位置検知信号を出力する巾寄せパルス発
生器である。
これにより、巾寄せ駆動装置15が、巾寄せパルス発生
器18から出力される位置検知信号に基づいてネジシャフ
ト16を正逆回転させ、当該ネジシャフト16に螺合するス
ライドベース4を所定のタイミングで所定の距離だけ前
後にスライドさせて、スライドベース5に取り付けられ
た塗装機2と、自動車ボディMのハイライトゾーンbや
ピラーFP,RPとの間に、常に一定の塗装距離を保つよう
になっている。
次に、スライドベース4には、スライドベース5を載
せるレール19が敷設されると共に、当該レール19に載せ
られたスライドベース5を自動車ボディMの搬送路と並
行して左右に移動させるトラッキング駆動装置20が設け
られている。
このトラッキング駆動装置20は、スライドベース4の
左右方向に沿って架設されたネジシャフト21を正逆回転
させて、当該ネジシャフト21と螺合するナット22が設け
られたスライドベース5を自動車ボディMの側面と並行
にトラッキングさせるようになっている。
なお、23は、ネジシャフト21の回転を検出して、スラ
イドベース5の位置検知信号を出力するトラッキングパ
ルス発生器である。
これにより、トラッキング駆動装置20が、トラッキン
グパルス発生器23から出力される位置検知信号に基づい
てネジシャフト21を正逆回転させ、当該ネジシャフト21
に螺合するスライドベース5を所定のタイミングで所定
の距離だけ左右にスライドさせて、塗装機2の前を一旦
通過した塗装箇所まで当該塗装機2を戻すことができる
ようになっている。
次にスライドベース5には、ブラケット6に取り付け
られた塗装機2を上下に首振りさせるチルト駆動装置24
が設けられている。
このチルト駆動装置24は、塗装機2を上下回動可能に
取り付ける取付軸25をシリンダで正逆回転させるように
なっている。
なお、26は、取付軸25の回転を検出して、塗装機2の
チルト角度検知信号を出力するチルトパルス発生器であ
る。
これにより、チルト駆動装置24が、チルトパルス発生
器26から出力されるチルト角度検知信号に基づいて取付
軸25を所要の角度で正逆回転させ、当該取付軸25に取り
付けられた塗装機2を、自動車ボディMのハイライトゾ
ーンbやピラーFP,RPの塗装面に常に正対させるように
なっている。
また、昇降架台3には、その上に搭載されたスライド
ベース4および5などを全体的に覆うカバー27が設けら
れている。
以下、この塗装装置SLを用いて行う本発明の塗装方法
について説明する。
塗装装置SLに設けられた塗装機2は、第1図に示すよ
うに、所定の速度で前向きに搬送される自動車ボディM
のハイライトゾーンbに沿って、その先端X1から後端X6
まで形状ならい塗装を行う。
この際、塗装機2がフロントピラーFPの基端部位置X2
に到来すると、ハイライトゾーンbの塗装を一旦中断し
て、当該塗装機2を昇降架台3と共にそのままフロント
ピラーFPに沿って上昇させ、当該フロントピラーFPの形
状ならい塗装に移行する。
そして、塗装機2がフロントピラーFPの上端部位置X3
に達して、当該ピラーFPの塗装が終わると、塗装機2の
塗料吐出量を絞り込んで、昇降架台3を急降下させると
同時に、スライドベース5を自動車ボディMの搬送方向
(第1図に示す矢印f1方向)に素早くスライドさせて、
塗装機2を、鎖線で示すフロントピラーFPの上端部位置
X3から実線で示す基端部位置X2まで高速で戻す。
塗装機2が基端部位置X2に戻ると、塗装を中断した所
からリアピラーRPの基端部位置X4に向かって再びハイラ
イトゾーンbの形状ならい塗装を開始する。
そして、位置X2から位置X4まで形状ならい塗装を行う
間に、スライドベース5を自動車ボディMの搬送方向f1
とは反対の矢印f2方向に相対速度移動させて、塗装機2
を元の位置に戻しておく。
そして、元の位置まで戻った塗装機2がリアピラーRP
の基端部位置X4に到来すると、当該塗装機2の塗料吐出
量を再び絞り込んで、昇降架台3を急上昇させると同時
に、スライドベース5を矢印f1方向に素早くスライドさ
せて、塗装機2を、鎖線で示すリアピラーRPの基端部位
置X4から実線で示すその上端部位置X5まで高速で移動さ
せ、今度は、当該塗装機2をリアピラーRPに沿って下降
させながらその形状ならい塗装を行う。
そして、その塗装が終わって塗装機2が自動的にリア
ピラーRPの基端部位置X4まで戻ると、塗装を中断した所
からそのままハイライトゾーンbの形状ならい塗装を再
開し、当該ゾーンbを自動車ボディMの後端X6まで塗装
する。
以上の如くすれば、自動車ボディMのハイライトゾー
ンbとフロントピラーFPおよびリアピラーRPを一つの塗
装機2で同時に塗装することができるから、双方の塗膜
は互いの塗り重ね部における馴染みが非常に良くなり、
最も重要なハイライトゾーンbの塗膜品質も極めて良好
である。
また、塗装装置SLは、第5図に示すように、トップ塗
装機T5を設けた自動塗装装置TLの前段に隣設されている
から、自動車ボディMのハイライトゾーンbとフロント
ピラーFPおよびリアピラーRPの塗装が終った直後に、ト
ップ塗装機T5で自動車ボディMの上面eが塗装され、フ
ロントピラーFPとリアピラーRPを塗装してから上面eを
塗装するまでの時間差が非常に短くなる。
したがって、互いに塗り重ねられるピラーFP,RPと上
面eの塗膜の馴染みも良くなって、自動車ボディM全体
の塗膜品質が著しく向上する。
また、第6図に示す塗装機T2を無くすることができる
から、設備費も低減される。
なお、塗装装置SLは、昇降架台3が昇降すると共に、
当該昇降台3に搭載されたスライドベース4が前後に移
動して、スライドベース5に取り付けられた塗装機2を
自動車ボディMの塗装箇所に追従して上下動させると共
に、その塗装箇所との間に常に一定の塗装距離を保つよ
うに巾寄せさせる。
また、これと同時に、塗装機2を自動車ボディMの塗
装面に正対するようにチルトさせて、その塗装面に均一
な塗膜を形成させる。
したがって、塗装機2と自動車ボディMとの間に一定
の塗装距離を保つために、本体フレーム1等の装置全体
を前後に移動させなくても済むから、その設置スペース
が非常に小さくなる。
また、装置全体を移動させるためのレールをフロア上
に敷設する必要もない。
更に、スライドベース4上に設けられたスライドベー
ス5が左右にスライドして、当該スライドベース5に取
り付けられた塗装機2を自動車ボディMの搬送路と並行
に移動させることができるから、装置全体をトラッキン
グさせなくても本発明の塗装方法が行える。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、自動車ボディの
側面上部に現れるハイライトゾーンの塗膜品質が良好に
維持されると共に、当該ハイライトゾーンとピラーの塗
り重ね部や、ピラーと上面の塗り重ね部における塗膜の
馴染みが良くなって、自動車ボディ全体の塗膜品質が著
しく向上するという大変優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による塗装方法の一例を示す説明図、第
2図乃至第4図はその方法に用いる塗装装置の正面図,
側面図および平面図、第5図は本発明方法に用いる塗装
設備のレイアウト図、第6図は従来における塗装設備の
レイアウト図、第7図は自動車の塗装部位を示す説明図
である。 符号の説明 M……自動車ボディ、a……ピラーゾーン、 FP……フロントピラー、RP……リアピラー、 b……ハイライトゾーン、 X2……フロントピラーの基端部位置、 X4……リアピラーの基端部位置、 SL……塗装装置、1……本体フレーム、 2……塗装機、3……昇降架台、 4……スライドベース、5……スライドベース、 TL……自動塗装装置、T5……トップ塗装機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 庄司 麟 愛知県豊田市柿本町1丁目9番地 トリ ニティ工業株式会社内 (72)発明者 竹中 智成 愛知県豊田市桂野町白早稲12番1号 ト リニティ工業株式会社内 (72)発明者 矢野 正喜 神奈川県横浜市鶴見区矢向5丁目9番34 号 トリニティ工業株式会社内 (72)発明者 竹内 一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 太田 幸治 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 山田 直樹 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−135555(JP,A) 特開 昭61−197066(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の速度で搬送される自動車ボディの側
    面を塗装する自動車の塗装方法において、自動車ボディ
    (M)の側面上部に現れるハイライトゾーン(b)に沿
    って形状ならい塗装を行う塗装機(2)がピラー(FP,R
    P)の位置に到来した時に、その位置でハイライトゾー
    ン(b)の形状ならい塗装を一旦中断してピラー(FP,R
    P)の形状ならい塗装を行い、その塗装が終わると、塗
    装機(2)を塗装中断箇所に戻してハイライトゾーン
    (b)の形状ならい塗装を再開することを特徴とする自
    動車の塗装方法。
  2. 【請求項2】所定の速度で前向きに搬送される自動車ボ
    ディ(M)のハイライトゾーン(b)に沿って形状なら
    い塗装を行う塗装機(2)がフロントピラー(FP)の基
    端部位置(X2)に到来した時に、当該塗装機(2)をそ
    のままフロントピラー(FP)に沿って上昇させながらそ
    の形状ならい塗装を行い、その塗装が終わると、塗装機
    (2)を高速でフロントピラー(FP)の基端部位置
    (X2)に戻して、塗装を中断した箇所からハイライトゾ
    ーン(b)の形状ならい塗装を再開し、次に、塗装機
    (2)がリアピラー(RP)の基端部位置(X4)に到来し
    た時に、当該塗装機(2)を高速でリアピラー(RP)の
    上端側に移行させて、当該リアピラー(RP)に沿って下
    降させながらその形状ならい塗装を行い、その塗装が終
    わって塗装機(2)が自動的にリアピラー(RP)の基端
    部位置(X4)に戻ると、塗装を中断した箇所からそのま
    まハイライトゾーン(b)の形状ならい塗装を再開する
    前記特許請求の範囲第1項記載の自動車の塗装方法。
  3. 【請求項3】所定の速度で搬送される自動車ボディ
    (M)の側面および上面を形状ならい塗装する塗装設備
    であって、塗装機(2)を自動車ボディ(M)の搬送路
    と並行に移動させ、且つその自動車ボディ(M)の塗装
    箇所に追従して上下動させると共に、塗装箇所との間に
    一定の塗装距離を保つように巾寄せさせ、更に塗装面に
    正対するようにチルトさせて自動車ボディ(M)の側面
    の形状ならい塗装を行う塗装装置(SL)が、トップ塗装
    機(T5)によって自動車ボディ(M)の上面の形状なら
    い塗装を行う自動塗装装置(TL)の前段に隣設されてい
    ることを特徴とする塗装設備。
  4. 【請求項4】所定の速度で搬送される自動車ボディ
    (M)の側方に立設された本体フレーム(1)の前面
    に、自動車ボディ(M)の塗装箇所に追従して塗装機
    (2)を上下動させる昇降架台(3)が突設され、当該
    昇降架台(3)に、自動車ボディ(M)の搬送路と直交
    する方向に沿って前後に移動するスライドベース(4)
    と、自動車ボディ(M)の搬送路と並行して左右に移動
    するスライドベース(5)が搭載され、その一方のスラ
    イドベース(5)に、塗装機(2)が取り付けられると
    共に、該当スライドベース(5)が、他方のスライドベ
    ース(4)に対してスライド可能に設けられたことを特
    徴とする塗装装置。
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