JP2677255B2 - 集音フード付き無線通信機 - Google Patents
集音フード付き無線通信機Info
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- JP2677255B2 JP2677255B2 JP7152704A JP15270495A JP2677255B2 JP 2677255 B2 JP2677255 B2 JP 2677255B2 JP 7152704 A JP7152704 A JP 7152704A JP 15270495 A JP15270495 A JP 15270495A JP 2677255 B2 JP2677255 B2 JP 2677255B2
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- collecting hood
- hood
- microphone
- sound
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集音フードを自動開閉
する集音フード付き無線通信機及び集音フードが音声に
及ぼす影響を是正した集音フード付き無線通信機に関す
る。
する集音フード付き無線通信機及び集音フードが音声に
及ぼす影響を是正した集音フード付き無線通信機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯無線通信機等においては、通
話者の音声が拡散するのを防止するとともに周囲の雑音
がマイクに入るのを抑制するために、マイクを囲むよう
に集音フードを設けているものがあった。例えば、特開
平5−207116号公報で提案されているように、箱
状の遮音カバーをマイクロフォンの周囲に設けたもの
や、実開昭62−167446号公報で提案されている
ように、弾性変形自在な筒状のフードを送話口の周囲に
設けたものや、実開平3−10655号公報で提案され
ているように、送話部の周囲をスライドして伸縮自在と
したフードを設けたものや、実開平1−137648号
公報で提案されているように、出し入れ自在な騒音防止
フードを送話部に設けるとともに、この騒音防止フード
の出し入れを操作する操作つまみを設けたものがあっ
た。
話者の音声が拡散するのを防止するとともに周囲の雑音
がマイクに入るのを抑制するために、マイクを囲むよう
に集音フードを設けているものがあった。例えば、特開
平5−207116号公報で提案されているように、箱
状の遮音カバーをマイクロフォンの周囲に設けたもの
や、実開昭62−167446号公報で提案されている
ように、弾性変形自在な筒状のフードを送話口の周囲に
設けたものや、実開平3−10655号公報で提案され
ているように、送話部の周囲をスライドして伸縮自在と
したフードを設けたものや、実開平1−137648号
公報で提案されているように、出し入れ自在な騒音防止
フードを送話部に設けるとともに、この騒音防止フード
の出し入れを操作する操作つまみを設けたものがあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
実開昭62−167446号公報、実開平3−1065
5号公報及び実開平1−137648号公報で提案され
ている集音フードは、集音フードが必要な状況におい
て、その都度手動により伸ばしたり、引き出したりして
集音効果を発揮させるようにするものである。
実開昭62−167446号公報、実開平3−1065
5号公報及び実開平1−137648号公報で提案され
ている集音フードは、集音フードが必要な状況におい
て、その都度手動により伸ばしたり、引き出したりして
集音効果を発揮させるようにするものである。
【0004】したがって、集音効果を発揮させる必要が
あるときでも、伸ばしたり、引き出したりするのを忘れ
て集音効果を発揮できない場合があった。また、集音フ
ードを使用するか否かの判断が通話者にまかされている
ので、集音フードの使用の判断が必ずしも適切であると
は言えないという問題があった。
あるときでも、伸ばしたり、引き出したりするのを忘れ
て集音効果を発揮できない場合があった。また、集音フ
ードを使用するか否かの判断が通話者にまかされている
ので、集音フードの使用の判断が必ずしも適切であると
は言えないという問題があった。
【0005】また、特開平5−207116号公報で提
案されている集音フードは、形状が固定的で収納又は小
型化できないので、集音フードが不要な際には邪魔にな
るという問題があった。
案されている集音フードは、形状が固定的で収納又は小
型化できないので、集音フードが不要な際には邪魔にな
るという問題があった。
【0006】さらに、従来の集音フードを設けた携帯無
線通信機等においては、集音フードが音声に及ぼす影響
を考慮していなかったので、原音の再現性が悪いという
問題があった。すなわち、集音フードを使用した状態で
通話すると、音声が集音フード内で反射し、本来の周波
数特性とは異なった音声がマイクに入力し、その結果、
原音と異なった音声が送信されるという問題があった。
線通信機等においては、集音フードが音声に及ぼす影響
を考慮していなかったので、原音の再現性が悪いという
問題があった。すなわち、集音フードを使用した状態で
通話すると、音声が集音フード内で反射し、本来の周波
数特性とは異なった音声がマイクに入力し、その結果、
原音と異なった音声が送信されるという問題があった。
【0007】本発明は上記問題点にかんがみてなされた
ものであり、通話時に周囲の雑音の有無により自動的に
集音フードが開口し、使用可能な状態になる集音フード
付き無線通信機の提供を目的とする。また、集音フード
により音声の周波数特性が変化しても、忠実に原音を再
現できる集音フード付き無線通信機の提供を目的とす
る。
ものであり、通話時に周囲の雑音の有無により自動的に
集音フードが開口し、使用可能な状態になる集音フード
付き無線通信機の提供を目的とする。また、集音フード
により音声の周波数特性が変化しても、忠実に原音を再
現できる集音フード付き無線通信機の提供を目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載の集音フード付き無線通信機は、
通話者の音声をマイク、制御部及び無線部を介して電波
として出力する無線機本体と、この無線機本体に開閉自
在に設けられた集音フードとを有し、前記無線機本体
に、通話者の音声を電気信号に変換する通話用マイク
と、外来の雑音を検出する雑音用マイクと、通話用マイ
クの出力と雑音用マイクの出力とを比較する比較部と、
比較部の比較結果により雑音が多いと判定されたとき集
音フードを開けるフード制御部とが設けられ、前記集音
フードが、通話用マイクを囲み、開いた状態では開口部
から音声を通話用マイクに集音する形状であって、か
つ、閉じた状態において通話用マイクに対応する通話穴
が形成されている構成としてある。また好ましくは、前
記集音フードは、天板と側板によって三方が覆われ、上
方が開口するとともに、下方が前記無線本体に連結する
構成としてある。
本発明の請求項1記載の集音フード付き無線通信機は、
通話者の音声をマイク、制御部及び無線部を介して電波
として出力する無線機本体と、この無線機本体に開閉自
在に設けられた集音フードとを有し、前記無線機本体
に、通話者の音声を電気信号に変換する通話用マイク
と、外来の雑音を検出する雑音用マイクと、通話用マイ
クの出力と雑音用マイクの出力とを比較する比較部と、
比較部の比較結果により雑音が多いと判定されたとき集
音フードを開けるフード制御部とが設けられ、前記集音
フードが、通話用マイクを囲み、開いた状態では開口部
から音声を通話用マイクに集音する形状であって、か
つ、閉じた状態において通話用マイクに対応する通話穴
が形成されている構成としてある。また好ましくは、前
記集音フードは、天板と側板によって三方が覆われ、上
方が開口するとともに、下方が前記無線本体に連結する
構成としてある。
【0009】また、請求項3記載の集音フード付き無線
通信機は、上記フード制御部に、集音フードを開口させ
る信号を出力するキーボードを設けた構成としてある。
さらに、請求項4記載の前記無線機本体に、通話用マイ
クから入力した集音フードにより周波数特性が変化した
信号を修正するフィルタと、集音フードの開口を検出す
る開閉検出手段と、開閉検出手段が集音フードの開口を
検出したときフィルタを作動させる音声制御部とを有す
る構成としてある。またさらに、請求項5記載の集音フ
ード付き無線通信機は、上記フィルタの前段にフィルタ
の作動と同時に増幅度を増加させるアンプを設けた構成
としてある。
通信機は、上記フード制御部に、集音フードを開口させ
る信号を出力するキーボードを設けた構成としてある。
さらに、請求項4記載の前記無線機本体に、通話用マイ
クから入力した集音フードにより周波数特性が変化した
信号を修正するフィルタと、集音フードの開口を検出す
る開閉検出手段と、開閉検出手段が集音フードの開口を
検出したときフィルタを作動させる音声制御部とを有す
る構成としてある。またさらに、請求項5記載の集音フ
ード付き無線通信機は、上記フィルタの前段にフィルタ
の作動と同時に増幅度を増加させるアンプを設けた構成
としてある。
【0010】
【作用】上記構成からなる本発明の請求項1記載の集音
フード付き無線通信機によれば、通話用マイクが通話者
の音声を入力し、雑音用マイクが周囲の雑音を検出し、
比較部が通話用マイクと雑音用マイクとからの入力を比
較して雑音の有無を判定し、フード制御部は比較部が雑
音有りと判定したとき集音フードを開口させる。また、
集音フードは音声の拡散を防止するとともに周囲の雑音
が入力するのを防止し、通話穴が集音フードの閉鎖時に
音声を通話用マイクに入力させる。また、本発明の請求
項3記載の集音フード付き無線通信機によれば、フィル
タが集音フードにより周波数特性が変化した通話用マイ
クからの信号をその影響がないように修正し、開閉検出
手段が集音フードの開口しているのを検出し、音声制御
部がフィルタを作動させる。
フード付き無線通信機によれば、通話用マイクが通話者
の音声を入力し、雑音用マイクが周囲の雑音を検出し、
比較部が通話用マイクと雑音用マイクとからの入力を比
較して雑音の有無を判定し、フード制御部は比較部が雑
音有りと判定したとき集音フードを開口させる。また、
集音フードは音声の拡散を防止するとともに周囲の雑音
が入力するのを防止し、通話穴が集音フードの閉鎖時に
音声を通話用マイクに入力させる。また、本発明の請求
項3記載の集音フード付き無線通信機によれば、フィル
タが集音フードにより周波数特性が変化した通話用マイ
クからの信号をその影響がないように修正し、開閉検出
手段が集音フードの開口しているのを検出し、音声制御
部がフィルタを作動させる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の集音フード付き無線通信機の
一実施例について、図面を参照して説明する。図1は本
発明による集音フード付き無線通信機の集音フードが開
口した状態の一部切除した斜視図、図2は本発明による
集音フード付き無線通信機の集音フードの斜視図、図3
は本発明による集音フード付き無線通信機の断面図、図
4は本発明による集音フード付き無線通信機のブロック
回路図である。
一実施例について、図面を参照して説明する。図1は本
発明による集音フード付き無線通信機の集音フードが開
口した状態の一部切除した斜視図、図2は本発明による
集音フード付き無線通信機の集音フードの斜視図、図3
は本発明による集音フード付き無線通信機の断面図、図
4は本発明による集音フード付き無線通信機のブロック
回路図である。
【0012】図1において、100は無線通信機本体
で、この無線通信機本体100に集音フード200が開
閉自在に設けられている。集音フード200は、図2に
示すように、長方形状の天板210とその両側に形成さ
れた略直角三角形状の側板220とからなっている。こ
の側板220には、基端側(集音フードの開閉において
回転の中心となる側、側板220の鋭角側)に回転穴2
30が穿設され、反対側には開口又は閉鎖時の固定用の
突起240が形成されている。また、天板210の基端
側には、集音フード200閉鎖時に後述するマイク穴に
一致する通話穴250が穿設されている。
で、この無線通信機本体100に集音フード200が開
閉自在に設けられている。集音フード200は、図2に
示すように、長方形状の天板210とその両側に形成さ
れた略直角三角形状の側板220とからなっている。こ
の側板220には、基端側(集音フードの開閉において
回転の中心となる側、側板220の鋭角側)に回転穴2
30が穿設され、反対側には開口又は閉鎖時の固定用の
突起240が形成されている。また、天板210の基端
側には、集音フード200閉鎖時に後述するマイク穴に
一致する通話穴250が穿設されている。
【0013】無線通信機本体100には、図3に示すよ
うに、側板220が入り込む側板収納溝111が形成さ
れ、この側板収納溝111には、開口用凹部112及び
閉鎖用凹部113が上下二段になって形成されるととも
に、回転軸(図示せず)が設けられている。また、天面
にはマイク穴114が形成されている。
うに、側板220が入り込む側板収納溝111が形成さ
れ、この側板収納溝111には、開口用凹部112及び
閉鎖用凹部113が上下二段になって形成されるととも
に、回転軸(図示せず)が設けられている。また、天面
にはマイク穴114が形成されている。
【0014】そして、この回転軸が上記回転穴230に
遊嵌し、集音フード200が回転軸を中心に回転するこ
とにより開閉自在になっている。また、上記突起240
が開口用凹部112または閉鎖状凹部113に嵌合し、
集音フード200が開口状態または閉鎖状態で固定でき
るようになっている。したがって、集音フード200が
開口状態のときには、断面が略直角三角形状の空間が形
成されその開口260が音声の入力口となっており、閉
鎖状態のときには、天板210が無線通信機本体100
に略密着するようになっている。また、無線通信機本体
100及び集音フード200のどちらか一方または両方
には、集音フード200を開閉させるための歯車、カ
ム、リンク機構等からなる駆動手段が設けられている。
本実施例では、図2の想像線で示すように、偏心カム3
00をフード220の一方に当接させ、この偏心カム3
00を回動させることによって集音フード200の開閉
を行なっている。
遊嵌し、集音フード200が回転軸を中心に回転するこ
とにより開閉自在になっている。また、上記突起240
が開口用凹部112または閉鎖状凹部113に嵌合し、
集音フード200が開口状態または閉鎖状態で固定でき
るようになっている。したがって、集音フード200が
開口状態のときには、断面が略直角三角形状の空間が形
成されその開口260が音声の入力口となっており、閉
鎖状態のときには、天板210が無線通信機本体100
に略密着するようになっている。また、無線通信機本体
100及び集音フード200のどちらか一方または両方
には、集音フード200を開閉させるための歯車、カ
ム、リンク機構等からなる駆動手段が設けられている。
本実施例では、図2の想像線で示すように、偏心カム3
00をフード220の一方に当接させ、この偏心カム3
00を回動させることによって集音フード200の開閉
を行なっている。
【0015】また、無線通信機本体100は、図3に示
すように、マイク穴114に対応して通話用マイク12
1が設けられ、この通話用マイク121は、図4に示す
ようにアンプ122、フィルタ123、制御部124及
び無線部125を介してアンテナ126に接続されると
ともに、比較部127に接続されている。
すように、マイク穴114に対応して通話用マイク12
1が設けられ、この通話用マイク121は、図4に示す
ようにアンプ122、フィルタ123、制御部124及
び無線部125を介してアンテナ126に接続されると
ともに、比較部127に接続されている。
【0016】さらに、無線通信機本体100の底面に
は、図3に示すように雑音検出用の雑音用マイク128
が設けられ、この雑音用マイク128は上記比較部12
7に接続されている。
は、図3に示すように雑音検出用の雑音用マイク128
が設けられ、この雑音用マイク128は上記比較部12
7に接続されている。
【0017】この比較部127は、通話用マイク121
と雑音用マイク128からの入力信号を比較して雑音の
有無を判定するものであり、この判定は、マイク128
から入力される信号を周波数解析し、音声周波数帯以外
のレベルが一定以上となったときには雑音があると判定
し、また、一定以下のときには雑音がないものと判定す
る。
と雑音用マイク128からの入力信号を比較して雑音の
有無を判定するものであり、この判定は、マイク128
から入力される信号を周波数解析し、音声周波数帯以外
のレベルが一定以上となったときには雑音があると判定
し、また、一定以下のときには雑音がないものと判定す
る。
【0018】この比較部127は、フード制御部129
に接続されており、この制御部129は、比較部127
が雑音有りを判定したとき駆動手段を作動させて集音フ
ード200を開口させるものである。また、フード制御
部129はキーボード130にも接続されており、キー
ボード130からの開口信号により集音フード200を
強制的に開口させることもできるようになっている。
に接続されており、この制御部129は、比較部127
が雑音有りを判定したとき駆動手段を作動させて集音フ
ード200を開口させるものである。また、フード制御
部129はキーボード130にも接続されており、キー
ボード130からの開口信号により集音フード200を
強制的に開口させることもできるようになっている。
【0019】さらに、図3に示すように、開口用凹部1
12の一方には突起240を検出するセンサ131が設
けられ、このセンサ131は、開閉検出部132を介し
て音声制御部133に接続されている(センサ131と
開閉検出部132とで開閉検出手段が構成されてい
る)。
12の一方には突起240を検出するセンサ131が設
けられ、このセンサ131は、開閉検出部132を介し
て音声制御部133に接続されている(センサ131と
開閉検出部132とで開閉検出手段が構成されてい
る)。
【0020】音声制御部133は前記アンプ122及び
フィルタ123に接続され、集音フード200の開口時
にアンプ122の増幅度を増加させるとともに、フィル
タ123の周波数特性を切り換えて集音フード200が
音声に及ぼす影響を除去するものである。すなわち、フ
ードの形状から音声周波数がどのように変化するかは実
験により求められるので、あらかじめデータとして保有
しておき、集音フード200を使用するときに、その変
化を打ち消すような特性をフィルタ123に持たせてお
く。このようにすれば集音フード200を使用したとき
でも、集音フード200を使用しないときと同じ音声信
号が制御部124に入力される。
フィルタ123に接続され、集音フード200の開口時
にアンプ122の増幅度を増加させるとともに、フィル
タ123の周波数特性を切り換えて集音フード200が
音声に及ぼす影響を除去するものである。すなわち、フ
ードの形状から音声周波数がどのように変化するかは実
験により求められるので、あらかじめデータとして保有
しておき、集音フード200を使用するときに、その変
化を打ち消すような特性をフィルタ123に持たせてお
く。このようにすれば集音フード200を使用したとき
でも、集音フード200を使用しないときと同じ音声信
号が制御部124に入力される。
【0021】このような構成からなる本実施例の集音フ
ード付き無線通信機は、次のようにして用いる。まず、
集音フード200は通常閉鎖した状態になっており、こ
の状態で通話者が通話操作をして発音すると、通話用マ
イクが音声信号として比較部127に出力するととも
に、雑音用マイク128が周囲の雑音を雑音信号として
比較部127に出力し、比較部127がこれら両者を比
較して雑音の有無を判定する。
ード付き無線通信機は、次のようにして用いる。まず、
集音フード200は通常閉鎖した状態になっており、こ
の状態で通話者が通話操作をして発音すると、通話用マ
イクが音声信号として比較部127に出力するととも
に、雑音用マイク128が周囲の雑音を雑音信号として
比較部127に出力し、比較部127がこれら両者を比
較して雑音の有無を判定する。
【0022】このとき、図書館などの静かな環境である
と、周囲の雑音が小さいので雑音は無しと判定され、集
音フード200は閉鎖した状態を維持する。また、突起
240は閉鎖用凹部113に嵌合しているので、制御部
133は作動せずアンプ122及びフィルタ123の通
常の設定となっている。
と、周囲の雑音が小さいので雑音は無しと判定され、集
音フード200は閉鎖した状態を維持する。また、突起
240は閉鎖用凹部113に嵌合しているので、制御部
133は作動せずアンプ122及びフィルタ123の通
常の設定となっている。
【0023】一方、屋外等の騒音が大きい環境である
と、周囲の雑音が大きいので雑音有りと判定され、比較
部127が雑音有りの信号をフード制御部129に出力
し、フード制御部129は駆動手段を作動させて集音フ
ード200を開口させる。すると、集音フード200は
回転穴230を中心に回転し、開口260を形成すると
ともに、突起240が開口用凹部112に嵌合して固定
される。したがって、集音フード200が、音声を拡散
させることなく集音するとともに、周囲の雑音が通話用
マイクに入力するのを抑制することができる。
と、周囲の雑音が大きいので雑音有りと判定され、比較
部127が雑音有りの信号をフード制御部129に出力
し、フード制御部129は駆動手段を作動させて集音フ
ード200を開口させる。すると、集音フード200は
回転穴230を中心に回転し、開口260を形成すると
ともに、突起240が開口用凹部112に嵌合して固定
される。したがって、集音フード200が、音声を拡散
させることなく集音するとともに、周囲の雑音が通話用
マイクに入力するのを抑制することができる。
【0024】また、突起240の開口用凹部112への
嵌合をセンサ131が検出し、音声制御部133がアン
プ122の増幅度を増加させるとともにフィルタ123
の周波数特性を切り換える。したがって、小さい声であ
っても明瞭に、かつ、原音に近い周波数特性で通信する
ことができる。
嵌合をセンサ131が検出し、音声制御部133がアン
プ122の増幅度を増加させるとともにフィルタ123
の周波数特性を切り換える。したがって、小さい声であ
っても明瞭に、かつ、原音に近い周波数特性で通信する
ことができる。
【0025】なお、図書館等の静かな場所では、上述し
たように集音フード200は自動的に開口しないが、キ
ーボード130を操作することにより強制的に開口させ
ることができる。これにより、集音効率が大きくなるの
で小さい声でも良好な通信ができる。
たように集音フード200は自動的に開口しないが、キ
ーボード130を操作することにより強制的に開口させ
ることができる。これにより、集音効率が大きくなるの
で小さい声でも良好な通信ができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明の集音フード
付き無線通信機によれば、雑音の有無に応じて自動的に
集音フードが開くので、集音フードが必要な場合は確実
に集音フードを使用して通信することができ、また、集
音フードが不要な場合は閉鎖しているので邪魔になるこ
とがない。さらに、集音フードの使用を的確に判断でき
るので、不要なときに集音フードを使用することを防止
できる。
付き無線通信機によれば、雑音の有無に応じて自動的に
集音フードが開くので、集音フードが必要な場合は確実
に集音フードを使用して通信することができ、また、集
音フードが不要な場合は閉鎖しているので邪魔になるこ
とがない。さらに、集音フードの使用を的確に判断でき
るので、不要なときに集音フードを使用することを防止
できる。
【0027】また、集音フードを使用して通信する際、
集音フードが音声に及ぼす影響を修正することができる
ので、常に原音に忠実な通信をすることができる。
集音フードが音声に及ぼす影響を修正することができる
ので、常に原音に忠実な通信をすることができる。
【図1】本発明による集音フード付き無線通信機の一部
切除した斜視図である。
切除した斜視図である。
【図2】本発明による集音フード付き無線通信機の集音
フードの斜視図を示す。
フードの斜視図を示す。
【図3】本発明による集音フード付き無線通信機の断面
図を示す。
図を示す。
【図4】本発明による集音フード付き無線通信機のブロ
ック回路図を示す。
ック回路図を示す。
100 無線通信機本体 121 通話用マイク 122 アンプ 123 フィルタ 127 比較部 128 雑音用マイク 129 フード制御部 130 キーボード 131 センサ 132 開閉検出部 133 音声制御部 200 集音フード 240 突起 250 通話穴
Claims (5)
- 【請求項1】 通話者の音声をマイク、制御部及び無線
部を介して電波として出力する無線機本体と、この無線
機本体に開閉自在に設けられた集音フードとを有し、 前記無線機本体に、通話者の音声を電気信号に変換する
通話用マイクと、外来の雑音を検出する雑音用マイク
と、通話用マイクの出力と雑音用マイクの出力とを比較
する比較部と、比較部の比較結果により雑音が多いと判
定されたときに集音フードを開けるフード制御部とが設
けられ、前記集音フードが、通話用マイクを囲み、開いた状態で
は開口部から音声を通話用マイクに集音する形状であっ
て、 かつ、閉じた状態において通話用マイクに対応する
通話穴が形成されていることを特徴とする集音フード付
き無線通信機。 - 【請求項2】 前記集音フードは、天板と側板によって
三方が覆われ、上方が開口するとともに、下方が前記無
線本体に連結するものである請求項1記載の集音フード
付き無線通信機。 - 【請求項3】 前記フード制御部に集音フードを開口さ
せる信号を出力するキーボードが設けられている請求項
1又は2記載の集音フード付き無線通信機。 - 【請求項4】 前記無線機本体に、通話用マイクから入
力した集音フードにより周波数特性が変化した信号を修
正するフィルタと、集音フードの開口を検出する開閉検
出手段と、開閉検出手段が集音フードの開口を検出した
ときフィルタを作動させる音声制御部とを有すること請
求項1,2又は3記載の集音フード付き無線通信機。 - 【請求項5】 前記フィルタの前段にフィルタの作動と
同時に増幅度を増加させるアンプが設けられている請求
項4記載の集音フード付き無線通信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7152704A JP2677255B2 (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 集音フード付き無線通信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7152704A JP2677255B2 (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 集音フード付き無線通信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08331224A JPH08331224A (ja) | 1996-12-13 |
JP2677255B2 true JP2677255B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=15546329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7152704A Expired - Lifetime JP2677255B2 (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 集音フード付き無線通信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2677255B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01137648U (ja) * | 1988-03-14 | 1989-09-20 | ||
JPH05284200A (ja) * | 1992-03-30 | 1993-10-29 | Casio Comput Co Ltd | 通話装置 |
JPH066435A (ja) * | 1992-06-22 | 1994-01-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ディジタル電話機 |
-
1995
- 1995-05-26 JP JP7152704A patent/JP2677255B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08331224A (ja) | 1996-12-13 |
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