JP2677203B2 - ヘリカルアンテナ - Google Patents
ヘリカルアンテナInfo
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- JP2677203B2 JP2677203B2 JP6200615A JP20061594A JP2677203B2 JP 2677203 B2 JP2677203 B2 JP 2677203B2 JP 6200615 A JP6200615 A JP 6200615A JP 20061594 A JP20061594 A JP 20061594A JP 2677203 B2 JP2677203 B2 JP 2677203B2
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- JP
- Japan
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- helical
- coaxial cable
- helical antenna
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はヘリカルアンテナに関
し、特に２線式ヘリカルアンテナに関する。
し、特に２線式ヘリカルアンテナに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のヘリカルアンテナは、図５に示す
ように１本の同軸ケーブル１と整合回路としてＵ字状の
同軸ケーブル２と、これらの周囲に配置された２本のヘ
リカル状導体３，３′より構成されている。２本のヘリ
カル状導体３，３′はそれぞれの上端より、一方は同軸
ケーブルの中心導体より直接接続され、他方は電気的長
さが約１／２波長のＵ字状の同軸ケーブル（通常バラン
と称する）２を介して、該同軸ケーブルの中心導体に接
続される構造となっている。なお、２本のヘリカル導体
の巻きピッチを等しくかつ固定するため複数のサポート
４が同軸ケーブル１に等間隔に取り付けられている。ま
た、以上説明したヘリカルアンテナは、カバー５により
全体を含まれている。このような従来技術の構成に関し
ては、例えば実開昭６２−８９８２３号公報「バックフ
ァイヤー・ヘリカルアンテナ」，実開昭６１−４２１１
２号公報「４線分数巻ヘリカルアンテナ」，特開平３−
２７４９０４号公報「ヘリカルアンテナ」等に記載され
ている。
ように１本の同軸ケーブル１と整合回路としてＵ字状の
同軸ケーブル２と、これらの周囲に配置された２本のヘ
リカル状導体３，３′より構成されている。２本のヘリ
カル状導体３，３′はそれぞれの上端より、一方は同軸
ケーブルの中心導体より直接接続され、他方は電気的長
さが約１／２波長のＵ字状の同軸ケーブル（通常バラン
と称する）２を介して、該同軸ケーブルの中心導体に接
続される構造となっている。なお、２本のヘリカル導体
の巻きピッチを等しくかつ固定するため複数のサポート
４が同軸ケーブル１に等間隔に取り付けられている。ま
た、以上説明したヘリカルアンテナは、カバー５により
全体を含まれている。このような従来技術の構成に関し
ては、例えば実開昭６２−８９８２３号公報「バックフ
ァイヤー・ヘリカルアンテナ」，実開昭６１−４２１１
２号公報「４線分数巻ヘリカルアンテナ」，特開平３−
２７４９０４号公報「ヘリカルアンテナ」等に記載され
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この従来のヘリカルア
ンテナは、Ｕ字状の同軸ケーブルを用いた整合回路がヘ
リカル状導体の巻きの内部に配置しているため前記整合
回路がへリカル状導体と接近し不要な電気的結合により
ヘリカルアンテナの放射指向性及び軸比を劣化させると
いう問題点があった。
ンテナは、Ｕ字状の同軸ケーブルを用いた整合回路がヘ
リカル状導体の巻きの内部に配置しているため前記整合
回路がへリカル状導体と接近し不要な電気的結合により
ヘリカルアンテナの放射指向性及び軸比を劣化させると
いう問題点があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のヘリカルアンテ
ナは、一本の同軸ケーブルの中心導体の先端の整合回路
にて平衡な２本の導体に変換し前記同軸ケーブルに螺旋
状に巻きつけ、下端を開放とした２線式のヘリカルアン
テナにおいて、前記整合回路は、前記同軸ケーブル先端
部に取り付けられ、前記同軸ケーブルの中心導体と接続
する同軸給電点と、前記同軸給電点より第１のマイクロ
ストリップラインを介して設けられて前記導体の１つに
接続する第１のヘリカル給電点と、前記第１のヘリカル
給電点の近傍からおよそ１／２波長の長さの第２のマイ
クロストリップラインを介して設けられて前記導体の他
の１つに接続する第２のヘリカル給電点とからなり、前
記第１と第２のヘリカル給電点に発生する電圧の位相を
逆相とする誘電体基板で構成されることを特徴とする。
ナは、一本の同軸ケーブルの中心導体の先端の整合回路
にて平衡な２本の導体に変換し前記同軸ケーブルに螺旋
状に巻きつけ、下端を開放とした２線式のヘリカルアン
テナにおいて、前記整合回路は、前記同軸ケーブル先端
部に取り付けられ、前記同軸ケーブルの中心導体と接続
する同軸給電点と、前記同軸給電点より第１のマイクロ
ストリップラインを介して設けられて前記導体の１つに
接続する第１のヘリカル給電点と、前記第１のヘリカル
給電点の近傍からおよそ１／２波長の長さの第２のマイ
クロストリップラインを介して設けられて前記導体の他
の１つに接続する第２のヘリカル給電点とからなり、前
記第１と第２のヘリカル給電点に発生する電圧の位相を
逆相とする誘電体基板で構成されることを特徴とする。
【０００５】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【０００６】図１は、本発明の一実施例のヘリカルアン
テナの斜視図である。本図は同軸ケーブル１の先端に取
付けられた誘電体基板１０を有することを除いて図５と
構成が同一のため、詳細な説明の記載の省略する。本ヘ
リカルアンテナは図１に示す様に同軸ケーブル１と、そ
の先端に取付けられた誘電体基板１０と２本のヘリカル
状導体３から構成される。図２及び図３に示されるよう
に２本のヘリカル状導体３，３′は、その上端が誘電体
基板１０に接続され、下端は開放となっており、該ヘリ
カル状導体を巻いた内部に、前記誘電体基板１０が入ら
ない位置に配置されている。また誘電体基板１０は、図
４に示すようなマイクロストリップラインで構成されて
いる。図４で同軸給電点４は、同軸ケーブル１の中心導
体に接続され、２本のヘリカル状導体３は各々ヘリカル
給電点５，６に接続される。ここで同軸ケーブル１は不
平衡モードで同軸給電点１４に接続されるが、マイクロ
ストリップライン１７は電気的に約１／２波長の長さに
なっており、ヘリカル給電点１５と１６に発生する電圧
の位相は逆相となり平衡モードに変換されヘリカル状導
体３と整合がとれる。以上のように、本ヘリカルアンテ
ナは、ヘリカルアンテナの放射パターンや軸比特性を決
定するヘリカル状導体１の内側に不連続部分を構成しな
いため、良好な放射パターン及び軸比が得られる。
テナの斜視図である。本図は同軸ケーブル１の先端に取
付けられた誘電体基板１０を有することを除いて図５と
構成が同一のため、詳細な説明の記載の省略する。本ヘ
リカルアンテナは図１に示す様に同軸ケーブル１と、そ
の先端に取付けられた誘電体基板１０と２本のヘリカル
状導体３から構成される。図２及び図３に示されるよう
に２本のヘリカル状導体３，３′は、その上端が誘電体
基板１０に接続され、下端は開放となっており、該ヘリ
カル状導体を巻いた内部に、前記誘電体基板１０が入ら
ない位置に配置されている。また誘電体基板１０は、図
４に示すようなマイクロストリップラインで構成されて
いる。図４で同軸給電点４は、同軸ケーブル１の中心導
体に接続され、２本のヘリカル状導体３は各々ヘリカル
給電点５，６に接続される。ここで同軸ケーブル１は不
平衡モードで同軸給電点１４に接続されるが、マイクロ
ストリップライン１７は電気的に約１／２波長の長さに
なっており、ヘリカル給電点１５と１６に発生する電圧
の位相は逆相となり平衡モードに変換されヘリカル状導
体３と整合がとれる。以上のように、本ヘリカルアンテ
ナは、ヘリカルアンテナの放射パターンや軸比特性を決
定するヘリカル状導体１の内側に不連続部分を構成しな
いため、良好な放射パターン及び軸比が得られる。
【０００７】
【発明の効果】以上説明したように本発明のヘリカルア
ンテナは、整合回路を誘電体基板で構成し、ヘリカル状
導体上部に該誘電体基板を配置することにより、良好な
放射パターン及び軸比が得られるという結果を有する。
ンテナは、整合回路を誘電体基板で構成し、ヘリカル状
導体上部に該誘電体基板を配置することにより、良好な
放射パターン及び軸比が得られるという結果を有する。
【図１】本発明の一実施例のヘリカルアンテナの斜視図
である。
である。
【図２】本発明のヘリカルアンテナの部分拡大図であ
る。
る。
【図３】本発明のヘリカルアンテナの部分拡大図であ
る。
る。
【図４】本発明のヘリカルアンテナの整合回路部１０の
図である。
図である。
【図５】従来のヘリカルアンテナの斜視図である。
１ 同軸ケーブル ２ Ｕ字状同軸ケーブル ３，３′ ヘリカル状導体 ４ サポート ５ カバー １０ 誘電体基板 １４ 同軸ケーブル給電点 １５ ヘリカル給電点 １６ ヘリカル給電点 １７ マイクロストリップライン
Claims (1)
- 【請求項１】一本の同軸ケーブルの中心導体の先端の整
合回路にて平衡な２本の導体に変換し前記同軸ケーブル
に螺旋状に巻きつけ、下端を開放とした２線式のヘリカ
ルアンテナにおいて、前記整合回路は、前記同軸ケーブル先端部に取り付けら
れ、前記同軸ケーブルの中心導体と接続する同軸給電点
と、前記同軸給電点より第１のマイクロストリップライ
ンを介して設けられて前記導体の１つに接続する第１の
ヘリカル給電点と、前記第１のヘリカル給電点の近傍か
らおよそ１／２波長の長さの第２のマイクロストリップ
ラインを介して設けられて前記導体の他の１つに接続す
る第２のヘリカル給電点とからなり、前記第１と第２の
ヘリカル給電点に発生する電圧の位相を逆相とする誘電
体基板で構成され ることを特徴とするヘリカルアンテ
ナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6200615A JP2677203B2 (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | ヘリカルアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6200615A JP2677203B2 (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | ヘリカルアンテナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0865034A JPH0865034A (ja) | 1996-03-08 |
| JP2677203B2 true JP2677203B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=16427323
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6200615A Expired - Fee Related JP2677203B2 (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | ヘリカルアンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2677203B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3297601B2 (ja) * | 1996-04-25 | 2002-07-02 | 京セラ株式会社 | 複合アンテナ |
| US6222505B1 (en) | 1997-12-03 | 2001-04-24 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Composite antenna apparatus |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0731613Y2 (ja) * | 1988-12-15 | 1995-07-19 | 株式会社横尾製作所 | 円錐台状の２線式コニカルヘリックスアンテナ |
| JP2823644B2 (ja) * | 1990-03-26 | 1998-11-11 | 日本電信電話株式会社 | ヘリカルアンテナ |
| JP2717741B2 (ja) * | 1991-12-16 | 1998-02-25 | シャープ株式会社 | ４線式ヘリカルアンテナ |
-
1994
- 1994-08-25 JP JP6200615A patent/JP2677203B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0865034A (ja) | 1996-03-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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