JP2675771B2 - 紐の切断トリック手品具 - Google Patents

紐の切断トリック手品具

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JP2675771B2
JP2675771B2 JP17896295A JP17896295A JP2675771B2 JP 2675771 B2 JP2675771 B2 JP 2675771B2 JP 17896295 A JP17896295 A JP 17896295A JP 17896295 A JP17896295 A JP 17896295A JP 2675771 B2 JP2675771 B2 JP 2675771B2
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博 近藤
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株式会社テンヨー
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2個の部材、例え
ば2本のスティックに通した紐を切断したり接続したり
して見せる手品具に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、構造
が簡単で操作が簡単である紐の切断トリック手品具を提
供することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の紐の切断トリッ
ク手品具は、第1ケース及び第2ケースと、第1種部材
及び第2種部材と、紐とを備えることを特徴とする。
【0004】前記第1ケース及び第2ケースには相互に
合せられる第1合せ面及び第2合せ面が設けられてお
り、前記第1合せ面には前記第1種部材のみが収納され
る第1凹部が設けられており、前記第2合せ面には前記
第1種部材及び前記第2種部材が収納される第2凹部が
設けられており、前記第1ケース及び第2ケースには前
記第1凹部及び第2凹部中に連通する第1透孔及び第2
透孔が設けられている。
【0005】前記第1種部材中には中空部が設けられて
おり、前記第1種部材には、前記第1凹部中に収納され
た際に前記第1合せ面と面一となる第1面と、前記第2
凹部中に収納された際に前記第2合せ面と面一となる第
2面とがそれぞれ設けられており、前記第2面には前記
第1透孔と対向しかつ前記中空部と連通する第3透孔が
設けられており、前記第2種部材には前記第1種部材が
前記第1凹部中に収納された際に前記第2合せ面と面一
となる第3面が少なくとも設けられており、前記第1種
部材と前記第2種部材とは、前記第1面と前記第3面と
が合せられた状態で、前記第1面及び第3面に対して垂
直な中空軸により回転可能に取り付けられており、前記
中空軸は前記第1透孔及び第2透孔及び第3透孔に対し
て偏位した位置に配置されている。
【0006】前記紐は、前記第1透孔、前記第3透孔、
前記中空部、前記中空軸、前記第2透孔中に通されてい
る。
【0007】本発明の紐の切断トリック手品具において
は、第1ケースの第1合せ面と第2ケースの第2合せ面
とを合せ、この状態で紐を第1ケース側から第2ケース
側にまた逆に第2ケース側から第1ケース側に引く。す
ると、実際には紐は第1透孔及び第3透孔及び中空部及
び中空軸及び第2透孔中を通って引張られて移動する。
ところが、相手は合せた状態の2個の部材(第1ケース
及び第2ケース)中に1本の紐が(第1透孔と第2透孔
とを結ぶ)直線状に通っているかのように見える。
【0008】また、上述の状態で第1ケースを上に第2
ケースを下にして、第1種部材を自重により第2凹部中
に第2種部材と共に収納させ、この第1種部材の第2面
と第2合せ面とを面一となす。この状態で、第1ケース
側と第2ケース及び第1種部材及び第2種部材側とを離
す。すると、実際には第2ケースの第2凹部中に第2種
部材及び第1種部材が収納されていると共に、第2ケー
スの第2合せ面と第1種部材の第2面とが面一となって
おり、一方紐が第1透孔を通って一旦第1ケースの外に
引出され、かつ第3透孔及び中空部及び中空軸及び第2
透孔中を通って第2ケースの外に引出された状態にあ
る。ところが、相手は離した状態の2個の部材(第1ケ
ース側と第2ケース及び第1種部材及び第2種部材側)
中に1本の紐が(第1透孔と第3透孔と第2透孔とを結
ぶ)直線状に通ってかつ1本に接続されているかのよう
に見える。
【0009】さらに、第1ケースの第1合せ面と第2ケ
ースの第2合せ面とを合せた状態で、第1ケースを下に
第2ケースを上にして、第1種部材を自重により第1凹
部中に収納させ、この第1種部材の第1面と第1合せ面
とを面一となすと共に、第2種部材の第3面と第2合せ
面とを面一となす。この状態で、第1ケース及び第1種
部材側と第2ケース及び第2種部材側とを中空軸回りに
回転させて開く。すると、実際には第1ケースの第1凹
部中に第1種部材が収納されていると共に、第1ケース
の第1合せ面と第1種部材の第1面とが面一となってお
り、また第2ケースの第2凹部中に第2種部材が収納さ
れていると共に、第2ケースの第2合せ面と第2種部材
の第3面とが面一となっており、一方紐が第1透孔及び
第3透孔及び中空部及び中空軸及び第2透孔中を通って
いる状態にある。ところが、相手には1本の紐が開いた
状態の2個の部材(第1ケース及び第1種部材側と第2
ケース及び第2種部材側)において2本に切断されたか
のように見える。
【0010】このように、本発明の紐の切断トリック手
品具は、第1ケース及び第2ケースと、第1種部材及び
第2種部材と、紐とを備えるものであるから、構造が簡
単である。また、本発明の紐の切断トリック手品具は、
第1ケースと第2ケースとを、第1合せ面と第2合せ面
とにおいて合せたり、離したり、中空軸回りに回転させ
たり、上下に変えたり、紐を引いたりするだけの簡単な
操作により、手品を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の紐の切断トリック
手品具の一実施例を添付図面を参照して説明する。図に
おいて、1及び2は第1ケース及び第2ケースである。
この第1ケース1及び第2ケース2は、不透明な材質、
例えば合成樹脂製からなる。また、この第1ケース及び
第2ケース2は、中空状で、かつ同一形状の直方体形状
(スティック形状)をなす。
【0012】この第1ケース1及び第2ケース2には、
相互に合せられかつ同一形状(長方形)をなす第1合せ
面10及び第2合せ面20が設けられている。この第1
合せ面10には後述する第1種部材3のみが出し入れ可
能に収納される第1凹部11が設けられており、一方第
2合せ面20には後述する第1種部材3出し入れ可能に
収納されかつ後述する第2種部材4が収納される第2凹
部21が設けられている。この第1ケース1の第1端部
及び第2ケース2の第1端部には、上述の第1凹部11
及び第2凹部21中に連通する第1透孔12及び第2透
孔22が、上述の第1合せ面10及び第2合せ面20に
対して垂直に、かつ直線方向に設けられている。
【0013】この第1ケース1の長手方向の両側壁の内
面には段部13が設けられており、此の段部13に後述
する第1種部材3が当接してこの第1種部材3のみが上
述の第1凹部11中に収納されるように構成されてい
る。
【0014】図において、3及び4は第1種部材及び第
2種部材である。この第1種部材3及び第2種部材4
は、不透明な材質、例えば合成樹脂製からなる。また、
この第1種部材3及び第2種部材4は、内部に第1中空
部32及び第2中空部42を有し、かつ同一形状の直方
体形状(厚さが上述の第1ケース1及び第2ケース2の
厚さの2分の1弱)をなす。
【0015】この第1種部材3には、第1凹部11中に
収納された際に第1合せ面10と面一となる第1面30
と、第2凹部21中に収納された際に第2合せ面20と
面一となる第2面31とがそれぞれ設けられている。一
方、第2種部材4には第1種部材3が第1凹部中11に
収納された際に第2合せ面20と面一となる第3面40
が設けられている。この第1面30は第1凹部11の第
1合せ面10における開口ほぼ同等若しくは若干小さい
形状をなし、また第2面31及び第3面は第2凹部21
の第2合せ面20における開口とほぼ同等若しくは若干
小さい形状をなす。
【0016】この第1種部材3の第2面31の第1端部
及び第2種部材4の第3面と対向する第4面41の第1
端部には、第1中空部32及び第2中空部42中に連通
する第3透孔33及び第4透孔43が、上述の第1透孔
12及び第2透孔22に対向し、かつ上述の第1透孔1
2及び第2透孔22と直線方向に設けられている。
【0017】第1種部材3の第1面30の第2端部には
中空の円筒部34が、第1面30に対して垂直にかつ外
に一体に突設されている。一方、第2種部材4の第3面
40の第2端部には円透孔44が第3面40に対して垂
直に設けられている。この円筒部34が円透孔44中に
第1面30及び第3面40に対して垂直な軸回りに回転
可能に嵌合されることによって、第1種部材3と第2種
部材4とは、第1面30と第3面40とが合せられた状
態で回転可能に取り付けられることとなる。この円筒部
34及び円透孔44は中空軸を構成し、この円筒部34
及びえん透孔44は第1透孔12及び第2透孔22及び
第3透孔33及び第4透孔43に対して偏位した位置に
配置されている。
【0018】この第1種部材3の第1面30の第1端部
及び第2種部材4の第3面40の第1端部には、紐の切
断面を表す模擬紐35及び45が、第3透孔33及び第
4透孔43に対応してそれぞれ設けられている。
【0019】この第1透孔12、第3透孔33、第1中
空部32、円筒部33、第2中空部42、第4透孔4
3、第2透孔22中に1本の紐5が通されている。この
紐5は、第3透孔33から円筒部34を介して第4透孔
43にかけて細いU字形状に折り曲げられている。
【0020】この実施例における本発明の紐の切断トリ
ック手品具は、以上の如き構成からなり、以下その操作
演技について説明する。まず、第1ケース1の第1合せ
面10と第2ケース2の第2合せ面20とを合せて例え
ば左手LHで持つ(図3を参照)。この状態で紐5を例
えば右手RHで図4中の矢印方向第1ケース1側から第
2ケース2側にまた矢印と逆方向に第2ケース2側から
第1ケース1側に引く(図4を参照)。すると、実際に
は、図5に示すように、紐5は第1ケース1の第1透孔
12及び第1種部材3の第3透孔33及び第1中空部3
2及び円筒部34及び第2種部材4の第2中空部42及
び第4透孔43及び第2ケース2の第2透孔22中を通
って引張られて移動する。ところが、相手は、図4に示
すように、合せた状態の2本のスティック(第1ケース
1及び第2ケース2)中に1本の紐5が(第1透孔12
と第2透孔22とを結ぶ)直線状に通っているかのよう
に見える。
【0021】次に、上述の状態で第1ケース1を上に第
2ケース2を下にして、第1種部材3を自重により第2
ケース2の第2凹部21中に第2種部材4と共に収納さ
せ、この第1種部材3の第2面31と第2ケース2の第
2合せ面20とを面一となす。この状態で、第1ケース
1側と第2ケース2及び第1種部材3及び第2種部材4
側とを離す(図6を参照)。すると、実際には、図7に
示すように、第2ケース2の第2凹部21中に第2種部
材4及び第1種部材3が収納されていると共に、第2ケ
ース2の第2合せ面20と第1種部材3の第2面31と
が面一となっており、一方紐5が第1ケース1の第1透
孔12を通って一旦第1ケース1の外に引出され、かつ
第1種部材3の第3透孔33及び第1中空部32及び円
筒部34及び第2種部材4の第2中空部42及び第4透
孔43及び第2ケース2の第2透孔22中を通って第2
ケース2の外に引出された状態にある。ところが、相手
は、図6に示すように、離した状態の2本スティック
(第1ケース1側と第2ケース2及び第1種部材3及び
第2種部材4側)中に1本の紐5が(第1ケース1の第
1透孔12と第1種部材3の第3透孔33と第2ケース
2の第2透孔22とを結ぶ)直線状に通ってかつ1本に
接続されているかのように見える。
【0022】それから、第1ケース1の第1合せ面10
と第2ケース2の第2合せ面20とを合せた状態で、第
1ケース1を下に第2ケース2を上にして、第1種部材
3を自重により第1ケース1の第1凹部11中に収納さ
せ、この第1種部材3の第1面30と第1ケース1の第
1合せ面10とを面一となすと共に、第2種部材4の第
3面40と第2ケース2の第2合せ面20とを面一とな
す。この状態で、第1ケースの第1合せ面10及び第1
種部材3の第1面30と、第2ケース2の第2合せ面2
0及び第2種部材4の第3面40との間にカードCを差
し込んで紐5を切断したかのような演技を行う(図8を
参照)。続いて、第1ケース1及び第1種部材3側と第
2ケース2及び第2種部材4側とを円筒部34回りに回
転させて開く(図9を参照)。すると、実際には、図1
0に示すように、第1ケース1の第1凹部11中に第1
種部材3が収納されていると共に、第1ケース1の第1
合せ面10と第1種部材3の第1面30とが面一となっ
ており、また第2ケース2の第2凹部21中に第2種部
材4が収納されていると共に、第2ケース2の第2合せ
面20と第2種部材4の第3面40とが面一となってお
り、一方紐5が第1ケース1の第1透孔12及び第1種
部材3の第3透孔33及び第1中空部32及び円筒部3
4及び第2種部材4の第2中空部42及び第4透孔43
及び第2ケース2の第2透孔22中を通っている状態に
ある。ところが、相手には、図9に示すように、1本の
紐5が開いた状態の2本のスティック(第1ケース1及
び第1種部材3側と第2ケース2及び第2種部材4側)
において2本に切断されたかのように見える。
【0023】なお、図9に示す状態において、第1ケー
ス1及び第1種部材3側と第2ケース2及び第2種部材
4側とを表裏に返して、1本の紐5が2本のスティック
において切断されたかのように見せる。このとき、第1
ケース1の第1合せ面10と第1種部材3の第1面30
とが面一となっており、かつ第2ケース2の第2合せ面
20と第2種部材4の第3面40とが面一となっている
ので、実際には第1ケースの第1凹部11中に第1種部
材3が、また第2ケース2の第2凹部21中に第2種部
材4がそれぞれ収納されているのに拘らず、2本の中実
のスティックのように見える。
【0024】また、この実施例のように、第1種部材3
の第1面30の第1端部及び第2種部材4の第3面40
の第1端部には模擬紐35及び45がそれぞれ設けられ
ているので、1本の紐5が2本に切断されたかのような
印象を相手に強く与えることができる。
【0025】さらに、図8に示す状態において、カード
Cで紐5を切断するかのような演技を行ったが、このカ
ードCを使用せずに、呪文を唱えても良い。
【0026】上述の図3に示す第1ケース1と第2ケー
ス2とを合せる操作を行ってから、図6に示す操作を行
えば、2本に切断された紐5が1本の紐5に接続された
かのように見える。この1本の紐5を切断したり、2本
に切断された紐5を1本に接続したりして手品を行う。
【0027】なお、上述の実施例における第1ケース1
及び第2ケース2は、スティック形状をなすものである
が、その他の形状をなすものであっても良い。
【0028】また、上述の実施例における第2種部材4
は中空形状をなすものであるが、板形状をなすものであ
っても良い。この場合、第3面40と円透孔44とが設
けられるのみである。
【0029】さらに、上述の実施例における第1ケース
1は第1凹部11中に段部13を設けて、この第1凹部
11中に第1種部材3のみが収納されるように構成され
ているが、この段部13を止めて、第1凹部11の底部
と第1種部材3との間に蓋部材を介在させて、第1凹部
11中に第1種部材3のみが収納されるように構成して
も良い。この場合、この蓋部材には、第1種部材3が第
2ケース2の第2凹部21中に収納された際に第1ケー
ス1の第1合せ面10と面一となる第5面が、設けられ
ている。
【0030】さらにまた、上述の実施例において、第2
ケース2の第2凹部21と第2種部材4とには、第2種
部材4が第2ケース2の第2凹部21から外れるのを防
ぐストッパが、設けられていて、第2種部材4が第2ケ
ース2の第2凹部21から外れないように構成しても良
い。
【0031】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の紐の
切断トリック手品具は、第1ケース及び第2ケースと、
第1種部材及び第2種部材と、紐とを備えるものである
から、構造が簡単である。また、本発明の紐の切断トリ
ック手品具は、第1ケースと第2ケースとを、第1合せ
面と第2合せ面とにおいて合せたり、離したり、中空軸
回りに回転させたり、上下に変えたり、紐を引いたりす
るだけの簡単な操作により、手品を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紐の切断トリック手品具の一実施例を
示した分解斜視図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】第1ケースと第2ケースとを合せた状態を示し
た説明図である。
【図4】合せた状態の第1ケースと第2ケースに対して
紐を引いている状態の説明図である。
【図5】図4におけるV−V線断面図である。
【図6】第1ケースと第2ケースとを離して1本の紐が
第1ケース及び第2ケース中を通っておりかつ1本に接
続されている状態を示した説明図である。
【図7】図6におけるVII−VII線断面図である。
【図8】第1ケースと第2ケースとの間の紐をカードで
切断している状態を示した説明図である。
【図9】第1ケースと第2ケースとを中空軸回りに回転
させて1本の紐が2本に切断されたかのよに見せている
状態の説明図である。
【図10】図9におけるX−X線断面図である。
【符号の説明】
1…第1ケース、10…第1合せ面、11…第1凹部、
12…第1透孔、13…段部、2…第2ケース、20…
第2合せ面、21…第2凹部、22…第2透孔、3…第
1種部材、30…第1面、31…第2面、32…第1中
空部、33…第3透孔、34…円筒部(中空軸)、35
…模擬紐、4…第2種部材、40…第3面、41…第4
面、42…第2中空部、43…第4透孔、44…円透孔
(中空軸)、45…模擬紐、5…紐。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個の部材に通した紐を切断したり接続
    したりして見せる手品具であって、 第1ケース及び第2ケースと、第1種部材及び第2種部
    材と、紐とを備え、 前記第1ケース及び第2ケースには相互に合せられる第
    1合せ面及び第2合せ面が設けられており、前記第1合
    せ面には前記第1種部材のみが収納される第1凹部が設
    けられており、前記第2合せ面には前記第1種部材及び
    前記第2種部材が収納される第2凹部が設けられてお
    り、前記第1ケース及び第2ケースには前記第1凹部及
    び第2凹部中に連通する第1透孔及び第2透孔が設けら
    れている。前記第1種部材中には中空部が設けられてお
    り、前記第1種部材には、前記第1凹部中に収納された
    際に前記第1合せ面と面一となる第1面と、前記第2凹
    部中に収納された際に前記第2合せ面と面一となる第2
    面とがそれぞれ設けられており、前記第2面には前記第
    1透孔と対向しかつ前記中空部と連通する第3透孔が設
    けられており、前記第2種部材には前記第1種部材が前
    記第1凹部中に収納された際に前記第2合せ面と面一と
    なる第3面が少なくとも設けられており、前記第1種部
    材と前記第2種部材とは、前記第1面と前記第3面とが
    合せられた状態で、前記第1面及び第3面に対して垂直
    な中空軸により回転可能に取り付けられており、前記中
    空軸は前記第1透孔及び第2透孔及び第3透孔に対して
    偏位した位置に配置されている。前記紐は、前記第1透
    孔、前記第3透孔、前記中空部、前記中空軸、前記第2
    透孔中に通されていることを特徴とする紐の切断トリッ
    ク手品具。
  2. 【請求項2】 前記第1ケース及び第2ケース及び第1
    種部材及び第2種部材は不透明な材質からなることを特
    徴とする請求項1に記載の紐の切断トリック手品具。
  3. 【請求項3】 前記第1ケース及び第2ケースはスティ
    ック形状をなすことを特徴とする請求項1又は2に記載
    の紐の切断トリック手品具。
  4. 【請求項4】 前記第1種部材及び第2種部材は中空形
    状をなすことを特徴とする請求項1又は2又は3に記載
    の紐の切断トリック手品具。
  5. 【請求項5】 前記第1種部材は中空形状をなし、第2
    種部材は板形状をなすことを特徴とする請求項1又は2
    又は3に記載の紐の切断トリック手品具。
  6. 【請求項6】 前記第2ケースの第2凹部と前記第2種
    部材とには、前記第2種部材が前記第2ケースの第2凹
    部から外れるのを防ぐストッパが設けられていることを
    特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5に記載の
    紐の切断トリック手品具。
  7. 【請求項7】 前記第1凹部の底部と前記第1種部材と
    の間には、前記第1凹部11中に前記第1種部材のみが
    収納されるための蓋部材が、介在されており、前記蓋部
    材には、前記第1種部材が前記第2凹部中に収納された
    際に前記第1合せ面と面一となる第5面が、設けられて
    いることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は
    5又は6に記載の紐の切断トリック手品具。
  8. 【請求項8】 前記第1種部材の第1面及び前記第2種
    部材の第3面には模擬紐が、前記第1透孔及び第2透孔
    及び第3透孔に対応してそれぞれ設けられていることを
    特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又
    は7に記載の紐の切断トリック手品具。
JP17896295A 1995-07-14 1995-07-14 紐の切断トリック手品具 Expired - Lifetime JP2675771B2 (ja)

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