JP2674764B2 - 冗長系切替回路網 - Google Patents
冗長系切替回路網Info
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は冗長系を持たせた回路網に関し、特に、冗長
系に伴う信号の分岐合成を内部に持つ冗長系切替回路網
に関する。 [従来の技術] 高出力の固体増幅装置、低雑音増幅装置において、ハ
イブリッド等の分岐・合成回路あるいはアンテナでの直
接分岐・合成を行う場合、従来の冗長構成は、第10図に
示されるような構成になっている。第10図において、入
力信号は入力端子51から印加され、入力ハイブリッド41
によって2つに分岐される。この入力ハイブリッド41に
よって2つに分岐された信号は、それぞれその出力端子
71、72より入力側の2つの切替器22を介して現用ユニッ
ト1、2へ供給される。現用ユニット1、2の出力信号
は、それぞれ出力側の2つの切替器22を介して出力ハイ
ブリッド42の入力端子81、82に供給され、出力ハイブリ
ッド42で合成されて出力端子52から出力される。入力側
の2つの切替器22と出力側の2つの切替器22間には、そ
れぞれ現用ユニット1、2に対応した予備ユニット11、
12が接続されている。 入力ハイブリッド41の出力端子71、72での各信号は、
ほぼ同一の振幅を持ち、一定の位相関係(通常、同相又
は逆相又は90゜)を有している。又、出力ハイブリッド
42の入力端子81、82での各信号は、等振幅、一定位相関
係でないと、出力ハイブリッド42で合成損失を生じてし
まう。 例えば、現用ユニット1を予備ユニット11に切替えた
場合、切替器(SPDTスイッチ)22の内の経路差は、第9
図に示されるように、零であるから、入力側の切替器出
力端から出力側の切替器入力端までの間で、現用ユニッ
トと予備ユニットの振幅、位相関係を同じにすれば、現
用ユニット/予備ユニット切替えによる伝送特性の劣化
は生じない。 しかしながら、第10図の冗長構成では、例えば、現用
ユニット1と予備ユニット11の両方が故障すると、出力
電力が6dB劣化し、実用上装置全体が故障したのと同じ
ことになる。 そこで、切替器として、第7図に示されるようなRス
イッチ21をSPDTスイッチ22の代わりに用いて、第11図に
示されるような構成とし、任意の2つのユニットが故障
しても、装置全体の性能が劣化しない高信頼度の冗長構
成が提案されている。ここで、互いに接続された現用ユ
ニットと切替器間の移相器30の移相量θ、互いに接続さ
れた予備ユニットと切替器間の移相器30の移相量θ、及
び互いに接続された切替器間の移相器30の移相量θは、
任意の値を有し、これらの移相量については何の考慮も
払われていない。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来の構成では、Rスイッ
チ21内部の切替状態によって、経路差が生じ、又、信号
通過経路が異なることによって出力側のRスイッチ21の
出力端子(出力ハイブリッド42の入力端子)81、82にお
ける信号の位相が変化してしまう。そのため、従来の構
成では、切替状態によって、出力信号のレベルが大幅に
低下するという欠点がある。 [問題点を解決するための手段] 本発明により冗長系切替回路網は、少なくとも2個の
現用ユニットと、少なくとも1個の予備ユニットと、各
現用及び予備ユニットの出力端子及び入力端子の少なく
ともどちらか一方に接続された少なくとも2個の切替器
とを有し、互いに隣接した切替器間が互いに接続されて
いる冗長系切替回路網において、互いに接続された現用
ユニットと切替器間の移相量、互いに接続された予備ユ
ニットと切替器間の移相量、及び互いに接続された切替
器間の移相量が、現用ユニットを使用している場合の出
力信号の位相と、切替器によって現用ユニットを予備ユ
ニットに切替えた場合の出力信号の位相とが一致するよ
うに、予め選択された量を有することを特徴とする。 一例として、現用ユニットと切替器間、予備ユニット
と切替器間、現用ユニットの接続された切替器と予備ユ
ニットの接続された切替器間、現用ユニットの接続され
た切替器間、及び予備ユニットの接続された切替器間
に、各々移相量θA、θB、θ1、θ2、及びθ3の移
相器を有し、これらの移相器の移相量に一定の関係を持
たせることによって、切替えによる出力信号の位相変動
を2πの整数倍として相対位相変動を無くするものであ
る。尚、切替えによる出力信号の振幅変動については、
一般には、移相器、切替器の損失が少ない為無視できる
が、移相器と同一の位置に振幅補償器をおいて、切替え
による出力信号の振幅変動を無くするようにしても良
い。 [実施例] 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。 第1図を参照すると、本発明の第1の実施例による冗
長系切替回路網は、高出力増幅器等の2つの現用ユニッ
ト1、2と、1つの予備ユニット11と、各現用及び予備
ユニット1、2、11の出力端子及び入力端子にそれぞれ
接続された6個の切替器(スイッチ)21−1〜21−6
と、入力ハイブリッド41と、出力ハイブリッド42とを有
する。予備ユニット11の出力端子に接続された1個の切
替器は現用ユニット1、2の出力端子に接続された2個
の切替器に接続され、予備ユニット11の入力端子に接続
された1個の切替器は現用ユニット1、2の入力端子に
接続された2個の切替器に接続されている。 互いに接続された現用ユニットと切替器間には移相量
θAを持つ移相器31−1〜31−4が接続され、互いに接
続された予備ユニットと切替器間には移相量θBを持つ
移相器32−1〜32−2が接続され、現用ユニットの接続
された切替器と予備ユニットの接続された切替器間には
移相量θ1を持つ移相器33−1〜33−4が接続されてい
る。 Rスイッチは、第7図に示されるような構成を有して
いる。即ち、互いに90゜の角度間隔で配置された4つの
端子53、54、55、及び56を持ち、45゜回転することによ
り、切替えが行われる。例えば、第7図(a)に示され
ている状態では、互いに対向する(180゜の位相関係に
ある)端子53と54が接続されており、端子53から入力さ
れた信号は図示の如く直線の経路を介して端子54より出
力される。この第7図(a)に示されるような状態での
Rスイッチの移相量、即ちRスイッチの現用ユニット側
の移相量はθR1である。この状態にあるRスイッチを左
に45゜回転すると、第7図(b)に示されように、互い
に90゜の位相関係にある端子53と55、及び端子54と56が
接続され、端子53から入力された信号は図示の如く曲線
の経路を介して端子55より出力される。この第7図
(b)の状態でのRスイッチの移相量、即ちRスイッチ
の予備ユニット側の移相量はθR2である。 移相器としては、第8図(a)に示されるような、特
性インピーダンスがZOで移相量がθの伝送線や、第8図
(b)に示されるような、90゜ハイブリッド61と2個の
可変容量ダイオード62から構成される電子的移相器等を
使用できる。 移相器31−1〜31−4、32−1と32−2、及び33−1
〜33−4の移相量θA、θB、及びθ1は、次の関係式
を満足するように選択される。 θ1+θB+2θR2=θA+θR1+2mπ m=0、±1、±2、… (1) 通常状態(現用ユニット1、2の両方が故障していな
い)では、入力端子51から印加された入力信号は、入力
ハイブリッド41で2分岐され、その出力端子71、72より
それぞれ切替器21−4、21−6、移相器31−3、31−4
を介して現用ユニット1、2に供給される。現用ユニッ
ト1、2からの出力信号は、移相器31−1、33−2、切
替器21−1、21−3を介して出力ハイブリッド42の入力
端子81、82に供給され、出力ハイブリッド42で合成され
て出力端子52より出力される。 この状態で、現用ユニット1が故障した場合、Rスイ
ッチ21−1、21−2、21−4、21−5により、現用ユニ
ット1から予備ユニット11に切替えられる。移相器31−
1〜31−4、32−1と32−2、及び33−1〜33−4の移
相量θA、θB、及びθ1を第(1)式の関係式を満足
するように選択しているので、現用ユニット2を使用し
た場合に出力ハイブリッド42の入力端子82に現れる信号
の位相と、予備ユニット11を使用した場合に出力ハイブ
リッド42の入力端子81に現れる信号の位相とは一致し、
相対的位相が変動しないので、伝送特性は劣化しない。
現用ユニット2が故障した場合も同様な動作を行う。 尚、第1の実施例では、互いに接続された現用ユニッ
トと切替器間に接続された移相器31−1〜31−4、互い
に接続された予備ユニットと切替器間に接続された移相
器32−1と32−2、及び現用ユニットの接続された切替
器と予備ユニットの接続された切替器に接続された移相
器33−1〜33−4は、それぞれ等しい移相量θA、移相
量θB、及び移相量θ1を持っているが、現用ユニット
を使用している場合の出力信号の位相と、切替器によっ
て現用ユニットを予備ユニットに切替えた場合の出力信
号の位相とが一致さえすれば、異なる移相量を持ってい
ても良い。 又、第1の実施例では、切替器としてRスイッチを使
用しているが、第9図に示されるような、SPDT(single
pole double throw)スイッチを使用しても良い。但
し、SPDTスイッチでは、現用ユニットを予備ユニットに
切替えても移相量が変化しない(θR1=θR2)。従っ
て、第(1)式は次式に変形される。 θ1+θB+θR1=θA+2mπ m=0、±1、±2、… (1′) 第2図を参照すると、本発明の第2の実施例による冗
長系切替回路網は、入力側の切替器及び移相器を省略
し、入力ハイブリッド41の代わりに3分岐回路43を使用
している点を除いて、上述した第1の実施例と同様の構
成を有する。 この第2の実施例では、入力端子51から印加された入
力信号を3分岐回路43で3分岐し、この3分岐された等
振幅で等位相の信号がそれぞれ直接現用ユニット1、
2、及び予備ユニット11に供給されている。その他の動
作は、上述した第1の実施例と同様なので、その説明に
ついては省略する。 3分岐回路43としては、ウィルキンソン パワーデバ
イダを2個使用する等の方法がある。 第2の実施例では、上述したように、入力側切替器を
省略できる利点があるが、入力信号が3分岐されるの
で、第1の実施例に比べて約1.8dBの損失がある。 また、移相器31−1と31−2、及び33−1と33−2の
移相量も、現用ユニットを使用している場合の出力信号
の位相と、切替器によって現用ユニットを予備ユニット
に切替えた場合の出力信号の位相とが一致さえすれば、
異なっても良いのは言うまでもない。 第3図を参照すると、本発明の第3の実施例による冗
長系切替回路網は、4つの現用ユニット1、2、3、4
と、2つの予備ユニット11、12と、各現用及び予備ユニ
ット1、2、3、4、11、12の出力端子及び入力端子に
それぞれ接続された12個の切替器(Rスイッチ)21−1
〜21−12と、4分岐回路(4分配器)44と、4合成回路
45とを有する。現用及び予備ユニットは、図示の如く、
現用予備ユニット1、2、予備ユニット11、現用ユニッ
ト3、4、予備ユニット12の順にリング状に配置されて
いる。それぞれのユニットの出力端子に接続されている
互いに隣接した切替器21−1〜21−6は互いに接続され
てリング状に配置されており、それぞれのユニットの入
力端子に接続されている互いに隣接した切替器21−7〜
21−12は互いに接続されてリング状に配置されている。 互いに接続された現用ユニットと切替器間には移相量
θAを持つ移相器31−1〜31−8が接続され、互いに接
続された予備ユニットと切替器間には移相量θBを持つ
移相器32−1〜32−4が接続され、現用ユニットの接続
された切替器と予備ユニットの接続された切替器間には
移相量θ1を持つ移相器33−1〜33−8が接続され、現
用ユニットの接続された切替器間には移相量θ2を持つ
移相器34−1〜34−4が接続されている。 即ち、第3の実施例は4分岐・合成回路に適用した例
であって、現用ユニット/予備ユニットが2/1の比率を
有するリング冗長系の例である。 4分岐回路44及び4合成回路45は、90゜、180゜ある
いは同相ハイブリッドを3個使用して容易に実現でき
る。 移相器31−1〜31−8、32−1〜32−4、33−1〜33
−8、及び34−1〜34−4の移相量θA、θB、θ1、
及びθ2は、次の関係式を満足するように選択される。 θ1+θB+2θR2=θA+θR1+2mπ m=0、±1、±2、… (1) θ2+2R2=θR1+2nπ n=0、±1、±2、… (2) このような冗長系により、現用ユニットと予備ユニッ
トを合せた6個のユニットの中で、任意の2個が故障し
ても、切替えによる出力信号(4合成回路45の入力端子
81〜84での信号)の相対的位相が変動しないので、全体
として正常に動作する。 尚、第3の実施例では、ユニットの出力側と入力側の
両方に切替器を設けているが、ユニットの出力側か入力
側のどちらか一方に切替器を設けるようにしても良い。
また、移相器31−1〜31−8、32−1〜32−4、33−1
〜33−8及び34−1〜34−4の移相量も、現用ユニット
を使用している場合の出力信号の位相と、切替器によっ
て現用ユニットを予備ユニットに切替えた場合の出力信
号の位相とが一致さえすれば、異なっても良いのは言う
までもない。 第4図を参照すると、本発明の第4の実施例による冗
長系切替回路網は、8つの現用ユニット1、2、3、
4、5、6、7、8と、3つの予備ユニット11、12、13
と、各現用及び予備ユニット1、2、3、4、5、6、
7、8、11、12、13の出力端子及び入力端子にそれぞれ
接続された24個の切替器(Rスイッチ)21−1〜21−24
と、8分岐回路(8分配器)46と、8合成回路47とを有
する。現用及び予備ユニットは、図示の如く、現用ユニ
ット1、2、予備ユニット11、現用ユニット3、4、現
用ユニット5、6、予備ユニット12、現用ユニット7、
8、予備ユニット13の順にリング状に配置されている。
通常の冗長構成では、上述の第3の実施例に示されるよ
うに、現用ユニット4と5の間に予備ユニットが設けら
れるが、本第4の実施例では、この予備ユニットを省い
て、重量とコストを削減している。この予備ユニットが
あると仮定して、それぞれのユニットの出力端子に接続
されている互いに隣接した切替器21−1〜21−12は互い
に接続されてリング状に配置されており、それぞれのユ
ニットの入力端子に接続されている互いに隣接した切替
器21−13〜21−24は互いに接続されてリング状に配置さ
れている。 上述の第3の実施例と同様に、第4の実施例では、互
いに接続された現用ユニットと切替器間には移相量θA
を持つ移相器31−1〜31−16が接続され、互いに接続さ
れた予備ユニットと切替器間には移相量θBを持つ移相
器32−1〜32−6が接続され、現用ユニットの接続され
た切替器と予備ユニットの接続された又は予備ユニット
の接続されていない切替器間には移相量θ1を持つ移相
器33−1〜33−16が接続され、現用ユニットの接続され
た切替器間には移相量θ2を持つ移相器34−1〜34−8
が接続されている。また、予備ユニットが接続されてい
ない切替器21−6及び21−18と予備ユニット13が接続さ
れた切替器21−12及び21−24間にはそれぞれ移相量θ3
を持つ移相器35−1及び35−2が接続されている。 移相器31−1〜31−16、32−1〜32−6、33−1〜33
−16、34−1〜31−8、及び35−1と35−2の移相量θ
A、θB、θ1、θ2、及びθ3は、次の関係式を満足
するように選択される。 θ1+θB+2θR2=θA+θR1+2mπ m=0、±1、±2、… (1) θ2+2θR2=θR1+2nπ n=0、±1、±2、… (2) θ3+θB+2θR2+θ1=θA+2kπ k=0、±1、±2、… (3) このような冗長系により、現用ユニットと予備ユニッ
トを合せた11個のユニットの中で、任意の3個が故障し
ても、切替えによる出力信号(8合m回路47の入力端子
81〜88での信号)の相対的位相が変動しないので、全体
として正常に動作する。 尚、第4の実施例でも、ユニットの出力側と入力側の
両方に切替器を設けているが、ユニットの出力側か入力
側のどちらか一方に切替器を設けるようにしても良い。
また、移相器31−1〜31−16、32−1〜32−6、33−1
〜33−16、34−1〜34−8、及び35−1、35−2の移相
量も、現用ユニットを使用している場合の出力信号の位
相と、切替器によって現用ユニットを予備ユニットに切
替えた場合の出力信号の位相とが一致さえすれば、異な
っても良いのは言うまでもない。 第5図を参照すると、本発明の第5の実施例による冗
長系切替回路網は、2つの現用ユニット1、2と、2つ
の予備ユニット11、12と、各現用及び予備ユニット1、
2、11、12の出力端子及び入力端子にそれぞれ接続され
た8個の切替器21−1〜21−8と、入力ハイブリッド41
と、出力ハイブリッド42とを有する。現用及び予備ユニ
ットは、図示の如く、現用ユニット1、予備ユニット1
1、現用ユニット2、予備ユニット12の順にリング状に
配置されている。それぞれのユニットの出力端子に接続
されている互いに隣接した切替器21−1〜21−4は互い
に接続されてリング状に配置されており、同様にそれぞ
れのユニットの入力端子に接続されている互いに隣接し
た切替器21−5〜21−8は互いに接続されている。 第3の実施例と同様に、第5の実施例においても、互
いに接続された現用ユニットと切替器間には移相量θA
を持つ移相器31−1〜31−4が接続され、互いに接続さ
れた予備ユニットと切替器間には移相量θBを持つ移相
器32−1〜32−4が接続され、現用ユニットの接続され
た切替器と予備ユニットの接続された切替器間には移相
量θ1を持つ移相器33−1〜33−8が接続されている。 移相器31−1〜31−4、32−1〜32−4、及び33−1
〜33−8の移相量θA、θB、及びθ1は、次の関係式
を満足するように選択される。 θ1+θB+2θR2=θA+θR1+2mπ m=0、±1、±2、… (1) このような冗長系により、現用ユニットと予備ユニッ
トを合せた4個のユニットの中で、任意の2個が故障し
ても、切替えによる出力信号(出力ハイブリッド42の入
力端子81と82での信号)の相対的位相が変動しないの
で、全体として正常に動作する。 尚、第5の実施例でも、ユニットの出力側と入力側の
両方に切替器を設けているが、ユニットの出力側か入力
側のどちらか一方に切替器を設けるようにしても良い。
また、移相器31−1〜31−4、32−1〜32−4、及び33
−1〜33−8の移相量も、現用ユニットを使用している
場合の出力信号の位相と、切替器によって現用ユニット
を予備ユニットに切替えた場合の出力信号の位相とが一
致さえすれば、異なっても良いのは言うまでもない。 第6図を参照すると、本発明の第6の実施例による冗
長系切替回路網は、2つの現用ユニット1、2と、2つ
の予備ユニット11、12と、各現用ユニット1、2の出力
端子及び入力端子にそれぞれ一端が接続され、各予備ユ
ニット11、12の出力端子及び入力端子にそれぞれ他端が
接続された4個の切替器21−1〜21−4と、入力ハイブ
リッド41と、出力ハイブリッド42とを有する。現用及び
予備ユニットの出力端子に接続された2個の切替器21−
1、21−2は互いに接続され、現用及び予備ユニットの
入力端子に接続された2個の切替器21−3、21−4は互
いに接続されている。 第3の実施例と同様に、第6の実施例においても、互
いに接続された現用ユニットと切替器間には移相量θA
を持つ移相器31−1〜31−4が接続され、互いに接続さ
れた予備ユニットと切替器間には移相量θBを持つ移相
器32−1〜32−4が接続され、現用ユニットの接続され
た切替器間には移相量θ2を持つ移相器34−1と34−2
が接続されている。 移相器31−1〜31−4、32−1〜32−4、及び34−1
〜34−8の移相量θA、θB、及びθ2は、次の関係式
を満足するように選択される。 θ2+2θR2=θR1+2nπ m=0、±1、±2、… (2) θB+θR2=θA+θR1+2lπ l=0、±1、±2、… (4) このような冗長系により、現用ユニットと予備ユニッ
トを合せた4個のユニットの中で、任意の2個が故障し
ても、切替えによる出力信号(出力ハイブリッド42の入
力端子81と82での信号)の相対的位相が変動しないの
で、全体として正常に動作する。 尚、第6の実施例でも、ユニットの出力側と入力側の
両方に切替器を設けているが、ユニットの出力側に切替
器を設けるようにしても良い。また、移相器31−1〜31
−4、32−1〜32−4、及び34−1と34−2の移相量
も、現用ユニットを使用している場合の出力信号の位相
と、切替器によって現用ユニットを予備ユニットに切替
えた場合の出力信号の位相とが一致さえすれば、異なっ
ても良いのは言うまでもない。 尚、上述の実施例では、切替えによる出力信号の位相
の変動のみを無くしているが、移相器と同一の位置に振
幅補償器をおくこにより、切替えによる出力信号の振幅
の変動をも無くするようにしても良い。 以上、本発明をいくつかの実施例によって説明した
が、本発明の要旨及び範囲を逸脱しない範囲で種々の変
形が可能であるのは勿論である。 [発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、互いに接続さ
れた現用ユニットと切替器間の移相量、互いに接続され
た予備ユニットと切替器間の移相量、及び互いに接続さ
れた切替器間の移相量を、現用ユニットを使用している
場合の出力信号の位相と、切替器によって現用ユニット
を予備ユニットに切替えた場合の出力信号の位相とが一
致するように、予め選択しているので、切替えによる出
力信号の位相変動を2πの整数倍とし、相対位相変動を
零にすることができるという効果がある。従って、本発
明を高電力増幅器の電力合成、アンテナ合成・分配の低
雑音増幅器系、高電力増幅器系へ適用すれば、柔軟かつ
適切な冗長構成をとくことが出来るので、信頼性の高い
装置を最も経済的に設計することができるという利点が
ある。
系に伴う信号の分岐合成を内部に持つ冗長系切替回路網
に関する。 [従来の技術] 高出力の固体増幅装置、低雑音増幅装置において、ハ
イブリッド等の分岐・合成回路あるいはアンテナでの直
接分岐・合成を行う場合、従来の冗長構成は、第10図に
示されるような構成になっている。第10図において、入
力信号は入力端子51から印加され、入力ハイブリッド41
によって2つに分岐される。この入力ハイブリッド41に
よって2つに分岐された信号は、それぞれその出力端子
71、72より入力側の2つの切替器22を介して現用ユニッ
ト1、2へ供給される。現用ユニット1、2の出力信号
は、それぞれ出力側の2つの切替器22を介して出力ハイ
ブリッド42の入力端子81、82に供給され、出力ハイブリ
ッド42で合成されて出力端子52から出力される。入力側
の2つの切替器22と出力側の2つの切替器22間には、そ
れぞれ現用ユニット1、2に対応した予備ユニット11、
12が接続されている。 入力ハイブリッド41の出力端子71、72での各信号は、
ほぼ同一の振幅を持ち、一定の位相関係(通常、同相又
は逆相又は90゜)を有している。又、出力ハイブリッド
42の入力端子81、82での各信号は、等振幅、一定位相関
係でないと、出力ハイブリッド42で合成損失を生じてし
まう。 例えば、現用ユニット1を予備ユニット11に切替えた
場合、切替器(SPDTスイッチ)22の内の経路差は、第9
図に示されるように、零であるから、入力側の切替器出
力端から出力側の切替器入力端までの間で、現用ユニッ
トと予備ユニットの振幅、位相関係を同じにすれば、現
用ユニット/予備ユニット切替えによる伝送特性の劣化
は生じない。 しかしながら、第10図の冗長構成では、例えば、現用
ユニット1と予備ユニット11の両方が故障すると、出力
電力が6dB劣化し、実用上装置全体が故障したのと同じ
ことになる。 そこで、切替器として、第7図に示されるようなRス
イッチ21をSPDTスイッチ22の代わりに用いて、第11図に
示されるような構成とし、任意の2つのユニットが故障
しても、装置全体の性能が劣化しない高信頼度の冗長構
成が提案されている。ここで、互いに接続された現用ユ
ニットと切替器間の移相器30の移相量θ、互いに接続さ
れた予備ユニットと切替器間の移相器30の移相量θ、及
び互いに接続された切替器間の移相器30の移相量θは、
任意の値を有し、これらの移相量については何の考慮も
払われていない。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来の構成では、Rスイッ
チ21内部の切替状態によって、経路差が生じ、又、信号
通過経路が異なることによって出力側のRスイッチ21の
出力端子(出力ハイブリッド42の入力端子)81、82にお
ける信号の位相が変化してしまう。そのため、従来の構
成では、切替状態によって、出力信号のレベルが大幅に
低下するという欠点がある。 [問題点を解決するための手段] 本発明により冗長系切替回路網は、少なくとも2個の
現用ユニットと、少なくとも1個の予備ユニットと、各
現用及び予備ユニットの出力端子及び入力端子の少なく
ともどちらか一方に接続された少なくとも2個の切替器
とを有し、互いに隣接した切替器間が互いに接続されて
いる冗長系切替回路網において、互いに接続された現用
ユニットと切替器間の移相量、互いに接続された予備ユ
ニットと切替器間の移相量、及び互いに接続された切替
器間の移相量が、現用ユニットを使用している場合の出
力信号の位相と、切替器によって現用ユニットを予備ユ
ニットに切替えた場合の出力信号の位相とが一致するよ
うに、予め選択された量を有することを特徴とする。 一例として、現用ユニットと切替器間、予備ユニット
と切替器間、現用ユニットの接続された切替器と予備ユ
ニットの接続された切替器間、現用ユニットの接続され
た切替器間、及び予備ユニットの接続された切替器間
に、各々移相量θA、θB、θ1、θ2、及びθ3の移
相器を有し、これらの移相器の移相量に一定の関係を持
たせることによって、切替えによる出力信号の位相変動
を2πの整数倍として相対位相変動を無くするものであ
る。尚、切替えによる出力信号の振幅変動については、
一般には、移相器、切替器の損失が少ない為無視できる
が、移相器と同一の位置に振幅補償器をおいて、切替え
による出力信号の振幅変動を無くするようにしても良
い。 [実施例] 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。 第1図を参照すると、本発明の第1の実施例による冗
長系切替回路網は、高出力増幅器等の2つの現用ユニッ
ト1、2と、1つの予備ユニット11と、各現用及び予備
ユニット1、2、11の出力端子及び入力端子にそれぞれ
接続された6個の切替器(スイッチ)21−1〜21−6
と、入力ハイブリッド41と、出力ハイブリッド42とを有
する。予備ユニット11の出力端子に接続された1個の切
替器は現用ユニット1、2の出力端子に接続された2個
の切替器に接続され、予備ユニット11の入力端子に接続
された1個の切替器は現用ユニット1、2の入力端子に
接続された2個の切替器に接続されている。 互いに接続された現用ユニットと切替器間には移相量
θAを持つ移相器31−1〜31−4が接続され、互いに接
続された予備ユニットと切替器間には移相量θBを持つ
移相器32−1〜32−2が接続され、現用ユニットの接続
された切替器と予備ユニットの接続された切替器間には
移相量θ1を持つ移相器33−1〜33−4が接続されてい
る。 Rスイッチは、第7図に示されるような構成を有して
いる。即ち、互いに90゜の角度間隔で配置された4つの
端子53、54、55、及び56を持ち、45゜回転することによ
り、切替えが行われる。例えば、第7図(a)に示され
ている状態では、互いに対向する(180゜の位相関係に
ある)端子53と54が接続されており、端子53から入力さ
れた信号は図示の如く直線の経路を介して端子54より出
力される。この第7図(a)に示されるような状態での
Rスイッチの移相量、即ちRスイッチの現用ユニット側
の移相量はθR1である。この状態にあるRスイッチを左
に45゜回転すると、第7図(b)に示されように、互い
に90゜の位相関係にある端子53と55、及び端子54と56が
接続され、端子53から入力された信号は図示の如く曲線
の経路を介して端子55より出力される。この第7図
(b)の状態でのRスイッチの移相量、即ちRスイッチ
の予備ユニット側の移相量はθR2である。 移相器としては、第8図(a)に示されるような、特
性インピーダンスがZOで移相量がθの伝送線や、第8図
(b)に示されるような、90゜ハイブリッド61と2個の
可変容量ダイオード62から構成される電子的移相器等を
使用できる。 移相器31−1〜31−4、32−1と32−2、及び33−1
〜33−4の移相量θA、θB、及びθ1は、次の関係式
を満足するように選択される。 θ1+θB+2θR2=θA+θR1+2mπ m=0、±1、±2、… (1) 通常状態(現用ユニット1、2の両方が故障していな
い)では、入力端子51から印加された入力信号は、入力
ハイブリッド41で2分岐され、その出力端子71、72より
それぞれ切替器21−4、21−6、移相器31−3、31−4
を介して現用ユニット1、2に供給される。現用ユニッ
ト1、2からの出力信号は、移相器31−1、33−2、切
替器21−1、21−3を介して出力ハイブリッド42の入力
端子81、82に供給され、出力ハイブリッド42で合成され
て出力端子52より出力される。 この状態で、現用ユニット1が故障した場合、Rスイ
ッチ21−1、21−2、21−4、21−5により、現用ユニ
ット1から予備ユニット11に切替えられる。移相器31−
1〜31−4、32−1と32−2、及び33−1〜33−4の移
相量θA、θB、及びθ1を第(1)式の関係式を満足
するように選択しているので、現用ユニット2を使用し
た場合に出力ハイブリッド42の入力端子82に現れる信号
の位相と、予備ユニット11を使用した場合に出力ハイブ
リッド42の入力端子81に現れる信号の位相とは一致し、
相対的位相が変動しないので、伝送特性は劣化しない。
現用ユニット2が故障した場合も同様な動作を行う。 尚、第1の実施例では、互いに接続された現用ユニッ
トと切替器間に接続された移相器31−1〜31−4、互い
に接続された予備ユニットと切替器間に接続された移相
器32−1と32−2、及び現用ユニットの接続された切替
器と予備ユニットの接続された切替器に接続された移相
器33−1〜33−4は、それぞれ等しい移相量θA、移相
量θB、及び移相量θ1を持っているが、現用ユニット
を使用している場合の出力信号の位相と、切替器によっ
て現用ユニットを予備ユニットに切替えた場合の出力信
号の位相とが一致さえすれば、異なる移相量を持ってい
ても良い。 又、第1の実施例では、切替器としてRスイッチを使
用しているが、第9図に示されるような、SPDT(single
pole double throw)スイッチを使用しても良い。但
し、SPDTスイッチでは、現用ユニットを予備ユニットに
切替えても移相量が変化しない(θR1=θR2)。従っ
て、第(1)式は次式に変形される。 θ1+θB+θR1=θA+2mπ m=0、±1、±2、… (1′) 第2図を参照すると、本発明の第2の実施例による冗
長系切替回路網は、入力側の切替器及び移相器を省略
し、入力ハイブリッド41の代わりに3分岐回路43を使用
している点を除いて、上述した第1の実施例と同様の構
成を有する。 この第2の実施例では、入力端子51から印加された入
力信号を3分岐回路43で3分岐し、この3分岐された等
振幅で等位相の信号がそれぞれ直接現用ユニット1、
2、及び予備ユニット11に供給されている。その他の動
作は、上述した第1の実施例と同様なので、その説明に
ついては省略する。 3分岐回路43としては、ウィルキンソン パワーデバ
イダを2個使用する等の方法がある。 第2の実施例では、上述したように、入力側切替器を
省略できる利点があるが、入力信号が3分岐されるの
で、第1の実施例に比べて約1.8dBの損失がある。 また、移相器31−1と31−2、及び33−1と33−2の
移相量も、現用ユニットを使用している場合の出力信号
の位相と、切替器によって現用ユニットを予備ユニット
に切替えた場合の出力信号の位相とが一致さえすれば、
異なっても良いのは言うまでもない。 第3図を参照すると、本発明の第3の実施例による冗
長系切替回路網は、4つの現用ユニット1、2、3、4
と、2つの予備ユニット11、12と、各現用及び予備ユニ
ット1、2、3、4、11、12の出力端子及び入力端子に
それぞれ接続された12個の切替器(Rスイッチ)21−1
〜21−12と、4分岐回路(4分配器)44と、4合成回路
45とを有する。現用及び予備ユニットは、図示の如く、
現用予備ユニット1、2、予備ユニット11、現用ユニッ
ト3、4、予備ユニット12の順にリング状に配置されて
いる。それぞれのユニットの出力端子に接続されている
互いに隣接した切替器21−1〜21−6は互いに接続され
てリング状に配置されており、それぞれのユニットの入
力端子に接続されている互いに隣接した切替器21−7〜
21−12は互いに接続されてリング状に配置されている。 互いに接続された現用ユニットと切替器間には移相量
θAを持つ移相器31−1〜31−8が接続され、互いに接
続された予備ユニットと切替器間には移相量θBを持つ
移相器32−1〜32−4が接続され、現用ユニットの接続
された切替器と予備ユニットの接続された切替器間には
移相量θ1を持つ移相器33−1〜33−8が接続され、現
用ユニットの接続された切替器間には移相量θ2を持つ
移相器34−1〜34−4が接続されている。 即ち、第3の実施例は4分岐・合成回路に適用した例
であって、現用ユニット/予備ユニットが2/1の比率を
有するリング冗長系の例である。 4分岐回路44及び4合成回路45は、90゜、180゜ある
いは同相ハイブリッドを3個使用して容易に実現でき
る。 移相器31−1〜31−8、32−1〜32−4、33−1〜33
−8、及び34−1〜34−4の移相量θA、θB、θ1、
及びθ2は、次の関係式を満足するように選択される。 θ1+θB+2θR2=θA+θR1+2mπ m=0、±1、±2、… (1) θ2+2R2=θR1+2nπ n=0、±1、±2、… (2) このような冗長系により、現用ユニットと予備ユニッ
トを合せた6個のユニットの中で、任意の2個が故障し
ても、切替えによる出力信号(4合成回路45の入力端子
81〜84での信号)の相対的位相が変動しないので、全体
として正常に動作する。 尚、第3の実施例では、ユニットの出力側と入力側の
両方に切替器を設けているが、ユニットの出力側か入力
側のどちらか一方に切替器を設けるようにしても良い。
また、移相器31−1〜31−8、32−1〜32−4、33−1
〜33−8及び34−1〜34−4の移相量も、現用ユニット
を使用している場合の出力信号の位相と、切替器によっ
て現用ユニットを予備ユニットに切替えた場合の出力信
号の位相とが一致さえすれば、異なっても良いのは言う
までもない。 第4図を参照すると、本発明の第4の実施例による冗
長系切替回路網は、8つの現用ユニット1、2、3、
4、5、6、7、8と、3つの予備ユニット11、12、13
と、各現用及び予備ユニット1、2、3、4、5、6、
7、8、11、12、13の出力端子及び入力端子にそれぞれ
接続された24個の切替器(Rスイッチ)21−1〜21−24
と、8分岐回路(8分配器)46と、8合成回路47とを有
する。現用及び予備ユニットは、図示の如く、現用ユニ
ット1、2、予備ユニット11、現用ユニット3、4、現
用ユニット5、6、予備ユニット12、現用ユニット7、
8、予備ユニット13の順にリング状に配置されている。
通常の冗長構成では、上述の第3の実施例に示されるよ
うに、現用ユニット4と5の間に予備ユニットが設けら
れるが、本第4の実施例では、この予備ユニットを省い
て、重量とコストを削減している。この予備ユニットが
あると仮定して、それぞれのユニットの出力端子に接続
されている互いに隣接した切替器21−1〜21−12は互い
に接続されてリング状に配置されており、それぞれのユ
ニットの入力端子に接続されている互いに隣接した切替
器21−13〜21−24は互いに接続されてリング状に配置さ
れている。 上述の第3の実施例と同様に、第4の実施例では、互
いに接続された現用ユニットと切替器間には移相量θA
を持つ移相器31−1〜31−16が接続され、互いに接続さ
れた予備ユニットと切替器間には移相量θBを持つ移相
器32−1〜32−6が接続され、現用ユニットの接続され
た切替器と予備ユニットの接続された又は予備ユニット
の接続されていない切替器間には移相量θ1を持つ移相
器33−1〜33−16が接続され、現用ユニットの接続され
た切替器間には移相量θ2を持つ移相器34−1〜34−8
が接続されている。また、予備ユニットが接続されてい
ない切替器21−6及び21−18と予備ユニット13が接続さ
れた切替器21−12及び21−24間にはそれぞれ移相量θ3
を持つ移相器35−1及び35−2が接続されている。 移相器31−1〜31−16、32−1〜32−6、33−1〜33
−16、34−1〜31−8、及び35−1と35−2の移相量θ
A、θB、θ1、θ2、及びθ3は、次の関係式を満足
するように選択される。 θ1+θB+2θR2=θA+θR1+2mπ m=0、±1、±2、… (1) θ2+2θR2=θR1+2nπ n=0、±1、±2、… (2) θ3+θB+2θR2+θ1=θA+2kπ k=0、±1、±2、… (3) このような冗長系により、現用ユニットと予備ユニッ
トを合せた11個のユニットの中で、任意の3個が故障し
ても、切替えによる出力信号(8合m回路47の入力端子
81〜88での信号)の相対的位相が変動しないので、全体
として正常に動作する。 尚、第4の実施例でも、ユニットの出力側と入力側の
両方に切替器を設けているが、ユニットの出力側か入力
側のどちらか一方に切替器を設けるようにしても良い。
また、移相器31−1〜31−16、32−1〜32−6、33−1
〜33−16、34−1〜34−8、及び35−1、35−2の移相
量も、現用ユニットを使用している場合の出力信号の位
相と、切替器によって現用ユニットを予備ユニットに切
替えた場合の出力信号の位相とが一致さえすれば、異な
っても良いのは言うまでもない。 第5図を参照すると、本発明の第5の実施例による冗
長系切替回路網は、2つの現用ユニット1、2と、2つ
の予備ユニット11、12と、各現用及び予備ユニット1、
2、11、12の出力端子及び入力端子にそれぞれ接続され
た8個の切替器21−1〜21−8と、入力ハイブリッド41
と、出力ハイブリッド42とを有する。現用及び予備ユニ
ットは、図示の如く、現用ユニット1、予備ユニット1
1、現用ユニット2、予備ユニット12の順にリング状に
配置されている。それぞれのユニットの出力端子に接続
されている互いに隣接した切替器21−1〜21−4は互い
に接続されてリング状に配置されており、同様にそれぞ
れのユニットの入力端子に接続されている互いに隣接し
た切替器21−5〜21−8は互いに接続されている。 第3の実施例と同様に、第5の実施例においても、互
いに接続された現用ユニットと切替器間には移相量θA
を持つ移相器31−1〜31−4が接続され、互いに接続さ
れた予備ユニットと切替器間には移相量θBを持つ移相
器32−1〜32−4が接続され、現用ユニットの接続され
た切替器と予備ユニットの接続された切替器間には移相
量θ1を持つ移相器33−1〜33−8が接続されている。 移相器31−1〜31−4、32−1〜32−4、及び33−1
〜33−8の移相量θA、θB、及びθ1は、次の関係式
を満足するように選択される。 θ1+θB+2θR2=θA+θR1+2mπ m=0、±1、±2、… (1) このような冗長系により、現用ユニットと予備ユニッ
トを合せた4個のユニットの中で、任意の2個が故障し
ても、切替えによる出力信号(出力ハイブリッド42の入
力端子81と82での信号)の相対的位相が変動しないの
で、全体として正常に動作する。 尚、第5の実施例でも、ユニットの出力側と入力側の
両方に切替器を設けているが、ユニットの出力側か入力
側のどちらか一方に切替器を設けるようにしても良い。
また、移相器31−1〜31−4、32−1〜32−4、及び33
−1〜33−8の移相量も、現用ユニットを使用している
場合の出力信号の位相と、切替器によって現用ユニット
を予備ユニットに切替えた場合の出力信号の位相とが一
致さえすれば、異なっても良いのは言うまでもない。 第6図を参照すると、本発明の第6の実施例による冗
長系切替回路網は、2つの現用ユニット1、2と、2つ
の予備ユニット11、12と、各現用ユニット1、2の出力
端子及び入力端子にそれぞれ一端が接続され、各予備ユ
ニット11、12の出力端子及び入力端子にそれぞれ他端が
接続された4個の切替器21−1〜21−4と、入力ハイブ
リッド41と、出力ハイブリッド42とを有する。現用及び
予備ユニットの出力端子に接続された2個の切替器21−
1、21−2は互いに接続され、現用及び予備ユニットの
入力端子に接続された2個の切替器21−3、21−4は互
いに接続されている。 第3の実施例と同様に、第6の実施例においても、互
いに接続された現用ユニットと切替器間には移相量θA
を持つ移相器31−1〜31−4が接続され、互いに接続さ
れた予備ユニットと切替器間には移相量θBを持つ移相
器32−1〜32−4が接続され、現用ユニットの接続され
た切替器間には移相量θ2を持つ移相器34−1と34−2
が接続されている。 移相器31−1〜31−4、32−1〜32−4、及び34−1
〜34−8の移相量θA、θB、及びθ2は、次の関係式
を満足するように選択される。 θ2+2θR2=θR1+2nπ m=0、±1、±2、… (2) θB+θR2=θA+θR1+2lπ l=0、±1、±2、… (4) このような冗長系により、現用ユニットと予備ユニッ
トを合せた4個のユニットの中で、任意の2個が故障し
ても、切替えによる出力信号(出力ハイブリッド42の入
力端子81と82での信号)の相対的位相が変動しないの
で、全体として正常に動作する。 尚、第6の実施例でも、ユニットの出力側と入力側の
両方に切替器を設けているが、ユニットの出力側に切替
器を設けるようにしても良い。また、移相器31−1〜31
−4、32−1〜32−4、及び34−1と34−2の移相量
も、現用ユニットを使用している場合の出力信号の位相
と、切替器によって現用ユニットを予備ユニットに切替
えた場合の出力信号の位相とが一致さえすれば、異なっ
ても良いのは言うまでもない。 尚、上述の実施例では、切替えによる出力信号の位相
の変動のみを無くしているが、移相器と同一の位置に振
幅補償器をおくこにより、切替えによる出力信号の振幅
の変動をも無くするようにしても良い。 以上、本発明をいくつかの実施例によって説明した
が、本発明の要旨及び範囲を逸脱しない範囲で種々の変
形が可能であるのは勿論である。 [発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、互いに接続さ
れた現用ユニットと切替器間の移相量、互いに接続され
た予備ユニットと切替器間の移相量、及び互いに接続さ
れた切替器間の移相量を、現用ユニットを使用している
場合の出力信号の位相と、切替器によって現用ユニット
を予備ユニットに切替えた場合の出力信号の位相とが一
致するように、予め選択しているので、切替えによる出
力信号の位相変動を2πの整数倍とし、相対位相変動を
零にすることができるという効果がある。従って、本発
明を高電力増幅器の電力合成、アンテナ合成・分配の低
雑音増幅器系、高電力増幅器系へ適用すれば、柔軟かつ
適切な冗長構成をとくことが出来るので、信頼性の高い
装置を最も経済的に設計することができるという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例による冗長系切替回路網
の構成を示すブロック図、第2図は本発明の第2の実施
例による冗長系切替回路網の構成を示すブロック図、第
3図は本発明の第3の実施例による冗長系切替回路網の
構成を示すブロック図、第4図は本発明の第4の実施例
による冗長系切替回路網の構成を示すブロック図、第5
図は本発明の第5の実施例による冗長系切替回路網の構
成を示すブロック図、第6図は本発明の第6の実施例に
よる冗長系切替回路網の構成を示すブロック図、第7図
はRスイッチの構成及び動作を示す図、第8図は移相器
の構成例を示す図、第9図はSPDTスイッチの構成及び動
作を示す図、第10図は従来の冗長系切替回路網の一構成
例を示すブロック図、第11図は従来の冗長系切替回路網
の他の構成例を示すブロック図である。 1〜8……現用ユニット、11〜13……予備ユニット、21
−1〜21−24……Rスイッチ、22……SPDTスイッチ、31
−1〜31−16、32−1〜32−6、33−1〜33−16、34−
1〜34−8、35−1、35−2……移相器、41、42……ハ
イブリッド、43……3分岐回路、44……4分岐回路、45
……4合成回路、46……8分岐回路、47……8合成回
路。
の構成を示すブロック図、第2図は本発明の第2の実施
例による冗長系切替回路網の構成を示すブロック図、第
3図は本発明の第3の実施例による冗長系切替回路網の
構成を示すブロック図、第4図は本発明の第4の実施例
による冗長系切替回路網の構成を示すブロック図、第5
図は本発明の第5の実施例による冗長系切替回路網の構
成を示すブロック図、第6図は本発明の第6の実施例に
よる冗長系切替回路網の構成を示すブロック図、第7図
はRスイッチの構成及び動作を示す図、第8図は移相器
の構成例を示す図、第9図はSPDTスイッチの構成及び動
作を示す図、第10図は従来の冗長系切替回路網の一構成
例を示すブロック図、第11図は従来の冗長系切替回路網
の他の構成例を示すブロック図である。 1〜8……現用ユニット、11〜13……予備ユニット、21
−1〜21−24……Rスイッチ、22……SPDTスイッチ、31
−1〜31−16、32−1〜32−6、33−1〜33−16、34−
1〜34−8、35−1、35−2……移相器、41、42……ハ
イブリッド、43……3分岐回路、44……4分岐回路、45
……4合成回路、46……8分岐回路、47……8合成回
路。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.入力信号を分岐する分岐回路と出力信号を合成する
合成回路と、 これら分岐回路と合成回路との間に、 少なくとも2個の現用ユニットと、 少なくとも1個の予備ユニットと、 各現用及び予備ユニットの出力端子及び入力端子の出力
側又は入力出力両側に接続され、互いに90゜の角度間隔
で配置された4つの端子を有し180゜の位相関係にある
1組の端子間か若しくは互いに90゜の位相関係にある2
組の端子間かのどちらかに切り替える少なくとも2個の
切替器とを有し、互いに隣接した切替器間が互いに接続
されている冗長系切替回路網において、 互いに接続された現用ユニットと切替器間の移相量、互
いに接続された予備ユニットと切替器間の移相量、及び
互いに接続された切替器間の移相量が、現用ユニットを
使用している場合の出力信号の位相と、切替器によって
現用ユニットを予備ユニットに切替えた場合の出力信号
の位相とが一致するように、予め選択された複数の移相
器を有することを特徴とする冗長系切替回路網。 2.2個の現用ユニットと、1個の予備ユニットと、各
現用及び予備ユニットの出力端子及び入力端子にそれぞ
れ接続された6個の切替器とを有し、予備ユニットの出
力端子に接続された1個の切替器は現用ユニットの出力
端子に接続された2個の切替器に接続され、 予備ユニットの入力端子に接続された1個の切替器は現
用ユニットの入力端子に接続された2個の切替器に接続
されており、 互いに接続された現用ユニットと切替器間の移相量をθ
A、互いに接続された予備ユニットと切替器間の移相量
をθB、互いに接続された切替器間の移相量をθ1、切
替器の現用ユニット側移相量をθR1、及び切替器の予備
ユニット側移相量をθR2とした時、上記移相量θ1、θ
A、及びθBは、 θ1+θB+2θR2=θA+θR1+2mπ (但し、mは整数)の関係式を満足するように選択され
ている複数の移相器を有することを特徴とする請求項1
記載の冗長系切替回路網。 3.2個の現用ユニットと、1個の予備ユニットと、各
現用及び予備ユニットの出力端子に接続された3個の切
替器とを有し、予備ユニットの出力端子に接続された1
個の切替器は現用ユニットの出力端子にそれぞれ接続さ
れた2個の切替器に接続されており、 互いに接続された現用ユニットと切替器間の移相量をθ
A、互いに接続された予備ユニットと切替器間の移相量
をθB、互いに接続された切替器間の移相量をθ1、切
替器の現用ユニット側移相量をθR1、及び切替器の予備
ユニット側移相量をθR2とした時、上記移相量θ1、θ
A、及びθBは、 θ1+θB+2θR2=θA+θR1+2mπ (但し、mは整数)の関係式を満足するように選択され
ている複数の移相器を有することを特徴とする請求項1
記載の冗長系切替回路網。 4.2i個(但し、iは1以上の整数)の現用ユニット
と、i個の予備ユニットと、各現用及び予備ユニットの
出力端子及び入力端子の少なくともどちらか一方に接続
された少なくとも3i個の切替器とを有し、上記現用及び
予備ユニットが、現用ユニット→現用ユニット→予備ユ
ニット→現用ユニット→現用ユニット→予備ユニットを
繰り返すような順にリング状に配置され、かつそれぞれ
のユニットに接続されている互いに隣接した切替器間が
互いに接続されてリング状に配置されており、 互いに接続された現用ユニットと切替器間の移相量をθ
A、互いに接続された予備ユニットと切替器間の移相量
をθB、現用ユニットに接続された切替器と予備ユニッ
トに接続された切替器間の移相量をθ1、現用ユニット
に接続された切替器間の移相量をθ2、切替器の現用ユ
ニット側移相量をθR1、及び切替器の予備ユニット側移
相量をθR2とした時、上記移相量θ1、θ2、θA、及
びθBは、 θ1+θB+2θR2=θA+θR1+2mπ θ2+2θR2=θR1+2nπ (但し、m、nは整数)の関係式を満足するように選択
されている複数の移相器を有することを特徴とする請求
項1記載の冗長系切替回路網。 5.j個(但し、jは2以上の整数)の現用ユニット
と、j個の予備ユニットと、各現用及び予備ユニットの
出力端子及び入力端子の少なくともどちらか一方に接続
された少なくとも2j個の切替器とを有し、上記現用及び
予備ユニットが、現用ユニット→予備ユニット→現用ユ
ニット→予備ユニットを繰り返すような順にリング状に
配置され、かつそれぞれのユニットに接続されている互
いに隣接した切替器間が互いに接続されてリング状に配
置されており、 互いに接続された現用ユニットと切替器間の移相量をθ
A、互いに接続された予備ユニットと切替器間の移相量
をθB、互いに接続された切替器間の移相量をθ1、切
替器の現用ユニット側移相量をθR1、及び切替器の予備
ユニット側移相量をθR2とした時、上記移相量θ1、θ
A、及びθBは、 θ1+θB+2θR2=θA+θR1+2mπ (但し、mは整数)の関係式を満足するように選択され
ている複数の移相器を有することを特徴とする請求項1
記載の冗長系切替回路網。 6.2個の現用ユニットと、2個の予備ユニットと、各
現用ユニットの出力端子及び入力端子にそれぞれ一端が
接続され、各予備ユニットの出力端子及び入力端子にそ
れぞれぞれ他端が接続された4個の切替器とを有し、 現用及び予備ユニットの出力端子に接続された2個の切
替器は互いに接続され、現用及び予備ユニットの入力端
子に接続された2個の切替器は互いに接続されており、 互いに接続された現用ユニットと切替器の移相量を
θA、互いに接続された予備ユニットと切替器の移相量
をθB、互いに接続された切替器間の移相量をθ2、切
替器の現用ユニット側移相量をθR1、及び切替器の予備
ユニット側移相量をθR2とした時、上記移相量θ2、θ
A、及びθBは、 θB+θR2=θA+θR1+2kπ θ2+2θR2=θR1+2nπ (但し、k,nは整数)の関係式を満足するように選択さ
れている複数の移相器を有することを特徴とする請求項
1記載の冗長系切替回路網。 7.2個の現用ユニットと、2個の予備ユニットと、各
現用ユニットの出力端子にそれぞれ一端が接続され、各
予備ユニットの出力端子にそれぞれぞれ他端が接続され
た2個の切替器とを有し、 現用及び予備ユニットの出力端子に接続された2個の切
替器は互いに接続されており、 互いに接続された現用ユニットと切替器間の移相量をθ
A、互いに接続された予備ユニットと切替器間の移相量
をθB、互いに接続された切替器間の移相量をθ2、切
替器の現用ユニット側移相量をθR1、及び切替器の予備
ユニット側移相量をθR2とした時、上記移相量θ2、θ
A、及びθBは、 θB+θR2=θA+θR1+2kπ θ2+2θR2=θR1+2nπ (但し、k,nは整数)の関係式を満足するように選択さ
れている複数の移相器を有することを特徴とする請求項
1記載の冗長系切替回路網。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62260799A JP2674764B2 (ja) | 1987-10-17 | 1987-10-17 | 冗長系切替回路網 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62260799A JP2674764B2 (ja) | 1987-10-17 | 1987-10-17 | 冗長系切替回路網 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01103306A JPH01103306A (ja) | 1989-04-20 |
JP2674764B2 true JP2674764B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=17352905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62260799A Expired - Lifetime JP2674764B2 (ja) | 1987-10-17 | 1987-10-17 | 冗長系切替回路網 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2674764B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004037713A1 (de) | 2004-08-04 | 2006-03-16 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren, Betriebssystem und Rechengerät zum Abarbeiten eines Computerprogramms |
JP4539225B2 (ja) * | 2004-08-17 | 2010-09-08 | 富士通株式会社 | 増幅器 |
JP2006314087A (ja) * | 2005-04-08 | 2006-11-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 増幅回路及び無線装置 |
JP5094962B2 (ja) * | 2008-03-27 | 2012-12-12 | 三菱電機株式会社 | 衛星通信装置用電力増幅装置 |
JP2014179790A (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-25 | Toshiba Corp | 送信システム及び切替設定方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56119318U (ja) * | 1980-02-12 | 1981-09-11 | ||
JPS61189007A (ja) * | 1985-02-15 | 1986-08-22 | Nec Corp | 冗長系を有するバランス形高周波回路系 |
-
1987
- 1987-10-17 JP JP62260799A patent/JP2674764B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01103306A (ja) | 1989-04-20 |
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