JP2674294B2 - 磁気抵抗効果ヘッド - Google Patents

磁気抵抗効果ヘッド

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JP2674294B2
JP2674294B2 JP2266496A JP26649690A JP2674294B2 JP 2674294 B2 JP2674294 B2 JP 2674294B2 JP 2266496 A JP2266496 A JP 2266496A JP 26649690 A JP26649690 A JP 26649690A JP 2674294 B2 JP2674294 B2 JP 2674294B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、磁気ディスク装置、磁気テープ装置等の磁
気記録装置に使用される磁気抵抗効果ヘッドに関する。
[従来の技術] 磁気抵抗効果ヘッド(以下、MRヘッドと称する。)は
高い再生感度を有し、かつ、再生出力が磁気記録媒体−
磁気ヘッド間の相対速度に依存しないので、磁気記録装
置の高密度化、小型化に対して有利なデバイスである。
MRヘッドにおいては、磁気抵抗効果素子(以下、MR素子
と称する。)に電極を取り付けて電流を流し、MR素子の
抵抗変化を出力として検出している。このMRヘッドと電
極の取り付け方法としては多くのものが開発されてい
る。
第2図は従来のMRヘッドの構成の一例を示すディスク
対向面の断面図である。このMRヘッドでは、電極2がテ
ーパー形状に形成されており、その上にMR素子1が形成
されている。電極がテーパー形状になっていることは、
MR素子の形状異方性を生かし、バルクハウゼンノイズを
軽減する効果がある。このMRヘッドにおいては、媒体か
ら発する磁束のうち、電極の間を通るものが検出される
ので、MRヘッドの感知幅は電極間の距離に等しいといえ
る。また、図中、4は下シールド間ギャップを、5は上
シールド間ギャップを示しており、磁気シールド6,7が
媒体から発する磁束のうち余分な磁束を吸収することに
より分解能を高めている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、近年、記録密度が上がり、トラック幅
が狭くなるにつれて、電極をテーパー形状にエッチング
する際に生じる誤差により、MRヘッドの感知幅を精度よ
く定めることが困難になっている。
本発明の目的は、テーパー形状の電極を用いたMRヘッ
ドにおいて、感知幅を正確に定めることのできるMRヘッ
ドを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、テーパー形状の分離した電極層と、該電極
層間に形成され、前記テーパー部に接触した絶縁層と、
前記電極層と前記絶縁層に接した磁気抵抗効果素子層と
が順次積層して形成され、前記磁気抵抗効果素子層のう
ち、前記絶縁層に接した部分が磁界の検出用に作用する
磁気抵抗効果ヘッドであって、絶縁層と磁気抵抗効果素
子層との接触面が平坦面であることを特徴とする磁気抵
抗効果ヘッドである。
[作用] 本発明においては、テーパー形状の電極とMR素子層の
間に絶縁層を設置し、感知幅として絶縁層の幅を用いる
ことにより、トラック幅を精度よく決定することができ
る。また、絶縁層とMR素子層の接触面を平面にすること
により、バルクハウゼンノイズの発生が抑えられる。
[実施例] 次に本発明の実施例について詳細に説明する。
実施例1,2 第1図は本発明の一実施例の断面図である。セラミッ
クの非磁性基板上に厚さ1μmのパーマロイを用いた下
シールド7をメッキ法により成膜し、次いでイオンミリ
ングにより、幅30μmにパターン化する。その上に、厚
さ0.4μmのSiO2を用いた下シールド間ギャープ4をス
パッタリング法により成膜し、さらに、厚さ0.24μmの
Auを用いた電極2を蒸着法により成膜する。この電極の
上に、厚さ0.01μmのTa、厚さ0.14μmのAl2O3、厚さ
1μmのレジストを成膜し、入射角30゜のArビームによ
り電極をテーパー形状にエッチングし、Al2O3をホット
リン酸により除去する。次に、ステンシル形状のフォト
レジストをトラック幅に相当する幅4.0μmだけ離して
1組作製し、厚さ0.04μmのSiO2からなる絶縁層3をリ
フトオフにより成膜する。
さらに、MR素子層1として、厚さ0.04μmのパーマロ
イ膜、厚さ0.02μmのTi膜、および厚さ0.05μmのCoZr
Mo膜を成膜する。そしてMR素子層と絶縁層と電極とを同
時に幅5μmにパターン化する。
さらに、厚さ0.3μmのSiO2膜を用いた上シールド間
ギャップ5をスパッタリング法により成膜し、その上に
厚さ1μmのパーマロイを用いた上シールド6をメッキ
法により成膜する。次いで、フォトリソグラフィー技術
とイオンエッチング技術を用いて、幅30μmのパターン
に形成する。得られたMRヘッドを実施例1とする。
実施例1においては、感知幅は4.0μmとしたが、上
記と同様にして、この幅が8μmであるものを作製し、
実施例2とした。これらのMRヘッドをそれぞれ複数個作
製し、実際の感知幅がどの程度ばらついているかをレー
ザー顕微鏡により測定した。表−1は感知幅の設計値と
実測値のずれを示したものである。表−1より、本発明
の実施例のMRヘッドでは0.2μm以下の精度で感知幅を
決定することができ、感知幅が4μmであるような狭ト
ラックヘッドでも適用できることが実証された。
比較例1,2 第2図は本発明の第1の比較例を示すMRヘッドの断面
図である。セラミックの非磁性基板上に厚さ1μmのパ
ーマロイを用いた下シールド7をメッキ法により成膜
し、イオンミリングにより幅30μmにパターン化する。
その上に、厚さ0.4μmのSiO2を用いた下シールド間ギ
ャップ4をスパッタリング法により成膜し、さらに、厚
さ0.24μmのAuを用いた電極2を蒸着法により成膜す
る。この電極の上に、厚さ0.01μmのTa、厚さ0.14μm
のAl2O3、厚さ1μmのレジストを成膜し、入射角30゜
のArビームにより電極をテーパー形状にエッチングし、
Al2O3をホットリン酸により除去する。このとき分離し
た電極の幅が感知幅となる。本比較例ではこの幅が4μ
mとなるようにレジストを配置している。
次に、MR素子層1として、厚さ0.04μmのパーマロイ
膜、厚さ0.02μmのTi膜、および厚さ0.05μmのCoZrMo
膜を成膜する。そしてMR素子層と絶縁層と電極とを同時
に幅5μmにパターン化する。
さらに、厚さ0.3μmのSiO2膜を用いた上シールド間
ギャップ5をスパッタリング法により成膜し、その上に
厚さ1μmのパーマロイを用いた上シールド6をメッキ
法により成膜する。次いでフォトリソグラフィー技術と
イオンエッチング技術を用いて、幅30μmのパターンに
形成する。得られたMRヘッドを比較例1とする。
比較例1では感知幅は電極の距離で決定され、4μm
であったが、上記と同様にして感知幅が8μmのものを
作製し、比較例2とした。
表−2は感知幅の設計値と実測値のずれを示したもの
である。表−2より、比較例のMRヘッドでは感知幅の作
成誤差が1.0μm以上になってしまうため、感知幅が4
μmであるような狭トラックヘッドには適用できないこ
とがわかる。
比較例3 第3図は本発明の第3の比較例を示すMRヘッドの断面
図である。セラミックの非磁性基板上に厚さ1μmのパ
ーマロイを用いた下シールド7をメッキ法により成膜
し、イオンミリングにより幅30μmにパターン化する。
その上に、厚さ0.4μmのSiO2を用いた下シールド間ギ
ャップ4をスパッタリング法により成膜し、さらに、厚
さ0.24μmのAuを用いた電極2を蒸着法により成膜す
る。この電極の上に、厚さ0.01μmのTa、厚さ0.14μm
のAl2O3、厚さ1μmのレジストを成膜し、入射角30゜
のArビームにより電極をテーパー形状にエッチングし、
Al2O3をホットリン酸により除去する。次に、フォトレ
ジストを感知幅に相当する幅4μmだけ離して1組作成
し、厚さ0.04μmのSiO2からなる絶縁層3をリフトオフ
により成膜する。
さらに、MR素子層1として、厚さ0.04μmのパーマロ
イ膜、厚さ0.02μmのTi膜、および厚さ0.05μmのCoZr
Mo膜を成膜する。そしてMR素子層と絶縁層と電極とを同
時に幅5μmにパターン化する。
さらに、厚さ0.3μmのSiO2膜を用いた上シールド間
ギャップ5をスパッタリング法により成膜し、その上に
厚さ1μmのパーマロイを用いた上シールド6をメッキ
法により成膜する。次いでフォトリソグラフィー技術と
イオンエッチング技術を用いて、幅30μmのパターンに
形成する。
本比較例においては、感知幅は感知幅は4μmであ
る。しかしながら、感知幅の端部において、MR素子が電
極のテーパー形状を反映するため、第3図に示すよう
に、MR素子1が平面とならずに屈曲してしまっている。
表−3は感知幅が4μmの実施例1と比較例3につい
て、作製したMRヘッドの再生波形にバルクハウゼンノイ
ズが発生する頻度を示したものである。表−3より、比
較例3においてはテストしたすべてのヘッドでバルクハ
ウゼンノイズが観測されていることがわかる。
表−1および表−3より、本発明のMRヘッドが感知幅
を精度よく決定することが可能であり、かつ、バルクハ
ウゼンノイズの発生頻度が小さいのに対して、電極間の
距離を感知幅としたMRヘッドでは感知幅を精度よく定め
ることが困難であり、また、MR素子と絶縁層の接触面が
平面になっていないMRヘッドにおいては、バルクハウゼ
ンノイズが100%発生してしまうことがわかる。
[発明の効果] 以上のように、本発明においては、感知幅を正確に定
めることができ、バルクハウゼンノイズの少ない磁気抵
抗効果ヘッドを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のディスク対向面の断面図、
第2図および第3図はそれぞれ本発明の比較例に用いら
れる磁気抵抗効果ヘッドのディスク対向面の断面図であ
る。 1……MR素子 2……電極 3……絶縁層 4……下シールド間ギャップ 5……上シールド間ギャップ 6……上シールド 7……下シールド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テーパー形状の分離した電極層と、該電極
    層間に形成され、前記テーパー部に接触した絶縁層と、
    前記電極層と前記絶縁層に接した磁気抵抗効果素子層と
    が順次積層して形成され、前記磁気抵抗効果素子層のう
    ち、前記絶縁層に接した部分が磁界の検出用に作用する
    磁気抵抗効果ヘッドであって、絶縁層と磁気抵抗効果素
    子層との接触面が平坦面であることを特徴とする磁気抵
    抗効果ヘッド。
JP2266496A 1990-10-05 1990-10-05 磁気抵抗効果ヘッド Expired - Lifetime JP2674294B2 (ja)

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