JP2673682B2 - 翼付医療用針 - Google Patents
翼付医療用針Info
- Publication number
- JP2673682B2 JP2673682B2 JP7314817A JP31481795A JP2673682B2 JP 2673682 B2 JP2673682 B2 JP 2673682B2 JP 7314817 A JP7314817 A JP 7314817A JP 31481795 A JP31481795 A JP 31481795A JP 2673682 B2 JP2673682 B2 JP 2673682B2
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- JP
- Japan
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- needle
- tube
- medical
- protector
- notch
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、針管を収容するプロテ
クターを一体的に備えている翼付医療用針に関するもの
である。
クターを一体的に備えている翼付医療用針に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来の医療用針は、これを収容保護する
プロテクターとは分離されるものであった。使用後の翼
付医療用針を一方の手に持ち、その針を他方の手で持っ
たプロテクターに仕舞う際、食違いがあると、針先でプ
ロテクターを保持している指を刺してしまうことがあ
る。
プロテクターとは分離されるものであった。使用後の翼
付医療用針を一方の手に持ち、その針を他方の手で持っ
たプロテクターに仕舞う際、食違いがあると、針先でプ
ロテクターを保持している指を刺してしまうことがあ
る。
【０００３】このようなことは、エイズや肝炎などの感
染防止のためにあってはならない。そこで、針にプロテ
クターを被せる際に、両者の食違いが生ずる余地がない
ように、プロテクターを医療用針に対し一体的に備えて
いて、使用時にはプロテクターを基端側へ移動して針先
を露出し、使用後はプロテクターを先端側へ移動して針
先に被せるものが考えられている（特開昭６２−７２３
６７号）。
染防止のためにあってはならない。そこで、針にプロテ
クターを被せる際に、両者の食違いが生ずる余地がない
ように、プロテクターを医療用針に対し一体的に備えて
いて、使用時にはプロテクターを基端側へ移動して針先
を露出し、使用後はプロテクターを先端側へ移動して針
先に被せるものが考えられている（特開昭６２−７２３
６７号）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このプ
ロテクターの取着構造は、翼付医療用針に利用できな
い。そこで、本願発明は、使用時にはプロテクターを医
療用チューブに嵌着しておき、製品提供時及び使用後は
プロテクターを先端方向へスライドさせて針管に被せる
ことができる翼付医療用針を提供することを目的とす
る。
ロテクターの取着構造は、翼付医療用針に利用できな
い。そこで、本願発明は、使用時にはプロテクターを医
療用チューブに嵌着しておき、製品提供時及び使用後は
プロテクターを先端方向へスライドさせて針管に被せる
ことができる翼付医療用針を提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するもの
は、鋭利な先端を有する針管と、該針管の基端を支持す
るとともに翼を有する針管支持部と、医療用チューブ接
続部とを有するハブと、該ハブの前記医療用チューブ接
続部に嵌着された前記医療用チューブと、該医療用チュ
ーブに移動可能に嵌着された筒状のプロテクターとから
なる翼付医療用針であって、前記プロテクターは、一箇
所または複数箇所に軸方向に延びる切込みを有し、該切
込みの基端部は前記切込みより大きい巾の翼付根収容空
間となっており、翼が切込みを通って翼付根収容空間に
収容されると、前記針管が先端まで覆われることを特徴
とする翼付医療用針である。
は、鋭利な先端を有する針管と、該針管の基端を支持す
るとともに翼を有する針管支持部と、医療用チューブ接
続部とを有するハブと、該ハブの前記医療用チューブ接
続部に嵌着された前記医療用チューブと、該医療用チュ
ーブに移動可能に嵌着された筒状のプロテクターとから
なる翼付医療用針であって、前記プロテクターは、一箇
所または複数箇所に軸方向に延びる切込みを有し、該切
込みの基端部は前記切込みより大きい巾の翼付根収容空
間となっており、翼が切込みを通って翼付根収容空間に
収容されると、前記針管が先端まで覆われることを特徴
とする翼付医療用針である。
【０００６】
【作用】本発明の翼付医療用針は、鋭利な先端を有する
針管と、該針管の基端を支持するとともに翼を有する針
管支持部と、医療用チューブ接続部とを有するハブと、
該ハブの前記医療用チューブ接続部に嵌着された前記医
療用チューブと、該医療用チューブに移動可能に嵌着さ
れた筒状のプロテクターとからなる翼付医療用針であ
り、前記プロテクターは、一箇所または複数箇所に軸方
向に延びる切込みを有し、該切込みの基端部は前記切込
みより大きい巾の翼付根収容空間となっている。このた
め、プロテクターを先端方向に移動させると、翼が切込
みを通って翼付根収容空間に収容され、前記針管が先端
まで覆われるので、使用後、針管の針先でプロテクター
を保持する指を刺してしまうことがなくエイズや肝炎な
どの感染防止となる。
針管と、該針管の基端を支持するとともに翼を有する針
管支持部と、医療用チューブ接続部とを有するハブと、
該ハブの前記医療用チューブ接続部に嵌着された前記医
療用チューブと、該医療用チューブに移動可能に嵌着さ
れた筒状のプロテクターとからなる翼付医療用針であ
り、前記プロテクターは、一箇所または複数箇所に軸方
向に延びる切込みを有し、該切込みの基端部は前記切込
みより大きい巾の翼付根収容空間となっている。このた
め、プロテクターを先端方向に移動させると、翼が切込
みを通って翼付根収容空間に収容され、前記針管が先端
まで覆われるので、使用後、針管の針先でプロテクター
を保持する指を刺してしまうことがなくエイズや肝炎な
どの感染防止となる。
【０００７】
【実施例】そこで、本発明の実施例の翼付医療用針を図
１または図２を用いて説明する。図１は、本発明の翼付
医療用針の一実施列の使用時の状態を示す斜視図であ
り、図２は、本発明の翼付医療用針の一実施列の使用後
の状態を示す斜視図である。
１または図２を用いて説明する。図１は、本発明の翼付
医療用針の一実施列の使用時の状態を示す斜視図であ
り、図２は、本発明の翼付医療用針の一実施列の使用後
の状態を示す斜視図である。
【０００８】この実施例の翼付医療用針は、図１に示す
ように、鋭利な先端を有する針管１と、該針管１の基端
を支持する針管支持部２ａを有するとともに、該針管支
持部２ａに翼２ｂ，２ｂを有し、かつ、該針管支持部２
ａの基端方向に延在して医療用チューブｔが嵌着するチ
ューブ接続部２ｃを有するハブ２と、該ハブ２のチュー
ブ接続部に嵌着する医療用チューブｔと、針管１を保護
するための筒状のプロテクター４とを備え、該プロテク
ター４は、筒状であり該ハブ２のチューブ接続部に嵌着
する医療用チューブｔに嵌着されるようになっている。
ように、鋭利な先端を有する針管１と、該針管１の基端
を支持する針管支持部２ａを有するとともに、該針管支
持部２ａに翼２ｂ，２ｂを有し、かつ、該針管支持部２
ａの基端方向に延在して医療用チューブｔが嵌着するチ
ューブ接続部２ｃを有するハブ２と、該ハブ２のチュー
ブ接続部に嵌着する医療用チューブｔと、針管１を保護
するための筒状のプロテクター４とを備え、該プロテク
ター４は、筒状であり該ハブ２のチューブ接続部に嵌着
する医療用チューブｔに嵌着されるようになっている。
【０００９】プロテクター４には、軸方向に延びる切込
み４１，４２が、前記翼２ｂに対応するように円周一箇
所または複数箇所に、先端より基端方向に所要中途まで
入っていて、かつ、該切込み４１の基端部所要長さが、
該切込み４１の他の部分よりも大きい巾の翼付根収容空
間４２となっている。
み４１，４２が、前記翼２ｂに対応するように円周一箇
所または複数箇所に、先端より基端方向に所要中途まで
入っていて、かつ、該切込み４１の基端部所要長さが、
該切込み４１の他の部分よりも大きい巾の翼付根収容空
間４２となっている。
【００１０】そして、針管１先端方向に移動するとき、
図２に示すように、前記翼２ｂが、該切込み４１を通っ
て該翼付根収容空間４２に位置して収容されるととも
に、針管１の先端まで覆うように構成したことを特徴と
するものであり、この状態で製品提供される。
図２に示すように、前記翼２ｂが、該切込み４１を通っ
て該翼付根収容空間４２に位置して収容されるととも
に、針管１の先端まで覆うように構成したことを特徴と
するものであり、この状態で製品提供される。
【００１１】使用時は、図１に示すようにプロテクター
４を基端方向へスライドさせて医療用チューブｔに嵌着
しておき、使用後は、図２に示すようにプロテクター４
を先端方向へスライドさせて針管１に被せる。なお、プ
ロテクター４の先端は、図１および図２より明らかなよ
うに、切り込み４１に向かってくぼんでいる。このた
め、羽付根の切り込み４１への誘導を容易にしている。
４を基端方向へスライドさせて医療用チューブｔに嵌着
しておき、使用後は、図２に示すようにプロテクター４
を先端方向へスライドさせて針管１に被せる。なお、プ
ロテクター４の先端は、図１および図２より明らかなよ
うに、切り込み４１に向かってくぼんでいる。このた
め、羽付根の切り込み４１への誘導を容易にしている。
【００１２】
【発明の効果】本発明の翼付医療用針は、鋭利な先端を
有する針管と、該針管の基端を支持するとともに翼を有
する針管支持部と、医療用チューブ接続部とを有するハ
ブと、該ハブの前記医療用チューブに嵌着された前記医
療用チューブと、該医療用チューブに移動可能に嵌着さ
れた筒状のプロテクターとからなる翼付医療用針であっ
て、前記プロテクターは、一箇所または複数箇所に軸方
向に延びる切込みを有し、該切込みの基端部は前記切込
みより大きい巾の翼付根収容空間となっており、翼が切
込みを通って翼付根収容空間に収容されると、前記針管
が先端まで覆われることを特徴とする翼付医療用針であ
り、翼を通す切込みがありかつ切込みの奥行部が若干広
くなっていて翼の付根を安定収容するように形成したプ
ロテクターをハブの基端に接続される医療用チューブに
嵌着してなるので、先端方向へスライドさせたプロテク
ターで針管を保護して製品提供し、使用時は、プロテク
ターを基端方向へスライドさせて医療用チューブに嵌着
しているので、プロテクターを紛失しない。使用後は、
プロテクターを再び先端方向へスライドさせて針管に被
せるが、後方から被せるので安全である。従って、針に
プロテクターを被せる際に、両者の付合わせる見当合わ
せを行うことがなくなり、両者の食違いが生ずる余地が
ないから、針先でプロテクターを保持している指を刺し
てしまうことはあり得ず、エイズや肝炎などの感染防止
のためのすこぶる有用な翼付医療用針を提供することが
できる。
有する針管と、該針管の基端を支持するとともに翼を有
する針管支持部と、医療用チューブ接続部とを有するハ
ブと、該ハブの前記医療用チューブに嵌着された前記医
療用チューブと、該医療用チューブに移動可能に嵌着さ
れた筒状のプロテクターとからなる翼付医療用針であっ
て、前記プロテクターは、一箇所または複数箇所に軸方
向に延びる切込みを有し、該切込みの基端部は前記切込
みより大きい巾の翼付根収容空間となっており、翼が切
込みを通って翼付根収容空間に収容されると、前記針管
が先端まで覆われることを特徴とする翼付医療用針であ
り、翼を通す切込みがありかつ切込みの奥行部が若干広
くなっていて翼の付根を安定収容するように形成したプ
ロテクターをハブの基端に接続される医療用チューブに
嵌着してなるので、先端方向へスライドさせたプロテク
ターで針管を保護して製品提供し、使用時は、プロテク
ターを基端方向へスライドさせて医療用チューブに嵌着
しているので、プロテクターを紛失しない。使用後は、
プロテクターを再び先端方向へスライドさせて針管に被
せるが、後方から被せるので安全である。従って、針に
プロテクターを被せる際に、両者の付合わせる見当合わ
せを行うことがなくなり、両者の食違いが生ずる余地が
ないから、針先でプロテクターを保持している指を刺し
てしまうことはあり得ず、エイズや肝炎などの感染防止
のためのすこぶる有用な翼付医療用針を提供することが
できる。
【図１】図１は、本発明の翼付医療用針の一実施列の使
用時の状態を示す斜視図である。
用時の状態を示す斜視図である。
【図２】図２は、本発明の翼付医療用針の一実施列の使
用後の状態を示す斜視図である。
用後の状態を示す斜視図である。
ｔ 医療用チューブ １ 針管 ２ ハブ ２ａ 針管支持部 ２ｂ 翼 ２ｃ 医療用チューブ接続部 ４ プロテクター ４１ 切込み ４２ 翼付根収納空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 登 静岡県富士宮市大宮2440番地 テルモ株 式会社内 (72)発明者 西村 正人 静岡県富士宮市万野原新田2827番地 テ ルモ株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 鋭利な先端を有する針管と、該針管の基
端を支持するとともに翼を有する針管支持部と、医療用
チューブ接続部とを有するハブと、該ハブの前記医療用
チューブ接続部に嵌着された前記医療用チューブと、該
医療用チューブに移動可能に嵌着された筒状のプロテク
ターとからなる翼付医療用針であって、前記プロテクタ
ーは、一箇所または複数箇所に軸方向に延びる切込みを
有し、該切込みの基端部は前記切込みより大きい巾の翼
付根収容空間となっており、翼が切込みを通って翼付根
収容空間に収容されると、前記針管が先端まで覆われる
ことを特徴とする翼付医療用針。 - 【請求項２】 前記プロテクターの先端は、前記切り込
みに向かってくぼんでいるものである請求項１に記載の
翼付医療用針。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7314817A JP2673682B2 (ja) | 1988-03-03 | 1995-11-07 | 翼付医療用針 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63-50176 | 1988-03-03 | ||
| JP5017688 | 1988-03-03 | ||
| JP7314817A JP2673682B2 (ja) | 1988-03-03 | 1995-11-07 | 翼付医療用針 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63325617A Division JP2813886B2 (ja) | 1988-03-03 | 1988-12-22 | 翼付医療用針 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08206195A JPH08206195A (ja) | 1996-08-13 |
| JP2673682B2 true JP2673682B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=26390624
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7314817A Expired - Fee Related JP2673682B2 (ja) | 1988-03-03 | 1995-11-07 | 翼付医療用針 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2673682B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6923793B2 (en) | 2000-06-02 | 2005-08-02 | Nipro Corporation | Clamp for winged needle |
Families Citing this family (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5951525A (en) * | 1998-02-10 | 1999-09-14 | Specialized Health Products, Inc. | Manual safety medical needle apparatus and methods |
| US7048718B1 (en) | 1999-09-27 | 2006-05-23 | Jms Co., Ltd | Winged injection needle having needle covering means |
| AU2001294191C1 (en) | 2000-10-06 | 2005-11-24 | Jms Co., Ltd | Wing retraction type mis-piercing preventer and winged needle having the mis-piercing preventer |
| US6623461B1 (en) | 2002-03-15 | 2003-09-23 | Becton, Dickinson And Company | Forward shielding safety device |
| US6926700B2 (en) | 2002-03-19 | 2005-08-09 | Becton, Dickinson And Company | Needle assembly |
| AU2003201340A1 (en) | 2002-03-19 | 2003-10-16 | Becton, Dickinson And Company | Needle device |
| CA2422307A1 (en) | 2002-03-20 | 2003-09-20 | Stefanie Livanos | Blood collection device |
| DE60303415T2 (de) | 2002-05-15 | 2006-08-24 | Becton Dickinson And Co. | Nadelschutzvorrichtung |
| CN1463757A (zh) * | 2002-06-14 | 2003-12-31 | 上海康德莱企业发展集团有限公司 | 一种带安全装置的单翼输液针 |
| DE602004018699D1 (de) | 2003-03-20 | 2009-02-12 | Nipro Corp | Schutzkappe für Nadel mit Flügeln |
| JP2006043327A (ja) * | 2004-08-09 | 2006-02-16 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | 注射針用キャップ |
| JP6235030B2 (ja) * | 2012-10-23 | 2017-11-22 | ポリー メディキュア リミテッド | ニードル安全アセンブリ |
| JP6347888B1 (ja) * | 2017-12-19 | 2018-06-27 | メディキット株式会社 | プロテクタ及び医療用針組立体 |
-
1995
- 1995-11-07 JP JP7314817A patent/JP2673682B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6923793B2 (en) | 2000-06-02 | 2005-08-02 | Nipro Corporation | Clamp for winged needle |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08206195A (ja) | 1996-08-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |