JP2673649B2 - 掘削土などの再生処理方法およびその装置 - Google Patents
掘削土などの再生処理方法およびその装置Info
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Description
方法およびその装置に係り、軟弱性掘削土を含む掘削土
などを再生処理するための再生処理方法およびその装置
に関する。
等における掘削により発生する掘削土は、掘削によるこ
ね返しを受けるため、必要な路床支持力を失い、最早、
埋戻し材料としては使用できなくなるので廃棄処分され
ていた。このため新たに良質の土砂を埋戻し用として使
用するようにされていた。
し用等に使用できるようにした掘削土再生方法は、例え
ば、特開昭57−121086号公報により開示されて
いる。
残土などには軟弱性掘削土などが含まれており、これら
軟弱土に改質剤を用いて改質し、埋立処理又は再生使用
できるようにした軟弱土改良方法も開示されている(特
開昭59−155488号公報)。
土などについては土質安定剤である石灰系もしくはセメ
ント系材料を添加して解砕混合を行わせ、次いで篩分を
行い、篩下を再生土として、再生利用されている。
しては、これら軟弱性掘削土などに改質剤、例えばアク
リル酸カリウム塩などを添加混合させ、土中水分と反応
せしめて含水比を低下させ再生土とするようにされてい
る。
に土質安定剤を用いて再生土として再生利用する方法で
は、土質安定剤の添加率を大幅に増大させることを必要
として再生コストの増加を招くともに、添加率の増大に
伴い再生土の路床支持力比(CBR値)も過大となっ
て、かかる再生土を埋戻しに用いた場合、再掘削のさい
の作業性を著しく困難にさせる等の虞れがある。
に改質剤を用いて再生土とする方法では、この再生土
は、コンシステンシーの改善は見られるもののCBR値
が充分なものが得られず、埋立処分などに用いられるだ
けで、再生土として再生利用することができないことが
あり好ましくない。
決するためになされたものであり、軟弱性掘削土などを
含む掘削土などを再生土に再生処理させるにあたり、軟
弱性掘削土などを改質土に転換させることができるの
で、土質安定剤の添加率を増大させることなく再生土と
して有効に再生利用できる掘削土などの再生処理方法お
よびその装置を提供することを目的とする。
めに、本発明では、高含水比を有する軟弱性掘削土に改
質剤を添加・混合して団粒化混合物とした後、養生を行
って改質土とし、上記改質土に土質安定剤または低含水
比掘削土と土質安定剤とを添加、解砕混合して解砕混合
土とし、解砕混合土を篩分けして篩下を再生土とするこ
とを特徴とするものであり、また、高含水比を有する軟
弱性掘削土に改質剤を添加・混合して団粒化混合物とす
るための撹拌混合機と、上記団粒化混合物を養生して改
質土とするための養生手段と、上記改質土に土質安定剤
または低含水比掘削土と土質安定剤とを添加、解砕混合
して解砕混合土とするための解砕混合機と、解砕混合土
を篩分けして篩下を再生土とするための篩分け機と、を
具備したことを特徴とするものである。
削土ならびに低含水比掘削土などを再生土として再生処
理させるにあたり、上記軟弱性掘削土などを改質土に転
換させることができるとともに、土質安定剤添加率をと
くに増大させることなく、充分なCBR値を呈する優れ
た再生土として有効に再生利用できる。
いて説明する。図1は、本発明の一実施例を示す掘削土
などの再生処理方法のフロー図である。
弱性掘削土などをしめし、掘削土や土工事に伴い発生す
る建設残土などのうちの軟弱土などが含まれる。軟弱土
は、例えば砂含有率(+75μ)50重量%以下、CB
R値1%以下、含水比40重量%以上の性状を呈してい
る。軟弱性掘削土10は、ホッパ12に供給され、ホッ
パ12上部の目開き100mm程度の格子材などにより
大塊14が分離除去されて、格子材を通過した軟弱性掘
削土16が改質剤18添加のもとで撹拌混合機20に供
給される。改質剤18としては、天然水溶性高分子材
料、水溶性重合体などが好適であり、前者の場合、軟弱
性掘削土16に対し湿潤基準重量比にて0.1〜0.5
%程度が添加され、撹拌混合機20、例えば多軸パドル
式撹拌混合機において強い撹拌力を受けて充分に混合さ
れる。このさい軟弱性掘削土16ならびに改質剤は分散
状態とされ土粒子表面水分を吸収するとともに、表面を
被覆し、被覆された土粒子相互は作用力のもとで架橋し
て固化反応のもとで団粒化されるにいたり、団粒化混合
物22が得られる。得られた団粒化混合物22は養生手
段26、屋根付もしくは屋根無し床面において養生せら
れ、固化反応を進行させ上記改質剤の主成分は徐々に分
解されるとともに水分の放出による含水比の低下もなさ
れて改質土24に変換される。団粒化混合物22の養生
手段26における養生時間は24〜48時間であるが、
養生手段26に補助手段、例えば通気装置などを付設さ
せることにより、養生を促進させて強度向上と養生時間
の短縮をはかることも可能とされる。
下70〜95%、5mm以下10〜20%程度の団粒状
を示し、軟弱性掘削土10に対し含水率比も10〜30
%程度低下しており、充分な水分放出による含水比の低
下がなされ、しかも粘性も低下した「パサパサ」状の土
質を呈している。
される。
し、掘削土や土工事に伴い発生する建設残土のうちの低
含水比土などを主体とするものである。32は低含水比
掘削土30などの貯蔵域である。
されて又は、軟弱性掘削土の中でも比較的含水比の低い
粘性の少ない掘削土を処理した改質土の場合は、改質土
のみがホッパ34に供給され、ホッパ34上部の目開き
300mm程度の格子材などにより大塊36が分離除去
されて、格子材を通過した混合土38は篩分け機40に
供給される。このさい混合土38に含有されている金属
系廃材などは磁気分離などにより分離除去される。
面によりさらに中塊42が分離除去されて、篩面を通過
した混合土46が得られる。また、混合土46に含有さ
れている木片、布、非磁性金属などの分離がなされて、
混合土46の精選が行われる。
例えば生石灰またはセメントなどが添加され、この添加
率は1〜5重量%である。
砕混合機50によって機械的衝撃作用が加えられて解砕
混合される。衝撃による解砕混合機50としては、例え
ば特公昭42−11881号公報、特開昭60−481
51号公報に開示されている粘性物質の解砕混合に特に
適した衝撃式混合機などを用いることが好適であり、回
転打撃子による衝撃作用により屈曲式解砕板の表面なら
びに屈曲式解砕機と回転打撃子との間の空間において上
記混合土46は短時間に解砕混合されて粘度として40
mm以下95%以上、5mm以下50%程度の解砕混合
土52となる。
が均一に混合された充てん構造を呈し、これら材料間と
の反応、吸着により硬化現象を呈するとともに、強度を
増加させるに至る。
度の篩面を備えた篩分け機54を用いて篩上56と篩下
53とに篩分けされ、篩上56は解砕混合機50に戻さ
れて再び解砕混合されることも可能である。篩下は再生
土58とされるが、目開き13〜20mm程度の篩面を
備えた篩分け機などを用いることにより、さらに粘度が
縮少された再生土58を得ることが可能である。
ステンシーが改善され、すなわち粘性が低下されかつ充
分なCBR値が得られており、軟弱性掘削土を改質土2
4として用いることができて低含水比掘削土30ととも
に利用されて土質安定剤添加率を著しく増加させること
なく、充分なCBR値を呈する優れた再生土として再生
処理することができる。
土を含めて各種の建設残土などを再生土として再生処理
することができるとともに、所要のCBR値からなる再
生土を得るための土質安定剤添加率の増加を回避するこ
とができる。しかも、格別な再生処理装置を用いること
なく簡易な装置により再生土として再生処理することが
できる。
軟弱性掘削土などを含む掘削土などを再生土に再生処理
させるにあたり、軟弱性掘削土などを改質土として用い
ることができて、土質安定剤の添加率を増大させること
なく再生土として有効に再生利用できる。しかも、格別
な再生処理装置を用いることなく簡易な装置により再生
土として再生処理することができる。
方法のフロー図。
Claims (2)
- 【請求項1】 高含水比を有する軟弱性掘削土に改質剤
を添加・混合して団粒化混合物とした後、養生を行って
改質土とし、上記改質土に土質安定剤または低含水比掘
削土と土質安定剤とを添加、解砕混合して解砕混合土と
し、解砕混合土を篩分けして篩下を再生土とすることを
特徴とする掘削土などの再生処理方法。 - 【請求項2】 高含水比を有する軟弱性掘削土に改質剤
を添加・混合して団粒化混合物とするための撹拌混合機
と、上記団粒化混合物を養生して改質土とするための養
生手段と、上記改質土に土質安定剤または低含水比掘削
土と土質安定剤とを添加、解砕混合して解砕混合土とす
るための解砕混合機と、解砕混合土を篩分けして篩下を
再生土とするための篩分け機と、を具備したことを特徴
とする掘削土などの再生処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12800393A JP2673649B2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 掘削土などの再生処理方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12800393A JP2673649B2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 掘削土などの再生処理方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06313324A JPH06313324A (ja) | 1994-11-08 |
JP2673649B2 true JP2673649B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=14974065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12800393A Expired - Lifetime JP2673649B2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 掘削土などの再生処理方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2673649B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101042622B1 (ko) * | 2011-05-02 | 2011-06-22 | 김홍식 | 혼합토 제조장치 및 이 혼합토 제조방법 |
-
1993
- 1993-04-30 JP JP12800393A patent/JP2673649B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06313324A (ja) | 1994-11-08 |
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