JP2673283B2 - 採石のふるい分け機 - Google Patents

採石のふるい分け機

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JP2673283B2
JP2673283B2 JP6013426A JP1342694A JP2673283B2 JP 2673283 B2 JP2673283 B2 JP 2673283B2 JP 6013426 A JP6013426 A JP 6013426A JP 1342694 A JP1342694 A JP 1342694A JP 2673283 B2 JP2673283 B2 JP 2673283B2
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不二夫 加納
智行 西田
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株式会社プラント計画
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本各発明は、採石をその大きさに
応じてふるい分ける採石のふるい分け機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、採掘された石灰石等の種々の
原石、所謂採石をその大きさに応じてふるい分ける採石
のふるい分け機としては、種々のものが案出されている
が、中には、回転する円筒状の網体を備えたものがあ
る。このようなふるい分け機は、網体の一端側が他端側
より上方に位置すべく傾斜して配設されるように設置さ
れ、網体の一端側から採石を投入し、モーター等の駆動
装置により網体を回転させて網体内の採石を網体の他端
側方向に転げ落とし、網体の網目より小さな採石を網目
から落下させることによって、採石をその大きさに応じ
てふるい分けるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ふるい分け機にあっては、回転する円筒状の網体内の採
石を転げ落とすものであるため、採石のふるい分けを実
質的に行う部分は、網体の円周の下部面、具体的には網
体の円周の1/10〜1/15程度の下部面であり、網
体の上部は、採石のふるい分けとしての機能を果たす部
分ではなかった。
【0004】そこで、発明者等は、このような不要な網
体の上部を省略することができれば、網体自体の高さを
低く抑えることができ、ふるい分け機の設置空間に円筒
状の網体が納まる程の高さを確保する必要がなく、低い
設置空間であってもふるい分け機を設置することができ
る等の利点が得られることに着目し、如何にすればふる
い分け機としての機能を損なわせることなく網体の不要
な上部を省略することができるかを鋭意研究した結果、
本各発明を完成したのである。
【0005】また、従来のふるい分け機にあっては、回
転する網体内に採石を単に転げ落としてふるい分けを行
うものであり、採石のふるい分けの効率が劣るものであ
った。このため、採石を十分にふるい分けるためには、
網体自体を十分な長さのものとしなければならず、これ
故、設置空間の長さも十分に確保しなければならないも
のであった。しかも、ふるい分けの効率に劣るため、ふ
るい分けに時間を要するものであった。
【0006】さらに、網体の回転数等は、採石の大き
さ、量、或は種類等に応じて決定されるのであるが、従
来にふるい分け機にあっては、モーター等の駆動装置に
よって網体を回転させるため、網体の回転数等を変更す
る際には、モーター等の駆動装置自体を変更しなければ
ならず、汎用性にも劣るものであった。
【0007】本発明は、このような実状を鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、網体の高さを
低く抑えることができると共に、ふるい分け効率を向上
させることができ、しかも汎用性にも優れた採石のふる
い分け機を簡単な構造によって提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに本各発明の採った手段を、図面に使用する符号を付
して説明すると、本発明は、「台座10と、樋状に形成
される共に、前記台座に幅方向に揺動自在であり、かつ
一端側が他端側よりも上方に位置するように傾斜して設
けられた網体20と、この網体20を揺動させる揺動手
段30とを有する採石のふるい分け機100において、
前記揺動手段30が、前記台座10に前記網体20の幅
方向に摺動自在に支持されると共に第1のスプロケット
31及び第2のスプロケット32が各々軸支された摺動
体33と、摺動体33を摺動させる往復シリンダー34
と、前記第1のスプロケット31に巻回され、両端が各
々前記網体20及び前記台座10に固着された第1のチ
ェーン35と、前記第2のスプロケット32に巻回さ
れ、両端が各々前記網体20及び前記台座10に固着さ
れた第2のチェーン36とを備えたものであることを特
徴とする採石のふるい分け機100。」である。
【0009】
【発明の作用】このように構成された本各発明に係る採
石のふるい分け機100は、以下のように作用する。
の採石のふるい分け機100は、網体20を樋状に形成
し、この網体20を揺動させることによって採石をその
大きさに応じてふるい分けるようにしたものである。こ
のため、網体20は、従来の円筒状の網体における採石
のふるい分けとしての機能を何等果たさない上部の不要
な部分を省略したものとなり、従来に比して、網体20
自体の高さは低くなる。よって、ふるい分け機100全
体の高さを低くし得ることになり、設置空間を確保し易
くなる。
【0010】また、網体20を揺動させることによって
採石のふるい分けが行われるため、何等支障なく採石の
ふるい分けが行え得るばかりか、揺動する網体20内、
すなわち、往復の回動が行われる網体20内において
は、採石のハネが生じ、従来に比して、採石のふるい分
けの効率は向上する。よって、ふるい分けに要する時間
は短縮されることになる。また、網体20の長さも短く
し得ることになり、ふるい分け機100全体の長さも短
くし得ることになるため、この理由からも、設置空間を
確保し易くなる。
【0011】またこの採石のふるい分け機100は、例
えば図8及び図9に示すように、往復シリンダー34を
駆動装置とし、チェーン35、36を介して網体20を
揺動させるようになっている。このため、種々の採石に
応じて網体20の揺動角度や揺動速度等を変更したい場
合には、往復シリンダー34のストロークや駆動速度を
調節する等すれば、適宜容易に変更し得ることになり、
このふるい分け機100は、汎用性に優れたものとな
る。
【0012】
【実施例】次に、本発明に係る採石のふるい分け機10
0の実施例を、図面に従って詳細に説明する。
【0013】図1〜4には、本発明に係る採石のふるい
分け機100の一実施例を示してある。このふるい分け
機100の網体20は、一端に採石が投入される投入口
21を備え、他端に、後述するように、この網体20に
よってふるい分けることができなかった大きな採石を排
出する排出口22を備えたものである。そして、網体2
0の底部は、図5に示すように、断面が略V字状の網材
23から主に構成されており、この網体20全体は、上
部が開口する樋状のものとなっている。
【0014】また、網体20全体は、ローラー11を介
して台座10に揺動自在に支持されている。ここで、本
実施例においては、網体20が台座10に対して平行に
支持されており、ふるい分け機100を設置する際に
は、網体20の一端側が他端側より上方に位置すべく傾
斜して配設されるように、台座10を傾斜して据え付け
るようにしてある。なお、これに限らず、網体20を台
座10に対して傾斜するように予め支持し、台座10を
水平面上に据え付けることができるようにしてもよい。
【0015】また、この網体20においては、図5及び
図6に示すように、次に説明する如く、一部の網材23
が二重となっており、多種類の大きさに応じて採石を効
率よくふるい分けできるものとなっている。
【0016】まず、網体20を構成する網材23の中で
下側の網材23は、投入口21側の端であるa部からb
部までが極小目の網目となっており、b部から下側の網
材23の端であるc部までが小目の網目となっている。
【0017】次に、上側の網材23は、投入口21側の
端であるd部から下側の網材23より延出した位置のe
部までが中目の網目となっており、e部から上側の網材
23の端であるf部までが大目の網目となっている。
【0018】このような網体20によると、網体20の
一端側の投入口21から投入された採石は、次のように
ふるい分けられる。
【0019】まず、投入された採石は、上側の網材23
によって中目(d部からe部)より小さな採石と、中目
より大きく大目(e部からf部)より小さな採石と、大
目より大きな採石とにふるい分けられ、中目より小さな
採石は、中目の網目から下側の網材23上に排出され、
中目より大きく大目より小さな採石は、上側の網材23
の大目の網目から排出され、大目より大きな採石は、網
体20の他端側の排出口22から排出される。
【0020】次に、上側の網材23における中目の網目
から下側の網材23上に排出された中目より小さな採石
は、下側の網材23によって極小目(a部からb部)よ
り小さな採石と、極小目より大きく小目(b部からc
部)より小さな採石と、小目より大きな採石とにふるい
分けられ、極小目より小さな採石は、下側の網材23の
極小目の網目から排出され、極小目より大きく小目より
小さな採石は、下側の網材23の小目の網目から排出さ
れ、小目より大きな採石は、下側の網材23の端部から
排出される。
【0021】よって、この網体20によれば、投入口2
1から投入された採石を、5種類の大きさの採石に、効
率よくふるい分けることができる。なお、本各発明にお
ける網体は、前述した構造に限定されるものではなく、
樋状に形成され、採石を2種類以上の大きさにふるい分
けるものであればよい。
【0022】そして、このような網体20は、次に説明
するような揺動手段30によって揺動される。
【0023】 図3 及び図7に示すように、台座10に
は、摺動体33が網体20の幅方向に摺動自在に支持さ
れており、この摺動体33には、第一のスプロケット3
1及び第二のスプロケット32が互いに並設されて軸支
されている。そして、この摺動体33は、台座10に設
置された油圧或は空圧の往復シリンダー34によって摺
動される。
【0024】一方、第一のスプロケット31には第一の
チェーン35が巻回されており、第二のスプロケット3
2には、第二のチェーン36が巻回されている。そし
て、第一のチェーン35は、その一端が台座10の往復
シリンダー34側(図3における右側)に固着されてお
り、その他端が網体20の投入口21側の端部の周面に
おける往復シリンダー34側(図3における右側)の面
に固着されている。また、第二のチェーンは、その一端
が台座10の往復シリンダー34側とは反対側(図3に
おける左側)に固着されており、その他端が網体20の
投入口21側の端部の周面における往復シリンダー34
側とは反対側(図3における左側)の面に固着されてい
る。
【0025】このような揺動手段によれば、往復シリン
ダー34の前進・後退によって、図8及び図9に示すよ
うに、網体20を確実に揺動させることができる。
【0026】なお、第一のチェーン35と第二のチェー
ン36とは、各々別体のチェーンに限らず、一本のチェ
ーンとしてもよい。この場合、一本のチェーンの中央部
分を網体20の上部に巻回すると共に所望の部分にてチ
ェーンを網体20に固着し、チェーンの一端側を第一の
スプロケット31に巻回して端部を台座10の往復シリ
ンダー側に固着し、チェーンの他端側を第二のスプロケ
ット32に巻回して端部を台座10の往復シリンダー3
4側とは反対側に固着すればよい。或は、網体20にス
プロケットを固着し、このスプロケットに一本のチェー
ンの中央部分を巻回し、前述したと同様に、チェーンの
両端側を、各々第一のスプロケット或は第二スプロケッ
トに巻回し、両端部を各々台座に固着してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る採石のふるい分け機は、網体を樋状に形成し、この網
体を揺動させて採石のふるい分けを行うようにしたもの
であり、従来の円筒状の網体の不要な上部を省略し、採
石を効率よくふるい分けることができるようにしたもの
である。
【0028】またこの発明に係る採石のふるい分け機
は、往復シリンダーによりチェーンを介して網体を揺動
させるようにしたものであり、往復シリンダーのストロ
ークや駆動速度を調節することによって網体の揺動角度
や揺動速度を簡単に変更することができるようにしたも
のである。
【0029】従って、この発明によれば、網体の高さを
低く抑えることができると共に、ふるい分け効率を向上
させることができ、しかも汎用性にも優れた採石のふる
い分け機を、簡単な構造によって提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る採石のふるい分け機の一実施例を
示す正面図である。
【図2】図1に示した採石のふるい分け機の平面図であ
る。
【図3】図1に示した採石のふるい分け機の右側面図で
ある。
【図4】図1に示した採石のふるい分け機の左側面図で
ある。
【図5】図1におけるA−A断面図である。
【図6】図2におけるB−B断面図である。
【図7】図3におけるC−C断面図である。
【図8】網体が揺動する状態を示す右側面図である。
【図9】網体が揺動する状態を示す右側面図である。
【符号の説明】
10 台座 11 ローラー 20 網体 21 投入口 22 排出口 23 網材 30 揺動手段 31 第一のスプロケット 32 第二のスプロケット 33 摺動体 34 往復シリンダー 35 第一のチェーン 36 第二のチェーン 100 ふるい分け機

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台座と、樋状に形成される共に、前記台
    座に幅方向に揺動自在であり、かつ一端側が他端側より
    も上方に位置するように傾斜して設けられた網体と、こ
    の網体を揺動させる揺動手段とを有する採石のふるい分
    け機において、前記揺動手段が、前記台座に前記網体の
    幅方向に摺動自在に支持されると共に第1のスプロケッ
    ト及び第2のスプロケットが各々軸支された摺動体と、
    摺動体を摺動させる往復シリンダーと、前記第1のスプ
    ロケットに巻回され、両端が各々前記網体及び前記台座
    に固着された第1のチェーンと、前記第2のスプロケッ
    トに巻回され、両端が各々前記網体及び前記台座に固着
    された第2のチェーンとを備えたものであることを特徴
    とする採石のふるい分け機。
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JPS5969489A (ja) * 1982-10-08 1984-04-19 大建工業株式会社 釉薬仕上げ調外観を有する化粧材の製造方法
JPH0633614B2 (ja) * 1987-03-09 1994-05-02 日立建機株式会社 礫選別装置

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