JP2673159B2 - 花束ハンドル - Google Patents

花束ハンドル

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JP2673159B2
JP2673159B2 JP17126995A JP17126995A JP2673159B2 JP 2673159 B2 JP2673159 B2 JP 2673159B2 JP 17126995 A JP17126995 A JP 17126995A JP 17126995 A JP17126995 A JP 17126995A JP 2673159 B2 JP2673159 B2 JP 2673159B2
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Inventor
昌美 松村
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松村工芸株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人が持ったり一定の場
所において切花を挿して飾るために使用する花束ハンド
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種花束ハンドルとしては、図
5に示すものがあり、一般に広く使用されている。即
ち、この花束ハンドル21は、花を挿してアレンジでき
る発泡合成樹脂製の吸水性フォーム22と、該フオーム
22を保持しうる花保持部23が中底24を介して水筒
部25に一体的に連設されたハンドル本体26と、該ハ
ンドル本体26の花保持部23に着脱自在に装着されか
つ前記フオーム22を保持するケージ状キヤップ27
と、毛細管現象を生起せしめる繊維体28を線材29に
装着した吸水体30と、前記ハンドル本体26の底部3
1に着脱自在に設けられた底栓32とからなり、前記中
底24には小穴33が設けられ、前記吸水体30の一端
が前記フオーム22に突き刺されると共に吸水体30の
他端が前記小穴33を貫通して底栓32まで延びてい
る。
【0003】そして、前記花保持部23には、その上半
分に全周にわたって多数(例えば8個)のほぼ方形状の
花挿開口34が設けられており、花35をフオーカルポ
イントに対して約90度(デザインのバランスが最良と
されている)の斜め下向きにも挿せるようにして、前記
水筒部25を持った手元を覆うとともに、デザインのバ
ランスを良くするアレンジが出来るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の上記
花束ハンドルは、前記花挿開口34から前記フオーム2
2に花35の茎を下から上向きに挿すと、花束の配達や
花嫁が手で持って歩いているときに、花35がその重み
で落ちたり、アレンジが崩れることがあり、特に花が抜
け落ちるのは、縁起が悪いと言われているので、非常に
注意をしてアレンジしなければならない。従って、花の
茎に針金を巻付けてその先端部をフック状に折り曲げて
抜け止めをするか、茎を前記フオームに接着剤で接着し
ており、非常に能率が悪いという問題があるる。
【0005】本発明は、上記のような実状に着目してな
されたもので、その目的とするところは、前記花保持部
の花挿開口に挿した花が抜け落ちたり、花のアレンジが
崩れるのを防止でき、しかも花のアレンジを容易でかつ
短時間で能率的に行うことのできる花束ハンドルを提供
するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明にかかる花束ハンドルは、花を挿してアレンジできる
発泡合成樹脂製の吸水性フォームと、該フオームを保持
しうる花保持部が設けられたハンドル本体と、該ハンド
ル本体の花保持部に着脱自在に装着されかつ前記フオー
ムを保持するケージ状キヤップとを備え、前記花保持部
に複数の花挿開口が設けられている花束ハンドルにおい
て、前記花挿開口が三角形またはこれに類似の形状とさ
れていることを特徴としている。
【0007】また、本発明は、前記花挿開口が下方に向
かって順次狭くなるように形成されていることを特徴と
し、さらに、前記花挿開口の端縁が、外方に向かって広
がるくさび型とされていることを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明によれば、花束ハンドルを組み立てる場
合は、ハンドル本体の中底の小穴に、線材によって補強
された所定長さの吸水体の一端を、前記吸水性フオーム
に突き刺し、該吸水体の他端をハンドル本体の中底の小
穴に挿入して、前記フオームを花保持部にはめ込み、該
花保持部にケージ状キヤップを被冠させることにより、
簡単にかつ短時間で組むことができる。
【0009】そして、前記フオームに生花を挿してアレ
ンジするときは、前記キャップの網目及び花保持部の花
挿開口から花の茎を挿せばよいが、特に、花挿開口から
茎を挿すときは、開口端縁に挟まるように挿すかあるい
は接触するように挿すと、花の茎が開口端縁との接触抵
抗により抜けにくくなり、アレンジが崩れたり、花が抜
け落ちることが無くなる。また、1つの花挿開口に複数
本の花を挿すと、花の茎が相互に押し合って開口端縁に
押し付けられ、さらに抜けにくくなる。
【0010】花のアレンジが終わると、底栓を外してハ
ンドル本体内に水を注入し、再び底栓をハンドル本体に
装着する。ハンドル本体内の水は、繊維体の毛細管現象
により上昇し、吸水性フオームに常時補給される。そこ
で、花束ハンドルを手で逆さに持ったり傾けても、中底
及び吸水体の存在によって水が滴下せず、必ず繊維体を
通って吸水性フオームに徐々に補給される。
【0011】また、花束ハンドルを室内のインテリアと
して使用するときは、底栓を外して水の入ったフラスコ
などの容器に、ハンドル本体を差しておけば、容器内の
水は繊維体を通って吸水性フオームに補給され、容器に
水を追補することにより、前記フオームにアレンジされ
た花は、その新鮮さを長い間保つことができる。なお花
嫁が花束を持って歩くときは、ハンドル本体の水筒部の
水はハンドルを軽くするために抜き取られる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図面において、1は花束ハンドル、2は中空のハ
ンドル本体で、その上部が花保持部2Aとされ、かつそ
の下部が手で握ることのできる水筒部2Bとされると共
に水筒底部2Cが開口されており、花保持部2Aと水筒
部2Bの接続部分即ち首部に、両者を仕切る中底2Dが
一体的に形成されている。
【0013】ハンドル本体2の花保持部2Aには、下方
に向かって順次狭くなる略逆三角形の花挿開口2Eが、
全周にわたって残部に花びら形状を形成するように複数
(本例では8個)設けられている。そして、花挿開口2
Eの端縁2Fは、図4に示すように、内側から外側に向
かって順次広がるくさび型とされ、該端縁2Fに花の茎
が食い込んで抜けにくくしてある。
【0014】3は発泡合成樹脂製の略球状に成型された
吸水性フオーム、4はケージ状のキヤップ、5はハンド
ル本体2の底栓であって前記水筒部2Bの下端に水密状
でかつ着脱自在に設けられている。6は吸水体で、2本
の線材例えば細い針金7を縄のようにねじ合わせながら
短寸の毛様繊維体8を略円柱状に装着してあり、一般に
モールと称されるものである。
【0015】なお、前記ハンドル本体2の花保持部2A
は、略カップ形とされるとともに水筒部2Bの軸線に対
して傾斜しており、水筒部2Aを手で握ったときにアレ
ンジした花が前方に向くようにしてある。したがって、
腕を下げて自然な姿勢で花束ハンドル1を持つことがで
き、腕が疲れることもない。また、前記花保持部2Aの
上端フレームには、図2に示すように、適所にキヤップ
係止突片9が突設されており、該突片9が前記キヤップ
4の下端フレーム4Aに係止され、かつ着脱自在となっ
ている。
【0016】前記中底2Dには、小穴10が設けられ前
記吸水体6が挿通されるようになっている。そして、吸
水体6は、その上端が前記フオーム3に突き刺され、下
端が水筒部2Bの底栓5にまで延びている。また、前記
底栓5は、軟質合成樹脂製で水筒部2Bの下端外周面に
挟着するように嵌合され、水漏れしないよラに配慮され
ている。
【0017】上記実施例においては、ハンドル本体2内
の水は、前記吸水体6の毛細管現象によって吸水性フオ
ーム3に上昇し、生花に水分を吸収させその新鮮さを保
持させ、該フオーム3等から蒸発した分及び生花が吸い
あげた分だけが常に補給され、生花の寿命を長くするこ
とができる。
【0018】なお、ハンドル本体2内に水を入れた状態
で傾けたり、転倒させたりあるいは持ち運んでも、その
内部の水がこぼれ落ちることはなく、安心して取り扱う
ことができる。そして、ハンドル本体2内に水を補給す
るときは、底栓5を取り外して行えばよい。更に、ハン
ドル本体2内に入れる水に花の延命剤を混ぜることによ
り、生花の寿命をより一層長くすることができる。
【0019】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、例えば、ハンドル本体2はその花保持部2Aと
水筒部2Bとを真っすぐにすることができ、また、吸水
体6は紙コヨリの表面に水溶性ののりをぬって若干硬く
して前記フオーム3に突き刺し易く、かつ容易に前記小
穴10に挿通できるようにしたものを使用することがで
きる。さらに、前記花挿開口2Eの形状は、任意に変更
でき、その端縁2Fをのこ歯形として花の茎を抜けにく
くすることができる。さらにまた、前記ハンドル本体2
は水筒部2Aの吸水体6を無くしたもの、あるいは、水
筒部を単なるハンドルとしたものを採用することができ
るなど、適宜設計変更可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明は、上述のように、花を挿してア
レンジできる発泡合成樹脂製の吸水性フォームと、該フ
オームを保持しうる花保持部が設けられたハンドル本体
と、該ハンドル本体の花保持部に着脱自在に装着されか
つ前記フオームを保持するケージ状キヤップとを備え、
前記花保持部に複数の花挿開口が設けられている花束ハ
ンドルにおいて、前記花挿開口が三角形またはこれに類
似の形状とされていることを特徴とするものであるか
ら、前記花挿開口に挿した花の茎が抜けにくくなり、花
束の配達や持ち運びによっても、花のアレンジが崩れて
しまったり、抜け落ちるのを防止でき、花のアレンジが
容易で、かつ短時間でしかも能率的にできる。
【0021】また、本発明は、前記花挿開口が下方に向
かって順次狭くなるように形成されていることを特徴と
し、さらに、前記花挿開口の端縁が、外方に向かって広
がるくさび型とされていることを特徴としているので、
花の抜け落ちを確実に防止でき、安心して花束の配達や
持ち歩きをすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側面図である。
【図2】同実施例における花保持部とキヤップの係止構
造を示す部分断面図である。
【図3】図1のA−A線断面一部省略拡大図である。
【図4】同実施例における花保持部の花挿開口の横断面
拡大図である。
【図5】従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 花束ハンドル 2 ハンドル本体 2A 花保持部 2E 花挿開口 2F 開口端縁 3 吸水性フオーム 4 キヤップ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 花を挿してアレンジできる発泡合成樹脂
    製の吸水性フォームと、該フオームを保持しうる花保持
    部が設けられたハンドル本体と、該ハンドル本体の花保
    持部に着脱自在に装着されかつ前記フオームを保持する
    ケージ状キヤップとを備え、前記花保持部に複数の花挿
    開口が設けられている花束ハンドルにおいて、前記花挿
    開口が三角形またはこれに類似の形状とされていること
    を特徴とする花束ハンドル。
  2. 【請求項2】 前記花挿開口が下方に向かって順次狭く
    なるように形成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の花束ハンドル。
  3. 【請求項3】 前記花挿開口の端縁が、外方に向かって
    広がるくさび型とされていることを特徴とする請求項1
    または2に記載の花束ハンドル。
JP17126995A 1995-06-02 1995-06-02 花束ハンドル Expired - Lifetime JP2673159B2 (ja)

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JP5041280B2 (ja) * 2006-03-15 2012-10-03 祐子 小林 フラワーアレンジメント用具

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