JP2672941B2 - 汚染された動物用食餌で体重を増加させる方法及び組成物 - Google Patents
汚染された動物用食餌で体重を増加させる方法及び組成物Info
- Publication number
- JP2672941B2 JP2672941B2 JP8004607A JP460796A JP2672941B2 JP 2672941 B2 JP2672941 B2 JP 2672941B2 JP 8004607 A JP8004607 A JP 8004607A JP 460796 A JP460796 A JP 460796A JP 2672941 B2 JP2672941 B2 JP 2672941B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- animal
- contaminated
- acid
- diet
- clay
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23K—FODDER
- A23K20/00—Accessory food factors for animal feeding-stuffs
- A23K20/20—Inorganic substances, e.g. oligoelements
- A23K20/28—Silicates, e.g. perlites, zeolites or bentonites
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/80—Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
- Y02P60/87—Re-use of by-products of food processing for fodder production
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S426/00—Food or edible material: processes, compositions, and products
- Y10S426/807—Poultry or ruminant feed
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、動物体内における
汚染毒素の吸収を阻害または改善して、動物が該汚染毒
素に対処する代謝的能力を改良する方法に関する。
汚染毒素の吸収を阻害または改善して、動物が該汚染毒
素に対処する代謝的能力を改良する方法に関する。
【０００２】該方法は、動物に酸活性化モンモリロナイ
ト（スメクタイト）粘土、特に酸活性化カルシウムベン
トナイト粘土を、汚染毒素により汚染された栄養素（食
餌）と共に与えて、該酸活性化モンモリロナイトと該栄
養素とが一緒に消化されるようにするものである。マイ
コトキシンなどの汚染毒素により汚染された、トウモロ
コシまたはピーナッツなどの動物用食餌と共に消化され
る酸活性化モンモリロナイト粘土は、該食餌中の汚染毒
素の吸収を阻害し、そしてモンモリロナイト粘土と一緒
に汚染毒素が動物の便へと排泄されることが可能とな
る。
ト（スメクタイト）粘土、特に酸活性化カルシウムベン
トナイト粘土を、汚染毒素により汚染された栄養素（食
餌）と共に与えて、該酸活性化モンモリロナイトと該栄
養素とが一緒に消化されるようにするものである。マイ
コトキシンなどの汚染毒素により汚染された、トウモロ
コシまたはピーナッツなどの動物用食餌と共に消化され
る酸活性化モンモリロナイト粘土は、該食餌中の汚染毒
素の吸収を阻害し、そしてモンモリロナイト粘土と一緒
に汚染毒素が動物の便へと排泄されることが可能とな
る。
【０００３】
【従来の技術】マイコトキシンは穀類(cereal grains)
での菌類の侵入及び成長の結果発生する毒性の代謝物で
あり、穀類の生長、収穫、輸送または貯蔵の際に生じう
る。マイコトキシンは何世紀にもわたって問題となって
いるものであるが、動物の繁殖におけるマイコトキシン
の役割についての重要な研究を行う努力は1960年までは
なされていなかった。この興味を鼓舞したのは、英国で
シチメンチョウのヒナにおけるターキーX疾患と呼ばれ
る疾患でアフラトキシンの思いも寄らない性質が具現さ
れたことであった。
での菌類の侵入及び成長の結果発生する毒性の代謝物で
あり、穀類の生長、収穫、輸送または貯蔵の際に生じう
る。マイコトキシンは何世紀にもわたって問題となって
いるものであるが、動物の繁殖におけるマイコトキシン
の役割についての重要な研究を行う努力は1960年までは
なされていなかった。この興味を鼓舞したのは、英国で
シチメンチョウのヒナにおけるターキーX疾患と呼ばれ
る疾患でアフラトキシンの思いも寄らない性質が具現さ
れたことであった。
【０００４】穀類のマイコトキシン汚染は、比較的通性
の問題である。問題の正確なタイプ及び範囲は、カビの
タイプ、栽培時期の間の生育条件及び貯蔵の実状による
ものである。アフラトキシンB１が最も強力な既知の肝
癌原物質のひとつであるので、アフラトキシンは特に関
心を寄せられているマイコトキシンである。アフラトキ
シンを摂取すると、必ず食餌の取込みの減少が伴い、そ
して結果的にはブタやその他の動物の生育速度が低下す
ることとなる。関心を寄せられている他のマイコトキシ
ンで本発明の酸活性化粘土が有効であるものには、フモ
ニシン、ボミトキシン、オクラトキシン及びゼアラレノ
ンが包含される。エルゴタミン及びエルゴバレンなどの
バッカク(ergot)ファミリーのアルカロイドもまた、大
きな関心が寄せられているものである。本明細書中、前
記マイコトキシン及びバッカクファミリーのアルカロイ
ドで、動物用食餌中に存在し、該食餌を摂取した動物に
対して有害作用を及ぼすものを、「汚染毒素」と称す
る。
の問題である。問題の正確なタイプ及び範囲は、カビの
タイプ、栽培時期の間の生育条件及び貯蔵の実状による
ものである。アフラトキシンB１が最も強力な既知の肝
癌原物質のひとつであるので、アフラトキシンは特に関
心を寄せられているマイコトキシンである。アフラトキ
シンを摂取すると、必ず食餌の取込みの減少が伴い、そ
して結果的にはブタやその他の動物の生育速度が低下す
ることとなる。関心を寄せられている他のマイコトキシ
ンで本発明の酸活性化粘土が有効であるものには、フモ
ニシン、ボミトキシン、オクラトキシン及びゼアラレノ
ンが包含される。エルゴタミン及びエルゴバレンなどの
バッカク(ergot)ファミリーのアルカロイドもまた、大
きな関心が寄せられているものである。本明細書中、前
記マイコトキシン及びバッカクファミリーのアルカロイ
ドで、動物用食餌中に存在し、該食餌を摂取した動物に
対して有害作用を及ぼすものを、「汚染毒素」と称す
る。
【０００５】食餌製造業においては、抗ケーキング剤ま
たはペレッティング助剤としてすでに認められている産
物を、ブタでのアフラトキシン摂取による有害な効果を
改善する物質として用いることに、近年大いなる興味が
持たれてきている。現在、ブタなどの動物に対するアフ
ラトキシン汚染食餌による効果を改良するための食餌用
補給剤として用いられているのは、水化アタプルガイト
粘土（ナトリウムカルシウムアルミノシリケート）、セ
レニウム、及び葉酸（ビタミンＢ）である。この目的の
ために現在市販されているカルシウムベントナイト粘土
は、EngelhardCorporation（Cleveland、オハイオ州）
が販売しているNOVASILである。
たはペレッティング助剤としてすでに認められている産
物を、ブタでのアフラトキシン摂取による有害な効果を
改善する物質として用いることに、近年大いなる興味が
持たれてきている。現在、ブタなどの動物に対するアフ
ラトキシン汚染食餌による効果を改良するための食餌用
補給剤として用いられているのは、水化アタプルガイト
粘土（ナトリウムカルシウムアルミノシリケート）、セ
レニウム、及び葉酸（ビタミンＢ）である。この目的の
ために現在市販されているカルシウムベントナイト粘土
は、EngelhardCorporation（Cleveland、オハイオ州）
が販売しているNOVASILである。
【０００６】アフラトキシン中毒症などといった、ブタ
におけるマイコトキシンの急性症候は比較的同定が容易
であり経済的な損失が明白である一方で、作用がわずか
に低く且つ免疫的に抑制されうる効果が及ぼされる慢性
症候によって、おそらくは例えば牛肉などといった他の
動物に対してよりも豚肉の生産において、さらに大きな
経済的損失が生ぜしめられるものである。マイコトキシ
ンで汚染されていることがわかっている穀類を処理する
旧来の方法には、汚染レベルを低減するために「汚染さ
れていない(clean)」穀類を混合する；高度に汚染した
粒を除去するためのスクリーニングまたは他の物理的分
離手段；及び穀類を無毒化するためのアンモニア処理ま
たは加熱が挙げられる。しかしながらこれらの方法は、
バッカクに対しては効力がない。
におけるマイコトキシンの急性症候は比較的同定が容易
であり経済的な損失が明白である一方で、作用がわずか
に低く且つ免疫的に抑制されうる効果が及ぼされる慢性
症候によって、おそらくは例えば牛肉などといった他の
動物に対してよりも豚肉の生産において、さらに大きな
経済的損失が生ぜしめられるものである。マイコトキシ
ンで汚染されていることがわかっている穀類を処理する
旧来の方法には、汚染レベルを低減するために「汚染さ
れていない(clean)」穀類を混合する；高度に汚染した
粒を除去するためのスクリーニングまたは他の物理的分
離手段；及び穀類を無毒化するためのアンモニア処理ま
たは加熱が挙げられる。しかしながらこれらの方法は、
バッカクに対しては効力がない。
【０００７】近年米国でさらに興味が持たれているの
は、抗ケーキング剤またはペレッティング助剤としてす
でに認められている産物をアフラトキシン摂取の有害な
効果を低減するために使用することである。
は、抗ケーキング剤またはペレッティング助剤としてす
でに認められている産物をアフラトキシン摂取の有害な
効果を低減するために使用することである。
【０００８】米国特許第5,149,549号には、動物の血流
中に毒素が吸収されるのを防ぐ食餌用補給剤として用い
るための、天然ベントナイト粘土（ナトリウムまたはカ
ルシウム）の使用が開示されている。これまでは、汚染
毒素により汚染されたトウモロコシなどの穀類が給餌さ
れた動物における体重増加の妨害を殆ど起こさないよう
にすることを許容する上で、モンモリロナイトが何らか
の利点を提供することは知られていなかった。本願出願
人の知る限りにおいては、酸活性化モンモリロナイト粘
土は、動物の血流中に毒素が吸収されるのを防ぐ食餌用
補給剤としては用いられていない。
中に毒素が吸収されるのを防ぐ食餌用補給剤として用い
るための、天然ベントナイト粘土（ナトリウムまたはカ
ルシウム）の使用が開示されている。これまでは、汚染
毒素により汚染されたトウモロコシなどの穀類が給餌さ
れた動物における体重増加の妨害を殆ど起こさないよう
にすることを許容する上で、モンモリロナイトが何らか
の利点を提供することは知られていなかった。本願出願
人の知る限りにおいては、酸活性化モンモリロナイト粘
土は、動物の血流中に毒素が吸収されるのを防ぐ食餌用
補給剤としては用いられていない。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる現状に
鑑みてなされたものであり、動物が摂取した汚染された
動物用食餌の栄養価を増大し、かかる動物の体重増加を
成し遂げるための方法、及び該方法において用いられる
給餌用組成物を提供することを目的とする。
鑑みてなされたものであり、動物が摂取した汚染された
動物用食餌の栄養価を増大し、かかる動物の体重増加を
成し遂げるための方法、及び該方法において用いられる
給餌用組成物を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、マイコトキシ
ンなどの汚染毒素によって汚染された動物用食餌の給餌
における前記の目的を達成するために鋭意研究を重ねた
結果成し遂げられたものであって、下記の（１）〜（1
2）を特徴とする。
ンなどの汚染毒素によって汚染された動物用食餌の給餌
における前記の目的を達成するために鋭意研究を重ねた
結果成し遂げられたものであって、下記の（１）〜（1
2）を特徴とする。
【００１１】（１）本発明のうち請求項１記載の発明
は、動物が摂取した汚染された動物用食餌の栄養価を増
大するための方法であって、該汚染は、アフラトキシ
ン、フモニシン、ボミトキシン、オクラトキシン、ゼア
ラレノン、バッカク、エルゴタミン、及びそれらの混合
物よりなる汚染毒素群のいずれかによるものであり、前
記汚染された動物用食餌と酸活性化モンモリロナイト粘
土とが前記動物の消化管の中に同時に存在するように、
前記動物に酸活性化モンモリロナイト粘土及び汚染され
た動物用食餌を給餌することを含み、前記動物に給餌す
る前記酸活性化モンモリロナイト粘土が、前記汚染され
た動物用食餌からの栄養分の代謝吸収を促進するに充分
な量で動物に与えられることを特徴とする。
は、動物が摂取した汚染された動物用食餌の栄養価を増
大するための方法であって、該汚染は、アフラトキシ
ン、フモニシン、ボミトキシン、オクラトキシン、ゼア
ラレノン、バッカク、エルゴタミン、及びそれらの混合
物よりなる汚染毒素群のいずれかによるものであり、前
記汚染された動物用食餌と酸活性化モンモリロナイト粘
土とが前記動物の消化管の中に同時に存在するように、
前記動物に酸活性化モンモリロナイト粘土及び汚染され
た動物用食餌を給餌することを含み、前記動物に給餌す
る前記酸活性化モンモリロナイト粘土が、前記汚染され
た動物用食餌からの栄養分の代謝吸収を促進するに充分
な量で動物に与えられることを特徴とする。
【００１２】（２）請求項２記載の発明は、請求項１記
載の発明の動物用食餌が、フモニシン、ボミトキシン、
オクラトキシン、ゼアラレノン、バッカク、エルゴタミ
ン、及びそれらの混合物よりなる汚染毒素群のいずれか
により汚染されていることを特徴とする。
載の発明の動物用食餌が、フモニシン、ボミトキシン、
オクラトキシン、ゼアラレノン、バッカク、エルゴタミ
ン、及びそれらの混合物よりなる汚染毒素群のいずれか
により汚染されていることを特徴とする。
【００１３】（３）請求項３記載の発明は、請求項１記
載の発明の動物用食餌が、フモニシン、エルゴタミン、
ゼアラレノン、オクラトキシン、バッカク、及びそれら
の混合物よりなる汚染毒素群のいずれかにより汚染され
ていることを特徴とする。
載の発明の動物用食餌が、フモニシン、エルゴタミン、
ゼアラレノン、オクラトキシン、バッカク、及びそれら
の混合物よりなる汚染毒素群のいずれかにより汚染され
ていることを特徴とする。
【００１４】（４）請求項４記載の発明は、請求項１記
載の発明のモンモリロナイト粘土がナトリウムベントナ
イト、カルシウムベントナイト、及びそれらの混合物よ
りなる群から選択されることを特徴とする。
載の発明のモンモリロナイト粘土がナトリウムベントナ
イト、カルシウムベントナイト、及びそれらの混合物よ
りなる群から選択されることを特徴とする。
【００１５】（５）請求項５記載の発明は、請求項１記
載の発明の酸活性化モンモリロナイト粘土が、汚染され
た動物用食餌の重量に基づき少なくとも0.01％の量で前
記動物に与えられる酸活性化カルシムベントナイト粘土
であることを特徴とする。
載の発明の酸活性化モンモリロナイト粘土が、汚染され
た動物用食餌の重量に基づき少なくとも0.01％の量で前
記動物に与えられる酸活性化カルシムベントナイト粘土
であることを特徴とする。
【００１６】（６）請求項６記載の発明は、請求項５記
載の発明の酸活性化モンモリロナイト粘土が、汚染され
た動物用食餌の重量に基づき少なくとも0.05％の量で前
記動物に与えられることを特徴とする。
載の発明の酸活性化モンモリロナイト粘土が、汚染され
た動物用食餌の重量に基づき少なくとも0.05％の量で前
記動物に与えられることを特徴とする。
【００１７】（７）請求項７記載の発明は、請求項６記
載の発明の酸活性化モンモリロナイト粘土が、汚染され
た動物用食餌の重量に基づき少なくとも0.1％の量で前
記動物に与えられることを特徴とする。
載の発明の酸活性化モンモリロナイト粘土が、汚染され
た動物用食餌の重量に基づき少なくとも0.1％の量で前
記動物に与えられることを特徴とする。
【００１８】（８）請求項８記載の発明は、請求項７記
載の発明の酸活性化モンモリロナイト粘土が、汚染され
た動物用食餌の重量に基づき0.1％〜1％の量で前記動物
に与えられることを特徴とする。
載の発明の酸活性化モンモリロナイト粘土が、汚染され
た動物用食餌の重量に基づき0.1％〜1％の量で前記動物
に与えられることを特徴とする。
【００１９】（９）請求項９記載の発明は、請求項８記
載の発明の酸活性化モンモリロナイト粘土が、汚染され
た動物用食餌の重量に基づき0.25％〜0.5％の量で前記
動物に与えられることを特徴とする。
載の発明の酸活性化モンモリロナイト粘土が、汚染され
た動物用食餌の重量に基づき0.25％〜0.5％の量で前記
動物に与えられることを特徴とする。
【００２０】（10）請求項１０記載の発明は、請求項１
記載の発明の動物用食餌が、少なくとも400 ppb重量の
量にてマイコトキシンで汚染されたトウモロコシである
ことを特徴とする。
記載の発明の動物用食餌が、少なくとも400 ppb重量の
量にてマイコトキシンで汚染されたトウモロコシである
ことを特徴とする。
【００２１】（11）請求項１１記載の発明は、請求項１
０記載の発明の動物用食餌が、少なくとも800 ppb重量
の量にてマイコトキシンで汚染されたトウモロコシであ
ることを特徴とする。
０記載の発明の動物用食餌が、少なくとも800 ppb重量
の量にてマイコトキシンで汚染されたトウモロコシであ
ることを特徴とする。
【００２２】（12）請求項１２記載の発明は、動物が摂
取した汚染された動物用食餌の栄養価を増大するための
方法であって、該汚染は、アフラトキシン、フモニシ
ン、ボミトキシン、オクラトキシン、ゼアラレノン、バ
ッカク、エルゴタミン、及びそれらの混合物よりなる汚
染毒素群のいずれかによるものであり、前記汚染された
動物用食餌と酸活性化モンモリロナイト粘土とが前記動
物の消化管の中に同時に存在するように、前記動物に酸
活性化モンモリロナイト粘土及び汚染された動物用食餌
を給餌することを含み、前記動物に給餌する前記酸活性
化モンモリロナイト粘土が、前記汚染された動物用食餌
からの栄養分の代謝吸収を促進するに充分な量で動物に
与えられる方法において用いられる食餌組成物で、前記
汚染された動物用食餌と、該食餌の重量に基づき少なく
とも0.01重量％の酸活性化モンモリロナイト粘土とを含
むことを特徴とする。
取した汚染された動物用食餌の栄養価を増大するための
方法であって、該汚染は、アフラトキシン、フモニシ
ン、ボミトキシン、オクラトキシン、ゼアラレノン、バ
ッカク、エルゴタミン、及びそれらの混合物よりなる汚
染毒素群のいずれかによるものであり、前記汚染された
動物用食餌と酸活性化モンモリロナイト粘土とが前記動
物の消化管の中に同時に存在するように、前記動物に酸
活性化モンモリロナイト粘土及び汚染された動物用食餌
を給餌することを含み、前記動物に給餌する前記酸活性
化モンモリロナイト粘土が、前記汚染された動物用食餌
からの栄養分の代謝吸収を促進するに充分な量で動物に
与えられる方法において用いられる食餌組成物で、前記
汚染された動物用食餌と、該食餌の重量に基づき少なく
とも0.01重量％の酸活性化モンモリロナイト粘土とを含
むことを特徴とする。
【００２３】すなわち、本発明によれば、酸活性化モン
モリロナイト粘土は、動物用食餌の総重量に基づき少な
くとも400 ppbのマイコトキシンで汚染された動物用食
餌で最も有効であり、そして少なくとも800 ppbのマイ
コトキシンのレベルの汚染を受けた動物用食餌で動物の
体重の減少の最も有意な改善効果が達成される。しかし
ながら、例えば少なくとも約50 ppbから約100 ppbのマ
イコトキシンによる汚染などのように「汚染されていな
い」制御された食餌に比較して、動物に測定可能なほど
体重増加が少なくなる事態を引き起こすに充分な汚染を
動物用食餌が受けている限りにおいて、動物に与えられ
る酸活性化モンモリロナイト粘土により幾分かの利点は
成し遂げられる。
モリロナイト粘土は、動物用食餌の総重量に基づき少な
くとも400 ppbのマイコトキシンで汚染された動物用食
餌で最も有効であり、そして少なくとも800 ppbのマイ
コトキシンのレベルの汚染を受けた動物用食餌で動物の
体重の減少の最も有意な改善効果が達成される。しかし
ながら、例えば少なくとも約50 ppbから約100 ppbのマ
イコトキシンによる汚染などのように「汚染されていな
い」制御された食餌に比較して、動物に測定可能なほど
体重増加が少なくなる事態を引き起こすに充分な汚染を
動物用食餌が受けている限りにおいて、動物に与えられ
る酸活性化モンモリロナイト粘土により幾分かの利点は
成し遂げられる。
【００２４】酸活性化モンモリロナイト粘土は、動物用
食餌の重量に基づき例えば0.01％から1％といった、汚
染毒素により汚染された動物用食餌からの栄養素の代謝
的吸収を促進するに充分な量で、動物に与えられるべき
である。動物用食餌の重量に基づき、前記よりも多くの
割合の酸活性化モンモリロナイト粘土が、何らの有害作
用もなく用いられうるが、そのような量を用いても有意
な利点は認められない。
食餌の重量に基づき例えば0.01％から1％といった、汚
染毒素により汚染された動物用食餌からの栄養素の代謝
的吸収を促進するに充分な量で、動物に与えられるべき
である。動物用食餌の重量に基づき、前記よりも多くの
割合の酸活性化モンモリロナイト粘土が、何らの有害作
用もなく用いられうるが、そのような量を用いても有意
な利点は認められない。
【００２５】従って、本発明の１つの特徴は、汚染毒素
により汚染された動物用食餌に加えて酸活性化モンモリ
ロナイト粘土を動物に給餌することによって、該動物用
食餌を給餌される動物が吸収する栄養素の量を増大する
方法を提供することである。
により汚染された動物用食餌に加えて酸活性化モンモリ
ロナイト粘土を動物に給餌することによって、該動物用
食餌を給餌される動物が吸収する栄養素の量を増大する
方法を提供することである。
【００２６】本発明の別の特徴は、汚染毒素により汚染
された動物用食餌と共に１以上の酸活性化モンモリロナ
イト粘土を同時に動物に給餌することによって、達成可
能な体重増加を増進する方法を提供することである。
された動物用食餌と共に１以上の酸活性化モンモリロナ
イト粘土を同時に動物に給餌することによって、達成可
能な体重増加を増進する方法を提供することである。
【００２７】本発明の他の特徴は、汚染毒素により汚染
された動物用食餌の重量に基づき少なくとも0.01％の量
で該食餌に加えるための、酸活性化モンモリロナイト粘
土を含む、動物用食餌補給剤を提供することである。
された動物用食餌の重量に基づき少なくとも0.01％の量
で該食餌に加えるための、酸活性化モンモリロナイト粘
土を含む、動物用食餌補給剤を提供することである。
【００２８】本発明のさらに別の特徴は、特に酸活性化
カルシウムベントナイト粘土である、酸活性化スメクタ
イト粘土を動物に同時に給餌することによって、汚染毒
素により汚染された動物用食餌を動物に給餌して成し遂
げられうる体重増加を増進する方法を提供することであ
る。
カルシウムベントナイト粘土である、酸活性化スメクタ
イト粘土を動物に同時に給餌することによって、汚染毒
素により汚染された動物用食餌を動物に給餌して成し遂
げられうる体重増加を増進する方法を提供することであ
る。
【００２９】本発明の前記特徴及びその他の特徴を以下
の発明の実施の形態において詳細に説明するが、本発明
はもとよりこれらに限定されるものではない。
の発明の実施の形態において詳細に説明するが、本発明
はもとよりこれらに限定されるものではない。
【００３０】
【発明の実施の形態】本発明は、汚染毒素により汚染さ
れた動物用食餌を給餌される動物に、酸活性化モンモリ
ロナイト粘土、特に酸活性化カルシウムベントナイト粘
土を給餌すると、予期せざることに、その食餌が汚染さ
れていなかった場合に生じると考えられるとほぼ同様
に、殆ど体重増加が妨害されないという驚くべき発見に
基づいてなされたものである。
れた動物用食餌を給餌される動物に、酸活性化モンモリ
ロナイト粘土、特に酸活性化カルシウムベントナイト粘
土を給餌すると、予期せざることに、その食餌が汚染さ
れていなかった場合に生じると考えられるとほぼ同様
に、殆ど体重増加が妨害されないという驚くべき発見に
基づいてなされたものである。
【００３１】例えば粉体、顆粒、圧縮、乾燥、湿潤、非
圧縮、ペレット化等といった粘土にかかる特定の形状
は、汚染された動物用食餌を動物が摂取する前、摂取後
または摂取中に、該動物が酸活性化モンモリロナイト粘
土を摂取する限りにおいて問題ではない。このようにし
て、酸活性化モンモリロナイト粘土により汚染毒素が吸
収及び／または吸着されるように、酸活性化モンモリロ
ナイト粘土と汚染された動物用食餌とは動物の胃及び／
または前胃（第一胃）の中に同時に存在し、かくして、
汚染による有意な妨害なしに動物の食餌からの栄養素代
謝が促進される。
圧縮、ペレット化等といった粘土にかかる特定の形状
は、汚染された動物用食餌を動物が摂取する前、摂取後
または摂取中に、該動物が酸活性化モンモリロナイト粘
土を摂取する限りにおいて問題ではない。このようにし
て、酸活性化モンモリロナイト粘土により汚染毒素が吸
収及び／または吸着されるように、酸活性化モンモリロ
ナイト粘土と汚染された動物用食餌とは動物の胃及び／
または前胃（第一胃）の中に同時に存在し、かくして、
汚染による有意な妨害なしに動物の食餌からの栄養素代
謝が促進される。
【００３２】本発明の方法によれば、汚染された動物用
食餌からの動物による栄養素の代謝的吸収は、すべての
酸活性化カルシウムモンモリロナイト粘土によって促進
される。本発明の１つの重要な実施態様によれば、酸活
性化カルシウムモンモリロナイト粘土は、カルシウムベ
ントナイトである。本発明で利用されるベントナイト
は、ナトリウム、マグネシウム、リチウム及び鉄など
の、その他の陽イオンを含むものでもよい。本発明の最
大限の利点を達成するためには、酸で活性化されたベン
トナイト粘土はその支配的な交換可能な陽イオンとして
カルシウムを保有すべきである。酸活性化モンモリロナ
イト粘土は、スメクタイト粘土またはその混合物のよう
に、二八面体または三八面体であってよい。
食餌からの動物による栄養素の代謝的吸収は、すべての
酸活性化カルシウムモンモリロナイト粘土によって促進
される。本発明の１つの重要な実施態様によれば、酸活
性化カルシウムモンモリロナイト粘土は、カルシウムベ
ントナイトである。本発明で利用されるベントナイト
は、ナトリウム、マグネシウム、リチウム及び鉄など
の、その他の陽イオンを含むものでもよい。本発明の最
大限の利点を達成するためには、酸で活性化されたベン
トナイト粘土はその支配的な交換可能な陽イオンとして
カルシウムを保有すべきである。酸活性化モンモリロナ
イト粘土は、スメクタイト粘土またはその混合物のよう
に、二八面体または三八面体であってよい。
【００３３】本発明によれば、汚染された動物用食餌と
組み合わせて用いるための好ましい酸活性化粘土は、酸
活性化カルシウムベントナイト粘土、または漂白用土で
ある。塩酸または硫酸などの鉱酸で粘土を処理し、次い
で処理した粘土に溶解した塩や残留する酸が実質的に含
まれなくなるまで洗浄することによって、カルシウムベ
ントナイト粘土は酸活性化され、そして油を漂白するた
めに汎用される。
組み合わせて用いるための好ましい酸活性化粘土は、酸
活性化カルシウムベントナイト粘土、または漂白用土で
ある。塩酸または硫酸などの鉱酸で粘土を処理し、次い
で処理した粘土に溶解した塩や残留する酸が実質的に含
まれなくなるまで洗浄することによって、カルシウムベ
ントナイト粘土は酸活性化され、そして油を漂白するた
めに汎用される。
【００３４】今日産業上で用いられている、粘土の酸活
性化の一般的な手法には、以下の工程が含まれる。すな
わち、粘土を均一に活性化し水中に分散させるために約
20重量％を下回る水分含量で粘土を粉砕し、粉砕した粘
土を水中でスラリーにし、次いで実質的に均一に活性化
された粘土を得るべく、その粘土のスラリーに酸を添加
する。粘土／酸のスラリーは、酸が粘土の部分と反応す
るように例えば80〜100℃といった充分な温度にて充分
な時間をかけて混合し、その後、酸活性化粘土を酸溶液
から分離する。次いで粘土から酸溶液のほとんどを除去
するために粘土を洗浄し、濾過して液体含量が約60重量
％未満とし、次に乾燥して約20重量％未満の液体含量と
する。酸／粘土スラリー中の酸の濃度は、通常約10重量
％〜約35重量％である。
性化の一般的な手法には、以下の工程が含まれる。すな
わち、粘土を均一に活性化し水中に分散させるために約
20重量％を下回る水分含量で粘土を粉砕し、粉砕した粘
土を水中でスラリーにし、次いで実質的に均一に活性化
された粘土を得るべく、その粘土のスラリーに酸を添加
する。粘土／酸のスラリーは、酸が粘土の部分と反応す
るように例えば80〜100℃といった充分な温度にて充分
な時間をかけて混合し、その後、酸活性化粘土を酸溶液
から分離する。次いで粘土から酸溶液のほとんどを除去
するために粘土を洗浄し、濾過して液体含量が約60重量
％未満とし、次に乾燥して約20重量％未満の液体含量と
する。酸／粘土スラリー中の酸の濃度は、通常約10重量
％〜約35重量％である。
【００３５】ナトリウムベントナイトなどの膨潤ベント
ナイト類、またはカルシウムもしくはマグネシウムベン
トナイトなどの非膨潤ベントナイト類を包含するすべて
のベントナイト類などの、濾過による、漂白または脱色
における用途が知られているいずれの粘土でも、酸活性
化手法は有用なものである。この手法は、モンモリロナ
イト類、ノントロナイト及びサポナイト、イライト及び
水和マイカ型の粘土鉱物、ハロサイト、ならびにスラッ
キング型ベントナイト類のいずれかなどの、高含量のス
メクタイト型粘土鉱物で支配されている粘土についても
また有用である。通常、粘土を適正に酸活性化するには
約6〜8時間の酸処理を行うことが必要である。処理した
スラリーは次いで、用いた特定の鉱酸によって、鉄とア
ルミニウムの、硫化物または塩化物などの溶解塩が実質
的に含まれなくまるまで洗浄する。次に、酸活性化粘土
は濾過などによって脱水し、得られた濾過ケーキを乾燥
し、続いて粉砕して加工品を製造する。
ナイト類、またはカルシウムもしくはマグネシウムベン
トナイトなどの非膨潤ベントナイト類を包含するすべて
のベントナイト類などの、濾過による、漂白または脱色
における用途が知られているいずれの粘土でも、酸活性
化手法は有用なものである。この手法は、モンモリロナ
イト類、ノントロナイト及びサポナイト、イライト及び
水和マイカ型の粘土鉱物、ハロサイト、ならびにスラッ
キング型ベントナイト類のいずれかなどの、高含量のス
メクタイト型粘土鉱物で支配されている粘土についても
また有用である。通常、粘土を適正に酸活性化するには
約6〜8時間の酸処理を行うことが必要である。処理した
スラリーは次いで、用いた特定の鉱酸によって、鉄とア
ルミニウムの、硫化物または塩化物などの溶解塩が実質
的に含まれなくまるまで洗浄する。次に、酸活性化粘土
は濾過などによって脱水し、得られた濾過ケーキを乾燥
し、続いて粉砕して加工品を製造する。
【００３６】現在当該技術分野にて採用されている、濾
過及び洗浄用にフィルタープレスを用いる手法によっ
て、約35〜40重量％の固形分を有する濾過ケーキが得ら
れる。先行技術として参照するMickelsonらの米国特許
第4,717,699号に、より高い固形分含量に濾過できる方
法が教示されている。
過及び洗浄用にフィルタープレスを用いる手法によっ
て、約35〜40重量％の固形分を有する濾過ケーキが得ら
れる。先行技術として参照するMickelsonらの米国特許
第4,717,699号に、より高い固形分含量に濾過できる方
法が教示されている。
【００３７】先行技術として参照する米国特許第1,408,
655号、第1,524,843号、第1,408,656号、第1,402,112
号、第1,544,210号、第1,731,702号、第1,739,734号及
び第4,847,226号に、着色した物質を除去する際の粘土
の濾過特性を増強するためのスメクタイト粘土の処理手
法が種々記載されている。
655号、第1,524,843号、第1,408,656号、第1,402,112
号、第1,544,210号、第1,731,702号、第1,739,734号及
び第4,847,226号に、着色した物質を除去する際の粘土
の濾過特性を増強するためのスメクタイト粘土の処理手
法が種々記載されている。
【００３８】
【実施例】次に、本発明の作用効果を実施例により説明
する。
する。
【００３９】（実施例１）FD181、パンサークリーク(Pa
nther Creek) 150、ヘクタブライト(Hectabrite)DP、パ
ンサークリーク 200、ブリーチングアース(Bleaching E
arth)（クラリオン(Clarion) 470)及びカールマルゴホ
ワイト(Carmargo White)の粘土を吸着体として用い、汚
染毒素の吸収率を種々のpHで調べた。本発明の酸活性化
モンモリロナイト粘土を使用すると、未処理のベントナ
イトに比してすべての汚染毒素が高率に吸収されること
が明らかとなった。
nther Creek) 150、ヘクタブライト(Hectabrite)DP、パ
ンサークリーク 200、ブリーチングアース(Bleaching E
arth)（クラリオン(Clarion) 470)及びカールマルゴホ
ワイト(Carmargo White)の粘土を吸着体として用い、汚
染毒素の吸収率を種々のpHで調べた。本発明の酸活性化
モンモリロナイト粘土を使用すると、未処理のベントナ
イトに比してすべての汚染毒素が高率に吸収されること
が明らかとなった。
【００４０】
【表１】
【００４１】（実施例２）粘土の量を0.01〜0.5 gの範
囲で変動させて、汚染毒素の吸収率を調べた。
囲で変動させて、汚染毒素の吸収率を調べた。
【００４２】
【表２】
【００４３】
【発明の効果】本発明によって、動物が摂取した汚染さ
れた動物用食餌の栄養価を増大し、かかる動物の体重増
加を成し遂げるための方法及び該方法において用いられ
る給餌用組成物が提供され、マイコトキシンなどの汚染
毒素による動物への有害効果が低減されるという作用効
果が奏される。
れた動物用食餌の栄養価を増大し、かかる動物の体重増
加を成し遂げるための方法及び該方法において用いられ
る給餌用組成物が提供され、マイコトキシンなどの汚染
毒素による動物への有害効果が低減されるという作用効
果が奏される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ギャリー ダブリュ． ビール アメリカ合衆国 60050 イリノイ マ クヘンリー ノース レイク ビュー サークル 27856 (56)参考文献 特表 平６−501388（ＪＰ，Ａ)
Claims (12)
- 【請求項１】 動物が摂取した汚染された動物用食餌の
栄養価を増大するための方法であって、 該汚染は、アフラトキシン、フモニシン、ボミトキシ
ン、オクラトキシン、ゼアラレノン、バッカク、エルゴ
タミン、及びそれらの混合物よりなる汚染毒素群のいず
れかによるものであり、 前記汚染された動物用食餌と酸活性化モンモリロナイト
粘土とが前記動物の消化管の中に同時に存在するよう
に、前記動物に酸活性化モンモリロナイト粘土及び汚染
された動物用食餌を給餌することを含み、 前記動物に給餌する前記酸活性化モンモリロナイト粘土
が、前記汚染された動物用食餌からの栄養分の代謝吸収
を促進するに充分な量で動物に与えられる方法。 - 【請求項２】 前記動物用食餌が、フモニシン、ボミト
キシン、オクラトキシン、ゼアラレノン、バッカク、エ
ルゴタミン、及びそれらの混合物よりなる汚染毒素群の
いずれかにより汚染されている、請求項１記載の方法。 - 【請求項３】 前記動物用食餌が、フモニシン、エルゴ
タミン、ゼアラレノン、オクラトキシン、バッカク、及
びそれらの混合物よりなる汚染毒素群のいずれかにより
汚染されている、請求項１記載の方法。 - 【請求項４】 前記モンモリロナイト粘土がナトリウム
ベントナイト、カルシウムベントナイト、及びそれらの
混合物よりなる群から選択される、請求項１記載の方
法。 - 【請求項５】 前記酸活性化モンモリロナイト粘土が、
汚染された動物用食餌の重量に基づき少なくとも0.01％
の量で前記動物に与えられる酸活性化カルシムベントナ
イト粘土である、請求項１記載の方法。 - 【請求項６】 前記酸活性化モンモリロナイト粘土が、
汚染された動物用食餌の重量に基づき少なくとも0.05％
の量で前記動物に与えられる、請求項５記載の方法。 - 【請求項７】 前記酸活性化モンモリロナイト粘土が、
汚染された動物用食餌の重量に基づき少なくとも0.1％
の量で前記動物に与えられる、請求項６記載の方法。 - 【請求項８】 前記酸活性化モンモリロナイト粘土が、
汚染された動物用食餌の重量に基づき0.1％〜1％の量で
前記動物に与えられる、請求項７記載の方法。 - 【請求項９】 前記酸活性化モンモリロナイト粘土が、
汚染された動物用食餌の重量に基づき0.25％〜0.5％の
量で前記動物に与えられる、請求項８記載の方法。 - 【請求項１０】 前記動物用食餌が、少なくとも400 pp
b重量の量にてマイコトキシンで汚染されたトウモロコ
シである、請求項１記載の方法。 - 【請求項１１】 前記動物用食餌が、少なくとも800 pp
b重量の量にてマイコトキシンで汚染されたトウモロコ
シである、請求項１０記載の方法。 - 【請求項１２】 動物が摂取した汚染された動物用食餌
の栄養価を増大するための方法であって、 該汚染は、アフラトキシン、フモニシン、ボミトキシ
ン、オクラトキシン、ゼアラレノン、バッカク、エルゴ
タミン、及びそれらの混合物よりなる汚染毒素群のいず
れかによるものであり、 前記汚染された動物用食餌と酸活性化モンモリロナイト
粘土とが前記動物の消化管の中に同時に存在するよう
に、前記動物に酸活性化モンモリロナイト粘土及び汚染
された動物用食餌を給餌することを含み、 前記動物に給餌する前記酸活性化モンモリロナイト粘土
が、前記汚染された動物用食餌からの栄養分の代謝吸収
を促進するに充分な量で動物に与えられる方法において
用いられる食餌組成物で、 前記汚染された動物用食餌と、該食餌の重量に基づき少
なくとも0.01重量％の酸活性化モンモリロナイト粘土と
を含む食餌組成物。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/372,442 | 1995-01-13 | ||
| US08/372,442 US5639492A (en) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | Method and composition for achieving animal weight gain with mycotoxin-contaminated animal food |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08228693A JPH08228693A (ja) | 1996-09-10 |
| JP2672941B2 true JP2672941B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=23468135
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8004607A Expired - Lifetime JP2672941B2 (ja) | 1995-01-13 | 1996-01-16 | 汚染された動物用食餌で体重を増加させる方法及び組成物 |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5639492A (ja) |
| EP (1) | EP0721741A1 (ja) |
| JP (1) | JP2672941B2 (ja) |
| CN (1) | CN1134236A (ja) |
| AU (1) | AU693965B2 (ja) |
| BR (1) | BR9600074A (ja) |
| CA (1) | CA2165574A1 (ja) |
| ZA (1) | ZA9510750B (ja) |
Families Citing this family (29)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5935623A (en) * | 1998-01-15 | 1999-08-10 | Milwhite, Inc. | Use of thermally treated clays in animal feeds |
| AU732047B2 (en) * | 1998-04-17 | 2001-04-12 | Alltech, Inc. | Compositions for removal of mycotoxins from feed |
| DE19821509A1 (de) * | 1998-05-13 | 1999-11-18 | Manfred Brunner | Verfahren zum Adsorbieren von toxischen Substanzen, insbesondere Mycotoxinen, bei der Herstellung von Human-Nahrungs- oder Tierfuttermitteln und die dabei erhaltenen Produkte |
| WO2000065928A1 (en) * | 1999-05-03 | 2000-11-09 | Alltech, Incorporated | Novel compositions and methods for reduction of effects of endophyte-infected forages |
| DE10056634A1 (de) * | 2000-11-15 | 2002-05-29 | Sued Chemie Ag | Verwendung Aktivierter Schichtsilicate zur Mykotoxinadsorption |
| EP1297751A1 (de) | 2001-10-01 | 2003-04-02 | Bogar AG | Oral zu verabreichende Zubereitung |
| AT413540B (de) | 2001-12-20 | 2006-03-15 | Erber Ag | Mikroorganismus, welcher ochratoxine sowie ochratoxine und zearalenone entgiftet, sowie verfahren und verwendung hiefür |
| US20050180964A1 (en) * | 2003-03-17 | 2005-08-18 | Puntenney Steven B. | Methods and compositions for the inhibition of growth of infectious Aspergillus fumigatus and other mycotic organisms in the gut of mammalian and avian species |
| US20050106267A1 (en) | 2003-10-20 | 2005-05-19 | Framework Therapeutics, Llc | Zeolite molecular sieves for the removal of toxins |
| US20050220846A1 (en) | 2004-04-05 | 2005-10-06 | Puntenney Steven B | Use of beta-1,3 (4)-endoglucanohydrolase, beta-1,3 (4) glucan, diatomaceous earth, mineral clay and glucomannan to augment immune function |
| JP4945101B2 (ja) * | 2004-08-27 | 2012-06-06 | 黒崎白土工業株式会社 | クレアチニン及び尿酸吸着用経口投与吸着剤 |
| US20100080783A1 (en) * | 2004-11-22 | 2010-04-01 | Watson James B | Microbial feed additive |
| US20080095890A1 (en) * | 2004-11-22 | 2008-04-24 | Watson James B | Microbial feed additive |
| CN101208148A (zh) * | 2005-05-10 | 2008-06-25 | 苏德-化学股份公司 | 硅镁石用于霉菌毒素吸附的用途 |
| US8142798B2 (en) * | 2006-04-26 | 2012-03-27 | OmniGen Research, L.L.C. | Augmentation of titer for vaccination in animals |
| JP5146643B2 (ja) * | 2007-06-08 | 2013-02-20 | 黒崎白土工業株式会社 | 含窒素化合物の吸着特性に優れた経口投与吸着剤及びその製造方法 |
| EA200901471A1 (ru) * | 2008-12-29 | 2010-12-30 | Ооо "Промфермент" | Способы и составы для обезвреживания кормов, содержащих микотоксины, распространённые в северных и южных широтах |
| PT2279787E (pt) | 2009-06-29 | 2012-10-18 | Adiveter S L | Adsorvente de micotoxina |
| MY153040A (en) | 2009-08-27 | 2014-12-31 | Alltech Inc | Synthetic mycotoxin adsorbents and methods of making and utilizing the same |
| JP5723254B2 (ja) * | 2011-10-28 | 2015-05-27 | 水澤化学工業株式会社 | カビ毒吸着剤 |
| JP5918104B2 (ja) * | 2012-10-24 | 2016-05-18 | 水澤化学工業株式会社 | カビ毒吸着剤 |
| US10131866B2 (en) | 2013-02-21 | 2018-11-20 | Direvo Industrial Biotechnology Gmbh | Mycotoxin-binders |
| PL3110437T3 (pl) | 2014-02-12 | 2018-04-30 | Omnigen Research, Llc | Kompozycja i sposób wspomagania obniżania poziomu stresu cieplnego u zwierząt |
| US10058568B2 (en) * | 2015-05-21 | 2018-08-28 | Special Nutrients, Inc. | Toxin binding system |
| US10729127B2 (en) * | 2015-05-21 | 2020-08-04 | Special Nutrients, Llc | Rodenticide binding system |
| EP3370732A1 (en) * | 2015-11-02 | 2018-09-12 | Mycotox Solutions Inc. | Aptamers for mycotoxin detoxification |
| PL419275A1 (pl) | 2016-10-27 | 2018-05-07 | Ciech R&D Spółka Z Ograniczoną Odpowiedzialnością | Haloizyt do stosowania jako dodatek paszowy oraz sposób zwiększania wzrostu, żywotności i wydajności drobiu |
| EP3840590A4 (en) * | 2018-08-20 | 2022-05-18 | Texas A&M University | EDIBLE ENTEROSORBENT USED TO RELIEVE ACUTE EXPOSURES TO SWALLOWABLE ENVIRONMENTAL TOXINS FOLLOWING OUTBREAKS, NATURAL DISASTERS AND EMERGENCIES |
| CN109364885B (zh) * | 2018-11-24 | 2021-03-12 | 烟台大学 | 羧甲基纤维素钠-胶原-蒙脱土复合黄曲霉菌吸附材料的制备方法 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3687680A (en) * | 1970-08-04 | 1972-08-29 | Bio Med Research Corp | Animal feed containing mortmorillonite clay |
| JPS594140B2 (ja) * | 1979-06-19 | 1984-01-27 | 株式会社三英商会 | 体育館等に於ける支柱保持用床金具の開閉装置 |
| JPS5611758A (en) * | 1979-07-11 | 1981-02-05 | Nippon Carbide Ind Co Ltd | Additive for promoting growth of pig |
| US4717699A (en) * | 1986-01-02 | 1988-01-05 | American Colloid Company | Process for acid treating clay for improved filtration |
| CN1027419C (zh) * | 1990-08-08 | 1995-01-18 | 李久成 | 醋酸钙的制备方法及用途 |
| US5192547A (en) * | 1990-10-01 | 1993-03-09 | Engelhard Corporation | Animal feed containing selected montmorillonite clay as additive and method for selecting the clay |
| US5149549A (en) * | 1990-11-21 | 1992-09-22 | American Colloid Company | Method and composition for achieving animal weight gain with mycotoxin-contaminated animal food |
-
1995
- 1995-01-13 US US08/372,442 patent/US5639492A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-12-18 ZA ZA9510750A patent/ZA9510750B/xx unknown
- 1995-12-18 CA CA002165574A patent/CA2165574A1/en not_active Abandoned
-
1996
- 1996-01-08 EP EP96300141A patent/EP0721741A1/en not_active Withdrawn
- 1996-01-12 BR BR9600074A patent/BR9600074A/pt active Search and Examination
- 1996-01-12 AU AU40958/96A patent/AU693965B2/en not_active Ceased
- 1996-01-13 CN CN96104323A patent/CN1134236A/zh active Pending
- 1996-01-16 JP JP8004607A patent/JP2672941B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| AU693965B2 (en) | 1998-07-09 |
| BR9600074A (pt) | 1998-01-27 |
| EP0721741A1 (en) | 1996-07-17 |
| CN1134236A (zh) | 1996-10-30 |
| ZA9510750B (en) | 1996-06-21 |
| CA2165574A1 (en) | 1996-07-14 |
| US5639492A (en) | 1997-06-17 |
| JPH08228693A (ja) | 1996-09-10 |
| AU4095896A (en) | 1996-07-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2672941B2 (ja) | 汚染された動物用食餌で体重を増加させる方法及び組成物 | |
| AU732047B2 (en) | Compositions for removal of mycotoxins from feed | |
| Ramos et al. | Prevention of aflatoxicosis in farm animals by means of hydrated sodium calcium aluminosilicate addition to feedstuffs: a review | |
| US5165946A (en) | Animal feed additive and method for inactivating mycotoxins present in animal feeds | |
| US8257774B2 (en) | Mycotoxin adsorbent | |
| Barrientos-Velázquez et al. | The effects of pH, pepsin, exchange cation, and vitamins on aflatoxin adsorption on smectite in simulated gastric fluids | |
| AU659796B2 (en) | Animal feed additive and method for inactivating mycotoxins present in animal feeds | |
| EP1871179A1 (en) | Animal feed compositions capable of reducing the incidence of fescue toxicosis in mammals | |
| US10721950B2 (en) | Process for removal of mycotoxins from insoluble plant-derived protein | |
| WO2003077673A1 (fr) | Procede de production d'un additif alimentaire adsorbant la mycotoxine dans l'alimentation animale | |
| EP3264915B1 (en) | Feed composition comprising edible-oil-processing spent bleaching earth | |
| RU2745708C1 (ru) | Композиция, адсорбирующая микотоксин, и ее применение | |
| Jans et al. | Mycotoxin reduction in animal diets | |
| Smith et al. | Prevention and control of animal feed contamination by mycotoxins and reduction of their adverse effects in livestock | |
| CN111629603A (zh) | 用于动物营养的尿素补充剂 | |
| Newman | The biochemistry behind esterified glucomannans-titrating mycotoxins out of the diet. | |
| Bruerton | Finding practical solutions to mycotoxins in commercial production: a nutritionist's perspective. | |
| AU2022277989B2 (en) | Composition for use in the treatment and/or prevention of mycotoxic disease | |
| RU2721795C1 (ru) | Состав и способ получения биокомпозитной кормовой добавки для сельскохозяйственных животных и птицы | |
| Alam | Evaluating and Enhancing Smectite’s Efficiency in Removing Aflatoxins from Corn Fermentation Solution | |
| Reshetnichenko et al. | EFFICIENCY OF MYCOTOXIN SORPTION IN VITRO | |
| GB2607020A (en) | Composition for use in the treatment and/or prevention of mycotoxic disease | |
| PL240396B1 (pl) | Premiks do pasz oraz pasza dla zwierząt | |
| IL99387A (en) | Animal feed additives containing mycotoxin inactivating agents |