JP2672935B2 - 磁気光学記憶素子 - Google Patents
磁気光学記憶素子Info
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- JP2672935B2 JP2672935B2 JP5332555A JP33255593A JP2672935B2 JP 2672935 B2 JP2672935 B2 JP 2672935B2 JP 5332555 A JP5332555 A JP 5332555A JP 33255593 A JP33255593 A JP 33255593A JP 2672935 B2 JP2672935 B2 JP 2672935B2
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- thin film
- film
- magneto
- optical storage
- reflected
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は反射光を用いて、情報の
再生を行なう磁気光学記憶素子に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、高密度、大容量、高速アクセス等
種々の要求を満足し得る光メモリ装置の研究開発が活発
に推進されており、各種光メモリ装置のうちでも、特
に、記憶材料として種々の垂直磁化膜を有するものを用
いた磁気光学記憶素子は情報の書き換えが可能であるこ
とから、注目されている。 【0003】しかし、以上の利点を有する磁気光学記憶
素子は、再生信号レベルが低いという欠点があり、特に
磁気光学記憶素子からの反射光を利用して情報の再生を
行なうカー効果再生方式においては、カー回転角が小さ
いためS/N比を高めることが困難である。なお、直線
偏光が磁性体によって反射されるとき反射光の偏光面が
回転する現象がカー効果であり、磁性体を通過するとき
偏光面が回転する現象がファラデー効果である(「岩波
理化学辞典」株式会社岩波書店1971年(昭和46
年)5月20日第3版発行、第236頁及び第1120
頁乃至第1121頁参照)。 【0004】カー効果再生方式を用いる上述の磁気光学
記憶素子としては、記憶材料として希土類と遷移金属と
から成るアモルファス磁性体合金の一種であるGdCo
の、垂直磁気異方性を呈するアモルファス膜を用いるも
のが知られている(特開昭54−121719号公報参
照)。この記録媒体は、記録感度が高い、高密度記録が
できる、粒界がないので媒体雑音が低い等の長所を有す
るが、依然としてカー回転角が小さいという上述の短所
を有している。 【0005】S/N比を高めるためには、例えば記録媒
体上に誘電体膜を形成し、誘電体膜内での多重反射と干
渉によりカー回転角のエンハンスメント(増加)を生じ
させればよく、具体的には、MnBi製の厚みが100
0オングストロームの磁性膜上に厚みが1600オング
ストローム未満のSiO製の誘電体膜を形成して、カー
回転角を0.7度から3.6度に増強させたことができ
たと報告されている(ジャーナル・オブ・アプライド・
フィジックス誌(Journal of Applied Physics)第45
巻第8号、1974年(昭和49年)8月号、第364
3頁乃至第3648頁参照)。 【0006】しかし、この場合には反射光量が誘電体膜
を形成しない場合の57%から、誘電体膜を形成した場
合には10%に激減するため、カー回転角を約5倍に増
強させたにも拘わらず、S/N比は2倍となるのみであ
る。なおS/N比は反射光量の平方根に比例し、且つカ
ー回転角に比例する。 【0007】前記MnBi製の磁性膜以外の磁性膜を用
いた場合においても、該磁性膜上に誘電体膜を適当な厚
さで形成することによって、同様にカー回転角を増加さ
せることが可能であるが、カー回転角が増加する誘電体
の膜厚は、反射率を減少させる膜厚、即ち反射防止膜と
しての厚みであり、S/N比の大きな増大は望み得な
い。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、反射率を激
減させることなくカー回転角を増加させ得るようにして
S/N比を改善するものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の磁気光学記憶素子は、基板と、該基板の
上に形成された情報再生用の光に対して充分な反射率を
有するAl(アルミニウム)の反射膜と、該反射膜の上
に形成された希土類と遷移金属とから成るアモルファス
垂直磁化薄膜と、該垂直磁化薄膜の上に形成された保護
膜とを具備しており、該垂直磁化薄膜の厚みは情報再生
用の光が該垂直磁化薄膜によって反射された反射光と該
垂直磁化薄膜を通り抜け該金属薄膜のところで反射した
反射光とが合わさって、再生光についてカー回転角の増
加がもたらされる。 【0010】 【実施例】第1図は、本発明の磁気光学記憶素子の一実
施例を示す概略的な側面図である。 【0011】まず、ガラス、合成樹脂等製の基板1の上
面に、反射膜として作用するAu製の蒸着膜2を形成
し、該蒸着膜2の上面にGdTbFe、GdDyFe、
TbFe、DyTbFe等の希土類と遷移金属から成
り、垂直磁気異方性を有するアモルファスフェリ磁性体
製の薄膜3を形成し、更に該薄膜3上に誘電体の保護膜
4を形成している。例えば、保護膜4として厚さ約10
00オングストロームのSiO2製の膜を用い、磁性体
製の薄膜3として約400オングストロームのTbDy
Feの薄膜を用いた場合には、反射膜2の有無に拘わら
ず反射率は30%と殆ど変化せず、しかもカー回転角は
反射膜2を形成することにより0.15度から0.5度
へと増加した。これは情報信号の再生に際して、垂直に
入射する情報再生用の光がTbDyFeの薄膜3の表面
から反射することによりカー回転を受けた反射光に、T
bDyFe薄膜を通り抜けて反射膜2のところで反射
し、ファラデー回転を受けた反射光とが合わさることに
よる。本発明では、上述のAu製の反射膜の代わりにA
l(アルミニウム)製の反射膜を用いる。Au、Alい
ずれの反射膜を用いてもカー回転角の増加に関する作用
効果は同じにすることができるが、Alの方がその上の
希土類と遷移金属から成る磁性体薄膜との密着性がAu
よりもよいし、その他にAlの方がAgの反射膜を用い
る場合よりも密着性がよい。さらにまた、希土類と遷移
金属という本願発明の垂直磁化薄膜に限らず、一般の金
属薄膜においても、膜厚(数百オングストローム程度
に)をコンスタントに再現性良くコントロールすること
は非常に難しいのであるが、このアルミニウムを反射膜
として用いた場合には、上記のような磁化薄膜の膜厚が
ばらついた場合でもカー回転角が殆ど変化しないとい
う、さらに優れた特徴を有する。 【0012】第2図は本発明に係る磁気光学記憶素子の
他の実施例を示す概略的な側面図であり、ガラス、合成
樹脂等製の基板1の上面に希土類と遷移金属から成り、
垂直磁気異方性を有するアモルファスフェリ磁性体製の
薄膜3を形成し、更に該薄膜3上に反射膜として作用す
るAl製の反射膜2を形成している。例えば基板1とし
てコーニングマイクロシートを用い、薄膜3として約4
00オングストロームのTbDyFeを用いた場合に
は、Al製の蒸着膜2の有無に拘わらず反射率は30%
と殆ど変化せず、カー回転角は、反射膜2を形成するこ
とにより約3倍の0.5度に増加した。 【0013】第3図は本発明に係る磁気光学記憶素子の
更に別の実施例を示す概略的な側面図であり、基板1の
上下両面に反射膜として作用するAl製の蒸着膜2、2
を形成し、更に該各反射膜2、2に希土類と遷移金属か
ら成り、垂直磁気異方性を有するアモルファスフェリ磁
性体製の薄膜3、3を形成し、更には該薄膜3、3に保
護膜4、4を夫々形成している。即ち、第2図に示すも
のは、第1図に示した磁気光学記憶素子の2個を反射膜
2が内側に対向するように配設構成したものである。 【0014】このように構成することにより基板1の上
下両面から情報の再生を行なうことができ、記憶容量が
倍増する。 【0015】この場合は、従来S/N比の点から両面使
用が理論上においてのみ可能であり、実用化されていな
かったのに対し、両面使用の実用化をなし得るという効
果を奏する。 【0016】本発明は、以上の実施例に限定されるもの
ではなく、磁性体製の薄膜としてSm、Eu、Gd、T
b、Dy、Ho、Er等希土類とFe、Co、Ni等遷
移金属とを種々の組成で混合した他のアモルファス磁性
体の垂直磁化薄膜が使用可能である。また、更には保護
膜としてアクリル、ポリカーボネートCR−39等製の
樹脂が使用可能であり、該保護膜の接着には紫外線硬化
剤等を用いることができる。なお、希土類と遷移金属と
から成る磁性薄膜を構成する希土類と遷移金属の両者は
金属であり(特開昭54−121719号公報参照)、
金属の属性として光吸収性を有し、その磁性薄膜の厚み
が増大すると、その透過光は途中で実質的に吸収されて
しまい、磁性薄膜の一方の側に設けた反射膜は、情報再
生用の光に対して充分な反射率を有するというその作用
を呈することがなくなる。 【0017】また、第1図にも示すように、保護膜とし
てSiO2 等の誘電体膜を用い、本発明によるカー回転
角の増加、S/N比増加の効果と誘電体膜によるカー回
転角の増加、S/N比増加の効果との相乗効果を狙うこ
とも可能である。 【0018】更に、本発明に係る磁気光学記憶素子は、
磁気円板状に限定されるものではなく、ドラム状、テー
プ状、シート状等の適宜形状に形成することができる。 【0019】 【発明の効果】再生光の反射率を激減させることなくカ
ー回転角を増加させて、S/N比の大幅な向上を図るこ
とができる。
再生を行なう磁気光学記憶素子に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、高密度、大容量、高速アクセス等
種々の要求を満足し得る光メモリ装置の研究開発が活発
に推進されており、各種光メモリ装置のうちでも、特
に、記憶材料として種々の垂直磁化膜を有するものを用
いた磁気光学記憶素子は情報の書き換えが可能であるこ
とから、注目されている。 【0003】しかし、以上の利点を有する磁気光学記憶
素子は、再生信号レベルが低いという欠点があり、特に
磁気光学記憶素子からの反射光を利用して情報の再生を
行なうカー効果再生方式においては、カー回転角が小さ
いためS/N比を高めることが困難である。なお、直線
偏光が磁性体によって反射されるとき反射光の偏光面が
回転する現象がカー効果であり、磁性体を通過するとき
偏光面が回転する現象がファラデー効果である(「岩波
理化学辞典」株式会社岩波書店1971年(昭和46
年)5月20日第3版発行、第236頁及び第1120
頁乃至第1121頁参照)。 【0004】カー効果再生方式を用いる上述の磁気光学
記憶素子としては、記憶材料として希土類と遷移金属と
から成るアモルファス磁性体合金の一種であるGdCo
の、垂直磁気異方性を呈するアモルファス膜を用いるも
のが知られている(特開昭54−121719号公報参
照)。この記録媒体は、記録感度が高い、高密度記録が
できる、粒界がないので媒体雑音が低い等の長所を有す
るが、依然としてカー回転角が小さいという上述の短所
を有している。 【0005】S/N比を高めるためには、例えば記録媒
体上に誘電体膜を形成し、誘電体膜内での多重反射と干
渉によりカー回転角のエンハンスメント(増加)を生じ
させればよく、具体的には、MnBi製の厚みが100
0オングストロームの磁性膜上に厚みが1600オング
ストローム未満のSiO製の誘電体膜を形成して、カー
回転角を0.7度から3.6度に増強させたことができ
たと報告されている(ジャーナル・オブ・アプライド・
フィジックス誌(Journal of Applied Physics)第45
巻第8号、1974年(昭和49年)8月号、第364
3頁乃至第3648頁参照)。 【0006】しかし、この場合には反射光量が誘電体膜
を形成しない場合の57%から、誘電体膜を形成した場
合には10%に激減するため、カー回転角を約5倍に増
強させたにも拘わらず、S/N比は2倍となるのみであ
る。なおS/N比は反射光量の平方根に比例し、且つカ
ー回転角に比例する。 【0007】前記MnBi製の磁性膜以外の磁性膜を用
いた場合においても、該磁性膜上に誘電体膜を適当な厚
さで形成することによって、同様にカー回転角を増加さ
せることが可能であるが、カー回転角が増加する誘電体
の膜厚は、反射率を減少させる膜厚、即ち反射防止膜と
しての厚みであり、S/N比の大きな増大は望み得な
い。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、反射率を激
減させることなくカー回転角を増加させ得るようにして
S/N比を改善するものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の磁気光学記憶素子は、基板と、該基板の
上に形成された情報再生用の光に対して充分な反射率を
有するAl(アルミニウム)の反射膜と、該反射膜の上
に形成された希土類と遷移金属とから成るアモルファス
垂直磁化薄膜と、該垂直磁化薄膜の上に形成された保護
膜とを具備しており、該垂直磁化薄膜の厚みは情報再生
用の光が該垂直磁化薄膜によって反射された反射光と該
垂直磁化薄膜を通り抜け該金属薄膜のところで反射した
反射光とが合わさって、再生光についてカー回転角の増
加がもたらされる。 【0010】 【実施例】第1図は、本発明の磁気光学記憶素子の一実
施例を示す概略的な側面図である。 【0011】まず、ガラス、合成樹脂等製の基板1の上
面に、反射膜として作用するAu製の蒸着膜2を形成
し、該蒸着膜2の上面にGdTbFe、GdDyFe、
TbFe、DyTbFe等の希土類と遷移金属から成
り、垂直磁気異方性を有するアモルファスフェリ磁性体
製の薄膜3を形成し、更に該薄膜3上に誘電体の保護膜
4を形成している。例えば、保護膜4として厚さ約10
00オングストロームのSiO2製の膜を用い、磁性体
製の薄膜3として約400オングストロームのTbDy
Feの薄膜を用いた場合には、反射膜2の有無に拘わら
ず反射率は30%と殆ど変化せず、しかもカー回転角は
反射膜2を形成することにより0.15度から0.5度
へと増加した。これは情報信号の再生に際して、垂直に
入射する情報再生用の光がTbDyFeの薄膜3の表面
から反射することによりカー回転を受けた反射光に、T
bDyFe薄膜を通り抜けて反射膜2のところで反射
し、ファラデー回転を受けた反射光とが合わさることに
よる。本発明では、上述のAu製の反射膜の代わりにA
l(アルミニウム)製の反射膜を用いる。Au、Alい
ずれの反射膜を用いてもカー回転角の増加に関する作用
効果は同じにすることができるが、Alの方がその上の
希土類と遷移金属から成る磁性体薄膜との密着性がAu
よりもよいし、その他にAlの方がAgの反射膜を用い
る場合よりも密着性がよい。さらにまた、希土類と遷移
金属という本願発明の垂直磁化薄膜に限らず、一般の金
属薄膜においても、膜厚(数百オングストローム程度
に)をコンスタントに再現性良くコントロールすること
は非常に難しいのであるが、このアルミニウムを反射膜
として用いた場合には、上記のような磁化薄膜の膜厚が
ばらついた場合でもカー回転角が殆ど変化しないとい
う、さらに優れた特徴を有する。 【0012】第2図は本発明に係る磁気光学記憶素子の
他の実施例を示す概略的な側面図であり、ガラス、合成
樹脂等製の基板1の上面に希土類と遷移金属から成り、
垂直磁気異方性を有するアモルファスフェリ磁性体製の
薄膜3を形成し、更に該薄膜3上に反射膜として作用す
るAl製の反射膜2を形成している。例えば基板1とし
てコーニングマイクロシートを用い、薄膜3として約4
00オングストロームのTbDyFeを用いた場合に
は、Al製の蒸着膜2の有無に拘わらず反射率は30%
と殆ど変化せず、カー回転角は、反射膜2を形成するこ
とにより約3倍の0.5度に増加した。 【0013】第3図は本発明に係る磁気光学記憶素子の
更に別の実施例を示す概略的な側面図であり、基板1の
上下両面に反射膜として作用するAl製の蒸着膜2、2
を形成し、更に該各反射膜2、2に希土類と遷移金属か
ら成り、垂直磁気異方性を有するアモルファスフェリ磁
性体製の薄膜3、3を形成し、更には該薄膜3、3に保
護膜4、4を夫々形成している。即ち、第2図に示すも
のは、第1図に示した磁気光学記憶素子の2個を反射膜
2が内側に対向するように配設構成したものである。 【0014】このように構成することにより基板1の上
下両面から情報の再生を行なうことができ、記憶容量が
倍増する。 【0015】この場合は、従来S/N比の点から両面使
用が理論上においてのみ可能であり、実用化されていな
かったのに対し、両面使用の実用化をなし得るという効
果を奏する。 【0016】本発明は、以上の実施例に限定されるもの
ではなく、磁性体製の薄膜としてSm、Eu、Gd、T
b、Dy、Ho、Er等希土類とFe、Co、Ni等遷
移金属とを種々の組成で混合した他のアモルファス磁性
体の垂直磁化薄膜が使用可能である。また、更には保護
膜としてアクリル、ポリカーボネートCR−39等製の
樹脂が使用可能であり、該保護膜の接着には紫外線硬化
剤等を用いることができる。なお、希土類と遷移金属と
から成る磁性薄膜を構成する希土類と遷移金属の両者は
金属であり(特開昭54−121719号公報参照)、
金属の属性として光吸収性を有し、その磁性薄膜の厚み
が増大すると、その透過光は途中で実質的に吸収されて
しまい、磁性薄膜の一方の側に設けた反射膜は、情報再
生用の光に対して充分な反射率を有するというその作用
を呈することがなくなる。 【0017】また、第1図にも示すように、保護膜とし
てSiO2 等の誘電体膜を用い、本発明によるカー回転
角の増加、S/N比増加の効果と誘電体膜によるカー回
転角の増加、S/N比増加の効果との相乗効果を狙うこ
とも可能である。 【0018】更に、本発明に係る磁気光学記憶素子は、
磁気円板状に限定されるものではなく、ドラム状、テー
プ状、シート状等の適宜形状に形成することができる。 【0019】 【発明の効果】再生光の反射率を激減させることなくカ
ー回転角を増加させて、S/N比の大幅な向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気光学記憶素子の一実施例を示す概略的な側
面図である。 【図2】磁気光学記憶素子の他の実施例を示す概略的な
側面図である。 【図3】磁気光学記憶素子の更に別の実施例を示す概略
的な側面図である。 【符号の説明】 1 基板 2 反射膜 3 磁性薄膜 4 誘電体膜
面図である。 【図2】磁気光学記憶素子の他の実施例を示す概略的な
側面図である。 【図3】磁気光学記憶素子の更に別の実施例を示す概略
的な側面図である。 【符号の説明】 1 基板 2 反射膜 3 磁性薄膜 4 誘電体膜
フロントページの続き
(72)発明者 出口 敏久
大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号
シャープ株式会社内
(56)参考文献 特開 昭52−113733(JP,A)
特開 昭50−139719(JP,A)
特開 昭54−89704(JP,A)
特開 昭52−135613(JP,A)
特公 昭40−2619(JP,B1)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.反射光を用いて情報の再生を行なう磁気光学記憶素
子であって、基板と、該基板の上に形成されたアルミニ
ウムの反射膜と、該反射膜の上に形成された希土類と遷
移金属とから成るアモルファス垂直磁化薄膜と、該垂直
磁化薄膜の上に形成された保護膜とを具備し、該垂直磁
化薄膜の厚みは情報再生用の光が該垂直磁化薄膜によっ
て反射された反射光と該垂直磁化薄膜を通り抜け該金属
膜のところで反射した反射光とが合わさって、再生光に
ついてカー回転角の増加がもたらされものであることを
特徴とする磁気光学記憶素子。 2.希土類と遷移金属とから成るアモルファス垂直磁化
薄膜と、該垂直磁化薄膜の一方の側に設けられたアルミ
ニウムの反射膜と、該垂直磁化薄膜の他方の側に設けら
れた保護膜とを具備する第1及び第2の組の磁気光学記
憶素子を具備し、該第1及び第2の組の磁気光学記憶素
子のそれぞれの該垂直磁化薄膜の厚みは情報再生用の光
が該垂直磁化薄膜によって反射された反射光と該垂直磁
化薄膜を通り抜け該反射膜のところで反射した反射光と
が合わさって、再生光についてカー回転角の増加がもた
らされものであり、該第1及び第2の組の磁気光学記憶
素子は更に該反射膜を内側にして組み合わせて設けられ
ていることを特徴とする両面型の磁気光学記憶素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5332555A JP2672935B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 磁気光学記憶素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5332555A JP2672935B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 磁気光学記憶素子 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23155384A Division JPS60131660A (ja) | 1984-11-01 | 1984-11-01 | 磁気光学記憶素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06282891A JPH06282891A (ja) | 1994-10-07 |
JP2672935B2 true JP2672935B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=18256236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5332555A Expired - Lifetime JP2672935B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 磁気光学記憶素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2672935B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50139719A (ja) * | 1974-04-26 | 1975-11-08 | ||
AU511031B2 (en) * | 1976-03-19 | 1980-07-24 | Rca Corp. | Ablative optical recording medium |
JPS52135613A (en) * | 1976-05-10 | 1977-11-12 | Sony Corp | Information recording media |
NL7713710A (nl) * | 1977-12-12 | 1979-06-14 | Philips Nv | Schijfvormige informatiedrager met afdeklagen. |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP5332555A patent/JP2672935B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06282891A (ja) | 1994-10-07 |
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