JP2672638B2 - 空気調和機の除湿装置 - Google Patents

空気調和機の除湿装置

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充則 松原
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/02Compressor control
    • F25B2600/021Inverters therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は分離形冷房機の室内機側の温水コイルを組込
んだ空気調和機における除湿運転制御装置に関するもの
である。
従来の技術 従来、室外機と室内機とを冷媒配管で接続し、冷凍サ
イクルを構成した冷房機であって、前記室内機側に冷房
用の室内熱交換器と、前記室内機にボイラーと接続した
温水コイルを組込む形態の空気調和機は、第3図に示す
ような構成となっている。すなわち、室外機8に、圧縮
機1と、凝縮器2と、この凝縮器2の熱交換用の送風機
4とを備え、前記凝縮器2より減圧機構となるキャピラ
リーチューブ3を接続するとともに、冷媒配管5を介し
て、室内機14内の蒸発器6を接続し、さらにアキューム
レータ7に接続されている。前記蒸発器6の風下側には
ボイラー13と配管15と接続された温水コイル12を設け、
前記蒸発器6と前記温水コイル12用の室内送風機10が設
けられている。こうして従来は構成され、冷房時は蒸発
器6により冷房が行なわれ、暖房はボイラー13より配管
15を通して温水コイル12に高温水を通水して暖房を行な
うようにしていた。
一方、室内の除湿運転を行なうときは、冷凍サイク
ル、すなわち蒸発器6に冷媒を流しながら、室内送風機
10を微風運転しながら顕熱比の低い冷房運転を行ない、
除湿運転を行なうものであった。
発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、除湿運転時に、室内送風
機を微風運転することによって室内空気の除湿を行なう
が、実質的には、顕熱比の低い冷房運転であるため、吹
出空気温度は吸込空気温度に比べると、かなり低いた
め、除湿の冷風感が伴い、部屋の温度も下がってしまう
という課題を有していた。また部屋の負荷が低いにもか
かわらず、圧縮機が一定周波数でしか回転しないため、
消費電力が大きくなりランニングコストも通常の冷房運
転と同じ消費電力となり、不経済運転になるという課題
を有していた。
本発明はこうした課題を解決するもので、除湿運転時
の快適性向上と、ランニングコストの低減を図ることを
目的とするものである。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、室外機にインバ
ータ圧縮機と、室外送風機によって熱交換される凝縮器
と、電動膨張弁とを設け、室内機側に室内送風機により
熱交換される蒸発器を設け、前記蒸発器と並列に温水コ
イルを前記室内機側に組込み、この温水コイルは流量制
御弁を介してボイラーと接続し、前記蒸発器の風上側に
吸込温度センサーと風下側に吹出温度センサーとを備
え、前記室内機のリモートコントロールスイッチより除
湿運転出力をすると、前記吸込温度センサーと吹出温度
センサーとにより温度検出回路を介して室内マイクロコ
ンピュータに入力され、この室内マイクロコンピュータ
よりボイラー側と、流量制御弁と、室内送風機との運転
出力するとともに、室外マイクロコンピュータに出力
し、前記室外マイクロコンピュータより電動膨張弁およ
び室外送風機に出力するとともに、インバータパワー回
路に圧縮機駆動最低周波数電源を出力して前記インバー
タ圧縮機を制御し、前記流量制御弁を、前記吹出温度セ
ンサーと前記吸込温度センサーの温度差によって開閉
と、除湿または暖房ぎみ除湿に制御するようにしたもの
である。
作用 この構成によりモートコントロールスイッチより除湿
運転指令を出力すると、室内マイクロコンピュータより
室内送風機とボイラーとを運転し、一方吹出温度センサ
ーと吸込温度センサーにより温度検出回路を介して、前
記室内マイクロコンピュータに入力され、この室内マイ
クロコンピュータより室外マイクロコンピュータに出力
して、インバータパワー回路で圧縮機最低駆動周波数電
源をインバータ圧縮機に出力するとともに、室外送風機
と、電動膨張弁に出力し、この電動膨張弁の開度を制御
し、さらには前記室内マイクロコンピュータより出力さ
れた流量制御弁を制御して、低湿度,常温空気となって
除湿されることとなる。
実 施 例 以下本発明による一実施例を第1図および第2図にも
とずいて説明する。第1図において、室外機34にはイン
バータ圧縮機20と凝縮器21と電動膨張弁24とアキューム
レータ25が室外機34内で順次連接され、室外送風機23に
よって前記凝縮器21での凝縮が促進される。また、冷媒
配管22を介して室内機33に備えられた蒸発器27と接続さ
れるとともに、ボイラー35と配管30を介して接続された
温水コイル28が並列に設けられ、かつ室内送風機29を設
けている。前記配管30の往管の途中には温水の流量を比
例制御する流量制御弁32が設けられている。前記蒸発器
27の風上側には、室温を検出する吸込温度センサー26
が、また前記温水コイル28の風下側には冷房時の蒸発器
27から吹出す空気温度と、暖房時の温水コイル28から吹
出す温度とを検出する吹出温度センサー31とが設けられ
ている、次に第2図においては、リモートコントロール
スイッチ(以後リモコンと称す)36が、室内機33側の室
内マイクロコンピュータ(以後室内マイコンと称す)38
に接続されている。また前記吸込温度センサー26と、前
記吹出温度センサー31で検出された温度を温度検出回路
37に情報出力して、室内マイコン38に入力される。この
室内マイコン38より室外マイクロコンピュータ(以後室
内マイコンと称す)39に出力し、この室外マイコン39よ
りインバータパワー回路40に出力して圧縮機20の制御
と、電動膨張弁24と室外送風機22の制御を行う。
上記構成において、使用者がリモコン36の操作により
除湿運転命令を出した場合、前記吸込温度センサー26と
温度検出回路37からの情報が送られ、かつ吸込温度セン
サー26によるサーモONの場合は、室内マイコン38から室
外マイコン39へ除湿運転信号を送り、室外マイコン39は
室外送風機23をONし、インバータパワー回路40に圧縮機
駆動最低周波数命令を送り、インバータ圧縮機20に信号
出力する。そこで電動膨張弁24はその周波数に対応した
開度になるように、室外マイコン39より出力される。前
記インバータパワー回路40はインバータ圧縮機20を最低
周波数で運転するのである。さらに、室内マイコン38は
室内送風機29に出力して微風運転させる。そして蒸発器
27で冷媒が蒸発し、そのときに室内空気は熱交換され、
低湿度低温空気となり、温水コイル28,室内送風機29を
通って室内機33から室内へ吹出される。ここで吸込温度
と吹出温度を吸込温度センサ26と吹出温度センサ31で感
知し、温度検出回路37を通って室内マイコン38に入力さ
れると、ボイラー35に出力してボイラー35の運転を始め
るとともに、流量制御弁32に開閉命令を出力する。この
開閉命令は、吹出温度と吸込温度の温度差ΔT(吹出温
度−吸込温度)を算出し、その温度差ΔTに対応した開
度を流量制御弁32の現在開度に対して開くよう命令す
る。開いた流量制御弁32により、温水ボイラ35からの温
水がある流量だけ温水コイル28へ流れ、この温水コイル
28で前記蒸発器27で低湿度低温空気となった吹出空気を
さらに熱交換し、低湿度常温空気として、室内機33から
室内へ吹出す。すなわちこの温度差ΔTが0となるよう
に流量制御弁32の開度を変化させながら、蒸発器27より
吹出される低湿度低温空気を加熱し、除湿運転を行なう
のである。
この場合は、低湿度常温空気で吹出すことにより除湿
を行うのであるが、室内マイコン38に「暖房ぎみ除湿」
を備えれば、この命令がでたときは、吹出温度が多少高
くなるように、すなわち、温度差ΔTがプラスになるよ
うに流量制御弁32の開度を調節することも可能である。
発明の効果 前記実施例の説明より明らかなように本発明によれ
ば、除湿運転時に室内吸込空気温度と吹出空気温度を検
知し、蒸発器より吹出される温度を、温水コイルで加熱
して、同温度になるように流量制御弁により温水流量を
制御し、インバータ圧縮機は最低周波数で運転させるよ
うにしたものであるから、使用者は冷風感を感じること
なく、除湿運転が可能なため、快適性が向上し、またラ
ンニングコストも低減でき、経済的な運転が行なえる。
さらに日本海側等の冬期高湿度の地方においては、除湿
運転しながら暖房運転も行えるという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における空気調和機の除湿運
転を示す冷凍サイクル図、第2図は同空気調和機の除湿
装置の制御ブロック図、第3図は従来の空気調和機の除
湿運転時の冷凍サイクル図である。 20……インバータ圧縮機、21……凝縮器、23……室外送
風機、24……電動膨張弁、26……吸込温度センサー、27
……蒸発器、28……温水コイル、29……室内送風機、31
……吹出温度センサー、32……流量制御弁、33……室内
機、34……室外機、35……ボイラー、36……リモートコ
ントロールスイッチ、37……温度検出回路、38……室内
マイクロコンピュータ、39……室外マイクロコンピュー
タ、40……インバータパワー回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室外機側にインバータ圧縮機と、室外送風
    機によって熱交換される凝縮器と、電動膨張弁とを設
    け、室内機側に室内送風機により熱交換される蒸発器を
    設け、前記蒸発器と並列に温水コイルを前記室内機側に
    組込み、この温水コイルは流量制御弁を介してボイラー
    と接続し、前記蒸発器の風上側に吸込温度センサーと、
    風下側に吹出温度センサーとを備え、前記室内機のリモ
    ートコントロールスイッチより除湿運転出力をすると、
    前記吸込温度センサーと吹出温度センサーとにより温度
    検出回路を介して室内マイクロコンピュータに入力さ
    れ、この室内マイクロコンピュータよりボイラー側と、
    流量制御弁と、室内送風機とに運転出力するとともに、
    室外マイクロコンピュータに出力し、前記室外マイクロ
    コンピュータより電動膨張弁および室外送風機に出力す
    るとともに、インバータパワー回路に圧縮機駆動最低周
    波数電源を出力して前記インバータ圧縮機を制御し、前
    記流量制御弁を、前記吹出温度センサと前記吸込温度セ
    ンサの温度差によって開閉し、除湿または暖房ぎみ除湿
    状態に制御する空気調和機の除湿装置。
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